JP2022163261A - 除水機 - Google Patents

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【課題】除水対象物の形態に合わせて、固定位置におけるエア噴射と、移動しながらのエア噴射との選択切り替えが可能であり、以て、除水対象物の形態いかんに関わらず、常に均一で安定した除水作業を行うことができる除水機を提供することを課題とする。【解決手段】上下方向に通気可能なコンベア33により搬送されてくる除水対象物に対し、搬送面の上側及び下側からエアを噴射して表面の除水を行う除水機であって、エア噴射を行う噴射ノズル2a,3aを多数備えていて、コンベア33を横切るように配置される上下一対のノズルパイプ2,3を1又は複数対備え、各ノズルパイプ2,3は、固定位置でのエア噴射と、移動しながらのエア噴射とが選択切り替え可能である。【選択図】図3

Description

本発明は除水機に関するものであり、より詳細には、洗浄、殺菌、冷却などの工程を経ることで表面が濡れた、レトルトパックやアルミパック・トレーなどの製品を、段ボール詰めや番重詰めを行う直前にエア噴射して、その表面の水分を除去する除水機に関するものである。
上記除水機においては、エアはノズルから吐出されるが、ノズルは除水に大きな影響を与えるため、各メーカーにおいて様々な形状のノズルが開発されている。その形状は様々であるが、多くの除水機の場合、ノズルは1本のノズルパイプ(チャンバー)に複数配置される。そして、そのノズルパイプが、処理対象物を搬送するコンベアの上部及び下部に、進行方向と直角に搬送面を跨ぐように配置され、搬送されてくる除水対象物に上下両方向からエア噴射して除水する構成となっている。
この構成の場合、ノズルパイプはコンベアの搬送面に対して固定状態にあるので、各ノズルは常にコンベアの同じ位置にエア噴射することになる。このことは、除水対象物においてエア噴射を直接受けない部分が生じ、その部分の除水が十分にできない場合があり得ることを意味する。
上記構成のノズルパイプの場合、ノズルは固定されていて移動することはないが、エアの圧力により自転可能な回転ノズルを複数取り付けた構成のノズルパイプも知られている(特許第4941866号公報)。
しかし、この回転ノズルを用いた構成の場合、除水に際して飛散する水滴に含まれるカルキ成分が、回転ノズルを軸支するベアリング等に固着し、回転ノズルがエア圧だけでは回転しなくなることがしばしば起きていた。そのように回転ノズルが回転しなくなると、エアの当たらない部分ができて除水できない箇所が生ずるという問題が起こる。また、回転ノズルは、回転はするが位置は変わらず、同じ位置で回転するだけであるので、除水対象物にエア噴射が十分に当たらない箇所が生ずる可能性がある。
このように、除水機としては、ノズルが固定されている固定ノズル式のものと、ノズルが回転する回転ノズル式のものとが知られており、それぞれ、除水対象物の形状等により優位性(向き・不向き)があるところから、顧客がそのいずれかを選択して使用している。
特許第4941866号公報
上述したように、除水機としては、ノズルが固定されている固定ノズル式のものと、ノズルが回転する回転ノズル式のものとが知られており、それぞれ、除水対象物の形状等により優位性(向き・不向き)があるところから、顧客が任意に選択して使用しているが、これらいずれのタイプの除水機の場合も、ノズルパイプが移動することはなく、同じ位置でのエア噴射であるため、除水漏れが起こる可能性があった。
本発明は、従来の除水機におけるこのような問題に鑑みてなされたもので、除水対象物の形状等に合わせて、ノズルパイプの位置を固定した状態でのエア噴射と、移動させながらのエア噴射との選択切り替えが可能であり、以て、除水対象物の形態いかんに関わらず、常に均一で安定した除水作業を行うことができる除水機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、コンベアにより搬送されてくる除水対象物に対し、多数の噴射ノズルを備えたノズルパイプからエア噴射して前記除水対象物の表面の除水を行う除水機であって、
前記ノズルパイプからのエア噴射は、前記ノズルパイプが静止した状態でのエア噴射と、前記ノズルパイプが移動しながらのエア噴射とが選択切り替え可能であることを特徴とする除水機である。
一実施形態においては、前記ノズルパイプは、前記コンベアの搬送方向に直交する方向又は前記コンベアの搬送方向に平行な方向にピストン運動しながらのエア噴射が可能である。
一実施形態においては、前記ノズルパイプにピストン運動をさせるためのピストン駆動機構は、スライダ・クランク機構の原理を利用したものであって、本体ケースの背面側に配備される駆動モーターと、駆動モーターの出力軸に固定される駆動盤と、一端が駆動盤の偏心軸に枢着され、他端が駆動バーに連結される駆動ロッドを含んで構成され、前記ノズルパイプは、前記駆動バーの動きに連動して前記ピストン運動をする。
一実施形態においては、前記ノズルパイプは、水平方向に揺動しながらのエア噴射が可能であり、他の実施形態においては、前記ノズルパイプは、水平方向に円運動しながらのエア噴射が可能である。更に一実施形態においては、前記ノズルパイプは、前記コンベアの上側に向けて前記コンベアと平行に配置され、その位置で揺動及び/又は上下動しながらのエア噴射が可能である。
一実施形態においては、前記ノズルパイプは、前記コンベアの上側及び下側に配置される。そして、前記ノズルパイプのうちの上側のノズルパイプは、前記除水対象物に合わせての高さ位置調整が可能にされる。また、前記噴射ノズルは、固定式又は回転式である。
一実施形態においては、前記エア噴射位置における前記コンベア上に飛散防止カバーが被せられる。また、前記コンベアの上方に、前記エア噴射時における前記除水対象物の安定搬送を確保するための押止手段が配設される。
本発明に係る除水機は上記のとおりであって、除水対象物の形態に合わせて、ノズルパイプを固定した状態におけるエア噴射と、移動させながらのエア噴射との選択切り替えが可能であり、また、種々の移動態様のものとすることができるので、除水対象物の形態いかんに関わらず、常に均一で安定した除水作業を行うことができる効果がある。
本発明に係る除水機の構成例を示す斜視図である。 本発明に係る除水機の構成例を示す部分破断正面図である。 本発明に係る除水機の構成例を示す部分破断側面図である。 本発明に係る除水機の構成例を示す部分破断平面図である。 本発明に係る除水機における下側のノズルパイプのピストン駆動機構を示す斜視図である。 本発明に係る除水機における上側及び下側のノズルパイプのピストン駆動機構を示す斜視図である。 本発明に係る除水機における下側のノズルパイプのピストン駆動機構を示す斜視図である。 本発明に係る除水機の他の構成例を示す概略平面図である。 本発明に係る除水機の更に他の構成例を示す概略平面図である。 本発明に係る除水機の更に他の構成例を示す概略平面図である。 図10に示す実施形態の縦断面図である。 図10に示す実施形態の動作を示す概略平面図である。 本発明に係る除水機の更に他の構成例を示す概略縦断面図である。
本発明に係る除水機は、コンベアにより搬送されてくる除水対象物に対し、多数の噴射ノズルを備えたノズルパイプからエア噴射して前記除水対象物の表面の除水を行うものであって、ノズルパイプからのエア噴射が、ノズルパイプが静止した状態でのエア噴射と、ノズルパイプが移動しながらのエア噴射との選択切り替えが可能であることを特徴とする。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付図面に依拠して説明する。図1乃至図7に示される第1の実施形態は、ノズルパイプがその長さ方向、換言すれば、除水対象物の搬送方向と直交する方向にピストン運動をするように構成されたものである。
各図に示されるように、本発明に係る除水機は、ブロワー42を内蔵した架台ケース41上に、除水機構部1と搬送部31とを設置して成り、搬送部31を構成するコンベア33により搬送されてくる、レトルトパックやアルミパック等の除水対象物に対し、除水機構部1からコンベア33の搬送面の上側及び下側に伸びるノズルパイプ2,3からエア噴射して、除水対象物外表面からの除水を行う装置である。ノズルパイプ2,3は、コンベア33の搬送面の上側に配置されるノズルパイプ2と、コンベア33の搬送面の下側に配置されるノズルパイプ3とが対となっており、通例、複数対(図示した例では2対)配設される。
搬送部31は、搬送部ケース32と、搬送部ケース32内上部に配架されるコンベア33と、搬送部ケース32の一端部に連設されるモーター室34内に配備されて、コンベア33を循環駆動するモーター35とから成る。搬送部ケース32の底部には、落下してくる水滴を回収するための引き出し36が設置される。コンベア33としては、上下方向に通気自在であるワイヤーコンベアが用いられる。
更に必要に応じ、搬送部ケース32の中間部上に、エアにより吹き飛ばされた水滴の飛散を防止するための飛散防止カバー37が配設される。飛散防止カバー37は、防水機構部1の本体ケース4の前面にヒンジ止めされていて、その正面に取り付けられている把手38を持って開閉可能である。飛散防止カバー37のコンベア33の搬送方向両側面には、ノレン39が設置される。なお、図示してないが、コンベア33の上流端には、除水対象物搬入用コンベアが近接設置され、その下流端には、除水対象物搬出用コンベアが近接設置され、それぞれ除水対象物の受け渡しが行われる。
ノズルパイプ2,3には、エア噴射を行う噴射ノズル2a、3aが多数、上側のノズルパイプ2の場合は下向きに、また、下側のノズルパイプ3の場合は上向きに取り付けられている。図示した例における噴射ノズル2a、3aは、ノズルパイプ2,3に固定された固定式のものであるが、エア圧で回転する回転式のものであってもよい。ノズルパイプ2,3には、それぞれ、架台ケース41内のブロワー42から伸びる可撓ホース5,6が接続され、コンベア33の搬送面の上側及び下側に、その搬送面を横切るように配置される。通例、ノズルパイプ2,3は、コンベア33の搬送方向に対して直交方向に伸びるが、上流側あるいは下流側に若干角度を持たせる場合もある。また、噴射方向も、真下又は真上ではなく、少し傾ける場合もある。
各ノズルパイプ2,3は上記のように配置されて、ピストン駆動機構を介してその長さ方向にピストン運動するように支持される。図示した例におけるピストン駆動機構は、スライダ・クランク機構の原理を利用したものであり、本体ケース4の背面側に配備される駆動モーター7と、駆動モーター7の出力軸に固定される駆動盤8と、一端が駆動盤8の偏心軸8aに枢着され、他端が駆動バー10に連結される駆動ロッド9から成る。駆動ロッド9は両オーフのターンバックルタイプのもので、偏心軸8aに枢支される一端のオーフ部9aは、駆動盤8の回転軸を軸に円運動し、駆動バー10が差し込まれる他端のオーフ部9bは、直線運動する。
より詳細には、本体ケース4内に、側面視コ字型の可動フレーム12が配備され、その上面板12a及び下面板12b間に、駆動バー10と補強バー11が縦向きに平行に固定される。駆動ロッド9は、可動フレーム12の背面板12cに形成された開口12dから差し込まれ、その先端のオーフ部9bに駆動バー10が遊挿されることで、両者が連結される(特に図5,6参照)。下側のノズルパイプ3,3は、下面板12bに固定され、下面板12bは、本体ケース4の内壁面に取り付けられた受け台13上に一対設置されたリニアブッシュ14上に固定される。
かかる構成において、駆動盤8が回転すると、偏心軸8aに枢着されている駆動ロッド9のオーフ部9aが、駆動盤8の回転軸を軸に円運動し、駆動バー10に連結されている駆動ロッド9のオーフ部9bは、直線的にピストン運動をする。その結果、駆動バー10及びそれが固定されている可動フレーム12、及び、可動フレーム12の下面板12bに固定されている下側のノズルパイプ3,3が、リニアブッシュ14に支持されてピストン運動することになる(図5参照)。
一方、上側のノズルパイプ2,2は、本体ケース4の上面に配置される高さ調整ハンドル15の回転操作により上下動する箱型ケース20の下側に設置されるリニアブッシュ21に、連結板26を介して固定される。高さ調整ハンドル15の軸であるネジ杆22は、本体ケース4上面に設置された軸受23を経て本体ケース4内に伸び、コ字型吊持部材24の上面に固定されている台形ネジナット25にねじ込まれる。コ字型吊持部材24の両端は、可動フレーム12の上面板12aを跨いで、箱型ケース20上面に固定される(図6,7参照)。
箱型ケース20は、本体ケース4の正面板4aの内面に、上下動可能に支持される。即ち、正面板4aの内面に一対のガイドレール27,27が縦向きに設置され、箱型ケース20の正面両端部に形成された係合鍔20aが、ガイドレール27,27の溝に摺動可能に係合するように構成される(特に図7参照)。また、箱型ケース20の上面及び下面に、駆動バー10及び補強バー11を遊挿する長孔20b,20cが形成される(図7参照)。長孔20b,20cは、駆動バー10及び補強バー11のピストン運動を妨げることがないよう、十分な長さに形成される。
上側のノズルパイプ2,2は、上記のような構成とされることで、高さ調整ハンドル15の回転操作により、搬送されてくる除水対象物の高さ(厚み)に応じての上下動調整が可能となる。即ち、高さ調整ハンドル15を回すことによりネジ杆22が回転すると、それが螺合しているコ字型吊持部材24の台形ネジナット25がネジ杆2に沿って上下動し、コ字型吊持部材24及びそれが固定されている箱型ケース20、並びに、リニアブッシュ21が、一体に上下動する。この箱型ケース20の昇降動作は、その係合鍔20aがガイドレール27,27に係止されることによって支持される。そして、箱型ケース20及びリニアブッシュ21の動きに伴い、連結板26を介してリニアブッシュ21に固定状態となっている上側のノズルパイプ2,2が、それらと一体に上下動する。
上記第1の実施形態の除水機の作用について説明すると、図示せぬ除水対象物搬入用コンベアから次々とコンベア33上に供給される除水対象物は、コンベア33に搬送され、ノレン39をかいくぐって飛散防止カバー37内に入り、そこを通過中にノズルパイプ2,3によって上方及び下方からエア噴射を受けて除水された後、飛散防止カバー37から出て、図示せぬ除水対象物搬出用コンベアに乗り移って搬出される。
ノズルパイプ2,3は、エア噴射しつつ上述したようにしてピストン運動を行うため、通過する除水対象物の上下両面にくまなくエア噴射可能となり、除水漏れを起こすことが皆無となる。ピストン運動の速度は、駆動モーター7の回転速度調整により、除水対象物の搬送速度、除水対象物の性状等に応じて調整可能である。また、除水対象物の高さ(厚み)に応じ、上側のノズルパイプ2の高さ位置を変更して、上側のノズルパイプ2と除水対象物の間隔を、下側のノズルパイプ3と除水対象物の間隔に合わせることができ、以て、種々のサイズ、性状の除水対象物に対し、常に安定した除水を行うことが可能となる。
なお、除水対象物によっては、下側からのエア噴射を受けて跳ね上がったり、上下からのエア噴射によるエアカーテンに押さえられて進行しなくなったりすることが想定される。そのために、コンベア33の上方に、エア噴射時における除水対象物の安定搬送を確保するための押止手段が配設されることがある。その押止手段としては、例えば、コンベア33上方に、除水対象物を押さえ止める押止バーやフリーローラーを配することが考えられ、あるいは、コンベア33と同速進行する押さえコンベア(ワイヤーコンベア)を配設して、除水対象物を挟み込んで搬送することが考えられる。
上記第1の実施形態は、ノズルパイプ2,3がコンベア33の搬送方向と直交方向にピストン運動をするように構成されたものであるが、ノズルパイプ2,3を、コンベア33の搬送方向にピストン運動するように構成することもできる。この第2の実施形態の場合は、図8に示されるように、第1の実施形態におけるピストン駆動機構に準じた構成のピストン駆動機構を90度傾けて配置し、コンベア33の進行方向にピストン運動するようにすればよい。
また、図9に示すように、ノズルパイプ2,3を、コンベア33の搬送面を挟んで、揺動モーター7aで水平方向に揺動駆動するように構成することもできる(第3の実施形態)。
図10~12に示す第4の実施形態は、ノズルパイプ2を水平方向に円運動させながらエア噴射させるようにしたものである。その場合、2本のノズルパイプ2,2が連結板45で連結され、連結板45上に設置した駆動機構により連結板45が円軌道を描くように駆動されることにより、ノズルパイプ2,2が円軌道を描く。
駆動機構は、ギアボックス46上に配備される駆動モーター47と、ギアボックス46内に組み込まれるギア組と、ギアボックス46の下面から出るギア軸48に固定される円板49と、各円板49に取り付けられる偏心軸50とから成り、各偏心軸50が連結板45に固定される。ギアボックス46内に組み込まれるギア組は、駆動モーター47の駆動軸に固定される駆動ギア51と、駆動ギア51に歯合する4つの被動ギア52とにより構成され、被動ギア52のギア軸48がギアボックス46の下面から突出し、それぞれ先端部に円板49が固定される。
この第4の実施形態の場合は、駆動モーター47が作動すると、その駆動軸に固定されている駆動ギア51が回転し、それに噛合している4つの被動ギア52が回転駆動され、その被動ギア52の回転が、ギア軸48を介してそのまま円板49に伝達される。そして、円板49が回転すると、その偏心軸50がギア軸48を軸に回転する結果、偏心軸50が固定されている連結板45が円運動し、連結板45に固定されているノズルパイプ2が円軌道を描いて移動する。
図13に示す第5の実施形態は、ノズルパイプ2を、コンベア33の上側に向けてコンベア33と平行に配置し、その位置で揺動及び/又は上下動しながらのエア噴射を可能にしたものである。この実施形態は、ゼリー製品等のスタンドパウチ55のような、横倒しして底面の除水(底吹き)を行う場合に好適な態様である。
即ち、このスタンドパウチ55のような底面が凹んでいる除水対象物については、ノズルパイプ2を固定状態にてエア噴射した場合、エアの当たらない箇所が生じやすい。そこで、揺動モーターや、ピニオン・ラック機構等を利用して、ノズルパイプ2を、1~15度程度の範囲で揺動させつつエア噴射させるようにする。あるいは、任意の機構で以て、ノズルパイプ2を上下動させつつエア噴射させるようにしてもよいし、揺動と上下動を併用することとしてもよい。なお、上記実施形態の場合は、コンベア33の上方及び下方からエア噴射させるが、この第5の実施形態の場合は、上方のみということになる。
以上の説明は、いずれの実施形態についても、ノズルパイプ2,3を移動させながらエア噴射する場合についてのものであるが、移動させることなく、固定状態にてエア噴射させることもできることは言うまでもない。
本発明に係る除水機は上記のとおりであって、除水対象物の形態に合わせて、固定位置におけるエア噴射と、移動しながらのエア噴射との選択切り替えが可能であり、以て、除水対象物の形態いかんに関わらず、常に均一で安定した除水作業を行うことができる効果のあるものであり、その産業上の利用可能性は大である。
1 除水機構部
2 上側のノズルパイプ
3 下側のノズルパイプ
4 本体ケース
8 駆動盤
9 駆動ロッド
10 駆動バー
12 可動フレーム
14 リニアブッシュ
15 高さ調整ハンドル
20 箱型ケース
21 リニアブッシュ
22 ネジ杆
24 コ字型吊持部材
25 ネジナット
31 搬送部
33 コンベア
37 飛散防止カバー
42 ブロワー

Claims (11)

  1. コンベアにより搬送されてくる除水対象物に対し、多数の噴射ノズルを備えたノズルパイプからエア噴射して前記除水対象物の表面の除水を行う除水機であって、
    前記ノズルパイプからのエア噴射は、前記ノズルパイプが静止した状態でのエア噴射と、前記ノズルパイプが移動しながらのエア噴射とが選択切り替え可能であることを特徴とする除水機。
  2. 前記ノズルパイプは、前記コンベアの搬送方向に直交する方向又は前記コンベアの搬送方向に平行な方向にピストン運動しながらのエア噴射が可能である、請求項1に記載の除水機。
  3. 前記ノズルパイプにピストン運動をさせるためのピストン駆動機構は、スライダ・クランク機構の原理を利用したものであって、本体ケースの背面側に配備される駆動モーターと、駆動モーターの出力軸に固定される駆動盤と、一端が駆動盤の偏心軸に枢着され、他端が駆動バーに連結される駆動ロッドを含んで構成され、前記ノズルパイプは、前記駆動バーの動きに連動して前記ピストン運動をする、請求項2に記載の除水機。
  4. 前記ノズルパイプは、水平方向に揺動しながらのエア噴射が可能である、請求項1に記載の除水機。
  5. 前記ノズルパイプは、水平方向に円運動しながらのエア噴射が可能である、請求項1に記載の除水機。
  6. 前記ノズルパイプは、前記コンベアの上側及び下側に配置される、請求項1乃至5のいずれかに記載の除水機。
  7. 前記ノズルパイプのうちの上側のノズルパイプは、前記除水対象物に合わせての高さ位置調整が可能である、請求項6に記載の除水機。
  8. 前記ノズルパイプは、前記コンベアの上側に向けて前記コンベアと平行に配置され、その位置で揺動及び/又は上下動しながらのエア噴射が可能である、請求項1に記載の除水機。
  9. 前記噴射ノズルは、固定式又は回転式である、請求項1乃至8のいずれかに記載の除水機。
  10. 前記エア噴射位置における前記コンベア上に飛散防止カバーが被せられる、請求項1乃至9のいずれかに記載の除水機。
  11. 前記コンベアの上方に、前記エア噴射時における前記除水対象物の安定搬送を確保するための押止手段が配設される、請求項1乃至10のいずれかに記載の除水機。
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