JP2022148942A - ガイドワイヤ - Google Patents

ガイドワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2022148942A
JP2022148942A JP2021050829A JP2021050829A JP2022148942A JP 2022148942 A JP2022148942 A JP 2022148942A JP 2021050829 A JP2021050829 A JP 2021050829A JP 2021050829 A JP2021050829 A JP 2021050829A JP 2022148942 A JP2022148942 A JP 2022148942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
tube
inner cylinder
wire
lumen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021050829A
Other languages
English (en)
Inventor
朋実 山本
Tomomi Yamamoto
祐弥 金沢
Yuya Kanazawa
陽助 鍋島
Yosuke Nabeshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2021050829A priority Critical patent/JP2022148942A/ja
Publication of JP2022148942A publication Critical patent/JP2022148942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】主ワイヤと延長ワイヤとの接続強度が向上したガイドワイヤを提供する。【解決手段】ガイドワイヤ10は、基端に接続部を有し、先端から生体の管腔内に挿入可能な主ワイヤ20と、先端に接続部を有し、主ワイヤ20の接続部に接続可能な延長ワイヤ30と、を有するガイドワイヤ10であって、接続部の一方は、壁にスリット45を有する内筒40と、内筒40の外周面を覆い内筒40を弾性的に径方向の内側へ収縮させる外筒50と、を有し、接続部の他方は、内筒40を収容可能な内腔と、内腔を画定し外筒50の内径よりも大きい外径を有する接続筒33と、を有し、内筒40を接続筒33の内腔に挿入しつつ、接続筒33を内筒40と外筒50との間に挿入することによって、主ワイヤ20と延長ワイヤ30とを接続可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、生体内に挿入する長尺な医療器具をガイドするガイドワイヤに関する。
ガイドワイヤは、血管内治療を行うためのカテーテルを目的の位置までガイドするために血管内に挿入される。血管内治療を行う際に、ガイドワイヤに沿ってカテーテルを血管に挿入または血管から抜去するためには、ガイドワイヤの血管外に位置する部分がカテーテルよりも長い必要があることから、ガイドワイヤの全長は、カテーテルの2倍以上である必要がある。しかしながら、常時長いガイドワイヤを使用すると、手術台からガイドワイヤ基端部が落下することによるガイドワイヤの汚染や、操作性の低下が懸念される。そのため、カテーテルの挿入時および抜去時のみ一時的にガイドワイヤを延長させるために、血管に挿入される主ワイヤと、主ワイヤの基端部に接続可能な延長ワイヤとからなるガイドワイヤが提案されている(例えば、特許文献1)。主ワイヤと延長ワイヤとを組み合わせて使用することで、カテーテルの血管への挿入または抜去を可能としつつ、ガイドワイヤの汚染や操作性の低下を防止できる。
特開平2-295569号公報
特許文献1に記載のガイドワイヤは、主ワイヤの基端部のコイルの内腔に、コイルの内径よりも外径の大きい延長ワイヤのロッドを挿入して嵌合させることで、ガイドワイヤを延長可能である。しかしながら、特許文献1に記載のガイドワイヤは、主ワイヤのコイルによる径方向内側への力のみで延長ワイヤのロッドを保持するため、十分な接続強度を得られない可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、主ワイヤと延長ワイヤとの接続強度が向上するガイドワイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るガイドワイヤは、基端に接続部を有し、先端から生体の管腔内に挿入可能な主ワイヤと、先端に接続部を有し、前記主ワイヤの接続部に接続可能な延長ワイヤと、を有するガイドワイヤであって、前記接続部の一方は、壁にスリットを有する内筒と、前記内筒の外周面を覆い前記内筒を弾性的に径方向の内側へ収縮させる外筒と、を有し、前記接続部の他方は、前記内筒を収容可能な内腔と、前記内腔を画定し前記外筒の内径よりも大きい外径を有する接続筒と、を有し、前記内筒を前記接続筒の内腔に挿入しつつ、前記接続筒を前記内筒と前記外筒との間に挿入することによって、前記主ワイヤと前記延長ワイヤとを接続可能である。
上記のように構成したガイドワイヤは、他方の接続部の接続筒が、一方の接続部の内筒による径方向の外側へ向かう力と、外筒による径方向の内側へ向かう力の両方によって、内筒と外筒とに挟まれた状態で保持される。このため、ガイドワイヤは、主ワイヤと延長ワイヤとの接続強度が向上する。
前記外筒は、弾性変形可能な材料を含んでもよい。これにより、外筒は、2つの接続部を接続していない状態において、内筒を収縮させた状態で保持でき、2つの接続部を接続した状態において、接続筒を保持できる。そのため、ガイドワイヤは、2つの接続部が接続された状態を良好に保持できる。
前記内筒の、前記接続筒の内腔に挿入される挿入端側の端部は、挿入端に向かって外径が小さくなってもよい。これにより、ガイドワイヤは、接続筒の内腔への内筒の挿入が容易となる。
前記内筒の、前記接続筒の内腔に挿入される挿入端は、前記外筒の内腔に配置されてもよい。これにより、内筒が外筒から突出しないため、外筒に接続筒を挿入しやすくなるとともに、ガイドワイヤの使用時や主ワイヤと延長ワイヤの接続時の、内筒の挿入端の破損を抑制できる。
前記スリットは、前記接続筒の内腔に挿入される前記内筒の挿入端から反対側の端部へ向かって前記内筒の長軸に沿って延び、前記内筒に複数の条片を形成してもよい。これにより、ガイドワイヤは、外筒から径方向の内側へ向かう力を受けた内筒が、スリットの周方向の幅が減少するように径方向の内側へ収縮しやすい。また、ガイドワイヤは、内筒の条片を接続筒に滑らかに挿入できる。
前記スリットは、前記内筒の、前記接続筒の内腔に挿入される挿入端と反対側の端部側に、スリットの幅が端部へ向かって減少するスリット漸減部を有してもよい。これにより、内筒は、スリットのスリット幅を低減または消滅させるように内筒を径方向の内側へ収縮させると、内筒の外径が先端方向に向かって徐々に大きくなる。このため、第1接続部と第2接続部とを接続する際に、内筒のスリット漸減部が接続筒の先端に接触し、主ワイヤの内筒のスリット漸減部は、延長ワイヤの接続筒の内腔に完全には挿入されない。これにより、外筒は、外筒の外筒傾斜部に径方向の内側へ向かう力を加えることによって、外筒を介して内筒のスリット漸減部に径方向の内側へ向かう力を作用させることができる。その結果、術者は、外筒の外筒傾斜部の外周面を指で圧迫して内筒を縮径させることによって、主ワイヤの第1接続部から延長ワイヤの第2接続部を容易に抜去できる。
前記主ワイヤは、主ワイヤ本体を有し、前記内筒の先端は、前記主ワイヤ本体の基端に接続され、前記外筒は、前記内筒よりも先端側に位置する前記主ワイヤ本体の基端部の外表面に接着されてもよい。これにより、ガイドワイヤは、外筒と内筒との間に接続筒の壁を挿入できる。
前記内筒は、超弾性材料により形成されてもよい。これにより、内筒は、外筒から径方向の内側へ向かう力を受けても塑性変形を生じにくい。したがって、ガイドワイヤは、主ワイヤと延長ワイヤの接続および分離を繰り返しても、高い接合強度を持続できる。
実施形態に係るガイドワイヤを示す平面図である。 主ワイヤの基端部と延長ワイヤの先端部を示す断面図である。 図2のA-A線に沿う断面図である。 主ワイヤの基端部を、外筒を透過して示す斜視図である 外筒を収縮させる前の主ワイヤの基端部を示す断面図である。 図5のB-B線に沿う断面図である。 外筒を収縮させる前の主ワイヤの基端部を、外筒を透過して示す斜視図である 主ワイヤと延長ワイヤとを接続した状態を示す断面図である。 図8のC-C線に沿う断面図である。 内筒の変形例を示す斜視図であり、(A)は第1変形例、(B)は第2変形例、(C)は第3変形例、(D)は第4変形例を示す。 内筒の変形例を示す平面図であり、(A)は第5変形例、(B)は第6変形例、(C)は第7変形例を示す。 内筒の変形例を示す断面図であり、(A)は第8変形例、(B)は第9変形例、(C)は第10変形例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法は、説明の都合上、誇張されて実際の寸法とは異なる場合がある。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。本明細書において、ガイドワイヤ10の生体管腔に挿入する側を「先端側」、操作する側を「基端側」と称することとする。
本実施形態に係るガイドワイヤ10は、血管等の生体管腔に挿入されるカテーテルや内視鏡等の医療デバイスを目的の位置まで誘導するために使用される。ガイドワイヤ10は、図1~4に示すように、生体管腔に挿入される主ワイヤ20と、主ワイヤ20の基端部に接続可能な延長ワイヤ30とを備えている。主ワイヤ20の基端部には、第1接続部23が配置され、延長ワイヤ30の先端部には、第2接続部32が配置される。
主ワイヤ20は、主ワイヤ本体21と、主ワイヤ本体21の先端部に設置された先端部材22と、主ワイヤ本体21の基端部に設置された第1接続部23とを有している。先端部材22は、熱可塑性エラストマーや各種ゴム等の柔軟性に富む材料により形成される。これにより、先端部材22は、ガイドワイヤ10の生体管腔への挿入時に、生体管腔を傷つけることを防止できる。先端部材22の外周面は、摩擦を低減するために、親水性材料で覆われている。
主ワイヤ本体21は、柔軟性または弾性を有する線材である。主ワイヤ本体21の先端部の外径は、先端方向Xに向かって徐々に減少している。これにより、ガイドワイヤ10は、先端部に良好な狭窄部への通過性および柔軟性を得て、血管への追従性および安全性を向上できるとともに、基端部に高い剛性を得て、押し込み性、トルク伝達性および耐キンク性を向上できる。また、主ワイヤ本体21は、基端部に、基端方向Yへ向かって外径がテーパ状に減少する主ワイヤ縮径部24を有している。
主ワイヤ本体21は、ニッケルチタン合金等の超弾性合金、SUS302、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F等のステンレス鋼、ピアノ線、コバルト系合金等の各種金属で形成できる。主ワイヤ本体21は、先端側と基端側とが異なる金属で形成されてもよい。主ワイヤ本体21は、金属からなる線材の外周面を層状の樹脂で覆って形成されてもよい。
また、主ワイヤ本体21の外周面には、フッ素系樹脂等の低摩擦材料により形成される螺旋状の線状体25が配置される。
第1接続部23は、延長ワイヤ30の第2接続部32と接続可能であるとともに、第2接続部32から分離可能である。第1接続部23は、内筒40と、内筒40の外周面を覆う外筒50とを有している。
内筒40は、主ワイヤ縮径部24の基端に接続されて、基端方向Yへ延びる中空の部材である。内筒40の先端と主ワイヤ縮径部24の基端は、溶接や接着により接続される。なお、内筒40は、主ワイヤ本体21の基端部を加工することにより主ワイヤ本体21と一体的に形成されてもよい。内筒40は、図2~4に示すように、外筒50から径方向の内側へ向かう力を受けて弾性的に変形し、収縮した状態となっている。内筒40は、弾性的に変形可能な材料で形成される。内筒40を形成する材料は、上述した主ワイヤ本体21と同様の材料が使用できる。内筒40を形成する材料は、ニッケルチタン合金等の超弾性材料であることが好ましい。
内筒40は、主ワイヤ縮径部24に接続される内筒接続部41と、内筒接続部41から基端方向Yへ延びる内筒傾斜部42と、内筒傾斜部42から基端方向Yへ延びる内筒中間部43と、内筒中間部43から基端方向Yへ延びる内筒基端部44とを有している。内筒基端部44は、最基端に、第2接続部32の内腔に挿入される挿入端48を有している。
内筒40は、内筒40の壁に形成され、内筒傾斜部42から挿入端48まで内筒40の長軸に沿って延びる複数のスリット45を有している。各々のスリット45は、内筒40の壁の内周面から外周面まで貫通する。スリット45の数は、本実施形態では4つであるが、2つ以上であれば特に限定されない。複数のスリット45は、内筒40の周方向に均等の間隔で配置されている。内筒40が径方向の内側へ収縮する前の状態におけるスリット45は、図5~7に示すように、先端部に、先端方向Xへ向かってスリット幅Wが徐々に減少するスリット漸減部47を有している。スリット幅Wとは、スリット45の内筒40の周方向に沿う長さである。内筒40が径方向の内側へ収縮する前の状態において、スリット漸減部47よりも基端側に配置されるスリット45のスリット幅Wは、図7に示すように長軸方向に略一定であるとともに、図6に示すように径方向へ略一定である。すなわち、スリット45の隙間を挟んで対向する対向面45Aが略平行である。内筒40は、内筒40の壁にスリット45が形成されることにより、図2~4に示すように、スリット幅Wを減少させつつ径方向の内側へ弾性的に収縮できる。
内筒40は、複数のスリット45によって形成された、複数の片持ち梁状の条片46を有する。条片46の数は、本実施形態では4つであるが、2つ以上であれば特に限定されない。隣接する条片46同士は、内筒40が径方向の内側へ収縮していない状態において、図5~7に示すように、スリット45を挟んで離間して配置される。複数の条片46は、内筒40が径方向の内側へ収縮した状態において、基端方向Yへ向かって順に、内筒傾斜部42、内筒中間部43および内筒基端部44を形成する。
内筒40は、図2~4に示すように、内筒40の外周面を覆う外筒50から径方向の内側へ向かう力を受けることにより、スリット幅Wが減少するように弾性的に収縮する。スリット幅Wが減少すると同時に、スリット45を挟んで隣接する条片46同士は、近接する。隣接する条片46同士が近接することにより、4つの条片46は、基端方向Yへ向かって順に、内筒40の内筒傾斜部42、内筒中間部43および内筒基端部44を形成する。なお、スリット幅Wは、隣接する条片46同士が接触して消滅してもよい。内筒40が径方向の内側へ収縮する前の状態のスリット漸減部47のスリット幅Wは、基端方向Yへ向かって徐々に広がっているため、内筒40が収縮して隣接した条片46同士が近接することによって形成された内筒傾斜部42の外径は、基端方向Yへ向かってテーパ状に減少する。スリット漸減部47よりも基端側に配置されるスリット45のスリット幅Wは、略一定であるため、内筒中間部43の外径は、長軸方向に沿って略一定である。内筒40が径方向の内側へ収縮する前の状態において、スリット漸減部47よりも基端側に配置されるスリット45のスリット幅Wは、長軸方向に略一定(図7を参照)であるとともに径方向へ略一定(図6を参照)であるため、内筒40が径方向の内側へ収縮すると、4つの条片46は、図2~4に示すように、スリット45の対向面45Aが略平行な状態を維持しつつ密着または近接するように変形できる。このため、内筒40は、内筒中間部43の外径が長軸方向に沿って略一定の状態を保持しつつ、効率よく縮径および拡径できる。内筒基端部44の外径は、基端方向Yへ向かってテーパ状に減少している。内筒40の最大外径は、主ワイヤ本体21の最基端の外径以下であるが、必ずしも限定されない。径方向の内側へ弾性的に収縮された内筒40は、径方向の外側へ向かう力を有する。また、内筒40は、径方向の外側へ向かう復元力を生じさせることができれば、形状を限定されない。例えば、条片46は、片持ち梁状ではなく、両持ち梁状であり、両固定端の間の中央部が径方向の外側へ突出する形状であってもよい。
外筒50は、主ワイヤ20の主ワイヤ本体21の基端部と内筒40を覆う部材である。外筒50は、内筒40の少なくとも一部に径方向の内側へ向かう力を作用させることにより、内筒40を弾性的に収縮させている。外筒50は、少なくとも一部に弾性的に変形可能な材料を含む。外筒50を形成する材料は、ゴム系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド等のエラストマー等の弾性的に変形可能な材料や、FEP、ポリオレフィン、シリコン等の加熱により収縮する樹脂が使用できる。一例として、外筒50は、図5~7に示すように、内筒40を覆うように配置した熱収縮チューブを加熱することにより形成される。外筒50は、図2~4に示すように、径方向の内側へ収縮し、内筒40に径方向の内側へ向かう力を加えることができる。また、外筒50は、2層以上の層構造を有し、外筒50の内周面に位置する層は、外筒50の外周面に位置する層よりも摩擦係数が小さい材料で形成してもよい。例えば、外筒50の内周面に位置する層は、ゴム系樹脂で形成し、外周面に位置する層は、高密度ポリエチレンにより形成する。これにより、外筒50は、接続筒33との間の摩擦力が大きくなるため、第1接続部23と第2接続部32との接続強度が向上する。さらに、外筒50は、カテーテルや生体管腔との間の摩擦力が小さくなるため、ガイドワイヤ10の操作性が向上する。
外筒50は、内筒40を収縮した状態において、主ワイヤ本体21の外周面を覆う外筒接続部51と、外筒接続部51から基端方向Yへ延びる外筒傾斜部52と、外筒傾斜部52から基端方向Yへ延びる外筒中間部53と、外筒中間部53から基端方向Yへ延びる外筒基端部54とを有している。
外筒接続部51の内周面は、主ワイヤ縮径部24の外周面に接着される。外筒傾斜部52は、内筒傾斜部42の外周面を覆っている。外筒傾斜部52は、内筒40の内筒傾斜部42の外径が基端方向Yへ向かってテーパ状に減少するまで、内筒傾斜部42を径方向の内側へ圧縮する。外筒傾斜部52の内周面は、内筒傾斜部42の外周面に密着するが、接着されていないことが好ましい。
外筒50は、主ワイヤ縮径部24の最先端よりも基端側から、主ワイヤ縮径部24の最基端まで接着されている。外筒50は、主ワイヤ本体21の外径が変化する主ワイヤ縮径部24で主ワイヤ本体21と接着されることにより、主ワイヤ本体21との長軸方向の長さあたりの接着面積が増加するため、主ワイヤ本体21との接着強度が向上する。
径方向の内側へ収縮した状態における外筒接続部51および外筒傾斜部52の外径は、主ワイヤ縮径部24および内筒傾斜部42のテーパ形状に対応して、基端方向Yへ向かって減少している。なお、外筒接続部51および外筒傾斜部52の外径は、これに限定されない。
外筒中間部53は、内筒中間部43の外周を覆っている。外筒中間部53は、内筒40の内筒中間部43のスリット幅Wが減少または消滅するまで、内筒中間部43を径方向の内側へ圧縮する。外筒中間部53の内周面は、内筒中間部43の外周面に密着するが、接着されていない。径方向の内側へ収縮した状態における外筒中間部53の外径は、内筒中間部43の形状に対応して、長軸に沿って略一定となっているが、これに限定されない。
外筒基端部54は、内筒基端部44の外周を覆っている。外筒基端部54の内周面は、内筒基端部44の外周面から離間している。外筒基端部54の先端部の内径は、外筒中間部53の内径と略一致し、外筒基端部54の基端部の内径は、基端方向Yへ向かって大きくなっている。外筒基端部54の先端部の外径は、外筒中間部53の外径と略一致し、外筒基端部54の基端部の外径は、基端方向Yへ向かって小さくなっている。外筒基端部54の最基端は、内筒40の挿入端48よりも基端側に配置されている。
延長ワイヤ30は、図1~2に示すように、長尺な延長ワイヤ本体31と、延長ワイヤ本体31の先端部に固定された第2接続部32とを有している。第2接続部32は、長軸方向に沿って一定の内径および外径を備えた接続筒33を有している。接続筒33の基端部は、延長ワイヤ本体31の先端部を収容して延長ワイヤ本体31に固定されている。接続筒33の外径D1は、外筒50によって収縮された内筒40の内筒中間部43の外径D3(収縮された外筒中間部53の内径)よりも大きいことが好ましい。これにより、収縮された外筒中間部53に挿入される接続筒33は、外筒中間部53を径方向の外側へ拡張させるため、外筒中間部53から径方向の内側へ向かう力を受けることができる。なお、外筒50により収縮される前の内筒40の内筒中間部43の外径D4(図5を参照)は、第2接続部32の接続筒33の内径D2よりも大きい。これにより、接続筒33の内腔に挿入された内筒中間部43は、接続筒33に径方向の外側へ向かう力を作用させることができる。外筒50により収縮される前の内筒40の内径D5(図5を参照)は、第2接続部32の接続筒33の外径D1よりも大きくてよい。外筒50により収縮される前の内筒40は、接続筒33の内腔へ挿入できないが、外筒50により径方向の内側へ収縮されることで、接続筒33の内腔へ挿入可能となる。径方向の内側へ収縮して接続筒33の内腔に挿入された内筒中間部43は、接続筒33に径方向の外側へ向かう力を良好に作用させることができる。
延長ワイヤ本体31および接続筒33は、上述した主ワイヤ本体21と同様の材料で形成できる。
次に、本実施形態に係るガイドワイヤ10の作用を説明する。
術者は、図1~4に示すように、延長ワイヤ30が接続されていない主ワイヤ20を使用して手技を行う。主ワイヤ20の基端部の第1接続部23において、内筒40の挿入端48は、外筒50の内腔に配置されている。これにより、内筒40が外筒50から突出しないため、ガイドワイヤ10の使用時の、内筒40の挿入端48の破損を抑制できる。
術者は、ガイドワイヤ10を延長したい場合、図8~9に示すように、主ワイヤ20の第1接続部23に、延長ワイヤ30の第2接続部32を接続する。そのために、術者は、延長ワイヤ30の接続筒33の先端を、主ワイヤ20の外筒50の基端開口に挿入する。このとき、主ワイヤ20は、内筒40の挿入端48が外筒50から突出していないため、外筒50への接続筒33の挿入が容易であるとともに、接続時の挿入端48の破損を抑制できる。また、主ワイヤ20は、外筒基端部54の内径が基端方向Yへ向かって大きくなっている。このため、術者は、延長ワイヤ30の接続筒33を、主ワイヤ20の外筒50の基端開口に容易に挿入できる。
外筒50は、内筒40と接着されていない。このため、外筒50と内筒40との間に延長ワイヤ30の接続筒33の壁を挿入できる。
接続筒33の最先端において、接続筒33の内径D2(図2を参照)は、外筒50によって収縮された内筒40の最基端の外径D6(図2を参照)よりも大きい。これにより、術者は、第1接続部23の内筒40を、第2接続部32の接続筒33の内腔に容易に挿入できる。
術者は、第1接続部23と第2接続部32とを接続するために、第2接続部32の接続筒33を、第1接続部23の内筒40と外筒50との間に先端方向Xへ向かって押し込む。接続筒33の先端は、外周面がテーパ状の内筒傾斜部42と接触する。これにより、第1接続部23と第2接続部32とが接続される。接続時、外筒50は、弾性的に変形可能な材料で形成されているため、外筒50の内径が大きくなるように径方向外側へ拡張しつつ接続筒33を内腔へ受け入れる。このため、接続筒33は、外周面に、外筒50の外筒中間部53の内周面から径方向の内側へ向かう力を受けることができる。さらに、内筒40は、外筒50に代わり接続筒33に覆われる。第1接続部23の内筒40の内筒中間部43は、外筒50により収縮される前の内筒40の内筒中間部43の外径D4よりも小さい内径D2を有する第2接続部32の接続筒33に挿入される。したがって、接続筒33により径方向の内側へ弾性的に収縮された内筒40の外周面は、径方向の外側へ向かう力によって、径方向の外側へ拡張、または径方向の内側へ向かう力によって径方向の内側へ収縮して、接続筒33の内周面に密着する。これにより、接続筒33は、内周面に、内筒中間部43および内筒傾斜部42の外周面から、径方向の外側へ向かう力を受ける。その結果、第2接続部32の接続筒33は、第1接続部23から径方向の外側に向かう力および径方向の内側に向かう力の両方を受ける。このため、ガイドワイヤ10の第1接続部23と第2接続部32とは、接続強度が向上する。なお、第1接続部23と第2接続部32との接続は、延長ワイヤ30を主ワイヤ20に対して相対的に基端方向Yへ牽引することで解除可能である。したがって、主ワイヤ20と延長ワイヤ30の接続および分離を繰り返し行うことができるとともに、意図せずに接続が解除されることを抑制できる。
内筒40のスリット45は、スリット漸減部47において、内筒40の長軸と直交する断面積が先端方向Xへ向かって徐々に増加する。これにより、内筒40が径方向の内側へ収縮した状態では、スリット漸減部47の位置における内筒40の径方向の外側へ向かう力は、先端方向Xへ向かって徐々に増加する。このため、第1接続部23と第2接続部32とを接続する際に、内筒40から接続筒33に作用する径方向外側へ向かう力は、接続筒33が内筒40に対して先端方向Xへ挿入されるに従い徐々に増加する。したがって、ガイドワイヤ10は、外筒50と内筒40との間に接続筒33を挿入しやすくしつつ、第1接続部23と第2接続部32との接続強度を向上できる。
さらに、スリット漸減部47において、内筒40の長軸と直交する断面積が先端方向Xへ向かって徐々に増加するため、内筒40を径方向の内側へ収縮させた際に、スリット漸減部47と、スリット漸減部47の基端側のスリット45との間における応力集中を抑制できる。これにより、ガイドワイヤ10は、内筒40の強度が向上するため、第1接続部23と第2接続部32の接続および分離を繰り返し行うことができる。
また、内筒40は、スリット漸減部47を有するため、スリット45のスリット幅Wを低減または消滅させるように内筒40を径方向の内側へ収縮させると、内筒40の外径が先端方向Xに向かって徐々に大きくなる。これにより、内筒40のスリット漸減部47の位置での外径は、接続筒33の内径よりも大きくなり得る。このため、第1接続部23と第2接続部32とを接続する際に、内筒40のスリット漸減部47が接続筒33の先端に接触し、主ワイヤ20の内筒40のスリット漸減部47は、延長ワイヤ30の接続筒33の内腔に完全には挿入されない。これにより、外筒50は、外筒50の外筒傾斜部52に径方向の内側へ向かう力を加えることによって、外筒50を介して内筒40のスリット漸減部47に径方向の内側へ向かう力を作用させることができる。その結果、術者は、外筒50の外筒傾斜部52の外周面を指で圧迫して内筒40を縮径させることによって、主ワイヤ20の第1接続部23から延長ワイヤ30の第2接続部32を容易に抜去できる。
また、ガイドワイヤ10は、主ワイヤ20の主ワイヤ本体21および内筒40の外径が主ワイヤ縮径部24から先端方向Xへ向かって大きくなっているため、主ワイヤ20の主ワイヤ本体21および内筒40の位置において、先端方向Xへ向かって剛性が増加している。これにより、ガイドワイヤ10は、接続時に加えられる押し込み力によって、主ワイヤ20の第1接続部23や延長ワイヤ30の第2接続部32に撓みや折れが生じることを抑制できる。その結果、術者は、延長ワイヤ30の第2接続部32の接続筒33の先端を、主ワイヤ20の内筒40のスリット漸減部47に接触するまで、確実に挿入できる。これにより、ガイドワイヤ10は、第1接続部23と第2接続部32との接続強度が向上するとともに、第1接続部23と第2接続部32との接続が意図せずに解除することを抑制できる。
外筒50は、内筒40の径方向の外側への拡張を制限している。これにより、ガイドワイヤ10は、第1接続部23と第2接続部32が接続および分離を繰り返しても、内筒40の金属疲労が低減され、内筒40の破損が抑制される。仮に、第1接続部23に外筒50が設けられない場合、内筒40は、径方向の外側へ大きく拡張されるので、第1接続部23と第2接続部32の接続および分離の繰り返しにより内筒40に金属疲労が蓄積し、内筒40が破損しやすくなる。
また、外筒50は、内筒40を収縮させた状態で内筒40の外周面を覆っている。これにより、ガイドワイヤ10は、第1接続部23と第2接続部32とを接続する際に加えられる押し込み力によって内筒40の条片46の撓みや折れが生じることを抑制できるため、第1接続部23と第2接続部32の接続および分離を繰り返すことが可能となる。内筒40は、スリット45によって複数の条片46を有する。仮に、第1接続部23に外筒50が設けられない場合、術者は、指で内筒40の複数の条片46を収縮させながら接続筒33へ挿入する必要がある。そのため、ガイドワイヤ10は、第2接続部32の接続筒33に第1接続部23の内筒40を挿入する際、内筒40の各々の条片46に撓みや折れが生じやすくなる。内筒40の条片46に塑性変形が生じると、ガイドワイヤ10は、第1接続部23と第2接続部32の接続および分離を繰り返すことが困難となる。
また、外筒50は、内筒40を収縮させた状態で内筒40の外周面を覆っているため、術者は、内筒40の複数の条片46を接続筒33へ容易に挿入することができる。仮に、第1接続部23に外筒50が設けられない場合、術者は、指で内筒40の複数の条片46を収縮させながら接続筒33へ挿入する必要がある。そのため、ガイドワイヤ10は、第1接続部23と第2接続部32との接続操作が煩雑になる。
また、外筒50は、外筒基端部54の外径が基端方向Yへ向かって小さくなっている。このため、主ワイヤ20に延長ワイヤ30を接続した際、第1接続部23の外周面と第2接続部32の外周面との間に生じる段差が小さくなる。このため、延長ワイヤ30の基端からカテーテルを挿入する際に、第1接続部23の外周面と第2接続部32の外周面との間の段差でカテーテル先端が破損することを抑制できる。また、外筒50は、外筒基端部54の内径が基端方向Yに向かって大きくなっているため、延長ワイヤ30の接続筒33を、外筒50の内腔の中心へ容易に挿入できる。
第1接続部23と第2接続部32が接続されることで、接続筒33が挿入されて径方向の外側へ拡張した外筒50の最大外径D7は、主ワイヤ本体21の最大外径D8以下である。これにより、ガイドワイヤ10の基端からのカテーテルを挿入が容易である。
以上のように、本実施形態に係るガイドワイヤ10は、基端に接続部を有し、先端から生体の管腔内に挿入可能な主ワイヤ20と、先端に接続部を有し、主ワイヤ20の接続部に接続可能な延長ワイヤ30と、を有するガイドワイヤ10であって、接続部の一方は、壁にスリット45を有する内筒40と、内筒40の外周面を覆い内筒40を弾性的に径方向の内側へ収縮させる外筒50と、を有し、接続部の他方は、内筒40を収容可能な内腔と、内腔を画定し外筒50の内径よりも大きい外径を有する接続筒33と、を有し、内筒40を接続筒33の内腔に挿入しつつ、接続筒33を内筒40と外筒50との間に挿入することによって、主ワイヤ20と延長ワイヤ30とを接続可能である。
上記のように構成したガイドワイヤ10は、他方の接続部の接続筒33が、一方の接続部の内筒40による径方向の外側へ向かう力と、外筒50による径方向の内側へ向かう力の両方によって、内筒40と外筒50とに挟まれた状態で保持される。このため、ガイドワイヤ10は、主ワイヤ20と延長ワイヤ30との接続強度が向上する。
また、外筒50は、弾性変形可能な材料を含んでいる。これにより、外筒50は、2つの接続部を接続していない状態において、内筒40を収縮させた状態で保持でき、2つの接続部を接続した状態において、接続筒33を保持できる。そのため、ガイドワイヤ10は、2つの接続部が接続された状態を良好に保持できる。
また、内筒40の、接続筒33の内腔に挿入される挿入端48側の端部は、挿入端48に向かって外径が小さくなっている。これにより、ガイドワイヤ10は、接続筒33の内腔への内筒40の挿入が容易となる。
また、内筒40の、接続筒33の内腔に挿入される挿入端48は、外筒50の内腔に配置されている。これにより、内筒40が外筒50から突出しないため、外筒50に接続筒33を挿入しやすくなるとともに、ガイドワイヤ10の使用時や主ワイヤ20と延長ワイヤ30の接続時の、内筒40の挿入端48の破損を抑制できる。
また、スリット45は、接続筒33の内腔に挿入される内筒40の挿入端48から反対側の端部へ向かって内筒40の長軸に沿って延び、内筒40に複数の条片46を形成している。これにより、ガイドワイヤ10は、外筒50から径方向の内側へ向かう力を受けた内筒40が、スリット45の周方向のスリット幅Wが減少するように径方向の内側へ収縮しやすい。また、ガイドワイヤ10は、内筒40の条片46を接続筒33に滑らかに挿入できる。
また、スリット45は、内筒40の、接続筒33の内腔に挿入される挿入端48と反対側の端部側に、スリット45のスリット幅Wが端部へ向かって減少するスリット漸減部47を有する。これにより、内筒40は、スリット45のスリット幅Wを低減または消滅させるように内筒40を径方向の内側へ収縮させると、内筒40の外径が先端方向Xに向かって徐々に大きくなる。このため、第1接続部23と第2接続部32とを接続する際に、内筒40のスリット漸減部47が接続筒33の先端に接触し、主ワイヤ20の内筒40のスリット漸減部47は、延長ワイヤ30の接続筒33の内腔に完全には挿入されない。これにより、外筒50は、外筒50の外筒傾斜部52に径方向の内側へ向かう力を加えることによって、外筒50を介して内筒40のスリット漸減部47に径方向の内側へ向かう力を作用させることができる。その結果、術者は、外筒50の外筒傾斜部52の外周面を指で圧迫して内筒40を縮径させることによって、主ワイヤ20の第1接続部23から延長ワイヤ30の第2接続部32を容易に抜去できる。
また、主ワイヤ20は、主ワイヤ本体21を有し、内筒40の先端は、主ワイヤ本体21の基端に接続され、外筒50は、内筒40よりも先端側に位置する主ワイヤ本体21の基端部の外周面に接着されている。これにより、ガイドワイヤ10は、外筒50と内筒40との間に接続筒33の壁を挿入できる。
また、内筒40は、超弾性材料により形成されている。これにより、内筒40は、外筒50から径方向の内側へ向かう力を受けても塑性変形を生じにくい。したがって、ガイドワイヤ10は、主ワイヤ20と延長ワイヤ30の接続および分離を繰り返しても、高い接合強度を持続できる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。内筒40のスリット45および条片46の形状は、内筒40が径方向の内側へ弾性的に変形し、収縮可能であれば、特に限定されない。したがって、内筒40は、図10(A)に示す第1変形例のように、複数の条片46が交差するように編まれてもよい。また、内筒40は、図10(B)に示す第2変形例のように、各々の条片46が螺旋状に形成されてもよい。また、内筒40は、図10(C)に示す第3変形例のように、各々の条片46が滑らかな曲線が連続する波型であってもよい。また、内筒40は、図10(D)に示す第4変形例のように、各々の条片46がジグザグに繰り返し折れ曲がった波型であってもよい。
また、スリット漸減部47の形状は、特に限定されない。例えば、スリット漸減部47は、図11(A)に示す第5変形例のように、スリット漸減部47の端部に、応力の集中を抑制する孔部49を有してもよい。また、スリット漸減部47は、図11(B)に示す第6変形例のように、スリット漸減部47のスリット幅Wの減少率が、端部へ向かって一旦減少した後に再び増加してもよい。また、スリット漸減部47は、図11(C)に示す第7変形例のように、スリット漸減部47のスリット幅Wが、端部へ向かって一旦増加した後に減少してもよい。
また、内筒40は、内周面または外周面に段差を有してもよい。内筒40の内周面の形状は、内筒40の長軸と直交する断面において円形でなくてもよく、図12(A)に示す第8変形例や図12(B)に示す第9変形例のように四角形でもよく、図12(C)に示す第10変形例のように三角形でもよい。
また、本実施形態では、主ワイヤ20の基端部に第1接続部23が配置され、延長ワイヤ30の先端部に第2接続部32が配置されるが、主ワイヤ20の基端部に第2接続部32が配置され、延長ワイヤ30の先端部に第1接続部23が配置されてもよい。
また、ガイドワイヤ10が挿入される生体管腔は、血管でなくてもよく、脈管、尿管、胆管、卵管、肝管等であってもよい。
10 ガイドワイヤ
20 主ワイヤ
21 主ワイヤ本体
23 第1接続部
24 主ワイヤ縮径部
30 延長ワイヤ
31 延長ワイヤ本体
32 第2接続部
33 接続筒
40 内筒
41 内筒接続部
42 内筒傾斜部
43 内筒中間部
44 内筒基端部
45 スリット
46 条片
47 スリット漸減部
48 挿入端
50 外筒
51 外筒接続部
52 外筒傾斜部
53 外筒中間部
54 外筒基端部
W スリット幅

Claims (8)

  1. 基端に接続部を有し、先端から生体の管腔内に挿入可能な主ワイヤと、
    先端に接続部を有し、前記主ワイヤの接続部に接続可能な延長ワイヤと、を有するガイドワイヤであって、
    前記接続部の一方は、壁にスリットを有する内筒と、前記内筒の外周面を覆い前記内筒を弾性的に径方向の内側へ収縮させる外筒と、を有し、
    前記接続部の他方は、前記内筒を収容可能な内腔と、前記内腔を画定し前記外筒の内径よりも大きい外径を有する接続筒と、を有し、
    前記内筒を前記接続筒の内腔に挿入しつつ、前記接続筒を前記内筒と前記外筒との間に挿入することによって、前記主ワイヤと前記延長ワイヤとを接続可能であるガイドワイヤ。
  2. 前記外筒は、弾性変形可能な材料を含む請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記内筒の、前記接続筒の内腔に挿入される挿入端側の端部は、挿入端に向かって外径が小さくなっている請求項1または2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記内筒の、前記接続筒の内腔に挿入される挿入端は、前記外筒の内腔に配置されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  5. 前記スリットは、前記接続筒の内腔に挿入される前記内筒の挿入端から反対側の端部へ向かって前記内筒の長軸に沿って延び、前記内筒に複数の条片を形成する請求項1~4のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  6. 前記スリットは、前記内筒の、前記接続筒の内腔に挿入される挿入端と反対側の端部側に、スリットの幅が端部へ向かって減少するスリット漸減部を有する請求項1~5のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記主ワイヤは、主ワイヤ本体を有し、前記内筒の先端は、前記主ワイヤ本体の基端に接続され、前記外筒は、前記内筒よりも先端側に位置する前記主ワイヤ本体の基端部の外周面に接着される請求項1~6のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  8. 前記内筒は、超弾性材料により形成される請求項1~7のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
JP2021050829A 2021-03-24 2021-03-24 ガイドワイヤ Pending JP2022148942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021050829A JP2022148942A (ja) 2021-03-24 2021-03-24 ガイドワイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021050829A JP2022148942A (ja) 2021-03-24 2021-03-24 ガイドワイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022148942A true JP2022148942A (ja) 2022-10-06

Family

ID=83462953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021050829A Pending JP2022148942A (ja) 2021-03-24 2021-03-24 ガイドワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022148942A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4981471B2 (ja) ガイドワイヤ
WO2021090821A1 (ja) カテーテル
JP5147569B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5020630B2 (ja) ガイドワイヤ
US7547288B2 (en) Guide wire
EP1388350B1 (en) Guide wire
JP6109749B2 (ja) ガイドワイヤ
US20060100545A1 (en) Loop tip wire guide
EP1793886B1 (en) Loop tip wire guide
JP6356850B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2012070979A (ja) ガイドワイヤ
JP2018079246A (ja) ガイドワイヤ
JP4644775B2 (ja) 医療用ブラシ
JP2022148942A (ja) ガイドワイヤ
JP5473677B2 (ja) ガイドワイヤ
JP5931479B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2004065797A (ja) ガイドワイヤ
JP2004065796A (ja) ガイドワイヤ
JP7353043B2 (ja) ガイドワイヤ
JP2012070978A (ja) ガイドワイヤ
JP2013158542A (ja) ガイドワイヤ
JP5997370B2 (ja) ガイドワイヤ
JP6617188B2 (ja) カテーテル
WO2014162389A1 (ja) ガイドワイヤ
JP2004065794A (ja) ガイドワイヤ