JP2022163289A - 熱転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写媒体から被転写体への転写時に非転写部を形成する際に、非転写部への中間転写媒体からの貼り付きがなく、非転写部の輪郭にバリのない被転写体を形成可能な熱転写シートを提供する。【解決手段】熱転写シート1は、樹脂フィルムからなる基材10と、基材の一方の面に設けられたマスキング層20とを備える。マスキング層は、ガラス転移点が150℃以上200℃以下のベース樹脂と、マスキング層の厚みの1%以上100%未満の粒径を有する第一フィラーと、マスキング層の厚みの100%以上1000%以下の粒径を有する第二フィラーとを有する。第一フィラーの質量と前記第二フィラーの質量との和は、ベース樹脂の質量の0.5%以上20%以下である。【選択図】図1

Description

本発明は熱転写記録方式のプリンターに使用される熱転写シートに関する。より詳しくは、中間転写記録方式に用いる熱転写シートに関し、特にICカードやクレジットカードなどの裏面に設けられているネームエリア(サインパネル)のような領域の上部に文字、画像など、あるいはシール、フィルム、シートおよび薄膜などの積層物を形成させない非転写部(中抜き部)を有する基材を転写先(被転写媒体)とする中間転写媒体の受容層に、転写形成可能かつ上記積層物の転写や積層を阻害するマスキング層を有する熱転写シートである。被転写媒体にマスキング層を転写形成し、さらに熱転写画像を形成(1次転写)後、被転写体に再転写を行った際の非転写部(中抜き部)にバリの発生や転写抜けを抑制できる熱転写シートに関する。
従来から、プラスチックカード基材上に印刷層と透明保護層を順次設けたクレジットカード、キャッシュカード、会員カード、ライセンスカード等において、カード面の一部に印刷層のない領域(中抜き)を設け、これを個人認証のためのカード保有者の自著欄(サインパネル)とすることが知られている。
上記のようなカードは、セキュリティレベルの高いICカードとなり、さらに個人毎の認証情報をカードに保持させて発行するため、特に可視あるいは光学読み取り可能な情報として、個人の顔画像、文字記号や二次元コードなどからなる光学情報、あるいはデザインなどをカード面へ形成するにあたり、昇華型あるいは溶融型のインク層を有する熱転写シートを用いた熱転写記録方法が用いられている。
この熱転写記録方法の中で、特に、連続転写性能や、画像形成を行う被転写体材質の汎用性、高信頼性の観点から、熱転写シートから中間転写媒体に1次転写を行い、さらに中間転写媒体から被転写体に2次転写を行う中間転写方式が広く利用されている。
しかし、中間転写媒体を用いた中間転写方式は、転写領域に非転写部(中抜き部)を形成することや複雑な形状を被転写体に再転写することについて問題を有していた。
例えば、図6に示すようなICカード110のサインパネル111やIC接触端子112のように、中間転写媒体が2次転写されるべきではない部分に転写されて貼り付いてしまう貼り付き115や、貼り付かずに当該部分にはみ出すバリ116が発生した場合、サインパネル111の筆記性が著しく低下したり、IC接触端子112の接触不良を起こしたりするなどの問題を生じる。
そこで、バリ等の発生がなく、安定的かつ正確に非転写部を形成でき、2次転写を良好に行える熱転写シートが望まれている。
中間転写媒体を用いた転写において、非転写部を有する形状を転写するための技術が提案されている。特許文献1では、アクリル樹脂を用いたマスキング層を有する熱転写シートを提案している。中間転写媒体に転写した画像上にさらにマスキング層を転写してその一部を覆うと、中間転写媒体から被転写体への転写時にマスキング層が転写を阻害する。これにより、マスキング層を転写した部分を非転写部とすることができる。
特許文献2では、マスキング層の代わりにピールオフ層を熱転写シートに設け、非転写部となる部分にあたる中間転写媒体の受容層を1次転写時に予め取り除くことで非転写部を形成可能な熱転写シートを提案している。
特開2002-254839号公報 特開2003-326865号公報
発明者らは、特許文献1に記載の熱転写シートを使用しても、中抜きしようとする部位に中間転写媒体が貼り付いてしまうことがあること、特許文献2に記載の熱転写シートでは、受容層をピールオフ層側に取り除く際に、受容層のバリを生じやすく、本来中間転写媒体が転写されるべき領域まで転写されなくなるデメリットが生じやすいことを検討により見出した。
発明者らは、これを防ぐために種々の検討を行い、本発明を完成させた。
本発明は、中間転写媒体を用いた熱転写画像形成に使用する熱転写シートにおいて、中間転写媒体から被転写体への転写時に非転写部を形成する際に、非転写部への中間転写媒体からの貼り付きがなく、非転写部の輪郭にバリのない被転写体を形成可能な熱転写シートを提供することを目的とする。
本発明は、樹脂フィルムからなる基材と、基材の一方の面に設けられたマスキング層とを備える熱転写シートである。
マスキング層は、ガラス転移点が150℃以上200℃以下のベース樹脂と、マスキング層の厚みの1%以上100%未満の粒径を有する第一フィラーと、マスキング層の厚みの100%以上1000%以下の粒径を有する第二フィラーとを有する。
第一フィラーの質量と前記第二フィラーの質量との和は、ベース樹脂の質量の0.5%以上20%以下である。
本発明によれば、中間転写媒体から被転写体への転写時に非転写部を形成する際に、非転写部への中間転写媒体からの貼り付きがなく、非転写部の輪郭にバリのない被転写体を形成可能な熱転写シートを提供できる。
(a)および(b)は、本発明の第一実施形態に係る熱転写シートを示す模式断面図である。 (a)は本発明の第二実施形態に係る熱転写シートを示す模式平面図、(b)は模式断面図である。 (a)は同熱転写シートの他の例を示す模式平面図、(b)は模式断面図である。 (a)および(b)は、中間転写媒体の例を示す模式図である。 (a)から(d)は、本発明に係る熱転写シートを用いた中抜き転写の流れを示す模式図である。 貼り付きおよびバリの例を示す模式図である。
本発明の第一実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る熱転写シート1の模式断面図である。熱転写シート1は、基材10と、基材10上に形成されたマスキング層20とを備えている。
(基材)
基材10としては、従来の熱転写シートに使用されている基材を用いることができ、特に限定されるものではない。好ましい基材10の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、セロファン、アセテート、ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリビニルアルコール、芳香族ポリアミド、アラミド、ポリスチレン等の合成樹脂のフィルム、およびコンデンサー紙、パラフィン紙などの紙類等を単独、又は組み合わされた複合体などが使用可能である。基材10の厚さは、その強度及び耐熱性等が適切になるように、材料に応じて適宜選択することができるが、通常は2μm以上50μm以下の範囲のものが使用でき、転写適性や加工性等のハンドリング性を考慮すると、2μm以上9μm以下程度のものが好ましい。
図1の(b)に示すように、基材10において、マスキング層20を形成していない面に滑性や耐熱性を付与するための耐熱滑性層11を設けてもよい。
耐熱滑性層11を構成する材料としては、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アセタール系樹脂等の樹脂にフッ素樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンオイル、ポリエチレンワックス、燐酸エステル等の滑剤を含有させたもの、またはシリコーン変性樹脂等が挙げることができる。またシリカ、炭酸カルシウム、タルク、樹脂ビーズ等のフィラーを含有してもよく、また、耐熱性を向上させる目的で、架橋剤を併用してもよい。
耐熱滑性層11は、上述の材料の中から選択された単独または複数の材料、および必要に応じて各種添加剤等を加え、水または有機溶剤等の適当な溶剤に溶解または分散させて耐熱滑性層用塗工液を調製し、これをバーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコート等のソルベントコート法によって塗布し、乾燥して形成することができる。耐熱滑性層11を設ける際の塗布厚は、0.1~4μmが好ましい。
基材10において、マスキング層20が形成される面には接着処理を施してもよい。接着処理としては、コロナ処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、プラズマ処理、プライマー処理等の公知の技術を適用することができ、それらの処理を二種以上併用することもできる。
マスキング層20は、ベース樹脂とフィラーとを含む。
ベース樹脂としては、例えば酢酸セルロース、ポリアリレート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリフェニルスルフォン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアリールエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂などが例示できるが、これに限定されない。
フィラーは、第一の粒径を有する第一フィラーと、第二の粒径を有する第二フィラーとを有する。本明細書において、「フィラーの粒径」とは体積平均粒径を示し、例えば、BET法、電子顕微鏡観察結果を画像解析式粒度分布測定ソフトウェア解析により測定できる。
第一フィラーおよび第二フィラーの粒径は、マスキング層20において、ベース樹脂の部分の厚さ(以下、これをマスキング層20の層厚と定義する。)に基づいて設定される。具体的には、第一フィラーの粒径は、マスキング層20の層厚の1%以上100%未満であり、第二フィラーの粒径は、マスキング層20の層厚の100%以上1000%以下である。
例えば、マスキング層20の層厚が0.07~0.3μm程度である場合、第一フィラーの粒径を0.02~0.025μm程度、第二フィラーの粒径を0.7μm程度とできる。
第一フィラーおよび第二フィラーの材質としては、従来公知のものを用いることができ、有機フィラー、無機フィラー、有機-無機ハイブリッド型フィラーのいずれであっても好適に使用することができる。これらのフィラーは粉体であってもよく、ゾル系であってもよい。粉体の有機フィラーには、非架橋アクリル系粒子、架橋アクリル系粒子等のアクリル系粒子、ポリアミド系粒子、シリコーン系粒子、フッ素系粒子、ポリエチレンワックス等を挙げることができる。粉体の無機フィラーには、炭酸カルシウム粒子、シリカ粒子、酸化チタンなどの金属酸化物粒子等を挙げることができる。有機-無機のハイブリッド型のフィラーには、アクリル樹脂にシリカ粒子をハイブリッドしたものを挙げることができる。ゾル系のフィラーには、シリカゾル系、オルガノゾル系のものを挙げることができる。これらのフィラーは、単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。また、第一フィラーと第二フィラーとは、材質が同一であっても異なっていてもよい。例えば、第一フィラーがシリカ粒子であり、第二フィラーがシリコーン系粒子(シリコーンパウダー)であってもよい。
マスキング層20は、ベース樹脂、フィラー、および溶剤等を配合してマスキング層用塗布液を調整し、基材10に塗布、乾燥することにより形成できる。塗布方法としては、グラビアコーティング法、スクリーン印刷法、スプレーコーティング法、リバースロールコート法等を例示できる。
マスキング層20の層厚は、例えば0.05μm以上3.0μm以下とできる。層厚が1μm以下であると、後述するようにバリの発生がさらに抑制されるため、好ましい。
発明者らは、非転写部を有する転写を良好に行えるマスキング層の組成について種々検討した結果、ベース樹脂およびフィラーに関するいくつかの指標に着目した。
まず、ベース樹脂のガラス転移点(Tg)について、150℃以上220℃以下が良いことを見出した。すなわち、Tgが220℃を超えると、中間転写媒体へのマスキング層の転写が不良になる結果、中抜き不良のリスクが増加し、Tgが150℃に満たないと、中間転写媒体に転写されたマスキング層が被転写体への転写時に被転写体に貼り付く結果、中抜き不良のリスクが増加することが分かった。
次に、フィラーについては、上述の粒径を有する第一フィラーと第二フィラーとを組み合わせることにより、転写物において、マスキング層に覆われた部分と覆われていない部分との境界部に生じるバリを抑制し、非転写部の形状精度を向上できることが分かった。さらに、相対的に大きい第二フィラーが、被転写体への転写時にマスキング層の貼り付きを抑制することも確認できた。
さらに、フィラーの総質量をベース樹脂の質量に対して0.5%以上20%以下にすることで、転写前にマスキング層20が基材10から剥がれ落ちる「揉み落ち」を好適に防止できることを見出した。総質量が上記範囲内であれば、第一フィラーと第二フィラーとの質量比に特に制限はないが、例えば第一フィラー:第二フィラーとして、1:9~9:1の範囲内とできる。
本実施形態に係る熱転写シート1は、上述の知見に基づいて完成したものであり、上述した種々の効果を発揮することにより、中間転写媒体を用いた非転写部を有する転写を良好に行うことに寄与する。
本発明の第二実施形態について、図2および図3を参照して説明する。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図2の(a)は、本実施形態の熱転写シート1Aを示す模式平面図であり、(b)は熱転写シート1Aの模式断面図である。
熱転写シート1Aは、マスキング層20に加えてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、およびシアン(C)の三色にブラック(BK)を加えた四色からなる熱転写インク層30を備えており、熱転写インク層30による中間転写媒体への画像の1次転写と、マスキング層20による中間転写媒体に転写された1次転写画像のマスキングとを、一つの熱転写シートで連続して行うことができる。
熱転写シート1Aにおいては、熱転写インク層30が検知マーク25とともに1単位を形成し、この単位が基材10の長手方向に繰り返し多数形成されている。熱転写インク層30における色の数や組み合わせは用途等を考慮して適宜設定できる。
熱転写インク層30としては、溶融型、昇華型のいずれも採用できる。以下、それぞれの詳細について説明する。
<溶融型熱転写インク層>
溶融型の熱転写インク層に用いられる染料としては、ジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メチン系、アゾメタン系、キサンテン系、アキサジン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、アゾ系、スピロジピラン系、イソドリノスピロピラン系、フルオラン系、ローダミンダクタム系、アントラキノン系等の一般に使用されている感熱転写性染料を広く使用する事ができる。また、顔料としては、公知の有機顔料、無機顔料を使用することができ、例えば、カーボンブラック、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、チオインジゴ系、アンスラキノン系、イソインドリノン系等がある。これらは2種類以上組み合わせて使用することも可能である。
バインダー樹脂は、従来公知のバインダー樹脂を使用することができ、特に限定されるものではないが、そのバインダーとしては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂やポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、アミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、スチレン・アクリロニトリル共重合体等の合成樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、等のセルロース系樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴム、ポリアミド樹脂、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体の1種又は2種以上の熱可塑性樹脂が挙げられる。中でも、ポリビニルブチラール、スチレン・アクリロニトリル共重合体、フェノキシ樹脂が好適である。
溶融型熱転写インク層は、熱転写するときの転写性としての、転写画像を形成するドット形状、また階調再現性等の向上を目的に、転写画像の発色を極力損なわないように無色又は淡色の微粒子を含有してもよい。このような無色又は淡色の微粒子の例としては、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、澱粉、酸化亜鉛、テフロン(登録商標)パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレート樹脂ビーズ、ポリウレタン樹脂ビーズ、ベンゾグアナミン及びメラミン樹脂ビーズなどを挙げることができる。とくに、屈折率が樹脂に近く透明性の優れるシリカの微粒子が好ましい。
溶融型熱転写インク層は、顔料や染料、樹脂、微粒子の他に、熱的感度、強度、接着性などの調整を目的として、離型剤、軟化剤、界面活性剤などを含有してもよい。
離型剤、軟化剤としては、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸亜鉛のような脂肪酸金属塩類、脂肪酸エステル類もしくはその部分ケン化物、脂肪酸アミド類等の脂肪酸誘導体、高級アルコール類、多価アルコール類のエステル等誘導体、パラフィンワックス、カルナバワックス、モンタンワックス、ミツロウ、木ロウ、キャンデリラワックス等のワックス類、粘度平均分子量が約1,000から10,000程度の低分子量ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のポリオレフィン類、或いはオレフイィン、α-オレフィン類と無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸等の有機酸、酢酸ビニル等との低分子量共重合体、低分子量酸化ポリオレフィン、ハロゲン化ポリオレフィン類、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート等長鎖アルキル側鎖を有するメタクリル酸エステル、メタクリル酸エステル類の単独もしくはスチレン類等のビニル系単量体との共重合体、ポリジメチルシロキサン、ポリジフェニルシロキサン等の低分子量シリコーンレジン及びシリコーン変性有機物質等が挙げられ、1種あるいは2種以上選択することができる。
界面活性剤は、熱転写インク層の平滑性や顔料分散性の向上が目的であり、熱転写インク層の組成物に相溶するものならば特に制限はなく、例えば、脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、脂肪族アミンもしくは脂肪族アミドの硫酸塩類、脂肪族アルコール燐酸エステル塩類、二塩基性脂肪酸エステルのスルホン酸塩類、脂肪族アミドスルホン酸塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類、ホルマリン縮合のナフタレンスルホン酸塩類等のアニオン系界面活性剤、脂肪族アミン塩類、第四級アンモニウム塩類、アルキルピリジニウム塩類等のカチオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類等の非イオン系界面活性剤、カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体等の両性界面活性剤等、パーフルオロアルキルカルボン酸類、フルオロ脂肪族基含有アクリレートもしくはフルオロ脂肪族基含有メタクリレートとポリオキシアルキレンアクリレートもしくはポリオキシアルキレンメタクリレートとの共重合体、パーフルオロアルキルスルホンアミド類等が挙げられる。
溶融型熱転写インク層は、上記の顔料及び/又は染料,バインダー樹脂、及び必要に応じて任意に添加される各種の成分を、適当な溶媒に分散、或いは溶解した熱転写インク層用塗工液を、基材10上に、従来公知の塗工方法を用いて、塗工・乾燥により形成することができる。従来公知の塗工方法としては、バーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコート等のソルベントコート法が挙げられる。溶媒としては、一般的なコート剤に用いられる溶剤、例えば、水あるいはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ジメチルホルムアミド〔DMF〕等のその他の炭化水素などの有機溶剤が挙げられる。
溶融型熱転写インク層の膜厚は、0.3~1.0μmが好ましい。膜厚が0.3μm未満では十分ない色濃度を出すことが難しく、また1.0μmを越えるとサーマルヘッド等の発熱部による転写に影響が生じ、転写画像の形成されるドット形状、また階調再現性等が劣化する。
<昇華型熱転写インク層>
昇華型の熱転写インク層は、例えば、熱により昇華移行する昇華性染料とバインダーと溶媒とを配合して熱転写インク層形成用の塗布液を調製し、この塗布液を塗布、乾燥することで形成できる。
昇華性染料は特に限定されるものではないが、例えば、イエロー(Y)成分としては、ソルベントイエロー56,16,30,93,33や、ディスパースイエロー201,231,33等を挙げることができる。マゼンタ(M)成分としては、C.I.ディスパースレッド60、C.I.ディスパースバイオレット26、C.I.ディスパースバイオレット38、C.I.ソルベントレッド27、あるいはC.I.ソルベントレッド19等を挙げることができる。シアン(C)成分としては、C.I.ディスパースブルー354、C.I.ソルベントブルー63、C.I.ソルベントブルー36、C.I.ソルベントブルー266、C.I.ディスパースブルー257、あるいはC.I.ディスパースブルー24等を挙げることができる。
バインダー樹脂は、従来公知のバインダー樹脂を使用することができ、特に限定されるものではないが、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂や、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂や、ポリエステル樹脂、スチレン-アクリロニトリル共重合樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。
昇華性染料とバインダー樹脂との質量基準での配合比率は、染料/バインダー樹脂=10/100~300/100が好ましい。これは、染料/バインダー樹脂の配合比率が10/100を下回ると、染料が少な過ぎて発色感度が不十分となり良好な熱転写画像が得られず、また、この配合比率が300/100を越えると、バインダー樹脂に対する染料の溶解性が極端に低下するために、保存安定性が低下し、染料が析出しやすくなる可能性があるためである。
昇華型熱転写インク層は、性能を損なわない範囲でイソシアネート化合物、シランカップリング剤、分散剤、粘度調整剤、あるいは安定化剤等の公知の添加剤を含有してもよい。
昇華型熱転写インク層は、離型剤、無機微粒子、有機微粒子等を含有してもよい。離型剤としては、シリコーンオイル、ポリエチレンワックス、リン酸エステル等が挙げられる。シリコーンオイルとしては、ストレートシリコーンオイル、および変性シリコーンオイルやその硬化物等が挙げられる。シリコーンオイルは反応性のものでもよいし、非反応性のものでも良い。無機微粒子としては、カーボンブラック、アルミニウム、二硫化モリブデン等が挙げられる。変性シリコーンオイルは、反応性シリコーンオイルと非反応性シリコーンオイルに分類できる。反応性シリコーンオイルには、アミノ変性、エポキシ変性、カルボキシル変性、ヒドロキシ変性、メタクリル変性、メルカプト変性、フェノール変性、片末端反応性・異種官能基変性がある。非反応性シリコーンオイルとしては、ポリエーテル変性、メチルスチリル変性、アルキル変性、高級脂肪酸エステル変性、親水性特殊変性、高級アルコキシ変性、フッ素変性等がある。シリコーンオイルの添加量は、バインダーの質量に対し、0.1~15質量%が好ましく、更に好ましくは0.3~10質量%である。また、上記有機微粒子としては、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
熱転写インク層形成用の塗布液の塗布方法としては、バーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコート等のソルベントコート法が挙げられる。塗布液の溶媒としては、一般的なコート剤に用いられる溶剤、例えば、水あるいはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ジメチルホルムアミド〔DMF〕等のその他の炭化水素などの有機溶剤が挙げられる。
昇華型熱転写インク層の膜厚は、特に制限されないが、通常0.2μm~5μmである。
本実施形態に係る熱転写シートの他の例を図3に示す。図3に示す熱転写シート1Bの1単位は、熱転写シート1Aにおける熱転写インク層30およびマスキング層20に、さらに黒色の熱転写インク層Bk2およびマスキング層20Aを加えたものと、検知マーク25とで構成されている。熱転写シート1Bは、例えば、熱転写インク層Bk2およびマスキング層20Aを用いて、被転写体であるカードの裏面に単色の中抜き転写を行うような両面転写に好適である。
本実施形態に係る熱転写シート1Aおよび1Bも、第一実施形態に係る熱転写シート1と同様の効果を奏する。
図4を用いて、中間転写媒体について説明する。
図4の(a)に示す中間転写媒体100は、基材101の一方の面に、中間層102及び受容層103が、基材101から剥離可能に設けられた構成を有する。(b)に示す中間転写媒体100Aは、基材101と中間層102との間に、剥離層104を設け、中間層102及び受容層103をさらに剥離しやすく構成されている。
基材101は、熱転写シートによる熱転写(1次転写)と被転写体上への熱転写(2次転写)の際の加熱温度に耐える耐熱性と、転写工程に支障のない機械的特性を有するものであればよく、各種プラスチックのフィルムを使用できる。
熱転写シートと同様に、基材101に耐熱滑性層が設けられてもよい。
中間層102は、可視光線、紫外線、X線、電子線、放射線(α線、β線、γ線)などによる硬化反応により架橋構造を形成する透明性樹脂、エポキシ樹脂、アクリル系ポリオール樹脂と硬化剤の硬化反応により架橋構造を形成する熱硬化系透明性樹脂等で形成できる。
受容層103は、熱転写シートの熱転写インクを受容することにより1次転写において画像等が形成される層である。受容層を構成する樹脂としては、昇華型熱転写インク層の場合は塩化ビニル系樹脂、アクリル-スチレン系樹脂またはポリエステル樹脂が好ましく、溶融型熱転写インク層の場合はエポキシ樹脂が好ましい。
剥離層104は、熱溶融性のポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、パラフィンワックスなどのワックス類、セルロース誘導体及びこれらの各樹脂の混合物等で形成でき、特にアクリル樹脂、セルロース誘導体が好ましい。
熱転写シートおよび中間転写媒体を用いた被転写体への転写の流れを、図5を参照して説明する。
まず、中間転写方式のプリンターにおいて、熱転写シートの熱転写インク層30と中間転写媒体100の受容層103とを対向させ、図5の(a)に示すように、受容層103上に、熱転写インク層30を用いて所定の画像や文字などからなる画像IMを転写する(1次転写)。この熱転写インク層30は、本発明に係る熱転写シートの一部であってもよいし、別の熱転写シートのものであってもよい。
次に、本発明に係る熱転写シートのマスキング層20と、1次転写後の中間転写媒体の受容層103を対向させ、図5の(b)に示すように、画像IMの一部を覆うようにマスキング層20を転写する。
さらに、被転写体OBと、マスキング層20が転写された中間転写媒体100とを対向させ、図5の(c)に示すように、マスキング層20を被転写体OBに接触させる。
その後、ヒートローラーなどの加熱加圧手段により熱圧を加えて中間転写媒体100を被転写体OBに圧着する。これにより、画像IMを含む受容層103が被転写体OBに転写される(2次転写)。
最後に、中間転写媒体を被転写体OBから剥離すると、画像IMを含む受容層103および中間層102が基材101から剥離して被転写体OB側に残るが、マスキング層20に被覆された部分の画像IM、受容層103、および中間層102は基材101に残り、被転写体OBに転写されない。その結果、被転写体OBに転写された画像の一部に非転写部(中抜き部)BLが形成される。
中間層102は、2次転写時の箔切れ性を良好にし、転写後は画像IMを含む受容層103に高耐久性を付与する保護層として機能する。
本実施形態の熱転写シートについて実施例および比較例を用いてさらに説明する。本発明の技術的範囲は、実施例および比較例の具体的内容のみによって何ら限定されない。
(実施例1)
基材として、厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。基材の一方の面にマスキング層用塗布液をグラビアコーティング法により乾燥後の膜厚が0.3μmになるように塗布し、80℃で1分間乾燥することにより、マスキング層を形成した。
マスキング層用塗布液は、ベース樹脂(酢酸セルロース樹脂:ダイセル社製L-30、Tg160℃)100部と、第一フィラーおよび第二フィラーの合計3部とを混合し、メチルエチルケトンで希釈したものを用いた。第一フィラーおよび第二フィラーはいずれも有機フィラーであり、粒径は後に表1に示す。
以上により、実施例1に係る熱転写シートを得た。
(実施例2)
マスキング層用塗布液の乾燥後膜厚を0.075μmにした点を除き、実施例1と同様の手順で実施例2に係る熱転写シートを得た。
(実施例3)
マスキング層用塗布液において、第一フィラーおよび第二フィラーの合計を6部とした点を除き、実施例1と同様の手順で実施例3に係る熱転写シートを得た。
(比較例1~10)
比較例1~10に係る熱転写シートは、マスキング層のベース樹脂、層厚、フィラーの態様(径、有無、ベース樹脂に対する質量比)および質量比等を変更しつつ、実施例1と概ね同様の手順で作製した。各例の具体的内容は後に表2に示す。
各例の熱転写シートを用いて、以下の評価を行った。
(中抜き転写)
実施例と同一の基材の一方の面に耐熱滑性層としてシリコーン樹脂層を形成した。さらに、耐熱滑性層を設けていない面に、下記組成のインキを乾燥膜厚が0.4μmになるように塗布及び乾燥して、3色の熱転写インク層を備える溶融型熱転写リボンを作製した。
<シアンインキ>
・顔料:フタロシアニンブルー 1.8部
・樹脂:エポキシ樹脂 3.9部
・染料:C.I.ソルベントブルー63 3.9部
・無色微粒子:シリカ 0.4部
・溶剤:メチルエチルケトン 90部
<マゼンタインキ>
・顔料:カーミン6B 1.8部
・樹脂:エポキシ樹脂 3.9部
・染料:C.I.ディスパースレッド60 3.9部
・無色微粒子:シリカ 0.4部
・溶剤:メチルエチルケトン 90部
<イエローインキ>
・顔料:ジスアゾイエロー 1.8部
・樹脂:エポキシ樹脂 3.9部
・染料:C.I.ディスパースイエロー201 3.9部
・無色微粒子:シリカ 0.4部
・溶剤:メチルエチルケトン 90部
上記溶融型熱転写リボンと、各例の熱転写シートとを市販のプリンターにセットした。まず溶融型熱転写リボンを用いて中間転写媒体に所定の画像を転写し、その後に各例の熱転写シートを用いて所定の形状および大きさで各例のマスキング層を転写し、画像の一部をマスキング層で被覆した。その後、中間転写媒体を市販のカードプリンターにセットして樹脂製のカード基材に画像を中抜き転写し、以下の項目を評価した。
<貼り付き>
非転写部(中抜き部)領域内における中間転写媒体の貼り付きを以下の2段階で評価し、〇を合格とした。
〇(good):中間転写媒体の貼り付きを認めない
×(bad):中間転写媒体の貼り付きを認める
<バリ>
中抜き領域内に延びる中間転写媒体のバリの長さを以下の3段階で評価し、◎および〇を合格とした。
◎(very good):バリの最大突出長が50μm未満
〇(good):バリの最大突出長が50μm以上100μm未満
×(bad):バリの最大突出長が100μm以上
<揉み落ち>
マスキング層転写後にプリンター内を目視して評価した。評価は以下の2段階とし、◎を合格とした。
〇(good):マスキング層の破片を認めない
×(bad):マスキング層の破片を認める
実施例におけるマスキング層の態様および評価結果を表1に、比較例におけるマスキング層の態様および評価結果を表2に、それぞれ示す。
Figure 2022163289000002
Figure 2022163289000003
実施例1~3は、いずれも良好な結果であったが、中でもマスキング層の層厚が薄い実施例2および3では、バリの発生が強く抑えられ、良好な中抜き転写を行えた。
ベース樹脂のTgが高い比較例1では中間転写媒体への転写不良が起こったことにより中抜き領域への貼りつきが生じた。ベース樹脂のTgが低い比較例2では、中間転写媒体への転写は問題なかったが、被転写体であるカード基材への転写時にマスキング層の貼りつきが生じた。
比較例3から5は、マスキング層の膜厚を厚くしたために、中間転写媒体への転写時熱量が不足し、転写不良を生じた結果、貼りつきが生じた。
比較例6および7では、バリが悪化する傾向が見られた。これは、フィラーを1種類しか含まないことによるものと推測された。フィラーを含まない比較例8でもバリの悪化が認められた。
比較例9および10では、マスキング層の揉み落ちが認められた。比較例9では、フィラーの含有率が高すぎすること、比較例9では、第二フィラーの粒径が大きすぎることが、それぞれ原因と推測された。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。以下にいくつかの変更を例示するが、これらはすべてではなく、それ以外の変更も可能である。これらの変更が2以上適宜組み合わされてもよい。
1、1A、1B 熱転写シート
10 基材
20 マスキング層
30 熱転写インク層

Claims (4)

  1. 樹脂フィルムからなる基材と、
    前記基材の一方の面に設けられたマスキング層と、
    を備え、
    前記マスキング層は、
    ガラス転移点が150℃以上200℃以下のベース樹脂と、
    前記マスキング層の厚みの1%以上100%未満の粒径を有する第一フィラーと、
    前記マスキング層の厚みの100%以上1000%以下の粒径を有する第二フィラーと、を有し、
    前記第一フィラーの質量と前記第二フィラーの質量との和が、前記ベース樹脂の質量の0.5%以上20%以下である、
    熱転写シート。
  2. 前記マスキング層の厚みが0.05μm以上3.0μm以下である、
    請求項1に記載の熱転写シート。
  3. 前記第一フィラーの質量と前記第二フィラーの質量との質量比が、1:9~9:1の範囲内である、
    請求項1に記載の熱転写シート。
  4. 前記基材上に、熱転写インク層を1以上有し、
    前記熱転写インク層及び前記マスキング層を含む単位が繰り返し前記基材上に設けられている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の熱転写シート。
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