JP2022153635A - 動作補助装置 - Google Patents

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寿志 岸田
Hisashi Kishida
弘之 玉津
Hiroyuki Tamatsu
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Abstract

Figure 2022153635000001
【課題】広い範囲で手すりを設置することができる動作補助装置を提供する。
【解決手段】動作補助装置1は、第一手すりユニット2と、第二手すりユニット3と、連結手すり5とを備える。第二手すりユニット3は、第一手すりユニット2に対して、平面視で第一方向D1に配置される。連結手すり5は、第一手すりユニット2と第二手すりユニット3とをつなぐ。第一手すりユニット2は、第一ベース21と、第一ベース21に取り付けられた第一支柱22と、第一手すり28とを有する。第一支柱22は、第一ベース21に対して上下方向に沿って移動可能な第一可動部24を有する。第一手すり28は、第一可動部24に対し、第一方向D1に平行な方向に沿って位置変更可能に取り付けられる。第二手すりユニット3の第二支柱32は、第一支柱22から独立している。
【選択図】図1

Description

本発明は、動作補助装置に関し、より詳細には、上下方向に高さ調整が可能な手すりを有する動作補助装置に関する。
特許文献1には、従来の補助器具が開示されている。特許文献1に記載の補助器具は、基礎と、基礎とは異なる位置に配置された第1支柱と、基礎に取り付けられた第2支柱及び中間支柱と、下桟と、上桟とを備える。下桟は、第1支柱,第2支柱,及び中間支柱をつなぐ。上桟は、第1支柱及び第2支柱をつなぐ。
第1支柱は、第1頂部を有する。第1頂部は、上下方向に移動可能に構成される。第2支柱は、第2頂部を有する。第2頂部は、上下方向に移動可能に構成される。
第1頂部には、第1の手すりが、手すりの長手方向にスライド可能に取り付けられている。第2頂部には第2の手すりが、手すりの長手方向にスライド可能に取り付けられている。第1の手すりと第2の手すりとは、中間の手すりでつながっている。
このように、特許文献1に記載の補助器具では、第1の手すり及び第2の手すりは、中間の手すりでつながっていても、手すりの長手方向にスライド可能であるため、第1の手すり及び第2の手すりの各々について、高さ調整を行うことができる。
特開2015-175108号公報
しかし、上記特許文献1に記載の補助器具では、第1支柱と第2支柱とが、下桟及び上桟によってつながっており、設置範囲が限られている。すなわち、特許文献1に記載の補助器具では、設置場所に応じた態様で設置することができないという問題があり、改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、設置場所に応じた態様で手すりを設置することができる動作補助装置を提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の動作補助装置は、第一手すりユニットと、水平面に沿った一方向を第一方向としたとき、第一手すりユニットに対して平面視で第一方向に配置された第二手すりユニットと、第一手すりユニットと第二手すりユニットとをつなぐ少なくとも1つの連結手すりと、を備える。第一手すりユニットは、第一ベースと、第一ベースに取り付けられた少なくとも1つの第一支柱と、を有する。第二手すりユニットは、段差に設置する第二ベースと、第一支柱から独立し、第二ベースに取り付けられた少なくとも1つの第二支柱と、を有する。連結手すりは、連結手すりの長手方向の第一手すりユニット側の端部に形成され、第一手すりに対し、第一方向に直交しかつ水平面に沿った第二方向に延びた軸回りに回転可能に取り付けられた第一取付け部と、連結手すりの長手方向の第二手すりユニット側の端部に形成され、第二手すりに対し、第二方向に延びた軸回りに回転可能に取り付けられた第二取付け部と、を有する。第二ベースの第一方向の長さは、段差の踏面の奥行き幅よりも短い。第二ベースの第一方向の長さは、第一ベースの第一方向の長さよりも短い。
本発明は、設置場所に応じた態様で手すりを設置することができる、という利点がある。
図1は、本発明の一実施形態の動作補助装置の使用状態の斜視図である。 図2Aは、同上の第一手すりユニットの正面図である。図2Bは、図2AのA部分の断面図である。 図3Aは、同上の第1手すりユニットにおいて、第一支柱と、第一手すりとの取付け部分の一部破断した斜視図である。図3Bは、同上の第1手すりユニットにおいて、第一支柱と、第一手すりとの取付け部分の下から見た斜視図である。 図4は、同上の第一連結手すりを説明するための側面図である。 図5Aは、図4におけるA-A線断面図である。図5Bは、図4におけるB-B線断面図である。 図6A~6Cは、同上の使用例の正面図である。 図7A,7Bは、変形例に係る動作補助装置の正面図である。
(1)実施形態
(1.1)概要
本実施形態に係る動作補助装置1は、図1に示すように、設置面8に設置される。本実施形態に係る動作補助装置1は、第一手すりユニット2と、第二手すりユニット3と、少なくとも1つの連結手すり5とを備える。ここで、本開示では、水平面に沿った一方向を「第一方向D1」とし、第一方向D1に直交しかつ水平面に沿う方向を「第二方向D2」として定義する。
第一手すりユニット2は、設置面8に載る第一ベース21と、第一ベース21に取り付けられた第一支柱22と、第一支柱22に取り付けられた第一手すり28とを備える。第一支柱22は、第一ベース21に対して上下方向に移動可能な第一可動部24を有する。第一手すり28は、第一可動部24に対して第一方向D1に平行な方向に沿って位置変更可能に取り付けられている。
第二手すりユニット3は、第一手すりユニット2に対して、上方からみて(以下、平面視)、第一方向D1に配置される。第二手すりユニット3は、設置面8に載る第二ベース31と、第二ベース31に取り付けられた第二支柱32と、第二支柱32に取り付けられた第二手すり35とを備える。第二支柱32は、第一ベース21に対して上下方向に移動可能な第二可動部34を有する。第二支柱32は、第一支柱22から独立している。
連結手すり5は、第一手すり28と第二手すり35とをつなぐ。連結手すり5は、長手方向の一方の端部に形成された第一取付け部62と、他方の端部に形成された第二取付け部63とを備える。第一取付け部62は、第一手すり28に対し、第二方向D2に延びた軸64回りに回転可能に取り付けられている。第二取付け部63は、第二手すり35に対し、第二方向D2に延びた軸65回りに回転可能に取り付けられている。
このため、本実施形態に係る動作補助装置1によれば、第一手すりユニット2と、第二手すりユニット3とを、高さの異なる設置面8又は同一平面からなる設置面8に配置することができる。この結果、本実施形態に係る動作補助装置1によれば、設置場所に応じた態様で手すりを設置することができる。
(1.2)詳細
以下、本実施形態に係る動作補助装置1について、詳細に説明する。本実施形態に係る動作補助装置1は、ユーザの動作を補助する装置である。ここでのユーザの動作としては、本実施形態では、例えば、水平面での歩行,階段での歩行,座った状態からの立ち上がり動作,又は立った状態からの座り込み動作等が挙げられる。ここで、本開示におけるユーザは、主に、高齢者,障がい者,要支援者又は要介護者であるが、特にこれに限らない。
動作補助装置1は、設置面8に設置される。本実施形態に係る動作補助装置1は、設置面8に載るのみであり、ベース21,31,41と設置面8とは固着具等で連結されていない。設置面8は、本開示では、例えば、室内の床面,廊下の床面,玄関の土間及び上がり框の各上面,あるいは室内の階段及び踊り場の上面といった室内における平面又は段差等が挙げられる。本開示でいう設置面8は、互いに異なる高さの少なくとも2面を有してもよいし、同一平面上の一面で構成されてもよい。本実施形態では、設置面8のうち、ベース21,31,41が載る箇所は平面である。なお、本開示に係る設置面8は、屋外であってもよい。
ここで、本開示では、上述したように、水平面に沿った一方向を「第一方向D1」とし、第一方向D1に直交しかつ水平面に沿う双方向を「第二方向D2」として定義する。本開示でいう「水平面」とは、設置面8のベース21,31,41が載る面に平行な面を意味する。また、上下方向は、設置面8に対して直交する双方向を意味する。本実施形態では、上下方向は鉛直方向に平行である。
本開示でいう「沿う」とは、2直線(あるいは空間の2平面または1直線と1平面)が、平行であることに加え、僅かに傾いていることも含む。「沿う」は、一例として、平行な2直線のうち、一方の直線に対する他方の直線のなす角度が、±10°以下の範囲を含む。また「沿う」には、直線と非直線との関係も含む。
動作補助装置1は、本実施形態では、図1に示すように、第一手すりユニット2と、第二手すりユニット3と、第三手すりユニット4と、複数の連結手すり5と、を備える。
(1.2.1)第一手すりユニット
第一手すりユニット2は、設置面8に載り、それのみで手すりとして機能する。第一手すりユニット2は、本実施形態では、第一ベース21と、第二方向D2に離れた2つの第一支柱22と、第二方向D2に離れた2つの第一手すり28と、を備える。
第一ベース21は、設置面8に載り、第一手すりユニット2の土台となる部分である。第一ベース21は、本実施形態では、平面視矩形状であるが、本開示では、平面視矩形状に限らず、平面視において、楕円形あるいは真円形等の平面視円形,又は三角形あるいは五角形等の多角形状であってもよい。第一ベース21は、本実施形態では、図2Bに示すように、プレート211と、プレート211の外縁に取り付けられた外縁部212と、プレート211の上面に敷かれるカーペット215とを有する。
プレート211は、第一ベース21の主体を構成する。プレート211は、本実施形態
では、金属製であり、具体的には鋼鉄(スチール)である。ただし、本開示では、プレート211は、例えば、鉄,チタン,ステンレス,亜鉛,又は銅等であってもよい。プレート211は、一定の厚さ(ここでは、約5mm)を有する。
外縁部212は、平面視におけるプレート211の外側の端部(以下、プレート211の端部という)に取り付けられる縁材である。外縁部212は、本実施形態では、プレート211と設置面8との間に隙間を形成する。外縁部212は、プレート211の端部が嵌め込まれる嵌め込み部213と、プレート211を支持する脚部214とを備える。脚部214は、嵌め込み部213において、水平方向のプレート211側とは反対側の端部から、上下方向のうちの下側に突出している。脚部214の下端は、プレート211の下面よりも下方に位置する。脚部214は、プレート211の端部に対し、平面視におけるプレート211の外周の全長にわたって形成されている。
第一支柱22は、第一手すり28を支える部分である。第一支柱22は、第一ベース21に取り付けられている。第一支柱22は、本実施形態では、図2Aに示すように、第一固定部23と、第一可動部24とを備える。
第一固定部23は、第一ベース21に取り付けられており、これにより、第一ベース21に対して固定されている。第一固定部23は、本実施形態では、複数(ここでは2つ)の柱体231と、複数の柱体231をつなぐ桟234と、複数(ここでは2つ)のカバー235とを備える。柱体231は、図2Bに示すように、固定フランジ232と、固定フランジ232から上方向に突出した外筒体233とを備える。固定フランジ232の下面は、プレート211の上面に対向する。固定フランジ232は、本実施形態では、プレート211に固着具(ここでは、ボルト)を介して連結されている。外筒体233は、本実施形態では、円筒であるが、本開示では角筒であってもよい。各カバー235は、固定フランジ232を覆うようにして、各柱体231に対して着脱可能に取り付けられている。
第一可動部24は、図2Aに示すように、第一固定部23に対して、上下方向に沿って移動可能であり、要するに、第一可動部24は、第一ベース21に対して上下方向に沿って移動し得る。第一可動部24は、本実施形態では、複数の柱体231に対して一対一で対応する複数の移動体25を備える。各移動体25は、図3Aに示すように、外筒体233に対して同心状に配置された内筒体26と、内筒体26の上端に設けられた接続部27とを備える。内筒体26は、外筒体233に対して上下方向に移動し得る。内筒体26は、外筒体233の内側に配置されており、外筒体233に対して、上下方向の任意の位置で固定される。
外筒体233に対する内筒体26の固定は、本実施形態では、次のように実現される。すなわち、内筒体26に上下方向に所定ピッチで複数のねじ孔が形成され、外筒体233に少なくとも1つの孔が形成され、外筒体233の孔から内筒体26のねじ孔に向かってねじ具(ボルトを含む)がねじ込まれる。なお、本開示では、外筒体233に対する内筒体26の固定の方法はこれに限らず、例えば、外筒体233にねじ孔を形成し、ねじ孔にねじ具をねじ込むことで、ねじ具で内筒体26の外面を押しつけてもよい。また、外筒体233の上端から下方向に沿ってスリットを形成し、パイプクランプ等によって、外筒体233を内筒体26に接触させて、外筒体233に対して内筒体26を固定してもよい。
接続部27は、第一可動部24において、第一手すり28に取り付けられる部分である。接続部27は、本実施形態では、内筒体26の上端に設けられており、内筒体26の上下方向に沿う移動に伴って、上下方向に沿って移動する。接続部27は、固定プレート271と、可動プレート272と、複数のねじ固定具273とを備える。
固定プレート271は、内筒体26の上端に取り付けられている。固定プレート271は、本実施形態では、内筒体26の上端面にねじ止めされており、これによって、内筒体26に対して固定されている。固定プレート271は、第一方向D1に延びており、平面視長方形状に形成されている。固定プレート271は、本実施形態では、水平面に沿って配置されている。
可動プレート272は、固定プレート271に対して上下方向に移動可能なプレート211である。可動プレート272は、固定プレート271の上方向に配置される。可動プレート272には、複数のねじ孔が形成されており、固定プレート271に通された複数のねじ固定具273がねじ込まれる。これによって、可動プレート272は、固定プレート271に対して、ねじ固定具273を介して連結される。可動プレート272と固定プレート271との間には、第一手すり28の一部(一対の案内片284)が配置されている。ねじ固定具273をねじ込み、可動プレート272と固定プレート271とで一対の案内片284を挟むことで、第一手すり28は、接続部27に対して固定される。
第一手すり28は、第一方向D1に延びる手すりである。本実施形態に係る第一手すり28では、例えば、ユーザは、第一手すり28の上面に対して手を置きながら、重心を掛けつつ、身体を移動させることができる。第一手すり28は、第一可動部24に取り付けられているため、第一可動部24の移動に伴って移動する。要するに、第一手すり28は、第一ベース21に対して上下方向に移動し得る。第一手すり28は、図3Aに示すように、芯材281と、被覆体285とを備える。
芯材281は、第一手すり28の主体を構成する。芯材281は、本実施形態では、金属製であり、具体的にはアルミニウム合金で構成されている。ただし、本開示では、芯材281として、鋼鉄(スチール),鉄,チタン,ステンレス,亜鉛,又は銅であってもよい。芯材281は、本実施形態では、押出成形によって形成された押出成形品である。芯材281は、図5Aに示すように、芯材本体部282と、スライド溝283と、を備える。
芯材本体部282は、芯材281の主体を構成する。芯材本体部282は、下面に開口面を有する断面略C字状に形成されている。芯材本体部282は、第一方向D1に延びており、第一方向D1に一様な断面形状に形成されている。
スライド溝283は、接続部27を収める部分である。スライド溝283は、第一方向D1に延びており、接続部27に対して、芯材本体部282を第一方向D1にスライド可能とさせる。スライド溝283は、芯材本体部282の内側に配置された状態で芯材本体部282につながっている。スライド溝283と芯材本体部282とは一体であり、スライド溝283は芯材本体部282に対して固定されている。ここで、本開示でいう「スライド」とは、移動する部材が、姿勢を保ったまま移動することを意味し、要するに平行移動を意味する。
スライド溝283は、一対の案内片284を有する。各案内片284は、スライド溝283の第二方向D2の内側面から、第二方向D2におけるスライド溝283の内側に突出している。案内片284は、上述のように、可動プレート272と固定プレート271との間に配置される。
これによって、本実施形態に係る第一手すり28は、図3Bに示すように、移動体25に対して、第一方向D1に平行な方向(双方向)に沿ってスライド可能に取り付けられている。ただし、本開示では、第一手すり28は、移動体25に対して、スライド可能に取り付けられていることに限らない。本開示では、例えば、第一手すり28に対し、第一方
向D1に沿って一定のピッチで、下方向に突出する複数のピンを設け、接続部27に形成された孔に対して、複数のピンのうちのいずれかのピンを入れることで段階的に位置変更してもよい。要するに、本開示では、第一手すり28は、第一可動部24に対し、第一方向D1に平行な方向に沿って位置変更可能に取り付けられる。
なお、本実施形態では、第一可動部24は、複数の移動体25を有しているが、複数の移動体25同士はつながっていてもよく、つまり、移動体25は1つでもよい。
被覆体285は、図3Aに示すように、芯材281の外面を覆う。被覆体285は、本実施形態では、合成ゴムによって構成されている。被覆体285は、例えば、表面に微細な凹凸を形成し、滑り止め効果を付与してもよい。
第一手すり28において、第二手すりユニット3とは反対側の端部には、図2Aに示すように、エンドキャップ286が取り付けられている。エンドキャップ286は、第一手すり28の端部から下方向に突出している。なお、本開示では、エンドキャップ286はなくてもよい。
(1.2.2)第二手すりユニット
平面視において、第一手すりユニット2の第一方向D1には、図1に示すように、第二手すりユニット3が配置されている。
第二手すりユニット3は、設置面8に載り、それのみで手すりとして機能する。第二手すりユニット3は、本実施形態では、設置面8において、第一手すりユニット2が設置された箇所よりも高い位置に配置されている。第二手すりユニット3は、本実施形態では、第二ベース31と、第二方向D2に離れた2つの第二支柱32と、第二方向D2に離れた2つの第二手すり35と、を備える。
第二ベース31は、設置面8に載り、第二手すりユニット3の土台となる部分である。第二ベース31は、本実施形態では、第一ベース21と同じ部品を用いており、要するに、第一ベース21と同じ構造である。このため、第二ベース31の詳細な説明を省略する。
第二支柱32は、第二手すり35を支える部分である。第二支柱32は、第二ベース31に取り付けられている。第二支柱32は、第一支柱22から独立する。第二支柱32は、本実施形態では、第二固定部33と、第二可動部34とを備える。
ここで、本開示でいう「独立する」とは、単独で存在することを意味し、2つ以上の部材が、互いに影響を及ぼさないことを意味する。本実施形態では、第二支柱32が第一支柱22から独立するとは、第二支柱32と第一支柱22とが連結手すり5以外ではつながっていないことである。第一支柱22と第二支柱32とが、例えば、柔軟性のある紐等で連結されている場合等のように、互いに影響を及ぼさない態様でつながっている場合については、「独立する」ことに含まれる。
第二固定部33は、第二ベース31に取り付けられており、これにより、第二ベース31に対して固定されている。第二可動部34は、第二固定部33に対して、上下方向に沿って移動可能であり、要するに、第二可動部34は、第二ベース31に対して上下方向に沿って移動し得る。本実施形態では、第二固定部33は、第一固定部23と同じ部品を用いており、要するに、第二固定部33は第一固定部23と同じ構造である。また、第二可動部34は、第一可動部24と同じ部品を用いており、第一可動部24と同じ構造である。このため、第二固定部33と第二可動部34の詳細な説明を省略する。
第二手すり35は、第一方向D1に延びる手すりである。第二手すり35は、本実施形態では、第一方向D1において、第一手すり28と同じ長さである。ここでいう「同じ長さ」とは、厳密に同じ寸法であることを意味するのではなく、第一手すり28と第二手すり35とが、同じ部品を用いることができるという効果に必要な範囲を含む。「同じ長さ」は、一例として、第一手すり28と第二手すり35との長さの差が、0以上20mm以下の範囲を含む。
ただし、本開示では、第一手すり28と第二手すり35とは、異なる部品が用いられてもよく、この場合、第一手すり28と第二手すり35とは、第一方向D1において、長さが異なっていてもよい。これについては、後述の「(2)変形例」で説明する。
第二手すり35は、第二可動部34に対して、第一方向D1に沿ってスライド可能であり、つまり、第二可動部34に対して、第一方向D1に沿って位置変更可能に取り付けられている。ただし、本開示では、第二手すり35は、第二可動部34に対して固定されていてもよく、第二可動部34に対し、第一方向D1に沿って位置変更可能に構成されていなくてもよい。
第二手すり35は、本実施形態では、第一手すり28と同じ部品を用いている。要するに、本実施形態では、第二手すり35は、第一手すり28と同じ構造である。ただし、本実施形態では、第二手すり35には、エンドキャップ286が設けられていない。動作補助装置1が第三手すりユニット4を有さない場合には、エンドキャップ286が設けられてもよい。
(1.2.3)第三手すりユニット
平面視において、第二手すりユニット3に対する第一方向D1には、図1に示すように、第三手すりユニット4が配置されている。第三手すりユニット4は、設置面8に載り、それのみで手すりとして機能する。第三手すりユニット4は、本実施形態では、設置面8において、第二手すりユニット3よりも高い位置に配置されている。
第三手すりユニット4は、本実施形態では、第二手すりユニット3の第三方向に配置されている。ここで、「第三方向」は、本実施形態では、第一方向D1と同一方向であるが、本開示では、第一方向D1に対して傾斜していてもよいし、第一方向D1に対して直交していてもよい。本実施形態では、第三方向を、第一方向D1として説明する。
第三手すりユニット4は、本実施形態では、第二手すりユニット3に対し、第一方向D1に配置されているが、本開示では、第一手すりユニット2に対し、第一方向D1とは反対方向に配置されてもよい。この場合、第三方向は第一方向D1とは反対方向のことである。要するに、第一手すりユニット2及び第二手すりユニット3のうち、第三手すりユニット4に隣接する手すりユニットを「隣接手すりユニット」として定義すると、第三手すりユニット4は、隣接手すりユニットに対して平面視で第三方向に配置される。
第三手すりユニット4は、本実施形態では、第三ベース41と、第三方向に直交しかつ水平面に沿う第四方向(ここでは、第二方向D2)に離れた2つの第三支柱42と、第四方向(ここでは、第二方向D2)に離れた2つの第三手すり45と、を備える。
第三ベース41は、設置面8に載り、第三手すりユニット4の土台となる部分である。第三ベース41は、本実施形態では、第一ベース21と同じ部品を用いており、要するに、第一ベース21と同じ構造である。このため、第三ベース41についての詳細な説明を省略する。
第三支柱42は、第三手すり45を支える部分である。第三支柱42は、第三ベース41に取り付けられている。第三支柱42は、本実施形態では、第三固定部43と、第三可動部44とを備える。第三支柱42は、第一支柱22及び第二支柱32から独立している。
第三固定部43は、第三ベース41に取り付けられており、これにより、第三ベース41に対して固定されている。第三可動部44は、第三固定部43に対して、上下方向に沿って移動可能であり、第三ベース41に対して上下方向に沿って移動し得る。本実施形態では、第三固定部43は、第一固定部23と同じ部品を用いており、要するに、第三固定部43は第一固定部23と同じ構造である。また、第三可動部44は、第一可動部24と同じ部品を用いており、第一可動部24と同じ構造である。このため、第三固定部43と第三可動部44の詳細な説明を省略する。
第三手すり45は、第一方向D1に延びる手すりである。第三手すり45の長手方向の長さは、本実施形態では、第一手すり28の長手方向の長さと同じ長さである。ここでいう「同じ長さ」とは、厳密に同じ寸法であることのみを意味するのではなく、第一手すり28と第三手すり45とが、同じ部品を用いることができるという効果に必要な範囲を含む。「同じ長さ」は、一例として、第一手すり28と第三手すり45との長さの差が、0以上10mm以下の範囲を含む。
ただし、本開示では、第一手すり28と第三手すり45とは、異なる部品が用いられてもよく、この場合、第一手すり28と第三手すり45とは、長手方向において、長さが異なっていてもよい。
第三手すり45は、第三可動部44に対して、第一方向D1に沿ってスライド可能であり、つまり、第三可動部44に対して、第一方向D1に沿って位置変更可能に取り付けられている。ただし、本開示では、第一可動部24及び第二可動部34が第一方向D1に沿ってスライド可能である場合、第三手すり45は、第三可動部44に対して固定されてもよい。
第三手すり45は、本実施形態では、第一手すり28と同じ部品を用いている。要するに、本実施形態では、第三手すり45は、第一手すり28と同じ構造である。このため、第三手すり45についての詳細な説明を省略する。
(1.2.4)連結手すり
本実施形態に係る動作補助装置1は、複数の連結手すり5を有する。複数の連結手すり5は、第一手すりユニット2と第二手すりユニット3とをつなぎ,また、第二手すりユニット3と第三手すりユニット4とをつなぐ。本実施形態に係る動作補助装置1は、複数の連結手すり5として、2つの第一連結手すり6と、2つの第二連結手すり7とを備える。
各第一連結手すり6は、図4に示すように、第一手すりユニット2の第一手すり28と、第二手すりユニット3の第二手すり35とをつなぐ。各第一連結手すり6は、一方向に延びた第一本体部61と、第一取付け部62と、第二取付け部63とを備える。
第一本体部61は、第一連結手すり6の主体を構成する。第一本体部61は、第一連結手すり6において、第一取付け部62と第二取付け部63との間の部分を構成する。第一本体部61は、図5に示すように、芯材611と、芯材611の外周を覆う被覆体612とを備える。芯材611は、本実施形態では、金属製であり、具体的にはアルミニウム合金で構成されている。ただし、本開示では、芯材611として、鋼鉄(スチール),鉄,
チタン,ステンレス,亜鉛,又は銅であってもよい。芯材611は、本実施形態では、押出成形によって形成された押出成形品である。被覆体612は、芯材611の外面を覆う。被覆体612は、本実施形態では、合成ゴムによって構成されている。被覆体612は、例えば、表面に微細な凹凸を形成し、滑り止め効果を付与してもよい。
第一本体部61は、図5Bに示すように、上面66が断面円弧状に形成されている。ここで、本開示において、断面円弧状に形成された「上面66」とは、手すりにおいて、上下方向において上側を向く面を意味する。すなわち、「上面66」とは、図5Bにおいて、第一本体部61の外面の法線が水平面上にある点をK1,K2とすると、K1及びK2よりも上側に位置する第一本体部61の外面のことである。
第一本体部61は、上面66が断面円弧状に形成されていることで、ユーザの手指が第一本体部61の下面にまで至りやすく、ユーザは第一連結手すり6を握り易いという利点がある。これに対し、手すりユニット2,3,4の各手すり28,35,45は、図5Aに示すように、断面において、上面の少なくとも一部が平面29である。この平面29は、上方向に臨んでおり、本実施形態では、水平面に沿っている。手すりユニット2,3,4の各手すり28,35,45の上面の少なくとも一部が平面29であるのは、ユーザが第一手すり28の上面に対して手を載せやすい形状を意図しているからである。このように、本実施形態に係る動作補助装置1は、手すりユニット2,3,4の各手すり28,35,45と、連結手すり5とで、機能が異なっている。平面29は、本実施形態では、各手すり28,35,45の長手方向の全長にわたって形成されているが、本開示では、一部のみに形成されてもよい。
ここで、本開示でいう「断面円弧状」とは、厳密に円周の一部分でなくてもよく、ユーザが第一連結手すり6を握り易いという効果に必要な範囲を含む。例えば、「断面円弧状」は、真円の円周の一部分だけでなく、楕円の円周の一部分であることも含む。
第一取付け部62は、図4に示すように、第一手すり28に対し、第二方向D2に沿って延びた軸64回りに回転可能に取り付けられている。第一取付け部62は、第一連結手すり6の長手方向の端部のうちの、第一手すりユニット2側の端部に形成されている。第一取付け部62は、本実施形態では、水平面に対して±90°の範囲で回転し得る。言い換えると、第一取付け部62は、軸64に対して下方向に位置する第一位置から、軸64に対して上方向に位置する第二位置までの範囲で、第一手すり28に対して、第一本体部61を回転可能に支える。
第二取付け部63は、第二手すり35に対し、第二方向D2に沿って延びた軸65回りに回転可能に取り付けられている。第二取付け部63は、第一連結手すり6の長手方向の端部のうちの、第二手すりユニット3側の端部に形成されている。第二取付け部63は、本実施形態では、第一取付け部62と同様、水平面に対して±90°の範囲で回転し得る。
本開示でいう「軸」とは、回転運動の中心となる一定直線を意味する。本実施形態では、軸64,65は、棒状の軸体によって実現されており、軸体の中心に位置する。
第二連結手すり7は、図1に示すように、第三手すりユニット4の第三手すり45と、隣接手すりユニット(ここでは第二手すりユニット3)の手すり(ここでは第二手すり35)とをつなぐ。各第二連結手すり7は、一方向に延びた第二本体部71と、第三取付け部72と、第四取付け部73とを備える。
第二本体部71は、第二連結手すり7の主体を構成する。第二本体部71は、本実施形
態では、第一本体部61と同じ部品を用いており、第一本体部61と同じ構造である。ただし、本開示では、第一本体部61に対して、異なる長さに形成されてもよい。
第三取付け部72は、第二連結手すり7の長手方向の端部のうちの、第二手すりユニット3側の端部に形成されている。第三取付け部72は、第二手すり35に対し、第四方向に沿って延びた軸74回りに回転可能に取り付けられている。ここでいう「第四方向」とは、第三方向に直交しかつ水平面に沿った方向を意味する。本実施形態では、第四方向は第二方向D2のことである。第三取付け部72は、本実施形態では、第一取付け部62と同じ部品を用いており、第一取付け部62と同じ構造である。
第四取付け部73は、第二連結手すり7の長手方向の端部のうちの、第三手すりユニット4側の端部に形成されている。第四取付け部73は、第三手すり45に対し、第四方向(ここでは第二方向D2)に沿って延びた軸75回りに回転可能に取り付けられている。第三取付け部72は、本実施形態では、第二取付け部63と同じ部品を用いており、第二取付け部63と同じ構造である。
本実施形態に係る動作補助装置1では、図1に示すように、第一手すりユニット2は、2つの第一支柱22及び2つの第一手すり28を有する。また、第二手すりユニット3は、2つの第二支柱32及び2つの第二手すり35を有する。また、第三手すりユニット4は、2つの第三支柱42及び2つの第三手すり45を有する。本実施形態では、第一連結手すり6は2つあり、2つの第一手すり28と2つの第二手すり35とを一対一でつなぐ。本実施形態では、第二連結手すり7は2つあり、2つの第二手すり35と2つの第三手すり45とを一対一でつなぐ。
これにより、本実施形態に係る動作補助装置1では、第一方向D1において、2列の連続した手すりを形成することができる。この結果、本実施形態に係る動作補助装置1では、ユーザの両側に手すりを配置することができ、ユーザの動作の補助をより効果的に行うことができる。
(1.3)使用例
本実施形態に係る動作補助装置1は、図1に示すように、設置面8として3つの異なる高さの箇所に、第一手すりユニット2,第二手すりユニット3及び第三手すりユニット4を設置したが、図6Aに示すように、すべてを同一平面上に設置してもよい。
また、図6Bに示すように、第一手すりユニット2を最も低い位置に設置し、第二手すりユニット3及び第三手すりユニット4を同一平面上に設置してもよい。また、図6Cに示すように、第一手すりユニット2と第三手すりユニット4を同一平面上に位置し、第二手すりユニット3を異なる高さ位置に設置してもよい。また、第一手すりユニット2を最も高い位置に設置し、次に高い位置に第二手すりユニット3を設置し、最も低い位置に第三手すりユニット4を設置してもよい。
(2)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、第一手すり28の長手方向の長さと、第二手すり35の長手方向の長さと、第三手すり45の長手方向の長さはすべて同じであり、1種類の手すりユニットを組み合わせて構成した。しかし、一変形例では、図7Aに示すような態様でもよい。本変形例では、第二手すり35の第一方向D1の長さは、第一手すり28の第一方向D1の
長さよりも短い。すなわち、本開示では、第一手すり28の第一方向D1の長さと、第二手すり35の第一方向D1の長さは異なってもよく、2種類以上の手すりユニットを組み合わせてもよい。この場合、第一支柱22と第二支柱32の第一方向D1の幅も異なる。第一手すり28に対して、第三手すり45の長さを異ならせてもよい。
上記実施形態に係る動作補助装置1は、第一手すりユニット2と、第二手すりユニット3と、第三手すりユニット4とを備えたが、本開示では、図7Bに示すように、第三手すりユニット4は無くてもよい。この場合、第一手すり28の長手方向の長さと、第二手すり35の長手方向の長さは、同じでもよいし、異なっていてもよい。
また、本開示に係る動作補助装置1では、第一手すりユニット2と、第二手すりユニット3と、第三手すりユニット4に加えて、第四手すりユニット,第五手すりユニット…と必要に応じて追加してもよい。
本開示では、第一手すり28,第二手すり35及び第三手すり45は、長手方向が第一方向D1に平行でなくてもよい。例えば、第二手すり35は、平面視L字状であってもよい。この場合、第二手すり35を第二支柱32に対して固定して、水平面に沿って位置変更できないようにし、第一手すり28及び第三手すり45を長手方向に沿って移動可能にすればよい。このときの第三方向は、第二方向D2に平行であり、第四方向は、第一方向D1に平行である。
上記実施形態では、第一支柱22,第二支柱32及び第三支柱42は、各々が1つの可動部24,34,44を備えたが、本開示では、例えば、テレスコピックパイプのように、複数のパイプによって可動部を構成してもよい。
上記実施形態では、第一手すりユニット2,第二手すりユニット3,及び第三手すりユニット4の各々について、2つの手すりを有していたが、本開示では、片側1つの手すりのみを有する構成であってもよい。
(3)態様
以上説明したように、第1の態様に係る動作補助装置(1)は、第一手すりユニット(2)と、第二手すりユニット(3)と、少なくとも1つの連結手すり(5)とを備える。ここで、水平面に沿った一方向を第一方向(D1)とする。第二手すりユニット(3)は、第一手すりユニット(2)に対して、平面視で第一方向(D1)に配置される。連結手すり(5)は、第一手すりユニット(2)と第二手すりユニット(3)とをつなぐ。第一手すりユニット(2)は、設置面(8)に載る第一ベース(21)と、第一ベース(21)に取り付けられた少なくとも1つの第一支柱(22)と、少なくとも1つの第一手すり(28)とを有する。第一支柱(22)は、第一ベース(21)に対して上下方向に沿って移動可能な第一可動部(24)を有する。第一手すり(28)は、第一可動部(24)に対し、第一方向(D1)に平行な方向に沿って位置変更可能に取り付けられる。第二手すりユニット(3)は、設置面(8)に載る第二ベース(31)と、第二ベース(31)に取り付けられた少なくとも1つの第二支柱(32)と、第二可動部(34)に取り付けられた少なくとも1つの第二手すり(35)とを有する。第二支柱(32)は、第二ベース(31)に対して上下方向に沿って移動可能な第二可動部(34)を有する。また、第二支柱(32)は、第一支柱(22)から独立している。連結手すり(5)は、第一取付け部(62)と、第二取付け部(63)とを有する。第一取付け部(62)は、連結手すり(5)の長手方向の第一手すりユニット(2)側の端部に形成されており、第一手すり(28)に対し、第二方向(D2)に延びた軸(64)回りに回転可能に取り付けられる。第二取付け部(63)は、連結手すり(5)の長手方向の第二手すりユニット(3)側の端部に形成されており、第二手すり(35)に対し、第二方向(D2)に延びた軸(65)回りに回転可能に取り付けられる。第二方向(D2)は、第一方向(D1)に直交しかつ水平面に沿った方向である。
この態様によれば、第一手すりユニット(2)と、第二手すりユニット(3)とを高さの異なる設置面(8)、又は同一平面からなる設置面(8)に配置することができ、広い範囲で手すりを設置することができる。また、第一手すり(28)と第二手すり(35)とが連結手すり(5)で連結されていても、第一支柱(22)及び第二支柱(32)の各々による高さ調整を、互いに拘束されずに行うことができ、容易に行うことができる。
第2の態様に係る動作補助装置(1)では、第1の態様において、第二手すり(35)は、第二可動部(34)に対し、第一方向(D1)に沿って位置変更可能に取り付けられている。
この態様によれば、第一支柱(22)及び第二支柱(32)の各々による高さ調整をより一層容易に行うことができる。
第3の態様に係る動作補助装置(1)では、第1又は第2の態様において、第一支柱(22)及び第二支柱(32)の各々は、第一方向(D1)に離れた少なくとも2つの柱体(231)を有する。
この態様によれば、第一支柱(22)及び第二支柱(32)の強度を高くすることができる。
第4の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~3のいずれか1つの態様において、第一手すり(28)は、第一可動部(24)に対して第一方向(D1)に平行な方向に沿ってスライド可能に取り付けられる。
この態様によれば、第一手すり(28)を大きく持ち上げることをしなくても、第一手すり(28)を第一方向(D1)に平行な方向に位置調整を行うことができるため、高さ調整や配置時等の施工時の作業性を向上することができる。
第5の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~4のいずれか1つの態様において、連結手すり(5)における第一取付け部(62)と第二取付け部(63)との間の部分の上面が断面円弧状である。
この態様によれば、ユーザにより、連結手すり(5)をしっかりと掴み易くすることができる。
第6の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~5のいずれか1つの態様において、第一手すり(28)及び第二手すり(35)の上面の少なくとも一部が平面である。
この態様によれば、ユーザが第一手すり(28)及び第二手すり(35)の上面に対して手を載せやすい。このため、ユーザは、手のひらを第一手すり(28)に載せて、プッシュアップを行いやすい。
第7の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~6のいずれか1つの態様において、第一手すり(28)の第一方向(D1)の長さと第二手すり(35)の第一方向(D1)の長さが同じである。
この態様によれば、第一手すり(28)と第二手すり(35)とで同じ部品を用いるこ
とができ、組み立て前の在庫管理が行いやすい。
第8の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~6のいずれか1つの態様において、第一手すり(28)の第一方向(D1)の長さと第二手すり(35)の第一方向(D1)の長さが異なる。
この態様によれば、設置面(8)の広さや、設置面(8)の上方のスペースに応じて、適切な手すりを配置できる。
第9の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~8のいずれか1つの態様において、隣接手すりユニットに対して平面視で第三方向に配置された第三手すりユニット(4)と、第二連結手すり(75)とを更に備える。ここで、隣接手すりユニットとは、第一手すりユニット(2)又は第二手すりユニット(3)のことである。第三方向は、水平面に沿った一方向のことである。第二連結手すり(75)は、隣接手すりユニットと第三手すりユニット(4)とをつなぐ。第三手すりユニット(4)は、設置面(8)に載る第三ベース(41)と、第三ベース(41)に取り付けられた第三支柱(42)と、第三可動部(44)に対し、第三方向に沿って位置変更可能に取り付けられた第三手すり(45)とを有する。第三支柱(42)は、第三ベース(41)に対して上下方向に沿って移動可能な第三可動部(44)を有し、第二支柱(32)及び第一支柱(22)から独立している。第二連結手すり(75)は、第三取付け部(72)と、第四取付け部(73)とを有する。第三取付け部(72)は、第二連結手すり(75)の長手方向の隣接手すりユニット側の端部に形成される。第三取付け部(72)は、隣接手すりユニットの手すりに対し、第四方向に延びた軸(74)回りに回転可能に取り付けられる。第四取付け部(73)は、第二連結手すり(75)の長手方向の第三手すりユニット(4)側の端部に形成されている。第四取付け部(73)は、第三手すり(45)に対し、第四方向に沿って延びた軸(75)回りに回転可能に取り付けられる。ここで、第四方向は、第三方向に直交しかつ水平面に沿っている。
この態様によれば、より広い範囲で手すりを設置することができる。
第10の態様に係る動作補助装置(1)では、第1~9のいずれか1つの態様において、連結手すり(5)を2つ備える。第一手すりユニット(2)は、第二方向(D2)に間隔を置いて並んだ2つの第一支柱(22)及び2つの第一手すり(28)を有する。第二手すりユニット(3)は、第二方向(D2)に間隔を置いて並んだ2つの第二支柱(32)及び2つの第二手すり(35)を有する。2つの連結手すり(5)は、2つの第一手すり(28)と2つの第二手すり(35)とを一対一でつなぐ。
この態様によれば、第一方向(D1)において、2列の連続した手すりを形成することができる。この結果、本実施形態に係る動作補助装置(1)では、ユーザの両側に手すりを配置することができ、ユーザの動作の補助をより効果的に行うことができる。
第2~第10の態様に係る構成については、動作補助装置(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 動作補助装置
2 第一手すりユニット
21 第一ベース
22 第一支柱
231 柱体
24 第一可動部
28 第一手すり
3 第二手すりユニット
31 第二ベース
32 第二支柱
33 第二固定部
34 第二可動部
35 第二手すり
4 第三手すりユニット
41 第三ベース
42 第三支柱
43 第三固定部
44 第三可動部
45 第三手すり
5 連結手すり
62 第一取付け部
63 第二取付け部
64 軸
65 軸
7 第二連結手すり
72 第三取付け部
73 第四取付け部
74 軸
75 軸
8 設置面
D1 第一方向
D2 第二方向

Claims (2)

  1. 第一手すりユニットと、
    水平面に沿った一方向を第一方向としたとき、前記第一手すりユニットに対して平面視で前記第一方向に配置された第二手すりユニットと、
    前記第一手すりユニットと前記第二手すりユニットとをつなぐ少なくとも1つの連結手すりと、
    を備え、
    前記第一手すりユニットは、
    第一ベースと、
    前記第一ベースに取り付けられた少なくとも1つの第一支柱と、
    を有し、
    前記第二手すりユニットは、
    段差に設置する第二ベースと、
    前記第一支柱から独立し、前記第二ベースに取り付けられた少なくとも1つの第二支柱と、
    を有し、
    前記連結手すりは、
    前記連結手すりの長手方向の前記第一手すりユニット側の端部に形成され、前記第一手すりに対し、前記第一方向に直交しかつ水平面に沿った第二方向に延びた軸回りに回転可能に取り付けられた第一取付け部と、
    前記連結手すりの長手方向の前記第二手すりユニット側の端部に形成され、前記第二手すりに対し、前記第二方向に延びた軸回りに回転可能に取り付けられた第二取付け部と、
    を有し、
    前記第二ベースの第一方向の長さは、前記段差の踏面の奥行き幅よりも短く、
    前記第二ベースの第一方向の長さは、前記第一ベースの第一方向の長さよりも短い、
    動作補助装置。
  2. 前記第一支柱は、前記第一ベースに対して上下方向に沿って移動可能な第一可動部を備え、
    前記第二支柱は、前記第二ベースに対して上下方向に沿って移動可能な第二可動部を備える、
    請求項1に記載の動作補助装置。
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