JP2022160528A - 生産計画作成方法および生産計画作成装置並びに生産計画作成プログラム - Google Patents

生産計画作成方法および生産計画作成装置並びに生産計画作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生産現場の状況を反映して精度の高い生産計画を作成することができる生産計画作成方法等を提供する。【解決手段】複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する作業時間情報取得工程と、生産設備に取り付けられている部材補給部の情報と、生産設備以外に配置されている部材補給部の情報とを含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得工程と、生産順序情報、作業時間の情報、配置手段情報に基づいて、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化工程と、を含み、計画最適化工程において、配置手段情報を取得した時点から所定期間は生産順序を変更せず、所定期間以降は生産順序の変更を許容する条件で、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化した生産計画を出力する。【選択図】図10

Description

本発明は、生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成方法および生産計画作成装置並びに生産計画作成プログラムに関する。
基板に電子部品を実装した実装基板などの製品を生産する生産ラインでは、複数の品種の製品が生産される。生産する製品の品種を変更する際は、生産ラインにおいて製品の生産に使用される部材を変更する段取り替えが実行される。段取り替えには、製品の生産と並行して生産エリアとは別の準備エリアで実行される外段取りがある。複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する際は、段取り替え等の準備計画も考慮して、製品が納期内に生産可能な計画が作成される(例えば、特許文献1)。
特許文献1の作業計画作成システムでは、一日の作業終了後の進捗状況に基づいて、作業が未完了の中断作業、計画から遅れている未着手の遅れ作業、計画ではこれから着手予定の未着手作業を抽出し、中断作業、遅れ作業、未着手作業の順に優先して作業する翌日の作業計画を作成することが開示されている。
特開2015―176239号公報
ところで、将来の生産進捗は現在の外段取りなどの準備状況にも依存して変動するにもかかわらず、特許文献1に開示されている作業計画作成システムでは、生産される製品に対する作業の進捗状況のみに基づいて今後の作業計画を作成しており、精度の高い生産計画を作成するためには、さらなる改善の余地があるという問題点があった。
そこで本発明は、生産現場の状況を反映して精度の高い生産計画を作成することができる生産計画作成方法および生産計画作成装置並びに生産計画作成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の生産計画作成方法は、生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成装置における生産計画作成方法であって、複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、前記生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する作業時間情報取得工程と、前記生産設備に取り付けられている前記部材補給部の情報と、前記生産設備以外に配置されている前記部材補給部の情報とを含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得工程と、前記生産順序情報、前記作業時間の情報、前記配置手段情報に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化工程と、を含み、前記計画最適化工程において、前記配置手段情報を取得した時点から所定期間は前記生産順序を変更せず、前記所定期間以降は前記生産順序の変更を許容する条件で、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化した前記生産計画を出力する。
本発明の生産計画作成装置は、生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成装置であって、複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、前記生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する処理部と、前記生産設備に取り付けられている前記部材補給部の情報と、前記生産設備以外に配置されている前記部材補給部の情報とを含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得部と、前記生産順序情報、前記作業時間情報、前記配置手段情報に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化処理部と、を含み、前記計画最適化処理部は、前記配置手段情報を取得した時点から所定期間は前記生産順序を変更せず、前記所定期間以降は前記生産順序の変更を許容する条件で、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化した前記生産計画を出力する。
本発明の生産計画作成プログラムは、生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成装置に利用される生産計画作成プログラムであって、複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、前記生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する作業時間情報取得工程と、前記生産設備以外に配置されている前記部材補給部の情報を含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得工程と、前記生産順序情報、前記作業時間の情報、前記配置手段情報に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化工程と、を含み、前記計画最適化工程において、前記配置手段情報を取得した時点から所定期間は前記生産順序を変更せず、前記所定期間以降は前記生産順序の変更を許容する条件で、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する工程、とを実行する。
本発明によれば、生産現場の状況を反映して精度の高い生産計画を作成することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムが備える部品実装ラインの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムが備える部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装システムが備える部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(生産計画作成装置)の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(生産計画作成装置)で使用される段取りグループ情報の一例の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(生産計画作成装置)で使用される台車使用状況情報の一例の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(生産計画作成装置)と通信する携帯端末のタッチパネルに表示された現場状況入力画面の一例の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(生産計画作成装置)における計画最適化処理の説明図 本発明の一実施の形態の管理コンピュータ(生産計画作成装置)における生産計画作成方法のフロー図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品実装ライン、部品実装装置、台車の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図3、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図3における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図3における上下方向)が示される。図4では、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(図4における上下方向)が示される。Z方向は、部品実装装置が水平面上に設置された場合の上下方向または直交方向である。
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、フロアFに配置された3本の部品実装ラインL1~L3を通信ネットワーク2によって接続し、管理コンピュータ3によって管理する構成となっている。部品実装ラインL1~L3は、フロアFに設けられた生産エリアApに配置されている。各部品実装ラインL1~L3は、後述するように部品実装装置を含む複数の生産設備を連結して構成され、基板に電子部品を実装した実装基板を生産する機能を有している。なお、部品実装システム1が備える部品実装ラインL1~L3は3本である必要はなく、2本及び4本以上でも良い。
フロアFに設けられた生産エリアApとは異なる準備エリアAsには、配置作業支援装置4が配置されている。配置作業支援装置4は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。配置作業支援装置4には、後述する配置作業の対象となる交換用の台車5が接続される。準備エリアAsには、配置作業の実行前、実行中、または実行後など、多様な状態の複数の台車5が保管されている。
図1において、配置作業支援装置4に接続された台車5には、これから部品実装ラインL1~L3において生産する実装基板の品種に対応する作業指示に従って、電子部品を供給する複数のテープフィーダ9(図3参照)などを台車5に装着する配置作業が作業者によって実行される。配置作業支援装置4に接続された台車5にテープフィーダ9が装着されると、台車5を介して配置作業支援装置4よりテープフィーダ9に電力が供給されて、テープフィーダ9が内蔵するフィーダ制御部(図示省略)が管理コンピュータ3と通信可能な状態となる。
作業者には、作業を実行する人に加えて、生産する実装基板の品種に対応する作業指示に従って、電子部品を供給する複数のテープフィーダ9などを台車5に装着する配置作業を実行する作業装置が含まれる。なお、作業装置は、その装置内部で配置作業を完結させる構成でもよいし、人が実行する作業手順に近い配置作業をその装置外部で実行する多関節ロボットを含む構成でもよい。また、作業者数は、人と作業装置の一方のみでも両方含んでいてもよい。
これにより、台車5へのテープフィーダ9の装着状況、テープフィーダ9に装着される電子部品を保持するキャリアテープ16(図4参照)のテープフィーダ9への補給状況などの配置作業の状況を、管理コンピュータ3において取得することができる。配置作業では、キャリアテープ16がテープフィーダ9に取り付けられる。そして、配置作業支援装置4が備えるコードリーダ4aにより、キャリアテープ16を巻回状態で収納するリール17に付されたバーコード17a(図4参照)などの情報を読み取って照合する作業が実行される。なお、準備エリアAsに配置される配置作業支援装置4は1台である必要はなく、2台以上でも良い。
図1において、フロアF内では、携帯端末Tを携帯する作業者Wが各種作業を実行している。携帯端末Tは、管理コンピュータ3と無線で通信して情報の授受を行う端末側通信部Ta、表示機能と入力機能を有するタッチパネルTbを備えている。携帯端末Tは、管理コンピュータ3から受信した各種情報を表示処理してタッチパネルTbに表示する。また、携帯端末Tは、タッチパネルTbから入力された各種情報などを管理コンピュータ3に送信する。
このように、配置作業支援装置4に接続された台車5を含む準備エリアAsにある台車5には、部品実装ラインL1~L3における実装基板の生産と並行して配置作業を実行することができる。部品実装ラインL1~L3において生産する実装基板の品種を変更する際、作業者は準備エリアAsにおいてテープフィーダ9が装着された台車5を部品実装ラインL1~L3まで移動させ、部品実装装置に装着されている台車5と交換する交換作業を実行する。
次に図2を参照して、部品実装ラインL1~L3の詳細な構成を説明する。部品実装ラインL1~L3は同様の構成をしており、以下、部品実装ラインL1について説明する。部品実装ラインL1は、基板搬送方向の上流側(紙面左側)から下流側(紙面右側)に向けて、はんだ印刷装置M1、印刷検査装置M2、部品実装装置M3~M6、実装検査装置M7、リフロー装置M8などの生産設備を直列に連結して構成されている。なお、部品実装ラインL1は通信ネットワーク2を介して接続される生産設備群であって、物理的に生産設備同士が連結されていなくてもよい。
はんだ印刷装置M1、印刷検査装置M2、部品実装装置M3~M6、実装検査装置M7、リフロー装置M8は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。はんだ印刷装置M1は、はんだ印刷作業部によって上流側から搬入された基板Bにマスクを介してはんだを印刷するはんだ印刷作業を実行する。印刷検査装置M2は、はんだ検査カメラを含む印刷検査作業部によって基板Bに印刷されたはんだの状態を検査する印刷検査作業を実行する。なお、はんだ印刷装置M1と並設して、もしくははんだ印刷装置M1の代わりにはんだを基板Bに塗布するはんだ塗布装置を備えてもよい。また、部品実装ラインL1は、印刷検査装置M2を備えなくてもよい。
部品実装装置M3~M6は、部品実装作業部によって基板Bに電子部品Dを実装する部品実装作業を実行する。なお、部品実装ラインL1は、部品実装装置M3~M6が4台の構成に限定されることなく、部品実装装置M3~M6が1~3台であっても5台以上であってもよい。実装検査装置M7は、部品検査カメラを含む実装検査作業部によって基板Bに搭載された電子部品Dの状態を検査する実装検査作業を実行する。リフロー装置M8は、装置内に搬入された基板Bを基板加熱部によって加熱して、基板B上のはんだを硬化させ、基板Bの電極部と電子部品Dとを接合する基板加熱作業を実行する。なお、部品実装ラインL1は、実装検査装置M7を備えなくてもよい。
次に図3、図4を参照して、部品実装装置M3~M6の構成を説明する。部品実装装置M3~M6は同様の構成であり、ここでは部品実装装置M3について説明する。部品実装装置M3は、電子部品Dを基板Bに実装する機能を有している。図3において、基台6の中央には、基板搬送機構7がX方向に設置されている。基板搬送機構7は、上流側から搬入された基板BをX方向へ搬送し、以下に説明する実装ヘッドによる実装作業位置に位置決めして保持する。また、基板搬送機構7は、部品実装作業が完了した基板Bを下流側に搬出する。基板搬送機構7の両側方には、部品供給部8が設置されている。
部品供給部8には、それぞれ複数のテープフィーダ9がX方向に並列に装着された台車5が取り付けられている。テープフィーダ9は、電子部品Dを格納するポケットが形成されたキャリアテープを部品供給部8の外側から基板搬送機構7に向かう方向(テープ送り方向)にピッチ送りすることにより、実装ヘッドが電子部品Dをピックアップする部品取出し位置に電子部品Dを供給する。
図3において、基台6の上面におけるX方向の両端部には、リニア駆動機構を備えたY軸テーブル10が配置されている。Y軸テーブル10には、同様にリニア機構を備えたビーム11がY方向に移動自在に結合されている。ビーム11には、実装ヘッド12がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド12は、複数(ここでは8つ)のノズルユニット12aを備えている。図4において、各ノズルユニット12aの下端部には、電子部品Dを真空吸着して保持する吸着ノズル12bが装着されている。
図3において、Y軸テーブル10およびビーム11は、実装ヘッド12を水平方向(X方向、Y方向)に移動させる実装ヘッド移動機構13を構成する。実装ヘッド移動機構13および実装ヘッド12は、部品供給部8に装着されているテープフィーダ9の部品取出し位置から電子部品Dを吸着ノズル12bによって吸着してピックアップし、基板搬送機構7に保持された基板Bの実装位置に移送して実装する部品実装作業を実行する。
図3、図4において、ビーム11には、ビーム11の下面側に位置して実装ヘッド12とともに一体的に移動するヘッドカメラ14が装着されている。実装ヘッド12が移動することにより、ヘッドカメラ14は基板搬送機構7の実装作業位置に位置決めされた基板Bの上方に移動して、基板Bに設けられた基板マーク(図示せず)を撮像して基板Bの位置を認識する。
部品供給部8と基板搬送機構7との間には、部品認識カメラ15が設置されている。部品認識カメラ15は、部品供給部8から電子部品Dを取り出した実装ヘッド12が上方を移動する際に、吸着ノズル12bに保持された電子部品Dを撮像して保持位置などを認識する。実装ヘッド12による電子部品Dの基板Bへの部品実装作業では、ヘッドカメラ14による基板Bの認識結果と部品認識カメラ15による電子部品Dの認識結果とを加味して実装位置の補正が行われる。
図4において、台車5の前側には、電子部品Dを収納するキャリアテープ16が巻回されたリール17が保持されている。テープフィーダ9は、リール17に収納されているキャリアテープ16をテープ送り方向に搬送して実装ヘッド12による部品取り出し位置に電子部品Dを供給する。
このように、部品実装装置M3~M6は、製品である電子部品Dを実装した実装基板を生産する生産設備であり、部品実装装置M3~M6を備える部品実装ラインL1~L3は実装基板を生産する生産ラインである。そして、台車5は、部品実装ラインL1~L3を構成する部品実装装置M3~M6に取り付けて製品(実装基板)の生産に使用される部材(テープフィーダ9、リール17)を配置する配置手段(部材補給部)である。
次に図5を参照して、管理コンピュータ3の構成について説明する。管理コンピュータ3は、処理部20、記憶装置である生産計画記憶部27、準備作業計画記憶部28、作業者情報記憶部29の他、入力部30、表示部31、無線通信部32、通信部33を備えている。処理部20はCPUなどのデータ処理装置であり、内部処理部として生産実績収集部21、配置作業実績収集部22、順序情報取得部23、配置手段情報取得部24、計画最適化処理部25、作業指示処理部26を備えている。なお、管理コンピュータ3は、ひとつのコンピュータで構成する必要はなく、複数のデバイスで構成してもよい。例えば、記憶装置の全てもしくは一部をサーバを介してクラウドに備えてもよい。
入力部30は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部31は液晶パネルなどの表示装置であり、各記憶部が記憶する各種データを表示する他、入力部30による操作のための操作画面などの各種情報を表示する。無線通信部32は、携帯端末Tと無線で通信して情報の授受を行う。通信部33は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して部品実装ラインL1~L3が備える部品実装装置M3~M8などの生産設備、配置作業支援装置4との間で信号、データの授受を行う。
図5において、生産計画記憶部27には、生産順序情報27a、生産履歴情報27bなどが記憶されている。生産順序情報27aには、生産される実装基板のロットを特定するロット番号毎に、実装基板を生産する部品実装ラインL1~L3を特定するライン番号、生産の開始時刻と終了時刻、部品実装ラインL1~L3における台車5の交換作業の時刻、実装基板の生産順序と生産枚数などの生産計画が記憶されている。すなわち、生産順序情報27aには、複数の品種の製品(実装基板)を生産する生産順序が含まれている。生産実績収集部21は、部品実装ラインL1~L3の生産設備で生産されている実装基板(製品)のロット番号と生産枚数などの生産実績を随時収集して、生産履歴情報27bとして生産計画記憶部27に記憶させる。
図5において、準備作業計画記憶部28には、準備作業順序情報28a、準備作業履歴情報28b、段取りグループ情報28c、台車使用状況情報28dなどが記憶されている。準備作業順序情報28aには、実装基板の品種を特定する品種番号毎に、台車5(配置手段)に品種に対応する部材(テープフィーダ9、リール17)を配置する配置作業の開始時刻と終了時刻、配置作業に着手可能となる配置作業着手可能時刻、配置作業の順序などの準備作業計画が記憶されている。すなわち、準備作業順序情報28aには、生産設備(部品実装装置M3~M6)に取り付けて製品(実装基板)の生産に使用する部材を配置する配置手段に品種に対応する部材を配置する配置作業の順序が含まれる。
配置作業実績収集部22は、配置作業支援装置4において配置作業が実行されている実装基板の品種(段取り番号)や台車5に配置した部材(テープフィーダ9、リール17)の情報などの配置作業実績を随時収集して、準備作業履歴情報28bとして準備作業計画記憶部28に記憶させる。
段取りグループ情報28cには、部品実装ラインL1~L3に同時に取り付けて実装基板の生産に使用される複数の台車5に、実装基板の品種に対応する部材を配置した段取りグループを特定する段取り番号などが記憶されている。段取りグループ情報28cの段取り番号は、生産順序情報27aのロット番号に関連付けされている。これにより、部品実装ラインL1~L3に取り付けられている台車5の段取りグループを特定することができる。また、段取りグループ情報28cの段取り番号は、準備作業順序情報28aの品種番号に関連付けされている。これにより、準備エリアAsにある台車5の段取りグループを特定することができる。
ここで図6を参照して、段取りグループ情報28cの例について説明する。段取りグループ情報28cには、段取り番号41、台車使用数42、外し作業時間43、付け作業時間44が含まれている。段取り番号41は、段取りグループを特定する情報である。台車使用数42は、段取りグループで使用される台車5の台数である。外し作業時間43は、配置作業として台車5から部材を取り外す作業時間の合計である。付け作業時間44は、配置作業として段取りグループの品種に対応する部材を台車5に取り付ける作業時間の合計である。
図5において、作業者情報記憶部29には、勤務計画情報29aなどが記憶されている。勤務計画情報29aには、生産時刻毎のフロアFで作業する作業者数などが含まれている。順序情報取得部23は、生産計画記憶部27から生産順序情報27aを取得し、準備作業計画記憶部28から準備作業順序情報28aを取得する。
配置手段情報取得部24は、生産履歴情報27b、段取りグループ情報28cに基づいて、部品実装ラインL1~L3に取り付けられている台車5の段取り番号41を含む生産配置手段情報を取得する。また、配置手段情報取得部24は、準備作業履歴情報28b、段取りグループ情報28cに基づいて、フロアFの中の準備エリアAsなどにある、部品実装ラインL1~L3に取り付けられていない台車5の段取り番号41を含む設備外配置手段情報を取得する。
配置手段情報取得部24は、取得した生産配置手段情報と設備外配置手段情報を台車使用状況情報28dとして準備作業計画記憶部28に記憶する。また、配置手段情報取得部24は、フロアFにある台車5の総数に基づいて、設備外配置手段情報に含まれる台車5のうち、部材が配置されていない空の台車5(段取り番号41が付与されていない台車5)の数を算出する。
このように、配置手段情報取得部24は、生産履歴情報27b、準備作業履歴情報28b、段取りグループ情報28c、フロアFにある台車5の総数に基づいて、部品実装ラインL1~L3が備える生産設備(部品実装装置M3~M6)に取り付けられている配置手段(台車5)の情報である生産配置手段情報と、生産設備以外にある配置手段の情報である設備外配置手段情報とを含む配置手段情報を取得する。また、設備外配置手段情報には、配置手段に部材が配置されているか否かの情報が含まれている。
ここで図7を参照して、台車使用状況情報28dの例について説明する。台車使用状況情報28dには、段取り番号41、台車使用数42、台車所在45が含まれている。段取り番号41、台車使用数42は、図6に示す段取りグループ情報28cと同じである。台車所在45は、段取りグループの台車5の所在を特定する情報である。例えば、「L1」「L2」「L3」は、台車5がそれぞれ部品実装ラインL1、部品実装ラインL2、部品実装ラインL3にあることを示している。「準備エリア」は、台車5が準備エリアAsにあることを示している。
図5において、配置手段情報取得部24は、内部処理部として入力処理部24aを備えている。入力処理部24aは、生産配置手段情報と設備外配置手段情報を現場の状況に合わせて修正、追加するための現場状況入力画面を作業者Wが携帯する携帯端末Tに表示させる。また、入力処理部24aは、作業者Wが携帯端末Tに入力した情報を取得して台車使用状況情報28dを更新させる。すなわち、配置手段情報取得部24の入力処理部24aは、作業者Wによって入力された配置手段情報を取得する。
ここで図8を参照して、作業者Wが携帯する携帯端末TのタッチパネルTbに表示された現場状況入力画面50の例について説明する。作業者Wは、携帯端末Tを携帯してフロアF内を巡回し、現場状況入力画面50に表示されている台車5の状況が変わっていたり、表示されていない台車5がある場合は、以下に説明する変更や追加の処理を実行する。
図8において、現場状況入力画面50には、「部品実装ラインL1」表示領域51、「部品実装ラインL2」表示領域52、「部品実装ラインL3」表示領域53、「準備エリア」表示領域54、「配置手段情報」入力領域55、「変更」ボタン56、「終了」ボタン57が表示されている。「部品実装ラインL1」表示領域51、「部品実装ラインL2」表示領域52、「部品実装ラインL3」表示領域53には、それぞれ台車使用状況情報28dに含まれる部品実装ラインL1~L3に取り付けられている台車5の段取り番号41が表示されている。
「準備エリア」表示領域54には、台車使用状況情報28dに含まれる準備エリアAsにある台車5の段取り番号41が表示されている。なお、準備エリアAs外に段取り番号41が付与された台車5がある場合も、「準備エリア」表示領域54に表示される。「配置手段情報」入力領域55には、現場状況入力画面50に表示されている段取り番号41を変更するための変更領域55a、段取り番号41を追加するための追加領域55bが含まれる。
図8において、段取り番号41を変更する場合、作業者Wが各表示領域51~54に表示されている段取り番号41を選択(シングルタップなど)すると、変更領域55aに選択された段取り番号41と、段取り番号41に対応する台車使用数42、台車所在45など、台車使用状況情報28dに含まれる情報が表示される。図8では、「準備エリア」表示領域54の「a7032」が選択されている。さらに作業者Wが変更領域55aに表示された段取り番号41を選択(ダブルタップなど)すると、段取りグループ情報28cに含まれる変更候補の段取り番号41が表示され、作業者Wが変更候補を選択すると変更領域55aに表示される段取り番号41などが変更される。
段取り番号41を追加する場合、作業者Wが追加領域55bを選択すると、段取りグループ情報28cに含まれる追加候補の段取り番号41が表示される。さらに、作業者Wが追加候補を選択すると追加領域55bに追加する段取り番号41などが表示される。また、変更領域55aと追加領域55bでは、作業者Wの選択により台車使用数42や台車所在45を変更または追加することができる。
図8において、「配置手段情報」入力領域55の情報が変更、または追加された状態で、作業者Wが「変更」ボタン56を操作すると、現場状況入力画面50の表示領域51~54の情報が更新されるとともに、変更または追加された情報が管理コンピュータ3に送信される。入力処理部24aは、送信された情報に基づいて台車使用状況情報28dを更新する。作業者Wが「終了」ボタン57を操作すると、現場状況入力画面50が終了して所定の画面に遷移し、同時にその旨が管理コンピュータ3に送信される。
図5において、計画最適化処理部25は、生産順序情報27a、生産履歴情報27b、準備作業順序情報28a、台車使用状況情報28d(配置手段情報)、勤務計画情報29aに基づいて、配置手段情報取得部24が配置手段情報を取得した時点(現在)以降の生産計画を最適化する。より具体的には、計画最適化処理部25は、内部処理部である順序固定処理部25aと順序可変処理部25bによって、予定されている作業者数で効率的に配置作業などの準備作業を実行し、製品(実装基板)の生産が早期に終了する(終了時刻が早くなる)ように生産計画と準備作業計画を最適化する。
ここで図9を参照して、部品実装ラインL1~L3で実装基板を生産する生産計画の例について説明する。図9では、現在(4/2 12時)から2日前(3/31 12時)までの実績と、現在から6日後(4/8 12時)までの計画を含む、実装基板を生産する生産時間61と台車5の交換作業を実行する交換時間62がロット毎に示されている。
順序固定処理部25a(計画最適化処理部25)は、配置手段情報を取得した時点(現在)から所定期間(図9の例では、「生産順序固定」と示す3日間。)は生産順序を変更しない条件で、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化する。その際、順序固定処理部25aは、生産履歴情報27bに含まれる配置手段情報を取得した時点の生産実績に基づいて、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化する。これによって、現在の台車5の状況と部品実装ラインL1~L3の生産状況に合わせて、比較的短期の生産計画と準備作業計画を精度良く最適化することができる。
順序可変処理部25b(計画最適化処理部25)は、順序固定処理部25aが最適化した所定期間後(図9の例では、4/5 12時。)の部品実装ラインL1~L3の生産状況、台車5の準備状況を初期状態として、生産順序の変更を許容する条件で所定期間以降(図9の例では、「生産順序可変」で示す4/5 12時以降。)の生産計画と準備作業計画を最適化する。順序可変処理部25bは、配置作業着手可能時刻より配置作業の開始時刻が早くなる場合は、そのロットの順序は変更しない条件で生産計画と準備作業計画を最適化する。生産順序の変更を許容することで、製品(実装基板)の生産がより早期に終了する生産計画と準備作業計画を精度良く立案することができる。
このように、計画最適化処理部25(順序固定処理部25aと順序可変処理部25b)は、配置手段情報を取得した時点から所定期間は生産順序を変更せず、所定期間以降は生産順序の変更を許容する条件で、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化する。なお、所定期間は3日間に限定されることはなく、適宜、変更することができる。また、計画最適化処理部25は、現在の台車5の状況と部品実装ラインL1~L3の生産状況が、生産順序情報27aに含まれる生産計画と準備作業順序情報28aに含まれる準備作業計画から乖離していない場合は、生産計画の最適化を実行しない。計画最適化処理部25は、最適化した生産順序と配置作業の順序に基づいて、生産順序情報27aと準備作業順序情報28aを更新する。
図5において、作業指示処理部26は、生産順序情報27aと準備作業順序情報28aに基づいて、実装基板(製品)の生産に必要な配置作業の指示を作成し、作業者Wの携帯端末Tまたは配置作業支援装置4に送信する。作業指示処理部26は、計画最適化処理部25によって生産計画と準備作業計画が更新された場合は、更新された生産順序情報27aと準備作業順序情報28aに基づいて、配置作業の指示を作成して送信する。
次に図10のフローに沿って、生産設備(部品実装装置M3~M6)により複数の品種の製品(実装基板)を生産する生産計画を作成する管理コンピュータ3(生産計画作成装置)における生産計画作成方法について説明する。まず、生産実績収集部21は、部品実装ラインL1~L3の生産設備(部品実装装置M3~M6など)による製品の生産実績を収集する(ST1:生産実績収集工程)。次いで配置作業実績収集部22は、配置作業支援装置4における配置作業実績を収集する(ST2:配置作業実績収集工程)。生産実績収集工程(ST1)と配置作業実績収集工程(ST2)は随時実行され、収集された生産実績と配置作業実績は、それぞれ生産履歴情報27bと準備作業履歴情報28bとして記憶される。
次いで順序情報取得部23は、生産計画記憶部27に記憶される生産順序情報27aと準備作業計画記憶部28に記憶される準備作業順序情報28aとを取得する(ST3:順序情報取得工程)。次いで配置手段情報取得部24は、生産履歴情報27b、準備作業履歴情報28b、段取りグループ情報28c、フロアFにある台車5の総数に基づいて、生産配置手段情報と、設備外配置手段情報とを含む配置手段情報を取得する(ST4:配置手段情報取得工程)。配置手段情報取得工程(ST4)では、作業者Wが携帯端末Tに表示される現場状況入力画面50(図8参照)を使用して、フロアFにある台車5の最新状況を入力するようにしてもよい。すなわち、配置手段情報取得工程(ST4)において、配置手段情報が作業者Wによって入力されるようにしてもよい。
図10において、次いで計画最適化処理部25は、配置手段情報を取得した時点の生産実績と準備作業実績(現状)が、生産計画と準備作業計画から乖離していないか判断する(ST5:最適化実行判断工程)。現状と計画に乖離がある場合(ST5においてYes)、次いで順序固定処理部25a(計画最適化処理部25)は、生産順序情報27a、準備作業順序情報28a、配置手段情報に基づいて、配置手段情報を取得した時点から所定期間は生産順序を変更しない条件で、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化する(ST6:順序固定処理工程)。
なお、現状と計画に乖離がない場合とは、現状と計画が完全に一致する場合だけでなく、所定の計画誤差の範囲で一致する場合も含まれる。例えば、現状と計画に1時間(計画誤差)以上の差がある場合に現状と計画に乖離があるとして、1時間以内の差は現状と計画に乖離がないとしてもよい。
次いで順序可変処理部25b(計画最適化処理部25)は、所定期間以降は生産順序の変更を許容する条件で、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化する(ST7:順序可変処理工程)。すなわち、順序固定処理工程(ST6)と順序可変処理工程(ST7)は、生産順序情報27a、準備作業順序情報28a、配置手段情報に基づいて、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化する計画最適化工程である。なお、計画最適化工程において、順序固定処理部25aは、配置手段情報を取得した時点の生産実績に基づいて、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画と準備作業計画を最適化するようにしてもよい。これによって、精度の高い生産計画と準備作業計画を作成することができる。
図10において、現状と計画に乖離がない場合(ST5においてNo)、順序固定処理工程(ST6)と順序可変処理工程(ST7)(計画最適化工程)は実行されない。このように、配置手段情報を取得した時点(現在)でのフロアFにある台車5の状況に基づいて生産計画と準備作業計画を最適化することで、生産現場の状況を反映した精度の高い生産計画と準備作業計画を作成することができる。生産計画と準備作業計画が更新されると、作業指示処理部26は、更新された生産順序情報27a、準備作業順序情報28aに基づいて、実装基板(製品)の生産に必要な配置作業の指示を作成し、作業者Wの携帯端末Tまたは配置作業支援装置4に作業指示を送信する。
上記説明したように、本実施の形態の管理コンピュータ3は、製品(実装基板)の生産順序を含む生産順序情報27aと、部材(テープフィーダ9、リール17)を配置する配置手段(台車5)に部材を配置する配置作業の順序を含む準備作業順序情報28aとを取得する順序情報取得部23と、生産設備(部品実装装置M3~M6)に取り付けられている配置手段の情報である生産配置手段情報と、生産設備以外にある配置手段の情報である設備外配置手段情報とを含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得部24と、生産順序情報、準備作業順序情報、配置手段情報に基づいて、配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化処理部25と、を備える、生産計画を作成する生産計画作成装置である。
これによって、配置手段情報を取得した時点(現在)でのフロアFにある台車5の状況に基づいて生産計画と準備作業計画を最適化して、生産現場の状況を反映した精度の高い生産計画と準備作業計画を作成することができる。
以上、本発明の一実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は、生産ラインで生産される生産物の種類、組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば生産ラインは、生産物である家電製品を組み立てる家電生産ラインであっても、生産物である食品加工製品を製造する食品加工ラインであってもよい。
また、上述の実施の形態では、配置手段情報取得部24は取得した各種情報に基づいて、生産配置手段情報と設備外配置手段情報とを取得したが、無線通信やRFID等を利用して配置手段(台車5)から直接取得した情報に基づいて、生産配置手段情報と設備外配置手段情報とを取得してもよい。無線通信やRFID等を利用する場合、配置手段(台車5)またはテープフィーダ9に通信機能、ICタグ、メモリ等が備えられる。
本発明の生産計画作成方法および生産計画作成装置並びに生産計画作成プログラムは、生産現場の状況を反映して精度の高い生産計画を作成することができるという効果を有し、電子部品を基板に実装する分野において有用である。
3 管理コンピュータ(生産計画作成装置)
5 台車(部材補給部)
9 テープフィーダ(部材)
17 リール(部材)
D 電子部品
M3~M6 部品実装装置(生産設備)
W 作業者

Claims (13)

  1. 生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成装置における生産計画作成方法であって、
    複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、前記生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する作業時間情報取得工程と、
    前記生産設備に取り付けられている前記部材補給部の情報と、前記生産設備以外に配置されている前記部材補給部の情報とを含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得工程と、
    前記生産順序情報、前記作業時間の情報、前記配置手段情報に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化工程と、を含み、
    前記計画最適化工程において、前記配置手段情報を取得した時点から所定期間は前記生産順序を変更せず、前記所定期間以降は前記生産順序の変更を許容する条件で、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化した前記生産計画を出力する、生産計画作成方法。
  2. さらに前記計画最適化工程において最適化された前記生産計画を表示する表示工程と、を含む、請求項1に記載の生産計画作成方法。
  3. さらに、前記生産設備による前記製品の生産実績を収集する生産実績収集工程を含み、
    前記計画最適化工程において、前記配置手段情報を取得した時点の前記生産実績に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する、請求項1または2に記載の生産計画作成方法。
  4. 前記配置手段情報取得工程において、前記配置手段情報が作業者によって入力される、請求項1から3のいずれかに記載の生産計画作成方法。
  5. 前記配置手段情報には、前記部材補給部に部材が配置されているか否かの情報が含まれる、請求項1から4のいずれかに記載の生産計画作成方法。
  6. 生産する前記製品は電子部品を実装した実装基板であり、前記生産設備は部品実装装置であり、前記部材補給部は前記製品の生産に使用される部材を配置する台車である、請求項1から5のいずれかに記載の生産計画作成方法。
  7. 生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成装置であって、
    複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、前記生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する処理部と、
    前記生産設備に取り付けられている前記部材補給部の情報と、前記生産設備以外に配置されている前記部材補給部の情報とを含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得部と、
    前記生産順序情報、前記作業時間情報、前記配置手段情報に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化処理部と、を含み、
    前記計画最適化処理部は、前記配置手段情報を取得した時点から所定期間は前記生産順序を変更せず、前記所定期間以降は前記生産順序の変更を許容する条件で、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化した前記生産計画を出力する、生産計画作成装置。
  8. さらに前記計画最適化処理部によって最適化された前記生産計画を表示する表示部を含む、請求項7に記載の生産計画作成装置。
  9. さらに、前記生産設備による前記製品の生産実績を収集する生産実績収集部を備え、
    前記計画最適化処理部は、前記配置手段情報を取得した時点の前記生産実績に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する、請求項7または8に記載の生産計画作成装置。
  10. 前記配置手段情報取得部は、作業者によって入力された前記配置手段情報を取得する、請求項7から9のいずれかに記載の生産計画作成装置。
  11. 前記配置手段情報には、前記部材補給部に部材が配置されているか否かの情報が含まれる、請求項7から10のいずれかに記載の生産計画作成装置。
  12. 生産する前記製品は電子部品を実装した実装基板であり、前記生産設備は部品実装装置であり、前記部材補給部は前記製品の生産に使用される部材を配置する台車である、請求項7から11のいずれかに記載の生産計画作成装置。
  13. 生産設備により複数の品種の製品を生産する生産計画を作成する生産計画作成装置に利用される生産計画作成プログラムであって、
    複数の品種の製品を生産する生産順序を含む生産順序情報と、前記生産設備に部品が配置される取り外し可能な部材補給部を付け外しする作業時間の情報とを取得する作業時間情報取得工程と、
    前記生産設備以外に配置されている前記部材補給部の情報を含む配置手段情報を取得する配置手段情報取得工程と、
    前記生産順序情報、前記作業時間の情報、前記配置手段情報に基づいて、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する計画最適化工程と、を含み、
    前記計画最適化工程において、前記配置手段情報を取得した時点から所定期間は前記生産順序を変更せず、前記所定期間以降は前記生産順序の変更を許容する条件で、前記配置手段情報を取得した時点以降の生産計画を最適化する工程、とを実行する、生産計画作成プログラム。
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