JP2022156644A - 起泡性水中油型乳化油脂組成物 - Google Patents

起泡性水中油型乳化油脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】トップの香り立ちを主とした乳風味が強く感じられ、風味の不自然さが無く、食感も軽いホイップドクリームの原料となる起泡性水中油型乳化油脂組成物の提供。【解決手段】起泡性水中油型乳化油脂組成物は、該組成物全体中、油脂を15~50重量%、及び、水分を25~80重量%含有する。乳製品(固形分換算)/エタノールを9/91~60/40(重量比)で含有する食用混合液を、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物の油相中に含有する。前記エタノールの含有量が前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.2~2.5重量%である。【選択図】なし

Description

本発明は、起泡性水中油型乳化油脂組成物、及び、これをホイップして得られるホイップドクリームに関する。
起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして得られるホイップドクリームに対し、生クリーム様の乳風味を付与したり、又は強化する技術が求められている。しかし、乳風味を付与又は強化するために香料を配合すると、風味が不自然になってしまう問題がある。また、生クリームなどの乳由来の原料の配合量を増やすと、食感が重くなったり、コストが上がるなどの問題が生じる。
特許文献1では、長期間にわたって光照射による風味劣化を抑制するために、茶の抽出物を配合したホイップドクリームが開示されている。そして、茶の抽出物はエタノール抽出を行って精製したものでよいことが記載されている。しかし、エタノールそのものをホイップドクリームに配合することは記載されていない。
特開2011-152082号公報
本発明の目的は、トップの香り立ちを主とした乳風味が強く感じられ、風味の不自然さが無く、食感も軽いホイップドクリーム、並びに、その原料となる起泡性水中油型乳化油脂組成物およびその製造方法を提供することである。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、油脂と水分を特定量で含む起泡性水中油型乳化油脂組成物の油相中に、乳製品とエタノールを特定の重量比で含有する食用混合液を含有させ、前記エタノールの含有量を前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中、特定量とすることで、トップの香り立ちを主とした乳風味が強く感じられ、風味の不自然さが無く、食感も軽いホイップドクリームが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第一は、起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中、油脂を15~50重量%、及び、水分を25~80重量%含有し、乳製品(固形分換算)/エタノールを9/91~60/40(重量比)で含有する食用混合液を、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物の油相中に含有し、前記エタノールの含有量が前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.2~2.5重量%である、起泡性水中油型乳化油脂組成物に関する。
好ましくは、前記乳製品中の乳固形分の含有量が8~85重量%である。
本発明の第二は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物及び生クリームを含有し、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物/生クリーム(重量比)が90/10~70/30である、起泡性コンパウンドクリームに関する。
本発明の第三は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物又は前記起泡性コンパウンドクリームがホイップされた、ホイップドクリーム又はホイップドコンパウンドクリーム、又は、該ホイップドクリーム又はホイップドコンパウンドクリームを含む食品に関する。
本発明の第四は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物を製造する方法であって、前記食用混合液を含む油相を水相に添加し、予備乳化してから、殺菌、均質化、及び冷却工程を行う、起泡性水中油型乳化油脂組成物の製造方法に関する。
本発明に従えば、トップの香り立ちを主とした乳風味が強く感じられ、風味の不自然さが無く、食感も軽いホイップドクリーム、並びに、その原料となる起泡性水中油型乳化油脂組成物およびその製造方法を提供することができる。本発明によれば、生クリームなどの乳製品の配合量を低減することができ、比較的安価に、乳風味が強いホイップドクリーム、及び、その原料となる起泡性水中油型乳化油脂組成物を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態に係る起泡性水中油型乳化油脂組成物は、特定量の油脂と特定量の水分を含有し、起泡性を示す、水中油型の乳化油脂組成物である。当該乳化油脂組成物は、乳製品とエタノールを特定の重量比で含む食用混合液を、前記組成物の油相中に含有し、前記エタノール量が特定量である。前記乳化油脂組成物をホイップし、起泡させることにより、ホイップドクリームを得ることができる。
前記油脂は特に限定されないが、パーム系油脂、ラウリン系油脂(パーム核油、ヤシ油)、ナタネ油、コーン油、大豆油、綿実油、ひまわり油、サフラワー油、オリーブ油等の植物性油脂、及び、乳脂肪、牛脂、豚脂、魚油等の動物性油脂と、これら全ての油脂の分別油、硬化油、エステル交換油が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。
前記油脂の含有量は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中15~50重量%が好ましく、20~45重量%がより好ましく、25~40重量%が更に好ましい。油脂の含有量が15重量%より少ないと、ホイップドクリームにコクを感じ難くなる場合がある。また、50重量%より多いと、起泡性水中油型乳化油脂組成物の乳化安定性が悪くなる場合がある。
前記水分の量は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中25~80重量%が好ましく、30~70重量%がより好ましく、40~60重量%が更に好ましい。水分量が25重量%より少ないと、起泡性水中油型乳化油脂組成物の乳化安定性が悪くなる場合がある。また、80重量%より多いと、ホイップドクリームの保型性が悪くなる場合がある。ここでいう水分の量は、起泡性水中油型乳化油脂組成物の作製時に添加した水と、他の原材料に含まれる水の合計量をいう。
前記起泡性水中油型乳化油脂組成物は、乳製品とエタノールを含有する食用混合液を、前記組成物の油相中に含有する。
前記乳製品とは、乳等省令で定義される乳製品の他に、乳原料を使用した乳風味を有する食品を意味する。具体的には、生乳、牛乳、全脂濃縮乳、脱脂乳、脱脂濃縮乳、バターミルク、ホエー、生クリーム、加糖練乳、無糖練乳、バター、発酵バター、全脂粉乳、脱脂粉乳、バターミルクパウダー、ホエイパウダー、蛋白質濃縮ホエイパウダー、濃縮乳、クリームチーズ等のナチュラルチーズ、プロセスチーズ、チーズフード等が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。その中でも、風味の観点から、生クリーム、バターミルク、バター、ホエーが好ましい。
前記乳製品において、乳製品中の乳固形分の含有量は8~85重量%が好ましく、10~70重量%がより好ましく、20~70重量%が更に好ましく、30~60重量%が特に好ましい。該含有量が8重量%以上であると、乳風味をより強く感じることができ、また、85重量%以下であると、乳製品とエタノールとの混合性が良好になる。
また、無脂乳固形分にはミルク様の先味が増す効能があるため、前記乳製品において、乳固形分量に対する無脂乳固形分量(無脂乳固形分量/乳固形分量)は、1/100~95/100が好ましく、1/100~70/100がより好ましく、1/100~50/100が更に好ましく、2/100~20/100が特に好ましい。このような範囲内では、無脂乳固形分によるミルク様の先味を増す効果を得ることができる。
前記エタノールは、アルコールの一種で、揮発性の無色液体であり、別名はメチルアールコールで、CAS登録番号64-17-5をいう。前記エタノールの由来としては、食品用として通常用いられているものを使用できる。例えば、酒類用や食品添加物用の醸造アルコール(発酵アルコール)、料理用酒類、清酒、みりん、焼酎等が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。
前記食用混合液において、乳製品(固形分換算)/エタノールは、9/91~60/40(重量比)の範囲内にあることが好ましい。より好ましくは、12/88~50/50であり、更に好ましくは20/80~40/60である。該重量比が9/91より小さいと、ホイップドクリームの風味に不自然さが感じられる場合がある。また、該重量比が60/40より大きいと、トップの香り立ちを主とした乳風味が弱く感じられる場合がある。
前記食用混合液は、水を10~50重量%含有することが好ましく、10~40重量%がより好ましく、15~30重量%が更に好ましい。前記食用混合液中の水の含有量が10重量%以上であると、乳製品とエタノールとの混合性が良好になる。また、50重量%以下であると、乳風味をより強く感じることができる。
また、乳風味をより強く感じるという観点から、前記食用混合液は、プロピレングリコールをさらに含有することが好ましい。プロピレングリコールの含有量は、食用混合液中のエタノール100重量部に対して、30~70重量部が好ましく、40~60重量部がより好ましい。このような範囲内では、プロピレングリコールの併用によって乳風味をより強く感じることができる。
前記食用混合液は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物の油相中に含まれることが好ましい。食用混合液が油相中に含まれることによって、トップの香り立ちを主とした乳風味を強く感じることができる。油相ではなく水相に含まれると、トップの香り立ちを主とした乳風味を十分に感じることができない場合がある。
前記食用混合液に含まれるエタノールの含有量は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.2~2.5重量%であることが好ましい。より好ましくは、0.3~2.5重量%であり、更に好ましくは0.4~1重量%である。前記エタノールの含有量が0.2重量%より少ないと、トップの香り立ちを主とした乳風味を十分に感じることができない場合がある。また、2.5重量%より多いと、苦味が感じられ、風味が不自然になる場合がある。
前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中の前記食用混合液の含有量は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中の、前記食用混合液に含まれるエタノールの含有量を満足する範囲内で、調節すればよい。また、前述した乳製品を、さらに、水相に添加してもよい。
本実施形態に係る起泡性水中油型乳化油脂組成物は、発明の効果を奏する限り、必要に応じて、前記乳製品由来以外の乳固形分、乳化剤、増粘剤、糖類、塩類、着色料、香料等を含有してもよい。
前記乳製品由来以外の乳固形分としては、例えば、カゼイン、乳糖、トータルミルクプロテイン等の他、UF膜やイオン交換樹脂処理等により乳蛋白質を分離、分画したものや、カゼインナトリウムやカゼインカリウムのような乳蛋白質の塩類が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。
前記乳製品由来以外の乳固形分の含有量は、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中3~15重量%が好ましく、3~12重量%がより好ましく、3~10重量%が更に好ましい。該含有量が3重量%以上であると、ホイップドクリームの乳のコクを強く感じることができる。また、15重量%以下であると、起泡性水中油型乳化油脂組成物の粘度を製造上適切な範囲とすることができる。
前記乳化剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン酸脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルなどの合成乳化剤;大豆レシチン、卵黄レシチン、及びこれらの分画レシチン、更には酵素分解したリゾレシチンといった改質レシチンなどのレシチン類や乳由来のリン脂質を含む天然由来の乳化剤などが挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種以上を用いることができる。
前記乳化剤の含有量は、起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.1~2重量%が好ましく、0.1~1重量%がより好ましい。0.1重量%以上であると、乳化が安定化し、目的のホイップ物性を得ることが容易になる。また、2重量%以下であると、風味やコストの面で好ましい。
前記増粘剤としては、例えば、ジェランガム、グアガム、キサンタンガム、寒天、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、ローカストビーンガム、アラビアガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、結晶セルロース、微結晶セルロース、澱粉、デキストリン等が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。
前記増粘剤の含有量は、起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.01~2重量%が好ましく、0.05~1重量%がより好ましい。0.01重量%以上であると、乳化を安定化する効果を得ることができる。また、2重量%以下であると、ホイップ性が良好で、食感を軽くすることができる。
前記糖類としては、例えば、ブドウ糖、砂糖、果糖、異性化糖、液糖、澱粉糖化物、デキストリン、澱粉又は糖アルコール等が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。
前記糖類の含有量は、起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中1~15重量%が好ましく、1~10重量%がより好ましい。1重量%以上であると、甘味を付与することができる。また、15重量%以下であると、甘味を適切なレベルにすることができる。
前記塩類としては、無機酸及び有機酸のアルカリ金属塩が挙げられる。風味の観点から、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。無機酸のアルカリ金属塩としては、例えば、リン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等のリン酸塩類が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。有機酸のアルカリ金属塩としては、例えば、クエン酸三ナトリウム、クエン酸一カリウム、クエン酸三カリウム等のクエン酸のアルカリ金属塩や、コハク酸、乳酸、炭酸、酢酸等のアルカリ金属塩が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種を使用することができる。
前記塩類の含有量は、起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.01~2重量%が好ましく、0.02~0.5重量%がより好ましい。0.01重量%以上であると、乳化を安定化する効果を得ることができる。また、2重量%以下であると、苦味が感じられ難い。
前記着色料、香料等としては、食品用であれば特に限定されない。また、それらの配合量は、目的に応じて適宜設定すればよい。
本実施形態に係る起泡性水中油型乳化油脂組成物は、そのままホイップして、ホイップドクリームを作製することができる。また、該起泡性水中油型乳化油脂組成物を生クリームと混合して起泡性コンパウンドクリームとし、該起泡性コンパウンドクリームをホイップしてホイップドコンパウンドクリームを作製することもできる。ホイップドコンパウンドクリームの方が、風味の不自然さがより少なく、トップの香り立ちを主とした乳風味がより強く感じられるため好ましい。なお、本願で「ホイップドクリーム」という言葉は、ホイップドコンパウンドクリームを包含している場合がある。
前記生クリームは、乳等省令で定義される「生乳、牛乳または特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去し、乳脂肪分が18.0%以上にしたもの」をいう。良好なホイップ性が得られるため、乳脂肪分が30~48%の生クリームを使用することが好ましい。
前記起泡性コンパウンドクリームにおける起泡性水中油型乳化油脂組成物/生クリーム(重量比)は、90/10~70/30が好ましく、90/10~80/20がより好ましい。重量比が90/10以上であると、生クリームの使用によって、風味の不自然さがより少なく、トップの香り立ちを主とした乳風味がより強く感じられるという効果を享受することができる。また、70/30以下であると、食感が軽くなり、また、ホイップ性が良好になる。
本実施形態に係る起泡性水中油型乳化油脂組成物又は起泡性コンパウンドクリームをホイップして得られるホイップドクリーム又はホイップドコンパウンドクリームは、主に、サンド用、ナッペ用、フィリング用、又はトッピング用等のホイップドクリームとして使用することができる。
本実施形態に係る起泡性水中油型乳化油脂組成物は、乳製品(固形分換算)/エタノールを9/91~60/40(重量比)で含有する食用混合液を調製し、該食用混合液を含む油相を調製し、該油相を水相に添加し、予備乳化してから、殺菌、均質化、及び冷却工程を行うことにより製造することができる。以下、製造方法の一実施形態を具体的に説明する。
まず、5~50℃に温調したエタノールに乳製品を投入し、例えば0.8~3.5S-1の回転数で、1~30分間撹拌・混合して、乳製品(固形分換算)/エタノールを9/91~60/40(重量比)で含有する食用混合液を調製する。
次いで、50~70℃に加温し溶融した油脂に、先に調製した前記食用混合液と、必要に応じてその他の親油性乳化剤、香料等の油溶性原料を混合し、該混合物を50~70℃に維持しながら撹拌し、油相を調製する。
別途、50~70℃の温水に、必要に応じて、前記乳製品以外の乳固形分、親水性乳化剤、増粘剤、糖類、塩類、着色料、香料等の水溶性原料を混合し、50~70℃に維持しながら撹拌し、水相を調製する。
そして、水相を撹拌している所に油相を添加して、予備乳化する。その後、微細化、均質化、予備加熱、殺菌、1次冷却、均質化、2次冷却、3次冷却、エージングなど、起泡性水中油型乳化油脂組成物の製造時に常法として行われる各処理を行うことにより、本実施形態に係る起泡性水中油型乳化油脂組成物を得ることができる。
該起泡性水中油型乳化油脂組成物に生クリームを混合しない場合は、起泡性水中油型乳化油脂組成物そのものを、オープン式ホイッパーや密閉式連続ホイップマシンを用いて、サンド用、ナッペ用、フィリング用、又はトッピング用等の使用目的に沿った適度な硬さに到達するまでホイップすることで、本実施形態に係るホイップドクリームを得ることができる。
また、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物と生クリームを混合する場合は、両成分を混合して起泡性コンパウンドクリームを得、該起泡性コンパウンドクリームを、オープン式ホイッパーや密閉式連続ホイップマシンを用いて、サンド用、ナッペ用、フィリング用、又はトッピング用等の使用目的に沿った適度な硬さに到達するまでホイップすることで、本実施形態に係るホイップドコンパウンドクリームを得ることができる。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は重量基準である。
実施例及び比較例で使用した原料は以下の通りである。
1)(株)明治製「明治十勝フレッシュクリーム47」(乳脂肪:47.3重量%、無脂乳固形分:4.8重量%、水分:47.9重量%)
2)バターミルク:「明治十勝フレッシュクリーム47」を用いバターを作製して得た残りの液体部分(乳脂肪:0.7重量%、無脂乳固形分:8.9重量%、水分:90.4重量%)
3)よつ葉乳業(株)製「北海道よつ葉バター食塩不使用」(乳脂肪:82.7重量%、無脂乳固形分:0.9重量%、水分:16.4重量%)
4)日本アルコール産業(株)製「トレーサブル95」(エタノール:95重量%、水分:5重量%)
5)(株)ADEKA製「食品添加物プロピレングリコール」
6)(株)カネカ製「パーム核油」(上昇融点:27℃)
7)(株)カネカ製「硬化パーム核油」(上昇融点:40℃)
8)(株)カネカ製「パーム油中融点部」(上昇融点:27℃)
9)阪本薬品工業(株)製テトラグリセリンモノステアリン酸エステル「SYグリスターMS-3S」
10)ADM(株)製「Yelkin TS」
11)昭和産業(株)製マルトースシロップ「MR25-50」(水分:24.6重量%)
12)よつ葉乳業(株)製「よつ葉ホエイパウダー」(乳脂肪:1.1重量%、無脂乳固形分:96.6重量%、水分:2.3重量%)
13)よつ葉乳業(株)製「よつ葉脱脂粉乳」(乳脂肪:0.7重量%、無脂乳固形分:95.2重量%、水分:4.1重量%)
14)日本新薬(株)製「カゼインSPRAY」(水分:5%)
15)第一工業製薬(株)製「DKエステルF-70」
16)阪本薬品工業(株)製「SYグリスターMS-5S」
17)扶桑化学工業(株)製「精製クエン酸ナトリウム」(水分:12.3重量%)
<ホイップドクリームの風味の評価>
(不自然さの有無)
実施例・比較例で得られたホイップドクリームを、熟練のパネラー10人が口に含み、評価した結果を平均的に表した。その際の評価基準は、以下の通りであった。
○:風味が自然で、不自然さを感じない
△:風味にわずかに不自然さを感じるが、商品としては問題ないレベルである
×:風味に不自然さを感じる
(トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ)
実施例・比較例で得られたホイップドクリームを、熟練のパネラー10人が口に含み、5点満点で評価して、その平均点を評価点とした。その際の評価基準は、以下の通りであった。
5点:実施例1よりも良く、トップの香り立ちを主とした乳風味が非常に強く感じられる
4点:実施例1と同等であり、トップの香り立ちを主とした乳風味が強く感じられる
3点:実施例1よりも若干劣るが、トップの香り立ちを主とした乳風味は感じられる
2点:実施例1よりも悪く、トップの香り立ちを主とした乳風味が弱い
1点:実施例1よりも非常に悪く、トップの香り立ちを主とした乳風味が全く感じられない
<ホイップドクリームの食感の評価(食感の軽さ)>
5点:実施例8よりも良く、食感が非常に軽くて極めて良好である
4点:実施例8と同等であり、食感が軽くて良好である
3点:実施例8よりも若干劣るが、食感の軽さは感じられる
2点:実施例8よりも悪く、食感が重く感じられる
1点:実施例8よりも非常に悪く、食感が非常に重く感じられる
<ホイップドクリームの総合評価>
ホイップドクリームの風味の不自然さの有無、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を基に、総合評価を行った。その際の評価基準は以下の通りである。
A:不自然さの有無が○であって、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの評価がいずれも4.0点以上5.0点以下のもの
B:不自然さの有無が○であって、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの評価がいずれも3.5点以上5.0点以下であって、3.5点以上4.0点未満が1つ以上あるもの、又は、不自然さの有無が△であって、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの評価がいずれも3.5点以上5.0点以下であるもの
C:不自然さの有無が○又は△であって、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの評価がいずれも3.0点以上5.0点以下であって、3.0点以上3.5点未満が1つ以上あるもの
D:不自然さの有無が○又は△であって、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの評価がいずれも2.0点以上5.0点以下であって、2.0点以上3.0点未満が1つ以上あるもの
E:不自然さの有無が×、又は、トップの香り立ちを主とした乳風味の強さ、及び、食感の軽さの評価で2.0点未満が1つ以上あるもの
(製造例1)食用混合液の作製
表1の配合に従い、20℃に温調したエタノール50重量部に、生クリーム50重量部を投入し、1.2S-1の回転数で、5分間撹拌・混合して食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
Figure 2022156644000001
(製造例2)食用混合液の作製
表1の配合に従い、生クリームをバターミルクに変更した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(製造例3)食用混合液の作製
表1の配合に従い、生クリームをバターに変更した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(製造例4)食用混合液の作製
表1の配合に従い、エタノール50重量部を80重量部に、生クリーム50重量部を20重量部に変更した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(製造例5)食用混合液の作製
表1の配合に従い、エタノール50重量部を33.3重量部に、生クリーム50重量部を66.7重量部に変更した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(製造例6)食用混合液の作製
表1の配合に従い、エタノール50重量部を40重量部に、生クリーム50重量部を40重量部に変更し、更にプロピレングリコール20重量部を添加した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(製造例7)食用混合液の作製
表1の配合に従い、エタノール50重量部を85.7重量部に、生クリーム50重量部を14.3重量部に変更した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(製造例8)食用混合液の作製
表1の配合に従い、エタノール50重量部を26.5重量部に、生クリーム50重量部を73.5重量部に変更した以外は、製造例1と同様にして食用混合液を作製した。得られた食用混合液中の乳製品(固形分換算)/エタノール(重量比)、乳製品中の乳固形分の含有量を表1に示した。
(実施例1)起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームの作製
表2の配合に従い、パーム核油(上昇融点:27℃、トランス脂肪酸:0重量%、総飽和脂肪酸:79.9%、構成脂肪酸:ラウリン酸44.9重量%)25.0重量部、硬化パーム核油(上昇融点:40℃、トランス脂肪酸:0重量%、総飽和脂肪酸:90.0%、構成脂肪酸:ラウリン酸46.4重量%)4.0重量部、パーム油中融点部(上昇融点:27℃、トランス脂肪酸:0重量%、総飽和脂肪酸:54.9%、構成脂肪酸:ラウリン酸0.2重量%)7.0重量部を配合して調製した油脂に、ポリグリセリン脂肪酸エステル(SYグリスターMS-3S)0.10重量部、大豆レシチン0.15重量部、製造例1の食用混合液1.0重量部を加え、65℃で溶解して油相を作製した。
一方、マルトースシロップ1.0重量部、ホエイパウダー1.0重量部、脱脂粉乳4.0重量部、ショ糖脂肪酸エステル(DKエステルF-70)0.05重量部、ポリグリセリン脂肪酸エステル(SYグリスターMS-5S)0.1重量部、カゼインカリウム0.3重量部、クエン酸三ナトリウム0.1重量部を、表2の配合と最終的に同じになるように60±5℃の温水56.2重量部に溶解して水相を作製した。
前記の水相を攪拌している所に、前記油相を添加し、混合して20分間以上予備乳化した後、高周速回転式乳化機(エム・テクニック(株)製「クレアミックス」)を用いて周速31.4m/sの回転速度で微細化した。次いで、高圧ホモジナイザーを用いて1段目:2.0MPa/2段目:1.0MPaの圧力で処理した後に、プレート式加熱機を用いて90℃まで予備加熱した後、UHT殺菌機(スチームインジェクション)を用いて142℃で4秒間殺菌処理した。次に、蒸発冷却せずにプレート式冷却機を用いて60℃まで冷却し、再び高圧ホモジナイザーを用いて1段目9.0MPa/2段目3.0MPaの圧力で処理し、その後、プレート式冷却機で5℃まで冷却したものを容器に充填し、5℃の冷蔵庫で48時間保管し、起泡性水中油型乳化油脂組成物を作製した。
得られた起泡性水中油型乳化油脂組成物4kgをカントーミキサー(関東混合機工業(株)製「CS型20」)に入れて、品温を5℃に調整し、グラニュー糖320gを入れ、高速撹拌条件(6.3S-1)でホイップし、ホイップドクリームを作製した。得られたホイップドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表2に示した。
Figure 2022156644000002
(実施例2、3)起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームの作製
表2の配合に従い、製造例1の食用混合液を、製造例2の食用混合液(実施例2)、又は、製造例3の食用混合液(実施例3)に変更した以外は、実施例1と同様にして、起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームを作製した。得られたホイップドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表2に示した。
(比較例1)起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームの作製
表2の配合に従い、製造例1の食用混合液を油相に添加せず、水相に添加した以外は、実施例1と同様にして、起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームを作製した。得られたホイップドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表2に示した。
(比較例2)起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームの作製
表2の配合に従い、製造例2の食用混合液を油相に添加せず、水相に添加した以外は、実施例2と同様にして、起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームを作製した。得られたホイップドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表2に示した。
(比較例3)起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームの作製
表2の配合に従い、製造例3の食用混合液を油相に添加せず、水相に添加した以外は、実施例3と同様にして、起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームを作製した。得られたホイップドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表2に示した。
表2から明らかなように、乳製品の種類に係わらず、乳製品とエタノールを含む食用混合液を油相中に含有する起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして作製したホイップドクリーム(実施例1~3)は、いずれも、不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの全ての評価で良好な結果であった。
一方、食用混合液を水相中に含有する起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして作製したホイップドクリーム(比較例1~3)は、いずれも、乳風味の強さの評価が不十分な結果であった。
(実施例4~6、比較例4及び5)起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームの作製
表3の配合に従い、製造例1の食用混合液1.0重量部を、製造例4の食用混合液2.5重量部(実施例4)、製造例5の食用混合液0.75重量部(実施例5)、製造例6の食用混合液1.25重量部(実施例6)、製造例7の食用混合液3.5重量部(比較例4)、又は、製造例8の食用混合液0.68重量部(比較例5)に変更し、全体量を水で調整した以外は、実施例1と同様にして、起泡性水中油型乳化油脂組成物及びホイップドクリームを作製した。得られたホイップドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表3に示した。
Figure 2022156644000003
表3から明らかなように、乳製品(固形分換算)/エタノールが9/91~60/40(重量比)の範囲内にある食用混合液を含有する起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして作製したホイップドクリーム(実施例1、4~6)は、いずれも、不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの全ての評価で良好な結果であった。特に、乳製品(固形分換算)/エタノールが20/80~40/60(重量比)の範囲内にある食用混合液を含有する起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして作製したホイップドクリーム(実施例1及び6)は、総合評価がAで非常に良好であった。また、食用混合液にエタノールに加えてプロピレングリコールを併用した実施例6のホイップドクリームは、食用混合液にエタノールのみを使用した実施例1のホイップドクリームに比べて、乳風味が強く感じられ、乳風味の強さ、及び、食感の軽さがより良好であった。
一方、乳製品(固形分換算)/エタノールが8.4/91.6(重量比)と小さい食用混合液を含有する起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして作製したホイップドクリーム(比較例4)は、不自然さの有無の評価が不十分な結果であった。また、乳製品(固形分換算)/エタノールが60.3/39.7(重量比)と大きい食用混合液を含有する起泡性水中油型乳化油脂組成物をホイップして作製したホイップドクリーム(比較例5)は、乳風味の強さの評価が不十分な結果であった。
(実施例7)ホイップドコンパウンドクリームの作製
表4の配合に従い、実施例1で作製した起泡性水中油型乳化油脂組成物と生クリームを90:10(重量比)で混合して起泡性コンパウンドクリームを作製した。作製した起泡性コンパウンドクリームを、実施例1の起泡性水中油型乳化油脂組成物と同様の条件でホイップして、ホイップドコンパウンドクリームを得た。得られたホイップドコンパウンドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表4に示した。
Figure 2022156644000004
(実施例8及び9)ホイップドコンパウンドクリームの作製
表4の配合に従い、起泡性水中油型乳化油脂組成物と生クリームの混合比率(重量比)90:10を、85:15(実施例8)、又は、70:30(実施例9)に変更した以外は、実施例7と同様にして起泡性コンパウンドクリームを作製し、これをホイップしてホイップドコンパウンドクリームを得た。得られたホイップドコンパウンドクリームの風味の不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの各評価結果を表4に示した。
表4から明らかなように、起泡性水中油型乳化油脂組成物/生クリーム(重量比)が90/10~70/30の範囲内にある起泡性コンパウンドクリームをホイップして得られたホイップドコンパウンドクリーム(実施例7~9)は、いずれも、不自然さの有無、乳風味の強さ、及び、食感の軽さの全ての評価で良好な結果であった。また、これらの生クリームを混合して得られたホイップドコンパウンドクリーム(実施例7~9)は、生クリームを混合していないホイップドクリーム(実施例1)に比べて、食感はやや重たく感じられたものの、風味の不自然さがより少なく、乳風味の強さが良好であった。

Claims (6)

  1. 起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中、油脂を15~50重量%、及び、水分を25~80重量%含有し、
    乳製品(固形分換算)/エタノールを9/91~60/40(重量比)で含有する食用混合液を、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物の油相中に含有し、
    前記エタノールの含有量が前記起泡性水中油型乳化油脂組成物全体中0.2~2.5重量%である、
    起泡性水中油型乳化油脂組成物。
  2. 前記乳製品中の乳固形分の含有量が8~85重量%である、請求項1に記載の起泡性水中油型乳化油脂組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の起泡性水中油型乳化油脂組成物及び生クリームを含有し、前記起泡性水中油型乳化油脂組成物/生クリーム(重量比)が90/10~70/30である、起泡性コンパウンドクリーム。
  4. 請求項1又は2に記載の起泡性水中油型乳化油脂組成物又は請求項3に記載の起泡性コンパウンドクリームがホイップされた、ホイップドクリーム又はホイップドコンパウンドクリーム。
  5. 請求項4に記載のホイップドクリーム又はホイップドコンパウンドクリームを含む食品。
  6. 請求項1又は2に記載の起泡性水中油型乳化油脂組成物を製造する方法であって、
    前記食用混合液を含む油相を水相に添加し、予備乳化してから、殺菌、均質化、及び冷却工程を行う、起泡性水中油型乳化油脂組成物の製造方法。
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