JP2022153036A - 内燃機関のco2分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い回収CO2濃度を確保しながら、CO2回収率を高めることができる内燃機関のCO2分離装置を提供する。【解決手段】本発明の内燃機関のCO2分離装置は、CO2吸着材11A、11Bを有するCO2吸着装置6A、6Bと、排気通路4のCO2吸着装置よりも下流側から分岐する第1分岐通路4Cに設けられた貯蔵タンク9と、第1分岐通路4Cの貯蔵タンク9よりも上流側から分岐する第2分岐通路4Dに設けられた下流CO2吸着材11Cと、を備え、CO2脱離制御時に、CO2吸着装置の下流側における排気ガスの流れを、貯蔵タンク9側に切り替えるとともに、第1分岐通路4Cにおける排気ガスの流れを、検出されたCO2吸着装置の下流側のCO2濃度CCO2A、CCO2Bが所定値CREF1以上のときに貯蔵タンク9側に切り替え、CO2濃度が所定値よりも小さいときに下流CO2吸着材11C側に切り替える(図7)。【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関の排気ガスからCO2を分離する内燃機関のCO2分離装置に関する。
自動車などに搭載される内燃機関の排気ガスに含まれるCO2(二酸化炭素)は、地球温暖化の一因であるといわれており、排気ガスからCO2を分離、回収し、自動車から排出されるCO2量を低減することが求められている。
従来、排気ガスからCO2を分離するCO2分離装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。このCO2分離装置は、車両に搭載された内燃機関の排気通路に、CO2吸着材(CO2捕捉剤)を備えており、CO2吸着材は、CO2の吸蔵性能を有するゼオライトなどで構成されている。このCO2分離装置では、排気ガス中のCO2をCO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御と、CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御が、以下のように交互に実行される。
CO2吸着制御では、比較的低温の排気ガスがCO2吸着材に接触するように供給される。これにより、排気ガス中のCO2がCO2吸着材に吸着し、抽出される。CO2が抽出された処理済みの排気ガスは、大気に放出される。また、CO2吸着制御中、CO2吸着材に抽出されたCO2の濃度が所定レベルに達したときに、CO2脱離制御が開始される。CO2脱離制御では、脱離用の高温の排気ガスがCO2吸着材に供給され、排気ガスとの熱交換によって加熱されたCO2吸着材からCO2が脱離する。脱離したCO2は、圧縮機によって圧縮された後、貯蔵タンクに貯蔵され、回収される。
特許第5760097号公報
上述したゼオライトなどで構成されるCO2吸着材は、一般に、排気ガス中のCO2だけでなく、H2O(水)やN2(窒素)を吸着する特性を有し、その吸着強さは、H2O、CO2、N2の順に大きい。一方、脱離時の脱離しやすさは、吸着強さと逆の関係にあるため、N2、CO2、H2Oの順に大きい。このため、CO2脱離制御中、CO2吸着材から流出するガスの濃度は、例えば図3に示すように推移し、CO2脱離制御の初期にはN2が、中期にはCO2が、終期にはH2Oが、それぞれ優勢である。その結果、CO2濃度は、CO2脱離制御の中期において高くなり、初期及び終期では小さくなる。
これに対し、従来のCO2分離装置では、CO2脱離制御の全期間を通じ、CO2吸着材から流出したガスが貯蔵タンクに貯蔵されるため、実際に回収されるCO2の濃度(以下「回収CO2濃度」という)を高く保つことができない。一方、高い回収CO2濃度を確保するために、例えばCO2脱離制御中にCO2を貯蔵・回収する期間を、CO2濃度の高い中期に限定することが考えられる。しかし、その場合には、初期及び終期のハッチング領域の面積に相当する量のCO2が回収されず、外部に排出されてしまい、CO2回収率が低下する。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、高い回収CO2濃度を確保しながら、CO2回収率を高めることができる内燃機関のCO2分離装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明は、内燃機関の排気ガスからCO2を分離し、回収する内燃機関のCO2分離装置であって、内燃機関3の排気通路4に設けられ、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材(実施形態における(以下、本項において同じ)第1CO2吸着材11A、第2CO2吸着材11B)を有するCO2吸着装置(第1CO2吸着ユニット6A、第2CO2吸着ユニット6B)と、CO2吸着装置の下流側のCO2濃度(第1CO2濃度CCO2A、第2CO2濃度CCO2B)を検出するCO2濃度検出手段(第1CO2濃度センサ21A、第1CO2濃度センサ21B)と、排気ガス中のCO2をCO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御と、CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する制御手段(ECU2、図5)と、排気通路4のCO2吸着装置よりも下流側から分岐する第1分岐通路4Cに設けられ、CO2吸着材から脱離したCO2を貯蔵するための貯蔵タンク9と、CO2吸着装置の下流側における排気ガスの流れを、大気開放側又は貯蔵タンク9側に切り替える第1切替手段(第2切替弁16A、第3切替弁16B)と、第1分岐通路4Cの貯蔵タンク9よりも上流側から分岐する第2分岐通路4Dに設けられ、排気ガス中のCO2を吸着する下流CO2吸着材(第3CO2吸着材11C)と、第1分岐通路4Cにおける排気ガスの流れを、貯蔵タンク9側又は下流CO2吸着材側に切り替える第2切替手段(第4切替弁17)と、を備え、制御手段は、CO2脱離制御時に、第1切替手段を貯蔵タンク9側に切り替えるとともに、第2切替手段を、検出されたCO2濃度が所定値(第1所定値CREF1)以上のときに貯蔵タンク9側に切り替え、CO2濃度が所定値よりも小さいときに下流CO2吸着材側に切り替えること(図7)を特徴とする。
この内燃機関のCO2分離装置では、排気通路に、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材を有するCO2吸着装置が設けられ、排気通路のCO2吸着装置よりも下流側から分岐する第1分岐通路に、CO2吸着材から脱離したCO2を貯蔵するための貯蔵タンクが設けられ、第1分岐通路の貯蔵タンクよりも上流側から分岐する第2分岐通路に、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材を有する下流CO2吸着装置が設けられている。排気通路と第1分岐通路との分岐部、及び第1分岐通路と第2分岐通路との分岐部にはそれぞれ、第1及び第2切替弁が設けられている。
また、このCO2分離装置では、排気ガス中のCO2をCO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御と、CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御が実行され、CO2脱離制御時には、第1切替弁が貯蔵タンク側に切り替えられる。これにより、CO2吸着材から脱離したCO2を含む排気ガスが貯蔵タンクに向かって流れる。
また、検出されたCO2吸着装置の下流側のCO2濃度が所定値以上のときには、第2切替手段が貯蔵タンク側に切り替えられ、CO2が貯蔵タンクに貯蔵される。一方、CO2吸着装置の下流側のCO2濃度が所定値よりも小さいときには、第2切替手段は、下流CO2吸着材側に切り替えられる。これにより、CO2は、貯蔵タンクに貯蔵されることなく、下流CO2吸着材に吸着される。以上のように、CO2脱離制御中、CO2吸着装置から流出した排気ガスのCO2濃度が高い場合に限り、CO2を貯蔵タンクに貯蔵・回収し、CO2濃度が低い場合には、CO2を下流CO2吸着材に吸着させるので、高い回収CO2濃度を確保しながら、CO2回収率を高めることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関のCO2分離装置において、CO2吸着装置は、第1CO2吸着装置(第1CO2吸着ユニット6A)及び第2CO2吸着装置(第2CO2吸着ユニット6B)によって構成され、排気通路4は、内燃機関3の下流側から互いに分岐し、上流側から順に第1CO2吸着装置及び第2CO2吸着装置を通る第1排気通路4Aと、上流側から順に第2CO2吸着装置及び第1CO2吸着装置を通る第2排気通路4Bとによって構成され、排気通路4を第1排気通路4A又は第2排気通路4Bに切り替える第3切替手段(第1切替弁15)をさらに備え、第1切替手段は、第1及び第2CO2吸着装置のそれぞれの下流側における排気ガスの流れを、大気開放側又は貯蔵タンク9側に切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、CO2吸着制御と請求項1によるCO2脱離制御を、2つのCO2吸着装置の間で切り替えながら連続的に行うことによって、CO2の吸着及び脱離を効率良く行えるとともに、高い回収CO2濃度を確保することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の内燃機関のCO2分離装置において、下流CO2吸着材の下流側のCO2濃度を第2CO2濃度(第3CO2濃度CCO2C)として検出する第2CO2濃度検出手段(第3CO2濃度センサ21C)と、下流CO2吸着材の下流側から分岐し、第1分岐通路4Cの貯蔵タンク9よりも上流側に合流する還流通路4Eと、下流CO2吸着材の下流側における排気ガスの流れを、大気開放側又は還流通路4E側に切り替える第4切替手段(第1開閉弁18、第2開閉弁19)と、をさらに備え、制御手段は、検出された第2CO2濃度が第2所定値CREF2以上になったときに、第4切替手段を還流通路4E側に切り替えること(図7のステップ22、24)を特徴とする。
この構成によれば、下流CO2吸着材の下流側から分岐し、第1分岐通路の貯蔵タンクよりも上流側に合流する還流通路が設けられ、この分岐部に第4切替手段が設けられている。また、下流CO2吸着材の下流側のCO2濃度が第2CO2濃度として検出され、この第2CO2濃度が第2所定値以上になったときに、第4切替手段が還流通路側に切り替えられる。このように、下流CO2吸着材におけるCO2濃度が高くなったときに、高濃度のCO2を、外部に放出することなく、還流通路を介して第1分岐通路に還流させ、貯蔵タンクに貯蔵・回収するので、高い回収CO2濃度を確保しながら、CO2回収率を高めることができる。
本発明を適用したCO2分離装置を内燃機関とともに概略的に示す図である。 CO2吸着材の吸着性能の温度特性を示す図である。 CO2吸着材の脱離特性を示す図である。 CO2分離装置の制御系の構成を示すブロック図である。 CO2吸着脱離制御処理のメインフローを示すフローチャートである。 図5の第1脱離第2吸着モードの制御処理を示すフローチャートである。 図6の第3CO2吸着材制御処理を示すフローチャートである。 図6の制御処理によって得られるCO2分離装置の動作例を示す図である。 図8と異なるCO2濃度の条件で、図6の制御処理によって得られるCO2分離装置の動作例を示す図である。 図8及び図9と異なるCO2濃度の条件で、図6の制御処理によって得られるCO2分離装置の動作例を示す図である。 図8~図10と異なるCO2濃度の条件で、図6の制御処理によって得られるCO2分離装置の動作例を示す図である。 図5の第1吸着第2脱離モードの制御処理を示すフローチャートである。 図12の制御処理によって得られるCO2分離装置の動作例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本実施形態によるCO2分離装置1を、内燃機関3とともに示している。
内燃機関(以下「エンジン」という)3は、例えば、車両(図示せず)に動力源として搭載されたガソリンエンジンである。エンジン3には、吸気通路(図示せず)及び排気通路4が接続されている。エンジン3では、各気筒(図示せず)において、燃料噴射弁(図示せず)から噴射された燃料と吸気通路から吸入された空気との混合気が、点火プラグ(図示せず)による点火によって燃焼し、それにより発生した高温の燃焼ガスが、排気ガスとして排気通路4に排出される。
排気通路4は、第1排気通路4Aと第2排気通路4Bに分岐しており、その分岐部に、排気ガスの流れを両排気通路4A、4Bの一方の側に切り替えるための第1切替弁15が設けられている。第1及び第2排気通路4A、4Bは、下流側端において、ワンウェイバルブ5A、5Bをそれぞれ介して大気に開放されている。第1切替弁15の動作は、後述するECU(電子制御ユニット)2によって制御される。
CO2分離装置1は、排気ガスからCO2を分離し、回収するためのものであり、第1CO2吸着ユニット6A、第2CO2吸着ユニット6B、圧縮機8、貯蔵タンク9及び第3CO2吸着材11Cを備えている。第1CO2吸着ユニット6Aは、一体化された第1熱交換部10A及び第1CO2吸着材11Aを有し、第2CO2吸着ユニット6Bは、一体化された第2熱交換部10B及び第2CO2吸着材11Bを有する。
また、第1熱交換部10Aと第2CO2吸着材11Bには、第1排気通路4Aが上流側から順に通されており、それらの内部を排気ガスが流れるように構成されている。同様に、第2熱交換部10Bと第1CO2吸着材11Aには、第2排気通路4Bが上流側から順に通されており、それらの内部を排気ガスが流れるように構成されている。
第1及び第2熱交換部10A、10Bは、隣接する第1及び第2CO2吸着材11A、11BからCO2を脱離させる際に、内部を流れる高温の排気ガスと、第1及び第2CO2吸着材11A、11Bとの熱交換によって、第1及び第2CO2吸着材11A、11Bをそれぞれ加熱するものであり、それにより、CO2の脱離が促進される。また、この熱交換によって熱を奪われ、冷却された排気ガスが、第2及び第1CO2吸着材11B、11Aに流入し、接触することによって、これらのCO2吸着材11B、11Aが冷却され、CO2の吸着が促進される。
第1及び第2CO2吸着材11A、11B(以下、総称するときは「CO2吸着材11」という)は、排気ガス中のCO2を吸着/脱離するものであり、例えばリチウム複合酸化物やゼオライトなどで構成されており、図2及び図3に示すような特性を有する。
図2は、CO2吸着材11の一般的な温度特性を示す。CO2吸着材11が吸着することが可能なCO2吸着量QCO2は、CO2吸着材10の温度(吸着材温度)Tadsに応じて変化し、吸着材温度Tadsが低いほど大きく、吸着材温度Tadsが高くなるにつれて低下する。このような温度特性から、CO2吸着材10によるCO2の吸着/脱離量を高めるためには、CO2吸着材10の温度を、吸着及び脱離にそれぞれ適した低温状態及び高温状態に制御することが必要である。
例えば同図に示すように、吸着材温度Tadsが低温側の第1温度T1及び高温側の第2温度T2のときのCO2吸着量QCO2を、それぞれ第1吸着量Q1及び第2吸着量Q2とした場合、吸着材温度Tadsが第1温度T1の状態でCO2を吸着させた後、吸着材温度Tadsを第2温度T2まで上昇させると、第1及び第2吸着量Q1、Q2の差(=Q1-Q2)に等しい量ΔQCO2のCO2を脱離させ、回収することが可能である。
また、図3は、排気ガスの主な成分ごとのCO2吸着材11の一般的な脱離特性を示す。前述したように、CO2吸着材11からの成分ごとの脱離しやすさは、吸着強さと逆の関係にあり、N2、CO2、H2Oの順に大きい。このため、CO2脱離制御中、CO2吸着材から流出するガスの濃度は、その初期にはN2が、中期にはCO2が、終期にはH2Oが、それぞれ優勢になる。その結果、CO2濃度CCO2は、CO2脱離制御の初期及び終期には小さく、中期において高くなる。
また、第1及び第2排気通路4A、4Bの第2及び第1CO2吸着材11B、11Aよりも下流側からそれぞれ分岐し、合流部4Gにおいて互いに合流する第1分岐通路4Cが設けられている。前記圧縮機8及び貯蔵タンク9は、この第1分岐通路4Cに配置されている。圧縮機8は、例えば電動のポンプで構成されており、第1及び第2CO2吸着材11A、11Bから脱離し、第1分岐通路4Cに流入したCO2を圧縮した状態で送出し、貯蔵タンク9に貯蔵させる。
上記の第1及び第2排気通路4A、4Bと第1分岐通路4Cとの分岐部には、第2切替弁16A及び第3切替弁16Bがそれぞれ設けられており、これらの第1及び第2切替弁16A、16Bによって、排気ガスの流れが大気開放側又は貯蔵タンク9側に切り替えられる。
さらに、第1分岐通路4Cの貯蔵タンク9よりも上流側から、第2分岐通路4Dが分岐しており、前記第3CO2吸着材11Cは、この第2分岐通路4Dに配置されている。第3CO2吸着材11Cは、第1及び第2CO2吸着材11A、11Bと同様、リチウム複合酸化物やゼオライトなどで構成されており、第1分岐通路4Cに流入したCO2を吸着する。第1分岐通路4Cと第2分岐通路4Dの分岐部には、第4切替弁17が設けられており、第4切替弁17によって、排気ガスの流れが貯蔵タンク9側又は第3CO2吸着材11C側に切り替えられる。
第2分岐通路4Dは、第3CO2吸着材11Cの下流側において、還流通路4Eと排出通路4Fに分岐している。還流通路4Eは、第1分岐通路4Cの圧縮機8よりも上流側に接続され、排出通路4Fは、第1排気通路4Aの第2切替弁16Aよりも下流側に接続されている。還流通路4E及び排出通路4Fにはそれぞれ、第1開閉弁18及び第2開閉弁19が設けられている。さらに、第1分岐通路4Cの合流部4Gと第2切替弁16A及び第3切替弁16Bとの間にはそれぞれ、第3開閉弁20A及び第4開閉弁20Bが設けられている。これらの第1~第4開閉弁18~20Bは、例えば常開式の電磁弁で構成されており、取り付けられた通路を、常時は閉鎖する一方、励磁信号が入力されたときに開放する。
さらに、第1CO2吸着材11Aのすぐ下流側には第1CO2濃度センサ21Aが、第2CO2吸着材11Bのすぐ下流側には第2CO2濃度センサ21Bが、第3CO2吸着材11Cのすぐ下流側には第3CO2濃度センサ21Cが、それぞれ設けられている。これらの第1~第3CO2濃度センサ21A~21Cは、それぞれの位置におけるCO2濃度を、第1~第3CO2濃度CCO2A~CO2Cとして検出し、それらの検出信号をECU2に出力する。
ECU2は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、上記の第1~第3CO2濃度センサ21A~21Cの検出信号などに応じて、第1~第4切替弁15~17や第1~第4開閉弁18~20Bを制御することによって、CO2分離装置1によるCO2の吸着及び脱離を制御するCO2吸着脱離制御を実行する。本実施形態では、ECU2が制御手段を構成する。
図5は、上述したCO2吸着脱離制御処理のメインフローを示す。本処理は、エンジン3の通常運転状態において、所定時間ごとに実行される。本処理では、まずステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAが「1」であるか否かを判別する。この第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAは、現在の制御モードが、第1CO2吸着材11Aを対象としてCO2脱離制御を実行すると同時に、第2CO2吸着材11Bを対象としてCO2吸着制御を実行する制御モード(以下「第1脱離第2吸着脱離モード」という)のときに、「1」にセットされるものである。
ステップ1の判別結果がYESのときには、ステップ2に進み、第2CO2濃度センサ21Bで検出された第2CO2濃度CCO2Bが、所定の上限値CLMTよりも大きいか否かを判別する。この判別結果がNOで、第2CO2濃度CCO2Bが上限値CLMT以下のときには、CO2吸着制御中である第2CO2吸着材11BにおいてCO2が飽和状態に達していないとして、ステップ3に進み、第1脱離第2吸着モードによる制御を継続し、本処理を終了する。その内容については後述する。
一方、ステップ2の判別結果がYESで、第2CO2濃度CCO2Bが上限値CLMTを上回ったときには、第2CO2吸着材11BにおいてCO2が飽和状態に達したとして、第1CO2吸着材11Aを対象としてCO2吸着制御を実行すると同時に、第2CO2吸着材11Bを対象としてCO2脱離制御を実行する制御モード(以下「第1吸着第2脱離モード」という)に移行するものとする。まずステップ4において、第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAを「0」にセットした後、ステップ5に進み、第1吸着第2脱離モードによる制御を実行し、本処理を終了する。その内容については後述する。
上記のようにステップ4及び5が実行され、第1吸着第2脱離モードに移行した後には、前記ステップ1の判別結果がNOになる。その場合には、ステップ6に進み、第1CO2濃度センサ21Aで検出された第1CO2濃度CCO2Aが、上限値CLMTよりも大きいか否かを判別する。この判別結果がNOで、第1CO2濃度CCO2Aが上限値CLMT以下のときには、CO2吸着制御中である第1CO2吸着材11AにおいてCO2が飽和状態に達していないとして、前記ステップ5に進み、第1吸着第2脱離モードによる制御を継続し、本処理を終了する。
一方、ステップ6の判別結果がYESで、第1CO2濃度CCO2Aが上限値CLMTを上回ったときには、第1CO2吸着材11AにおいてCO2が飽和状態に達したとして、第1脱離第2吸着モードに移行するものとし、ステップ7において、第1脱離第2吸着モードフラグF_CO2RECAを「1」にセットした後、ステップ3に進み、第1脱離第2吸着モードによる制御を実行し、本処理を終了する。
上記ステップ3の第1脱離第2吸着モードの制御は、図6の処理によって実行される。まず、第1切替弁15を第1排気通路4A側に切り替える(ステップ11)とともに、第2切替弁16Aを大気側(第1排気通路4A側)に切り替え(ステップ12)、第3切替弁16Bを貯蔵側(第1分岐通路4C側)に切り替える(ステップ13)。これらの切替により、例えば図8に示すように、エンジン3から排出された高温の排気ガスは、まず第1熱交換部10Aに導入される。排気ガスとの熱交換により第1CO2吸着材11Aが加熱されることによって、第1CO2吸着材11AからのCO2の脱離が促進される。第1CO2吸着材11Aから脱離したCO2は、第3切替弁16Bを介して第1分岐通路4Cに流入する。
一方、排気ガスは、第1熱交換部10Aにおいて、第1CO2吸着材11Aとの熱交換によって冷却された後、第2CO2吸着材11Bに導入され、これに接触する。これにより、第2CO2吸着材11Bが冷却されることによって、第2CO2吸着材11BへのCO2の吸着が促進される。CO2が吸着・除去された後、排気ガスは、第2切替弁16Aを通り、ワンウェイバルブ5Aを介して大気に放出される。
図6に戻り、前記ステップ13に続くステップ14では、第3CO2吸着材制御を実行する。この第3CO2吸着材制御は、第1CO2吸着材11Aから流出する排気ガスのCO2濃度が低いときに、CO2を貯蔵タンク9に貯蔵せずに、第3CO2吸着材11Cに一時的に吸着させ、最終的に貯蔵タンク9に回収するための制御であり、図7の処理によって実行される。
この処理では、まずステップ21において、第1CO2濃度センサ21Aで検出された第1CO2濃度CCO2Aが、第1所定値CREF1(例えば90%)よりも小さいか否かを判別する。この判別結果がYESのときには、ステップ22において、第2CO2濃度センサ21Cで検出された第3CO2濃度CCO2Cが、第2所定値CREF2(例えば95%)よりも小さいか否かを判別する。
このステップ22の判別結果がYESのとき、すなわち、第1CO2吸着材11AのCO2濃度及び第3CO2吸着材11CのCO2濃度がいずれも低いときには、第4切替弁17を吸着側(第3CO2吸着材11C側)に切り替える(ステップ23)とともに、第1開閉弁18及び第3開閉弁20Aを閉弁し(ステップ24)、本処理を終了する。
これらの弁操作により、図8に太線で示すように、第1CO2吸着材11Aから第1分岐通路4Cに流入した排気ガスは、第4切替弁17により、貯蔵タンク9には流れず、第3CO2吸着材11Cに流入する。これにより、排気ガス中のCO2が第3CO2吸着材11Cに吸着される。また、第1開閉弁18が閉弁されているため、CO2が吸着された後の排気ガスは、排出通路4F側に流れ、第1排気通路4Aに流入した後、外部に放出される。
図7の処理に戻り、前記ステップ22の判別結果がNOのとき、すなわち、第1CO2吸着材11AのCO2濃度が低い状態で、第3CO2吸着材11CのCO2濃度が高くなったときには、第4切替弁17を貯蔵側(貯蔵タンク9側)に切り替える(ステップ25)とともに、第2、第3及び第4開閉弁19、20A、20Bを閉弁し(ステップ26)、本処理を終了する。
これらの弁操作により、図9に示すように、第1CO2吸着材11Aの低濃度のCO2が貯蔵側(圧縮機8)に送られることが阻止された状態で、第3CO2吸着材11Cの高濃度のCO2が還流通路4Eを介して第1分岐通路4Cに還流し、圧縮機8で圧縮された後、貯蔵タンク9に貯蔵される。
図7の処理に戻り、前記ステップ21の判別結果がNOで、第1CO2濃度CCO2Aが第1所定値CREF1以上のときには、ステップ27に進み、前記ステップ22と同様、第3CO2濃度CCO2Cが第2所定値CREF2よりも小さいか否かを判別する。この判別結果がYESのとき、すなわち、第1CO2吸着材11AのCO2濃度が高い一方で、第3CO2吸着材11CのCO2濃度が低いときには、第4切替弁17を貯蔵側に切り替える(ステップ28)とともに、第1、第2及び第3開閉弁18、19、20Aを閉弁し(ステップ29)、本処理を終了する。
これらの弁操作により、図10に示すように、第1CO2吸着材11Aの高濃度のCO2が第1分岐通路4Cに送られ、圧縮機8で圧縮された後、貯蔵タンク9に貯蔵される。第3CO2吸着材11C側からのCO2の流れは遮断される。
図7の処理に戻り、前記ステップ27の判別結果がNOで、第3CO2濃度CCO2Cが第2所定値CREF2以上のとき、すなわち、第1CO2吸着材11AのCO2濃度及び第3CO2吸着材11CのCO2濃度がいずれも高いときには、第4切替弁17を貯蔵側に切り替える(ステップ30)とともに、第2及び第3開閉弁19、20Aを閉弁し(ステップ31)、本処理を終了する。
これらの弁操作により、図11に示すように、第1CO2吸着材11Aの高濃度のCO2が第1分岐通路4Cに送られるとともに、第3CO2吸着材11Cの高濃度のCO2が還流通路4Eを介して第1分岐通路4Cに還流し、圧縮機8で圧縮された後、貯蔵タンク9に貯蔵される。
次に、図12を参照しながら、図5のステップ5で実行される第1吸着第2脱離モードの制御処理について説明する。この第1吸着第2脱離モードの制御内容は、上述した第1脱離第2吸着モードの制御内容と比較し、基本的に、第1及び第2CO2吸着ユニット6A、6Bの間で逆の関係になっている。このため、以下では、その要点について説明を行うものとする。
図12の処理では、まず、第1切替弁15を第2排気通路4B側に切り替える(ステップ41)とともに、第2切替弁16Aを貯蔵側(第1分岐通路4C側)に切り替え(ステップ42)、第3切替弁16Bを大気側(第2排気通路4B側)に切り替える(ステップ43)。これらの切替により、図13に示すように、エンジン3から排出された高温の排気ガスが第2熱交換部10Bに導入され、排気ガスとの熱交換により第2CO2吸着材11Bが加熱されることによって、第2CO2吸着材11BからのCO2の脱離が促進される。第2CO2吸着材11Bから脱離したCO2は、第2切替弁16Aを介して第1分岐通路4Cに流入する。
一方、排気ガスは、第2熱交換部10Bにおいて、第2CO2吸着材11Bとの熱交換によって冷却された後、第1CO2吸着材11Aに導入され、これに接触する。これにより、第1CO2吸着材11Aが冷却されることによって、第1CO2吸着材11AへのCO2の吸着が促進される。CO2が吸着・除去された後、排気ガスは、第3切替弁16Bを通り、ワンウェイバルブ5Bを介して大気に放出される。
図12に戻り、前記ステップ43に続くステップ44では、第3CO2吸着材制御を実行する。この第3CO2吸着材制御は、第2CO2吸着材11BのCO2濃度が低いときに、CO2を貯蔵タンク9に貯蔵せずに、第3CO2吸着材11Cに一時的に吸着させ、最終的に貯蔵タンク9に回収するための制御である。このため、第3CO2吸着材制御の内容は、第1脱離第2吸着モードにおける第3CO2吸着材制御(図6のステップ14、図7)と比較し、制御パラメータとして第1CO2濃度CCO2Aの代わりに第2CO2濃度CCO2Bを用いること以外は同じであるので、その詳細な説明は省略する。
なお、図13は、第1吸着第2脱離モードにおける第3CO2吸着材制御による動作例を、第2CO2濃度CCO2B及び第3CO2濃度CCO2Cがいずれも低い場合(CCO2B<CREF1、CCO2C<CREF2)について示している。この場合には、図7のステップ21~24と同じ処理が実行され、第4切替弁17が第3CO2吸着材11C側に切り替えられることで、第2排気通路4Bから第1分岐通路4Cに流入した排気ガスは、貯蔵タンク9には流れず、第3CO2吸着材11Cに流入し、排気ガス中のCO2が吸着される。
以上のように、本実施形態によれば、CO2脱離制御中、検出された第1又は第2CO2濃度CCO2A、CCO2Bが第1所定値CREF1以上であり、脱離したCO2の濃度が高いときには、CO2を貯蔵タンク9に貯蔵する。一方、第1又は第2CO2濃度CCO2A、CCO2Bが第1所定値CREF1よりも小さく、脱離したCO2の濃度が低いときには、CO2を貯蔵タンク9に貯蔵せず、第3CO2吸着材11Cに吸着・貯留し、その後、第3CO2濃度CCO2Cが第2所定値CREF2以上に上昇したときに、CO2を第1分岐通路4Cに還流させ、貯蔵タンク9に貯蔵する。
以上により、高い回収CO2濃度を確保しながら、CO2回収率を高めることができる。例えば図3に示したように、CO2脱離制御の初期及び終期において、脱離したCO2の濃度が低い場合でも、同図のハッチング領域に相当する量のCO2を、高い回収CO2濃度を確保しながら回収することができる。
また、実施形態では、2つのCO2吸着ユニット6A、6Bを用い、CO2吸着制御とCO2脱離制御を、CO2吸着ユニット6A、6Bの間で切り替えながら連続的に行うので、CO2の吸着及び脱離を効率良く行えるとともに、高い回収CO2濃度を確保することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態は、排気通路(4A、4B)とCO2吸着ユニット(6A、6B)を各2つ用いた例であるが、これらを各1つ用いることも本発明の範囲内である。また、実施形態では、下流CO2吸着材としての第3CO2吸着材11Cは、吸着材単体で構成されているが、CO2吸着材の温度を調整するための熱交換器を併用してもよい。
また、実施形態では、排気通路を切り替えるための第1~第4切替手段として、第1~4切替弁15~16Bや第1~第4開閉弁18~20Bを用いているが、それらの構成、や配置などは例示であり、適宜、変更することが可能である。また、実施形態では、CO2濃度と比較される第1所定値CREF1及び第2所定値CREF2の数値を示しているが、これらの数値もまた、あくまで例示であり、適宜、変更される。
また、実施形態は、本発明を車両に搭載されたガソリンエンジンに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、ディーゼルエンジンなどの他の種類のエンジンに適用してもよく、また、車両用以外のエンジンにも適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 CO2分離装置
2 ECU(制御手段)
3 エンジン(内燃機関)
4 排気通路
4A 第1排気通路
4B 第2排気通路
4C 第1分岐通路
4D 第2分岐通路
4E 還流通路
6A 第1CO2吸着ユニット(第1CO2吸着装置)
6B 第2CO2吸着ユニット(第2CO2吸着装置)
9 貯蔵タンク
11A 第1CO2吸着材(CO2吸着材)
11B 第2CO2吸着材(CO2吸着材)
11C 第3CO2吸着材(下流CO2吸着材)
15 第1切替弁(第3切替手段)
16A 第2切替弁(第1切替手段)
16B 第3切替弁(第1切替手段)
17 第4切替弁(第2切替手段)
18 第1開閉弁(第4切替手段)
19 第2開閉弁(第4切替手段)
21A 第1CO2濃度センサ(CO2濃度検出手段)
21B 第2CO2濃度センサ(CO2濃度検出手段)
21C 第3CO2濃度センサ(第2CO2濃度検出手段)
CCO2A 第1CO2濃度(CO2濃度)
CCO2B 第2CO2濃度(CO2濃度)
CCO2C 第3CO2濃度(第2CO2濃度)
CREF1 第1所定値(所定値)
CREF2 第2所定値

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気ガスからCO2を分離し、回収する内燃機関のCO2分離装置であって、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、排気ガス中のCO2を吸着するCO2吸着材を有するCO2吸着装置と、
    前記CO2吸着装置の下流側のCO2濃度を検出するCO2濃度検出手段と、
    排気ガス中のCO2を前記CO2吸着材に吸着させるCO2吸着制御と、前記CO2吸着材に吸着したCO2を脱離させるCO2脱離制御を実行する制御手段と、
    前記排気通路の前記CO2吸着装置よりも下流側から分岐する第1分岐通路に設けられ、前記CO2吸着材から脱離したCO2を貯蔵するための貯蔵タンクと、
    前記CO2吸着装置の下流側における排気ガスの流れを、大気開放側又は前記貯蔵タンク側に切り替える第1切替手段と、
    前記第1分岐通路の前記貯蔵タンクよりも上流側から分岐する第2分岐通路に設けられ、排気ガス中のCO2を吸着する下流CO2吸着材と、
    前記第1分岐通路における排気ガスの流れを、前記貯蔵タンク側又は前記下流CO2吸着材側に切り替える第2切替手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記CO2脱離制御時に、前記第1切替手段を前記貯蔵タンク側に切り替えるとともに、前記第2切替手段を、前記検出されたCO2濃度が所定値以上のときに前記貯蔵タンク側に切り替え、前記CO2濃度が前記所定値よりも小さいときに前記下流CO2吸着材側に切り替えることを特徴とする内燃機関のCO2分離装置。
  2. 前記CO2吸着装置は、第1CO2吸着装置及び第2CO2吸着装置によって構成され、
    前記排気通路は、前記内燃機関の下流側から互いに分岐し、上流側から順に前記第1CO2吸着装置及び前記第2CO2吸着装置を通る第1排気通路と、上流側から順に前記第2CO2吸着装置及び前記第1CO2吸着装置を通る第2排気通路とによって構成され、
    前記排気通路を前記第1排気通路又は前記第2排気通路に切り替える第3切替手段をさらに備え、
    前記第1切替手段は、前記1及び第2CO2吸着装置のそれぞれの下流側における排気ガスの流れを、大気開放側又は前記貯蔵タンク側に切り替えることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関のCO2分離装置。
  3. 前記下流CO2吸着材の下流側のCO2濃度を第2CO2濃度として検出する第2CO2濃度検出手段と、下流CO2吸着材の下流側から分岐し、前記第1分岐通路の前記貯蔵タンクよりも上流側に接続された還流通路と、
    前記下流CO2吸着材の下流側における排気ガスの流れを、大気開放側又は前記還流通路側に切り替える第4切替手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出された第2CO2濃度が第2所定値以上になったときに、前記第4切替手段を前記還流通路側に切り替えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の内燃機関のCO2分離装置。
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