JP2022155887A - ドアビーム構造 - Google Patents

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Atsushi Hasegawa
欣弥 藤村
Kinya Fujimura
泰久 江川
Yasuhisa Egawa
有美 齋藤
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Abstract

【課題】ドアビームに対して入力された側突荷重を車体フレーム側に効率的に伝達することが可能なドアビーム構造を提供すること。【解決手段】サイドドア12に対し、車両前後方向に延びるように設けられたドアビーム32は、車幅方向外側に膨らむ湾曲形状をしており、ドアビーム32の軸方向に沿った端部に向かうにつれてドアスキン30から車幅方向内側に離間している。また、センタピラと反対側のドアビーム32の車両前方端部34には、クラッシュボックス36が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、自動車等の車両のサイドドアに対し、車両前後方向に延びるように設けられたドアビーム構造に関する。
例えば、特許文献1には、ドアビームの一端部に、センタピラ側に向かって突出する突出部を設けるドアビーム構造が開示されている。
特許文献1では、この突出部を設けることで、側突時にセンタピラの下部を車室方向に折れ曲がるようにしている。
特開2014-201171号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたドアビームでドアビーム車幅方向の側突荷重を受けた場合、車幅方向の側突荷重をそのままセンタピラに伝達しているため、ドアビームの中央部における荷重吸収特性が低下することが懸念される。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、ドアビームに対して入力された側突荷重を車体フレーム側に効率的に伝達することが可能なドアビーム構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、サイドドアに対し、車両前後方向に延びるように設けられたドアビームの構造であって、前記ドアビームは、車幅方向外側に膨らむ湾曲形状をしており、前記ドアビームの軸方向に沿った端部に向かうにつれてドアスキンから車幅方向内側に離間していることを特徴とする。
本発明では、ドアビームに対して入力された側突荷重を車体フレーム側に効率的に伝達することが可能なドアビーム構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係るドアビーム構造が適用された車両の車体側部の一部仮想側面図である。 図1に示すドアビームの平面図である。 図2に示すドアビームの車両前方端部の一部破断拡大斜視図である。 図2に示すドアビームの車両前方端部の一部破断拡大斜視図である。 フロントドアに配置されたドアビームの車両後方端部及びリヤドアに配置されたドアビームの車両前方端部を示す一部破断拡大斜視図である。 センタピラの下部の末広がり部を示す一部仮想斜視図である。 図1のVII-VII線に沿った端面図である。 第1変形例に係るドアビーム構造を示す拡大斜視図である。 第2変形例に係るドアビーム構造を示す一部仮想側面図である。 第3変形例に係るドアビーム構造を示す拡大斜視図である。 第4変形例に係るドアビーム構造を示す拡大斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)を、それぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係るドアビーム構造が適用された車両は、車体側部10に設けられたサイドドア12と、センタピラ14とを備えて構成されている。サイドドア12は、フロントドア13aと、リヤドア13bとによって構成されている。なお、本実施形態では、サイドドア12を、主としてフロントドア13aを例にして以下説明するが、適宜、リヤドア13bについても説明する。
図1に示されるように、車体側部10には、車両前方に位置するフロントピラ16及びフロントピラロア18と、車両中央部に位置するセンタピラ14と、車両後方に位置する図示しないリヤピラとがそれぞれ略上下方向に向けて配置されている。また、車体側部10の上部には、ルーフサイドレール20が配置されていると共に、車体側部10の下部には、サイドシル22がそれぞれ車両前後方向に沿って配置されている。なお、車体側部10は、左右対称形状に構成されているため、左側側部を詳細に説明し、右側側部の説明を省略する。
車体側部10には、サイドドア12が開閉可能に装着されるドア開口部が設けられている。このドア開口部は、フロントドア開口部24aと、リヤドア開口部24bとを有する。フロントドア開口部24aは、フロントピラ16と、フロントピラロア18と、ルーフサイドレール20と、センタピラ14と、サイドシル22とによって略四角形に構成されている。リヤドア開口部24bは、センタピラ14と、ルーフサイドレール20と、図示しないリヤピラと、サイドシル22とによって略四角形に構成されている。
図5及び図6に示されるように、センタピラ14は、車幅方向外側に配置されるセンタピラアウタ14aと、車幅方向内側に配置されるセンタピラインナ14bと、センタピラアウタ14aとセンタピラインナ14bとの間に配置される図示しないスティフナとを備えて構成されている。
センタピラ14は、ルーフサイドレール20とサイドシル22との間に上下方向に沿って延設され、上部側から下部側に向かって車両前後方向の幅寸法が増大するように設けられている。サイドシル22に連結されるセンタピラ14の下部には、下側に向かって車両前後方向の幅寸法が最大となる末広がり部26(図6参照)が設けられている。
フロントドア13aは、フロントドア開口部24aを開閉する扉体によって構成されている。図7に示されるように、このフロントドア13aは、車室側に配置されてドア本体を構成するドアインナパネル28と、ドアインナパネル28の車幅方向外側に取り付けられるドアスキン(ドアアウタパネル)30と、ドアインナパネル28に設けられるドアビーム32と、フロントドア13aを車体に対して回動可能に取り付けるためのドアヒンジ部材(ドアヒンジ)33(図1参照)とを含んで構成されている。このドアヒンジ部材33は、上側ドアヒンジと下側ドアヒンジとによって構成されている。
図1に示されるように、ドアビーム32は、側面視して、車両前後方向に沿って延びるように設けられている。図3及び図4に示されるように、センタピラ14と反対側の端部であるドアビーム32の車両前方端部34には、脆弱部として機能するクラッシュボックス36が設けられている。ドアビーム32の車両前方端部34を含む車両前方部分38は、クラッシュボックス36の車両後方部分40と重畳し、該クラッシュボックス36を外側から被覆している。また、ドアビーム32の車両前方部分38及びクラッシュボックス36は、ビームブラケット43を介してドアインナパネル28に固定されている。
ドアビーム32の車両前方端部34(クラッシュボックス36を含む)は、ドアビーム32とドアインナパネル28(フロントドア13a)の車幅方向内側側面との間に間隙を有している。この間隙には、連結部材44が介装されている。
図5に示されるように、ドアビーム32の車両後方端部48は、センタピラ14の下部に後記する前方補強部材50を介して固定されている。なお、本実施形態では、ドアビーム32の車両前方端部34にクラッシュボックス36を設けているが、これに限定されるものではなく、ドアビーム32の車両後方端部48にもクラッシュボックス36を設けるようにしてもよい。
図3及び図4に示されるように、ビームブラケット43は、側面視して略L字状を呈し、クラッシュボックス36全体及びドアビーム32の車両前方部分38に連結され、ドアビーム32の軸方向に沿って延びる側板部43aと、側板部43aの車両前方端部から段差部を介して略直交する方向に屈曲する屈曲部43bとが一体的に構成されている。
連結部材44は、平面視して、略三角形状を呈する本体部44aと、本体部44aの上側に折曲して設けられた上側フランジ部44bと、本体部44aの下側に折曲して設けられ図示しない下側フランジ部とを備えて構成されている。上側フランジ部44bは、フロントドア13aのドアインナパネル28に接合されている。図示しない下側フランジ部は、ビームブラケット43の側板部43aに接合されている。
フロントドア13aのドアインナパネル28及びリヤドア13bのドアインナパネル29には、それぞれ補強部材が設けられている。この補強部材は、センタピラ14の前側に位置する前方補強部材50と、センタピラ14の後側に位置する後方補強部材52とから構成されている(図5参照)。
図5に示されるように、前方補強部材50は、フロントドア13aのドアインナパネル28の車両後方部位の下部に設けられ、ドアビーム32の車両後方端部48に配置されている。後方補強部材52は、リヤドア13bのドアインナパネル29の車両前方部位に設けられ、リヤドア13bのドアビーム35の車両前方端部に配置されている。前方補強部材50及び後方補強部材52を設けることで、センタピラ14周りのフロントドア13a下部の車両後方部分、及び、リヤドア13b下部の車両前方部分の剛性・強度を向上させることができる。
前方補強部材50は、センタピラ14の末広がり部26の車両前方に対応する位置に、フロントドア13aのドアインナパネル28に配置されている。この前方補強部材50は、車幅方向内側に配置され、断面略L字状に屈曲する屈曲部54と、車幅方向外側に配置され、屈曲部54の車両後方端部に連続すると共に、フロントドア13aのドアインナパネル28のパネル面に沿って車両後方に延出する延出部56とが一体的に構成されている。屈曲部54には、フロントドア13aに設けられたドアビーム32の車両後方端部48が固定されている。
後方補強部材52は、センタピラ14の末広がり部26の車両後方に対応する位置に、リヤドア13bのドアインナパネル29に配置されている。この後方補強部材52は、車幅方向内側に配置され、断面略L字状に屈曲する内側屈曲部58と、内側屈曲部58よりも車幅方向外側に配置され、断面略L字状に屈曲する外側屈曲部60とが一体的に構成されている。
さらに、前方補強部材50及び後方補強部材52は、フロントドア13a及びリヤドア13bのドアビーム32、35の端部(車両後方端部及び車両前方端部)に対向する面からセンタピラ14の車幅方向外側面まで横断するように延在している。
クラッシュボックス36は、略四角筒状のエネルギ吸収部材からなり、軸方向に圧縮変形することで、衝突荷重を吸収することができる。図3及び図4に示されるように、このクラッシュボックス36は、軸方向に沿って延びる上部フランジ62及び下部フランジ(図示せず)を有し、例えば、スポット溶接等の溶接手段によってビームブラケット43(側板部43a)に接合されている。側突荷重の入力時、クラッシュボックス36が軸方向に圧縮変形すると、それに引っ張られてビームブラケット43及び連結部材44がそれぞれ圧壊する。
クラッシュボックス36の車両前方部分は、上部フランジ62及び下部フランジ(図示せず)を介してビームブラケット43に接合されている。クラッシュボックス36の車両後方部分は、ドアビーム32の車両前方部分と重畳し、ドアビーム32の上側フランジ64a及び下側フランジ64bと、クラッシュボックス36の上部フランジ62及び下部フランジ(図示せず)と、ビームブラケット43とからなる3枚の部材が、例えば、スポット溶接等によって接合されている。クラッシュボックス36全体及びドアビーム32の車両前方端部を含む車両前方部分は、ビームブラケット43を介して、ドアインナパネル28にそれぞれ固定されている。
また、図7に示されるように、ドアビーム32は、ハット断面からなり車幅方向外側(室外側)に配置された外側側面部66aと、ハット断面からなり車幅方向内側(室内側)に配置された内側側面部66bとから構成されている。外側側面部66a及び内側側面部66bは、それぞれ上下方向に沿った両側に上側フランジ64a及び下側フランジ64bを有している。外側側面部66aの上側フランジ64aと、内側側面部66bの上側フランジ64aとが接合されると共に、外側側面部66aの下側フランジ64bと、内側側面部66bの下側フランジ64bとが接合されている。
さらに、図7に示されるように、外側側面部66aの上下方向に沿った中央部には、ドアビーム32の軸方向に沿って延びると共に、内側側面部66bに向かって窪む凹部68が設けられている。この凹部68の下面は、内側側面部66bの天井面に接合され、上下方向に沿った両側に略矩形状の一対の閉断面部70が設けられている。
さらにまた、図2に示されるように、ドアビーム32は、平面視して、車幅方向外側に膨らむ湾曲形状をしており、このドアビーム32の軸方向に沿った端部に向かうにつれてドアスキン30から車幅方向内側に離間するクリアランス72が設けられている。なお、本実施形態では、このクリアランス72が、ドアビーム32の車両前方側及び車両後方側の両方に設けられているが、これに限定されるものではなく、車両前後方向のいずれか一方であってもよい。このクリアランス72は、最も車幅方向外側に膨らむ頂部74において最小クリアランスとなり、ドアビーム32の前方端部及び後方端部に向かうにつれて増大している。なお、この最小クリアランスには、適宜、緩衝材を設けるとよい。
ドアビーム32の軸方向に沿った中間部において、最も車幅方向外側に膨らんだドアビーム32の頂部74は、ドアスキン30の内側面との間で最小クリアランスとしている。この頂部74は、ドアビーム32の車両前後方向に沿った中央部76よりも車両後方に偏位している。
さらにまた、ドアビーム32の車両前方端部34(クラッシュボックス36の車両前方部分を含む)は、車幅方向から見て、ステアリングハンガ78と重畳する位置まで延出していると共に、ドアビーム32の車両前方端部34は、車両上下方向において、ドアヒンジ部材33に近接配置されている(図3及び図4参照)。なお、ステアリングハンガ78は、中空のパイプ材からなり、図示しないステアリングコラムを支持するものである。
本実施形態に係るドアビーム構造が適用された車両の車体側部10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態において、ドアビーム32、35は、平面視して、車幅方向外側に膨らむ湾曲形状をしており、このドアビーム32、35の軸方向に沿った端部に向かうにつれてドアスキン30から車幅方向内側に離間してクリアランス72が設けられている。
本実施形態では、側突荷重の入力時に、ドアビーム32、35が車幅方向内側に窪んで車両前後方向端部側に伸びようとすることで、側突荷重がドアビーム32、35の軸方向に沿った車両前後方向荷重に変換される。この変換された車両前後方向荷重は、ドアビーム32、35を経由して車体フレームに対して効率的に伝達される。この結果、本実施形態では、ドアビーム32、35がドア本体を構成するドアインナパネル28に対する固定が強化され、ドアビーム32、35がドア本体(ドアインナパネル28)から脱落することを抑制することができる。
また、本実施形態において、ドアビーム32は、少なくとも、センタピラ14と反対側の車両前方端部にクラッシュボックス36(脆弱部)が設けられている。本実施形態では、クラッシュボックス36(脆弱部)を介して、センタピラ14と反対側を圧壊させて側突荷重を吸収することができる。また、本実施形態では、側突荷重の入力時に、センタピラ14への影響を最小限とすることができ、センタピラ14側で想定されている衝突性能への影響を好適に回避することができる。
さらに、本実施形態では、ドアビーム32の車両前方端部34(クラッシュボックス36の車両前方部分を含む)を、車幅方向から見て、ステアリングハンガ78と重畳する位置まで延出させている。ステアリングハンガ78は、剛性・強度が高い部材であり、ドアビーム32の圧壊による側突荷重の吸収を優先させることができる。また、ドアビーム32の車両前方端部34を、車両上下方向において、ドアヒンジ部材33に近接配置することで、ドアビーム32の車両前方端部34が潰れ易くなる。
さらにまた、本実施形態において、ドアビーム32の車両前方端部34は、ドアビーム32とドアインナパネル28(フロントドア13a)の車幅方向内側側面との間に間隙を有している。この間隙には、連結部材44が介装されている。
本実施形態では、ドアビーム32とドアインナパネル28(フロントドア13a)との間隙を、連結部材44で埋めることで、ドアビーム32の車両前方端部34を安定して圧壊させることができる。また、ステアリングハンガ78がドアインナパネル28に固定されている部位の近傍で隙間を埋めているため、ステアリングハンガ78の剛性・強度をより効率的に活用してドアビーム32の車両前方端部34を圧壊させることができる。
さらにまた、本実施形態において、補強部材(前方補強部材50及び後方補強部材52)は、フロントドア13a及びリヤドア13bのドアビーム32、35の端部(車両後方端部及び車両前方端部)に対向する面からセンタピラ14の車幅方向外側面まで横断するように延在している。これにより、本実施形態では、補強部材によって、センタピラ14周辺の剛性・強度が高められているため、側突荷重の入力時にセンタピラ14が変形してフロントドア14aが車幅方向内側に滑るように相対変位することを抑制することができる。この結果、本実施形態では、ドアビーム32、35による側突荷重の吸収を、安定して遂行することができる。
次に、本実施形態に係るドアビーム構造の変形例について、以下説明する。なお、図1乃至図7に示される前記実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図8に示されるように、第1変形例では、前記実施形態においてドアビーム32の車両前方端部34に設けられていたクラッシュボックス36及びビームブラケット43を省略して、他の連結部材80を介してドアビーム32aの車両前方端部34を直接ドアインナパネル28に連結している点で前記実施形態と相違している。また、第1変形例では、ドアビーム32aの軸方向に沿った車両前方端部34に向かう部分だけドアスキン30から車幅方向内側に離間するように湾曲させている点で前記実施形態と相違している。これにより、第1変形例では、部品点数を削減して製造コストを低減化することができる。
また、図9に示されるように、第2変形例では、車両上下方向において、ステアリングハンガ78が配置されている高さ位置(破線参照)よりも下方で、且つ、上側のドアヒンジ部材33の近傍部位にドアビーム32bの車両前方端部34を配置してもよい。
さらに、図10に示されるように、第3変形例では、前記実施形態においてドアビーム32の車両後方端部48に設けられていた補強部材(前方補強部材50)を省略し、ドアビーム32cの車両後方端部48をセンタピラ14下部の末広がり部26に対応する位置でドアインナパネル28に直接連結している点で前記実施形態と相違している。第3変形例では、ドアビーム32cの車両後方端部48が、フロントドア開口部24a内にて、センタピラ14の側面と対向するように配置されている。これにより、第3変形例では、側突荷重の入力時に、ドアビーム32cの車両後方端部48がドアスキン30とセンタピラ14の末広がり部26との間に挟み込まれて側突性能を向上させることができる。
さらにまた、図11に示されるように、第4変形例では、前記実施形態においてドアビーム32の車両後方端部48に設けられていた補強部材(前方補強部材50)を省略すると共に、ドアビーム32dの車両後方端部48をセンタピラ14の末広がり部26に到達しない車両前方位置でドアインナパネル28に連結している点で前記実施形態と相違している。これにより、第4変形例では、補強部材を省略して部品点数を削減して、製造コストを低減化することができる。
10 車体側部
12 サイドドア
14 センタピラ
24a、24b ドア開口部
30 ドアスキン
32、35、32a~32d ドアビーム
33 ドアヒンジ部材
34 (ドアビームの)車両前方端部
36 クラッシュボックス(脆弱部)
44 連結部材
48 (ドアビームの)車両後方端部
50 前方補強部材(補強部材)
52 後方補強部材(補強部材)
74 頂部
78 ステアリングハンガ

Claims (9)

  1. サイドドアに対し、車両前後方向に延びるように設けられたドアビームの構造であって、
    前記ドアビームは、車幅方向外側に膨らむ湾曲形状をしており、前記ドアビームの軸方向に沿った端部に向かうにつれてドアスキンから車幅方向内側に離間していることを特徴とするドアビーム構造。
  2. 請求項1記載のドアビーム構造において、
    前記ドアビームは、少なくとも、センタピラと反対側の端部に脆弱部が設けられていることを特徴とするドアビーム構造。
  3. 請求項1記載のドアビーム構造において、
    前記ドアビームは、車両前後方向において、ステアリングハンガが固定されている位置まで延出していることを特徴とするドアビーム構造。
  4. 請求項3記載のドアビーム構造において、
    前記ドアビームの端部は、前記ドアビームと前記サイドドアの車幅方向内側側面との間に間隙を有し、
    前記間隙には、連結部材が設けられていることを特徴とするドアビーム構造。
  5. 請求項1記載のドアビーム構造において、
    前記サイドドアによって開閉されるドア開口部を有し、
    前記ドアビームの端部は、前記ドア開口部内にて、前記センタピラの側面と対向するように配置されていることを特徴とするドアビーム構造。
  6. 請求項5記載のドアビーム構造において、
    前記サイドドアは、インナパネルを有し、
    前記インナパネルには、前記ドアビームの端部に対向する面から前記センタピラの車幅方向外側面まで横断するように延在する補強部材が設けられていることを特徴とするドアビーム構造。
  7. 請求項1記載のドアビーム構造において、
    前記ドアビームの軸方向に沿った中間部において、最も車幅方向外側に膨らんだ前記ドアビームの頂部は、前記ドアスキンの内側面との間で最小クリアランスとしていることを特徴とするドアビーム構造。
  8. 請求項7記載のドアビーム構造において、
    前記頂部は、前記ドアビームの車両前後方向に沿った中央部よりも車両後方に偏位していることを特徴とするドアビーム構造。
  9. 請求項1記載のドアビーム構造において、
    前記ドアビームの端部は、車両上下方向において、ドアヒンジ部材に近接配置されていることを特徴とするドアビーム構造。
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