JP2023051220A - 配管構造 - Google Patents

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生吹樹 横田
Ibuki Yokota
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Abstract

【課題】屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高める配管構造を提供する。【解決手段】配管構造は、基礎に埋設され、基礎の屋外側の面に開口する屋外側開口部と、基礎の屋内側の面に開口する屋内側開口部と、を有するさや管21と、さや管21の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部28Aを有する排水管26と、屋外側開口部2受口部28Aとの間に設置するパッキン50と、さや管21と排水管26との間に設置される第1スペーサ60Aと、を備える。第1スペーサ60Aは、排水管26に接するスペーサ内面60bと、さや管21に接するスペーサ外面60aと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、配管構造に関する。
従来、下記特許文献1に記載の基礎貫通配管が知られている。基礎貫通配管は、基礎に埋設され、両端部が基礎の屋外側の面及び基礎の屋外側の面それぞれに開口するさや管と、さや管の内部に配置され、屋外側の端部にソケットが設けられた排水管と、さや管とソケットとの間に設けられたパッキンと、を備えている。
特開2013-159938号公報
従来の基礎貫通配管では、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めることについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高める配管構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を有する。
(1)配管構造であって、基礎に埋設され、前記基礎の屋外側の面に開口する屋外側開口部と、前記基礎の屋内側の面に開口する屋内側開口部と、を有するさや管と、前記さや管の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部を有する排水管と、前記屋外側開口部と前記受口部との間に設置するパッキンと、前記さや管と前記排水管との間に設置される第1スペーサと、を備え、前記第1スペーサは、前記排水管に接するスペーサ内面と、前記さや管に接するスペーサ外面と、を有する。
(2)上記(1)において、前記排水管は、凹状又は凸状の係止部を排水管外面に有し、
前記第1スペーサは、前記スペーサ内面に、前記係止部に対応する凸状又は凹状の被係止部を有してよい。
(3)上記(1)又は(2)において、前記第1スペーサは、先端部にテーパ状のガイド面を有してよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第1スペーサは、前記パッキンの弾性率より高い弾性率を有してよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第1スペーサは、少なくとも、第1分割片と、第2分割片と、で構成されてよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記さや管と前記排水管との間に設置される第2スペーサを備え、前記さや管は、前記屋外側開口部と前記屋内側開口部との間に湾曲管部を有し、前記第2スペーサは、前記第1スペーサと前記湾曲管部との間に配置されてよい。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記さや管と前記排水管との間に設置される第3スペーサを備え、前記第1スペーサは、前記屋外側開口部に配置され、前記第3スペーサは、前記屋内側開口部に配置されてよい。
本発明によれば、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高める配管構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る配管構造を模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。 図1のα部詳細図である。 本発明の一実施形態に係る配管構造を構成するパッキンを模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る配管構造を構成するスペーサを模式的に示し、排水管の管軸方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る配管構造を構成するスペーサの分解正面図である。 本発明の一実施形態に係る配管構造を構成するスペーサの組立正面図である。
[配管構造]
以下、本発明の一実施形態に係る配管構造20について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る配管構造20を模式的に示し、排水管26の管軸方向Xに沿う断面図である。図2は、図1のα部詳細図である。図3は、本発明の一実施形態に係る配管構造20を構成するパッキン50を模式的に示し、排水管26の管軸方向Xに沿う断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る配管構造20を構成するスペーサ60を模式的に示し、排水管26の管軸方向Xに沿う断面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る配管構造20を構成するスペーサ60の分解正面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る配管構造20を構成するスペーサ60の組立正面図である。
図1に示すように、本実施形態の配管構造20は、家屋等の建築物11の基礎12に適用される。配管構造20は、建築物11内に配置された排水器具と、建築物11外に配置された排水枡と、を接続する。配管構造20は、排水器具からの排水を排水枡に排出する。排水器具としては、例えば、トイレ、洗面化粧台、浴室等が挙げられる。
基礎12は、地盤Gに設けられた耐圧盤13と、耐圧盤13の外縁から上方に立設する立上り部14とを有する。この例では、耐圧盤13の外側面13aと立上り部14の外側面14aとは、面一である。
耐圧盤13の下部は、地盤G中に埋設されている。立上り部14は、上部において壁15に接続されている。例えば、耐圧盤13及び立上り部14は、鉄筋コンクリート等により一体に構成されている。
配管構造20は、さや管(配管材)21と、排水管(内管材)26と、パッキン50と、スペーサ60(第1スペーサ60A,第2スペーサ60B,第3スペーサ60C)と、を備えている。以下では、さや管21の管軸方向Xを単に軸方向という場合がある。
(さや管)
さや管21は、基礎12に埋設されている。さや管21の両端部は、基礎12の屋外側の面及び基礎12の屋外側の面それぞれに開口する。すなわち、さや管21は、基礎12の屋外側の面に開口する屋外側開口部21eと、基礎12の屋内側の面に開口する屋内側開口部21iと、を有している。
図示の例では、さや管21は、耐圧盤13の外側面13a及び上面13bそれぞれに開口する。
さや管21は、第1直管部22、湾曲管部(折れ曲がり管部)23及び第2直管部24を有している。これらの第1直管部22、第2直管部24及び湾曲管部23は、塩化ビニル等の樹脂などにより一体に成形されている。
湾曲管部23は、配管を湾曲した形状に曲げて構成されている。湾曲管部23における管軸方向Xは、例えば、所定の曲率を有する円弧形状に沿っている。第1直管部22及び第2直管部24は、真っ直ぐに延びる管状に形成されている。第1直管部22は、湾曲管部23の一方の端部である第1端部に連なる。第2直管部24は、湾曲管部23の他方の端部である第2端部に連なる。
第1直管部22の湾曲管部23に連なっていない端部は、耐圧盤13の外側面13aに開口している。第2直管部24の湾曲管部23に連なっていない端部は、耐圧盤13の上面13bに開口している。
さや管21の外周面には、防蟻テープ41が設置されることが好ましい。例えば、防蟻テープ41は、ブチルゴムを用いた薄い板状の非加硫型粘着塑性体である。防蟻テープ41は、さや管21における建築物11の屋内寄りの端部に貼付けられている。
(排水管)
排水管26は、さや管21の内部に配置される。排水管26は、管本体27と、第1ソケット28と、第2ソケット29と、を備えている。排水管26は、第1ソケット28と管本体27とを連結する連結部材25を備えてよい。排水管26は、第2ソケット29と管本体27とを連結する連結部材(不図示)を備えてもよい。
連結部材25は、例えば、図2に示すように、第1ソケット28と管本体27とに跨って、それぞれの外周面に形成された凹凸に対して嵌合した状態で、第1ソケット28と管本体27とを連結するものであってよい。連結部材25は、例えば、第1ソケット28の外周面に形成された係止突起26Pに対応する凹凸(環状溝25Q1)を内周面25bに有している。連結部材25は、管本体27の外周面に形成された凹凸に対応する凹凸(環状溝25Q2)を内周面25bに有している。連結部材25は、スペーサ60の内面に形成された被係止部60Qに嵌る係止部25pを有している。
管本体27は、可撓性を具備する可撓管である。管本体27は、管本体27の径方向に変形可能である。管本体27は、所定の屈曲性能(可撓性能)と、所定の強度性能を併せ持っている。管本体27は、例えば、長尺円筒状の基材部分と、基材部分の外周面に基材部分の長手方向に間隔をあけて複数形成されたリブ部分と、を備える構造、又は、いわゆる蛇腹構造等により形成することができる。この場合、基材部分を、ポリエチレン樹脂等の可撓性を有する材料で形成することが好ましい。管本体27の蛇腹構造は、図2に示すように、環状に外方に膨らむ比較的外径の大きい部分であるリブ部分(凸部)と、比較的外径の小さい部分であり環状溝となる溝部(凹部)が交互に形成されたものであってよい。管本体27の内面は、凹凸なく平坦であってよい。
第1ソケット28及び第2ソケット29は、それぞれ、管本体27の両端部に設けられている。第1ソケット28は、管本体27の屋外側の端部に設けられている。第2ソケット29は、管本体27の屋内側の端部に設けられている。第1ソケット28は、第1直管部22の端部22a内に配置されている。第2ソケット29は、第2直管部24の端部24a内に配置されている。なお、図示の例では、第2ソケット29の一部は、端部24aから、さや管21の外部に突出している。
第1ソケット28及び第2ソケット29は、いずれも受口である。第1ソケット28には、第1連結管31が接続されている。第1連結管31は、排水枡にも接続されている。第2ソケット29には、第2連結管32が接続されている。第2連結管32は、排水器具にも接続されている。
図1及び図2に示すように、第1ソケット28の外周面には、突起28aが設けられている。突起28aは、パッキン50の後述する第2基部52に対して、軸方向に当接してパッキン50の移動を規制する。突起28aは、第1ソケット28の周方向の全周にわたって設けられている。突起28aは、軸方向に1つのみ設けられている。言い換えると、突起28aは、軸方向に複数並んではいない。突起28aを、第1ソケット28の軸線を通る断面で見たときに、突起28aは、矩形状に形成されている。突起28aは、パッキン50の位置規制をするために第1ソケット28の受口部28Aの外面に設けるのが好ましい。
なお、突起28aは、周方向の全周にわたって連続して延びていてもよく、周方向の全周にわたって不連続に配置されていてもよい。突起28aは、周方向に1つのみであってもよく、周方向に複数配置されていてもよい。
第1ソケット28又は第2ソケット29は、例えば樹脂を金型内に射出成型することにより形成される。
(パッキン)
図1及び図2に示すように、パッキン50は、さや管21の屋外側の開口部21Aと排水管26を構成する第1ソケット28の屋外側の受口部28Aとの間に設けられている。パッキン50は、さや管21と第1ソケット28との間を通して、さや管21と排水管26との間に水が浸入することを規制する。パッキン50は、防蟻パッキンとして機能してもよい。パッキン50は、例えば、SBR(スチレンブタジエンゴム)等で形成される。
図2及び図3に示すように、パッキン50は、第1基部51と、第2基部52と、外面側突起53と、内面側突起54と、ストッパ55と、を備えている。
第1基部51は、さや管21と第1ソケット28との間に嵌合される。第1基部51は、筒状である。第1基部51の外周面は、さや管21の内周面に接触(密接)する。第1基部51の内周面は、第1ソケット28の外周面に接触(密接)する。
第2基部52は、パッキン50のうちの外面側突起53及び内面側突起54を支える部分(外面側突起53及び内面側突起54の基礎となる部分)である。第2基部52は、環状である。第2基部52は、第1基部51から軸方向に突出している。第2基部52は、第1基部51に対して屋内側に位置している。第2基部52は、さや管21の内周面と第1ソケット28の外周面との間に配置される。本実施形態では、第2基部52のパッキン内周面52bは、第1ソケット28の外周面に接触(密接)している。また、第2基部52のパッキン外周面52aは、さや管21の内周面と接触していない箇所があり、パッキン50の挿入が容易になっている。
外面側突起53は、環状である。外面側突起53は、第2基部52からさや管21の内周面に向かって突出している。外面側突起53は、第2基部52のパッキン外周面(さや管21の内周面と対向する面)52aから、第2基部52の径方向の外側に向けて突出する突部である。本実施形態では、外面側突起53は、第1ソケット28の軸方向に間隔をあけて複数(2つ)配置されているが、これに限らず、少なくとも1つ以上あればよい。
各外面側突起53における径方向の外側(さや管21側)の端である先端は、さや管21の内周面に接触(密接)していることが好ましい。各外面側突起53は、第1ソケット28の径方向の内側から外側に向けて徐々に細くなっている。
内面側突起54は、環状である。内面側突起54は、第2基部52から第1ソケット28の外周面に向かって突出している。内面側突起54は、第2基部52のパッキン内周面(第1ソケット28の外周面と対向する内面)52bから、第2基部52の径方向の内側に向けて突出する突部である。本実施形態では、内面側突起54は、第1ソケット28の軸方向に間隔をあけて複数(2つ)配置されているが、これに限らず、少なくとも1つ以上あればよい。
各内面側突起54における径方向の内側(第1ソケット28側)の端である先端は、第1ソケット28の外周面に接触(密接)していることが好ましい。各内面側突起54は、第1ソケット28の径方向の内側から外側に向けて徐々に細くなっている。
なお、例えば、第2基部52の内径が徐々に狭くなっている形状とするなどして、第1ソケット28とパッキン50の内周面が止水性を担保されていれば、内面側突起54は必ずしも設けなくてもよい。
(スペーサ)
配管構造20は、図1及び図2に示すように、さや管21と排水管26との間に設置される第1スペーサ60A(スペーサ60)を備えている。
詳細には、配管構造20は、さや管21と、排水管26を構成する連結部材25との間に設置される第1スペーサ60Aを備えている。第1スペーサ60Aは、さや管21と連結部材25との間に設けられている。
第1スペーサ60Aは、図2及び図4に示すように、排水管26(排水管26を構成する連結部材25)に接するスペーサ内面60bと、さや管21に接するスペーサ外面60aと、を有している。これにより、さや管21に対する排水管26の径方向の位置決めをすることができ、さや管21に対して排水管26が偏心することを抑制できる。したがって、第1スペーサ60Aによって確保された、全周に亘って均一に確保されたさや管21と排水管26との環状の隙間に、環状のパッキン50を挿入して適切な位置に収めることができる。よって、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めることができる。
詳細には、図4及び図5に示すように、第1スペーサ60Aは、環状である。
第1スペーサ60Aの外形状は、例えば、さや管21の内径に対応する外径を有する円形状である。
第1スペーサ60Aの内形状は、例えば、排水管26(排水管26を構成する連結部材25)の外径に対応する内径を有する円形状である。
ここで、図2に示すように、排水管26(排水管26を構成する連結部材25)は、凹状又は凸状の係止部25pを排水管外面26a(排水管26を構成する連結部材25の外面)に有している。そして、第1スペーサ60Aは、スペーサ内面60bに、係止部25pに対応する凸状又は凹状の被係止部60Qを有している。ここでは、被係止部60Qは、環状の溝である。そして、排水管26の係止部25pが、第1スペーサ60Aの被係止部60Qに嵌っている。ここでは、連結部材25における外周面25aと軸方向端面25xとが突き当たる肩部が係止部25pである。これにより、排水管26の係止部25pに、第1スペーサ60Aの被係止部60Qが嵌り、排水管26に対して第1スペーサ60Aが管軸方向Xに沿って相対移動しないようにでき、排水管26に対する第1スペーサ60Aの位置を、適切に規制できる。そして、第1スペーサ60Aにより、排水管26の径方向への移動を規制して、さや管21に対する排水管26の偏心を抑制できる。よって、さや管21と排水管26と第1スペーサ60Aとの間に、パッキン50を挿入するための適切な空間を確保できる。
また、図2及び図4に示すように、第1スペーサ60Aは、管軸方向Xの先端部にテーパ状のガイド面65を有している。なお、ガイド面65は、管軸方向Xに沿う断面視において、第1スペーサ60Aの先端部から中央に向かうにつれて拡径する平坦面であってよく、湾曲面であってもよい。なお、ガイド面65は、第1スペーサ60Aの外周面にのみならず、外周面及び内周面に設けてよい。これにより、第1スペーサ60Aの施工時において、第1スペーサ60Aがさや管21又は排水管26に引っ掛かるような抵抗を抑制でき、第1スペーサ60Aをさや管21と排水管26との隙間に対して抜き差ししやすくできる。
第1スペーサ60Aは、パッキン50の弾性率より高い弾性率を有していることが好ましい。同様の意味で、第1スペーサ60Aは、パッキン50の硬度より高い硬度を有していることが好ましい。第1スペーサ60Aは、例えば、塩化ビニル、ABS、ポリオレフィン等の硬質プラスチック製であってよい。これにより、湾曲管部23を有するさや管21の内部に曲げ変形を伴いながら挿入された排水管26が挿入前の直線状の状態に戻ろうとする弾性により、排水管26に偏心方向(さや管21の管軸から排水管26の管軸が離れる方向)の偏心力が作用していても、その偏心力を高い弾性率を有する第1スペーサ60Aで受けて、排水管26の偏心方向の変位を抑制できる。よって、さや管21と排水管26と第1スペーサ60Aとの間に、パッキン50を挿入する適切な空間を確保できるとともに、比較的低い弾性率を有するパッキン50が潰れないようにできる。
第1スペーサ60Aは、図5及び図6に示すように、少なくとも、第1分割片61と、第2分割片62と、で構成されていてよい。すなわち、第1スペーサ60Aは、周方向に分割された複数のピースによって構成されていてよい。なお、分割数は、2に限らず、3以上であってもよい。
詳細には、例えば、図5及び図6に示すように、第1スペーサ60Aが第1分割片61と第2分割片62の二つで構成されている場合、第1分割片61と第2分割片62とは、同形状である。そして、第1分割片61は、第2分割片62の被係合部62hに係合するための係合部61gと、第2分割片62の係合部62gを係合するための被係合部61hと、を有している。同様に、第2分割片62は、第1分割片61の被係合部61hに係合するための係合部62gと、第1分割片61の係合部61gを係合するための被係合部62hと、を有している。これにより、さや管21の内部に排水管26を配置した後であっても、さや管21と排水管26との間に、第1分割片61と第2分割片62を個別に取り付けてから互いを係合することにより、環状の第1スペーサ60Aを配置できる。
また、図1に示すように、配管構造20は、さや管21と排水管26との間に設置される第2スペーサ60Bを備えてよい。そして、さや管21は、屋外側開口部21eと屋内側開口部21iとの間に湾曲管部23を有してよい。そして、第2スペーサ60Bは、第1スペーサと湾曲管部23との間に配置されてよい。これにより、排水管26を、第1スペーサ60Aと第2スペーサ60Bとで、管軸方向Xにおける少なくとも2箇所で支持できるので、排水管26を第1スペーサ60Aで単独で支持する場合に比べて、排水管26の管軸を、さや管21の管軸方向Xに対してより平行になるように沿わせることができ、屋外側開口部21eでの排水管26の偏心をより抑制できる。よって、パッキン50の潰れの偏りを抑制でき、止水性を高めることができる。
また、図1に示すように、さや管21と排水管26との間に設置される第3スペーサ60Cを備えてよい。そして、第1スペーサ60Aは、屋外側開口部21eに配置され、第3スペーサ60Cは、屋内側開口部21iに配置されてよい。これにより、排水管26を、第1スペーサ60Aと第3スペーサ60Cとで、屋外側開口部21eと屋内側開口部21iとの少なくとも2箇所で支持して管軸方向Xに沿って曲げることができるので、排水管26を第1スペーサ60Aで単独で支持する場合に比べて、屋外側開口部21eにおける排水管26の管軸を、さや管21の管軸方向Xに対してより平行になるように沿わせることができ、屋外側開口部21eでの排水管26の偏心をより抑制できる。よって、パッキン50の潰れの偏りを抑制でき、止水性を高めることができる。
なお、本発明の技術的範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本実施形態に係る配管構造20は、基礎12に埋設され、基礎12の屋外側の面に開口する屋外側開口部21eと、基礎12の屋内側の面に開口する屋内側開口部21iと、を有するさや管21と、さや管21の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部28Aを有する排水管26と、屋外側開口部21eと受口部28Aとの間に設置するパッキン50と、さや管21と排水管26との間に設置される第1スペーサ60Aと、を備える。第1スペーサ60Aは、排水管26に接するスペーサ内面60bと、さや管21に接するスペーサ外面60aと、を有する。これにより、さや管21に対する排水管26の径方向の位置決めをすることができ、さや管21に対して排水管26が偏心することを抑制できる。したがって、第1スペーサ60Aによって確保された、全周に亘って均一に確保されたさや管21と排水管26との環状の隙間に、環状のパッキン50を挿入して適切な位置に収めることができる。よって、屋外側からの浸水に対する止水性の効果を高めることができる。
11 建築物
12 基礎
13 耐圧盤
13a 外側面
13b 上面
14 立上り部
14a 外側面
15 壁
20 配管構造
21 さや管(配管材)
21A 開口部
21e 屋外側開口部
21i 屋内側開口部
22 第1直管部
22a (第1直管部の)端部
23 湾曲管部(折れ曲がり管部)
24 第2直管部
24a (第2直管部の)端部
26 排水管(内管材)
26a 排水管外面
25p 係止部
26P 係止突起
27 管本体
28 第1ソケット(ソケット)
28a 突起
28A 受口部
29 第2ソケット(ソケット)
31 第1連結管
32 第2連結管
41 防蟻テープ
50 パッキン
51 第1基部
52 第2基部
52a パッキン外周面
52b パッキン内周面
53 外面側突起
54 内面側突起
55 ストッパ
56 凹部
60 スペーサ
60a スペーサ外面
60b スペーサ内面
60A 第1スペーサ
60B 第2スペーサ
60C 第3スペーサ
60Q 被係止部
61 第1分割片
62 第2分割片
61g,62g 係合部
61h,62h 被係合部
65 ガイド面
G 地盤
X 管軸方向

Claims (7)

  1. 基礎に埋設され、前記基礎の屋外側の面に開口する屋外側開口部と、前記基礎の屋内側の面に開口する屋内側開口部と、を有するさや管と、
    前記さや管の内部に配置され、少なくとも屋外側に受口部を有する排水管と、
    前記屋外側開口部と前記受口部との間に設置するパッキンと、
    前記さや管と前記排水管との間に設置される第1スペーサと、を備え、
    前記第1スペーサは、前記排水管に接するスペーサ内面と、前記さや管に接するスペーサ外面と、を有する
    配管構造。
  2. 前記排水管は、凹状又は凸状の係止部を排水管外面に有し、
    前記第1スペーサは、前記スペーサ内面に、前記係止部に対応する凸状又は凹状の被係止部を有する
    請求項1に記載の配管構造。
  3. 前記第1スペーサは、先端部にテーパ状のガイド面を有する
    請求項1又は請求項2に記載の配管構造。
  4. 前記第1スペーサは、前記パッキンの弾性率より高い弾性率を有する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配管構造。
  5. 前記第1スペーサは、少なくとも、第1分割片と、第2分割片と、で構成される
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配管構造。
  6. 前記さや管と前記排水管との間に設置される第2スペーサを備え、
    前記さや管は、前記屋外側開口部と前記屋内側開口部との間に湾曲管部を有し、
    前記第2スペーサは、前記第1スペーサと前記湾曲管部との間に配置される
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配管構造。
  7. 前記さや管と前記排水管との間に設置される第3スペーサを備え、
    前記第1スペーサは、前記屋外側開口部に配置され、
    前記第3スペーサは、前記屋内側開口部に配置される
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配管構造。
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