JP2022141483A - 面材 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置場所の傾斜角度に応じて傾斜することができると共に、組立てに要する構成部品が少なく、美観を損なうことがない面材を提供する。【解決手段】地表に立設された支柱間に架設される面材であって、前記支柱と略平行に配置される一対の縦桟と、前記縦桟の端部に掛け渡されて枠体を構成すると共に前記縦桟に対して枢動可能に取り付けられた一対の胴縁と、前記胴縁内に鉛直方向の両端部が収納され前記枠体内に配置されるスリットパネルと、を有し、前記スリットパネルは、前記胴縁内に収納される両端部に複数の対となる円弧孔を有すると共に、前記胴縁に対して前記円弧孔に沿ってスライド可能に取り付けられる。【選択図】図2
Description
本発明は、地表に設置される目隠しフェンスなどに用いられる面材であって、平坦地と傾斜地のいずれにも設置可能な面材に関する。
従来、一対の縦桟と、該縦桟の上下に取り付けられた胴縁とからなる枠体と、該枠体内に配置される面材を支柱の間に取り付けた目隠しフェンスが知られている。
このような目隠しフェンスは、平坦地のみならず傾斜地へも取り付けたいという要望があり、このような傾斜地への取り付けも可能な目隠しフェンスが知られている。
傾斜地に目隠しフェンスを設置する場合、予め傾斜地の斜度に応じた面材を個別に作成するほか、特許文献1に記載されているように、面材を左右両端の縦桟と複数の長尺状パネルとからなり、この縦桟がフランジ部を有し、この相対する縦桟のフランジ部に長尺状パネルの両端の中央部が回動自在に枢着され、設置場所の地表の傾斜角度に応じて、縦桟と長尺状パネルの取付角度が自在に変化され、設置場所への対応が容易である塀が知られている。
しかしながら、従来の面材の構成によると、複数の長尺状パネルが必要となり、すべての長尺状パネルごとに縦桟に枢着する必要があり、組立てに手間を要し施工コストが高くなるという問題があった。
また、傾斜角度を大きくするために、長尺状パネルの角部に干渉防止のための面取りなどを施すと、長尺状パネルの傾斜によって縦桟と長尺状パネルの間に隙間が生じ、美観を損なうという問題もあった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてされた発明であり、設置場所の地表の傾斜角度に応じて傾斜可能な面材であって、組立てに要する構成部品を少なくすることができると共に、傾斜させた際にも美観を損なうことがない面材を提供することを目的とする。
本発明に係る面材は、地表に立設された支柱間に架設される面材であって、前記支柱と略平行に配置される一対の縦桟と、前記縦桟の端部に掛け渡されて枠体を構成すると共に前記縦桟に対して枢動可能に取り付けられた一対の胴縁と、前記胴縁内に鉛直方向の両端部が収納され前記枠体内に配置されるスリットパネルと、を有し、前記スリットパネルは、前記胴縁内に収納される両端部に複数の対となる円弧孔を有すると共に、前記胴縁に対して前記円弧孔に沿ってスライド可能に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明に係る面材において、前記縦桟には、前記スリットパネルと前記縦桟との隙間を閉塞するカバー部材が取り付けられると好適である。
また、本発明に係る面材において、前記カバー部材の鉛直方向の両端部は、前記胴縁内に収納されると好適である。
また、本発明に係る面材において、前記枠体内には、前記縦桟と略平行に延設される押え板を備え、前記押え板は前記スリットパネルに対して枢動可能に取り付けられると好適である。
また、本発明に係る面材において、前記枠体内には、前記胴縁と略平行に延設される押え板を備え、前記押え板は前記スリットパネルに固定されると好適である。
また、本発明に係る面材において、前記カバー部材の端部には、曲げ加工が施されていると好適である。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
本発明に係る面材は、胴縁内に収納されるスリットパネルの両端部に、複数の対となる円弧孔を有し、スリットパネルは胴縁に対して円弧孔に沿ってスライド可能に取り付けられていることで、設置場所の地表の傾斜角度に応じて傾斜させることが可能である。また、スリットパネルを傾斜させた場合でも、縦桟とスリットパネルの間に生じる隙間をカバー部材によって閉塞しているので、美観を損なうことがない。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る面材を用いた目隠しフェンスの正面図であり、図2は、本発明の実施形態に係る面材を用いた目隠しフェンスを傾斜地に設置した状態を示す正面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係る面材の構成を示す正面図であり、図4は、図3におけるA部の拡大図であり、図5は、図4におけるB-B断面図であり、図6は、図3におけるC部の拡大斜視図であり、図7は、図3におけるD部の拡大図であり、図8は、図7におけるE-E断面図であり、図9は、本発明の実施形態に係る面材のスリットパネルの正面図であり、図10は、本発明のスリットパネルに施されるスリットの一例を示す模式図であって、図10(a)は正面図、図10(b)は断面図であり、図11は、本発明の第1の実施形態に係る面材を傾斜させた状態を示す拡大図である。
図1は、本発明の実施形態に係る面材を用いた目隠しフェンスの正面図であり、図2は、本発明の実施形態に係る面材を用いた目隠しフェンスを傾斜地に設置した状態を示す正面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係る面材の構成を示す正面図であり、図4は、図3におけるA部の拡大図であり、図5は、図4におけるB-B断面図であり、図6は、図3におけるC部の拡大斜視図であり、図7は、図3におけるD部の拡大図であり、図8は、図7におけるE-E断面図であり、図9は、本発明の実施形態に係る面材のスリットパネルの正面図であり、図10は、本発明のスリットパネルに施されるスリットの一例を示す模式図であって、図10(a)は正面図、図10(b)は断面図であり、図11は、本発明の第1の実施形態に係る面材を傾斜させた状態を示す拡大図である。
図1に示すように、本実施形態に係る面材10を備える目隠しフェンス1は、地面Gに打設された基礎3に固定された支柱2が所定の間隔で配置され、該支柱2の間に面材10が取り付けられている。なお、本実施形態に係る面材10を備える目隠しフェンス1は、一対の支柱2の間に単一の面材10を備えた場合について説明を行うが、支柱2の本数や面材10の枚数は、目隠しフェンス1が設置される場所に応じて適宜設定することができる。
本実施形態に係る面材10は、後述するように傾斜機構を有しているので、図2に示すように、基礎3の高さが異なる斜面についても美観を損なうことなく目隠しフェンス1を設置することができる。
図3に示すように、本実施形態に係る面材10は、支柱2と略平行に配置される一対の縦桟11と、縦桟11の上下端部に掛け渡されて枠体を構成すると共に縦桟11に対して枢動可能に取り付けられた一対の胴縁12と、枠体内には、長手方向の長さが胴縁12の長さよりも短く設定されたスリットパネル20が配置されている。
胴縁12は、図5に示すように、中空状に形成された角柱部材であって、図4及び図7に示すように、縦桟11及び後述する押え板14に取付けられた端部継手15との接続部に、貫通長孔12aが所定の間隔に形成される。
縦桟11には、図4に示すように、長手方向の両端部に胴縁12との接続部となる端部継手15が取り付けられ、端部継手15にはボルト16を貫通する貫通孔15aが形成される。縦桟11は、図5に示すように、面材10の表裏両面において胴縁12に取付けられる。また、縦桟11には、図3に示すように、縦桟11の長手方向に沿ってカバー部材13が取り付けられる。縦桟11に取付けられたカバー部材13は、図5に示すように、鉛直方向の両端部が胴縁12の内側に挟み込まれるように配置される。なお、図1に示すように、縦桟11は、支柱2に取り付けられた継手4によって支柱2に固定されている。
カバー部材13は、長手方向に沿って所定の間隔で取付ボルト又はリベット等の締結方法によって縦桟11に取り付けられている。カバー部材13は、スリットパネル20を表裏両面から挟み込むように配置される一対の平板部材で構成されており、図3に示すように、長手方向の端部が面取りされて、概略台形形状に形成されている。また、カバー部材13の面取りのされていない側の角部には、図4に示すように、端部継手15の貫通孔15aに対応する位置に貫通孔13aが形成されている。なお、カバー部材13の端部には、図6に示すように、端部を180°折り返した後に平らに押しつぶした所謂ヘミング曲げ加工を施しても構わない。当該曲げ加工を施すことによって、平板部材であるカバー部材13の切り口13bが内側に折られ、カバー部材13の端部のエッジは、曲線を持った曲げ部13cとなるため、安全性の高い形状となる。また、折り曲げた部分のカバー部材13の板厚は、平板部材の倍の厚みとなるため、カバー部材13全体の剛性の高めることができる。
縦桟11と胴縁12の取付部については、図5に示すように、ボルト16を貫通孔15a、貫通長孔12a及び貫通孔13aにそれぞれ貫通させ、ナット17を締結することにより、縦桟11と胴縁12を枢動可能に保持する。この時、曲げ加工を施したカバー部材13の切り口13bは、図5に示すように、互いに向き合うように内側に配置されると美観を損なうことなく好適である。
また、図3に示すように、面材10の表裏両面において、所定の間隔で一対の胴縁12を連絡するように、鉛直方向に延設された押え板14が胴縁12に取り付けられている。押え板14は、縦桟11と略同一の長さを有する棒状部材であって、押え板14の長手方向の端部が端部継手15を介して胴縁12と枢動可能に取り付けられ、長手方向の略中央部がスリットパネル20と枢動可能に取り付けられている。
押え板14には、縦桟11と同様に、図7に示すように、長手方向の両端部に胴縁12との接続部となる端部継手15が取り付けられ、端部継手15にはボルト16を貫通する貫通孔15aが形成される。なお、本実施形態において、縦桟11と押え板14は同一の断面形状を有する棒状部材であっても構わない。
胴縁12と押え板14の取付部については、図8に示すように、ボルト16を貫通孔15a及び貫通長孔12aに貫通させ、ナット17を締結することにより、胴縁12と押え板14を枢動可能に保持する。この時、スリットパネル20の鉛直方向の両端部は、胴縁12の内部に挟み込まれるように収納されており、ボルト16は、後述するスリットパネル20の円弧孔21も同時に貫通する。そのため、スリットパネル20は、円弧孔21に沿って胴縁12に対してスライド可能に保持される。
スリットパネル20は、図9に示すように、水平方向に長い平板部材であって、鉛直方向の端部に複数の対となる円弧孔21が所定の間隔で形成される。また、スリットパネル20の長手方向の略中央部であって、円弧孔21の中心となる位置には、押え板14を枢動可能に取り付ける押え板取付孔22が形成される。
また、スリットパネル20には、平面部に複数のスリット23を形成したり、多孔材で構成するなど、設置場所で求められる通風性や遮光性などを考慮して、適宜スリットパネル20の形状を変更することができる。本実施形態においてスリット23は、一例として、図10に示すように、スリットパネル20の板厚方向の一方に凸形状部23aが浮き出るように加工され、凸形状部23aの一部に切欠き部23bが施されると好適である。このようなスリット形状によれば、スリット部が板厚方向に完全に貫通しておらず、一部繋がっているため、スリットパネル20の目隠し効果を損なわずに通風性も確保することが可能である。
このように構成された面材10は、図11に示すように、枠体を構成する縦桟11及び胴縁12が互いに枢動可能に構成され、胴縁12に取り付けられたスリットパネル20と複数の押え板14が円弧孔21に沿ってスライド可能に取り付けられた傾斜機構を有しているので、傾斜面に面材10を配置した場合に、傾斜面の傾斜角度に応じて胴縁12を傾斜させることができる。
このとき、スリットパネル20は、傾斜面に応じて円弧孔21に沿ってスライドして配置されるが、上下に位置する一対の胴縁12はスリットパネル20に対してそれぞれ反対方向に移動する。そのため、このようなスリットパネル20のスライド移動に伴って、スリットパネル20の両側に生じる縦桟11との隙間は、上側の一方の隙間が広がり他方の隙間が狭くなった場合、下側の一方の隙間は狭まり他方の隙間は広くなる。このように、傾斜面に面材10を配置した場合、スリットパネル20と縦桟11との間の隙間は、上下に渡って大きさの変化が生じるが、縦桟11には、この隙間を塞ぐようにカバー部材13が取り付けられているため、面材10の傾斜によって美観を損なうことがない。また、カバー部材13の長手方向の端部は、胴縁12の内側に挟み込まれるように配置されているため、面材10を傾斜させた際も、縦桟11と胴縁12からなる枠体からカバー部材13がはみ出すことがなく、美観を損なうことがない。
また、第1の実施形態において、図3に示すように、押え板14が所定の間隔で胴縁12を連絡するように、複数取り付けられているため、縦桟11と胴縁12とからなる枠体全体の剛性を高めることができる。
[第2の実施形態]
以上説明した第1の実施形態に係る面材10は、押え板14を縦桟11と平行に配置し、胴縁12の延設方向に沿って所定の間隔で複数並べた場合について説明を行った。次に説明する第2の実施形態に係る面材30は、第1の実施形態と異なる形態を有する面材について説明を行う。なお、上述した第1の実施形態と同一または類似する部材については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
以上説明した第1の実施形態に係る面材10は、押え板14を縦桟11と平行に配置し、胴縁12の延設方向に沿って所定の間隔で複数並べた場合について説明を行った。次に説明する第2の実施形態に係る面材30は、第1の実施形態と異なる形態を有する面材について説明を行う。なお、上述した第1の実施形態と同一または類似する部材については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る面材の構成を示す正面図であり、図13は、図12におけるF-F断面図であり、図14は、本発明の第2の実施形態に係る面材を傾斜させた状態を示す拡大図である。
図12に示すように、本実施形態に係る面材30は、支柱2と略平行に配置される一対の縦桟31と、縦桟31の上下端部に掛け渡されて枠体を構成すると共に縦桟31に対して枢動可能に取り付けられた一対の胴縁12と、枠体内には、長手方向の長さが胴縁12の長さよりも短く設定されたスリットパネル20が配置されている。
また、縦桟31の略中央部には、面材30の表裏両面において、一対の縦桟31を連絡するように、水平方向に延設された押え板34が枢動可能に取り付けられている。押え板34は、胴縁12と略同一の長さを有する棒状部材であって、長手方向に沿って所定の間隔で取付ボルト又はリベット等の締結方法によってスリットパネル20に固定されている。
縦桟31には、第1の実施形態と同様に、図4に示すように、長手方向の端部に胴縁12との接続部となる端部継手15が取り付けられ、端部継手15にはボルト16を貫通する貫通孔15aが形成される。縦桟31の略中央部には、図13に示すように、押え板34に取付けられた端部継手15を取り付けるための貫通孔31bが形成される。また、縦桟31には、図12に示すように、長手方向に沿ってカバー部材33が取り付けられる。なお、第1の実施形態と同様に、図1に示すように、縦桟31は、支柱2に取り付けられた継手4によって支柱2に固定されている。
カバー部材33は、長手方向に沿って所定の間隔で取付ボルト又はリベット等の締結方法によって縦桟31に取り付けられている。カバー部材33は、スリットパネル20を挟み込むように一対の平板部材で構成されており、図12に示すように、長手方向の端部が面取りされて、概略台形形状に形成されている。また、カバー部材33の面取りのされていない側の角部には、第1の実施形態と同様に、図4に示すように、端部継手15の貫通孔15aに対応する位置に貫通孔33aが形成される。また、カバー部材33の略中央部であって、縦桟31の貫通孔31bと対応する位置には、図13に示すように、貫通孔33dが形成される。なお、カバー部材33の端部には、図6に示すように、端部を180°折り返した後に平らに押しつぶした所謂ヘミング曲げ加工を施しても構わない。当該曲げ加工を施すことによって、平板部材であるカバー部材33の切り口33bが内側に折られ、カバー部材33の端部のエッジは、曲線を持った曲げ部33cとなるため、安全性の高い形状となる。また、折り曲げた部分のカバー部材33の板厚は、平板部材の倍の厚みとなるため、カバー部材33全体の剛性の高めることができる。
縦桟31は、第1の実施形態と同様に、図5に示すように、面材30の表裏両面において胴縁12に取付けられる。また、縦桟31に取付けられたカバー部材33は、図5に示すように、長手方向の端部が胴縁12の内側に挟み込まれるように配置される。縦桟31と胴縁12の取付部については、図5に示すように、ボルト16を貫通孔15a、貫通長孔12a及び貫通孔33aにそれぞれ貫通させ、ナット17を締結することにより、縦桟31と胴縁12を枢動可能に保持する。この時、曲げ加工を施したカバー部材33の切り口33bは、図5に示すように、互いに向き合うよう内側に配置されると美観を損なうことなく好適である。
押え板34には、長手方向の両端部に縦桟31との接続部となる端部継手35が取り付けられ、端部継手35には、図13に示すように、ボルト16を貫通する貫通孔35aが形成される。なお、本実施形態において、縦桟31と押え板34は同一の断面形状を有する棒状部材であっても構わない。
縦桟31と端部継手35の取付部については、図13に示すように、ボルト16を貫通孔35a、貫通孔31b及び貫通孔33dに貫通させ、ナット17を締結することにより、縦桟31と押え板34を枢動可能に保持する。
第2の実施形態において、胴縁12とスリットパネル20の接続方法は、スリットパネル20の鉛直方向の端部が、胴縁12の内部に挟み込まれるように収納される。また、ボルト16を胴縁12の貫通長孔12a及びスリットパネル20の円弧孔21に貫通させ、ナット17を締結することにより、スリットパネル20は円弧孔21に沿って胴縁12に対してスライド可能に保持される。
このように構成された面材30は、図14に示すように、枠体を構成する縦桟31及び胴縁12が互いに枢動可能に構成され、胴縁12に取り付けられたスリットパネル20が円弧孔21に沿ってスライド可能に取り付けられた傾斜機構を有しているので、傾斜面に面材30を配置した場合に、傾斜面の傾斜角度に応じて胴縁12を傾斜させることができる。
このとき、スリットパネル20は、傾斜面に応じて円弧孔21に沿ってスライドして配置されるが、上下に位置する一対の胴縁12はスリットパネル20に対してそれぞれ反対方向に移動する。そのため、このようなスリットパネル20のスライド移動に伴って、スリットパネル20の両側に生じる縦桟31との隙間は、上側の一方の隙間が広がり他方の隙間が狭くなった場合、下側の一方の隙間は狭まり他方の隙間は広くなる。このように、傾斜面に面材30を配置した場合、スリットパネル20と縦桟31との間の隙間は、上下に渡って大きさの変化が生じるが、縦桟31には、この隙間を塞ぐようにカバー部材33が取り付けられているので面材30の傾斜によって美観を損なうことがない。また、カバー部材33の長手方向の端部は、胴縁12の内側に挟み込まれるように配置されているため、面材30を傾斜させた際も、縦桟31と胴縁12からなる枠体からカバー部材33がはみ出すことがなく、美観を損なうことがない。
また、第2の実施形態において、押え板34はスリットパネル20の表裏両面に強固に固定されているため、スリットパネル20全体の剛性を高めることができる。
なお、以上の実施の形態では、スリットパネル20にスリットや貫通孔を形成して通風性や遮光性などを考慮した場合について説明を行ったが、スリットや貫通孔を形成せずに平板部材として構成しても構わない。また、以上の実施の形態では、カバー部材13、33が縦桟11、31に別部品として取り付けられる場合について説明を行ったが、カバー部材13、33は、縦桟11,13と一体となった構成であっても構わない。なお、カバー部材と縦桟が一体の部品である場合には、カバー部材の長手方向の両端部は、胴縁12の内部に収納されていなくても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 目隠しフェンス, 2 支柱, 3 基礎, 4 継手, 10,30 面材, 11,31 縦桟, 12 胴縁, 12a 貫通長孔 13,33 カバー部材, 13b,33b 切り口, 13c,33c 曲げ部, 14,34 押え板, 15,35 端部継手, 13a,15a,31b,33a,33d 貫通孔, 16 ボルト, 17 ナット, 20 スリットパネル, 21 円弧孔, 22 押え板取付部孔, 23 スリット, 23a 凸形状部, 23b 切欠き部 G 地面。
Claims (6)
- 地表に立設された支柱間に架設される面材であって、
前記支柱と略平行に配置される一対の縦桟と、前記縦桟の端部に掛け渡されて枠体を構成すると共に前記縦桟に対して枢動可能に取り付けられた一対の胴縁と、前記胴縁内に鉛直方向の両端部が収納され前記枠体内に配置されるスリットパネルと、を有し、
前記スリットパネルは、前記胴縁内に収納される両端部に複数の対となる円弧孔を有すると共に、前記胴縁に対して前記円弧孔に沿ってスライド可能に取り付けられることを特徴とする面材。 - 請求項1に記載の面材において、
前記縦桟には、前記スリットパネルと前記縦桟との隙間を閉塞するカバー部材が取り付けられることを特徴とする面材。 - 請求項2に記載の面材において、
前記カバー部材の鉛直方向の両端部は、前記胴縁内に収納されることを特徴とする面材。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の面材において、
前記枠体内には、前記縦桟と略平行に延設される押え板を備え、
前記押え板は前記スリットパネルに対して枢動可能に取り付けられることを特徴とする面材。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の面材において、
前記枠体内には、前記胴縁と略平行に延設される押え板を備え、
前記押え板は前記スリットパネルに固定されることを特徴とする面材。 - 請求項2から5のいずれか1項に記載の面材において、
前記カバー部材の端部には、曲げ加工が施されていることを特徴とする面材。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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