JP7203646B2 - 簡易建物 - Google Patents
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Description
端部下地材3aは、単一のアルミ形材で形成した長尺材であり、上面に垂木1,2下面への取付部17が垂木1,2の傾斜に合わせて傾斜して設けてあり、下面に天井材6の取付部18が水平に設けてある。
中間部下地材3bは、垂木1,2の下面に取付く下地材本体4aと、下地材本体4aに下方より係合する下地調整材5の2部材で構成されている。下地材本体4aは、アルミ形材で形成した長尺材であり、上面側に垂木1,2下面への取付部17が垂木1,2の傾斜に合わせて傾斜して設けてあり、その下に略矩形断面の中空部19を有している。下地調整材5は、アルミ形材で形成した長尺材であり、下地材本体4aの中空部19と嵌合するように、上側が開放したコ字状断面に形成してある。下地調整材5は、下地材本体4aに下方より係合させると、手を離しても抜け落ちないように、引っ掛かり20が設けてある。
中央部下地材3cは、垂木1,2の下面に取付く下地材本体4bと、下地材本体4bに下方より係合する下地調整材5の2部材で構成されている。下地材本体4bは、アルミ形材で形成した長尺材であり、上面側に垂木1,2下面への取付部17が水平に設けてあり、その下に略矩形断面の中空部19を有している。中空部19は、中間部下地材3bのものよりも上下方向に長くなっている。下地調整材5は、アルミ形材で形成した長尺材であり、下地材本体4bの中空部と嵌合するように、上側が開放したコ字状断面に形成してある。
中間部下地材3bの下地調整材5と中央部下地材3cの下地調整材5は、共通の部材となっている。これらの下地調整材5は、図2に示すように、下面の高さが端部下地材3aの下面と同じ高さになるように上下位置を調整してから、ネジ21で下地材本体4a,4bに固定される。
また、図3に示すように、下地材3a,3b,3cの前後の端部の下面には、天井材枠24がネジ25で取付けてある。天井材枠24は、下側が開口する略コ字形断面に形成してある。天井材枠24には、天井材カバー26が天井材枠24の溝に下方より係合して取付けられ、ネジ27で固定してある。天井材カバー26は、天井材6の前側及び後側の端部を覆っている。
透光パネル体6aは、図3,16に示すように、透明な樹脂パネルよりなる透光パネル30をアルミ形材よりなる前枠31と後枠32と側枠33,33とで囲んで形成してある。前枠31には係合部7が非透光パネル体6bと同じ形状で設けてあり、後枠32には被係合部8と取付部29が非透光パネル体6bと同じ形状で設けてある。透光パネル体6aは、外形寸法(前後方向及び左右方向の長さ)が非透光パネル体6bとほぼ同じになっている。したがって透光パネル体6aと非透光パネル体6bとは、相互に置き換え可能である。
図3に示す例では、透光パネル体6aの前側と後側に隣接して非透光パネル体6bが配置され、透光パネル体6aの係合部7に非透光パネル体6bの被係合部8が係合し、被係合部8に非透光パネル体6bの係合部7が係合しているが、先に述べたように透光パネル体6aと非透光パネル体6bは相互に置き換え可能なので、透光パネル体6aの係合部7に透光パネル体6aの被係合部8が係合し、被係合部8に透光パネル体6aの係合部7が係合することもできる。
次に、図8に示すように、垂木1,2の下面に端部下地材3aと、中間部下地材3b及び中央部下地材3cの下地材本体4a,4bをネジ41で取付ける。
次に、図10(a)に示すように、下地材本体4a,4bに対して下地調整材5を下方より係合して取付ける。下地調整材5は、図10(b)に示すように、下面の高さが端部下地材3aの下面と同じ高さになるように上下位置を調整してから、前後から下地材本体4a,4bにネジ21で固定する。図10(c)に示すように、下地調整材5にはネジ21の挿通孔42があらかじめ形成され、下地材本体4a,4bにはネジ21を挿入する目安になるR溝43が上下方向に間隔をおいて設けてあり、R溝43を目安とすることで下地調整材5の高さ調整が容易に行える。
次に、図11(a)に示すように、取付けた各下地材3a,3b,3cの前側及び後側の端部に天井枠材24をネジ25で取付ける。このとき、図11(b)に示すように、天井枠材24の外向きの突片44を妻破風16bに突き当てて取付ける。
次に、図12(a)に示すように、前側端部の天井材6(透光パネル体6a又は非透光パネル体6b)を各下地材3a,3b,3cの下面にネジ28で取付ける。このとき天井材6は、図13に示すように、左右の天井材桁カバー22,22の間にけんどんで嵌め込んでから、図12(b)に示すように、先に取付けた天井材枠24に押し付けながら固定する。
次に、図14(a)に示すように、その他の天井材6(透光パネル体6a又は非透光パネル体6b)を前側から順番に各下地材3a,3b,3cの下面に取付ける。このとき天井材6は、左右の天井材桁カバー22,22の間にけんどんで嵌め込んでから、図14(b)に示すように、前側に押し付けるようにして係合部7を隣接する天井材6の被係合部8に係合させ、後端部の取付部29をネジ28で各下地材3a,3b,3cに固定する。このように前側の端部以外の天井材6は、先に取付けた天井材6の被係合部8に係合部7を係合させ、後側端部の取付部29だけを下地材3a,3b,3cにねじ止めすればよいため、天井材6の施工が容易である。
最後に、図15(a),(b)に示すように、天井材カバー26を天井材枠24に下方より嵌め込んで取付け、ネジ27で固定する。
下地材本体4a,4bは、上下方向の寸法と垂木1,2への取付面の角度が異なるものが複数種類あることで、垂木1,2の傾斜角度や長さの違いに柔軟に対応でき、各下地材本体4a,4bに取付く下地調整材5は共通とすることで、コストを削減できる。
下地調整材5は、上側が開放したコ字状断面であるため、下地材本体4a,4bに対して下方より容易に係合取付けできる。
透光パネル体6aは、透光パネル30を枠31,32,33で囲んだものであり、枠31,32に係合部7と被係合部8を設けてあるので、係合部7と被係合部8を持つ透光パネル体6aを容易に製作できる。
透光パネル体6aと非透光パネル体6bの外形寸法をほぼ同じにしたので、透光パネル体6aと非透光パネル体6bとが相互に置き換え可能で、非透光パネル体6bをあとから透光パネル体6aに交換することも可能である。
2 妻垂木(垂木)
3 下地材
3a 端部下地材(下地材)
3b 中間部下地材(下地材)
3c 中央部下地材(下地材)
4a,4b 下地材本体
5 下地調整材
6 天井材
6a 透光パネル体(天井材)
6b 非透光パネル体(天井材)
7 係合部
8 被係合部
9 屋根(被取付材)
Claims (1)
- 垂木と下地材と天井材とを備え、垂木は、長手方向の端部が低くなるように傾斜しており、下地材は、垂木の長手方向に間隔をおいて設けてあり、垂木の下面に取付く下地材本体と、下地材本体に下方より係合する下地調整材とを有し、天井材は、下地調整材の下面に取付けてあり、下地材本体に対する下地調整材の位置を垂木の下面の高さに応じて天井材が水平になるように上下方向に調整し固定してあることを特徴とする簡易建物。
Priority Applications (1)
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JP2019046570A JP7203646B2 (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 簡易建物 |
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JP2019046570A JP7203646B2 (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 簡易建物 |
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JP2020148006A JP2020148006A (ja) | 2020-09-17 |
JP7203646B2 true JP7203646B2 (ja) | 2023-01-13 |
Family
ID=72430385
Family Applications (1)
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JP2019046570A Active JP7203646B2 (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 簡易建物 |
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JP (1) | JP7203646B2 (ja) |
Citations (1)
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2019
- 2019-03-14 JP JP2019046570A patent/JP7203646B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018017008A (ja) | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 株式会社Lixil | 屋外構造物及び屋外構造物の構築方法 |
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JP2020148006A (ja) | 2020-09-17 |
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