JP5072467B2 - 縦手摺りおよび横手摺りの位置を調整可能な手摺りユニット - Google Patents
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Description
例えば下記の特許文献1に開示された「浴室用手摺りの取り付け装置」は、浴室の壁パネルの上下にレール構造の手摺り保持部材を取り付けておいて、縦手摺りの上下両端を前記手摺り保持部材へ水平方向への移動および位置決め固定が可能に取り付けた構成である。しかし、これは縦手摺りだけの構成である。
下記の特許文献3に記載された「リハビリテーション装置」も、縦手摺りと横手摺りの2種を具備するが、基本的には前記縦手摺りと横手摺りが移動板に設置され、移動板を横レールに沿って移動させる構成である。なお、横手摺り材は、移動板の両サイドに設置されたガイド部材に沿って縦移動可能に構成されている。
上記の特許文献2、3に記載された「リハビリテーション装置」は、縦手摺りと横手摺りの2種を具備するが、基本的には縦手摺りと横手摺りを移動板へ設置し、移動板を縦レール及び横レールに沿って移動させる大掛かりな構成であるから、当然に重く、運搬等には不利であるし、所望する場所への設置にも手間が掛かる。その上、厚さが大きい分だけ室内スペースを制約したり圧迫するし、高価な物という問題点がある。しかも縦手摺りおよび横手摺りの移動性、すなわち設置位置を調整できる可能性は、移動板の移動可能範囲に制限される構成であり、必要十分な移動性を具備するということはできない。
レール材1又は2を継手3又は30により正面視を四角形に組み立てたレール枠の上下・左右方向に平行に相対峙するレール材1、1又は2、2間に、縦手摺り8と横手摺り7が互い違いの交差状に配置され、各手摺り7、8の両端部が手摺り支持部材4又は40によりレール材1又は2へ摺動および位置決め固定が可能に取り付けられており、前記レール枠の継手3又は30が、設置対象物Wへネジ止めにより取り付けて設置される構成であることを特徴とする。
継手3又は30に、ネジ止め用ビス又はタッピングネジ11を通す孔12が設けられていることを特徴とする。
縦手摺り8および横手摺り7はそれぞれ手摺り材とその両端部の手摺り支持部材4又は40とで構成され、前記手摺り支持部材4又は40がレール摺動部6又は22によりレール材1又は2へ摺動可能に取り付けられ、前記レール摺動部6又は22に位置決め固定機構9又は21が設けられ摺動および位置決め固定が可能とされていること、
縦手摺り8および横手摺り7は、手摺り支持部材4又は40によりレール枠の前面方向に高さが異なる段違い状に交差する配置でレール材1、1又は2、2間に取り付けられていることを特徴とする。
手摺り支持部材40をレール材2へ摺動可能に取り付けるレール摺動部22としてレール材2を貫通させたリニアブッシュ22aが使用され、位置決め固定機構21として、レール材2の横断面を約半分づつ挟む2個一対のカラー21aと21bが使用され、前記カラー21aと21bの一側部分はネジ21cで止められ、他側部分はハンドル21d付きのネジ軸21eにより締め緩めが自在に結合されて成り、前記リニアブッシュ22aとハンドル付きの位置決め固定機構21とが一対として構成されていることを特徴とする。
しかも縦手摺り8および横手摺り7それぞれの位置の調整範囲が十分に大きく、位置調整と固定は、ハンドル付きの位置決め固定機構9又は21の操作により自由自在に行えるので、使い勝手に優れるのである。
継手3又は30には、ネジ止め用のビス又はタッピングネジ11を通す孔12が設けられている。
縦手摺り8および横手摺り7はそれぞれ、手摺り材とその両端部の手摺り支持部材4又は40とで構成され、前記手摺り支持部材4又は40がレール摺動部6又は22によりレール材1又は2へ摺動可能に取り付けられ、前記レール摺動部6又は22に位置決め固定機構9又は21が設けられている。
縦手摺り8および横手摺り7は、レール枠の前面方向に高さが異なる段違い状に交差する配置で、レール材1、1又は2、2、間に摺動および位置決め固定が可能に取り付けられる。
手摺り支持部材40をレール材2へ摺動可能に取り付けるレール摺動部22としてレール材2を貫通させたリニアブッシュ22aが使用され、位置決め固定機構21としては、レール材2の横断面を約半分づつ挟む2個一対のカラー21aと21bが使用され、前記のカラー21aと21bの一側部分はネジ21cで止められ、他側部分はハンドル21d付きのネジ軸21eにより締め緩めが自在に結合されて成り、前記リニアブッシュ22aとハンドル付きの位置決め固定機構21とが一対として構成されている。
レール材1又は2を正面視が四角形に組み立てたレール枠の継手3又は30が、設置対象物Wへネジ止めにより取り付けて設置される。
図1〜図6に示した実施例1は、縦、横のレール材1を正面視(図1の視点)が四角形に接続してレール枠が組み立てられている。本実施例の場合は、縦、横のレール材1がそれぞれ、図5および図6に示しているように、横断面が前面(図1の手前側)に向かって開口する溝形鋼状をなす形態であることを特徴とする。
即ち、手摺り支持部材4は全体としてJの字形状をなすもので、その構造詳細は、図5及び図6に示したように、頭部に手摺り材7あるいは8を嵌めて接合するソケット部5を備え、脚部には、複数個列状に配置されたボール6aが上記溝形鋼状をなすレール材2の側壁内面のボール溝に嵌り込んで抜けない構成とされたボール式摺動部6を具備している。前記ボール式摺動部6により手摺り支持部材4が、ひいては縦手摺り8と横手摺り7がレール材1へ安定した摺動(移動)が自在に取り付けられている。そして、前記ボール式摺動部6のベースプレート6bの外側部位にネジプレート9aが固定され、同ネジプレート9aのネジ孔へハンドル9のネジ軸9cがねじ込まれている。つまり、前記ハンドル9を正負方向へ約180度回転する範囲で、そのネジ軸9cが前進してレール材2の側壁外面へ圧接して位置決め固定(ストッパ)の機能を発揮し、又は逆回転によりネジ軸9cが後退して逃げ、固定解除の機能を発揮するハンドル付き位置決め固定機構が構成されている。図6に示した縦手摺り8用の手摺り支持部材4は、中間の胴部4aの分だけ、縦手摺り8がレール枠の前面に横手摺り7と干渉しないように背の高い構成で設置されている(図3を参照)。
本実施例2は、レール材2として横断面が円形の棒状材(又はパイプ状材でも可)を使用したことを特徴としている。また、レール材2の横断面形状は円形の限りではなく、角形や多角形等であっても良い。
かくして組み立てたレール枠が当該手摺りユニットの構造ベースとされ、四隅のコーナージョイント30を、設置対象物であるリハビリ施設の内壁、或いは浴室の内壁W等へ図14に示したようにタッピングネジ11によりネジ止めして設置される。
そのため、コーナージョイント30は、図14に示したように、後述する手摺り支持部材40に付属するレール材への摺動及び位置決め固定機構20が壁面Wと干渉を起こさないように、レール材2の外径位置から壁面Wまでの間に必要最少限度の隙間を確保できる肉厚形状に、例えばアルミニュームで鋳造されている。
即ち、手摺り支持部材40は全体としてJの字形状をなすのであり、その頭部には、図12、図13と図14に示したように、手摺り材7あるいは8を嵌めて接合するソケット部41を備え、脚部44は手摺り取り付け板42へボルト43で強固に取り付け固定されている。
前記手摺り取り付け板42は、平行に相対峙するレール材2、2の間に架け渡されるもので、その両端部に、上記レール材2への摺動および位置決め固定機構20が構築されている。
図14に示したように、摺動および位置決め固定機構20の中央にハンドル付き位置決め固定機構21が位置し、その前後両側の位置にレール摺動部22が設けられている。
中央のハンドル付き位置決め固定機構21は、図12および図13に見るとおり、横断面が円形の棒状をなすレール材2を約半円づつ挟む2個一対のカラー21aと21bを主要部とする。同一対のカラー21aと21bの一側部分はネジ21cで結合され、他側部分にはハンドル21d付きのネジ軸21eが、手摺り取り付け板42を貫通させて固定した金属カラー21f(図12)を通じて挿入され、前記2個一対のカラー21aと21bへねじ込み結合されている。
したがって、ハンドル21dを正負方向へ回転することによるネジ軸21eの締め緩め機能により、前記一対のカラー21aと21bがレール材2を挟み付けた摩擦力によって位置決め固定機能(ストッパ機能)を働き、又は逆に前記摩擦力を解いて移動を可能にする構成とされている。
なお、レール材2の端部、換言するとコーナージョイント30の前端には、緩衝材としてウレタン製スリーブ33が設置されている。
7 横手摺り
8 縦手摺り
4、40 手摺り支持部材
6、22 レール摺動部
9、21 位置決め固定機構
3、30 レール枠の継手
W 設置対象物
Claims (4)
- レール材を継手により正面視を四角形に組み立てたレール枠の上下・左右方向に平行に相対峙するレール材間に、縦手摺りと横手摺りが互い違いの交差状に配置され、各手摺りの両端部が手摺り支持部材によりレール材へ摺動および位置決め固定が可能に取り付けられており、前記レール枠は、前記継手を設置対象物へネジ止めにより取り付けて設置される構成であることを特徴とする、縦手摺りおよび横手摺りの位置を調整可能な手摺りユニット。
- 継手に、ネジ止め用ビス又はタッピングネジを通す孔が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載した縦手摺りおよび横手摺りの位置を調整可能な手摺りユニット。
- 縦手摺りおよび横手摺りはそれぞれ手摺り材とその両端部の手摺り支持部材とで構成され、前記手摺り支持部材がレール摺動部によりレール材へ摺動可能に取り付けられていること、
前記レール摺動部に位置決め固定機構が設けられ摺動および位置決め固定が可能とされていること、
縦手摺りおよび横手摺りは、手摺り支持部材によりレール枠の前面方向に高さが異なる段違い状に交差する配置でレール材間に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載した縦手摺りおよび横手摺りの位置を調整可能な手摺りユニット。 - 手摺り支持部材をレール材へ摺動可能に取り付けるレール摺動部としてレール材を貫通させたリニアブッシュが使用され、位置決め固定機構として、レール材の横断面を約半分づつ挟む2個一対のカラーが使用され、前記カラーの一側部分はネジ止めされ、他側部分はハンドル付きのネジ軸により締め緩めが自在に結合されて成り、前記リニアブッシュとハンドル付きの位置決め固定機構とが一対として構成されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載した縦手摺りおよび横手摺りの位置を調整可能な手摺りユニット。
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