JP6120245B2 - 配管接続装置及びそれを備える水洗便器 - Google Patents

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Description

本発明は、配管接続装置に関するものであり、特に衛生設備機器の排水路の出口部と建物躯体に設けられている排水配管の入口部とを連結する配管接続装置に関する。
従来、水洗便器等の衛生設備機器の排水路の出口部と建物躯体に設けられている排水配管の入口部とを連結する配管接続装置として、衛生設備機器の排水路の出口部が一端側に挿入接続され、他端側が排水配管の入口部に挿入されるとともに接着剤によって接着固定されるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−162305号公報
上述した配管接続装置においては、部品の交換や排水配管内の尿石除去作業等のメンテナンスを行うために、配管接続装置を取り外す必要がある場合、他端側が接着剤により排水配管の入口部に接着固定されているため、取り外しに手間がかかるという問題があった。さらに、他端側を接着剤により接着固定するため、排水配管の径ごとに異なった配管接続装置が必要であったため、取り付け時には現場毎にそれぞれ配管接続装置を選定する必要が生じ、手間がかかるという問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、取り外し及び取り付けを容易に行うことが可能な配管接続装置を提供することを目的とする。
本発明は、衛生設備機器の排水路の出口部と建物躯体の設置面から外側に突出するように設けられている立ち上げ排水配管の入口部とを連結する配管接続装置において、前記建物躯体の前記設置面に固定されるフランジと、このフランジから一方へと延設され、前記衛生設備機器の前記排水路の前記出口部が一端から挿入される一次側筒部と、この一次側筒部と前記衛生設備機器の前記排水路の前記出口部との間の水密を保持する一次側弾性シールと、前記フランジから他方へと延設され、一端が前記一次側筒部の他端と連絡するとともに、他端が前記設置面より内側の位置まで前記立ち上げ排水配管の前記入口部に挿入される二次側筒部と、この二次側筒部と前記立ち上げ排水配管の前記入口部との間の水密を保持する二次側弾性シールと、を備え、前記一次側弾性シールは、前記一次側筒部の一端側に外嵌される外周部と、この外周部に連続して前記一次側筒部の内側に向けて延設される内周リップと、を有し、前記二次側弾性シールは、前記二次側筒部の他端側に外嵌される本体部と、この本体部の外周から延びる複数のリング状の外周リップと、を有するものであって、前記設置面から外側に突出した前記立ち上げ排水配管の前記入口部への前記二次側筒部の挿入をガイドするガイド部を備え、このガイド部は、前記二次側筒部が前記立ち上げ排水配管の前記入口部へ挿入される方向へ向けて前記フランジから立設され、前記立ち上げ排水配管の前記入口部を外嵌し、前記ガイド部は、前記二次側筒部が前記立ち上げ排水配管の前記入口部へ挿入された状態で、前記ガイド部の先端と前記設置面との間に間隙を形成することを特徴とする配管接続装置である。
このように構成された本発明においては、一次側筒部に対して衛生設備機器の排水路の出口部を挿入することができ、さらに、排水配管の入口部に対しても二次側筒部を挿入することで、衛生設備機器の排水路の出口部と排水配管の入口部とを連結することができる。従って、接着剤による固定の必要がなく、排水配管のメンテナンスを行う等の配管接続装置の取り外しが必要な際に、容易に配管接続装置を取り外すことができる。さらに、設置面よりも内側の位置に二次側筒部を挿入することで、立ち上げ排水配管と二次側弾性シールが接する距離が長くなりシール性を高めている。
また、一次側弾性シールが内周リップを有するため、ある径の衛生設備機器の排水路の出口部に限らず、様々な径の出口部に対して配管接続装置を用いることができる。同様に、二次側弾性シールが外周リップを有するため、ある径の排水配管の入口部に限らず、様々な径の入口部に対して配管接続装置を用いることができる。従って、配管接続装置を取り付ける際に衛生設備機器の排水路や排水配管の径を確認せずともよいため、手間がかからない。さらに、外周リップは複数設けられているので、外周リップと立ち上げ排水配管が接する面が多くなりシール性を高めている。
また、ガイド部を設けたことによって、立ち上げ排水配管の入口部への二次側筒部の挿入がガイドされるため、挿入作業を容易に行うことができ、配管接続装置の取り付けに手間がかからない。さらに、ガイド部は立ち上げ排水配管の入口部を外嵌するため、二次側筒部の軸心と立ち上げ排水配管の入口部の軸心との軸ずれが抑制される。
また、ガイド部と設置面との間に間隙があることで、ガイド部と設置面との接触が抑えられ、取り付ける際のガタつきが防止される。さらに、設置面及び設置面から外側に突出した立ち上げ排水配管の入口部の平滑さに対する要求精度が緩和されるため、施工性が向上する。
本発明は、さらに、前記一次側弾性シールの前記外周部が外嵌された状態で、前記一次側筒部は、軸心方向と直交する方向へと移動可能に設けられるとともに、前記一次側筒部の移動を制限する制限部を有する構成としてもよい。
このように構成された本発明においては、一次側筒部がその軸心方向と直交する方向へと移動可能であり、かつ、その移動を制限する制限部を有するため、衛生設備機器の排水路の出口部を一次側筒部に挿入した際に、一次側筒部を移動させることができる。そのため、挿入時の位置ずれに対する要求精度が緩和されるため、施工性が向上する。
本発明は、さらに、前記二次側筒部の一端は、前記二次側筒部が前記立ち上げ排水配管の前記入口部へ挿入される方向へ向けて流路が縮径するテーパ形状としてもよい。
このように構成された本発明においては、衛生設備機器の排水路の出口部の軸心が排水ソケットの軸心とずれて挿入されても、テーパ形状により排水路からの排水が導かれてスムーズに排水することができる。
本発明は、また、前記配管接続装置を備える水洗便器である。
このように構成された本発明においては、排水配管のメンテナンスを行う等の配管接続装置を外す必要がある際に、水洗便器の排水路の出口を容易に配管接続装置から取り外し可能であるとともに、配管接続装置も容易に排水管路から取り外すことができる。
本発明の配管接続装置によれば、配管接続装置の取り外し及び取り付けを容易に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る小便器を示す断面図。 本発明の一実施形態に係る配管接続装置を示す断面図。 本発明の一実施形態に係る配管接続装置を示す分解図。 本発明の一実施形態に係る配管接続装置の取り付け工程を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る小便器及び配管接続装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る小便器を示す断面図。図2は本発明の一実施形態に係る配管接続装置を示す断面図であり、図3は本発明の一実施形態に係る配管接続装置を示す分解図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る小便器1は、床面2に載置される小便器本体4と、この小便器本体4の排水路の出口部6と建物躯体に設けられている排水配管の入口部8とを連結する配管接続装置100とを備える。
図2及び図3に示すように、本発明の一実施形態に係る配管接続装置100は、排水ソケット120と、この排水ソケット120に設けられる一次側弾性シール140及び二次側弾性シール160と、一次側弾性シール140を排水ソケット120に固定するホースバンド180とを備える。
排水ソケット120は、外向き(図2における左右方向)に延設されたフランジ122と、このフランジ122から一方(図2における上方)に向けて延設された一次側筒部124と、フランジ122から他方(図2における下方)に向けて延設された二次側筒部126とを有する。また、排水ソケット120は、二次側筒部126の外周側においてフランジ122から他方に向けて延設されたガイド部128を有する。なお、本実施形態において、一次側筒部124と、フランジ122及び二次側筒部126とは別体にて形成されているが、本発明はこのような構成に限定されるものはない。例えば、一次側筒部124と、フランジ122及び二次側筒部126とが一体に形成される構成としてもよい。
フランジ122は、フランジ本体122aと、一次側弾性シール140が係合する立壁部122bと、後述する建物躯体の設置面にフランジ122を固定するために設置面に当接する複数の固定面122cとを有する。
立壁部122bは、フランジ122の一方の面(図2における上面)から立設される円筒状の凸部である。また、固定面122cは、フランジ本体122aの延設方向における両端(図2における左右端)にて、立壁部122bとは逆方向に向けて階段状にそれぞれ形成されるとともに、ネジ穴が開設されている。
一次側筒部124は、両端(図2における上下方向)が開口した円筒状に形成され、フランジ122の立壁部122bの内側に設けられる。また、一次側筒部124は、詳細は後述するが一端側(図2における上端側)から小便器本体4の排水路の出口部6が挿入され、他端側はフランジ122と係合する。一次側筒部124の他端側の一部の外周壁は、他端に向けて壁面の厚さが大きくなるように傾斜している。さらに、一次側筒部124は、その軸心方向とは直交する方向、即ち立壁部122bに向けて移動可能である。
二次側筒部126は、フランジ122の立壁部122b及びフランジ122に設けられた状態の一次側筒部124の内側において、フランジ122から立壁部122bとは逆方向へと延設され、両端(図2における上下方向)が開口した円筒状に形成される。なお、二次側筒部126は立壁部122b及びフランジ122に設けられた状態の一次側筒部124と同心状に設けられる。また、二次側筒部126は、一端(図2における上端)が一次側筒部124の他端(図2における下端)と連絡し、詳細は後述するが、他端(図2における下端)が建物躯体に設けられた排水配管の入口部へと挿入される。二次側筒部126のフランジ122側の端部は、二次側筒部126の内側の流路を一方から他方(図2における上方から下方)に向けて縮径するテーパ形状であるテーパ部126aを形成している。
ガイド部128は、フランジ122の立壁部122bの内側、かつ、二次側筒部126の外側において、フランジ122の立壁部122bが立設される面とは逆の面から立設される円筒状の凸部である。なお、ガイド部128は、立壁部122b及び二次側筒部126と同心状に設けられる。ガイド部128は、詳細は後述するが設置面から突出した排水配管の入口部を外嵌することが可能な径にて形成される。また、ガイド部128は、ガイド部128の先端(図2における下端)が、フランジ122の固定面122cよりも、フランジ本体122a側に位置するように形成される。このような構成により、配管接続装置100が設置面に設置された際、ガイド部128の先端と設置面との間に間隙500を形成することができる。なお、本実施形態において、ガイド部128は円筒状に形成されているが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、円筒状に形成されたガイド部128の先端から基端に亘る切り欠きを複数設けた形状に形成される構成としてもよい。
一次側弾性シール140は、一次側筒部124に外嵌される外周部142と、この外周部142に連続して内側へと延設される内周リップ144と、外周部142に連続して外側へと延設される延設部146と、この延設部146と連続して延設される最外周部148を有する。
外周部142は、円筒状に形成され、一次側筒部124の一端側(図2における上端側)に外嵌される。内周リップ144は、外周部142の一端(図2における上端)から内側へ連続して延設され、外周部142が一次側筒部124に外嵌された際に、一次側筒部124の一端側(図2における上端)の開口端を経て、一次側筒部124の内側へ入り込むように形成される。また、内周リップ144は、一次側筒部124の内側の流路を一方から他方(図2における上方から下方)に向けて縮径するテーパ形状である。延設部146は、外周部142の一端から連続して外側へと波状に延設される。最外周部148は、延設部146の最外端から延設され、外周部142が一次側筒部124に外嵌された際に、フランジ122の立壁部122bを外嵌するように外周部142と同心の円筒形状に形成される。このような構成により、一次側筒部124がその軸心方向とは直交する方向へと移動する際に、波状の延設部146が、内側へ向けて延びる、あるいは、外側へ向けて縮むことで、一次側筒部124の移動をガイドするとともに制限する。即ち、最外周部148及びフランジ122の立壁部122bは、一次側筒部124の移動を制限する制限部として機能する。
なお、本実施形態において、内周リップ144はテーパ形状に形成されるが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、一次側筒部124の内側に向けて延びるが、一次側筒部124の内側に入り込まずに、その延設方向が、一次側筒部124の一端側(図2における上端側)の開口端面と平行になるように形成される構成としてもよい。
二次側弾性シール160は、二次側筒部126に外嵌される本体部162と、この本体部162の外周から延びるリング状の外周リップ164とを有する。本体部162は、円筒状に形成され、二次側筒部126におけるテーパ部126aよりも他端側(図2における下端側)に外嵌される。本体部162の他端(図2における下端)には、本体部162を二次側筒部126に外嵌した際に、二次側筒部126の他端側(図2における下端側)の開口端面が当接する凸部が、内側に向けて立設されている。また、外周リップ164は、本体部162に複数設けられ、このように外周リップ164を複数設けることで、より水密を保持することができる。
ホースバンド180は、環状に形成され、フランジ122の立壁部122bを外嵌する一次側弾性シール140の最外周部148をさらに外嵌する。ホースバンド180は、図示しない締め付け部を有し、締め付け部を操作することにより、最外周部148を外側から締め付ける。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態である配管接続装置100の取り付けについて簡単に説明する。図4(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る配管接続装置100の取り付け工程を示す断面図である。
図4(a)に示すように、建物躯体に設けられている排水配管の入口部8が、配管接続装置100が取り付けられる設置面である床面2から所定長さ突出している。この排水配管の入口部8に対して、図4(a)及び(b)に示すように、ガイド部128によりガイドされつつ、配管接続装置100の二次側筒部126が上方から挿入される。この際、二次側弾性シール160の外周リップ164は、排水配管の入口部8の内周壁により変形し、その先端が上方向へと向く。この外周リップ164の変形により、排水配管の入口部8と二次側筒部126との間の水密が保持される。また、図4(b)に示すように、ガイド部128は排水配管の入口部8を外嵌するとともに、ガイド部128の先端と床面2との間に間隙500を形成する。
図4(b)に示すように、二次側筒部126が排水配管の入口部8に挿入された状態で、フランジ122の固定面122cは床面2と当接する。図4(b)及び(c)に示すように、フランジ122の固定面122cに開設されたネジ穴にネジ600が挿入され、フランジ122が床面2に固定される。
次に、図4(d)に示すように、小便器1の排水路の出口部6が、一次側筒部124に上方から挿入される。この際、一次側弾性シール140の内周リップ144は、小便器本体4の排水路の出口部6の外周壁により変形し、一次側筒部124の内周壁に押し当てられる。この内周リップ144の変形により、小便器本体4の排水路の出口部6と一次側筒部124との間の水密が保持される。
なお、また、本実施形態において、配管接続装置100は、小便器1の排水路の出口部6が挿入されているが、本発明における配管接続装置100を適用する衛生設備機器は小便器に限定されるものではない。例えば、大便器や汚物流し等に配管接続装置100を適用する構成としてもよい。また、本実施形態における配管接続装置100を取り付ける設置面を床面2としたが、本発明における配管接続装置の設置面は、床面に限らず建物躯体に設けられた排水配管の入口部が存在する面であれば壁面等でも構わない。さらに、本発明における配管接続装置は、設置面から突出していない排水配管の入口部に対しても取り付け可能である。
上述した本発明の一実施形態である配管接続装置100によれば、一次側筒部124に対して小便器1の排水路の出口部6を挿入し、さらに、排水配管の入口部8に対しても二次側筒部126を挿入することで、小便器1の排水路の出口部6と排水配管の入口部8とを連結することができる。従って、接着剤による固定の必要がなく、排水配管のメンテナンスを行う際に、容易に配管接続装置100を取り外すことができ、メンテナンスを容易に行うことができる。また、配管接続装置100を取り付ける際も、接着を行わずともよいため、容易に取り付けることができ、取り付けに時間を要さずともよく、施工性を向上させることができる。
さらに、一次側弾性シール140が内周リップ144を有するため、ある径の小便器の排水路の出口部に限らず、様々な径の出口部に対して配管接続装置100を用いることができる。同様に、二次側弾性シール160が外周リップ164を有するため、ある径の排水配管の入口部に限らず、様々な径の入口部に対して配管接続装置を用いることができる。従って、配管接続装置100を取り付ける際に小便器の排水路や排水配管の径を確認せずともよいため、手間がかからず配管接続装置100の取り付けに時間を要さずともよく、施工性を向上させることができる。
また、上述した本発明の一実施形態である配管接続装置100によれば、ガイド部128により排水配管の入口部8への二次側筒部126の挿入がガイドされるため、挿入作業を容易に行うことができ、配管接続装置100の取り付けに手間がかからない。さらに、ガイド部128と二次側筒部126とは同心状に形成されるとともに、ガイド部128は排水配管の入口部8を外嵌するため、二次側筒部126の軸心と排水配管の入口部8の軸心との軸ずれが抑制される。従って、二次側弾性シール160が、排水配管の入口部8と二次側筒部126との間の水密を、より確実に保持することができる。また、軸ずれが生じた場合も、外周リップ164により二次側筒部126と排水配管の入口部8との間の水密を保持することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態である配管接続装置100によれば、ガイド部128の先端と床面2との間に間隙500が形成されるため、ガイド部128と床面2との接触が抑えられ、取り付ける際のガタつきが防止される。また、床面2及び床面2から突出した排水配管の入口部8の平滑さに対する要求精度が緩和されるため、さらに施工性を向上させることができる。
また、上述した本発明の一実施形態である配管接続装置100によれば、一次側筒部124は、その軸心方向とは直交する方向へと移動可能であるため、小便器本体4の排水路の出口部6を一次側筒部124に挿入した際に、一次側筒部124を移動させることができる。また、その移動は立壁部122b、一次側弾性シール140の延設部146及び最外周部148により制限されるため、二次側筒部126と連通した状態が保たれる。従って、一次側筒部124への小便器本体4の排水路の出口部6を挿入する際の位置ずれに対する要求精度が緩和されるため、施工性を向上させることができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態である配管接続装置100によれば、一次側弾性シール140の内周リップ144は、一次側筒部124の内側へ向けて延設しているため、小便器本体4の排水路の出口部6を一次側筒部124に挿入する際に、出口部6の軸心と一次側筒部124の軸心とが軸ずれした場合も、出口部6と一次側筒部124との水密は保持される。さらに、二次側筒部126のフランジ122側の端部が、内側の流路が下流側へ向けて縮径するテーパ形状であるテーパ部126aであるため、出口部6の軸心と一次側筒部124の軸心とが軸ずれした場合も、出口部6から排水ソケット120内に流れ込む排水は、排水配管の入口部8内へとテーパ部126aによりスムーズに排出することができる。
1…小便器
2…床面
4…小便器本体
6…小便器の排水路の出口部
8…排水配管の入口部
100…配管接続装置
120…排水ソケット
122…フランジ
122a…フランジ本体
122b…立壁部
122c…固定面
124…一次側筒部
126…二次側筒部
126a…テーパ部
128…ガイド部
140…一次側弾性シール
142…外周部
144…内周リップ
146…延設部
148…最外周部
160…二次側弾性シール
162…本体部
164…外周リップ
200…排水配管の入口部
500…間隙
600…ネジ

Claims (4)

  1. 衛生設備機器の排水路の出口部と建物躯体の設置面から外側に突出するように設けられている立ち上げ排水配管の入口部とを連結する配管接続装置において
    前記建物躯体の前記設置面に固定されるフランジと、
    このフランジから一方へと延設され、前記衛生設備機器の前記排水路の前記出口部が一端から挿入される一次側筒部と、
    前記一次側筒部と前記衛生設備機器の前記排水路の前記出口部との間の水密を保持する一次側弾性シールと、
    前記フランジから他方へと延設され、一端が前記一次側筒部の他端と連絡するとともに、他端が前記設置面より内側の位置まで前記立ち上げ排水配管の前記入口部に挿入される二次側筒部と、
    前記二次側筒部と前記立ち上げ排水配管の前記入口部との間の水密を保持する二次側弾性シールと、を備え、
    前記一次側弾性シールは、前記一次側筒部の一端側に外嵌される外周部と、この外周部に連続して前記一次側筒部の内側に向けて延設される内周リップと、を有し、
    前記二次側弾性シールは、前記二次側筒部の他端側に外嵌される本体部と、この本体部の外周から延びる複数のリング状の外周リップと、を有するものであって、
    前記設置面から外側に突出した前記立ち上げ排水配管の前記入口部への前記二次側筒部の挿入をガイドするガイド部を備え、
    このガイド部は、前記二次側筒部が前記立ち上げ排水配管の前記入口部へ挿入される方向へ向けて前記フランジから立設され、前記立ち上げ排水配管の前記入口部を外嵌し、
    前記ガイド部は、前記二次側筒部が前記立ち上げ排水配管の前記入口部へ挿入された状態で、前記ガイド部の先端と前記設置面との間に間隙を形成することを特徴とする配管接続装置。
  2. 前記一次側弾性シールの前記外周部が外嵌された状態で、前記一次側筒部は、その軸心
    方向と直交する方向へと移動可能に設けられるとともに、前記一次側筒部の移動を制限する制限部を有する請求項1に記載の配管接続装置。
  3. 前記二次側筒部の一端は、前記二次側筒部が前記立ち上げ排水配管の前記入口部へ挿入される方向へ向けて流路が縮径するテーパ形状である請求項1〜2のいずれか1項に記載の配管接続装置。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管接続装置を備える水洗便器。
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