JP2022151527A - 配管構造 - Google Patents

配管構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2022151527A
JP2022151527A JP2021158703A JP2021158703A JP2022151527A JP 2022151527 A JP2022151527 A JP 2022151527A JP 2021158703 A JP2021158703 A JP 2021158703A JP 2021158703 A JP2021158703 A JP 2021158703A JP 2022151527 A JP2022151527 A JP 2022151527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
projection
socket
peripheral surface
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021158703A
Other languages
English (en)
Inventor
生吹樹 横田
Ibuki Yokota
勇樹 森
Yuuki Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Publication of JP2022151527A publication Critical patent/JP2022151527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

Figure 2022151527000001
【課題】屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高める配管構造を提供する。
【解決手段】配管構造は、基礎に埋設され、両端部が基礎の屋外側の面および基礎の屋内側の面それぞれに開口するさや管21と、さや管21の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部28Aを有する排水管26と、さや管21の屋外側の開口部21Aと排水管26の屋外側の受口部28Aとの間に設置するパッキン50と、を備える。排水管26は、受口部28Aの外周面に突起28aを有する。パッキン50は、パッキン50のパッキン外周面52aから突出する外面側突起53と、内周面に突起28aと嵌合する凹部56を有する。外面側突起53は、凹部56及び突起28aよりも開口部21A側にある。
【選択図】図3

Description

本発明は、配管構造に関する。
従来、下記特許文献1に記載の基礎貫通配管が知られている。基礎貫通配管は、基礎に埋設され、両端部が基礎の屋外側の面および基礎の屋外側の面それぞれに開口するさや管と、さや管の内部に配置され、屋外側の端部にソケットが設けられた排水管と、さや管とソケットとの間に設けられたパッキンと、を備えている。
特許第6093808号公報
従来の基礎貫通配管では、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めることについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高める配管構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を有する。
(1)配管構造であって、基礎に埋設され、両端部が前記基礎の屋外側の面および前記基礎の屋内側の面それぞれに開口するさや管と、前記さや管の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部を有する排水管と、前記さや管の屋外側の開口部と前記排水管の屋外側の受口部との間に設置するパッキンと、を備え、前記排水管は、前記受口部の外周面に突起を有し、前記パッキンは、前記パッキンのパッキン外周面から突出する外面側突起と、内周面に前記突起と嵌合する凹部を有し、前記外面側突起は、前記凹部及び前記突起よりも前記開口部側にある。
(2)上記(1)において、前記パッキンは、内面側突起を有し、前記内面側突起は、前記凹部及び前記突起よりも前記開口部側にあってよい。
(3)上記(1)又は(2)において、前記外面側突起は、第1外面側突起と、前記第1外面側突起53Aに隣り合う第2外面側突起と、を含み、前記第1外面側突起と前記パッキン外周面との隅部である第1隅部と、前記第2外面側突起と前記パッキン外周面との隅部である第2隅部とは、離れていてよい。
本発明によれば、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高める配管構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る配管構造を模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る配管構造を構成するパッキンを模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。 図2の一部を拡大した断面図である。 図1に示す領域αを拡大した図である。 本発明の変形例に係る配管構造を構成するパッキンを模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う部分断面図である。
[配管構造]
以下、本発明の一実施形態に係る配管構造について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る配管構造を模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る配管構造を構成するパッキンを模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。図3は、図2の一部を拡大した断面図である。図4は、図1に示す領域αを拡大した図である。
図1に示すように、本実施形態の配管構造20は、家屋等の建築物11の基礎12に適用される。配管構造20は、建築物11内に配置された排水器具と、建築物11外に配置された排水枡と、を接続する。配管構造20は、排水器具からの排水を排水枡に排出する。排水器具としては、例えば、トイレ、洗面化粧台、浴室等が挙げられる。
基礎12は、地盤Gに設けられた耐圧盤13と、耐圧盤13の外縁から上方に立設する立上り部14とを有する。この例では、耐圧盤13の外側面13aと立上り部14の外側面14aとは、面一である。
耐圧盤13の下部は、地盤G中に埋設されている。立上り部14は、上部において壁15に接続されている。例えば、耐圧盤13および立上り部14は、鉄筋コンクリート等により一体に構成されている。
配管構造20は、さや管(配管材)21と、排水管(内管材)26と、パッキン50と、を備えている。以下では、さや管21の管軸方向を単に軸方向という。
さや管21は、基礎12に埋設されている。さや管21の両端部は、基礎12の屋外側の面および基礎12の屋外側の面それぞれに開口する。図示の例では、さや管21は、耐圧盤13の外側面13aおよび上面13bそれぞれに開口する。
さや管21は、第1の直管部22、湾曲管部(折れ曲がり管部)23、および第2の直管部24を有している。これらの直管部22、24および湾曲管部23は、塩化ビニル等の樹脂などにより一体に成形されている。
湾曲管部23は、配管を湾曲した形状に曲げて構成されている。直管部22、24は、真っ直ぐに延びる管状に形成されている。第1の直管部22は、湾曲管部23の第1の端部に連なる。第2の直管部24は、湾曲管部23の第2の端部に連なる。
第1の直管部22の湾曲管部23に連なっていない端部は、耐圧盤13の外側面13aに開口している。第2の直管部24の湾曲管部23に連なっていない端部は、耐圧盤13の上面13bに開口している。
さや管21の外周面には、防蟻テープ41が設置されることが好ましい。例えば、防蟻テープ41は、ブチルゴムを用いた薄い板状の非加硫型粘着塑性体である。防蟻テープ41は、さや管21における建築物11の屋内寄りの端部に貼付けられている。
排水管26は、さや管21の内部に配置される。排水管26は、管本体27と、ソケット28、29と、を備えている。
管本体27は、可撓性を具備する可撓管である。管本体27は、管本体27の径方向に変形可能である。管本体27は、所定の屈曲性能(可撓性能)と、所定の強度性能を併せ持っている。管本体27は、例えば、長尺円筒状の基材部分と、基材部分の外周面に基材部分の長手方向に間隔をあけて複数形成されたリブ部分と、を備える構造等により形成することができる。この場合、基材部分を、ポリエチレン樹脂等の可撓性を有する材料で形成することが好ましい。
ソケット28、29は、管本体27の両端部に設けられている。本実施形態では、ソケット28、29としては、管本体27の屋外側の端部に設けられた第1ソケット28と、管本体27の屋内側の端部に設けられた第2ソケット29と、が設けられている。第1ソケット28は、第1の直管部22の端部22a内に配置されている。第2ソケット29は、第2の直管部24の端部24a内に配置されている。なお図示の例では、第2ソケット29の一部は、端部24aから、さや管21の外部に突出している。
第1ソケット28および第2ソケット29は、いずれも受口である。第1ソケット28には、第1の連結管31が接続されている。第1の連結管31は、排水枡にも接続されている。第2ソケット29には、第2の連結管32が接続されている。第2の連結管32は、排水器具にも接続されている。
第1ソケット28の外周面には、突起28aが設けられている。突起28aは、パッキン50の後述する第2基部52に対して、軸方向に当接してパッキン50の移動を規制する。突起28aは、第1ソケット28の周方向の全周にわたって設けられている。突起28aは、軸方向に1つのみ設けられている。言い換えると、突起28aは、軸方向に複数並んではいない。突起28aを、第1ソケット28の軸線を通る断面で見たときに、突起28aは、矩形状に形成されている。突起28aは、パッキン50の位置規制をするために第1ソケット28の受口部分の外面に設けるのが好ましい。
なお、突起28aは、周方向の全周にわたって連続して延びていてもよく、周方向の全周にわたって不連続に配置されていてもよい。突起28aは、周方向に1つのみであってもよく、周方向に複数配置されていてもよい。
上記ソケット28、29は、例えば樹脂を金型内に射出成型することにより形成される。
図1に示すように、パッキン50は、さや管21の屋外側の開口部21Aと排水管26を構成する第1ソケット28の屋外側の受口部28Aとの間に設けられている。パッキン50は、さや管21と第1ソケット28との間を通して、さや管21と排水管26との間に水が浸入することを規制する。パッキン50は、防蟻パッキンとして機能してもよい。パッキン50は、例えば、SBR(スチレンブタジエンゴム)等で形成される。
図2および図3に示すように、パッキン50は、第1基部51と、第2基部52と、外面側突起53と、内面側突起54と、ストッパ55と、を備えている。
第1基部51は、さや管21と第1ソケット28との間に嵌合される。第1基部51は、筒状である。第1基部51の外周面は、さや管21の内周面に接触(密接)する。第1基部51の内周面は、第1ソケット28の外周面に接触(密接)する。
第2基部52は、パッキン50のうちの外面側突起53および内面側突起54を支える部分(外面側突起53および内面側突起54の基礎となる部分)である。第2基部52は、環状である。第2基部52は、第1基部51から軸方向に突出している。第2基部52は、第1基部51に対して屋内側に位置している。第2基部52は、さや管21の内周面と第1ソケット28の外周面との間に配置される。本実施形態では、第2基部52の内周面52bは、第1ソケット28の外周面に接触(密接)している。また、第2基部52のパッキン外周面52aは、さや管21の内周面と接触していない箇所があり、パッキン50の挿入が容易になっている。
外面側突起53は、環状である。外面側突起53は、第2基部52からさや管21の内周面に向かって突出している。外面側突起53は、第2基部52のパッキン外周面(さや管21の内周面と対向する面)52aから、第2基部52の径方向の外側に向けて突出する突部である。本実施形態では、外面側突起53は、第1ソケット28の軸方向に間隔をあけて複数(2つ)配置されているが、これに限らず、少なくとも1つ以上あればよい。
各外面側突起53における径方向の外側(さや管21側)の端である先端は、さや管21の内周面に接触(密接)していることが好ましい。各外面側突起53は、第1ソケット28の径方向の内側から外側に向けて徐々に細くなっている。
内面側突起54は、環状である。内面側突起54は、第2基部52から第1ソケット28の外周面に向かって突出している。内面側突起54は、第2基部52の内周面(第1ソケット28の外周面と対向する内面)52bから、第2基部52の径方向の内側に向けて突出する突部である。本実施形態では、内面側突起54は、第1ソケット28の軸方向に間隔をあけて複数(2つ)配置されているが、これに限らず、少なくとも1つ以上あればよい。
各内面側突起54における径方向の内側(第1ソケット28側)の端である先端は、第1ソケット28の外周面に接触(密接)していることが好ましい。各内面側突起54は、第1ソケット28の径方向の内側から外側に向けて徐々に細くなっている。
なお、例えば、第2基部52の内径が徐々に狭くなっている形状とするなどして、第1ソケット28とパッキン50の内周面が止水性を担保されていれば、内面側突起54は必ずしも設けなくてもよい。
図2および図3に示すように、外面側突起53は、軸方向において、内面側突起54よりも排水管26側にある。具体的には、第1外面側突起53Aは、内面側突起54Aより屋内側にあり、第2外面側突起53Bは、内面側突起54Bより屋内側にある。内面側突起54A,54Bを設けることにより、内面側突起54A,54Bから第1ソケット28に対して接触圧が発生するため、第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bのみを有する場合よりもパッキン50による止水性を担保することができる。また、第1外面側突起53Aを、内面側突起54Aより屋内側に設けることにより、第1外面側突起53Aがさや管21の内周面と接触したことによる押圧が屋外側にある内面側突起54Aにかかり、第1ソケット28と内面側突起54Aとの間に摩擦力が生じて、内面側突起54Aから第1ソケット28に対する接触圧と第1外面側突起53Aからさや管21に対する接触圧とを安定することができる。同様に、第2外面側突起53Bを、内面側突起54Bより屋内側に設けることにより、第2外面側突起53Bがさや管21の内周面と接触したことによる押圧が屋外側にある内面側突起54Bにかかり、第1ソケット28と内面側突起54Bとの間に摩擦力が生じて、内面側突起54Bから第1ソケット28に対する接触圧と第2外面側突起53Bからさや管21に対する接触圧とを安定することができる。
ここで、パッキン50は、パッキン50の外面から突出する外面側突起53と、内周面に突起28aと嵌合する凹部56を有している。そして、外面側突起53は、凹部56及び突起28aよりも開口部21A側(矢印βの方向)にある。これにより、パッキン50の奥側50iを、さや管21の内面に触れないようにでき、主に施工時において、さや管21の内面に引きずられないようにできる。したがって、パッキン50の奥側50iの径が拡がるように、突起28aが凹部56から外れる方向にパッキン50が変形しないようにでき、パッキン50の奥側50iを、捲れにくくできる。よって、パッキン50の位置決めとパッキン50による止水性の確保を確実にできる。そして、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めた配管構造20を提供できる。
また、図3に示すように、内面側突起54は、凹部56及び突起28aよりもさや管21の屋外側の開口部21A側(矢印βの方向)にある。これにより、内面側突起54を、パッキン50の軸方向において、外面側突起53のある比較的高い剛性を有する部分に配置させることができる。よって、パッキン50の内面側の止水性を向上させることができる。
図4は、図1に示す領域αを拡大した図である。図4に示すように、第1ソケット28の屋外側の受口部28Aの外周面に突起28aがある。また、パッキン50は、第2基部52の内周面52bに突起28aと嵌合する凹部56を有する。凹部56は、第2基部52の内周面52bから、第2基部52の径方向の外側に向けて凹む。凹部56は、屋内側の内壁面と屋外側の内壁面がパッキン50の軸方向と垂直方向に延びる。受口部28Aの外周面にある突起28aを、第2基部52の内周面52bにある凹部56に嵌合するため、排水管26に対してパッキン50を嵌合する位置が明確となる。また、突起28aが第2基部52に対して、軸方向に当接するため、パッキン50の移動を規制し、排水管26に対してパッキン50が位置ずれすることを防止できる。なお、凹部56が設けられていないと、排水管26に対してパッキン50が位置ずれするため、パッキン50による止水性を担保することができない。
なお、パッキン50の第2基部52の内周面52bに凹部56を設けなくてもよく、この場合、パッキン50の屋内側の先端と当接するように、受口部28Aの外周面にある突起28aを配置する。
図4に示すように、受口部28Aの突起28aは、受口部28Aの外面を基準とする高さh1が、凹部56の深さh2よりも大きい。これにより、受口部28Aの突起28aを凹部56に嵌合する際に、突起28aをその高さ方向に弾性変形させることになるため、突起28aが復元しようとする力によって、凹部56の内面に突起28aが密着する。したがって、突起28aから凹部56に対する接触圧を安定することができる。
図4に示すように、受口部28Aの突起28aは、第1ソケット28の軸方向の幅w1が、凹部56の第1ソケット28の管軸方向の幅w2よりも小さい。これにより、凹部56内に、受口部28Aの突起28aを容易に嵌合することができる。
受口部28Aの突起28aは、受口部28Aの外周面の周方向に連続または不連続に設けられ、かつ第1ソケット28の管軸方向に添う断面で見た場合に1つのみある。突起28aが受口部28Aの外周面の周方向に連続に設けられていると、凹部56内に突起28aを嵌合した際に、突起28aから凹部56に対する接触圧を安定することができる。また、突起28aが受口部28Aの外周面の周方向に不連続に設けられていると、凹部56内に、受口部28Aの突起28aを容易に嵌合することができる。さらに、受口部28Aの突起28aが、第1ソケット28の管軸方向に添う断面で見た場合に1つのみあると、凹部56内に、受口部28Aの突起28aを容易に嵌合することができる。
受口部28Aの突起28aは、第1ソケット28の管軸方向の長さよりも第1ソケット28の周方向の長さの方が長い。これにより、第1ソケット28の管軸方向に添って、凹部56内に突起28aを嵌合した際に、凹部56から突起28aが脱落しにくくなり、パッキン50による止水性を担保することができる。
図2および図3に示すように、パッキン50の第2基部52の屋内側の先端部52Aは、第1ソケット28の管軸方向に添う断面形状が屋内側から屋外側に向かって徐々に幅広くなる。これにより、排水管26にパッキン50を挿入する際に、排水管26が偏心してパッキン50と接触しても、排水管26とパッキン50との間に摩擦抵抗が発生しにくく、排水管26に対してパッキン50が位置ずれすることを防止できる。
図2および図3に示すように、パッキン50は、第1ソケット28の管軸方向に沿って外面側突起53を複数(図2および図3では2個)有し、かつ複数の外面側突起53のうち最も屋外側にある外面側突起53よりも屋外側に内面側突起54を有する。外面側突起53を複数有することにより、パッキン50とからさや管21の内周面との接触面積が大きくなるため、排水管26からパッキン50が脱落しにくくなり、パッキン50による止水性を担保することができる。また、複数の外面側突起53のうち最も屋外側にある外面側突起53よりも屋外側に内面側突起54を有することにより、外面側突起53からさや管21に対する接触圧を、内面側突起54から第1ソケット28に対する接触圧で補足して、より安定に排水管26に対してパッキン50を固定することができる。
ここで、外面側突起53は、第1外面側突起53Aと、第1外面側突起53Aに隣り合う第2外面側突起53Bと、を含んでいる。そして、図3に示すように、第1外面側突起53Aとパッキン50のパッキン外周面(外面)52aとの隅部であって第2外面側突起53B側の端となる第1隅部53Aeと、第2外面側突起53Bとパッキン外周面(外面)52aとの隅部であって第1外面側突起53A側の端となる第2隅部53Beとは、離れている。これにより、外面側突起53の変形代を確保でき、パッキン50を捲れにくくできる。よって、パッキン50によるさや管21と排水管26との間の止水性の確保を確実にできる。
図2および図3に示すように、パッキン50は、第1ソケット28の管軸方向に沿って外面側突起53を複数(図2および図3では2個)有し、かつ複数の外面側突起53のうち隣り合う2つの第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間に内面側突起54Aを有する。外面側突起53を複数有することにより、パッキン50とからさや管21の内周面との接触面積が大きくなるため、排水管26からパッキン50が脱落しにくくなり、パッキン50による止水性を担保することができる。また、複数の外面側突起53のうち隣り合う2つの第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間に内面側突起54Aを有することにより、外面側突起53からさや管21に対する接触圧を、内面側突起54Bから第1ソケット28に対する接触圧で補足して、より安定に排水管26に対してパッキン50を固定することができる。
パッキン50は、第1ソケット28の管軸方向に沿って外面側突起53を複数(図2および図3では2個)有する場合、パッキン50のパッキン外周面(外面)52aから外面側突起53の先端までの高さd2が、隣り合う2つの第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間の距離よりも大きいことが好ましい。なお、隣り合う2つの第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間の距離とは、パッキン50のパッキン外周面52a上における第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間の距離d1のことである。る高さd2を、距離d1よりも大きくすることにより、排水管26にパッキン50を挿入する際に、第1外面側突起53Aの先端が第2外面側突起53Bに接触して、パッキン50のパッキン外周面52a側に倒れることが抑制され、第1外面側突起53Aからさや管21の内周面への押圧力が失われない。なお、パッキン50のパッキン外周面(外面)52aから外面側突起53の先端までの高さが、隣り合う2つの第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間の距離よりも小さくてもよいが、隣り合う2つの第1外面側突起53A及び第2外面側突起53Bの間の距離が短すぎると、外面側突起53を設けることができない。
また、パッキン50が、第2基部52の屋外側の端部に、第2基部52のパッキン外周面52aから、第2基部52の径方向の外側に向けて突出するストッパ55を有するため、ストッパ55がさや管21の屋外側の端部に接するまで、さや管21にパッキン50を挿入することにより、排水管26に対するパッキン50の挿入位置を明確にすることができる。また、水圧により排水管26に対してパッキン50が位置ずれすることを防止できる。
本実施形態の配管構造20によれば、さや管21と、さや管21の内部に配置される排水管26と、さや管21の屋外側の開口部21Aと排水管26の屋外側の受口部との間に設置するパッキン50と、を備え、パッキン50は、外面側突起53と、内面側突起54と、を有し、外面側突起53は、パッキン50の第2基部52のパッキン外周面(外面)52aから突出する突部であり、内面側突起54は、パッキン50の第2基部52の内周面(内面)52bから突出する突部であり、外面側突起53は、内面側突起54よりも排水管26を構成する第1ソケット28の受口部28A側にあるため、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めることができる。
また、本実施形態の配管構造20は、基礎に埋設され、両端部が基礎の屋外側の面および基礎の屋内側の面それぞれに開口するさや管21と、さや管21の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部28Aを有する排水管26と、さや管21の屋外側の開口部21Aと排水管26の屋外側の受口部28Aとの間に設置するパッキン50と、を備える。排水管26は、受口部28Aの外周面に突起28aを有する。パッキン50は、パッキン50のパッキン外周面52aから突出する外面側突起53と、内周面に突起28aと嵌合する凹部56を有する。外面側突起53は、凹部56及び突起28aよりも開口部21A側にある。これにより、パッキン50の奥側50iを、さや管21の内面に触れないようにでき、主に施工時において、さや管21の内面に引きずられないようにできる。したがって、パッキン50の奥側50iの径が拡がるように、突起28aが凹部56から外れる方向にパッキン50が変形しないようにでき、パッキン50の奥側50iを、捲れにくくできる。よって、パッキン50の位置決めとパッキン50による止水性の確保を確実にできる。そして、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めた配管構造20を提供できる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、上述の実施形態に限定するものではない。
例えば、図5に示すような変形例に係るパッキン100を採用してもよい。なお、変形例に係るパッキン100では、上述の実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5は、本発明の変形例に係る配管構造20を構成するパッキン100を模式的に示し、排水管26の管軸方向に沿う部分断面図である。
図5に示す変形例に係るパッキン100は、凹部56の屋内側の内壁面がパッキン100の軸方向と垂直であり、凹部56の屋外側の内壁面がパッキン100の軸から離れるに従って屋内側の内壁面から離れる形状をなしている点で、図2および図3に示す上記のパッキン50とは異なっている。すなわち、パッキン100の凹部56は、入口側が狭くなっている。これにより、凹部56に嵌合した第1ソケット28の突起28aが抜けにくくなる。
なお本変形例に係るパッキン100においても、外面側突起53は、凹部56及び突起28aよりも開口部21A側にある。これにより、パッキン50の奥側50iを、捲れにくくできる。よって、パッキン50の位置決めとパッキン50による止水性を確実に確保できる。
また、上記の実施形態では第2基部52の内周面52bに凹部56を設けていたが、第1基部51の内周面に設けてもよい。この場合、第1ソケット28の外周面の突起28aは、第1ソケット28の屋外側の端部またはその近傍に設けられ、突起28aはさや管21の端部と同じ位置、またはパッキン50のストッパ55と同じ位置に設けられる。なお、この場合でも突起28aは第1ソケット28の軸方向に添う断面で見た場合に1つのみ設けられる。
なお、本発明の技術的範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、上述の実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
20 配管構造
21 さや管
26 排水管
28 第1ソケット(ソケット)
28a 突起
28A 受口部
50 パッキン
53 外面側突起
54 内面側突起
56 凹部

Claims (3)

  1. 基礎に埋設され、両端部が前記基礎の屋外側の面および前記基礎の屋内側の面それぞれに開口するさや管と、
    前記さや管の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部を有する排水管と、
    前記さや管の屋外側の開口部と前記排水管の屋外側の受口部との間に設置するパッキンと、を備え、
    前記排水管は、前記受口部の外周面に突起を有し、
    前記パッキンは、前記パッキンのパッキン外周面から突出する外面側突起と、内周面に前記突起と嵌合する凹部を有し、
    前記外面側突起は、前記凹部及び前記突起よりも前記開口部側にある
    配管構造。
  2. 前記パッキンは、内面側突起を有し、
    前記内面側突起は、前記凹部及び前記突起よりも前記開口部側にある
    請求項1に記載の配管構造。
  3. 前記外面側突起は、第1外面側突起と、前記第1外面側突起53Aに隣り合う第2外面側突起と、を含み、
    前記第1外面側突起と前記パッキン外周面との隅部である第1隅部と、前記第2外面側突起と前記パッキン外周面との隅部である第2隅部とは、離れている
    請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
JP2021158703A 2021-03-25 2021-09-29 配管構造 Pending JP2022151527A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021052229 2021-03-25
JP2021052229 2021-03-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022151527A true JP2022151527A (ja) 2022-10-07

Family

ID=83464973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021158703A Pending JP2022151527A (ja) 2021-03-25 2021-09-29 配管構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022151527A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102059569B1 (ko) 배수관 연결구 및 이를 포함하는 배수트랩
JP6093808B2 (ja) 基礎部の配管構造及び基礎部の配管工法
KR100634781B1 (ko) 지중 구조물용 조립식 관로구
JP2010281420A (ja) パッキン
JP2022151527A (ja) 配管構造
JP6120245B2 (ja) 配管接続装置及びそれを備える水洗便器
JP2023051220A (ja) 配管構造
JP2022050959A (ja) 基礎貫通配管
JP5356660B2 (ja) 洗面ボウルの排水孔のシール構造
KR200453858Y1 (ko) 배수관 연결구
JPH045586Y2 (ja)
KR200226282Y1 (ko) 조립식 욕실용 보조 배수트랩
KR200424708Y1 (ko) 하수관 연결구
KR200464364Y1 (ko) 하수관과 맨홀의 연결부
JP7218117B2 (ja) 浴槽パン防水部材
KR102622798B1 (ko) 양변기의 배수통로 연결장치
JP2006329329A (ja) 耐火二層管継手
JP5710986B2 (ja) 建物の換気口用シール部材及び建物の換気構造
JP2009138762A (ja) スライド継手および排水ます
JP5041334B2 (ja) 浴室ユニット及び洗面器排水装置取付方法
JP2024076661A (ja) 配管接続構造、排水口装置及び洗面化粧台
JP5041333B2 (ja) 浴室ユニット
JP5992767B2 (ja) パッキン取付け構造
JP2013002211A (ja) 建物の排水管配管構造
JP2004143922A (ja) 壁排水便器と排水管との接続構造