JP2022147626A - 葉茎菜類計量装置、葉茎菜類計量搬送装置、または葉茎菜類計量包装装置 - Google Patents

葉茎菜類計量装置、葉茎菜類計量搬送装置、または葉茎菜類計量包装装置 Download PDF

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Sakiko Osawa
浩二 峰久
Koji Minehisa
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大達 菊田
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Abstract

【課題】一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することができる、葉茎菜類計量装置、葉茎菜類計量搬送装置、および葉茎菜類計量包装装置を提供する。【解決手段】一群の葉茎菜類が投入されるホッパー110およびホッパー開閉装置を有し、ホッパー110に投入された一群の葉茎菜類を計量する複数の計量槽11を備え、ホッパー110は、開閉可能な一対の底板111を備え、ホッパー開閉装置は、一対の底板111を開閉する底板駆動装置130を備え、底板駆動装置130が、一対の底板111を全開する際に生じる振動を緩和させる機能を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ホウレンソウ、シュンギク、葉ネギ、コマツナ、チンゲンサイなど、ばらつきやすい一群の葉茎菜類をまとめて計量する葉茎菜類計量装置、または、当該葉茎菜類計量装置を備えた葉茎菜類計量搬送装置および葉茎菜類計量包装装置に関する。
従来、圃場から収穫した一群の葉茎菜類をまとめて計量した後に、袋詰め、または、結束装置への受け渡し作業を行う装置が開示されている(たとえば、特許文献1)。
特開平11-276142号公報
特許文献1では、作業者が取り分けた一群の葉茎菜類を、搬送ベルトで、包装装置まで搬送する構成が開示されている。しかしながら、特許文献1では、搬送ベルトで包装装置に搬送する途中において、一群の葉茎菜類を横方向(葉茎菜類の短手方向)に搬送した状態で落下させているため、一群の葉茎菜類が落下の衝撃でばらついてしまうという問題があった。特に、葉茎菜類の包装においては、消費者の購買意欲を高めるため、一群の葉茎菜類を揃えて包装することが求められており、一群の葉茎菜類のばらつきを抑えることができる、葉茎菜類計量装置、葉茎菜類計量搬送装置、あるいは、葉茎菜類計量包装装置が求められていた。
本発明は、一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することができる、葉茎菜類計量装置、葉茎菜類計量搬送装置、および葉茎菜類計量包装装置を提供することを目的とする。
本発明の葉茎菜類計量装置は、一群の葉茎菜類が投入されるホッパーおよびホッパー開閉装置を有し、前記ホッパーに投入された一群の葉茎菜類を計量する複数の計量槽を備え、前記ホッパーは、開閉可能な一対の底板を備え、前記ホッパー開閉装置は、前記一対の底板を開閉する底板駆動装置を備え、前記底板駆動装置が、前記一対の底板を全開する際に生じる振動を緩和させる機能を備えることを特徴とする。
上記葉茎菜類計量装置において、前記ホッパーは、前記葉茎菜類の搬送方向と前記一対の底板の長手方向とが略同一となるように配置されているように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記ホッパーの開口部の複数箇所に、仕切り部材を設置可能であり、前記仕切り部材の位置を変えることにより、投入可能な葉茎菜類のサイズを制限することができるように構成することができる。 上記葉茎菜類計量装置において、前記一対の底板の上面が樹脂製シートからなるように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記樹脂製シートを巻き取り可能な巻き取り機構と、前記樹脂製シートを送り出し可能な送り出し機構と、を有し、前記一対の底板は前記樹脂製シートにより構成されており、前記巻き取り機構により前記樹脂製シートを巻き取ることで前記一対の底板を開くことができ、前記送り出し機構により前記樹脂製シートを送り出すことで前記一対の底板を閉じることができるように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記巻き取り機構は、前記樹脂製シートを、テンションを付与した状態で巻き取り可能であり、前記送り出し機構は、前記樹脂製シートを、テンションを付与した状態で送り出し可能であるように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記一対の底板の上面にエンボス加工がされているように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記底板駆動装置が、クッション機能を有する一対のエアシリンダー、回転速度を制御可能な一対のモーター、または、一対のショックアブソーバーを備えてなるように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記計量槽ごとに、前記計量槽の下方に落下検知センサーを備え、前記計量槽の下方に設置された前記落下検知センサーからの信号に基づいて、当該計量槽の前記一対の底板を閉じる動作が制御されるように構成することができる。
上記葉茎菜類計量装置において、前記ホッパーの開口部における人の手の存在を上方から監視する測域センサーを備えるように構成することができる。
本発明に係る葉茎菜類計量搬送装置は、上記葉茎菜類計量装置と、前記複数の計量槽の下方に配置され、前記複数の計量槽で計量した一群の葉茎菜類を搬送する搬送装置と、を有する。
上記葉茎菜類計量搬送装置は、前記搬送装置と前記葉茎菜類計量装置との間に、前記葉茎菜類計量装置から落下する一群の葉茎菜類の落下位置を制御する一対のガイド部材が設けられているように構成することができる。
上記葉茎菜類計量搬送装置は、前記搬送装置と前記葉茎菜類計量装置との間に、上下方向の駆動が可能であり、前記ホッパーから一群の葉茎菜類を受け取り、前記搬送装置に一群の葉茎菜類を引き渡す受取機構を有するように構成することができる。
本発明に係る葉茎菜類計量包装装置は、上記葉茎菜類計量搬送装置と、前記搬送装置により搬送された一群の葉茎菜類を包装袋に包装する包装装置と、を有する。
上記葉茎菜類計量包装装置は、前記計量槽で計量した一群の葉茎菜類が、複数の前記搬送装置に移載されることなく、前記包装装置まで搬送されるように構成することができる。
上記葉茎菜類計量包装装置は、前記計量槽で計量された一群の葉茎菜類が、前記搬送装置により、姿勢変更されることなく前記包装装置まで搬送されるように構成することができる。
本発明によれば、底板駆動装置が一対の底板を全開する際に生じる振動を緩和させる機能を備えることで、一対の底板を高速に開くことができ、その結果、ホッパーから落下する一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することができる。
本実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る葉茎菜類計量装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る計量槽を示す斜視図である。 本実施形態に係るホッパーの構造を説明するための図である。 図4に示すA部分の拡大図である。 本実施形態に係る計量槽周辺を示す斜視図である。 落下検知センサーの設置位置を説明するための図である。 搬送装置に内蔵される回転盤および光電センサー周辺の概要図である。 本実施形態に係る作業台を示す斜視図である。 本実施形態に係るフレームの補強部材を説明するための斜視図である。 本実施形態に係るガイド部材を説明するための概要図である。 第2実施形態に係る計量槽を示す斜視図である。 第2実施形態に係るホッパーの構造を説明するための図である。 第3実施形態に係る受取機構を示す斜視図であり、ホッパーから一群の葉茎菜類を受け取る際の状態を示す図である。 第3実施形態に係る受取機構を示す斜視図であり、受取機構から一群の葉茎菜類を搬送装置に引き渡す際の状態を示す図である。
≪第1実施形態≫
以下に、本発明の実施形態を、図に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1は、葉茎菜類計量装置10と、搬送装置20と、包装装置30とを有し、葉茎菜類計量装置10で計量された一群の葉茎菜類が、搬送装置20のコンベアー25により包装装置30まで自動で搬送され、包装装置30により一群の葉茎菜類が包装体に包装される。
従来、一群の葉茎菜類を計量し包装する装置は、計量してから包装されるまでの間に、計量装置から搬送装置への載せ替えや、搬送装置間の載せ替えなどにより、一群の葉茎菜類を複数回に亘って落下させるため、落下の衝撃により一群の葉茎菜類がばらついてしまうという問題があった。特に、ばらけた一群の葉茎菜類をそのまま包装してしまうと、消費者の購買意欲を低下させてしまう場合があった。そのため、一群の葉茎菜類を揃えるために、専用の作業者を配置し、作業者が手作業で一群の葉茎菜類を揃える作業を行う場合もあった。本実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1では、このような一群の葉茎菜類のばらつきを抑え一群の葉茎菜類を包装することができる、葉茎菜類計量包装装置1を提供することを目的とする。
葉茎菜類計量装置10は、各作業者が一群の葉茎菜類を計量するための1または複数の計量槽11を有する。なお、計量槽11の数は限定されず、1つの葉茎菜類計量装置10に対して計量槽11を1つとしてもよいし、2以上としてもよい。たとえば、図2に示す例においては、葉茎菜類計量装置10が、4つの計量槽11を有する構成を例示している。また、葉茎菜類計量装置10は、図2に示すように、計量槽11の他に、制御部13、作業台14、フレーム15および測域センサー16も有している。以下においては、まず、計量槽11について説明する。
図3は、本実施形態に係る計量槽11を示す斜視図であり、(A)は上方から計量槽11を見た図であり、(B)は下方から計量槽11を見た図である。計量槽11は、図3(A),(B)に示すように、ホッパー110と、計量器120と、エアシリンダー130とを有している。作業者によりホッパー110に一群の葉茎菜類が投入されると、計量器120は、一群の葉茎菜類の重量を測定し、測定した一群の葉茎菜類の重量データを制御部13に送信する。制御部13は、投入された一群の葉茎菜類の重量の情報を計量器120から取得し、一群の葉茎菜類が所定の重量範囲内にある場合に、一対のエアシリンダー130に駆動信号を送信する。一対のエアシリンダー130のシャフトは、一対の底板111の裏面にそれぞれ連結されており、制御部13の制御に基づいて駆動することで、一対の底板111を開閉することができる。具体的には、一群の葉茎菜類が所定の重量範囲内にある場合は、一対のエアシリンダー130は、制御部13の制御に基づいて、シャフトを伸縮するように動作することで、一対の底板111を下方に回動させて観音開きし、ホッパー110に投入された一群の葉茎菜類を下方に配置された搬送装置20のコンベアー25上に落下させる。その後、制御部13の制御に基づいて、一対のエアシリンダー130は、シャフトが伸長するように駆動することで、一対の底板111は、上方に回動し閉じた状態へと戻す。
また、本実施形態において、葉茎菜類計量装置10は、ホッパー110から一群の葉茎菜類を落下させて一群の葉茎菜類を搬送装置20に引き渡す際に、一群の葉茎菜類のばらつきが抑制されるように、以下のような特徴を有している。具体的には、ホッパー110の底板111の上面は長方形となっているが、ホッパー110から搬送装置20に落下した一群の葉茎菜類をそのまま包装することができるように、一群の葉茎菜類の搬送方向と、底板111の長手方向とが略同一となるように、ホッパー110が配置されている。ここで、仮に、底板111の長手方向を一群の葉茎菜類の搬送方向と交差する方向とした場合、一群の葉茎菜類を包装するために、一群の葉茎菜類の搬送方向を一度変更する必要があり、このような場合、一群の葉茎菜類を最初の搬送装置から別の搬送装置へと移し変える手法が採用されていた。しかしながら、一群の葉茎菜類を最初の搬送装置から別の搬送装置へと移し変える際には、搬送装置間の高低差を利用し、一群の葉茎菜類を最初の搬送装置から別の搬送装置へ落下させて搬送方向を変えるため、一群の葉茎菜類の落下回数が増えてしまい、その分だけ、一群の葉茎菜類のばらつきが大きくなるという問題があった。これに対して、本実施形態では、一群の葉茎菜類の搬送方向と、底板111の長手方向とが略同一となるようにホッパー110が配置されるため、ホッパー110から搬送装置20に落下した一群の葉茎菜類をそのまま包装装置30まで搬送し包装することができるため、葉茎菜類の落下回数を低減することができ、一群の葉茎菜類のばらつきを抑えることができる。
また、本実施形態に係るホッパー110では、ホッパー110から一群の葉茎菜類を滑らかに落下させて一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することができるように、一群の葉茎菜類と接する内面に、静止摩擦係数を低減するための樹脂製シートが設けられている。ここで、図4は、本実施形態に係るホッパー110を示す斜視図である。また、図5は、図4に示すA部分の拡大図であり、(A)はホッパー110の内側方向から見た図、(B)はホッパー110の外側方向から見た図を示す。図4および図5に示すように、ホッパー110は、一対の底板111と、一対の支持板112と、一対の長辺壁部113とを有しており、一群の葉茎菜類と接する一対の底板111の上面および一対の支持板112の上面に、静止摩擦係数を低減するための樹脂製シートが設けられている。
具体的には、図5(A)に示すように、支持板112が、ネジ114により、長辺壁部113と締結され、ホッパー110の内壁面を構成している。支持板112は、図5に示すように、ホッパー110内側方向に屈折しており、これにより、ホッパー110の内壁面が内側に傾斜するように形成される。また、支持板112の上面には、樹脂製シートS1が設けられている。樹脂製シートS1は、支持板112の上部1121において、ネジ115により支持板112および長辺壁部113に固定されている。また、底板111の上面には、樹脂製シートS1とは別の樹脂製シートS2が設けられている。樹脂製シートS2は、ネジ1111により底板111に締結することで、底板111に固定されている。なお、樹脂製シートS1,S2は、静止摩擦係数が低い(たとえば静止摩擦係数μが2未満の)樹脂から形成されたシートであれば特に限定されないが、テフロン(登録商標)などの静止摩擦係数の低い樹脂から形成されたシートを用いることができる。
なお、樹脂製シートは、消耗品であるため、容易に取り換え可能とすることが好ましい。そのため、本実施形態では、以下に説明するように、一対の底板111の上面および一対の支持板112の上面に設けた樹脂製シートを容易に取り換え可能な構造としている。すなわち、本実施形態において、樹脂製シートS1は、ネジ115により支持板112および長辺壁部113に固定されているだけなので、ネジ115を外すことで、支持板112から樹脂製シートS1を容易に取り外すことができる。そして、新たな樹脂製シートS1を、ネジ115により支持板112および長辺壁部113に固定すれば、樹脂製シートS1を容易に取り替えることができる。また、樹脂製シートS2も、ネジ1111により底板111に固定されているだけなので、ネジ1111を外すだけで、樹脂製シートS2を底板111から容易に取り外すことができる。そして、新たな樹脂製シートS2を、ネジ1111により底板111に固定すれば、樹脂製シートS2を容易に取り替えることができる。
なお、上述した実施形態では、一群の葉茎菜類と接するホッパー110の内面の静止摩擦係数を低減するため、一対の底板111の上面に樹脂製シートを取り付ける構成を例示したが、この構成に限定されず、一対の底板111の上面にエンボス加工を施すなど、一対の底板111の上面の静止摩擦係数を、一対の底板111をそのまま平板状に構成した場合よりも低減させることができる各種処理を行うことができる。なお、静止摩擦係数を低減させるための処理としては、公知の方法を適宜採用することができる。
また、本実施形態では、ホッパー110の一対の底板111から搬送装置20の搬送面(コンベアー25の上面)までの距離(葉茎菜類の落下距離)ができるかぎり短くなるように、一対の底板111の高さ方向における位置(あるいはコンベアー25上面の高さ)が決定される。具体的には、一対の底板111の高さ方向における位置(あるいはコンベアー25上面の高さ)は、一対の底板111を十分に開くことができる範囲において、一対の底板111からコンベアー25上面までの距離をできるだけ短くすることが好ましい。一対の底板111からコンベアー25上面までの距離が長いと、一群の葉茎菜類が底板111から落下した際の衝撃が大きくなり、一群の葉茎菜類のばらつきが大きくなってしまうためである。一対の底板111からコンベアー25上面までの距離を短くするほど、一群の葉茎菜類が底板111から落下した際の衝撃を小さくすることができ、一群の葉茎菜類のばらつきを小さくすることができる。
また、本実施形態では、図3(A)に示すように、計量槽11の周縁部上面に、コネクター171およびエアー配管172を有す。コネクター171は、エアシリンダー130のオートスイッチに電力を供給するためのものであり、エアー配管172は、エアシリンダー130にエアーを供給するための継ぎ手である。本実施形態では、計量槽11の周縁部上面にコネクター171およびエアー配管172を備えることで、計量槽11のメンテナンス時に、計量槽11の背面に回り込んで、コネクター171やエアー配管172への取り外しや取り付けを行う必要がなくなり、メンテナンスに係る負荷を軽減することができる。
制御部13は、エアシリンダー130の駆動を制御することで、底板111の開閉動作を制御する。また、本実施形態では、エアシリンダー130がスピードコントローラーを有しており、当該スピードコントローラーが、底板111の開閉速度を制御する。特に、本実施形態において、当該スピードコントローラーは、ホッパー110から一群の葉茎菜類を落下させた際の一群の葉茎菜類のばらつきを抑えるために、一対の底板111が開く速度をできるだけ高速に設定する。一方、一対の底板111の開く速度を高速にした場合に、一対の底板111が全開したタイミングでエアシリンダー130の駆動が急停止し、大きな騒音や振動が生じてしまうという問題があった。そこで、本実施形態に係るエアシリンダー130では、一対の底板111が全開しエアシリンダー130の駆動が停止する際に、エアシリンダー130の駆動速度を減速させることができるエアクッションを備える構成とすることが好ましい。これにより、エアシリンダー130の駆動速度を高速にした場合でも、一対の底板111が全開しエアシリンダー130が急停止する際に、エアクッションの作用によりエアシリンダー130が減速され、振動や騒音を低減することが可能となる。なお、本実施形態では、底板駆動装置として、クッション機能を有する一対のエアシリンダー130を用いて一対の底板111を開閉する構成を例示したが、この構成に限定されず、回転速度を制御可能な一対のモーターを用いて一対の底板111を開閉する構成としてもよい。この場合、一対の底板111が全開する直前に、一対の底板111が開く速度を一対のモーターを用いて遅くすることで、同様に、騒音や振動を低減することが可能となる。さらに、底板駆動装置の一部として、一対のショックアブソーバーを、一対の底板111が全開する直前に、一対の底板111が当該ショックアブソーバーと当接する位置に配置することで、一対の底板111が全開する直前の底板111の速度を低減させる構成とすることもできる。
また、図6に示すように、ホッパー110の開口部には、投入する葉茎菜類のサイズ間違いを防止するための仕切り部材140を有している。仕切り部材140は、図6に示すように、ホッパー110の開口部の短手方向に架橋することで、ホッパー110の開口部の大きさを制限する部材であり、作業者が、事前に決められたサイズを超えた葉茎菜類をホッパー110に投入することを防止できるように設計されている。本実施形態では、仕切り部材140の両端を、ホッパー110の長手方向側の周縁部に対向して設けられた、一対の溝150に嵌め込むことで、仕切り部材140を図6に示すようにホッパー110の開口部に架橋することが可能となっている。また、一対の溝150は、ホッパー110の長手方向に複数設けられており、作業者は、事前に決められた葉茎菜類のサイズに応じた溝150を選択し、仕切り部材140を嵌め込むことで、投入する葉茎菜類のサイズ間違いを防止し、事前に決められたサイズの葉茎菜類をホッパー110に投入することが可能となっている。
また、図7に示すように、ホッパー110の下には、一対の落下検知センサー160が設置されている。図7は、落下検知センサー160の設置位置を説明するための図である。落下検知センサー160は、たとえば、光電センサーであり、一方の投光器から射出した光線をもう一方の受光器で受光することで、ホッパー110に投下された一群の葉茎菜類がホッパー110から落下したかを検出することができる。たとえば、本実施形態では、計量器120で測定された一群の葉茎菜類の重量が所定の重量範囲となった場合に、制御部13は、エアシリンダー130に、一対の底板111の開放を指示する。これにより、ホッパー110から一群の葉茎菜類が落下することとなる。そして、制御部13は、エアシリンダー130に一対の底板111の開放を指示した後に、落下検知センサー160から、一群の葉茎菜類を検知しないことを示す信号を取得した場合に、一群の葉茎菜類が落下したと判断し、底板111を閉めるように、エアシリンダー130に信号を送信し、エアシリンダー130に底板111を閉めさせる。これにより、本実施形態では、ホッパー110から一群の葉茎菜類が落下して直ぐに、ホッパー110の底板111を閉じることができ、作業者の作業効率向上を図ることができるとともに、落下検知センサー160で一群の葉茎菜類を検出している間は、ホッパー110の底板111が閉じられないため、一群の葉茎菜類を底板111で挟んで傷付けてしまうことを防止することができる。
さらに、本実施形態において、葉茎菜類計量装置10は、図6に示すように、ホッパー110の上方に測域センサー16を有している。測域センサー16は、ホッパー110の上方から、2つのホッパー110の開口部を含むエリアを監視エリアとして、当該監視エリアに監視対象物が存在しないかを検知する。なお、図6においては、測域センサー16の監視エリアをグレーの塗りつぶしで示す。測域センサー16は、作業者の手が一対の底板111で挟まれないように監視を行うものであり、ホッパー110の開口部を含む監視エリアに、作業者の手などの対象物があるかを検知し、検知結果を制御部13に送信する。制御部13は、たとえば、計量器120により測定された一群の葉茎菜類の重量が所定の重量範囲となり、かつ、測域センサー16により作業者の手などの対象物が検知されなかった場合に、一対の底板111を開放するようにエアシリンダー130を駆動させることができる。また、制御部13は、一対の底板111を閉める動作を行っている間に、測域センサー16により作業者の手などの対象物が検知された場合には、一対の底板111を開放するようにエアシリンダー130を駆動させることができる。このように、測域センサー16の検知結果に基づいて、一対の底板111の動作を制御することで、作業者の安全性を高めることができる。なお、測域センサー16に代えて、ホッパー110の開口部に作業者の手がないかを検知する方法として、ホッパー110の周縁部上面に光電センサー(投光器と受光器)を設け、ホッパー110の開口部よりも少し高い位置において、光電センサーの投光器から水平方向に光を照射することで、ホッパー110の開口部に作業者の手などの物体が存在するかを検知する構成とすることもできる。ただし、このように光電センサーを設けた場合、ホッパー110の周縁部に光電センサーを設置するためのスペースが必要となる。また、ホッパー110に投入された葉茎菜類の嵩が高い場合(光電センサーよりも高い位置に葉茎菜類が飛び出してしまう場合)に、このような葉茎菜類を光電センサーで検知し続けてしまい、ホッパー110を適切に制御できないおそれがある。これに対して、測域センサー16を用いた場合には、このような問題が生じないため、葉茎菜類計量装置10の省スペース化を図ることができ、嵩の高い葉茎菜類への対応も可能となる。
葉茎菜類計量装置10の計量槽11の下には、搬送装置20が配置されている。本実施形態において、搬送装置20は、図1に示すように、コンベアー25を有する装置であり、ホッパー110から落下した一群の葉茎菜類を、コンベアー25により包装装置30まで自動で搬送する。
また、搬送装置20には、コンベアー25を駆動するためのコンベアモーター(不図示)が内蔵されている。さらに、本実施形態では、図8に示すように、コンベアモーターの回転に連動して回転駆動する伝達部22と、複数のスリット231を有し、伝達部22に連結され伝達部22と共に回転する回転盤23と、回転盤23に形成されたスリット231を検知する光電センサー21も有している。光電センサー21は、たとえば近赤外線センサーやフォトインタラプターなどであり、回転盤23に形成されたスリット231を検知し、検知結果を制御部13に送信する。これにより、制御部13は、光電センサー21がスリット231を検知した回数に基づいて、コンベアー25による搬送距離を算出することができる。なお、図8は、搬送装置20に内蔵される回転盤23および光電センサー21周辺の概要図である。
そして、制御部13は、算出したコンベアー25の搬送距離に基づいて、ホッパー110から落下した一群の葉茎菜類が、搬送方向下流側にある他のホッパー110の下に存在するかを判断し、他のホッパー110の下に一群の葉茎菜類が存在しない場合のみに、他のホッパー110から一群の葉茎菜類を落下させるように、複数のホッパー110の動作を制御する。たとえば、制御部13は、上流側のホッパー110Aから一群の葉茎菜類Xを落下させた場合、一群の葉茎菜類Xを落下させた後のコンベアー25の搬送距離がホッパー110間のピッチ(ホッパー110Aとその下流に位置するホッパー110Bとのピッチ)と等しくなった場合に、一群の葉茎菜類Xは、下流側のホッパー110Bの下に位置すると判断する。この場合、制御部13は、ホッパー110Bに一群の葉茎菜類Yが投入された場合でも、ホッパー110Bに投入された一群の葉茎菜類Yを落下させずに待機させ、ホッパー110Aから落下した一群の葉茎菜類Xがホッパー110Bよりもさらに下流側に位置するホッパー110Cの下まで移動したタイミングで、ホッパー110Bに投入された一群の葉茎菜類Yを落下させるように制御する。
また、葉茎菜類計量装置10は、図2に示すように、作業者が作業を行うための作業台14を有している。作業台14は、作業者が計量槽11に近づくため、作業台14が計量槽11側にせり出ている拡張部141を有している。拡張部141を設けることで、作業者が一群の葉茎菜類を計量槽11に投入しやすくなり作業者の負担を軽減することができるとともに、作業者の姿勢が安定し安全性を高めることができる。なお、葉茎菜類計量装置10のメンテナンス時において、拡張部141が邪魔となる場合が想定されるため、本実施形態において、拡張部141は取り外し容易に構成されている。すなわち、本実施形態では、図9に示すように、作業台14の本体部143に一対の突出部材142が固定されている。一対の突出部材142は、鉛直方向に立設された立設部1421を有し、また、拡張部141の脚部を挟み込むための幅を空けて設置されているため、突出部材142の上に拡張部141を載せるように、突出部材142と拡張部141とを係合することで、拡張部141は、本体部143と連続した状態で、本体部143に前後左右方向に固定されることとなる。また、メンテナンス時に拡張部141が邪魔な場合には、拡張部141を持ち上げるだけで、拡張部141を容易に取り外すことができる。なお、図9は、本実施形態に係る作業台14を示す斜視図であり、作業台14を下側から見た図である。
また、図2に示すように、葉茎菜類計量装置10のフレーム15には、補強部材151が設置されている。具体的には、補強部材151は、図10に示すように、補強部材151の両端部がネジ153により連結部材152に締結されている。また、連結部材152は、フレーム15本体と連結しており、これにより、補強部材151はフレーム15本体に固定されている。補強部材151により、フレーム15の機械的強度を高めることができるが、補強部材151が設置されていると、葉茎菜類計量装置10のメンテンナンス時に、搬送装置20を葉茎菜類計量装置10から引き出すこと(あるいは葉茎菜類計量装置10を搬送装置20から引き出すこと)ができなくなるため、本実施形態では、補強部材151が容易に取り外し可能に設置されている。具体的には、図10に示すように、補強部材151は、連結部材152を介してフレーム15本体に固定されているため、メンテナンス時には、ネジ153を外すだけで、補強部材151をフレーム15本体から取り外すことが可能となっている。
さらに、本実施形態に係る搬送装置20では、図11に示すように、コンベアー25の上側に、一対のガイド部材26が立設されている。図11は、本実施形態に係るガイド部材26を示す概要図である。本実施形態において、一対のガイド部材26は、コンベアー25を挟んで対向するように立設されているとともに、葉茎菜類計量包装装置1全体に亘りコンベアー25の搬送方向に連続して立設されている。また、一対のガイド部材26は、板状の部材であるが、図11に示すように、上側において一対のガイド部材26間の幅が広くなるように屈折して形成されている。これにより、一群の葉茎菜類がホッパー110から落下する際、ガイド部材26が一群の葉茎菜類をガイドすることで、一群の葉茎菜類の姿勢のばらつきを抑制するとともに、一群の葉茎菜類の落下位置を調整することが可能となっている。また、本実施形態では、ガイド部材26における摩擦抵抗を減らすため、ガイド部材26の表面(一群の葉茎菜類と接する面)に、エンボス加工やテフロンコーティングなどの表面処理が施されている。
包装装置30は、搬送装置20により搬送された一群の葉茎菜類を包装袋に包装する。包装装置30は、公知の包装装置を用いることができる。なお、本実施形態では、一群の葉茎菜類を包装袋に包装する包装装置30を例示しているが、包装装置30として、一群の葉茎菜類を結束する結束装置を用いてもよい。また、包装装置30は、包装機能に加えて結束機能も有し、一群の葉茎菜類を結束した後に包装袋に包装する装置としてもよい。
以上のとおり、本実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1において、葉茎菜類計量装置10の計量槽11は、一対の底板111を有するホッパー110と、一対の底板111を開閉するためのエアシリンダー130を有している。ここで、一対の底板111を開く速度が速いほど、ホッパー110から落下した際の一群の葉茎菜類のばらつきを低減することができるが、一対の底板111を開く速度を速くし過ぎてしまうと、一対の底板111の全開時に一対の底板111が急停止して、大きな振動や騒音が生じてしまう場合があった。これに対して、本実施形態においては、エアシリンダー130がエアクッション機能を有するため、一対の底板111を開く速度を速くしても、一対の底板111の全開時の振動や騒音を抑制することができる。
また、本実施形態において、一群の葉茎菜類の搬送方向と一対の底板111の長手方向とが略同一となるように、ホッパー110を配置することで、一群の葉茎菜類の落下回数を少なくし、一群の葉茎菜類のばらつきを抑えることができる。さらに、本実施形態では、ホッパー110の開口部の複数箇所に、仕切り部材140を設置可能となっており、仕切り部材140の位置を変えることにより、ホッパー110に投入する一群の葉茎菜類のサイズ間違いを有効に防止することでもできる。
さらに、本実施形態においては、一対の底板111の上面がテフロンシートなどの樹脂製シートからなり、あるいは、一対の底板111の上面にエンボス加工をすることで、一対の底板111の上面の静止摩擦係数μを低減することができ、一対の底板111を滑り落ちる一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することができる。また、本実施形態では、計量槽11の下方に落下検知センサー160を備え、落下検知センサー160からの信号に基づいて、計量槽11の一対の底板111を閉じる動作を制御することで、一対の底板111による一群の葉茎菜類の挟み込みを防止することができる。さらに、本実施形態では、測域センサー16を備えることで、ホッパー110の開口部における作業者の手の存在を上方から適切に監視することもできる。また、搬送装置20と葉茎菜類計量装置10との間に、葉茎菜類計量装置10から落下する一群の葉茎菜類の落下位置を制御する一対のガイド部材26を設けることで、一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することもできる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1aについて説明する。図12は、第2実施形態に係る計量槽11aを示す斜視図であり、図13は、第2実施形態に係るホッパー110aの要部拡大図である。なお、図13(A)は、ホッパー110aにおいて一対の底板111aが閉じた状態を示す図であり、図13(B)は、ホッパー110aにおいて一対の底板111aが開いた状態を示す図である。図12および図13に示すように、第2実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1aでは、ホッパー110aの構造が第1実施形態のホッパー110と異なること以外は、第1実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1と同様の構造を有し、第1実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1と同様に動作する。
図12および図13に示すように、第2実施形態に係るホッパー110aでは、一対の底板111aが樹脂製シートS4により構成されている。具体的には、図13(A),(B)に示すように、樹脂製シートS4の一方の端部を長辺壁部113aに固定するとともに、もう一方の端部を回転シャフト116に固定し、樹脂製シートS4の途中をスライドシャフト119で折り返し、テンションを張った状態とすることで、一対の底板111aを構成している。なお、第2実施形態においても、支持板112は、第1実施形態と同様に構成され、第1実施形態と同様に、上面に樹脂製シートS3が設けられている。
本実施形態において、回転シャフト116は、モーター1161に連結されており、モーター1161が回転シャフト116を回転させることで、樹脂製シートS4を巻き取り、あるいは、樹脂製シートS4を送り出すことが可能となっている。また、スライドシャフト119は、ガイド118内をスライドするようにガイド118内に配置されており、またスライドシャフト119にはバネ117が連結されている。バネ117は、荷重がかかっていない場合には、図13(A)に示す状態となるが、回転シャフト116により樹脂製シートS4が巻き取られスライドシャフト119が回転シャフト116側にスライドしている場合に、バネ117に荷重が付加され、図13(B)に示すように、バネ117は収縮する。
これにより、第2実施形態に係るホッパー110aでは、以下のように動作することができる。すなわち、一対の底板111aを閉じる場合には、制御部13から回転シャフト116を回転させるモーター1161に信号が出力され、回転シャフト116に巻き取られた樹脂製シートS4が送り出される。これにより、バネ117の復元力により一対のスライドシャフト119が互いに近接する方向(回転シャフト116から離れる方向)にスライドし、その結果、図13(A)に示すように、樹脂製シートS4が互いに近接するまで張り出し、一対の底板111aが閉じられる。また、一対の底板111aを開く場合には、制御部13から回転シャフト116を回転させるモーター1161に信号が出力され、回転シャフト116が樹脂製シートS4を巻き取る。これにより、バネ117が収縮し、スライドシャフト119が互いに離れる方向(回転シャフト116に近づく方向)にスライドする。その結果、図13(B)に示すように、樹脂製シートS4が互いに離れる方向へと引っ張られ、一対の底板111aが開くこととなる。
以上のように、第2実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1aでは、図12および図13に示すように、樹脂製シートS4を板状部材で支持するのではなく、樹脂製シートS4を空中に張った状態にし、樹脂製シートS4を巻き取り可能な巻き取り機構(回転シャフト116、モーター1161、バネ117、ガイド118およびスライドシャフト119など)と、樹脂製シートS4を送り出し可能な送り出し機構(同じく回転シャフト116、モーター1161、バネ117、ガイド118およびスライドシャフト119など)を備えることで、一対の底板111a全体を樹脂製シートS4で構成することができ一群の葉茎菜類を円滑にホッパー110aから落下させることができるとともに、巻き取り機構により樹脂製シートS4を巻き取るだけで一対の底板111aを開くことができ、送り出し機構により樹脂製シートS4を送り出すだけで一対の底板111aを閉じることができる。特に、第2実施形態では、一対の底板111を下方向に回動させずに、樹脂製シートS4を回転シャフト116dで巻き取り/送り出すだけで一対の底板111を開閉することができるため、一対の底板111とコンベアー25上面との距離を短くすることができ、その結果、一群の葉茎菜類のばらつきをより低減することが可能となる。また、第2実施形態では、樹脂製シートS4の巻き取り機構および送り出し機構として、バネ117、ガイド118およびスライドシャフト119を備えることで、樹脂製シートS4を、テンションを高めたまま巻き取り、かつ、テンションを高めたまま送り出すことが可能となっている。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図14および図15は、第3実施形態に係る受取機構18周辺を示す斜視拡大図である。また、図14はホッパー110から一群の葉茎菜類を受け取る際の受取機構18の状態を示す図であり、図15は、受取機構18から一群の葉茎菜類を搬送装置20に引き渡す際の状態を示す図である。図14および図15に示すように、第3実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1bでは、葉茎菜類計量装置10と搬送装置20との間に、受取機構18を備える点において、第1実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1と異なるが、それ以外は、第1実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1と同様の構造を有し、第1実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1と同様に動作する。
第3実施形態において、受取機構18は、一対の受け台181と、一対の駆動部182とを有している。受け台181は、図14および図15に示すように、櫛状の構造を有し、一群の葉茎菜類と接する面積を低減するように構成されている。また、一対の受け台181は、互いに近接する場合には、図14に示すように、一群の葉茎菜類を一対の受け台181で保持することができ、図15に示すように、互いに離れた場合には、一群の葉茎菜類を受け台181から落下させることが可能となっている。なお、図14および図15に示す例において、受け台181は櫛状の構造となっているが、板状の構造とすることも可能である、
一対の駆動部182は、一対の受け台181をそれぞれ駆動するモーターやアクチュエーターであり、受け台181を上下方向に移動させるだけではなく、受け台181を左右方向(一対の受け台181が互いに近づく/離れる方向)にも移動させることができる。なお、本実施形態において、駆動部182は、制御部13の制御に基づいて、受け台181を移動させる。
具体的には、制御部13は、ホッパー110から一群の葉茎菜類を落下させる際に、一対の駆動部182に信号を送信し、図14に示すように、一対の受け台181をホッパー110に近い位置(一対の底板111を開いて一群の葉茎菜類を落下させることが可能な位置)まで上昇させる。これにより、底板111と受け台181との距離が短くなり、一群の葉茎菜類の落下距離を小さくすることができるため、一群の葉茎菜類のばらつきを抑えることが可能となる。また、制御部13は、ホッパー110から葉茎菜類を落下させる際には、一対の受け台181の櫛部が互いに交互するように、一対の受け台181を左右方向(一対の受け台181が互いに近づく方向)に移動させることで、一対の受け台181で一群の葉茎菜類を適切に保持することができる。
一方、制御部13は、一群の葉茎菜類を受取機構18から搬送装置20に落下させる際には、図15に示すように、受け台181を搬送装置20のコンベアー25上面に近い位置まで下降させるとともに、一対の受け台181を左右方向(一対の受け台181が離れる方向)にそれぞれ移動させ、一群の葉茎菜類を搬送装置20のコンベアー25上面に落下させる。この場合も、受け台181から搬送装置20までの距離が短くなるため、一群の葉茎菜類のばらつきを抑えることが可能となる。
以上のように、第3実施形態に係る葉茎菜類計量包装装置1bは、搬送装置20と葉茎菜類計量装置10との間に、ホッパー110から一群の葉茎菜類を受け取り、搬送装置20に一群の葉茎菜類を引き渡す受取機構18を有している。受取機構18は、上下方向に移動可能となっているため、ホッパー110から一群の葉茎菜類を受け取る際の一群の葉茎菜類の落下距離、および、搬送装置20に一群の葉茎菜類を引き渡す際の一群の葉茎菜類の落下距離を短くすることができ、その結果、一群の葉茎菜類のばらつきを抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、搬送装置20がガイド部材26を有する構成を例示したが、葉茎菜類計量装置10がガイド部材26を有する構成とすることができる。また、第2実施形態または第3実施形態では、ガイド部材26を設けない構成とすることもできる。また、上述した第3実施形態では、葉茎菜類計量装置10と搬送装置20との間に受取機構18を備える構成と例示したが、受取機構18は、葉茎菜類計量装置10が有する構成としてもよいし、搬送装置20が有する構成としてもよいし、独立して設置可能な構成としてもよい。
また、上述した第3実施形態では、上下方向に移動する受け台181を有する構成を例示したが、この構成に代えて、計量槽11を上下駆動機構に載せ、ホッパー110を搬送装置20のコンベアー25上面に近い位置まで下降させてから、一対の底板111を開き、一群の葉茎菜類を落下させる構成とすることもできる。
1,1a,1b…葉茎菜類計量包装装置
10…葉茎菜類計量装置
11…計量槽
110…ホッパー
111…底板
112…支持板
1121…上部
113…長辺壁部
114,115…ネジ
116…回転シャフト
1161…モーター
117…バネ
118…ガイド
119…スライドシャフト
1111…ネジ
120…計量器
130…エアシリンダー
140…仕切り部材
150…溝
160…落下検知センサー
171‥コネクター
172‥エアー配管
13…制御部
14…作業台
141…拡張部
142…突出部材
1421…立設部
143…本体部
15…フレーム
151…補強部材
152…連結部材
153…ネジ
16…測域センサー
18…受取機構
181…受け台
182…駆動部
20…搬送装置
21…光電センサー
22…伝達部
23…回転盤
231…スリット
25…コンベアー
26…ガイド部材
30…包装装置

Claims (16)

  1. 一群の葉茎菜類が投入されるホッパーおよびホッパー開閉装置を有し、前記ホッパーに投入された一群の葉茎菜類を計量する複数の計量槽を備え、
    前記ホッパーは、開閉可能な一対の底板を備え、
    前記ホッパー開閉装置は、前記一対の底板を開閉する底板駆動装置を備え、
    前記底板駆動装置が、前記一対の底板を全開する際に生じる振動を緩和させる機能を備えることを特徴とする葉茎菜類計量装置。
  2. 前記ホッパーは、前記葉茎菜類の搬送方向と前記一対の底板の長手方向とが略同一となるように配置される、請求項1に記載の葉茎菜類計量装置。
  3. 前記ホッパーの開口部の複数箇所に、仕切り部材を設置可能であり、
    前記仕切り部材の位置を変えることにより、投入可能な葉茎菜類のサイズを制限することができる、請求項1または2に記載の葉茎菜類計量装置。
  4. 前記一対の底板の上面が樹脂製シートからなる、請求項1ないし3のいずれかに記載の葉茎菜類計量装置。
  5. 前記樹脂製シートを巻き取り可能な巻き取り機構と、
    前記樹脂製シートを送り出し可能な送り出し機構と、を有し、
    前記一対の底板は前記樹脂製シートにより構成されており、
    前記巻き取り機構により前記樹脂製シートを巻き取ることで前記一対の底板を開くことができ、
    前記送り出し機構により前記樹脂製シートを送り出すことで前記一対の底板を閉じることができる、請求項4に記載の葉茎菜類計量装置。
  6. 前記巻き取り機構は、前記樹脂製シートを、テンションを付与した状態で巻き取り可能であり、
    前記送り出し機構は、前記樹脂製シートを、テンションを付与した状態で送り出し可能である、請求項5に記載の葉茎菜類計量装置。
  7. 前記一対の底板の上面にエンボス加工がされている、請求項1ないし3のいずれかに記載の葉茎菜類計量装置。
  8. 前記底板駆動装置が、クッション機能を有する一対のエアシリンダー、回転速度を制御可能な一対のモーター、または、一対のショックアブソーバーを備えてなる、請求項1ないし7のいずれかに記載の葉茎菜類計量装置。
  9. 前記計量槽ごとに、前記計量槽の下方に落下検知センサーを備え、
    前記計量槽の下方に設置された前記落下検知センサーからの信号に基づいて、当該計量槽の前記一対の底板を閉じる動作が制御される、請求項1ないし8のいずれかに記載の葉茎菜類計量装置。
  10. 前記ホッパーの開口部における人の手の存在を上方から監視する測域センサーを備える、請求項1ないし9のいずれかに記載の葉茎菜類計量装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の葉茎菜類計量装置と、
    前記複数の計量槽の下方に配置され、前記複数の計量槽で計量した一群の葉茎菜類を搬送する搬送装置と、を有する、葉茎菜類計量搬送装置。
  12. 前記搬送装置と前記葉茎菜類計量装置との間に、前記葉茎菜類計量装置から落下する一群の葉茎菜類の落下位置を制御する一対のガイド部材が設けられている、請求項11に記載の葉茎菜類計量搬送装置。
  13. 前記搬送装置と前記葉茎菜類計量装置との間に、前記ホッパーから一群の葉茎菜類を受け取り、前記搬送装置に一群の葉茎菜類を引き渡す受取機構を有する、請求項11または12に記載の葉茎菜類計量搬送装置。
  14. 請求項11ないし13のいずれかに記載の葉茎菜類計量搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送された一群の葉茎菜類を包装袋に包装する包装装置と、を有する、葉茎菜類計量包装装置。
  15. 前記計量槽で計量した一群の葉茎菜類が、複数の前記搬送装置に移載されることなく、前記包装装置まで搬送される、請求項14に記載の葉茎菜類計量包装装置。
  16. 前記計量槽で計量された一群の葉茎菜類が、前記搬送装置により、姿勢変更されることなく前記包装装置まで搬送される、請求項14または15に記載の葉茎菜類計量包装装置。
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