JP2022144288A - 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】綴じ媒体をより適切に検出する。【解決手段】媒体搬送装置は、媒体の載置面を有する載置台と、媒体を給紙するピックローラと、ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、ピックローラよりも搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、載置面上のピックローラのローラニップの中心位置を基準として、搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、搬送方向と直交する方向に対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、媒体が綴じ媒体であると判定する判定部と、媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する制御部と、を有し、測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する。【選択図】図8

Description

本発明は、媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムに関し、特に、媒体が綴じ媒体であるか否かを判定する媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
スキャナ等の媒体搬送装置は、複数の媒体を分離して給送する機能を有している。しかしながら、複数の媒体を分離して給送する機能を有効にした状態で、ステープルで綴じられた綴じ媒体が搬送されると、媒体は分離されずに浮き上がり、ジャム(紙詰まり)等の搬送異常が発生する可能性がある。媒体搬送装置では、媒体の搬送異常が発生した場合に媒体の損傷を防止できるように、綴じ媒体を検出して媒体の給送を停止することが求められている。
シートが複数枚重なっている場合に、シートを1枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、シートの搬送路への取込み異常を検知する異常検知手段と、を有するシート給送装置が知られている(特許文献1)。この異常検知手段は、シートの搬送方向に対して取込ローラと略同一位置に配置される発光部が取込ローラの軸方向の側部近傍に向けて照射する光がシートにより遮光された場合に、シートの取り込み異常を検知する。綴じられたシートが分離されようとする際の跳ね上がりにより発光部が照射する光が遮光されるため、このシート給送装置により綴じられたシートが検出される。
特開2008-247540号公報
媒体搬送装置では、綴じ媒体をより適切に検出することが求められている。
媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムの目的は、綴じ媒体を適切に検出することにある。
実施形態に係る媒体搬送装置は、媒体の載置面を有する載置台と、媒体を給紙するピックローラと、ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、ピックローラよりも搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、載置面上のピックローラのローラニップの中心位置を基準として、搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、搬送方向と直交する方向に対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、媒体が綴じ媒体であると判定する判定部と、媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する制御部と、を有し、測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する。
実施形態に係る制御方法は、媒体の載置面を有する載置台と、媒体を給紙するピックローラと、ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、ピックローラよりも搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、載置面上のピックローラのローラニップの中心位置を基準として、搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、搬送方向と直交する方向に対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、を有する媒体搬送装置の制御方法であって、測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、媒体が綴じ媒体であると判定し、媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する、ことを含み、測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する。
実施形態に係る制御プログラムは、媒体の載置面を有する載置台と、媒体を給紙するピックローラと、ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、ピックローラよりも搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、載置面上のピックローラのローラニップの中心位置を基準として、搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、搬送方向と直交する方向に対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、媒体が綴じ媒体であると判定し、媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する、ことを媒体搬送装置に実行させ、測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する。
媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムは、綴じ媒体を適切に検出することを可能とする。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
実施形態に係る媒体搬送装置100の斜視図である。 媒体搬送装置100における媒体の搬送経路を説明するための図である。 測距センサ112の配置の例を説明するための図である。 測定領域Tについて説明するための図である。 先端綴じ媒体について説明するための図である。 先端綴じ媒体が搬送された状態を示す図である。 後端綴じ媒体について説明するための図である。 後端綴じ媒体が搬送された状態を示す図である。 側端カール媒体の検出について説明するための図である。 測距センサ112の配置について説明するための図である。 測距センサ112の配置について説明するための図である。 媒体搬送装置100の概略構成の例を示すブロック図である。 記憶装置140及び処理回路150の概略構成の例を示すブロック図である。 媒体読取処理の動作の例を示すフロー図である。 後端綴じ媒体が搬送された状態を示す図である。 判定処理の動作の例を示すフロー図である。 処理回路250の概略構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の一側面に係る媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムについて図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、イメージスキャナとして構成された媒体搬送装置100を示す斜視図である。媒体搬送装置100は、原稿である媒体を搬送し、撮像する。媒体は、用紙又は厚紙等である。また、媒体は、ステープル、紐又はクリップ等の綴じ具によって複数の媒体が綴じられた綴じ媒体を含む。媒体搬送装置100は、ファクシミリ、複写機、プリンタ複合機(MFP、Multifunction Peripheral)等でもよい。なお、媒体搬送装置100はプリンタ等でもよく、この場合、搬送される媒体は印刷対象物等である。
媒体搬送装置100は、第1筐体101、第2筐体102、載置台103、排出台104、操作装置105及び表示装置106等を備える。
第1筐体101は、媒体搬送装置100の上側に配置され、媒体つまり時、媒体搬送装置100内部の清掃時等に開閉可能なようにヒンジにより第2筐体102に係合している。
載置台103は、搬送される媒体を載置可能に第2筐体102に係合している。載置台103は、媒体の載置面103aを有し、載置面103a上には、一対のサイドガイド103bが設けられている。各サイドガイド103bは、高さ方向A1において所定の高さを有し、載置台103に載置された媒体の幅方向を規制する。載置台103は、第2筐体102の媒体供給側の側面に、不図示のモータによって略鉛直方向(高さ方向)A1に移動可能に設けられる。載置台103は、媒体を搬送していないときは媒体が容易に載置されるように下端の位置に配置され、媒体を搬送するときは最も上側に載置された媒体が後述するピックローラと接触する位置まで上昇する。排出台104は、排出された媒体を保持可能に第1筐体101上に形成され、排出された媒体を積載する。
操作装置105は、ボタン等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインタフェース回路を有し、利用者による入力操作を受け付け、利用者の入力操作に応じた操作信号を出力する。表示装置106は、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)等を含むディスプレイ及びディスプレイに画像データを出力するインタフェース回路を有し、画像データをディスプレイに表示する。
図1において矢印A2は媒体搬送方向を示し、矢印A3は媒体排出方向を示し、矢印A4は媒体搬送方向と直交する幅方向を示す。以下では、上流とは媒体搬送方向A2又は媒体排出方向A3の上流のことをいい、下流とは媒体搬送方向A2又は媒体排出方向A3の下流のことをいう。
図2は、媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。媒体搬送装置100内部の搬送経路は、第1媒体センサ111、複数の測距センサ112、ピックローラ113、給送ローラ114、ブレーキローラ115、第2媒体センサ116、第1~第8搬送ローラ117a~h、第1~第8従動ローラ118a~h、第1撮像装置119a及び第2撮像装置119b等を有している。以下では、第1撮像装置119a及び第2撮像装置119bをまとめて撮像装置119と称する場合がある。
ピックローラ113、給送ローラ114、ブレーキローラ115、第1~第8搬送ローラ117a~h及び/又は第1~第8従動ローラ118a~hのそれぞれの数は一つに限定されず、複数でもよい。その場合、複数のピックローラ113、給送ローラ114、ブレーキローラ115、第1~第8搬送ローラ117a~h及び/又は第1~第8従動ローラ118a~hは、それぞれ幅方向A4に間隔を空けて並べて配置される。以下では、媒体搬送装置100がそれぞれ二つのピックローラ113及び給送ローラ114を有している例を説明する。
第1筐体101の、第2筐体102と対向する面は媒体の搬送路の第1ガイド101aを形成し、第2筐体102の、第1筐体101と対向する面は媒体の搬送路の第2ガイド102aを形成する。
第1媒体センサ111は、載置台103に、即ち給送ローラ114及びブレーキローラ115より上流側に配置され、載置台103における媒体の載置状態を検出する。第1媒体センサ111は、媒体が接触している場合、又は、媒体が接触していない場合に所定の電流を流す接触検知センサにより、載置台103に媒体が載置されているか否かを判別する。第1媒体センサ111は、載置台103に媒体が載置されている状態と載置されていない状態とで信号値が変化する第1媒体信号を生成して出力する。なお、第1媒体センサ111は接触検知センサに限定されず、第1媒体センサ111として、光検知センサ等の、媒体の有無を検出可能な他の任意のセンサが使用されてもよい。
複数の測距センサ112は、測距部の一例であり、搬送される媒体の浮き上がりを検出するために使用される。測距センサ112は、第1筐体101の前面に、即ちピックローラ113よりも上流側の媒体の搬送経路の上方に配置され、媒体までの距離を測定する。測距センサ112は、第1筐体101の上流側に設けられた前面壁101bの高さ方向A1における下端から、前面壁101bと第1ガイド101aとを接続するように延伸する斜面101c上に配置される。測距センサ112は、発光素子、受光素子及び出力回路を備える。発光素子は、例えばLED(Light Emitting Diode)であり、搬送される媒体に向かって赤外線等の光を照射する。受光素子は、例えばフォトダイオードであり、発光素子から照射され媒体において反射された光を検出する。出力回路は、発光素子が光を照射してから受光素子が光を検出するまでの時間に基づいて、測距センサ112から媒体までの距離を示す測距信号を出力する。
ピックローラ113は、第1筐体101に設けられ、媒体搬送路と略同一の高さまで上昇した載置台103に載置された媒体と接触して、その媒体を下流側に向けて給紙する。
給送ローラ114は、第1筐体101内に、ピックローラ113より下流側に設けられ、ピックローラ113により給送された媒体をさらに下流側に向けて給送する。ブレーキローラ115は、第2筐体102内に、給送ローラ114と対向して配置される。給送ローラ114及びブレーキローラ115は、分離ローラの一例であり、媒体の分離動作を行い、媒体を分離して一枚ずつ給送する。給送ローラ114は、ブレーキローラ115に対して上側に配置されており、給送ローラ114及びブレーキローラ115は、上側に積層された媒体から搬送するように媒体を分離する、いわゆる上取り方式により媒体を給送する。
第2媒体センサ116は、給送ローラ114及びブレーキローラ115より下流側に配置される。第2媒体センサ116は、その位置に媒体が存在するか否かを検出する。第2媒体センサ116は、回帰型プリズムセンサであり、発光素子、受光素子及び導光部材を含む。
発光素子及び受光素子は、第2ガイド102aを挟んで媒体搬送路の外側に配置される。導光部材は、U字型のプリズム等の導光管であり、第1ガイド101aを挟んで媒体搬送路の外側に、両端が発光素子及び受光素子とそれぞれ対向するように配置される。発光素子は、LED等であり、媒体搬送路を挟んで導光部材に向けて光を照射する。受光素子は、発光素子から照射され、且つ、導光部材により導かれた光を受光する。受光素子は、受光した光の強度に応じた電気信号である第2媒体信号を生成して出力する。第2媒体センサ116の位置に媒体が存在する場合、発光素子から照射された光はその媒体により遮光されるため、第2媒体センサ116の位置に媒体が存在する状態と存在しない状態とで第2媒体信号の信号値は変化する。
なお、第2媒体センサ116の構成は上述した例に限られない。例えば、導光部材の代わりにミラー等の反射部材が用いられてもよい。また、第2媒体センサ116は、発光素子と受光素子とのみから構成されてもよい。この場合、発光素子と受光素子とは、媒体搬送路を挟んで相互に対向するように第1筐体101及び第2筐体102にそれぞれ配置される。また、第2媒体センサ116は、第1媒体センサ111と同様の接触検知センサであってもよい。
第1~第8搬送ローラ117a~h及び第1~第8従動ローラ118a~hは、給送ローラ114及びブレーキローラ115より下流側に設けられ、給送ローラ114及びブレーキローラ115により給送された媒体を下流側に向けて搬送する。第1~第8搬送ローラ117a~h及び第1~第8従動ローラ118a~hは、それぞれ媒体搬送路を挟んで相互に対向して配置される。
第1撮像装置119aは、媒体搬送方向A2において第1~第2搬送ローラ117a~b及び第1~第2従動ローラ118a~bより下流側に設けられる。第1撮像装置119aは、主走査方向に直線状に配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)による撮像素子を有する等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)によるラインセンサを有する。第1撮像装置119aは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第1撮像装置119aは、搬送される媒体の表面を撮像して入力画像を生成し、出力する。
第2撮像装置119bは、媒体搬送方向A2において第1~第2搬送ローラ117a~b及び第1~第2従動ローラ118a~bより下流側に設けられる。第2撮像装置119bは、主走査方向に直線状に配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)による撮像素子を有する等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)によるラインセンサを有する。第2撮像装置119bは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第2撮像装置119bは、搬送される媒体の裏面を撮像して入力画像を生成し、出力する。
媒体搬送装置100は、第1撮像装置119a及び第2撮像装置119bを一方だけ配置し、媒体の片面だけを読み取ってもよい。また、CMOSによる撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサの代わりに、CCD(Charge Coupled Device)による撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサが利用されてもよい。また、CMOS又はCCDによる撮像素子を備える縮小光学系タイプのラインセンサが利用されてもよい。
載置台103に載置された媒体は、ピックローラ113、給送ローラ114がそれぞれ媒体給送方向A11、A12に回転することによって、第1ガイド101aと第2ガイド102aとの間を媒体搬送方向A2に向かって搬送される。一方、ブレーキローラ115が媒体搬送方向の反対方向A13に回転することによって、載置台103に複数の媒体が載置されている場合、載置台103に載置されている媒体のうち給送ローラ114と接触している媒体のみが分離される。
媒体は、第1ガイド101aと第2ガイド102aによりガイドされながら、第1~第2搬送ローラ117a~bが矢印A14~A15の方向に回転することによって、撮像装置119の撮像位置に送り込まれ、撮像装置119によって撮像される。さらに、媒体は、第3~第8搬送ローラ117c~hがそれぞれ矢印A16~A21の方向に回転することによって排出台104上に排出される。排出台104は、第8搬送ローラ117hによって排出された媒体を積載する。
図3は、測距センサ112の配置の例について説明するための図である。図3(A)は、測距センサ112及びその周辺を側方から見た模式図であり、図3(B)は、測距センサ112及びその周辺を上流側から見た模式図である。
図3(A)、(B)に示す例では、4つの測距センサ112が幅方向A4において間隔を空けて並べて配置されている。各測距センサ112は、第1筐体101の斜面101c上に、載置台103の載置面103aから所定の高さに配置される。図3(A)に示すように、各測距センサ112は、媒体搬送方向A2において、載置面103a上のピックローラ113のローラニップの中心位置(以下、ピックローラ中心と称する。)Cより上流側に、下流側に向けて光を照射するように傾けて配置される。ピックローラ中心Cは、幅方向A4において二つのピックローラ113から等距離にあり、且つ、媒体搬送方向A2においてピックローラ113のローラニップの中央に相当する載置面上の位置である。媒体搬送装置100が一つのピックローラ113のみを有する場合、ピックローラ中心Cは、幅方向A4においてピックローラ113の中央に相当し、且つ、媒体搬送方向A2においてピックローラ113のローラニップの中央に相当する載置面上の位置である。
図3(B)に示すように、各測距センサ112は、幅方向A4において、ピックローラ113より外側に、中央側に向けて光を照射するように傾けて配置される。
図3(A)、(B)に示すように、各測距センサ112は、載置面103a及び第2ガイド102a上の測定領域T内の点(以下、測定点と称することがある。)に向けて光を照射するように配置される。
図4は、測定領域Tについて説明するための図であり、載置面103a及び第2ガイド102aを上方から見た模式図である。
図4に示すように、測定領域Tは矩形状の領域である。測定領域Tは、幅方向A4において、ピックローラ113及びブレーキローラ115よりも外側であり且つピックローラ中心Cから所定距離B内の領域に設定される。ピックローラ113は、幅方向A4において、媒体搬送装置100がサポートする最小サイズの媒体の幅より内側に配置される。例えば、媒体搬送装置100がサポートする最小サイズの媒体の幅が2インチ(50.8mm)である場合、ピックローラ113は、ピックローラ中心Cから25mm以内に配置され、測定領域Tは、ピックローラ中心Cよりも25mm以上離れた領域に設定される。また、所定距離Bは、媒体搬送装置100がサポートする最大サイズの媒体が綴じられて搬送された場合に、媒体の浮き上がりを検出できるように設定される。さらに、所定距離Bは、最も一般的に搬送されるA4サイズの媒体の幅方向A4の端部が湾曲又は屈曲している場合に、媒体の浮き上がりを検出しないように設定されることが好ましい。例えば、媒体搬送装置100がサポートする最大サイズの媒体の幅が12インチ(304.8mm)である場合、所定距離Bは、その幅の1/4の長さ(76.2mm)に設定される。これにより、幅210mmであるA4サイズの媒体の端部から数cmの領域が湾曲又は屈曲している場合でも、その領域は測定領域Tに含まれないため、媒体搬送装置100は、媒体の浮き上がりが発生したと判定しないことが可能となる。
また、測定領域Tは、媒体搬送方向A2において、ピックローラ113のローラニップ113aの下流側の端部から給送ローラ114及びブレーキローラ115のローラニップ114a及び115aの上流側の端部までの領域に設定される。例えば、測定領域Tは、媒体搬送方向A2において、ピックローラ中心Cから1.5mm以上離れ且つ32mm以内の領域に設定される。これにより、測距センサ112は、ピックローラ113と分離部の間で発生した媒体の浮き上がりを良好に検出しつつ、後端部が湾曲又は屈曲している媒体が搬送された場合に、媒体の浮き上がりが発生したと判定しないことが可能となる。また、ピックローラ113は、サイドガイド103bの下流側の端部より下流側に配置される。これにより、測定領域Tには、サイドガイド103bが含まれないため、媒体搬送装置100は、サイドガイド103bの影響により、媒体の浮き上がりが発生したと誤って判定することを防止できる。
図5は、先端綴じ媒体について説明するための図であり、搬送されている先端綴じ媒体を上方から見た模式図である。先端綴じ媒体とは、複数の媒体がその先端部の幅方向A4における端部(すなわち、媒体のコーナー)において綴じ具によって綴じられている媒体をいう。
先端綴じ媒体の先端部が給送ローラ114の位置を通過すると、上側に綴じられて給送ローラ114に接触している媒体M1は、給送ローラ114との接触位置Dにおいて下流側に押し出される力を受ける。一方で、給送ローラ114に接触していない媒体M2はブレーキローラ115によって上流側に押し出される力を受けるため、媒体M1は、綴じ位置Sにおいて上流側に押し出される力を受ける。その結果、図5に示すように、媒体M1の綴じ位置Sの周辺領域において媒体が撓み、上方に向かって媒体の浮き上がりEが発生する。
図6は、先端綴じ媒体の検出について説明するための図である。図6(A)は、搬送されている先端綴じ媒体を側方から見た模式図であり、図6(B)は、搬送されている先端綴じ媒体を上流側から見た図である。
上述したように、先端綴じ媒体の先端部が給送ローラ114の位置を通過すると、撓みが発生する。図6(A)及び(B)に示すように、撓みは、概ね、幅方向A4においてピックローラ113及び給送ローラ114の外側であり、且つ、媒体搬送方向A2においてピックローラ113のローラニップ113aの下流側から給送ローラ114及びブレーキローラ115のローラニップ114a及び115aの上流側までの領域に発生する。即ち、先端綴じ媒体の撓みは、測距センサ112の測定領域Tに発生する。媒体の撓みが発生すると、媒体と測距センサ112の間の距離が短くなる。したがって、測距センサ112は、測定領域Tに向けて光を照射して、媒体までの距離を測定することにより、先端綴じ媒体の撓みが発生したことを良好に検出できる。
図7は、後端綴じ媒体について説明するための図であり、搬送されている後端綴じ媒体の斜視図である。後端綴じ媒体とは、複数の媒体がその後端部において綴じ具によって綴じられている媒体をいう。
後端綴じ媒体の先端部が給送ローラ114の位置を通過すると、上側に綴じられて給送ローラ114に接触している媒体(以下、上側媒体と称する。)M3は、給送ローラ114との接触位置Dにおいて下流側に押し出される力を受ける。一方で、給送ローラ114に接触していない媒体(以下、下側媒体と称する。)M4はブレーキローラ115によって上流側に押し出される力を受けるとともに、綴じ位置Sにおいて上側媒体M3から下流側に引かれる力を受ける。その結果、図7に示すように、下側媒体M4が撓み、後端部に巻き上がりFが発生する。
図8は、後端綴じ媒体の検出について説明するための図である。図8は、搬送されている後端綴じ媒体を側方から見た図である。
上述したように、後端綴じ媒体が給送ローラ114の位置を通過すると、巻き上がりが発生する。図8に示すように、巻き上がりにより、綴じ媒体の後端部はピックローラ113の上方に回り込むようにして、測距センサ112と測定領域Tの間の位置に引っ張られる。したがって、媒体の後端部の巻き上がりが発生すると、媒体と測距センサ112の間の距離が短くなる。測距センサ112は、測定領域Tに向けて光を照射して、媒体までの距離を測定することにより、後端綴じ媒体の巻き上がりが発生したことを良好に検出できる。
即ち、測距センサ112は、上方に、ピックローラ113よりも上流側且つ外側に、下流側に向けて光を照射するように傾けて配置されることにより、先端綴じ媒体の撓みと、後端綴じ媒体の巻き上がりとの両方を良好に検出することができる。
なお、後端綴じ媒体は、後端部の幅方向A4における端部(すなわち、媒体のコーナー)において綴じられていてもよい。この場合も、媒体の後端部の綴じ位置周辺に巻き上がりが発生するため、測距センサ112は、媒体の巻き上がりを良好に検出することができる。
図9は、側端カール媒体の検出について説明するための図である。側端カール媒体とは、媒体の幅方向A4における端部が上方に湾曲又は屈曲している媒体をいう。
側端カール媒体の浮き上がりは第1ガイド101a及び第2ガイド102aによって押さえられ、側端カール媒体は良好に搬送されるため、側端カール媒体が搬送される場合には、媒体の浮き上がりが発生したと判定されないことが好ましい。図9に示すように、側端カール媒体が搬送される場合、その媒体の幅方向A4における中央部はピックローラ113により押圧されるため、幅方向A4における端部のみが浮き上がる。仮に測距センサ112が幅方向A4において傾けられずに鉛直下方に向けて光を照射する場合、測距センサ112は、側端カール媒体の浮き上がりが発生する領域より内側に配置されなければ、側端カール媒体が搬送された場合にも、媒体の浮き上がりを検出する。一方、測距センサ112を側端カール媒体の浮き上がりが発生する領域より外側に配置すると、上記した先端綴じ媒体の撓み及び後端綴じ媒体の巻き上がりを検出できない可能性がある。測距センサ112は、ピックローラ113よりも外側に、中央側に向けて光を照射するように傾けて配置されることにより、先端綴じ媒体の撓み及び後端綴じ媒体の巻き上がりを良好に検出しつつ、側端カール媒体の浮き上がりを検出しないことが可能となる。
図10は、測距センサ112の配置について説明するための図である。
図10(A)は、載置台103の周辺を側方から見た図である。図10(A)において、配置位置L1~L5は、測距センサ112の配置位置の例を示す。軌跡T1~T4は、それぞれA3、A4、A5、A6サイズの後端綴じ媒体が搬送された場合に後端部が通過する軌跡を示す。
図10(B)は、各配置位置L1~L5に関する数値を示す表である。図10(B)において、高さHは、載置面103a及び第2ガイド102aから測距センサ112までの高さ方向A1における距離である。角度θ1は、ピックローラ中心Cを基準として媒体搬送方向A2に対して測距センサ112が配置される位置の角度である。測定点P1は、測距センサ112が光を照射する測定領域T内の点である。図10(B)の測定点P1の欄には、媒体搬送方向A2におけるピックローラ中心Cから測定点P1までの距離が示されている。照射距離Yは、測距センサ112から測定点P1までの距離である。なお、図10(A)において、高さH、角度θ1、測定点P1及び照射距離Yは、それぞれ配置位置L2についての高さH、角度θ1、測定点P1及び照射距離Yを示している。
測距センサ112の高さHの最大値HMAXは、測距センサ112の照射性能に基づいて設定される。一般に、光を用いて距離を測定する測距センサでは、距離120mmまでは高精度に距離を測定できるが、距離120mmを超えると測定精度が低減する。そのため、測距センサ112の高さHの最大値HMAXは120mmに設定される(配置位置L1を参照)。
測距センサ112の高さHの最小値HMINは、後端綴じ媒体が搬送された場合の後端部の軌跡T1~T4に基づいて設定される。ピックローラ113の周辺では、A3、A4、A5、A6サイズの後端綴じ媒体の軌跡T1~T4のうち、A4サイズの後端綴じ媒体の軌跡T2が最も高い位置を通過する。仮に、測距センサ112の高さHが54mmより低い場合、A4サイズの後端綴じ媒体の軌跡T2が測距センサ112と重なってしまう。この場合、A4サイズの後端綴じ媒体の後端部が測距センサ112と衝突し、測距センサ112が媒体との間の距離を良好に検出できなくなる可能性がある。そのため、測距センサ112の高さHの最小値HMINは54mmに設定される(配置位置L5を参照)。
したがって、測距センサ112は、載置面103aから54mm以上且つ120mm以下の高さに配置される。これにより、測距センサ112は、後端綴じ媒体の後端部を良好に検出することができる。
測距センサ112の角度θ1の最大値は、後端綴じ媒体が搬送された場合の後端部の軌跡T1~T4に基づいて設定される。仮に、測距センサ112の角度θ1が86°より大きい場合、測距センサ112と測定点P1を通過する直線が、後端綴じ媒体の軌跡T1~T4と交差しない。この場合、後端綴じ媒体の後端部は、測距センサ112による測距範囲に到達せず、測距センサ112が後端綴じ媒体の後端部を検出できない可能性がある。そのため、測距センサ112の角度θ1の最大値は86°に設定される(配置位置L1を参照)。
測距センサ112の角度θ1の最小値は、測距センサ112の照射性能と、後端綴じ媒体が搬送された場合の後端部の軌跡T1~T4に基づいて設定される。仮に、測距センサ112と測定点P1との間の照射距離Yが、測距センサ112の照射性能の上限距離120mmであっても、測距センサ112の角度θ1が59°より小さい場合、A4サイズの後端綴じ媒体の軌跡T2が測距センサ112と重なってしまう。この場合、A4サイズの後端綴じ媒体の後端部が測距センサ112と衝突し、測距センサ112が媒体との間の距離を良好に検出できなくなる可能性がある。そのため、測距センサ112の角度θ1の最小値は59°に設定される(配置位置L2を参照)。
したがって、測距センサ112は、ピックローラ中心Cを基準として、搬送方向A2に対して角度θ1の方向に配置される。なお、ピックローラ中心Cを基準として測距センサ112が媒体搬送方向A2に対して角度θ1の方向に配置されるとは、ピックローラ中心Cと測距センサ112の発光位置及び受光位置の中心位置とを結ぶ直線と媒体搬送方向A2とがなす角の角度がθ1であることをいう。角度θ1は第1の角度の一例である。角度θ1は、59度以上且つ86度以下である。これにより、測距センサ112は、様々なサイズの後端綴じ媒体の後端部を良好に検出することができる。
図11は、測距センサ112の配置について説明するための図である。
図11(A)は、載置台103の周辺を上流側から見た図である。図11(A)において、配置位置L6~L9は、測距センサ112の配置位置の例を示す。
図11(B)は、各配置位置L6~L9に関する数値を示す表である。図11(B)において、高さHは、載置面103a及び第2ガイド102aから測距センサ112までの高さ方向A1における距離である。角度θ2は、ピックローラ中心Cを基準として幅方向A4に対して測距センサ112が配置される位置の角度である。測定点P2は、測距センサ112が光を照射する測定領域T内の点である。図11(B)の測定点P2の欄には、幅方向A4におけるピックローラ中心Cから測定点P2までの距離が示されている。照射距離Yは、測距センサ112から測定点P2までの距離である。なお、図11(A)において、高さH、角度θ2、測定点P2及び照射距離Yは、それぞれ配置位置L9についての高さH、角度θ2、測定点P2及び照射距離Yを示している。
測距センサ112の角度θ2の最大値は、測距センサ112の照射性能と、ピックローラ113の配置位置とに基づいて設定される。測距センサ112は、幅方向A4において、ピックローラ113のローラニップ113aの外側端部を照射できるように、ピックローラ112より外側に配置される。上記したように、ピックローラ113がピックローラ中心Cから50mm以内に配置されている場合、θ2の最大値は、tan-1(120mm/25mm)≒78°に設定される。但し、通常、ピックローラ113の外側にはピックローラ113を第1筐体101に支持するための支持部材(不図示)が設けられている。測距センサ112からの光がピックローラ113の支持部材によって遮られないように、測距センサ112は、幅方向A4において、ピックローラ113よりさらに20mm程度外側に配置されることが好ましい。その場合、角度θ2の最大値は、tan-1(120mm/45mm)≒70°に設定される(配置位置L6を参照)。
測距センサ112の角度θ2の最小値は、測距センサ112の照射性能と、測定領域Tの幅方向A4における端部位置とに基づいて設定される。上記したように、測定領域Tは、媒体搬送装置100がサポートする最大サイズを有する綴じ媒体の浮き上がりを検出しつつ、A4サイズの媒体の幅方向A4の端部の湾曲又は屈曲による浮き上がりを検出しないようにピックローラ中心Cから76.2mmの範囲内に設定される。一方、幅方向A4においてピックローラ中心CからA4サイズの媒体の端部までの距離は105mmである。例えば第1ガイド101aと第2ガイド102aの間の距離が15mmに設定されている場合、媒体の端部の浮き上がり量が15mm以下であれば、媒体は良好に搬送され、媒体の端部の浮き上がり量が15mmを超えれば、媒体は第1筐体101の前面に衝突する。したがって、測距センサ112は、ピックローラ中心Cから105mmの距離において、高さ15mmを超える浮き上がりを検出し、高さ15mm以下の浮き上がりを検出しないように設けられることが好ましい。図11の配置位置L9のように、測距センサ112の照射距離Yを120mmとすると、三角形の相似関係により、幅方向A4において測定領域Tの端部から測距センサ112までの距離は106.4mmとなり、測距センサ112の高さHは55.4mmとなる。したがって、ピックローラ中心Cから測距センサ112までの距離は182.6mmとなるので、角度θ2の最小値は、tan-1(182.6mm/55.4mm)≒17°に設定される(配置位置L9を参照)。
したがって、測距センサ112は、ピックローラ中心Cを基準として、幅方向A4に対して角度θ2の方向に配置される。なお、ピックローラ中心Cを基準として測距センサ112が幅方向A4に対して角度θ2の方向に配置されるとは、ピックローラ中心Cと測距センサ112の発光位置及び受光位置の中心位置とを結ぶ直線と幅方向A4とがなす角の角度がθ2であることをいう。角度θ2は第2の角度の一例である。角度θ2は、17度以上且つ70度以下である。これにより、測距センサ112は、先端綴じ媒体を良好に検出しつつ、側端カール媒体の浮き上がりを検出しないことが可能となる。
図12は、媒体搬送装置100の概略構成の一例を示す図である。媒体搬送装置100は、上述した構成に加えて、モータ131、インタフェース装置132、記憶装置140及び処理回路150等をさらに有する。
モータ131は、一又は複数のモータを含み、処理回路150からの制御信号によって、ピックローラ113、給送ローラ114、ブレーキローラ115及び第1~第8搬送ローラ117a~hを回転させて媒体を給送及び搬送させる。なお、第1~第8従動ローラ118a~hは、各搬送ローラの回転に従って従動回転するのでなく、モータからの駆動力によって回転するように設けられてもよい。
インタフェース装置132は、例えばUSB等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有し、不図示の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等)と電気的に接続して読取画像及び各種の情報を送受信する。また、インタフェース装置132の代わりに、無線信号を送受信するアンテナと、所定の通信プロトコルに従って、無線通信回線を通じて信号の送受信を行うための無線通信インタフェース回路とを有する通信部が用いられてもよい。所定の通信プロトコルは、例えば無線LAN(Local Area Network)である。
記憶装置140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、記憶装置140には、媒体搬送装置100の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能且つ非一時的な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置140にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD-ROM(compact disc read only memory)、DVD-ROM(digital versatile disc read only memory)等である。
処理回路150は、予め記憶装置140に記憶されているプログラムに基づいて動作する回路である。処理回路150は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。処理回路150として、DSP(digital signal processor)、LSI(large scale integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等が用いられてもよい。
処理回路150は、操作装置105、表示装置106、第1媒体センサ111、測距センサ112、第2媒体センサ116、撮像装置119、モータ131、インタフェース装置132及び記憶装置140等と接続され、これらの各部を制御する。処理回路150は、モータ131を制御して媒体を搬送し、撮像装置119を制御して入力画像を取得し、取得した入力画像を、インタフェース装置132を介して情報処理装置に送信する。また、処理回路150は、測距センサ112から受信した測距信号に基づいて、搬送される媒体が綴じ媒体であるか否かを判定する。
図13は、記憶装置140及び処理回路150の概略構成を示す図である。
記憶装置140には、制御プログラム141及び判定プログラム142等の各プログラムが記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。処理回路150は、記憶装置140に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作することにより、制御部151及び判定部152として機能する。なお、制御部151及び判定部152は、それぞれ処理回路150とは独立した集積回路、マイクロプロセッサ、ファームウェア等で構成されてもよい。
図14は、媒体搬送装置100によって実行される媒体読取処理の動作の例を示すフロー図である。媒体読取処理は、記憶装置140に記憶されているプログラムに基づいて、処理回路150が媒体搬送装置100の各要素と協働することにより実現される。
まず、制御部151は、媒体の読取を指示する操作信号を受信するまで待機する(S101)。操作信号は、利用者によって媒体の読取指示が操作装置105に入力されたことに応じて、操作装置105から制御部151に供給される。操作信号は、利用者によって読取指示が情報処理装置に入力されたことに応じて、情報処理装置からインタフェース装置132を介して供給されてもよい。
続いて、制御部151は、第1媒体センサ111から出力された第1媒体信号に基づいて、載置台103に媒体が載置されているか否かを判定する(S102)。媒体が載置されていない場合(S102-No)、制御部151は、媒体読取処理を終了する。
媒体が載置されている場合(S102-Yes)、判定部152は、媒体が綴じ媒体であるか否かを判定するために、測距信号に示される距離と比較するための閾値を初期値に設定する(S103)。
続いて、制御部151は、媒体の給送及び搬送を開始させる(S104)。制御部151は、載置台103を移動させるためのモータを駆動し、媒体を給送可能な位置まで載置台103を上昇させる。制御部151は、モータ131を駆動し、ピックローラ113、給送ローラ114、ブレーキローラ115及び第1~第8搬送ローラ117a~hを回転させ、載置台103に載置された媒体を給送及び搬送させる。
続いて、制御部151は、媒体の給送が開始されてから、即ちモータ131を駆動してピックローラ113、給送ローラ114及びブレーキローラ115の回転を開始させてから所定時間が経過したか否かを判定する(S105)。所定時間として、0より大きく且つ媒体搬送装置100がサポートする最大サイズの媒体の搬送が完了する時間より小さい一又は複数の時間が予め設定される。媒体の給送が開始されてから所定時間が経過していない場合(S105-No)、制御部151は、S107へ処理を進める。
給送が開始されてから所定時間が経過した場合(S105-Yes)、判定部152は、閾値を変更する(S106)。媒体搬送装置100は、一又は複数の所定時間毎に、給送が開始されてから各所定時間が経過した時に、閾値に設定される値を記憶装置140に記憶しておく。閾値は、所定時間が大きいほど小さい値を有するように変更される。即ち、判定部152は、媒体の給送が開始されてからの時間経過に伴って閾値を小さく変化させる。
図6(B)に示したように、先端綴じ媒体が搬送された場合、先端綴じ媒体の先端が分離部を通過した直後に媒体の撓みが発生する。撓みは綴じ部の周辺で発生し、撓みによる媒体の浮き上がり量は比較的小さい。一方、図8に示したように、後端綴じ媒体が搬送された場合、先端綴じ媒体の先端が分離部を通過してから十分に時間が経過した時に媒体の後端部の巻き上がりが発生する。媒体の後端部はピックローラ113の上方に回り込むように巻き上がり、巻き上がりによる媒体の浮き上がり量は大きい。
図15は、図8に示した後端綴じ媒体より大きい後端綴じ媒体が搬送された状態を示す図である。図15は、搬送されている後端綴じ媒体を側方から見た図である。
図15に示すように、大きい後端綴じ媒体では、媒体の後端部から測距センサ112による検出領域までの距離が大きいため、測距センサ112によって媒体の後端部が検出されるまでに時間がかかる。また、巻き上がった後端綴じ媒体によって形成される弧は、小さい後端綴じ媒体によって形成される弧より大きくなり、大きい後端綴じ媒体の後端部は、小さい後端綴じ媒体の後端部より高い位置まで上昇する。したがって、大きい後端綴じ媒体では、小さい綴じ媒体と比較して、測距センサ112によって検出されるまでの時間が長く且つ媒体の浮き上がり量が大きい。
媒体と測距センサ112の間の距離との比較に用いられる閾値が大きい場合、一部が湾曲又は屈曲している媒体が搬送された場合に、媒体の浮き上がりが発生したと判定されやすくなってしまう。特に、後端側に山折り部を有する媒体が搬送された場合、媒体の浮き上がりが発生したと判定されやすくなる。判定部152は、媒体の給送が開始されてからの時間経過に伴って閾値を小さく変化させる。これにより、判定部152は、先端綴じ媒体及び後端綴じ媒体が搬送された場合に媒体の浮き上がりを良好に検出しつつ、湾曲又は屈曲している媒体が搬送された場合に、媒体が綴じ媒体であると誤って判定する可能性を低減できる。
続いて、判定部152は、媒体が綴じ媒体であるか否かを判定する判定処理を実行する(S107)。判定処理の詳細は後述する。
続いて、制御部151は、判定処理において媒体が綴じ媒体であると判定されたか否かを判定する(S108)。媒体が綴じ媒体であると判定された場合(S108-Yes)、制御部151は、綴じ媒体である旨の通知を出力する(S109)。制御部151は、綴じ媒体である旨の通知を表示装置106に表示させることにより出力し、利用者に通知する。制御部151は、綴じ媒体である旨の通知を示す通知信号を、インタフェース装置132を介して情報処理装置に送信することにより出力し、利用者に通知してもよい。続いて、制御部151は、モータ131を停止させることにより、ピックローラ113、給送ローラ114、ブレーキローラ115及び第1~第8搬送ローラ117a~hの回転を停止させて、媒体の給送及び搬送を停止させ(S110)、媒体読取処理を終了する。なお、綴じ媒体である旨の通知を出力すること、及び、媒体の搬送を停止させることは、異常処理を実行することの一例である。
制御部151は、綴じ媒体が搬送された場合に媒体の搬送を停止させることにより、媒体のジャムが発生し、媒体の損傷が発生することを抑制できる。また、制御部151は、媒体を綴じていたステープル又はクリップ等が媒体の搬送路に進入し、撮像装置119のガラス面等を傷付けることを抑制できる。これにより、利用者は、搬送される媒体がステープルで綴じられているか否かを媒体搬送前に確認する必要がなくなり、媒体搬送装置100は、利用者の利便性を向上させるとともに、媒体読取処理の処理時間を低減させることができる。
媒体が綴じ媒体であると判定されていない場合(S108-No)、制御部151は、媒体の先端部が第1搬送ローラ117aの位置を通過したか否かを判定する(S111)。制御部151は、例えば、第2媒体センサ116から定期的に第2媒体信号を取得し、第2媒体信号の信号値が、媒体が存在しないことを示す値から媒体が存在することを示す値に変化したときに、媒体の先端部が第2媒体センサ116の位置を通過したと判定する。制御部151は、媒体の先端部が第2媒体センサ116の位置を通過してから第1時間が経過した時に、媒体の先端部が第1搬送ローラ117aの位置を通過したと判定する。第1時間は、媒体が第2媒体センサ116から第1搬送ローラ117aまで搬送される時間にマージンを加えた時間に設定される。媒体の先端部がまだ第1搬送ローラ117aの位置を通過していない場合(S111-No)、制御部151は、S105へ処理を戻し、S105~S111の処理を繰り返す。
媒体の先端部が第1搬送ローラ117aの位置を通過した場合(S111-No)、制御部151は、モータ131を制御して、ピックローラ113、給送ローラ114及びブレーキローラ115の回転を停止させ、媒体の給送を停止させる(S112)。これにより、以降、媒体は、第1~第8搬送ローラ117a~hによって搬送される。なお、既に、媒体の給送が停止している場合、S112の処理は省略される。
続いて、制御部151は、媒体の後端部が撮像装置119の撮像位置を通過したか否かを判定する(S113)。制御部151は、例えば、第2媒体センサ116から定期的に第2媒体信号を取得し、第2媒体信号の信号値が、媒体が存在することを示す値から媒体が存在しないことを示す値に変化したときに、媒体の後端部が第2媒体センサ116の位置を通過したと判定する。制御部151は、媒体の後端部が第2媒体センサ116の位置を通過してから第2時間が経過した時に、媒体の後端部が撮像位置を通過したと判定する。第2時間は、媒体が第2媒体センサ116から撮像位置まで搬送される時間にマージンを加えた時間に設定される。媒体の後端部がまだ撮像位置を通過していない場合(S112-No)、制御部151は、S105へ処理を戻し、S105~S113の処理を繰り返す。
媒体の後端部が撮像位置を通過した場合(S113-Yes)、判定部152は、媒体が綴じ媒体でないと判定する。即ち、判定部152は、媒体の後端部が撮像位置を通過するまで、判定処理において媒体が綴じ媒体であると判定されなかった場合に、媒体が綴じ媒体でないと判定する。
続いて、制御部151は、撮像装置119から入力画像を取得する。制御部151は、インタフェース装置132を介して、取得した入力画像を情報処理装置に送信する(S115)。
続いて、制御部151は、第1媒体センサ111から出力された第1媒体信号に基づいて、載置台103に媒体が載置されているか否かを判定する(S116)。媒体が載置されている場合(S116-Yes)、制御部151は、処理をS103に戻し、S103~S116の処理を繰り返す。但し、二枚目以降の媒体が給送される場合、第1~第8搬送ローラ117a~hは既に回転している。そのため、S104において、制御部151は、ピックローラ113、給送ローラ114及びブレーキローラ115の回転を再開して媒体の給送を再開させるようにモータ131を制御する。媒体が載置されていない場合(S116-No)、制御部151は、モータ131を停止させて(S110)、媒体読取処理を終了する。この場合、ピックローラ113、給送ローラ114及びブレーキローラ115は既に停止しているため、制御部151は、第1~第8搬送ローラ117a~hの回転を停止させて、媒体の搬送を停止させる。
図16は、判定処理の動作の例を示すフロー図である。判定処理は、媒体読取処理のS107において実行される。
まず、判定部152は、各測距センサ112から測距信号を取得する(S201)。
続いて、判定部152は、取得した測距信号に基づいて、各測距センサ112と媒体との間の距離が閾値以下であるか否かを判定する(S202)。少なくとも一つの測距センサ112と媒体との間の距離が閾値以下であると判定された場合(S202-Yes)、判定部152は、媒体が綴じ媒体であると判定し(S203)、判定処理を終了する。このように、判定部152は、測距センサ112によって測定された距離が閾値以下である場合に、媒体が綴じ媒体であると判定する。
全ての測距センサ112と媒体との間の距離が閾値より大きい場合(S202-No)、判定部152は、媒体が綴じ媒体であるか否かをまだ判定せずに、判定処理を終了する。
以上説明したように、媒体搬送装置100は、ピックローラ中心Cを基準として、媒体搬送方向A2に対して角度θ1の方向に、且つ、幅方向A4に対して角度θ2の方向に配置され、測定領域Tに向かって媒体までの距離を測定する複数の測距センサ112を有する。また、媒体搬送装置100は、測距センサ112から媒体までの距離が閾値以下である場合、媒体が綴じ媒体であると判定する。これにより、媒体搬送装置100は、先端綴じ媒体と後端綴じ媒体の両方を検出することを可能とし、綴じ媒体を適切に検出することを可能とする。
また、媒体搬送装置100は、先端綴じ媒体を検出するためのセンサと後端綴じ媒体を検出するためのセンサをそれぞれ備える必要がなくなるため、媒体搬送装置100の製造コスト、実装スペース、保守の工数等を低減させることができる。
上述した説明では、媒体搬送装置100は、複数の測距センサ112を備えるものとしたが、一つの測距センサ112のみを備えるものとしてもよい。この場合も、媒体搬送装置100は、綴じ媒体を適切に検出することを可能とする。
図17は、他の実施形態に係る媒体搬送装置における処理回路250の概略構成を示す図である。処理回路250は、媒体搬送装置100の処理回路150の代わりに用いられ、媒体読取処理を実行する。処理回路250は、制御回路251及び判定回路252等を有する。なお、これらの各部は、それぞれ独立した集積回路、マイクロプロセッサ、ファームウェア等で構成されてもよい。
制御回路251は、制御部の一例であり、制御部151と同様の機能を有する。制御回路251は、操作装置105から操作信号を、第1媒体センサ111から第1媒体信号を、判定回路252から判定処理における判定結果を受信し、受信した各信号及び判定結果に基づいてモータ131を制御する。また、制御回路251は、撮像装置119から入力画像を受信し、記憶装置140に記憶するとともにインタフェース装置132を介して情報処理装置へ送信する。
判定回路252は、判定部の一例であり、判定部152と同様の機能を有する。判定回路252は、測距センサ112から測距信号を受信する。判定回路252は、受信した各信号に基づいて、媒体が綴じ媒体であるか否かを判定し、判定結果を制御回路251に出力する。
以上説明したように、媒体搬送装置は、処理回路250を用いる場合においても、綴じ媒体を適切に検出することを可能とする。
当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
100 媒体搬送装置
103 載置台
112 測距センサ
113 ピックローラ
114 給送ローラ
115 ブレーキローラ
151 制御部
152 判定部

Claims (8)

  1. 媒体の載置面を有する載置台と、
    媒体を給紙するピックローラと、
    前記ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、
    前記ピックローラよりも前記搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、前記載置面上の前記ピックローラのローラニップの中心位置を基準として、前記搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、前記搬送方向と直交する方向に対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、
    前記測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、前記媒体が綴じ媒体であると判定する判定部と、
    前記媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する制御部と、を有し、
    前記測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記所定の測定領域は、前記ピックローラのローラニップの下流側から前記分離ローラのローラニップの上流側までの領域である、請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記判定部は、媒体の給送が開始されてからの時間経過に伴って前記閾値を小さく変化させる、請求項1又は2に記載の媒体搬送装置。
  4. 前記第1の角度は、59度以上且つ86度以下である、請求項1-3の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  5. 前記第2の角度は、17度以上且つ70度以下である、請求項1-4の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  6. 前記測距部は、前記載置面から54mm以上且つ120mm以下の高さに配置される、請求項1-5の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  7. 媒体の載置面を有する載置台と、媒体を給紙するピックローラと、前記ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、前記ピックローラよりも前記搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、前記載置面上の前記ピックローラのローラニップの中心位置を基準として、前記搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、前記搬送方向と直交する方向に対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、を有する媒体搬送装置の制御方法であって、
    前記測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、前記媒体が綴じ媒体であると判定し、
    前記媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する、ことを含み、
    前記測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する、
    ことを特徴とする制御方法。
  8. 媒体の載置面を有する載置台と、媒体を給紙するピックローラと、前記ピックローラよりも媒体の搬送方向下流側に配置され、上側に積層された媒体から搬送するように分離する分離ローラと、前記ピックローラよりも前記搬送方向上流側の媒体の搬送経路の上方に、前記載置面上の前記ピックローラのローラニップの中心位置を基準として、前記搬送方向に対して第1の角度の方向に、且つ、前記搬送方向と直交するに対して第2の角度の方向に、配置される測距部と、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、
    前記測距部によって測定された距離が閾値以下である場合に、前記媒体が綴じ媒体であると判定し、
    前記媒体が綴じ媒体であると判定された場合に、異常処理を実行する、ことを前記媒体搬送装置に実行させ、
    前記測距部は、所定の測定領域内に向かって、媒体までの距離を測定する、
    ことを特徴とする制御プログラム。
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