JP2022145153A - 廃プラスチック成形物の製造方法、および廃プラスチック成形物の製造装置 - Google Patents

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Yoshihiro Suemune
政洋 関屋
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Hiroyuki Kotsuru
貴男 田谷
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Abstract

【課題】廃プラスチック成形物を的確に切断できる廃プラスチック成形物の製造方法を提供する。【解決手段】本実施形態に係る廃プラスチック成形物の製造方法は、第一出口134Aから押し出された廃プラスチック成形物Pを切断機構によって切断する切断工程を有する。切断工程では、第一出口134Aに対して廃プラスチック成形物Pが押し出される側(矢印T1側)、かつ、第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に位置する第一固定刃161Aと、第一固定刃161Aと共に切断機構を構成する第一回転刃162Aとを用い、第一出口134Aの軸方向に第一回転刃162Aが第一固定刃161Aと重なるように、第一出口134Aに対して上記直交する方向の他方側(矢印S2側)から第一回転刃162Aを移動させ、第一固定刃161A及び第一回転刃162Aによって廃プラスチック成形物Pを切断する。【選択図】図6

Description

本発明は、廃プラスチック成形物の製造方法、および廃プラスチック成形物の製造装置に関する。
家庭ごみ等に含まれる廃プラスチックをリサイクルするために、コークス炉を使用して廃プラスチックを化学原料化する技術がある。コークス炉内に廃プラスチックを投入するためには、当該廃プラスチックを所定形状の成形物に成形する必要がある。
例えば、特許文献1には、プラスチック主体の廃棄物を押出成形機に供給し、塊状の成形製品を製造する技術が記載されている。特に、特許文献1には、押出成形機から押し出された成形物に水を噴出し、固化させることが記載されている。
特許文献2には、押出成形機の出口から押出された成形品を遮蔽板に突き当てた状態で成形品を刃物で長さを揃えて切断することが記載されている。
特許文献3には、溶融ゴミに硬質ゴミが含まれても裁断可能なカッティング装置であって、出口の前方でカッタ刃を上下動させることで溶融混錬状の連続状ゴミを裁断することが記載されている。
特許文献4には、スクリュー式押出機で減容成形した廃プラスチックを切断する装置であって、減容成形機のスクリューと同一軸に構成される切断部材から放射状に延設されるアーム部の先端部に、鋼線を切断要部とする複数個の切断刃を取付け、この切断刃によって棒状吐出物を所定の長さに切断することが記載されている。
特開2003-170429号公報 特開2002-178384号公報 特開平11-244822号公報 特開平11-348038号公報
押出成形部の出口側部分を冷却することで、押出成形部から押し出される廃プラスチック成形物の外表面を冷却すると、廃プラスチック成形物の外周面が固化し、廃プラスチック成形物の膨張を抑制できる。しかしながら、外周面が固化しても廃プラスチック成形物の内部は溶融したままでは、廃プラスチック成形物を刃で切断したときに廃プラスチック成形物の内部の溶融材料が伸びてしまい、廃プラスチック成形物を切りきれない事態が発生する虞がある。したがって、廃プラスチック成形物を的確に切断できるようにするためには改良の余地がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、廃プラスチック成形物を的確に切断可能な新規かつ優れた廃プラスチック成形物の製造装置、および廃プラスチック成形物の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、容器の内部に廃プラスチック原料を投入する原料投入工程と、前記容器の内部で前記廃プラスチック原料を混錬し、加熱する混錬工程と、前記容器の端部に設けられた押出成形部へ向けて前記廃プラスチック原料を移送する移送工程と、前記押出成形部に形成された押出成形孔で前記廃プラスチック原料を押出成形する押出成形工程と、前記押出成形孔から押し出された廃プラスチック成形物を切断機構によって切断する切断工程と、を備え、前記切断工程では、前記押出成形孔の出口に対して前記廃プラスチック成形物が押し出される側、かつ、前記出口に対して前記出口の軸方向と直交する方向の一方側に位置する固定刃と、前記固定刃と共に前記切断機構を構成する可動刃とを用い、前記軸方向に前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記出口に対して前記直交する方向の他方側から前記可動刃を移動させ、前記固定刃及び前記可動刃によって前記廃プラスチック成形物を切断する、廃プラスチック成形物の製造方法が提供される。
前記切断工程において、前記軸方向における前記固定刃に対する前記出口と反対側から前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記可動刃を移動させてもよい。
前記切断工程において、前記軸方向に沿って延びる回転軸線を中心に前記可動刃としての回転刃を回転させてもよい。
前記押出成形部は、環状に配列された複数の前記出口を有し、前記切断機構は、複数の前記出口のそれぞれに対応する複数の前記固定刃を有し、前記切断工程において、複数の前記出口の中心部に位置する前記回転軸線を中心に前記回転刃を回転させて、複数の前記出口からそれぞれ押し出された複数の前記廃プラスチック成形物を切断してもよい。
前記押出成形部は、環状に配列された前記出口としての複数の第一出口と、前記複数の第一出口のうち一部の第一出口と共に環状に配列された前記出口としての複数の第二出口と、を有し、前記切断工程において、前記複数の第一出口の中心部に位置する前記回転軸線としての第一回転軸線を中心に前記回転刃としての第一回転刃を回転させて、前記複数の第一出口からそれぞれ押し出された複数の前記廃プラスチック成形物を切断すると共に、前記複数の第二出口の中心部に位置する前記回転軸線としての第二回転軸線を中心に前記回転刃としての第二回転刃を回転させて、前記複数の第二出口からそれぞれ押し出された複数の前記廃プラスチック成形物を切断してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、容器と、前記容器の内部に設けられたスクリューと、前記容器の内部に投入された廃プラスチック原料が前記容器の端部へ向けて移送される方向に前記スクリューを回転させる移送駆動部と、前記容器の端部に設けられ、前記容器の内部と外部とを連通する押出成形孔を有する押出成形部と、前記押出成形孔から押し出された廃プラスチック成形物を切断する切断機構を有する切断部と、を備え、前記切断部は、前記押出成形孔の出口に対して前記廃プラスチック成形物が押し出される側、かつ、前記出口に対して前記出口の軸方向と直交する方向の一方側に位置する固定刃と、前記固定刃と共に前記切断機構を構成する可動刃と、前記軸方向に前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記出口に対して前記直交する方向の他方側から前記可動刃を移動させる切断駆動部と、を有する、廃プラスチック成形物の製造装置が提供される。
前記切断駆動部は、前記軸方向における前記固定刃に対する前記出口と反対側から前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記可動刃を移動させてもよい。
前記切断駆動部は、前記軸方向に沿って延びる回転軸部材を有し、前記可動刃としての回転刃は、前記回転軸部材に固定されていてもよい。
前記押出成形部は、環状に配列された複数の前記出口を有し、前記切断機構は、複数の前記出口のそれぞれに対応する複数の前記固定刃を有し、前記回転軸部材は、複数の前記出口の中心部に位置していてもよい。
前記押出成形部は、環状に配列された前記出口としての複数の第一出口と、前記複数の第一出口のうち一部の第一出口と共に環状に配列された前記出口としての複数の第二出口と、を有し、前記切断部は、前記複数の第一出口のそれぞれに対応する前記固定刃としての複数の第一固定刃と、前記複数の第二出口のそれぞれに対応する前記固定刃としての複数の第二固定刃と、前記複数の第一固定刃と共に前記切断機構としての第一切断機構を構成する前記回転刃としての第一回転刃と、前記複数の第二固定刃と共に前記切断機構としての第二切断機構を構成する前記回転刃としての第二回転刃と、前記第一回転刃が固定された前記回転軸部材としての第一回転軸部材を有する前記切断駆動部としての第一切断駆動部と、前記第二回転刃が固定された前記回転軸部材としての第二回転軸部材を有する前記切断駆動部としての第二切断駆動部と、を有していてもよい。
本発明によれば、廃プラスチック成形物を的確に切断可能な新規かつ優れた廃プラスチック成形物の製造装置、および廃プラスチック成形物の製造方法が提供される。
本発明の一の実施形態に係る廃プラスチック成形物の製造装置の構成例を示す正面図である。 同実施形態に係る廃プラスチック成形物の製造装置の構成例を示す平面図である。 図2のF3-F3線断面図である。 図3のF4-F4線断面図である。 図3のF5-F5線断面図である。 第一固定刃及び第一回転刃によって廃プラスチック成形物が切断される様子を図4と同様の断面で示す図である。 図6に示される廃プラスチック成形物が切断される様子を第一出口の軸方向から見た図である。 第二固定刃及び第二回転刃によって廃プラスチック成形物が切断される様子を図5と同様の断面で示す図である。 図8に示される廃プラスチック成形物が切断される様子を第二出口の軸方向から見た図である。 同実施形態に係る冷却の様子を模式的に説明する部分断面図である。 図10AにおけるA-A’端面図である。 同実施形態に係る廃プラスチック成形物を模式的に説明する外観図である。 図11AにおけるB-B’端面図である。 同実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造方法の一例を示すフローチャートである。 比較例に係る切断機構によって廃プラスチック成形物が切断される様子を示す断面図である。 図13に示される廃プラスチック成形物が切断される様子を押出成形孔に形成された出口の軸方向から見た図である。
<1.本発明の着想>
押出成形部の出口側部分を冷却することで、押出成形部から押し出される廃プラスチック成形物の外表面を冷却すると、廃プラスチック成形物の外周面が固化し、廃プラスチック成形物の膨張を抑制できる。しかしながら、外周面が固化しても廃プラスチック成形物の内部は溶融したままでは、廃プラスチック成形物を刃で切断したときに廃プラスチック成形物の内部の溶融材料が伸びてしまい、廃プラスチック成形物を切りきれない事態が発生する虞がある。
そこで、発明者らは、廃プラスチック成形物を的確に切断できる手法を鋭意検討した。その結果、可動刃を廃プラスチック成形物に押し当てて廃プラスチック成形物を切断するのではなく、固定刃を用い、固定刃と可動刃で廃プラスチック成形物を鋏の要領で切断することを思い付いた。
以下、図面を参照しながら、上記着想により考案された本発明の一実施形態について詳細に説明する。
<2.廃プラスチック成形物の製造装置の概略構成>
図1、図2を参照しながら、本発明の一の実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造装置100の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造装置100の構成例を示す正面図である。図2は、同実施形態に係る廃プラスチック成形物の製造装置の構成例を示す平面図である。
本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造装置100は、廃プラスチック原料Mに対して、混練および加熱等の処理を行った後、押出成形することで、所定の形状を有する廃プラスチック成形物Pを成形するための装置である。廃プラスチック成形物Pは、例えば、石炭と共にコークス炉内へ挿入され、化学原料としてリサイクルされる。
ここで、廃プラスチック原料Mには、使用済みプラスチック容器をはじめとするプラスチックごみが含まれる。具体的には、廃プラスチック原料Mには、ポリエチレン、ポリスチレン、またはポリプロピレン等の樹脂材料を主成分とするプラスチックごみが含まれる。
廃プラスチック原料Mは、廃プラスチック成形物Pの製造装置100に投入される前の段階で、ある程度破砕された状態であってもよい。破砕には、一次破砕設備及び二次破砕設備が使用される。また、廃プラスチック原料Mは、廃プラスチック成形物Pの製造装置100に投入される前の段階で、ある程度、混練され、加熱された状態であってもよい。この場合、容器110の内部での廃プラスチック原料Mに対する混練、加熱を省略または簡易的に行うようにしてもよい。
廃プラスチック成形物Pの製造装置100は、図1に示すように、容器110と、移送部120と、押出成形部130と、冷却部140とを有している。
(容器)
容器110は、廃プラスチック原料Mを収容することが可能な筐体部分である。容器110は、図1におけるY方向の一端部111側に、Z方向に向かって開口されたホッパ113を有する。かかるホッパ113を介して、容器110の内部に廃プラスチック原料Mが投入される。廃プラスチック原料Mは、容器110の内部で混練される際に、後述するスクリュー121の回転に伴う摩擦や図示しないヒータによる加熱によって150℃以上に加熱される。
容器110の内部での加熱温度が、150℃未満であると、廃プラスチック原料Mの溶融が十分でなく、後述する廃プラスチック成形物Pの成形過程において、表面側の固化が十分に行われない。この結果、廃プラスチック成形物Pの高密度化が実現されない。また、容器110の内部において、廃プラスチック原料Mが150℃以上に加熱されるとは、容器110の内部の全ての領域において、150℃以上に加熱されていることを意味するものではなく、押出成形部130の近傍において押出成形される状態となった廃プラスチック原料Mが、150℃以上に加熱されていれば足りる。具体的には、後述する面板117内に設けられた温度センサ170によって、容器110の内部の温度が測定される。さらに、温度センサ170は、面板117内に設けられたヒータ151の加熱温度を検出可能な範囲内に設けられる。
さらに、容器110の内部には、移送部120が設けられ、かかる移送部120によって、容器110のY方向の他端部115へ向けて廃プラスチック原料Mが混錬されながら移送される。容器110の他端部115には、面板117が設けられている。面板117は、容器110の他端部115に設けられた板状部材であり、面板117には、押出成形部130が設けられている。押出成形部130の詳細については、後述する。面板117の板厚、形状等は、押出成形における押圧力等を考慮して、適宜設定される。
(移送部)
移送部120は、容器110の内部の廃プラスチック原料Mを容器110の他端部115へ向けて混錬しながら移送する。具体的には、移送部120は、図2に示すように、いわゆる2軸押出し機構を有している。図1および図2に示すように、移送部120は、一例として、容器110の内部において軸方向がY方向に沿って設けられた一対のスクリュー121と、スクリュー121の軸方向端部と連結された減速機構123と、減速機構123を介してスクリュー121に回転力を付与するモータ125とを有している。減速機構123及びモータ125は、移送駆動部127を構成している。移送駆動部127は、廃プラスチック原料Mが混錬されながら容器110の一端部111へ向けて移送される方向に各スクリュー121を回転させる。
スクリュー121は、シャフト121Aと、シャフト121Aの周囲に形成された螺旋部121Bとを有する。かかる螺旋部121Bによって、スクリュー121の回転に伴い、廃プラスチック原料Mが容器110の一端部111側から他端部115側へ移送される。また、一対のスクリュー121に設けられた螺旋部121B同士の回転によって、廃プラスチック原料Mが混練されると共に、摩擦によって加熱される。一対のスクリュー121の回転方向は、同じ方向であってもよいし、逆方向であってもよく、容器110の内部の廃プラスチック原料Mの混練、加熱状態等に応じて適宜設定される。
なお、一対のスクリュー121には、ニーディングディスク部が設けられてもよい。ニーディングディスク部は、スクリュー121の軸方向中間に設けられる。一対のスクリュー121に設けられたニーディングディスク部同士の回転によって、廃プラスチック原料Mがより混練されると共に、摩擦によって加熱される。
(押出成形部)
押出成形部130は、複数のノズル131を有する。複数のノズル131は、一例として、いずれも直線パイプ状に形成されている。ノズル131の内側には、容器110の内部と外部とを連通する押出成形孔132が形成されている。複数のノズル131の出口(押出口)側の部分は、面板117の外方側の端面から突出している。ノズル131を有することにより、廃プラスチック原料Mが、押出成形部130と接触する距離が長くなる。これにより、後述するように所定の温度以下とされた押出成形部130との接触に伴う放熱による冷却によって、廃プラスチック原料Mの溶融表面を固化することができる。
また、廃プラスチック原料Mが、押出成形部130と接触する距離が長くなることで、廃プラスチック成形物Pの成形性が向上する。すなわち、押し出し成形後、廃プラスチック成形物Pが所定の径を有する。例えば、ノズル131の距離Lは、20mm以上に設定される。
(冷却部)
冷却部140は、複数のノズル131の出口側部分を100℃以下に冷却する。複数のノズル131の出口側部分は、プラスチック成形物Pが押し出される出口側の部分であって、面板117から突出する部分に相当する。冷却部140による冷却によってもノズル131の出口側部分の温度が100℃より高い温度であると、溶融した廃プラスチック原料Mの表面が、十分に固化されない。この結果、廃プラスチック成形物Pの高密度化が実現されない。また、ノズル131の出口側部分が100℃以下に冷却されるとは、ノズル131の出口側部分の全ての領域において、100℃以下に冷却されていることを意味するものではなく、廃プラスチック原料Mを固化するために必要な範囲のノズル131の出口側部分が、100℃以下に冷却されていれば足りる。具体的には、図1に示すように、ノズル131の出口側部分に設けられた温度センサ133によって、ノズル131の出口側部分の温度が測定される。さらに、温度センサ133は、後述する水冷ノズル141の直下であって、押出成形部130の肉厚の径方向の中間部分の温度を測定可能な位置に設けられる。温度センサ133の一例としては熱電対が挙げられる。
また、ノズル131の冷却される範囲として、例えば、ノズル131の全体の長さの内、ノズル131の出口側部分(容器110の外方側)の少なくとも半分が100℃以下に冷却されていれば足りる。この場合、温度センサ133は、ノズル131の長手方向においてノズル131の出口側部分に設けられる。
また、好ましくは、冷却部140は、ノズル131の出口側部分を70℃以下に冷却する。ノズル131の出口側部分が70℃以下とされることにより、溶融した廃プラスチック原料Mの表面が、より十分に固化される。この結果、押し出し成形後の廃プラスチック原料Mの膨張がより抑制され、廃プラスチック成形物Pの高密度化が実現される。
特に、ノズル131の出口側部分は、冷却部140により供給された冷却水Wによる抜熱によって冷却される。冷却効率の比較的高い冷却水Wによる冷却を行うことで、廃プラスチック原料Mの溶融した表面の固化が効率的に実現される。
図1に示すように、冷却部140は、水冷ノズル141と、水冷ノズル141へ冷却水Wを供給するポンプ143を有する。水冷ノズル141の先端部は、ノズル131の出口側部分に対向する位置に設けられ、水冷ノズル141の先端部から、ノズル131の外周面へ冷却水Wが散布される。図3に示すように、冷却部140は、複数の水冷ノズル141を有し、各水冷ノズル141は、各ノズル131に対して、1つ設けられる。なお、冷却水Wの散布には、冷却水Wの水流を押出成形部130へ向けて流出させる形態、またはミスト状の冷却水Wを押出成形部130へ噴射する形態が含まれる。
ノズル131へ冷却水Wが散布されることにより、冷却水Wと押出成形部130との接触面積が、ノズル131を有さない場合と比較して大きくなる。この結果、冷却部140による冷却の効率がより高くなる。また、ノズル131へ冷却水Wが散布されることにより、冷却水Wが押出成形中の廃プラスチック原料Mに直接かかることが抑制され、廃プラスチック成形物Pに含まれる余計な水分量が低減される。
(加熱部)
廃プラスチック成形物Pの製造装置100は、面板117周辺の温度を調節可能な加熱部150を有している。図1に示すように、加熱部150は、一例として、面板117内に設けられた抵抗加熱式のヒータ151である。押出成形部130の基部は、面板117の内部に位置しており、押出成形部130の基部は、ヒータ151の発する熱で加熱される。押出成形部130の基部は、ノズル131の出口側部分を除く残余の部分であって、面板117の内部に位置する部分に相当する。ヒータ151は、加熱用電源153と接続され、面板117内部での発熱によって、面板117および、その近傍を加熱する。容器110の他端部115の面板117に設けられた加熱部150による加熱によって、廃プラスチック原料Mの温度低下が抑制される。つまり、ノズル131内における廃プラスチック原料Mの溶融状態が、冷却部140による冷却直前、すなわち、ノズル131の出口側部分に供給されるまで維持される。
(切断部)
廃プラスチック成形物Pの製造装置100は、切断部160を有している。切断部160の詳細については、後述するが、図1、図2に示すように、切断部160は、回転刃161と、切断駆動部163と有する。切断駆動部163は、例えば、モータである。回転刃161の中心部には、切断駆動部163の回転軸部材168が固定されている。切断駆動部163は、回転軸部材168を介して、回転刃161に対して回転力を付与する。回転刃161によって、押出成形部130から押し出された廃プラスチック成形物が切断され、廃プラスチック成形物Pが所定の長さを有する棒状に形成される。
また、切断部160は、冷却部140によって冷却されることにより所定の温度以下とされたノズル131の出口側部分において押し出し成形された廃プラスチック原料Mを切断する。このため、廃プラスチック原料Mの外周面が固化し、廃プラスチック原料Mの外形が維持された状態となるので、切断が容易となる。さらに、廃プラスチック原料Mが自重で適当な長さで折れる場合、または外周面が固化されず押出成形後に膨張した廃プラスチック原料Mを切断する場合と比較して、切断箇所がよく制御される。この結果、廃プラスチック成形物Pの形状、寸法が均一化し、廃プラスチック成形物Pの高密度化に加えて、かさ密度の向上が実現される。
廃プラスチック成形物Pの製造装置100は、図1に示すように、面板117周辺の温度を検出可能な温度センサ170を有している。温度センサ170は、一例として、面板117内に挿入された状態で使用される熱電対である。温度センサ170は、一例として、面板117の内部に位置する押出成形部130の基部に設けられている。
(制御部)
また、廃プラスチック成形物Pの製造装置100は、図1に示すように、制御部180を有している。制御部180は、廃プラスチック成形物Pの製造装置100における廃プラスチック成形物Pの成形工程を制御する。制御部180は、具体的には、冷却部140による冷却の際、温度センサ133からの出力に基づいて、散布される冷却水Wの水量、水圧を制御する機能を有する。また、制御部180は、温度センサ170からの出力に基づいて、加熱部150による面板117周辺の加熱を制御する機能を有する。さらに、制御部180は、切断部160の駆動部163、移送部120のモータ125の回転数等を制御する機能を有する。制御部180の上記機能は、一例として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の協働によって実現される。以上、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造装置100の概略構成について説明した。
<3.廃プラスチック成形物Pの製造装置に追加された構成>
廃プラスチック成形物Pの製造装置100には、上記した本発明の着想に基づいて以下の構成が追加されている。つまり、押出成形部130及び切断部160は、以下の構成とされている。
図3は、図2のF3-F3線断面図である。押出成形部130は、円環状を成す第一押出成形部130Aと、同じく円環状を成す第二押出成形部130Bとを有している。第二押出成形部130Bの周方向の一部は、第一押出成形部130Aの周方向の一部と共有している。第一押出成形部130Aは、円環状に配列された複数の第一ノズル131Aによって形成されており、第二押出成形部130Bは、円環状に配列された複数の第一ノズル131Aのうち一部の第一ノズル131Aと、複数の第二ノズル131Bによって形成されている。すなわち、第二押出成形部130Bと第一押出成形部130Aの共有部分は、第一ノズル131Aによって形成されている。第一ノズル131A及び第二ノズル131Bは、一部又は全部が曲線状に形成されていてもよいが、本実施形態では、いずれも直線状に形成されている場合について説明する。また、第一ノズル131A及び第二ノズル131Bは、複数に分岐されていてもよいが、本実施形態では、いずれも一つの出口を有する場合について説明する。第一ノズル131A及び第二ノズル131Bは、図1、図2に示されるノズル131に相当する。
第一ノズル131Aのそれぞれには、第一出口134Aが形成されており、第二ノズル131Bのそれぞれには、第二出口134Bが形成されている。第一出口134Aは、第一ノズル131Aに形成された押出成形孔132(図1、図2参照)の出口に相当し、第二出口134Bは、第二ノズル131Bに形成された押出成形孔132(図1、図2参照)の出口に相当する。複数の第一ノズル131Aが円環状に配列されることにより、複数の第一出口134Aは、円環状に配列されている。また、円環状に配列された複数の第一ノズル131Aのうち一部の第一ノズル131Aと、複数の第二ノズル131Bとによって、円環状の第二押出成形部130Bが形成されることにより、複数の第二出口134Bは、複数の第二ノズル131Bのうち一部の第一ノズル131Aと共に円環状に配列されている。
切断部160は、複数の第一固定刃161Aと、複数の第二固定刃161Bと、第一回転刃162Aと、第二回転刃162Bと、第一切断駆動部163Aと、第二切断駆動部163Bとを有する。第一回転刃162A及び第二回転刃162Bは、図1、図2に示される回転刃162に相当し、第一切断駆動部163A及び第二切断駆動部163Bは、図1、図2に示される切断駆動部163に相当する。
複数の第一固定刃161A及び複数の第二固定刃161Bは、一例として、面板117(図1、図2参照)に固定される。複数の第一固定刃161Aは、複数の第一出口134Aのそれぞれに対応して設けられている。図3に示されるように、第一押出成形部130Aの軸方向から見た場合に、各第一固定刃161Aは、隣り合う第一出口134Aの間に位置する。同様に、複数の第二固定刃161Bは、複数の第二出口134Bのそれぞれに対応して設けられている。第二押出成形部130Bの軸方向から見た場合に、各第二固定刃161Bは、隣り合う第二出口134Bの間に位置する。
第一回転刃162Aは、複数の第一固定刃161Aと共に第一切断機構166Aを構成しており、第二回転刃162Bは、複数の第二固定刃161Bと共に第二切断機構166Bを構成している。第一回転刃162A及び第二回転刃162Bは、いずれも直線棒状に形成されている。
図4は、図3のF4-F4線断面図である。図3、図4に示されるように、各第一固定刃161Aは、具体的には、対応する第一出口134Aに対して第一押出成形部130Aの周方向の一方側(矢印R1側)に位置する。各第一固定刃161Aが、対応する第一出口134Aに対して第一押出成形部130Aの周方向の一方側(矢印R1側)に位置することは、各第一固定刃161Aが、対応する第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に位置することに相当する。
また、第一固定刃161Aは、図4に示されるように、対応する第一出口134Aに対して廃プラスチック成形物Pが押し出される側(矢印T1側)に位置する。この第一固定刃161Aは、対応する第一出口134Aに隣接して(近づけて)設けられている。第一固定刃161Aは、刃167Aを有する。刃167Aは、第一回転刃162Aの回転方向の後側(矢印R2側)に向けて形成されている。
第一回転刃162Aは、刃167Aを有する。刃167Aは、直線棒状に形成された第一回転刃162Aの長さ方向の両側にそれぞれ形成されている。各刃167Aは、第一回転刃162Aの回転方向の前側(矢印R1側)に向けて形成されている。
図5は、図3のF5-F5線断面図である。図3、図5に示されるように、各第二固定は161Bは、具体的には、対応する第二出口134Bに対して第二押出成形部130Bの周方向の一方側(矢印R1側)に位置する。各第二固定刃161Bが、対応する第二出口134Bに対して第二押出成形部130Bの周方向の一方側(矢印R1側)に位置することは、各第二固定刃161Bが、対応する第二出口134Bに対して第二出口134Bの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に位置することに相当する。
また、第二固定刃161Bは、図5に示されるように、対応する第二出口134Bに対して廃プラスチック成形物Pが押し出される側(矢印T1側)に位置する。この第二固定刃161Bは、対応する第二出口134Bに隣接して(近づけて)設けられている。第二固定刃161Bは、刃167Bを有する。刃167Bは、第二回転刃162Bの回転方向の後側(矢印R2側)に向けて形成されている。
第二回転刃162Bは、刃167Bを有する。刃167Bは、直線棒状に形成された第二回転刃162Bの長さ方向の両側にそれぞれ形成されている。各刃167Bは、第二回転刃162Bの回転方向の前側(矢印R1側)に向けて形成されている。
図3に示される第一切断駆動部163A及び第二切断駆動部163Bは、例えば、モータである。第一切断駆動部163Aは、第一回転軸部材168Aを有する。第一回転軸部材168Aは、複数の第一出口134Aの軸方向に沿って延びている。この第一回転軸部材168Aは、第一押出成形部130Aの中心部、すなわち、円環状に配列された複数の第一出口134Aの中心部に位置する。第一回転軸線169Aは、第一出口134Aの軸方向に沿って延びる線であり、第一回転軸部材168Aの中心軸線に相当する。第一回転軸部材168Aの先端部は、第一回転刃162Aの中心部に固定されている。同様に、第二切断駆動部163Bは、第二回転軸部材168Bを有する。第二回転軸部材168Bは、複数の第二出口134Bの軸方向に沿って延びている。この第二回転軸部材168Bは、第二押出成形部130Bの中心部に位置する。第二回転軸線169Bは、第一出口134Aの軸方向に沿って延びる線であり、第二回転軸部材168Bの中心軸線に相当する。第二回転軸部材168Bの先端部は、第二回転刃162Bの中心部に固定されている。
図6は、第一固定刃161A及び第一回転刃162Aによって廃プラスチック成形物Pが切断される様子を図4と同様の断面で示す図であり、図7は、図6に示される廃プラスチック成形物Pが切断される様子を第一出口134Aの軸方向から見た図である。図3、図6、図7に示されるように、第一切断駆動部163Aは、第一回転刃162Aを第一押出成形部130Aの周方向の一方側(矢印R1方向)に回転させる。このとき、各第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に第一固定刃161Aが配置された状態で、各第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の他方側(矢印S2側)から第一回転刃162Aが第一固定刃161Aに近づくように、第一回転刃162Aが回転される。また、第一回転刃162Aは、第一固定刃161Aに近づいたときに、第一出口134Aの軸方向に第一固定刃161Aと重なるが、このとき、より具体的には、第一出口134Aの軸方向における第一固定刃161Aに対する第一出口134Aと反対側(矢印T1側)から第一回転刃162Aが第一固定刃161Aと重なるように、第一回転刃162Aの位置が設定されている。
図8は、第二固定刃161B及び第二回転刃162Bによって廃プラスチック成形物Pが切断される様子を図5と同様の断面で示す図であり、図9は、図8に示される廃プラスチック成形物Pが切断される様子を第二出口134Bの軸方向から見た図である。図3、図8、図9に示されるように、第二切断駆動部163Bは、第二回転刃162Bを第二押出成形部130Bの周方向の一方側に回転(矢印R1方向)させる。このとき、各第二出口134Bに対して第二出口134Bの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に第二固定刃161Bが配置された状態で、各第二出口134Bに対して第二出口134Bの軸方向と直交する方向の他方側(矢印S2側)から第二回転刃162Bが第二固定刃161Bに近づくように、第二回転刃162Bが回転される。また、第二回転刃162Bは、第二固定刃161Bに近づいたときに、第二出口134Bの軸方向に第二固定刃161Bと重なるが、このとき、より具体的には、第二出口134Bの軸方向における第二固定刃161Bに対する第二出口134Bと反対側(矢印T1側)から第二回転刃162Bが第二固定刃161Bと重なるように、第二回転刃162Bの位置が設定されている。
<4.廃プラスチック成形物Pの成形過程>
次に、図10A、図10B、図11A、および図11Bを参照しながら、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの成形過程について説明する。図10Aは、本実施形態に係る冷却の様子を模式的に説明する部分断面図である。また、図10Bは、図10AにおけるA-A’端面図である。図11Aは、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pを模式的に説明する外観図である。図11Bは、図11AにおけるB-B’端面図である。
まず、容器110の内部で混練され、150℃以上に加熱された廃プラスチック原料Mは、面板117の設けられた他端部115へ向けて容器110の内部を移送される。このとき、150℃以上に加熱された廃プラスチック原料Mは、容器110の内部で少なくとも外表面が溶融状態である。その後、図10Aに示すように、廃プラスチック原料Mは、押し出されながらノズル131内を通過する。このとき、廃プラスチック原料Mとノズル131の内周面との接触に伴う放熱によって、廃プラスチック原料Mの温度が低下する。特に、押出成形部130がノズル131を有することにより、摩擦の生じる距離が長くなることで、廃プラスチック原料Mの温度がより低下する。
また、ノズル131の出口側部分は、冷却部140によって少なくとも廃プラスチック原料Mが押し出される間、冷却されている。ここで、冷却部140は、溶融状態の廃プラスチック原料Mの固化が開始される温度である100℃以下にノズル131の出口側部分を冷却している。具体的には、冷却部140は、ノズル131の出口側部分の外周面に冷却水Wを散布する。このため、ノズル131の出口側部分を通過している間に、溶融状態であった廃プラスチック原料Mは、ノズル131の出口側部分と接触する外周側から固化していく。すなわち、図10Bに示すように、廃プラスチック原料Mは、その外周側に固化した領域M1を形成しながら、ノズル131内を押し出され、廃プラスチック成形物Pとして成形される。ノズル131の出口側部分を通過中に、廃プラスチック成形物Pの外周側に固化した領域P1が形成されることから、ノズル131の出口側部分から押し出された後も、廃プラスチック成形物Pが、径方向外側に膨張することが抑制される。
図11Aに示すように、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pは、硬質な外殻を有する短尺な略棒状の成形物である。また、図11Bに示すように、廃プラスチック成形物Pには、廃プラスチック成形物Pの横断面視で外周面側に固化した領域P1が形成されている。図11Bに破線で外形を示した冷却しない場合の廃プラスチック成形物PQと比較して、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pは、径方向の膨張が抑制されている。以上、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの成形過程について説明した。
<5.廃プラスチック成形物Pの製造方法>
次に、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造方法について、図12を参照しながら説明する。図12は、本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造方法の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造方法では、廃プラスチック原料Mから廃プラスチック成形物Pが成形される間、廃プラスチック原料Mに対して、原料投入工程、混錬工程、移送工程、押出成形工程がこの順に行われる。また、これらの工程を経て成形された廃プラスチック成形物Pに対しては、切断工程が行われる。
(原料投入工程)
ステップS1の原料投入工程では、一次破砕設備及び二次破砕設備で破砕された廃プラスチック原料Mが、ホッパ113を通じて容器110の内部に投入される。
(混錬工程)
ステップS2の混錬工程では、廃プラスチック原料Mが容器110の内部で混錬される。この混錬工程では、廃プラスチック原料Mがスクリュー121の回転に伴って混練されると共に150℃以上に加熱される。混錬工程では、廃プラスチック原料Mが150℃以上に加熱されるので、廃プラスチック原料Mを十分に溶融させることができる。この混錬工程で廃プラスチック原料Mを十分に溶融させておことにより、後の押出成形工程において、廃プラスチック原料Mの表面側の固化を十分に行うことが可能になる。
(移送工程)
ステップS3の移送工程では、容器110の内部で混錬され、150℃以上に加熱された廃プラスチック原料Mがスクリュー121の回転に伴って押出成形部130へ向けて移送される。
(押出成形工程)
ステップS4の押出成形工程では、上述の廃プラスチック成形物Pの成形過程で説明した通り、押出成形部130のノズル131に形成された押出成形孔132によって廃プラスチック原料Mが押出成形され、廃プラスチック成形物Pが形成される。
(切断工程)
ステップS5の切断工程では、切断部160によって、押出成形孔132から押し出された廃プラスチック成形物Pが切断され、廃プラスチック成形物Pが所定の長さを有する棒状に形成される。
この切断工程は、より具体的には、次のように行われる。すなわち、図3、図6~図9に示されるように、切断工程では、第一押出成形部130Aから押し出された複数の廃プラスチック成形物Pが第一切断機構166Aによって切断され、第二押出成形部130Bから押し出された複数の廃プラスチック成形物Pが第二切断機構166Bによって切断される。
図3、図6、図7に示されるように、第一切断機構166Aでは、第一出口134Aに対して廃プラスチック成形物Pが押し出される側(矢印T1側)、かつ、第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に各第一固定刃161Aが位置した状態で、第一切断駆動部163Aの作動に伴い、第一回転刃162Aが第一回転軸線169Aを中心に回転する。この回転により、第一回転刃162Aは、各第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の他方側(矢印S2側)から各第一固定刃161Aに近づくように移動する。また、このとき、第一回転刃162Aは、第一出口134Aの軸方向における第一固定刃161Aに対する第一出口134Aと反対側(矢印T1側)から第一固定刃161Aと重なるように移動する。そして、第一回転刃162Aが第一固定刃161Aに近づくと、第一固定刃161A及び第一回転刃162Aが鋏のように機能し、第一固定刃161Aによって廃プラスチック成形物Pが支持された状態で、第一回転刃162Aによって廃プラスチック成形物Pが徐々に切断される。
同様に、図3、図8、図9に示されるように、第二切断機構166Bでは、第二出口134Bに対して廃プラスチック成形物Pが押し出される側(矢印T1側)、かつ、第二出口134Bに対して第二出口134Bの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に各第二固定刃161Bが位置した状態で、第二切断駆動部163Bの作動に伴い、第二回転刃162Bが第二回転軸線169Bを中心に回転する。この回転により、第二回転刃162Bは、各第二出口134Bに対して第二出口134Bの軸方向と直交する方向の他方側(矢印S2側)から各第二固定刃161Bに近づくように移動する。また、このとき、第二回転刃162Bは、第二出口134Bの軸方向における第二固定刃161Bに対する第二出口134Bと反対側(矢印T1側)から第二固定刃161Bと重なるように移動する。そして、第二回転刃162Bが第二固定刃161Bに近づくと、第二固定刃161B及び第二回転刃162Bが鋏のように機能し、第二固定刃161Bによって廃プラスチック成形物Pが支持された状態で、第二回転刃162Bによって廃プラスチック成形物Pが徐々に切断される。以上、本発明の一の実施形態に係る廃プラスチック成形物Pの製造方法について説明した。
<6.比較例>
図13は、比較例に係る切断機構266によって廃プラスチック成形物Pが切断される様子を示す断面図であり、図14は、図13に示される廃プラスチック成形物Pが切断される様子を押出成形孔132に形成された出口の軸方向から見た図である。比較例に係る切断機構266は、上述の本実施形態に対し、固定刃が省かれたものである。つまり、図13、図14に示されるように、比較例に係る切断機構266では、押出成形孔132の出口から押し出された廃プラスチック成形物Pが回転刃162によってのみ切断される。しかしながら、この比較例では、外周面が固化しても廃プラスチック成形物Pの内部は溶融したままでは、廃プラスチック成形物Pを回転刃162で切断したときに廃プラスチック成形物Pの内部の溶融材料が伸びてしまい、廃プラスチック成形物Pを切りきれない事態が発生する虞がある。
<7.本実施形態の作用及び効果>
本実施形態は、上述の比較例に対して以下の有利な作用及び効果を有する。ここで、図3、図6、図7を参照しながら、第一押出成形部130A及び第一切断機構166Aを例に本実施形態の作用効果を説明すると、本実施形態の切断工程では、第一出口134Aに対して廃プラスチック成形物Pが押し出される側(矢印T1側)、かつ、第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の一方側(矢印S1側)に第一固定刃161Aが位置した状態で、第一回転刃162Aが第一回転軸線169Aを中心に一方側(矢印R1側)に回転する。この回転により、第一回転刃162Aは、各第一出口134Aに対して第一出口134Aの軸方向と直交する方向の他方側(矢印S2側)から各第一固定刃161Aに近づくように移動する。また、このとき、第一回転刃162Aは、第一出口134Aの軸方向に第一固定刃161Aと重なるように移動する。そして、第一回転刃162Aが第一固定刃161Aに近づくと、第一固定刃161A及び第一回転刃162Aが鋏のように機能し、第一固定刃161Aによって廃プラスチック成形物Pが支持された状態で、第一回転刃162Aによって廃プラスチック成形物Pが徐々に切断される。これにより、廃プラスチック成形物Pの内部は溶融したままでも、廃プラスチック成形物Pの内部の溶融材料が伸びて廃プラスチック成形物Pを切りきれない事態が発生することを抑制し、廃プラスチック成形物Pを的確に切断できる。
また、第一回転刃162Aは、第一出口134Aの軸方向における第一固定刃161Aに対する第一出口134Aと反対側(矢印T1側)から第一固定刃161Aと重なるように、第一固定刃161Aに向けて移動する。これにより、第一固定刃161Aを第一出口134Aに近づけて配置できると共に、第一回転刃162Aが第一ノズル131Aの端部と干渉することを抑制できる。
また、第一切断駆動部163Aは、第一出口134Aの軸方向に沿って延びる第一回転軸部材168Aを有し、第一回転刃162Aは、第一回転軸部材168Aに固定されている。これにより、第一回転刃162Aを簡単な構成で第一出口134Aに対して移動させることができる。
また、第一押出成形部130Aは、環状に配列された複数の第一出口134Aを有し、第一切断機構部166Aは、複数の第一出口134Aのそれぞれに対応する複数の第一固定刃161Aを有し、第一回転軸部材168Aは、複数の第一出口134Aの中心部に位置する。これにより、第一回転刃162Aを回転させることにより、複数の第一出口134Aから押し出された複数の廃プラスチック成形物Pを切断することができるので、切断工程の作業効率を向上させることができる。
以上は、第一押出成形部130A及び第一切断機構166Aによる作用及び効果であるが、図3、図8、図9に示される第二押出成形部130B及び第二切断機構166Bについても、第一押出成形部130A及び第一切断機構166Aと同様の作用及び効果を得ることができる。
また、切断部160は、第一切断機構166A及び第二切断機構166Bを有するので、切断機構が二つある分、切断工程の作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、上記作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果が得られる。すなわち、本実施形態によれば、図1に示されるように、容器110の内部で所定温度以上に加熱された廃プラスチック原料Mに対して押出成形部130で押出成形を行う際に、冷却部140によってノズル131の出口側部分を所定温度以下に冷却する。これにより、廃プラスチック原料Mの溶融した表面を固化することができる。この結果、押出し中または押出成形部130から押出された後の廃プラスチック成形物Pの膨張が抑制され、高密度化が実現される。さらに、廃プラスチック成形物Pの高密度化が実現されることで、廃プラスチック成形物Pの運搬効率が向上する等、後工程での取り扱いが容易になる。
特に、廃プラスチック成形物Pがコークス炉での化学原料リサイクルに用いられる場合、コークス炉内への効率的な投入の観点から、廃プラスチック成形物Pの高密度化が要求されることがある。本実施形態によれば、廃プラスチック成形物Pを製造する際、押出し中の押出成形部130を所定温度以下に冷却することにより、廃プラスチック原料Mの溶融した表面を固化することで、廃プラスチック成形物Pの高密度化が実現される。
また、本実施形態によれば、廃プラスチック成形物Pの成形において一般的な工程である廃プラスチック原料Mを成形し、切断した後に冷却する場合と比較して、押出成形中に押出成形部130を介して廃プラスチック原料Mの外表面側を冷却するので、工程が簡略化される。さらに、押出成形部130を100℃以下とすることで、押出成形中の温度を規定しない場合と比較して、押出成形部130から押し出され直後の廃プラスチック原料Mの膨張が効果的に抑制される。
また、本実施形態によれば、押出成形中の押出成形部130が所定の温度以下とされることにより、冷却水Wが押出成形中または成形後の廃プラスチック原料Mに直接散布される場合と比較し、冷却水が廃プラスチック原料Mに直接かかることが抑制され、廃プラスチック成形物Pに含まれる余計な水分量が低減される。
<8.本実施形態の変形例>
続いて、本発明の実施形態のいくつかの変形例について説明する。なお、以下で説明するいくつかの変形例において、上記実施形態と共通する構成については説明を省略する。
また、上記実施形態において、移送部120は、一対のスクリュー121を有する2軸押出し機構とされているが、1本のスクリュー121による1軸押出し機構でもよい。
また、上記実施形態において、冷却部140では冷却水が噴射されるが、冷却部140から空気が噴射されてもよく、また、水以外の冷却液(油、ポリマー水溶液等)が噴射されてもよい。
また、上記実施形態において、ノズル131は、直線パイプ状に形成されているが、一部又は全部が湾曲していてもよい。
また、上記実施形態において、切断部160は、回転する回転刃162を有するが、回転刃162の代わりに、直線状又は曲線状に移動する可動刃が用いられてもよい。
また、上記実施形態において、切断部160は、第一切断機構166A及び第二切断機構166Bを有するが、一つの切断機構を有していてもよい。
また、上記実施形態において、第一回転刃162Aは、第一出口134Aの軸方向における第一固定刃161Aに対する第一出口134Aと反対側(矢印T1側)から第一固定刃161Aと重なるが、第一出口134Aの軸方向における第一固定刃161Aに対する第一出口134A側(矢印T1と反対側)から第一固定刃161Aと重なってもよい。同様に、第一回転刃162Aも、第二出口134Bの軸方向における第二固定刃161Bに対する第二出口134B側(矢印T1と反対側)から第二固定刃161Bと重なってもよい。
また、上記実施形態において、押出成形部130は、複数のノズル131を有するが、一つのノズル131を有する構成でもよい。
また、上記実施形態において、押出成形部130は、ノズル131を有するが、ノズル131を有さずに、容器110の面板117に押出成形孔132が形成された構成でもよい。
上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 廃プラスチック成形物の製造装置
110 容器
113 ホッパ
118 混錬加熱部
120 移送部
121 スクリュー
125 移送駆動部
130 押出成形部
130A 第一押出成形部
130B 第二押出成形部
131 ノズル
131A 第一ノズル
131B 第二ノズル
132 押出成形孔
134A 第一出口
134B 第二出口
140 冷却部
160 切断部
161 回転刃
161A 第一固定刃
161B 第二固定刃
162 回転刃
162A 第一回転刃
162B 第二回転刃
163 切断駆動部
163A 第一切断駆動部
163B 第二切断駆動部
165 回転軸部材
166A 第一切断機構
166B 第二切断機構
168A 第一回転軸部材
168B 第二回転軸部材
169A 第一回転軸線
169B 第二回転軸線

Claims (10)

  1. 容器の内部に廃プラスチック原料を投入する原料投入工程と、
    前記容器の内部で前記廃プラスチック原料を混錬し、加熱する混錬工程と、
    前記容器の端部に設けられた押出成形部へ向けて前記廃プラスチック原料を移送する移送工程と、
    前記押出成形部に形成された押出成形孔で前記廃プラスチック原料を押出成形する押出成形工程と、
    前記押出成形孔から押し出された廃プラスチック成形物を切断機構によって切断する切断工程と、
    を備え、
    前記切断工程では、前記押出成形孔の出口に対して前記廃プラスチック成形物が押し出される側、かつ、前記出口に対して前記出口の軸方向と直交する方向の一方側に位置する固定刃と、前記固定刃と共に前記切断機構を構成する可動刃とを用い、前記軸方向に前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記出口に対して前記直交する方向の他方側から前記可動刃を移動させ、前記固定刃及び前記可動刃によって前記廃プラスチック成形物を切断する、
    廃プラスチック成形物の製造方法。
  2. 前記切断工程において、前記軸方向における前記固定刃に対する前記出口と反対側から前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記可動刃を移動させる、
    請求項1に記載の廃プラスチック成形物の製造方法。
  3. 前記切断工程において、前記軸方向に沿って延びる回転軸線を中心に前記可動刃としての回転刃を回転させる、
    請求項1又は請求項2に記載の廃プラスチック成形物の製造方法。
  4. 前記押出成形部は、環状に配列された複数の前記出口を有し、
    前記切断機構は、複数の前記出口のそれぞれに対応する複数の前記固定刃を有し、
    前記切断工程において、複数の前記出口の中心部に位置する前記回転軸線を中心に前記回転刃を回転させて、複数の前記出口からそれぞれ押し出された複数の前記廃プラスチック成形物を切断する、
    請求項3に記載の廃プラスチック成形物の製造方法。
  5. 前記押出成形部は、環状に配列された前記出口としての複数の第一出口と、前記複数の第一出口のうち一部の第一出口と共に環状に配列された前記出口としての複数の第二出口と、を有し、
    前記切断工程において、前記複数の第一出口の中心部に位置する前記回転軸線としての第一回転軸線を中心に前記回転刃としての第一回転刃を回転させて、前記複数の第一出口からそれぞれ押し出された複数の前記廃プラスチック成形物を切断すると共に、前記複数の第二出口の中心部に位置する前記回転軸線としての第二回転軸線を中心に前記回転刃としての第二回転刃を回転させて、前記複数の第二出口からそれぞれ押し出された複数の前記廃プラスチック成形物を切断する、
    請求項4に記載の廃プラスチック成形物の製造方法。
  6. 容器と、
    前記容器の内部に設けられたスクリューと、
    前記容器の内部に投入された廃プラスチック原料が前記容器の端部へ向けて移送される方向に前記スクリューを回転させる移送駆動部と、
    前記容器の端部に設けられ、前記容器の内部と外部とを連通する押出成形孔を有する押出成形部と、
    前記押出成形孔から押し出された廃プラスチック成形物を切断する切断機構を有する切断部と、
    を備え、
    前記切断部は、
    前記押出成形孔の出口に対して前記廃プラスチック成形物が押し出される側、かつ、前記出口に対して前記出口の軸方向と直交する方向の一方側に位置する固定刃と、
    前記固定刃と共に前記切断機構を構成する可動刃と、
    前記軸方向に前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記出口に対して前記直交する方向の他方側から前記可動刃を移動させる切断駆動部と、
    を有する、
    廃プラスチック成形物の製造装置。
  7. 前記切断駆動部は、前記軸方向における前記固定刃に対する前記出口と反対側から前記可動刃が前記固定刃と重なるように、前記可動刃を移動させる、
    請求項6に記載の廃プラスチック成形物の製造装置。
  8. 前記切断駆動部は、前記軸方向に沿って延びる回転軸部材を有し、
    前記可動刃としての回転刃は、前記回転軸部材に固定されている、
    請求項6又は請求項7に記載の廃プラスチック成形物の製造装置。
  9. 前記押出成形部は、環状に配列された複数の前記出口を有し、
    前記切断機構は、複数の前記出口のそれぞれに対応する複数の前記固定刃を有し、
    前記回転軸部材は、複数の前記出口の中心部に位置する、
    請求項8に記載の廃プラスチック成形物の製造装置。
  10. 前記押出成形部は、
    環状に配列された前記出口としての複数の第一出口と、
    前記複数の第一出口のうち一部の第一出口と共に環状に配列された前記出口としての複数の第二出口と、
    を有し、
    前記切断部は、
    前記複数の第一出口のそれぞれに対応する前記固定刃としての複数の第一固定刃と、
    前記複数の第二出口のそれぞれに対応する前記固定刃としての複数の第二固定刃と、
    前記複数の第一固定刃と共に前記切断機構としての第一切断機構を構成する前記回転刃としての第一回転刃と、
    前記複数の第二固定刃と共に前記切断機構としての第二切断機構を構成する前記回転刃としての第二回転刃と、
    前記第一回転刃が固定された前記回転軸部材としての第一回転軸部材を有する前記切断駆動部としての第一切断駆動部と、
    前記第二回転刃が固定された前記回転軸部材としての第二回転軸部材を有する前記切断駆動部としての第二切断駆動部と、
    を有する、
    請求項9に記載の廃プラスチック成形物の製造装置。
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