JP2000161850A - 包装パック乾燥装置 - Google Patents

包装パック乾燥装置

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JP2000161850A
JP2000161850A JP10332451A JP33245198A JP2000161850A JP 2000161850 A JP2000161850 A JP 2000161850A JP 10332451 A JP10332451 A JP 10332451A JP 33245198 A JP33245198 A JP 33245198A JP 2000161850 A JP2000161850 A JP 2000161850A
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packaging pack
nozzles
nozzle
pack
packaging
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Mitsuo Takeda
光雄 武田
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Hokuetsu Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装パックに付着した水滴を短時間で十分に
乾燥除去できるようにし、時間当たりの乾燥個数を多く
する。 【解決手段】 包装パック1をコンベア11のメッシュベ
ルト15により搬送する。その間に、ノズル22,…,27から
包装パック1へ圧縮空気を噴射して、この包装パックに
付着した水分を除去して乾燥させる。ノズル22,…,27
は、メッシュベルト15の包装パック搬送部17を挟んで上
下に対向させて3対設ける。これら3対のノズル22,…,
27は、包装パック1の搬送方向Aに並べる。包装パック
1の上下面の水分を効率よく乾燥除去できる他、上下の
ノズル22,…,27からの風が衝突して生じる水平方向の風
により、包装パック1の側面の水分も乾燥除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベアで搬送さ
れる包装パックに圧縮空気などの気体を噴射することに
よりこの包装パックを乾燥させる包装パック乾燥装置に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の包装パ
ック乾燥装置としては、特開平7−120151号公報
や実公平4−54898号公報に記載のものが知られて
いる。特開平7−120151号公報に記載の乾燥装置
は、上下のメッシュコンベア間に形成される被乾燥物搬
送部の上側に、搬送方向に並べて一対の気体噴き出し口
を設け、また、前記被乾燥物搬送部の後端の下側に一つ
の気体噴き出し口を設けたものである。これら気体噴き
出し口はブロアーに接続されている。さらに、被乾燥物
搬送部の下側には、前記上側の気体噴き出し口にそれぞ
れ対向させて気体そりかえし部を設けている。そして、
この気体そりかえし部により、上側の気体噴き出し口か
ら噴き出した風をはね返し、被乾燥物であるパウチスタ
ンドパックなどの包装パックの後端(下端)に付着した
水を乾燥して除去するようにしたものである。
【0003】しかし、風が気体そりかえし部ではね返る
と、この風が飛散して風速が低下するため、包装パック
の後端(下端)に付着した水を効果的に乾燥除去できな
い。すなわち、この水を十分に乾燥除去しようとすれ
ば、時間がかかってしまう。また、気体そりかえし部を
備えていても、包装パックが上側の気体噴き出し口と気
体そりかえし部とを結ぶ線を横切るときには、包装パッ
クの下面に風が当たらないので、包装パックに付着した
水を十分に乾燥除去できない。
【0004】また、実公平4−54898号公報に記載
の乾燥装置は、バーコンベアにより搬送される包装パッ
ク(パック商品)に空気噴射器から圧縮空気を噴き付け
て、包装パックに付着した水滴を吹き飛ばして乾燥させ
るものである。そして、空気噴射器は、コンベアによる
包装パック搬送部の上側および下側にそれぞれ一つずつ
配設している。したがって、包装パックの上面および下
面にそれぞれ風が当たるが、コンベアによる包装パック
の搬送方向において空気噴射器が1段しか設けられてい
ないため、包装パックに付着した水を効果的に乾燥除去
できない。すなわち、この水を十分に乾燥除去しようと
すれば、コンベアの搬送速度を遅くして、長い時間包装
パックに風を当てなければならず、時間当たりの包装パ
ックの乾燥個数が少なくなる。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、包装パックに付着した水滴を短時間で十
分に乾燥除去でき、時間当たりの乾燥個数すなわち処理
数を多くできる包装パック乾燥装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の包装パ
ック乾燥装置は、前記目的を達成するために、風の流通
が可能なベルトを有し包装パックを搬送するコンベア
と、このコンベアにより搬送される包装パックに向けて
気体を噴射する噴射口を有するノズルと、このノズルに
接続された送風機とを備え、前記ノズルは、前記コンベ
アのベルトにおける包装パック搬送部を上下から挟んで
配設するとともに、この包装パック搬送部の上下におい
てそれぞれ包装パックの搬送方向に複数段配設したもの
である。
【0007】コンベアのベルトにより包装パックが搬送
され、その間に、ノズルから包装パックに向けて気体が
噴射されることにより、この包装パックが乾燥される。
ノズルは、前記ベルトにおける包装パック搬送部を上下
から挟んで配設されており、かつ、この包装パック搬送
部の上下においてそれぞれ包装パックの搬送方向に複数
段配設されていることにより、包装パック全体を速やか
にかつ確実に乾燥させることができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の包装
パック乾燥装置において、前記ノズルは、前記包装パッ
ク搬送部を挟んで上下に対向させて複数対配設し、上側
のノズルは、気体の噴射方向を真下方向とし、下側のノ
ズルは、気体の噴射方向を真上方向としたものである。
【0009】上下に対向するノズル間に包装パックがな
いときには、上下のノズルからの風が互いに衝突するこ
とにより、包装パック搬送部に沿う水平方向の風の流れ
が生じる。これにより、包装パックの側面にも風が強く
当たり、この側面も効率よく乾燥させることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明の包装
パック乾燥装置において、前記ノズルは、前記包装パッ
ク搬送部を挟んで上下に対向させて複数対配設し、包装
パックの搬送方向における中央部の上下のノズルは、気
体の噴射方向をそれぞれ真下方向および真上方向とし、
包装パックの搬送方向における両端側のノズルは、気体
の噴射方向を上下方向に対して前記包装パック搬送部の
搬送方向における中央部側へ傾斜させたものである。
【0011】前記請求項2の発明と同様に、上下に対向
するノズル間に包装パックがないときには、上下のノズ
ルからの風が互いに衝突することにより、包装パック搬
送部に沿う水平方向の風の流れが生じる。これにより、
包装パックの側面にも風が強く当たり、この側面も効率
よく乾燥させることができる。しかも、包装パックの搬
送方向における両端側のノズルは、気体の噴射方向が上
下方向に対して傾斜していることにより、より強い水平
方向の風の流れが生じる。さらに、傾斜の方向は、包装
パック搬送部の搬送方向における中央部側へ向かう方向
なので、包装パック搬送部の入口部および出口部の風が
エアカーテンを形成し、飛散した水が外へ出てこない。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明の包装
パック乾燥装置において、前記包装パック搬送部の上側
のノズルと下側のノズルとは、包装パックの搬送方向に
おいて交互にずらして配設したものである。
【0013】例えば周辺部が熱圧着されている包装パッ
クの場合、熱圧着部の根元部付近の水分は除去されにく
い。これに対して、上側のノズルと下側のノズルとが交
互にずれていると、包装パックが搬送される間に、熱圧
着部が風により交互に上下になびくことにより、熱圧着
部の根元部付近の水分が除去されやすくなる。
【0014】請求項5の発明は、請求項1の発明の包装
パック乾燥装置において、前記包装パック搬送部の上側
のノズルまたは下側のノズルのいずれか一方を包装パッ
クの搬送方向に往復運動させるノズル往復動手段を備え
たものである。
【0015】この往復動に伴い、上下のノズルが対向し
たときには、前記請求項2の発明のように、上下のノズ
ルからの風の衝突により水平方向に風が流れ、包装パッ
クの側面の水分を効率よく乾燥除去できる。また、上下
のノズルがずれたときには、前記請求項4の発明と同様
の作用が得られる。
【0016】請求項6の発明は、請求項1の発明の包装
パック乾燥装置において、前記ノズルをほぼ包装パック
の搬送方向に揺動させるノズル揺動手段を備えたもので
ある。
【0017】これにより、ノズルからの風が様々な方向
から包装パックに噴き付けられ、この包装パックの表面
形状によらず、包装パックに付着した水分を効率よく乾
燥除去できる。
【0018】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かの発明の包装パック乾燥装置において、前記ノズルの
噴射口は、水平でかつ包装パックの搬送方向と直交する
方向に延び、端部が隣接する噴射口の端部と包装パック
の搬送方向において重なる複数のスリットからなるもの
である。
【0019】これにより、風圧によって噴射口が拡大す
ることが防止され、かつ、包装パックにおいて風の当た
らない場所がなくなる。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の包装パック乾燥装置
の第1実施例について、図1から図4を参照しながら説
明する。図4は、被乾燥物である包装パック1を示して
いる。図示の包装パック1の姿勢は、乾燥時のものであ
る。この包装パック1は、食品などの被包装物を包装体
2内に包装したもので、この包装体2は、封止部である
片状の熱圧着部3を周辺部である側面に有している。ま
た、図示の包装パックは、パウチスタンドパックのよう
なもので、載置部4を一側面に有している。この載置部
4は、平面的なもので、外側で凹状に窪んでいる場合も
ある。
【0021】図1および図2において、11は包装パック
1を搬送するコンベアで、このコンベア11は、コンベア
フレーム12にそれぞれ支軸13により軸着された複数群の
プーリー14を有しており、これらプーリ12に風の流通が
可能な無端のメッシュベルト15が掛け渡されている。そ
して、いずれかの支軸13がモーターにより回転駆動され
ることにより、メッシュベルト15が回行するものであ
る。なお、16は、モーターを含めた駆動装置を内蔵した
駆動装置ボックスである。メッシュベルト15は、その回
行経路における水平な上部が包装パック搬送部17をなし
ており、この包装パック搬送部17上に包装パック1が載
せられて水平な方向に搬送されるようになっている。
【0022】また、21はノズルフレームで、このノズル
フレーム21に複数のノズル22,23,24,25,26,27が装着さ
れている。これらノズル22,…,27は、前記包装パック搬
送部17を上下から挟んで配設されており、上下に対向す
るノズル22,…,27が計3対ある。そして、これらノズル
22,…,27は、包装パック搬送部17の上下においてそれぞ
れ包装パック1の搬送方向Aに3段配設されている。ま
た、包装パック搬送部17の上側のノズル22,23,24では下
面に、また、下側のノズル25,26,27では上面に、図3に
示すような水平なスリット状の噴射口28が開口形成され
ている。この噴射口28は、前記コンベア11により搬送さ
れる包装パック1に向けて気体である圧縮空気を噴射す
るものであるが、圧縮空気の噴射方向は、上側のノズル
22,23,24では真下、下側のノズル25,26,27では真上にな
っている。また、噴射口28は、包装パック1の搬送方向
Aと直交する方向に延び、寸法線aで示すように、端部
が隣接する噴射口28の端部と包装パック1の搬送方向A
において重なる複数のスリットからなっている。噴射口
28は、全体としては、メッシュベルト15のほぼ全幅に渡
っている。さらに、前記各ノズル22,…,27は、その端部
などに形成された空気流入口31がそれぞれ空気配管32に
より送風機(ブロアー)33に接続されている。
【0023】なお、図示していないが、前記コンベア1
1、ノズル22,…,27を含めたノズルフレーム21および送
風機33などの全体はボンネットにより覆われる。
【0024】つぎに、前記の構成についてその作用を説
明する。本包装パック乾燥装置は、例えば食品などを包
装した包装パック1を冷却や洗浄などのために水に浸し
た後、包装パック1に付着した水分を乾燥させるために
用いられる。包装パック1はコンベア11のメッシュベル
ト15の包装パック搬送部17上に載せられ、その一端側
(入口側)から他端側(出口側)へ搬送される。その間
に、送風機33から送風される圧縮空気の風が各ノズル2
2,…,27の噴射口28から包装パック1へ向けて噴射され
る。これにより、包装パック1に付着した水滴が乾燥さ
れて除去される。
【0025】その際、ノズル22,…,27が包装パック搬送
部17の上下にあるので、包装パック1の上面および下面
とも同時に水分を乾燥除去させることができる。しか
も、ノズル22,…,27は、包装パック搬送部17の上下にお
いてそれぞれ包装パック1の搬送方向Aに3段配設され
ているので、包装パック1を速やかにかつ確実に乾燥さ
せることができる。
【0026】また、包装パック1の搬送時、ノズル22,
…,27からの風の吹出し方向に包装パック1がないとき
には、上下に対向するノズル22,…,27からの風が互いに
ぶつかり、図1にBで示すように、水平な包装パック搬
送部17に沿って水平に風が流れる。これにより、包装パ
ック1の側面、例えば凹状になった載置部4などにも風
が強く当たり、この側面も効率よく乾燥させることがで
きる。
【0027】さらに、ノズル22,…,27の噴射口28は、包
装パック1の搬送方向Aと直交する方向に延び、端部が
隣接する噴射口28の端部と包装パック1の搬送方向Aに
おいて重なる複数のスリットからなっているので、風圧
によって噴射口28が拡大することを防止しながら、包装
パック1において風の当たらない場所をなくすことがで
き、包装パック1に付着した水分をさらに効率よく乾燥
除去できる。
【0028】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、簡単な構造で、包装パック1全体に付着した水を効
率よく除去して乾燥させることができる。そして、包装
パック1の乾燥が短時間で十分にできることにより、コ
ンベア11の搬送速度を増すことができ、時間当たりの包
装パック1の乾燥個数すなわち処理数を多くできる。
【0029】つぎに、本発明の包装パック乾燥装置の第
2実施例について図5を参照しながら説明する。なお、
前記第1実施例と対応する部分には同一符号を付して、
その説明を省略する。これは、後述する第3実施例から
第5実施例も同様である。本第2実施例の包装パック乾
燥装置では、前記第1実施例と同様に、ノズル22,…,27
が、包装パック搬送部17を挟んで上下に対向させて3対
設けられている。そして、包装パック1の搬送方向Aに
おける中央部の上下のノズル23,26は、圧縮空気の噴射
方向がそれぞれ真下方向および真上方向にしてある。一
方、包装パック1の搬送方向Aにおける両端側のノズル
22,24,25,27は、圧縮空気の噴射方向を上下方向に対し
て包装パック搬送部17の搬送方向Aにおける中央部側へ
傾斜させてある。なお、噴射方向の上下方向に対する角
度は25〜40°、好ましくは30°程度である。また、上下
に対向するノズル22,24,25,27においては、噴射方向の
上下方向に対する角度は同じにしてある。
【0030】そして、搬送方向Aにおける中央部の上下
のノズル23,26は、それぞれ真下方向および真上方向に
風が噴射するので、特に包装パック1の上面および下面
の水分を効率よく乾燥除去させることができる。また、
両端側のノズル22,24,25,27は角度がついているため
に、上下のノズル22,24,25,27からの風が互いに衝突し
たとき、水平方向、特に包装パック搬送部17の搬送方向
Aにおける中央部側へ向けてより勢いのある風が生じ
る。これにより、包装パック1の側面の水分を効率よく
乾燥除去させることができる。
【0031】また、包装パック1の搬送方向Aにおける
両端側すなわち入口側および出口側のノズル22,24,25,2
7は、圧縮空気の噴射方向が包装パック搬送部17の内側
へ向いているので、この包装パック搬送部17の入口部お
よび出口部の風がエアカーテンを形成することにより、
飛散した水が包装パック搬送部17の入口部および出口部
から外へ出てこない。
【0032】つぎに、本発明の包装パック乾燥装置の第
3実施例について図6から図8を参照しながら説明す
る。本第3実施例の包装パック乾燥装置では、前記第1
実施例と同様に、包装パック搬送部17の上下にそれぞ
れ、包装パック1の搬送方向Aに並べて3段ノズル22,
…,27を配設している。ただし、包装パック搬送部17の
上側のノズル22,23,24と下側のノズル25,26,27とは、包
装パック1の搬送方向Aにおいて交互にずらして配設し
てある。
【0033】図8に示すように、包装パック1の包装の
状態で、包装体2の周囲が片状の熱圧着部3になってい
るような場合には、この熱圧着部3の凹状になった根元
部3a付近の水分は除去されにくい。このような包装パッ
ク1に対しては、本第3実施例のように上下のノズル2
2,…,27が交互にずれていると、包装パック搬送部17上
で包装パック1が搬送される間に、図7(a)に示すよ
うに、上側のノズル22,23,24に熱圧着部3が対向する
と、この熱圧着部3がノズル22,23,24からの風により下
へなびき、図7(b)に示すように、下側のノズル25,2
6,27に熱圧着部3が対向すると、この熱圧着部3がノズ
ル25,26,27からの風により上へなびく。これが包装パッ
ク1の搬送中に交互に繰り返されることにより、熱圧着
部3の根元部3a付近の水分が除去されやすくなり、この
水分を効率よく除去して乾燥させることができる。
【0034】つぎに、本発明の包装パック乾燥装置の第
4実施例について図9を参照しながら説明する。本第4
実施例の包装パック乾燥装置は、包装パック搬送部17の
上側の3つのノズル22,23,24を包装パック1の搬送方向
Aに往復運動させるノズル往復動手段41を備えたもので
ある。すなわち、上側の3つのノズル22,23,24は、全体
が平行移動できるように、前記搬送方向Aに往復運動す
るブラケット42に装着されている。このブラケット42
は、モータ43の回転力がクランク44により直線動に変換
されることにより往復移動するものである。なお、ノズ
ル22,23,24のストロークは、これらノズル22,23,24の前
記搬送方向Aにおける間隔ないしその半分程度が好まし
い。これら上側の3つのノズル22,23,24は、往復移動に
際して下側のノズル25,26,27に真上から対向した状態に
なる。なお、上側の3つのノズル22,23,24からの圧縮空
気の噴射方向は真下方向、下側の3つのノズル25,26,27
からの圧縮空気の噴射方向は真上方向である。
【0035】上側のノズル22,23,24の往復移動に際し
て、上下のノズル22,…,27が対向する位置になったとき
には、前記第1実施例と同様の作用が得られる。すなわ
ち、上下のノズル22,…,27から噴き出した風が互いに衝
突して水平方向に風が流れ、これにより、包装パック1
の側面の水分を効率よく除去して乾燥させることができ
る。また、上下のノズル22,…,27が互いにずれた位置に
なったときには、前記第3実施例と同様の作用が得られ
る。すなわち、片状の熱圧着部3がある包装パック1に
対して、この熱圧着部3が上下に交互になびくことによ
り、その根元部3a付近の水分を効率よく除去して乾燥さ
せることができる。
【0036】なお、前記第4実施例では、上側のノズル
22,23,24を往復移動させるようにしたが、下側のノズル
25,26,27を往復移動させるようにしてもよい。
【0037】つぎに、本発明の包装パック乾燥装置の第
5実施例について図10を参照しながら説明する。本第
5実施例の包装パック乾燥装置は、ノズル22,…,27をほ
ぼ包装パック1の搬送方向Aに揺動させるノズル揺動手
段46を備えたものである。このノズル揺動手段46は、リ
ンク機構を用いたもので、各ノズル22,…,27は、位置の
固定した支点軸47により揺動自在に支持された第1のリ
ンク棒48の一端部に固定されている。その支点軸47は、
水平で包装パック1の搬送方向Aと直交する方向性を有
する。また、第1のリンク棒48の他端部は、上側のノズ
ル22,23,24および下側のノズル25,26,27でそれぞれ共通
な第2のリンク棒49に連結軸50により上下方向の長孔51
を介して回動自在に連結されている。第2のリンク棒49
は、モータ52の回転力がクランク53により直線動に変換
されることにより往復運動するものである。したがっ
て、モータ52が回転すると第2のリンク棒49が往復移動
し、それに伴って、第1のリンク棒48とともにノズル2
2,…,27が揺動(スイング)するようになっている。な
お、下側のノズル25,26,27については、その駆動用のモ
ータ52およびクランク53は図示していないが、上側のノ
ズル22,23,24と駆動のための構成は同じである。さら
に、ノズル22,…,27の揺動角度は、上下方向を基準とし
て±25〜40°、好ましくは±30°程度である。また、上
下のノズル22,…,27は、それぞれのノズル22,…,27が同
一方向を向くように揺動させてもよいが、別方向を向く
ように揺動させてもよい。
【0038】本第5実施例では、ノズル22,…,27が揺動
することにより、これらノズル22,…,27から噴き出す圧
縮空気の風が様々な方向から包装パック1に噴き付けら
れるので、この包装パック1の表面形状によらず、この
包装パック1に付着した水分をよりいっそう効率よく乾
燥除去できる。
【0039】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、ノズル22,…,27を包装パック搬送部17
の上下においてそれぞれ包装パック1の搬送方向Aに3
段配設したが、包装パックの搬送方向の段数は3段に限
るものではなく、2段あるいは4段以上にしてもよい。
また、送風機、空気配管あるいはコンベアの駆動装置な
どの構成も、適宜の構成を採用できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明の包装パック乾燥装置に
よれば、風の流通が可能なベルトを有し包装パックを搬
送するコンベアと、このコンベアにより搬送される包装
パックに向けて気体を噴射する噴射口を有するノズル
と、このノズルに接続された送風機とを備え、前記ノズ
ルは、前記コンベアのベルトにおける包装パック搬送部
を上下から挟んで配設するとともに、この包装パック搬
送部の上下においてそれぞれ包装パックの搬送方向に複
数段配設したので、包装パックに付着した水滴を短時間
で十分に乾燥除去でき、時間当たりの乾燥個数すなわち
処理数を多くできる。
【0041】請求項2の発明の包装パック乾燥装置によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、前記ノズルは、
前記包装パック搬送部を挟んで上下に対向させて複数対
配設し、上側のノズルは、気体の噴射方向を真下方向と
し、下側のノズルは、気体の噴射方向を真上方向とした
ので、包装パックの側面も効率よく乾燥させることがで
きる。
【0042】請求項3の発明の包装パック乾燥装置によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、前記ノズルは、
前記包装パック搬送部を挟んで上下に対向させて複数対
配設し、包装パックの搬送方向における中央部の上下の
ノズルは、気体の噴射方向をそれぞれ真下方向および真
上方向とし、包装パックの搬送方向における両端側のノ
ズルは、気体の噴射方向を上下方向に対して前記包装パ
ック搬送部の搬送方向における中央部側へ傾斜させたの
で、包装パックの側面も効率よく乾燥させることができ
る。また、包装パック搬送部の入口部および出口部の風
がエアカーテンを形成することにより、飛散した水が外
へ出ることを防止できる。
【0043】請求項4の発明の包装パック乾燥装置によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、前記包装パック
搬送部の上側のノズルと下側のノズルとは、包装パック
の搬送方向において交互にずらして配設したので、例え
ば周辺部が熱圧着されている包装パックの場合でも、熱
圧着部の根元部付近の水分を効率よく除去して乾燥させ
ることができる。
【0044】請求項5の発明の包装パック乾燥装置によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、前記包装パック
搬送部の上側のノズルまたは下側のノズルのいずれか一
方を包装パックの搬送方向に往復運動させるノズル往復
動手段を備えたので、包装パックの側面の水分を効率よ
く乾燥除去できるとともに、例えば周辺部が熱圧着され
ている包装パックの場合でも、熱圧着部の根元部付近の
水分を効率よく除去して乾燥させることができる。
【0045】請求項6の発明の包装パック乾燥装置によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、前記ノズルをほ
ぼ包装パックの搬送方向に揺動させるノズル揺動手段を
備えたので、包装パックの表面形状によらず、包装パッ
クに付着した水分をよりいっそう効率よく乾燥除去でき
る。
【0046】請求項7の発明によれば、請求項1〜6の
いずれかの発明の効果に加えて、前記ノズルの噴射口
は、水平でかつ包装パックの搬送方向と直交する方向に
延び、端部が隣接する噴射口の端部と包装パックの搬送
方向において重なる複数のスリットからなるので、風圧
によって噴射口が拡大することを防止しながら、包装パ
ックにおいて風の当たらない場所をなくすことができ、
包装パックに付着した水分をさらに効率よく乾燥除去で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装パック乾燥装置の第1実施例を示
す側面図である。
【図2】同上斜視図である。
【図3】同上ノズルの斜視図である。
【図4】同上包装パックの側面図である。
【図5】本発明の包装パック乾燥装置の第2実施例を示
す側面図である。
【図6】本発明の包装パック乾燥装置の第3実施例を示
す側面図である。
【図7】同上作用を説明する側面図である。
【図8】同上包装パックの一部の側面図である。
【図9】本発明の包装パック乾燥装置の第4実施例を示
す側面図である。
【図10】本発明の包装パック乾燥装置の第5実施例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 包装パック 11 コンベア 15 メッシュベルト(ベルト) 17 包装パック搬送部 22 ノズル 23 ノズル 24 ノズル 25 ノズル 26 ノズル 27 ノズル 28 噴射口 33 送風機 41 ノズル往復動手段 46 ノズル揺動手段 A 搬送方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風の流通が可能なベルトを有し包装パッ
    クを搬送するコンベアと、このコンベアにより搬送され
    る包装パックに向けて気体を噴射する噴射口を有するノ
    ズルと、このノズルに接続された送風機とを備え、前記
    ノズルは、前記コンベアのベルトにおける包装パック搬
    送部を上下から挟んで配設するとともに、この包装パッ
    ク搬送部の上下においてそれぞれ包装パックの搬送方向
    に複数段配設したことを特徴とする包装パック乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルは、前記包装パック搬送部を
    挟んで上下に対向させて複数対配設し、上側のノズル
    は、気体の噴射方向を真下方向とし、下側のノズルは、
    気体の噴射方向を真上方向としたことを特徴とする請求
    項1記載の包装パック乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルは、前記包装パック搬送部を
    挟んで上下に対向させて複数対配設し、包装パックの搬
    送方向における中央部の上下のノズルは、気体の噴射方
    向をそれぞれ真下方向および真上方向とし、包装パック
    の搬送方向における両端側のノズルは、気体の噴射方向
    を上下方向に対して前記包装パック搬送部の搬送方向に
    おける中央部側へ傾斜させたことを特徴とする請求項1
    記載の包装パック乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記包装パック搬送部の上側のノズルと
    下側のノズルとは、包装パックの搬送方向において交互
    にずらして配設したことを特徴とする請求項1記載の包
    装パック乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記包装パック搬送部の上側のノズルま
    たは下側のノズルのいずれか一方を包装パックの搬送方
    向に往復運動させるノズル往復動手段を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の包装パック乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルをほぼ包装パックの搬送方向
    に揺動させるノズル揺動手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の包装パック乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズルの噴射口は、水平でかつ包装
    パックの搬送方向と直交する方向に延び、端部が隣接す
    る噴射口の端部と包装パックの搬送方向において重なる
    複数のスリットからなることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の包装パック乾燥装置。
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