JP2022152436A - 内燃機関のco2分離装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022152436000001
【課題】CO2吸着材をCO2の吸着に適した低温状態に制御することによって、排気ガス中のCO2を良好に吸着できるとともに、装置の小型化を図ることができる内燃機関のCO2分離装置を提供する。
【解決手段】本発明は、内燃機関3から排出される排気ガスからCO2を分離する内燃機関のCO2分離装置であり、排気通路(第1排気通路4A、第2排気通路4B)に設けられ、排気ガスとの熱交換によって、排気ガスを冷却する熱交換器(第1熱交換器6A、第2熱交換器6B)を備え、熱交換器は、排気ガスが流れるガス流路6cを有し、ガス流路6cの内壁面に、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材10が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気ガスからCO2を分離する内燃機関のCO2分離装置に関する。
自動車などに搭載される内燃機関の排気ガスに含まれるCO2(二酸化炭素)は、地球温暖化の一因であるといわれており、排気ガスからCO2を分離、回収し、自動車から排出されるCO2量を低減することが求められている。
従来、排気ガスからCO2を分離するCO2分離装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。このCO2分離装置は、排気ガス供給源と、排気ガス中のCO2を吸着するためのCO2吸着材をそれぞれ収容する2つの吸着部(吸着ユニット)と、水素供給源と、2つの吸着部への排気ガス及び水素の供給を切り替える切替手段を備えている。CO2吸着材は、CO2の吸蔵性能を有するゼオライトやシリカゲルなどで構成されている。
このCO2分離装置では、上記の切替手段により、一方の吸着部に排気ガス供給源から排気ガスが供給されている間、他方の吸着部に水素供給源から水素が供給される。一方の吸着部では、流入した排気ガス中のCO2がCO2吸着材に吸着し、他方の吸着部では、CO2吸着材にすでに吸着していたCO2が、流入した水素によって脱離し、水素と混合される。そして、このような吸着/脱離の動作が2つの吸着部間で交互に繰り返し行われることで、CO2が排気ガスから分離される。
特開2020-164424号公報
上述したようなゼオライトなどで構成されるCO2吸着材の吸着性能は、温度に応じて変化し、吸着材温度が低いほど高く、吸着材温度が高くなるにつれて低下するという温度特性を示す。これに対し、従来のCO2分離装置では、排気ガスやCO2吸着材の温度状態にかかわらず、流入する排気ガスをそのまま用い、CO2の吸着及び脱離動作が行われる。このため、内燃機関から高温の排気ガスが排出される場合、CO2吸着材が高温状態になるため、CO2の吸着を良好に行うことができない。また、CO2吸着材を収容する2つの吸着部(吸着ユニット)を別個に設けなければならず、そのことが装置の小型化の妨げになるおそれがある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、CO2吸着材をCO2の吸着に適した低温状態に制御することによって、排気ガス中のCO2を良好に吸着できるとともに、装置の小型化を図ることができる内燃機関のCO2分離装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明は、内燃機関の排気ガスからCO2を分離する内燃機関のCO2分離装置であって、内燃機関3の排気通路4に設けられ、排気ガスとの熱交換によって、排気ガスを冷却する熱交換器(実施形態における(以下、本項において同じ)第1熱交換器6A、第2熱交換器6B)を備え、熱交換器は、排気ガスが流れるガス流路6cを有し、ガス流路6cの内壁面に、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材10が設けられていることを特徴とする。
この内燃機関のCO2分離装置では、排気通路に熱交換器が設けられ、熱交換器のガス流路の内壁面にCO2吸着材が設けられている。前述したように、CO2吸着材は、排気ガス中のCO2を低温時に吸着するとともに高温時に脱離する温度特性を有する。この構成によれば、内燃機関から排出された高温の排気ガスは、排気通路を介して熱交換器に流入し、ガス流路を流れる際に、熱交換によって熱を奪われ、CO2吸着材とともに冷却される。これにより、排気ガスが高温の場合でも、CO2吸着材がCO2の吸着に適した低温状態に制御されることによって、CO2吸着材によるCO2の吸着を良好に行うことができる。
また、CO2吸着材は、熱交換器のガス流路の内壁面に設けられ、熱交換器に内蔵されているので、CO2吸着材と熱交換器が別個の場合と比較してコンパクトに構成でき、CO2分離装置の小型化を図ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関のCO2分離装置において、熱交換器は、CO2吸着材を加熱する加熱手段(第1ヒータ11A、第2ヒータ11B)をさらに有することを特徴とする。
この構成によれば、CO2吸着材に吸着したCO2を脱離する際、CO2吸着材を加熱手段で加熱し、CO2の脱離に適した高温状態に昇温することによって、CO2吸着材からのCO2の脱離を良好かつ迅速に行うことができる。また、加熱手段も熱交換器に内蔵されていることで、加熱手段を含む構成をコンパクト化でき、CO2分離装置のさらなる小型化を図ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の内燃機関のCO2分離装置において、排気通路4は、第1排気通路4Aと第2排気通路4Bに分岐しており、排気通路4を第1排気通路4A又は第2排気通路4Bに切り替える切替手段(第1切替弁15)をさらに備え、第1及び第2排気通路4A、4Bにはそれぞれ、熱交換器が第1及び第2熱交換器6A、6Bとして設けられ、排気ガス中のCO2をCO2吸着材10に吸着させるCO2吸着制御と、CO2吸着材10に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する制御手段(ECU2、図5)をさらに備え、制御手段は、第1及び第2熱交換器6A、6Bの一方を対象としてCO2吸着制御を実行する際に、切替手段により、排気通路4を一方の熱交換器が設けられた第1及び第2排気通路4A、4Bの一方に切り替え、一方の熱交換器内の加熱手段を停止すると同時に、第1及び第2熱交換器4A、4Bの他方を対象として、他方の熱交換器内の加熱手段を作動させることによって、CO2脱離制御を実行することを特徴とする。
この構成では、排気通路は第1排気通路と第2排気通路に分岐し、その切替が切替手段によって行われる。第1及び第2排気通路にはそれぞれ、第1及び第2熱交換器が設けられている。一方の熱交換器では、排気ガスを供給し、かつ加熱手段を停止することによって、排気ガス中のCO2をCO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御が実行される。また、それと同時に、他方の熱交換器では、排気ガスの供給を停止し、かつ加熱手段を作動させることによって、CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御が実行される。そして、このようなCO2吸着制御及びCO2脱離制御が、第1及び第2熱交換器の間で交互に実行される。
以上のように、一方の熱交換器を対象とするCO2吸着制御と他方の熱交換器を対象とするCO2脱離制御を並行して実行することによって、CO2の吸着及び脱離を効率良く行うことができる。また、そのような作用をコンパクトな構成で得ることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関のCO2分離装置において、熱交換器の温度を表す温度パラメータ(第1排気温TgasA、第2排気温TgasB)を検出する温度パラメータ検出手段(第1排気温センサ21A、第2排気温センサ21B)をさらに備え、制御手段は、検出された温度パラメータに基づいて、熱交換器の冷却制御を実行すること(図6のステップ18、19、図8のステップ28、29)を特徴とする。
この構成によれば、熱交換器の冷却制御を、熱交換器の実際の温度を表す、検出された温度パラメータに基づいて実行するので、CO2吸着材をCO2の吸着に適した温度状態に制御でき、CO2の吸着を迅速にかつ安定して行うことができる。
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関のCO2分離装置において、排気通路(第1及び第2排気通路4A、4B)の熱交換器(第1及び第2熱交換器6A、6B)よりも下流側から分岐する分岐通路4Cと、分岐通路4Cに設けられ、CO2吸着材10から脱離したCO2を貯蔵する貯蔵タンク9と、熱交換器の下流側における排気ガスの流れを排気通路側又は分岐通路4C側に切り替える第2切替手段(第2切替弁16A、第3切替弁16B)と、排気ガス中のCO2をCO2吸着材10に吸着させるCO2吸着制御と、CO2吸着材10に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する制御手段(ECU2、図5)と、をさらに備え、制御手段は、第2切替手段を制御することにより、熱交換器の下流側における排気ガスの流れを、CO2吸着制御を実行する際に排気通路側に切り替え、CO2脱離制御を実行する際に分岐通路4C側に切り替えること(図6のステップ12、13、図8のステップ22、23)を特徴とする。
この構成によれば、CO2吸着制御時には、熱交換器の下流側の排気ガスの流れを排気通路側に切り替えることによって、CO2吸着材に吸着したCO2以外の成分を含む排気ガスが、排気通路を介して大気に放出される。一方、CO2脱離制御時には、熱交換器の下流側の排気ガスの流れを分岐通路側に切り替えることによって、CO2吸着材から脱離したCO2を、分岐通路を介して貯蔵タンクに導き、貯蔵することができる。
請求項6に係る発明は、請求項3に記載の内燃機関のCO2分離装置において、第1排気通路4Aの第1熱交換器6Aよりも下流側、及び第2排気通路4Bの第2熱交換器6Bよりも下流側から、それぞれ分岐する分岐通路4Cと、分岐通路4Cに設けられ、CO2吸着材10から脱離したCO2を貯蔵する貯蔵タンク9と、第1熱交換器6Aの下流側における排気ガスの流れを第1排気通路側4A又は分岐通路4C側に切り替えるとともに、第2熱交換器6Bの下流側における排気ガスの流れを第2排気通路4B側又は分岐通路4C側に切り替える第2切替手段(第2切替弁16A、第3切替弁16B)と、をさらに備え、制御手段は、第2切替手段を制御することにより、第1又は第2熱交換器6A、6Bの下流側における排気ガスの流れを、第1又は第2熱交換器6A、6Bを対象としてCO2吸着制御を実行する際に第1又は第2排気通路4A、4B側に切り替え、第1又は第2熱交換器6A、6Bを対象としてCO2脱離制御を実行する際に分岐通路4C側に切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、CO2分離装置が2組の排気通路及び熱交換器を備える場合において、前述した請求項5による作用を同様に得ることができる。すなわち、CO2吸着制御時には、第1又は第2熱交換器の下流側の排気ガスの流れを第1又は第2排気通路側に切り替えることによって、CO2吸着材に吸着したCO2以外の成分を含む排気ガスが、第1又は第2排気通路を介して大気に放出される。一方、CO2脱離制御時には、第1又は第2熱交換器の下流側の排気ガスの流れを分岐通路に切り替えることによって、CO2吸着材から脱離したCO2を分岐通路に導き、貯蔵タンクに貯蔵することができる。
本発明を適用したCO2分離装置を内燃機関とともに概略的に示す図である。 熱交換器の構成を模式的に示す図である。 CO2吸着材の吸着性能の温度特性を示す図である。 CO2分離装置の制御系の構成を示すブロック図である。 CO2吸着脱離制御処理のメインフローを示すフローチャートである。 図5の第1吸着第2脱離モードの制御処理を示すフローチャートである。 ウォータポンプの目標回転数を設定するためのマップである。 図5の第1脱離第2吸着モードの制御処理を示すフローチャートである。 第1吸着第2脱離モード時におけるCO2分離装置の動作を示す図である。 第1脱離第2吸着モード時におけるCO2分離装置の動作を示す図である。 (a)第1吸着第2脱離モード時、及び(b)第1脱離第2吸着モード時における第1及び第2熱交換器の動作を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本実施形態によるCO2分離装置1を、内燃機関3とともに示している。
内燃機関(以下「エンジン」という)3は、例えば、車両(図示せず)に動力源として搭載されたガソリンエンジンである。エンジン3には、吸気通路(図示せず)及び排気通路4が接続されている。エンジン3では、各気筒(図示せず)において、燃料噴射弁(図示せず)から噴射された燃料と吸気通路から吸入された空気との混合気が、点火プラグ(図示せず)による点火によって燃焼し、それにより発生した高温の燃焼ガスが、排気ガスとして排気通路4に排出される。
排気通路4は、第1排気通路4Aと第2排気通路4Bに分岐しており、その分岐部に、排気ガスの流れを両排気通路4A、4Bの一方の側に切り替えるための第1切替弁15が設けられている。第1及び第2排気通路4A、4Bは、下流側端において、ワンウェイバルブ5A、5Bをそれぞれ介して大気に開放されている。また、第1及び第2排気通路4A、4Bからそれぞれ分岐し、互いに合流する分岐通路4Cが設けられている。これらの分岐部には、排気ガスの流れを第1排気通路4A側又は分岐通路4C側に切り替えるための第2切替弁16Aと、第2排気通路4B側又は分岐通路4C側に切り替えるための第3切替弁16Bが設けられている。これらの第1~第3切替弁15、16A、16Bの動作は、後述するECU(電子制御ユニット)2によって制御される。
CO2分離装置1は、排気ガスからCO2を分離し、回収するためのものであり、第1熱交換器6A、第2熱交換器6B、ウォータポンプ7、圧縮機8及び貯蔵タンク9を備えている。第1及び第2熱交換器6A、6Bは、第1及び第2排気通路4A、4Bにそれぞれ設けられ、圧縮機8と貯蔵タンク9は、分岐通路4Cに設けられている。
第1及び第2熱交換器6A、6Bは、内部を流れる高温の排気ガスと冷却水との熱交換によって、排気ガスを冷却する水冷式のクーラとして機能する。図2に示すように、第1及び第2熱交換器6A、6Bは、互いに同じ構成を有し、ガス流路6c及び冷却水流路6dが形成されるとともに、CO2吸着材10と第1又は第2ヒータ11A、11Bを内蔵している。
ガス流路6cは、第1又は第2排気通路4A、4Bに連通しており、高温の排気ガスが流入する。冷却水流路6dは、冷却水回路7aに連通しており、ウォータポンプ7から送出された冷却水が流入する。ウォータポンプ7は電動ポンプで構成され、ウォータポンプ7の回転数NEWPをECU2で制御することによって、第1又は第2熱交換器6A、6Bを流れる冷却水の流量が制御され、それにより排気ガスの冷却度合が制御される。また、冷却水回路7aには、ウォータポンプ7と第1熱交換器6A及び第2熱交換器6Bとの間にそれぞれ、冷却水回路7aを開閉する第1開閉弁17A及び第2開閉弁17Bが設けられている。これらの第1及び第2開閉弁17A、17Bの開閉は、ECU2によって制御される。
CO2吸着材10は、排気ガス中のCO2を吸着/脱離するものであり、ガス流路6cの内壁面にコーティングされ、ガス流路6cを流れる排気ガスに晒されるように設けられている。CO2吸着材10は、例えばリチウム複合酸化物やゼオライトなどで構成されており、図3に示すような、温度に応じた吸着性能を有する。
具体的には、CO2吸着材10が吸着することが可能なCO2吸着量QCO2は、CO2吸着材10の温度(吸着材温度)Tadsに応じて変化し、吸着材温度Tadsが低いほど大きく、吸着材温度Tadsが高くなるにつれて低下する。このような温度特性から、CO2吸着材10によるCO2の吸着/脱離量を高めるためには、CO2吸着材10の温度を、吸着及び脱離にそれぞれ適した低温状態及び高温状態に制御することが必要である。
例えば同図に示すように、吸着材温度Tadsが低温側の第1温度T1及び高温側の第2温度T2のときのCO2吸着量QCO2を、それぞれ第1吸着量Q1及び第2吸着量Q2とした場合、吸着材温度Tadsが第1温度T1の状態でCO2を吸着させた後、吸着材温度Tadsを第2温度T2まで上昇させると、第1及び第2吸着量Q1、Q2の差(=Q1-Q2)に等しい量ΔQCO2のCO2を脱離させ、回収することが可能である。
第1及び第2ヒータ11A、11Bは、CO2吸着材10からCO2を脱離させる際に、CO2吸着材10を加熱し、脱離を促進するためのものであり、CO2吸着材10に埋め込まれ、それに沿って設けられている。ヒータ11は電気ヒータで構成されており、その動作はECU2によって制御される。
圧縮機8は、例えば電動のポンプで構成されており、CO2吸着材10から脱離し、分岐回路4Cに流入したCO2を圧縮した状態で送出し、貯蔵タンク9に貯蔵させる。
また、第1排気通路4Aの第1熱交換器6Aのすぐ下流側には第1排気温センサ21Aが、第2排気通路4Bの第2熱交換器6Bのすぐ下流側には第2排気温センサ21Bが、排気通路4の第1切替弁15のすぐ上流側には第3排気温センサ22が、それぞれ設けられている。これらの第1~第3排気温センサ21A、21B、22は、それぞれの位置における排気ガスの温度を、第1~第3排気温TgasA、TgasB、Tgas3として検出し、それらの検出信号をECU2に出力する。
また、第1排気通路6Aの第2切替弁よりも下流側には第1CO2濃度センサ23Aが、第2排気通路6Bの第3切替弁よりも下流側には第2CO2濃度センサ23Bが、それぞれ設けられている。第1及び第2CO2濃度センサ23A、23Bは、それぞれの位置における排気ガスのCO2濃度を、第1及び第2CO2濃度CCO2A、CCO2Bとして検出し、それらの検出信号をECU2に出力する。
ECU2は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、上記の各種のセンサ21~23の検出信号などに応じて、CO2分離装置によるCO2の吸着及び脱離を制御するCO2吸着脱離制御を実行する。本実施形態では、ECU2が制御手段を構成する。
図5は、上述したCO2吸着脱離制御処理のメインフローを示す。本処理は、エンジン3の通常運転状態において、所定時間ごとに実行される。本処理では、まずステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAが「1」であるか否かを判別する。この第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAは、現在の制御モードが、第1熱交換器6Aを対象としてCO2脱離制御を実行すると同時に、第2熱交換器6Bを対象としてCO2吸着制御を実行する制御モード(以下「第1脱離第2吸着脱離モード」という)のときに、「1」にセットされるものである。
ステップ1の判別結果がYESのときには、ステップ2に進み、第2CO2濃度センサ23Bで検出された第2CO2濃度CCO2Bが、所定の上限値CLMTよりも大きいか否かを判別する。この判別結果がNOで、第2CO2濃度CCO2Bが上限値CLMT以下のときには、CO2吸着制御中である第2熱交換器6BのCO2吸着材10においてCO2が飽和状態に達していないとして、ステップ3に進み、第1脱離第2吸着モードによる制御を継続し、本処理を終了する。その内容については後述する。
一方、ステップ2の判別結果がYESで、第2CO2濃度CCO2Bが上限値CLMTを上回ったときには、第2熱交換器6BのCO2吸着材10においてCO2が飽和状態に達したとして、第1熱交換器6Aを対象としてCO2吸着制御を実行すると同時に、第2熱交換器6Bを対象としてCO2脱離制御を実行する制御モード(以下「第1吸着第2脱離モード」という)に移行するものとする。まずステップ4において、第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAを「0」にセットした後、ステップ5に進み、第1吸着第2脱離モードによる制御を実行し、本処理を終了する。その内容については後述する。
上記のようにステップ4及び5が実行され、第1吸着第2脱離モードに移行した後には、前記ステップ1の判別結果がNOになる。その場合には、ステップ6に進み、第1CO2濃度センサ23Aで検出された第1CO2濃度CCO2Aが、上限値CLMTよりも大きいか否かを判別する。この判別結果がNOで、第1CO2濃度CCO2Aが上限値CLMT以下のときには、CO2吸着制御中である第1熱交換器6AのCO2吸着材10においてCO2が飽和状態に達していないとして、前記ステップ5に進み、第1吸着第2脱離モードによる制御を継続し、本処理を終了する。
一方、ステップ6の判別結果がYESで、第1CO2濃度CCO2Aが上限値CLMTを上回ったときには、第1熱交換器6AのCO2吸着材10においてCO2が飽和状態に達したとして、第1脱離第2吸着モードに移行するものとし、ステップ7において、第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAを「1」にセットした後、前記ステップ3に進み、第1脱離第2吸着モードによる制御を実行し、本処理を終了する。
上記ステップ5の第1吸着第2脱離モードの制御は、図6の処理によって実行される。まず第1切替弁15を第1排気通路4A側に切り替える(ステップ11)ことで、排気ガスを第1熱交換器6Aに流入させるとともに、第2切替弁16Aを大気側(第1排気通路4側)に切り替え(ステップ12)、第3切替弁16Bを貯蔵側(分岐通路4C側)に切り替える(ステップ13)。
また、第1開閉弁17Aを開弁する(ステップ14)一方、第2開閉弁17Bを閉弁する(ステップ15)ことによって、第1熱交換器6Aに冷却水を供給する。さらに、第1ヒータ11Aを停止(OFF)する(ステップ16)一方、第2ヒータ11Bを駆動(ON)する(ステップ17)ことによって、第2熱交換器6BのCO2吸着材10を加熱する。
次に、ステップ18において、第1排気温センサ21Aで検出された第1排気温TgasAと所定の目標値Tgas_CMDとの差(=TgasA-Tgas_CMD)を、温度偏差ΔTgasとして算出する。
次に、ステップ19において、温度偏差ΔTgasに応じ、図7のマップを検索することによって、ウォータポンプ7の目標回転数NEWP_CMDを算出し、本処理を終了する。このマップでは、目標回転数NEWP_CMDは、温度偏差ΔTgasが0以下のとき、すなわち第1排気温TgasAが目標値Tgas_CMD以下のときには、所定値N1に設定されている。
一方、温度偏差ΔTgasが0よりも大きいとき、すなわち第1排気温TgasAが目標値Tgas_CMDよりも高いときには、目標回転数NEWP_CMDは、温度偏差ΔTgasが大きいほど、より大きな値に設定されている。これにより、温度偏差ΔTgasが大きいほど、第1熱交換器6Aの冷却水が増量されることで、CO2吸着材10の温度が適切に制御される。
以上の第1吸着第2脱離モードの制御によれば、図9の太線と図11の左半部に示すように、第1熱交換器6Aでは、エンジン3から排出された高温の排気ガスがガス流路6cを流れ、冷却水が冷却水流路6dを流れる。これにより、排気ガスは、冷却水との熱交換によって熱を奪われ、CO2吸着材10とともに冷却される。また、上述したように、このときの冷却水の流量は、第1排気温TgasAが目標値Tgas_CMDに収束するように制御される。これにより、CO2吸着材10がCO2の吸着に適した低温状態に制御されることで、CO2の吸着が迅速にかつ安定して行われる。CO2吸着材10に吸着したCO2以外の成分を含む排気ガスは、第1熱交換器6Aから流出し、第1排気通路4A及びワンウェイバルブ5Aを介して、大気に放出される。
一方、第2熱交換器6Bでは、第1切替弁15による切替と第2開閉弁17Bの閉弁によって、排気ガス及び冷却水の供給が停止される。また、CO2吸着材10が第2ヒータ11Bで加熱され、CO2の脱離に適した高温状態に昇温されることによって、CO2吸着材10からのCO2の脱離が良好かつ迅速に行われる。脱離したCO2は、第2熱交換器6Bから流出し、さらに第2排気通路4Bから分岐通路4Cに流入し、圧縮機8で圧縮された後、貯蔵タンク9に貯蔵される。
次に、図8を参照しながら、図5のステップ3で実行される第1脱離第2吸着モードの制御処理について説明する。図6との比較から明らかなように、この第1脱離第2吸着モードの制御内容は、第1及び第2熱交換器6A、6Bの間で、上述した第1吸着第2脱離モードの制御内容と逆の関係になっている。
具体的には、まず第1切替弁15を第2排気通路4B側に切り替える(ステップ21)ことで、排気ガスを第2熱交換器6Bに流入させるとともに、第2切替弁16Aを貯蔵側(分岐通路4C側)に切り替え(ステップ22)、第3切替弁16Bを大気側(第2排気通路4B側)に切り替える(ステップ23)。
また、第1開閉弁17Aを閉弁する(ステップ24)一方、第2開閉弁17Bを開弁する(ステップ25)ことによって、第2熱交換器6Bに冷却水を供給する。さらに、第1ヒータ11Aを駆動(ON)する(ステップ26)一方、第2ヒータ11Bを停止(OFF)する(ステップ27)ことによって、第1熱交換器6AのCO2吸着材10を加熱する。
次に、ステップ28において、第2排気温センサ21Bで検出された第2排気温TgasBと目標値Tgas_CMDとの差を、温度偏差ΔTgasとして算出する。そして、ステップ29において、温度偏差ΔTgasに応じ、前述した図7のマップを検索することによって、ウォータポンプ7の目標回転数NEWP_CMDを算出し、本処理を終了する。
以上の第1脱離第2吸着モードの制御によれば、図10の太線と図11の右半部に示すように、第1及び第2熱交換器6A、6Bの間で、上述した第1吸着第2脱離モードの制御の場合と逆の動作が得られる。簡潔に説明すると、第2熱交換器6Bでは、ガス流路6cを流れる高温の排気ガスと冷却水流路6dを流れる冷却水との熱交換によって、排気ガスがCO2吸着材10とともに冷却される。また、冷却水の流量は、第2排気温TgasBが目標値Tgas_CMDに収束するように制御される。これにより、CO2吸着材10がCO2の吸着に適した低温状態に制御されることで、CO2の吸着が迅速にかつ安定して行われる。CO2以外の成分を含む排気ガスは、第2熱交換器6Bから流出し、第2排気通路4B及びワンウェイバルブ5Bを介して、大気に放出される。
一方、第1熱交換器6Aでは、第1切替弁15による切替と第1開閉弁17Aの閉弁によって、排気ガス及び冷却水の供給が停止される。また、CO2吸着材10が第1ヒータ11Aで加熱され、CO2の脱離に適した高温状態に昇温されることによって、CO2吸着材10からのCO2の脱離が良好かつ迅速に行われる。脱離したCO2は、第1熱交換器6Aから流出し、さらに第1排気通路4Aから分岐通路4Cに流入し、圧縮機8で圧縮された後、貯蔵タンク9に貯蔵される。
以上のように、本実施形態によれば、第1又は第2熱交換器6A、6B(以下、総称するときは「熱交換器6」という)は、排気ガスが流れるガス流路6cの内壁面にCO2吸着材10を有し、エンジン3から排出された排気ガスは、ガス流路6cを流れる際に、熱交換によって熱を奪われ、CO2吸着材10とともに冷却される。これにより、排気ガスが高温の場合でも、CO2吸着材10がCO2の吸着に適した低温状態に制御されることで、CO2吸着材10によるCO2の吸着を良好に行うことができる。また、CO2吸着材10は、熱交換器6のガス流路6cの内壁面に内蔵されているので、CO2吸着材と熱交換器が別個の場合と比較してコンパクトに構成でき、CO2分離装置1の小型化を図ることができる。
また、第1及び第2熱交換器6A、6Bは、第1又は第2ヒータ11A、11B(以下、総称するときは「ヒータ11」という)をそれぞれ有しており、CO2吸着材10に吸着したCO2を脱離する際に、ヒータ11を作動させ、CO2吸着材10を加熱する。これにより、CO2吸着材10をCO2の脱離に適した高温状態に昇温することによって、CO2吸着材10からのCO2の脱離を良好かつ迅速に行うことができる。また、ヒータ11も熱交換器6に内蔵されていることで、ヒータ11を含む構成をコンパクト化でき、CO2分離装置1のさらなる小型化を図ることができる。
また、排気通路4は第1及び第2排気通路4A、4Bに分岐し、第1及び第2熱交換器6A、6Bがそれぞれ設けられるとともに、両排気通路4A、4Bが第1切替弁15によって切り替えられる。そして、一方の熱交換器6において、排気ガス及び冷却水を供給し、かつヒータ11を停止することによって、排気ガス中のCO2をCO2吸着材10に吸着させるCO2吸着制御を実行する。また、それと並行して、他方の熱交換器6において、排気ガス及び冷却水の供給を停止し、かつヒータ11を作動させることによって、CO2吸着材10に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する。
そして、このようなCO2吸着制御及びCO2脱離制御を、第1及び第2熱交換器6A、6Bの間で交互に実行することによって、CO2の吸着及び脱離を効率良く行うことができる。また、そのような効果をコンパクトな構成で得ることができる。
また、CO2吸着制御時に、第1又は第2熱交換器6A、6Bの温度を表す温度パラメータとして、第1又は第2排気温TgasA、TgasB(熱交換器6の下流側の排気ガス温度)を用い、検出された第1又は第2排気温TgasA、TgasBが目標値Tgas_CMDになるように、ウォータポンプ7の目標回転数NEWP_CMDを設定し、熱交換器6の冷却水の流量を制御する(図6のステップ18、19、図7、図8のステップ28、29)。これにより、CO2吸着材10をCO2の吸着に適した温度状態に制御でき、CO2の吸着を迅速にかつ安定して行うことができる。
さらに、第1排気通路4Aの第1熱交換器6Aよりも下流側、及び第2排気通路4Bの第2熱交換器6Bよりも下流側から分岐する分岐通路4Cに、圧縮機8及び貯蔵タンク9が設けられており、熱交換器6の下流側における排気ガスの流れを、CO2吸着制御時には第1又は第2排気通路4A、4B側に切り替え、CO2脱離制御時には分岐通路4C側に切り替える。
これにより、CO2吸着制御時には、CO2吸着材10に吸着したCO2以外の成分を含む排気ガスが、第1又は第2排気通路を介して大気に放出される一方、CO2脱離制御時には、CO2吸着材10から脱離したCO2を分岐通路4Cに導き、貯蔵タンク9に貯蔵することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態は、排気通路4(4A、4B)と熱交換器6(6A、6B)を各2つ用いた例であるが、これらを各1つ用いることも本発明の範囲内である。また、実施形態では、熱交換器6は電気式のヒータ11を内蔵しているが、ヒータを熱交換器と別個に設けてもよく、あるいは、加熱手段としてエンジン3の廃熱を利用することも可能である。
また、実施形態では、第1又は第2熱交換器6A、6Bの温度を表す温度パラメータとして、第1又は第2排気温TgasA、TgasB(熱交換器6の下流側の排気ガス温度)を用いているが、これに代えて又はこれとともに、他の適当な位置における排気ガスの温度、例えば実施形態の第3排気温Tgas3(第1切替弁15のすぐ上流側の排気ガス温度)を用いてもよく、あるいはこれらの平均値でもよい。また、第1及び第2排気温TgasA、TgasBの目標値Tgas_CMDを所定値としているが、エンジン3の運転状態などに応じて変更してもよい。
また、実施形態は、本発明を車両に搭載されたガソリンエンジンに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、ディーゼルエンジンなどの他の種類のエンジンに適用してもよく、また、車両用以外のエンジンにも適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 CO2分離装置
2 ECU(制御手段)
3 エンジン(内燃機関)
4 排気通路
4A 第1排気通路
4B 第2排気通路
4C 分岐通路
6A 第1熱交換器
6B 第2熱交換器
6c ガス流路
9 貯蔵タンク
10 CO2吸着材
11A 第1ヒータ(加熱手段)
11B 第2ヒータ(加熱手段)
15 第1切替弁(切替手段)
16A 第2切替弁(第2切替手段)
16B 第3切替弁(第2切替手段)
21A 第1排気温センサ(温度パラメータ検出手段)
21B 第2排気温センサ(温度パラメータ検出手段)
TgasA 第1排気温(温度パラメータ)
TgasB 第2排気温(温度パラメータ)

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気ガスからCO2を分離する内燃機関のCO2分離装置であって、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、排気ガスとの熱交換によって、排気ガスを冷却する熱交換器を備え、
    当該熱交換器は、排気ガスが流れるガス流路を有し、
    当該ガス流路の内壁面に、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材が設けられていることを特徴とする内燃機関のCO2分離装置。
  2. 前記熱交換器は、前記CO2吸着材を加熱する加熱手段をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関のCO2分離装置。
  3. 前記排気通路は、第1排気通路と第2排気通路に分岐しており、
    前記排気通路を第1排気通路又は第2排気通路に切り替える切替手段をさらに備え、
    前記第1及び第2排気通路にはそれぞれ、前記熱交換器が第1及び第2熱交換器として設けられ、
    排気ガス中のCO2を前記CO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御と、前記CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する制御手段をさらに備え、
    当該制御手段は、前記第1及び第2熱交換器の一方を対象として前記CO2吸着制御を実行する際に、前記切替手段により、前記排気通路を当該一方の熱交換器が設けられた前記第1及び第2排気通路の一方に切り替え、当該一方の熱交換器内の前記加熱手段を停止すると同時に、前記第1及び第2熱交換器の他方を対象として、当該他方の熱交換器内の前記加熱手段を作動させることによって、前記CO2脱離制御を実行することを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関のCO2分離装置。
  4. 前記熱交換器の温度を表す温度パラメータを検出する温度パラメータ検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出された温度パラメータに基づいて、前記熱交換器の冷却制御を実行することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関のCO2分離装置。
  5. 前記排気通路の前記熱交換器よりも下流側から分岐する分岐通路と、
    当該分岐通路に設けられ、前記CO2吸着材から脱離したCO2を貯蔵する貯蔵タンクと、
    前記熱交換器の下流側における排気ガスの流れを前記排気通路側又は前記分岐通路側に切り替える第2切替手段と、
    排気ガス中のCO2を前記CO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御と、前記CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する制御手段と、をさらに備え、
    当該制御手段は、前記第2切替手段を制御することにより、前記熱交換器の下流側における排気ガスの流れを、前記CO2吸着制御を実行する際に前記排気通路側に切り替え、前記CO2脱離制御を実行する際に前記分岐通路側に切り替えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の内燃機関のCO2分離装置。
  6. 前記第1排気通路の前記第1熱交換器よりも下流側、及び第2排気通路の前記第2熱交換器よりも下流側から、それぞれ分岐する分岐通路と、
    当該分岐通路に設けられ、前記CO2吸着材から脱離したCO2を貯蔵する貯蔵タンクと、
    前記第1熱交換器の下流側における排気ガスの流れを前記第1排気通路側又は前記分岐通路側に切り替えるとともに、前記第2熱交換器の下流側における排気ガスの流れを前記第2排気通路側又は前記分岐通路側に切り替える第2切替手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2切替手段を制御することにより、前記第1又は第2熱交換器の下流側における排気ガスの流れを、前記第1又は第2熱交換器を対象として前記CO2吸着制御を実行する際に前記第1又は第2排気通路側に切り替え、前記第1又は第2熱交換器を対象として前記CO2脱離制御を実行する際に前記分岐通路側に切り替えることを特徴とする、請求項3に記載の内燃機関のCO2分離装置。
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