JP2022141936A - トレイ、記録装置および記録システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022141936000001
【課題】 記録媒体を適切に保持することができるトレイを提供する。
【解決手段】 記録媒体を保持したトレイを搬送可能な搬送手段と、トレイに保持された記録媒体の印刷面に記録する記録手段と、を備える記録装置に用いられるトレイであって、第1記録媒体と、第2記録媒体を有するアダプタと、のうちいずれか一方を載置可能な載置面と、記録装置に対するトレイの挿入方向において上流に配され、載置面に載置された記録媒体を挿入方向の下流に向けて押圧する押圧部材と、押圧部材によって押圧された第1記録媒体が突き当たる第1突き当て部と、押圧部材によって押圧されたアダプタが突き当たり第1突き当て部と異なる第2突き当て部と、を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録媒体を保持するトレイ、該トレイを用いる記録装置および記録システムに関する。
特許文献1には、ディスク載置用凹部を有するディスク移送用トレイが開示されている。記録装置に対するトレイの挿入方向において奥側(下流側)には、ディスク載置用凹部の下面に対してディスクを圧接するためのディスク抑え手段が配されている。
米国特許出願公開10/479278号明細書
しかしながら特許文献1の構成では、ローラ対によってトレイを挟持して搬送する記録装置の場合、ディスク押え手段がローラ対にニップされる際に抑え手段が誤作動して、トレイからディスクが外れてしまう虞がある。
上記課題に鑑みて本発明は、記録媒体を適切に保持することができるトレイを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、記録媒体を保持したトレイを搬送可能な搬送手段と、前記トレイに保持された前記記録媒体の印刷面に記録する記録手段と、を備える記録装置に用いられる前記トレイであって、第1記録媒体と、第2記録媒体を有するアダプタと、のうちいずれか一方を載置可能な載置面と、前記記録装置に対する前記トレイの挿入方向において上流に配され、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記挿入方向の下流に向けて押圧する押圧部材と、前記押圧部材によって押圧された前記第1記録媒体が突き当たる第1突き当て部と、前記押圧部材によって押圧された前記アダプタが突き当たり前記第1突き当て部と異なる第2突き当て部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体を適切に保持することができるトレイが提供される。
第1実施形態に係る記録装置の概略斜視図である。 第1実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る記録装置に用いられるトレイを示す斜視図である。 第1実施形態に係るトレイに記録媒体を載置して保持している状態を示す上面模式図である。 第1実施形態に係るトレイによってディスクが保持されている状態を示す上面拡大図である。 第1実施形態に係るトレイの突き当て部の構成を示す図である。 比較例のトレイの突き当て部の構成を示す図である。 突き当て部の傾斜面の変形例を示す断面模式図である。 突き当て部の第2の変形例を示す上面拡大図である。 第1実施形態に係るトレイの押圧部材の詳細構成を示す図である。 第1実施形態に係るトレイの押圧部材のイコライズ機能を説明する図である。 第1実施形態に係るトレイに保持されたディスクに対する印刷動作を説明する上面模式図である。
本発明に係るトレイを用いる記録装置の実施形態について説明する。ただし、実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。本明細書においては、間欠的に搬送される記録媒体に対しインクを吐出する記録ヘッドを、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動させて記録を行う、シリアル型のインクジェット記録装置を例にとり説明する。しかしながら、本発明はこれに限らず、長尺プリントヘッドを用いて連続的にプリントを行うライン型のインクジェット記録装置にも適用することができる。本明細書において「インク」とは、記録液などの液体の総称として用いる。さらに本明細書において「記録」とは、平面的なものに対する記録に限らず、立体物に対する記録も含む。本明細書において「記録媒体」とは、液体を吐出されるものであって、紙、布、プラスチックフィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等の記録媒体の総称として用いる。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態における記録装置1の内部構成を示す概略斜視図である。記録装置1は、記録媒体11に対してインクを吐出する記録ヘッド12を搭載し、X方向に往復移動するキャリッジ31を備える。キャリッジ31は、ガイド軸14によってX方向に摺動自在に案内支持される。キャリッジ31の移動領域の一端にプーリ付きのキャリッジモータ15が配され、他端にアイドラプーリ16が配されている。これらプーリにタイミングベルト17がかけられ、キャリッジ31とタイミングベルト17とが連結される。ガイド軸14を中心としてキャリッジ31が回動するのを抑制するために、ガイド軸14と平行に延びるサポート部材18が+Y方向下流側に設けられている。キャリッジ31は、サポート部材18によって摺動自在に支持されている。X方向はキャリッジ31の走査する方向であるため、以降で主走査方向とも称する。
また、記録装置1には、キャリッジ31の移動領域内であって、記録ヘッド12による記録動作を行わない非記録領域に、記録ヘッド12のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構19が設けられている。メンテナンス機構19は例えば、非記録時に記録ヘッド12の吐出口面を封止するためのキャップや、吐出口面に付着した異物や余分なインクを払拭するためのワイパ等を有する。以降で、X方向においてメンテナンス機構19が設けられている側をHOME側、反対側をAWAY側と称する。
記録装置1にはさらに、搬送モータ20によって駆動される第1搬送ローラ13及び第2搬送ローラ22(図12参照)などを有する搬送手段を備える。第1搬送ローラ13は記録ヘッド12の+Y方向上流側に配され、第2搬送ローラ22は記録ヘッド12の+Y方向下流側に配される。記録媒体11は、搬送手段によってX方向と交差する+Y方向に搬送される。なお、本実施形態においてX方向とY方向は直交する。
また、記録装置1は、記録ヘッド12がキャリッジ31とともにX方向に移動しながらインクを吐出する記録動作と、搬送手段が記録媒体11をY方向に搬送する間欠搬送動作を繰り返すことで、記録媒体11の全体に画像を記録する。搬送手段によって搬送される記録媒体11は、記録ヘッド12と対向する位置に配されるプラテン10によって下面を支持される。
搬送手段によって記録媒体11が搬送される搬送経路内には、記録媒体11を検知可能なエッジセンサ26が設けられている。本実施形態では、エッジセンサ26はキャリッジ31より+Y方向上流側に設けられている。エッジセンサ26は、光学式でもメカニカル式であってもよい。
記録装置1は、紙等の記録媒体の他に、プリンタブルディスク(以下、ディスク)等の薄板状の記録媒体に対しても記録を行うことができる。薄板状の記録媒体に記録を行う場合は、ユーザが専用のトレイ3(図3参照)に記録媒体を載置して保持させ、トレイ3を通常の搬送方向(+Y方向)と反対の-Y方向に沿って記録装置1に挿入する。キャリッジ31には、このようにユーザによって挿入されるトレイ3を検知する光学センサ25Aが取り付けられている。光学センサ25Aは、発光部と受光部を有する反射型センサである。
トレイ3を用いた記録を行うときは、ユーザが第2搬送ローラ22と拍車の間にトレイ3を挿入し、所定位置まで進入させる。記録装置1の所定位置まで挿入されたトレイ3を光学センサ25Aが検知すると搬送モータ20を駆動させる。搬送モータ20の駆動によって、第1搬送ローラ13及び第2搬送ローラ22は記録媒体を通常搬送する際の回転方向と逆方向に回転し、トレイ3を記録ヘッド12と対向する位置まで搬送する。
このように記録装置1は、+Y方向の上流側から搬送される紙等の記録媒体と、第2搬送ローラ22側から挿入されたトレイ3の両方を搬送可能に構成されている。通常の搬送方向である+Y方向と反対の-Y方向は、ユーザによってトレイ3が挿入される方向であり、以下で挿入方向とも称する。
図2は、記録装置1の制御構成を示すブロック図である。コントローラ400は、例えば、マイクロコンピュータ形態のCPU401、プログラムやその他の固定データを格納したROM403、画像データを展開する領域や作業領域等を設けたRAM405を有する。ホスト装置410は記録装置1に接続された画像データの供給源であり、画像データの生成や処理等を行うパーソナルコンピュータ(PC)、画像読取用のスキャナ装置、デジタルカメラ等の形態であってもよい。画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)412を介してコントローラ400との間で送受信される。
操作部420は操作者による指示入力を受け付ける複数のスイッチを含む。これらは、電源スイッチ422、記録ヘッド12のメンテナンス動作を指示するための回復スイッチ426、レジスト調整モードを実行する際にユーザがコマンドを入力するためのレジスト調整起動スイッチ427等である。
センサ群430は記録装置1の状態を検知するための複数のセンサから構成される。これらは、キャリッジ31に搭載されている光学センサ25A、搬送経路内において記録媒体11を検知するエッジセンサ26、環境温度を検知するために設けられた温度センサ434等を含む。
また、記録ヘッド12には、インクの吐出特性を安定させるために温度調整を行うサブヒータ442と、記録に用いる記録素子402とが設けられている。サブヒータ442は、記録素子402とともに記録ヘッド12の基板上に形成される形態や、記録ヘッド12本体ないしはヘッドカートリッジに取り付けられる形態がある。
モータドライバ450はキャリッジモータ15を駆動するドライバであり、モータドライバ460は記録媒体11やトレイ3を搬送するために用いられる搬送モータ20を駆動するためのドライバである。
続いて図3を用いて、本実施形態のトレイ3を説明する。トレイ3は主に、記録媒体を載置するために周囲より低く形成された載置面としての凹部41と、凹部41に載置された記録媒体11を押圧しスライド可能な押圧部材42と、押圧部材42を付勢する弾性部材43A、43Bとを備える。押圧部材42は、弾性部材43A、43Bによってトレイ3の挿入方向(-Y方向)の下流に向けて付勢されている。また、トレイ3には、凹部41に載置されて押圧部材42によって押圧(付勢)された記録媒体を突き当てて位置決めするための、第1突き当て部44及び第2突き当て部45が設けられている。
第1突き当て部44は、例えばディスク等の円形の記録媒体を突き当て可能な位置に配されており、下流側第1突き当て部44A、44Bと、上流側第1突き当て部44Cを含む。下流側第1突き当て部44A、44Bは、トレイ3の挿入方向(-Y方向)において凹部41の下流側であって、記録媒体の円形状に沿うようにトレイ3の挿入方向(またはトレイ3の長手方向)に対して斜めに配されている。上流側第1突き当て部44Cは、-Y方向において凹部41より上流側に配される押圧部材42の、X方向における中心部に配されている。
また、第2突き当て部45は、後述する台紙(アダプタ)等の四角形状の記録媒体を突き当て可能な位置に配されており、下流側第2突き当て部45A、45Bと上流側第2突き当て部45C、45Dを含む。下流側第2突き当て部45A、45Bは、トレイ3の挿入方向(-Y方向)において凹部41の下流側であって、X方向において第1突き当て部44A、44Bの外側に配されている。また、上流側第2突き当て部45C、45Dは、-Y方向において凹部41より上流側に配される押圧部材42の、X方向における両端部に設けられている。すなわち押圧部材42には、上流側第2突き当て部45Cと45Dの間に、ディスク等を突き当て可能な上流側第1突き当て部44Cが設けられている。
図4は、トレイ3に記録媒体を載置して保持している状態を示す上面模式図である。図4(a)は、円形記録媒体としてディスク51を保持している状態を示す。ディスクとしては、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)などのプリンタブルな光学ディスクが挙げられる。ディスク51がトレイ3に保持されているとき、ディスク51の外縁が上流側第1突き当て部44Cと突き当たることでディスク51の位置決めがなされる。なお、ディスク51がトレイ3に位置決めされているとき、ディスク51と第2突き当て部45A~45Dは突き当たらない。
図4(b)は、トレイ3の凹部41の形状と対応する形状を有し、記録媒体を載置可能なアダプタとしての台紙52を保持している状態である。台紙52がトレイ3に保持されているときは、台紙52と各第2突き当て部45A~45Dが突き当たることで台紙52の位置決めがなされる。なお、台紙52がトレイ3に位置決めされているとき、台紙52と第1突き当て部44A~44Cは突き当たらない。
図4(c)、(d)は、台紙52を用いて記録される記録媒体の一例を示す。図4(c)は、図4(b)に示す台紙52と同様の形状を有するネイルシール用台紙53をトレイ3が保持している状態を示し、ネイルシール用台紙53はネイルシール用の記録面54が配置された台紙である。記録装置1は、このようなネイルシール用台紙53をトレイ3に載置することで、記録面54に対してネイルシール用の記録を行うことができる。
一方、図4(d)は、記録媒体としてのカードを載置するためのカード載置面59を設けた台紙52を保持している状態を示す。カード載置面59は、台紙52の表面より高さが低い凹部となっており、記録媒体(カード)の外形に合わせた形状となっている。カード載置面59には例えば、JIS等で定型サイズが規定されているカード等の記録媒体を載置することができる。また、カード載置面59の凹部の深さは、カード載置面59にカードが載置されている状態で、カードの表面と台紙52の表面が略同じ高さとなるように形成されることが望ましい。そのため、カードの厚みに応じて、台紙52に貫通穴または所定深さを有する非貫通穴を設けることで、カード載置面59が形成される。
なお、台紙52及びネイルシール用台紙53は、カードやネイルシール等の記録媒体に対して縁無し記録が可能なように、少なくとも記録媒体の外側がインク受容層によって形成されていてもよい。また、台紙52及びネイルシール用台紙53はプラスチック等によって形成されていてもよい。さらに、ネイルシールやカードは台紙52を用いて印刷される記録媒体の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図5は、トレイ3によってディスク51が保持されている状態を示す上面拡大図である。ディスク51は押圧部材42によって、下流側第1突き当て部44A、44Bと、押圧部材42に設けられた上流側第1突き当て部44Cに突き当てられることで、トレイ3に対して位置決めされる。すなわち、3つの第1突き当て部44によって、ディスク51がトレイ3に対して位置決めされる。下流側第1突き当て部44A、44Bは、載置されるディスク51の外縁に当接可能であって、載置されたディスク51のX方向における中心線に対して左右対称に配されている。本実施形態では、下流側第1突き当て部44A、44Bによって任意の角度Aを形成するように、Y方向及びX方向と交差するように傾いた斜面で形成されている。なお、角度Aは90度以上であることが好ましい。一方、上流側第1突き当て部44Cは、ディスク51を保持している状態においてX方向と略平行になるように形成されている。
トレイ3にはさらに、挿入方向(-Y方向)の下流側に第1反射部47Aと第2反射部47Bが設けられている。トレイ3が記録装置1に挿入されると、キャリッジ31に搭載される光学センサ25Aによって第1反射部47Aと第2反射部47BのX方向及びY方向の位置を検知することで、記録装置1はディスク51の位置を算出することができる。
図6を用いて、トレイ3の第1突き当て部44の詳細構成を説明する。図6(a)はディスク51を保持した状態のトレイ3の上面図であり、図6(b)は、図6(a)に示す断面線71Aで下流側第1突き当て部44AをZ方向に切断した断面図である。
図6(b)に示すように、下流側第1突き当て部44Aは、ディスク51と突き当たる突き当て面61Aと、突き当て面61Bに対して傾斜している傾斜面61Bによって構成される。突き当て面61Aは、ディスク51の厚み以上の長さで形成されている。また、傾斜面61Bはトレイ3の表面61Dと接続され、載置されたディスク51の印刷面に対して突出するように形成されている。すなわち、上から見たときにディスク51の印刷面が傾斜面61Bによって覆われるように形成されている。また、突き当て面61Aと傾斜面61Bのなす内角は任意の角度Bとなるように形成される。なお、角度Bは90度以上であることが好ましい。なお、図6(a)に示す断面線71Bで下流側第1突き当て部44Bを切断した断面図も、図6(b)と同様となるため説明を省略する。
図6(c)は、図6(a)に示す断面線71Cで上流側第1突き当て部44CをZ方向に切断した断面図である。上流側第1突き当て部44Cは押圧部材42に設けられているため、図6(c)は断面線71Cで切断した押圧部材42の一部の断面図に相当する。上流側第1突き当て部44Cは、下流側第1突き当て部44A、44Bと同様に、ディスク51と突き当たる突き当て面62Aと、突き当て面62Aに対して傾斜している傾斜面62Bによって構成される。突き当て面62Aはディスク51の厚み以上の長さで形成されている。また、傾斜面62Bは押圧部材の表面62Cと接続され、載置されたディスク51の印刷面に対して突出するように形成されている。すなわち、上から見たときにディスク51の印刷面が傾斜面62Bによって覆われるように形成されている。また、突き当て面62Aと傾斜面62Bのなす内角は任意の角度Cとなるように形成される。なお、角度Cは90度以上であることが好ましい。
図6に示すように、各第1突き当て部44は上から見たときにディスク51の印刷面とオーバーラップするような傾斜面を有する。そのため、ユーザがトレイ3にディスク51をセットする際は、まず下流側第1突き当て部44A、44Bに対して傾斜面61Bの下から滑り込ませるようにディスク51を挿入して突き当て面61Aにディスク51を突き当てる。その後ユーザは、押圧部材42を付勢力に抗して-Y方向上流にスライドさせてディスク51を凹部41に載置した後、押圧部材42から手を離すと、押圧部材42が付勢力によって挿入方向(-Y方向)下流にスライドする。この押圧部材42のスライドによって、押圧部材42に設けられた上流側第1突き当て部44Cとディスク51が突き当たって、トレイ3に対するディスク51の位置決めが完了する。
トレイ3はさらに、下流側第1突き当て部44A、44Bの突き当て面61A近傍の凹部41に開口部46Dが設けられている(図6(b)参照)。また図6(c)に示すように、上流側第1突き当て部44Cの突き当て面62A近傍の凹部41には、開口部46Aが設けられている。これにより、ユーザがディスク51を挿入する際のZ方向におけるクリアランスを大きくすることができ、操作性が向上する。
図7の比較例を用いて、第1突き当て部44の構成の効果を説明する。図7は、従来のディスク印刷用のトレイの一例を示す上面斜視図である。従来のトレイは、ディスクを載置する載置面の中央部に嵌合部30が設けられている。ユーザは、ディスク中央の穴を嵌合部30に嵌め込むことで、トレイに対するディスクの位置決めを行う。しかしながら、トレイにディスクを位置決めした状態で、ユーザが矢印28A~28Dで示す方向にトレイが反るように曲げると、嵌合部30からディスクが外れてしまう虞があった。
本実施形態のトレイ3は、ディスク51の位置決めを行う第1突き当て部44に傾斜面61B、62Bが設けられている。そのため、トレイ3が曲げられてディスク51が凹部41から離れる方向に撓もうとしても、傾斜面61B、62Bに当接してそれ以上撓むことを抑制される。このように、従来のトレイと比較して、本実施形態のトレイ3はディスク51の保持性が向上し、ディスク51がトレイ3から外れにくい構成となっている。
図8は、下流側突き当て部44Aの傾斜面61Bの変形例を示す断面模式図である。本変形例では、傾斜面61Bと接続されて載置されるディスク51の印刷面と平行に形成され突出した庇部(庇面)61Cを設けている。庇部61Cは、図6で説明した傾斜面61Bと同様に、上から見たときにディスク51の印刷面を覆うように設けられている。これにより、傾斜面61Bのみを設ける場合と比較して、さらにトレイ3からディスク51が外れにくくなり、ディスク51の保持性を向上させることができる。この場合、庇部61Cと載置されたディスク51の印刷面との間には、必要十分なクリアランス51Cを設けることで、部品公差によらずディスク51を確実に保持することができる。
図9は、下流側突き当て部44Aの第2の変形例であって、下流側突き当て部44A近傍の模式的な上面拡大図である。ハッチングで示した61Dは図6で示した突き当て面61Aの変形例であり、点線51Cはディスク51の外縁を示す。曲線で示す湾曲部61Eは図6における傾斜面61B(或いは庇部61C)に対応し、ディスクの外縁51Cに沿う形状で形成されている。このように、湾曲部61E(傾斜面または庇部)をディスク51の外縁51Cの形状に合わせて設けることで、ディスク51の保持性をより向上させることができる。
次に、図10を用いて押圧部材42の詳細構成を説明する。図10(a)はディスク51を保持したトレイ3の上面図であり、図10(b)は図10(a)に示す断面線71DでZ方向に切断した押圧部材42の断面図である。図10(c)は、押圧部材42をトレイ3の裏面(記録媒体を載置しない面)から見た拡大図である。
押圧部材42は、図10(c)に示すように、トレイ3に設けられた係合穴3Aに対してボス42AがY方向にスライド可能に係合することで、トレイ3に対して回転可能に保持されている。押圧部材42のトレイ3に対する回転方向は、図10(a)に示す矢印28Eの方向である。ボス42Aは、押圧部材42の回転に合わせて係合穴3Aの中でX方向にも移動可能なように、X方向において係合穴3Aをボス42Aより大きめに形成してガタを設けている(図10(b)参照)。
さらに、トレイ3には、ボス42Aを中心として左右対称となる位置に弾性部材43A、43Bが設けられている。弾性部材43A、43Bはトレイ3と押圧部材42を接続し、押圧部材42を-Y方向に付勢する。これにより、ディスク51が適切な位置に載置されていない場合に、左右の弾性部材43A、43Bの弾性力によってディスク51が適切な位置になるようにイコライズされる。
図10(d)は、押圧部材42が台紙52を押圧している際の上面模式図である。図10(d)では説明のために、押圧部材42がディスク51を押圧している際のディスク51の位置を点線で示す。図10(d)は、台紙52が上流側第2突き当て部45C、45Dに突き当たっている様子を示す。押圧部材42において上流側第2突き当て部45C、45Dは、上流側第1突き当て部44Cを中心に両側に配されている。また、上流側第2突き当て部45C、45Dは、点線で示したディスク51の外縁とは当接しない位置に配され、-Y方向において上流側第1突き当て部44Cより突出した形状を有する。
図10(e)は図10(d)の変形例であり、上流側第2突き当て部45C、45Dを-Y方向に突出させない代わりに、上流側第2突き当て部45C、45Dと突き当たる台紙52の領域を+Y方向に突出させたものである。
このようにトレイ3は、載置面である凹部41に対してディスク51及び台紙52を載置して保持することができるように、スライド可能な押圧部材42と、押圧部材42によって押圧されたディスク51又は台紙52と個々に対応する突き当て部を設けている。これにより、トレイ3の厚さやサイズを大きくすることなく複数種類の記録媒体を載置することができる。
図11を用いて、押圧部材42のイコライズ機能を説明する。図11(a)は、ユーザによってディスク51が凹部41の右側に寄せて載置された状態を示す。このときディスク51は、トレイ3の下流側第1突き当て部44Aに対して突き当たっておらず、トレイ3に対して正常に位置決めがなされていない。従って、仮にユーザがこのままトレイ3を記録装置1へ挿入すると、記録位置がずれて印刷されてしまう虞がある。
このような場合、本実施形態のトレイ3であれば、右側に配される弾性部材43Bに対して左側に配される弾性部材43Aよりも強く負荷がかかることで、それに抗する付勢力が弾性部材43Bに生じる。この弾性部材43Bの付勢力により、押圧部材42は矢印55に示す向きに、弾性部材43Aと弾性部材43Bの弾性力が釣り合うまで移動する。この押圧部材42の移動によって、右側に寄せて配置されたディスク51は左側へ移動して、下流側第1突き当て部44Aに対して突き当たることで適切に位置決めされる(図11(b)参照)。なお、ディスク51が凹部41の左側に寄せて載置された場合も同様に、押圧部材42によってイコライズされて適切に位置決めされる。
図12は、トレイ3に保持されたディスク51に対する印刷動作の様子を示す上面模式図である。記録装置1は搬送手段として、第1搬送ローラ13と第2搬送ローラ22を有する。また、第1搬送ローラ13と対向する位置に配され、第1搬送ローラ13に対してバネで付勢される複数の第1従動ローラ21を備える。記録媒体11やトレイ3は、第1搬送ローラ13と第1従動ローラ21に挟持されて搬送される。なお、第1搬送ローラ13と第1従動ローラ21によって形成されるニップ部をニップライン24として図示する。
第2搬送ローラ22は、挿入方向(-Y方向)において第1搬送ローラ13より上流側に配され、第1搬送ローラ13と共に搬送モータ20によって駆動される。記録装置1にはさらに、第2搬送ローラ22に対してバネで付勢され、第2搬送ローラ22と紙等の記録媒体11を挟持して搬送する不図示の拍車が設けられている。また、拍車とは別に、第2搬送ローラ22とともにトレイ3を挟持して搬送する第2従動ローラ27が設けられている。第2従動ローラ27は、トレイ3のX方向における左右端を挟持できるように2箇所設けられている。第2従動ローラ27は、搬送されるトレイ3の凹部41よりも外側を挟持する位置に配されている。
なお、第2搬送ローラ22によって紙等の記録媒体11を搬送する際、記録媒体11と第2従動ローラ27は当接しない。また、第2搬送ローラ22によってトレイ3を搬送する際は、ユーザがトレイ3を挿入するときにトレイ3を案内するためのガイド部材29によって拍車が持ち上げられるため、トレイ3と拍車は当接しない。
図12(a)は、ユーザによってトレイ3が-Y方向に挿入されている様子を示す。このとき、ガイド部材29はX方向においてトレイ3を適切な位置に挿入するためのガイドとして機能する。すなわち、ガイド部材29によってトレイ3のX方向における移動やずれが規制される。トレイ3が所定位置まで挿入されると、キャリッジ31が移動して光学センサ25Aによって反射部47A、47Bが検知されることで、トレイ3の位置が検知される。
光学センサ25Aによってトレイ3の位置が検知されると、第1搬送ローラ13と第2搬送ローラ22が回転することで、図12(b)に示すように-Y方向へさらにトレイ3を引き込んで、記録ヘッド12による印刷開始位置まで搬送する。
ここで、押圧部材42は、挿入方向(-Y方向)の上流側に配されているため、トレイ3が印刷開始位置まで搬送されても、押圧部材42はニップライン24より-Y方向の上流に位置する。すなわち、押圧部材42は、トレイ3に保持された記録媒体に対する印刷動作の間、第1搬送ローラ13と第1従動ローラ21によって挟持されない。これにより、押圧部材42が第1搬送ローラ13と第1従動ローラ21によって挟持されて誤動作して、ディスク51がトレイ3から外れることを抑制することができる。印刷動作が終わると、ユーザがトレイ3から記録媒体を取り外すことで、印刷物が作製される。
このように、押圧部材42がトレイ3の挿入方向において上流側に配され、挿入方向の下流側に向けてディスク51等の記録媒体を付勢して保持する構成にすることで、記録媒体を確実に保持したトレイ3の搬送を実現することができる。
なお、記録装置1の正面から-Y方向にトレイ3を挿入して引き込んだ後、+Y方向に搬送しながら印刷する形態を例に説明したが、トレイ3の挿入方向はこれに限られない。すなわち、記録装置1の背面から+Y方向にトレイ3を挿入して、+Y方向に印刷する形態においても、挿入方向(+Y方向)の下流側に押圧部材42を設けることで、同様の効果を得ることができる。
また、以上ではインクジェット方式を利用した記録装置を例に説明したが、電子写真方式を利用した画像形成装置に対しても採用可能である。
3 トレイ
41 凹部(載置面)
42 押圧部材
44 第1突き当て部
51 ディスク(記録媒体)

Claims (9)

  1. 記録媒体を保持したトレイを搬送可能な搬送手段と、前記トレイに保持された前記記録媒体の印刷面に記録する記録手段と、を備える記録装置に用いられる前記トレイであって、
    第1記録媒体と、第2記録媒体を有するアダプタと、のうちいずれか一方を載置可能な載置面と、
    前記記録装置に対する前記トレイの挿入方向において上流に配され、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記挿入方向の下流に向けて押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材によって押圧された前記第1記録媒体が突き当たる第1突き当て部と、前記押圧部材によって押圧された前記アダプタが突き当たり前記第1突き当て部と異なる第2突き当て部と、を有することを特徴とするトレイ。
  2. 前記第1記録媒体は円形状のディスクであることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  3. 前記第2記録媒体は前記アダプタに配置されたネイルシールであることを特徴とする請求項1または2に記載のトレイ。
  4. 前記第2記録媒体はカードであり、前記アダプタは前記カードを載置可能なカード載置面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のトレイ。
  5. 前記第1突き当て部は、前記第1記録媒体が突き当たる突き当て面と、前記突き当て面に対して傾斜していて前記第1記録媒体の一部を覆う傾斜面と、を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトレイ。
  6. 前記第1突き当て部は、前記傾斜面及び前記トレイの表面と接続され前記第1記録媒体の一部を覆うカバー面を有することを特徴とする請求項5に記載のトレイ。
  7. 記録媒体を保持したトレイと、
    前記トレイを搬送可能な搬送手段と、
    前記トレイに保持された前記記録媒体の印刷面に記録する記録手段と、を備える記録装置であって、
    前記トレイは、第1記録媒体と、第2記録媒体を有するアダプタと、のうちいずれか一方を載置可能な載置面と、前記記録装置に対する前記トレイの挿入方向において上流に配され、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記挿入方向の下流に向けて押圧する押圧部材と、前記押圧部材によって押圧された前記第1記録媒体が突き当たる第1突き当て部と、前記押圧部材によって押圧された前記アダプタが突き当たり前記第1突き当て部と異なる第2突き当て部と、を有することを特徴とする記録装置。
  8. 前記記録手段は液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドであることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 記録媒体を保持したトレイと、
    前記トレイを搬送可能な搬送手段と、前記トレイに保持された前記記録媒体の印刷面に記録する記録手段と、を備える記録装置と、を備える記録システムであって、
    前記トレイは、第1記録媒体と、第2記録媒体を有するアダプタと、のうちいずれか一方を載置可能な載置面と、前記記録装置に対する前記トレイの挿入方向において上流に配され、前記載置面に載置された前記記録媒体を前記挿入方向の下流に向けて押圧する押圧部材と、前記押圧部材によって押圧された前記第1記録媒体が突き当たる第1突き当て部と、前記押圧部材によって押圧された前記アダプタが突き当たり前記第1突き当て部と異なる第2突き当て部と、を有することを特徴とする記録システム。
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