JP2022140660A - 光学系、および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】諸収差が良好に補正された光学系を提供する。【解決手段】光学系(LS)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、合焦の際、前記第2レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群が固定され、前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズと、前記第2レンズ群の最も物体側に配置されたレンズが負レンズであり、以下の条件式を満足する。0.35<f2/(-f3)<1.000.550<f1/(-f3)<3.0000.50<FNO×(f1/f)<3.00-2.0<(G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)<10.00.100<BFa/f<0.500【選択図】 図1

Description

本発明は、光学系、および光学機器に関する。
従来から、絞りの像側に配置された正レンズ群を物体側に繰り出して合焦を行うインナーフォーカス方式の単焦点光学系(例えば、特許文献1を参照)が提案されている。このような光学系では、大口径化した場合に、諸収差を良好に補正することが難しかった。
特開2012-234169号公報
本発明に係る光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、合焦の際、前記第2レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群が固定され、前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズと、前記第2レンズ群の最も物体側に配置されたレンズが負レンズであり、以下の条件式を満足する。
0.35<f2/(-f3)<1.00
0.550<f1/(-f3)<3.000
0.50<FNO×(f1/f)<3.00
-2.0<(G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)<10.0
0.100<BFa/f<0.500
但し、f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
FNO:前記光学系のFナンバー
f:前記光学系の焦点距離
G1R1:前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率半径
G1R2:前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ成分における像側のレンズ面の曲率半径
f:前記光学系の焦点距離
Bfa:前記光学系の最も像側に配置されたレンズにおける像側のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離
本発明に係る光学機器は、上記光学系を備えて構成される。
第1実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図2(A)は第1実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図2(B)は第1実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第2実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図4(A)は第2実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図4(B)は第2実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第3実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図6(A)は第3実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図6(B)は第3実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第4実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図8(A)は第4実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図8(B)は第4実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第5実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図10(A)は第5実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図10(B)は第5実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第6実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図12(A)は第6実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図12(B)は第6実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第7実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図14(A)は第7実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図14(B)は第7実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第8実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図16(A)は第8実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図16(B)は第8実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第9実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図18(A)は第9実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図18(B)は第9実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第10実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図20(A)は第10実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図20(B)は第10実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第11実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図22(A)は第11実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図22(B)は第11実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第12実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図24(A)は第12実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図24(B)は第12実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第13実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図26(A)は第13実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図26(B)は第13実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第14実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図28(A)は第14実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図28(B)は第14実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第15実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図30(A)は第15実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図30(B)は第15実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第16実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図32(A)は第16実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図32(B)は第16実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第17実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図34(A)は第17実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図34(B)は第17実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第18実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図36(A)は第18実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図36(B)は第18実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第19実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図38(A)は第19実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図38(B)は第19実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第20実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図40(A)は第20実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図40(B)は第20実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第21実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図42(A)は第21実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図42(B)は第21実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第22実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図44(A)は第22実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図44(B)は第22実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第23実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図46(A)は第23実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図46(B)は第23実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第24実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図48(A)は第24実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図48(B)は第24実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第25実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図50(A)は第25実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図50(B)は第25実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第26実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図52(A)は第26実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図52(B)は第26実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第27実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図54(A)は第27実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図54(B)は第27実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第28実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図56(A)は第28実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図56(B)は第28実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第29実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図58(A)は第29実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図58(B)は第29実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第30実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図60(A)は第30実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図60(B)は第30実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 第31実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成図である。 図62(A)は第31実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図であり、図62(B)は第31実施例に係る光学系の近距離合焦時の諸収差図である。 本実施形態に係る光学系を備えたカメラの構成を示す図である。 本実施形態に係る光学系の製造方法を示すフローチャートである。
以下、本実施形態に係る光学系および光学機器について図を参照して説明する。まず、本実施形態に係る光学系を備えたカメラ(光学機器)を図63に基づいて説明する。このカメラ1は、図63に示すように撮影レンズ2として本実施形態に係る光学系を備えたデジタルカメラである。カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、撮像素子3へ到達する。これにより被写体からの光は、当該撮像素子3によって撮像されて、被写体画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者はカメラ1による被写体の撮影を行うことができる。なお、このカメラは、ミラーレスカメラでも、クイックリターンミラーを有した一眼レフタイプのカメラであっても良い。
本実施形態に係る光学系(撮影レンズ)LSの一例としての光学系LS(1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とを有して構成される。合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って移動する。これにより、無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り、像倍率変化を抑えつつ、良好な光学性能を得ることが可能になる。
本実施形態に係る光学系LSは、図1に示す光学系LS(1)に限られるものではなく、図3に示す光学系LS(2)でも良い。同様に、本実施形態に係る光学系LSは、図5以降に示す光学系LS(3)~LS(31)でも良い。
上記構成の下、本実施形態に係る光学系LSは、以下の条件式を満足する。
0.20<f2/(-f3)<1.20 ・・・(1)
0.010<f1/(-f3)<3.000 ・・・(2)
但し、f1:第1レンズ群G1の焦点距離
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
f3:第3レンズ群G3の焦点距離
条件式(1)は、第2レンズ群G2の焦点距離と第3レンズ群G3の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。条件式(1)を満足することで、近距離合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が長くなるため、合焦の際の第2レンズ群G2の移動量が増加し、合焦の際の球面収差と像面湾曲の変動が大きくなる。条件式(1)の上限値を1.00に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(1)の上限値を、0.95、0.90、0.88、0.85、0.80、0.77、0.75、0.72、0.70、さらに0.68とすることが好ましい。
条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が短くなるため、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の焦点距離がマイナス側に長くなるため、諸収差の補正が困難になり、合焦の際の像面湾曲の変動が大きくなる。条件式(1)の下限値を0.23に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(1)の下限値を、0.29、0.35、0.37、0.39、0.40、0.41、さらに0.42とすることが好ましい。
条件式(2)は、第1レンズ群G1の焦点距離と第3レンズ群G3の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。条件式(2)を満足することで、無限遠合焦状態および近距離合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、第1レンズ群G1の焦点距離が長くなるため、コマ収差の補正が困難になる。条件式(2)の上限値を2.500に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の上限値を、2.000、1.800、1.500、1.300、1.200、1.180、1.165、さらに1.160とすることが好ましい。
条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群G1の焦点距離が短くなるため、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の焦点距離がマイナス側に長くなるため、諸収差の補正が困難になり、合焦の際の像面湾曲の変動が大きくなる。条件式(2)の下限値を0.050に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(2)の下限値を、0.100、0.150、0.200、0.250、0.300、0.350、0.400、0.450、0.500、0.520、さらに0.550とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
-10.0<(G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)<10.0 ・・・(3)
但し、G1R1:第1レンズ群G1の最も物体側に配置されたレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率半径
G1R2:第1レンズ群G1の最も物体側に配置されたレンズ成分における像側のレンズ面の曲率半径
条件式(3)は、第1レンズ群G1の最も物体側に配置されたレンズ成分のシェイプファクターを規定するものである。条件式(3)を満足することで、無限遠合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。本実施形態において、レンズ成分は、単レンズ又は接合レンズを示すものである。
条件式(3)の対応値が上限値を上回ると、第1レンズ群G1の最も物体側に配置されたレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率がきつくなるため、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。条件式(3)の上限値を8.0に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の上限値を、7.0、6.0、5.0、さらに4.0とすることが好ましい。
条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群G1の最も物体側に配置され
たレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率が緩くなるため、コマ収差の補正が困難になる。条件式(3)の下限値を-8.0に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(3)の下限値を、-7.0、-6.0、-5.0、-4.0、-3.0、さらに-2.0とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
-5.000<(-G1R1)/f<500.000 ・・・(4)
但し、f:光学系LSの焦点距離
G1R1:第1レンズ群G1の最も物体側に配置されたレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率半径
条件式(4)は、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面の曲率半径と光学系LS全系の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。条件式(4)を満足することで、無限遠合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(4)の対応値が上限値を上回ると、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面の曲率半径が小さくなるため、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。条件式(4)の上限値を400.000に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の上限値を、300.000、200.000、100.000、85.000、75.000、60.000、45.000、30.000、さらに20.000とすることが好ましい。
条件式(4)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面の曲率半径が大きくなるため、コマ収差の補正が困難になる。条件式(4)の下限値を-4.000に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(4)の下限値を、-3.000、-2.000、-1.000、0.010、0.100、0.200、0.250、0.300、0.350、0.400、0.450、0.500、0.550、0.600、0.650、さらに0.700とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSにおいて、第1レンズ群G1の最も物体側に配置されたレンズが負レンズであることが望ましい。これにより、コマ収差を良好に補正することができる。
本実施形態の光学系LSにおいて、第2レンズ群G2の最も物体側に配置されたレンズが負レンズであることが望ましい。これにより、像面湾曲を良好に補正することができる。
本実施形態の光学系LSにおいて、第1レンズ群G1は、絞りを有することが望ましい。これにより、近距離合焦状態におけるコマ収差、非点収差等の諸収差を良好に補正することができる。
本実施形態の光学系LSにおいて、第1レンズ群G1が固定されることが望ましい。これにより、光学系LSの全体を小型化することができる。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.010<f/f1<5.000 ・・・(5)
但し、f:光学系LSの焦点距離
条件式(5)は、光学系LS全系の焦点距離と第1レンズ群G1の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。条件式(5)を満足することで、無限遠合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(5)の対応値が上限値を上回ると、第1レンズ群G1の焦点距離が短くなるため、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。条件式(5)の上限値を4.500に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(5)の上限値を、4.000、3.500、3.000、2.500、2.000、1.500、1.200、さらに1.000とすることが好ましい。
条件式(5)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群G1の焦点距離が長くなるため、コマ収差の補正が困難になる。条件式(5)の下限値を0.050に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(5)の下限値を、0.100、0.150、0.200、0.250、0.300、0.350、0.400、0.450、0.500、さらに0.550とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.010<f/f2<5.000 ・・・(6)
但し、f:光学系LSの焦点距離
条件式(6)は、光学系LS全系の焦点距離と第2レンズ群G2の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。条件式(6)を満足することで、近距離合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(6)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が短くなるため、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。条件式(6)の上限値を4.500に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(6)の上限値を、4.000、3.500、3.000、2.500、2.000、1.800、1.500、さ
らに1.300とすることが好ましい。
条件式(6)の対応値が下限値を下回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が長くなるため、合焦の際の第2レンズ群G2の移動量が増加し、合焦の際の球面収差と像面湾曲の変動が大きくなる。条件式(6)の下限値を0.050に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(6)の下限値を、0.100、0.150、0.200、0.250、0.300、0.350、0.400、0.450、0.500、0.550、0.600、さらに0.650とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.010<f1/f2<5.000 ・・・(7)
条件式(7)は、第1レンズ群G1の焦点距離と第2レンズ群G2の焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。条件式(7)を満足することで、無限遠合焦状態および近距離合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(7)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が短くなるた
め、諸収差の発生量が増加し、合焦の際のコマ収差の変動が大きくなる。条件式(7)の上限値を4.000に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(7)の上限値を、3.500、3.000、2.500、2.000、さらに1.800とすることが好ましい。
条件式(7)の対応値が下限値を下回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が長くなるため、合焦の際の第2レンズ群G2の移動量が増加し、合焦の際の球面収差と像面湾曲の変動が大きくなる。条件式(7)の下限値を0.100に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(7)の下限値を、0.200、0.250、0.300、0.350、0.400、0.450、0.500、0.600、0.700、0.800、さらに0.900とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
0.100<BFa/f<0.500 ・・・(8)
但し、f:光学系LSの焦点距離
Bfa:光学系LSの最も像側に配置されたレンズにおける像側のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離
条件式(8)は、光学系LS全系の焦点距離とバックフォーカスとの比の適正範囲を規定するものである。条件式(8)を満足することで、非点収差を良好に補正することができる。
条件式(8)の対応値が上限値を上回ると、非点収差の補正が困難になる。条件式(8)の上限値を0.450に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(8)の上限値を、0.420、0.400、0.380、0.350、さらに0.320とすることが好ましい。
条件式(8)の対応値が下限値を下回っても、非点収差の補正が困難になる。条件式(8)の下限値を0.110に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(8)の下限値を、0.120、0.130、0.140、0.150、0.160、さらに0.170とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.10<fF/fR<3.00 ・・・(9)
但し、fF:光学系LSにおける絞りより物体側に配置されたレンズの合成焦点距離
fR:光学系LSにおける絞りより像側に配置されたレンズの合成焦点距離
条件式(9)は、絞りより物体側に配置されたレンズの合成焦点距離と絞りより像側に配置されたレンズの合成焦点距離との比の適正範囲を規定するものである。なお、各合成焦点距離は、無限遠合焦状態での合成焦点距離である。条件式(9)を満足することで、非点収差および歪曲収差を良好に補正することができる。
条件式(9)の対応値が上限値を上回ると、非点収差および歪曲収差の補正が困難になる。条件式(9)の上限値を2.50に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(9)の上限値を、2.00、1.80、1.50、1.20、さらに1.10とすることが好ましい。
条件式(9)の対応値が下限値を下回っても、非点収差および歪曲収差の補正が困難になる。条件式(9)の下限値を0.20に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(9)の下限値を、0.25、0.27、0.30、0.34、さらに0.35とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
0.30<{1-(β2)2}×(β3)2<2.00 ・・・(10)
但し、β2:無限遠合焦状態における第2レンズ群G2の横倍率
β3:第3レンズ群G3の横倍率
条件式(10)は、第2レンズ群G2の移動に対する焦点位置の変位量を規定するものである。条件式(10)を満足することで、軸上および軸外で、近距離合焦状態において良好な光学性能を確保することができる。
条件式(10)の対応値が上限値を上回ると、近距離合焦状態におけるコマ収差および非点収差の補正が困難になる。条件式(10)の上限値を1.80に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(10)の上限値を、1.60、1.40、1.20、1.00、0.95、0.91、さらに0.89とすることが好ましい。
条件式(10)の対応値が下限値を下回っても、近距離合焦状態におけるコマ収差および非点収差の補正が困難になる。条件式(10)の下限値を0.35に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(10)の下限値を、0.40、0.45、0.48、さらに0.50とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(11)を満足することが望ましい。
0.50<FNO×(f1/f)<5.50 ・・・(11)
但し、FNO:光学系LSのFナンバー
f:光学系LSの焦点距離
条件式(11)は、第1レンズ群G1のFナンバーに相当する値を規定するものである。条件式(11)を満足することで、コマ収差等の諸収差を良好に補正することができる。
条件式(11)の対応値が上限値を上回ると、コマ収差および非点収差の補正が困難になる。条件式(11)の上限値を5.00に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(11)の上限値を、4.50、4.00、3.50、3.20、さらに3.00とすることが好ましい。
条件式(11)の対応値が下限値を下回っても、球面収差およびコマ収差の補正が困難になる。条件式(11)の下限値を0.80に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(11)の下限値を、1.00、1.40、1.60、1.80、さらに1.95とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSは、以下の条件式(12)を満足することが望ましい。
15.0°<2ω<85.0° ・・・(12)
但し、2ω:光学系LSの画角
条件式(12)は、光学系LSの画角を規定するものである。条件式(12)を満足することで、広い画角を有しつつ、諸収差を良好に補正することができる。条件式(12)の上限値を80.0°に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(12)の上限値を、75.0°、70.0°、68.0°、さらに65.0°とすることが好ましい。条件式(12)の下限値を17.0°に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。本実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(12)の下限値を、18.0°、20.0°、22.0°、さらに25.0°とすることが好ましい。
本実施形態の光学系LSにおいて、第2レンズ群G2は、少なくとも1枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズとを有してもよい。これにより、色収差等の諸収差を良好に補正することができる。
本実施形態の光学系LSにおいて、第3レンズ群G3は、少なくとも1枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズとを有してもよい。これにより、色収差等の諸収差を良好に補正することができる。
続いて、図64を参照しながら、上述の光学系LSの製造方法について概説する。まず、物体側から順に並べて、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とを配置する(ステップST1)。そして、合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って移動するように構成する(ステップST2)。また、少なくとも上記条件式(1)~(2)を満足するように、レンズ鏡筒内に各レンズを配置する(ステップST3)。このような製造方法によれば、無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り、像倍率変化を抑えつつ、良好な光学性能を得ることが可能な光学系を製造することができる。
以下、本実施形態の実施例に係る光学系LSを図面に基づいて説明する。図1は、第1実施例に係る光学系LS{LS(1)}の構成及び屈折力配分を示す断面図である。同様に、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、図17、図19、図21は、第2~第11実施例に係る光学系LS{LS(2)~LS(11)}の構成及び屈折力配分を示す断面図である。図23、図25、図27、図29、図31、図33、図35、図37、図39、図41は、第12~第21実施例に係る光学系LS{LS(12)~LS(21)}の構成及び屈折力配分を示す断面図である。図43、図45、図47、図49、図51、図53、図55、図57、図59、図61は、第22~第31実施例に係る光学系LS{LS(22)~LS(31)}の構成及び屈折力配分を示す断面図である。各断面図では、合焦レンズ群が無限遠から近距離物体に合焦する際の移動方向を、「合焦」という文字とともに矢印で示している。
これらの図において、各レンズ群を符号Gと数字の組み合わせにより、各レンズを符号Lと数字の組み合わせにより、それぞれ表している。この場合において、符号、数字の種類および数が大きくなって煩雑化するのを防止するため、実施例毎にそれぞれ独立して符号と数字の組み合わせを用いてレンズ群等を表している。このため、実施例間で同一の符号と数字の組み合わせが用いられていても、同一の構成であることを意味するものでは無い。
以下に表1~表31を示すが、この表1~表31は、第1~第31実施例における各諸
元データを示す表である。各実施例では収差特性の算出対象として、d線(波長λ=587.6nm)を選んでいる。
[全体諸元]の表において、fはレンズ全系の焦点距離、FNОはFナンバー、ωは半画角(単位は°(度))、Yは像高を示す。TLは無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にBFを加えた距離を示し、BFは無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最終面から像面Iまでの距離(バックフォーカス)を示し、BFaはバックフォーカスの空気換算長を示す。
[レンズ諸元]の表において、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からの光学面の順序を示し、Rは各光学面の曲率半径(曲率中心が像側に位置する面を正の値としている)、Dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔、ndは光学部材の材料のd線に対する屈折率、νdは光学部材の材料のd線を基準とするアッベ数をそれぞれ示す。曲率半径の「∞」は平面又は開口を、(絞りS)は開口絞りSをそれぞれ示す。空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。光学面が非球面であ
る場合には面番号に*印を付して、曲率半径Rの欄には近軸曲率半径を示している。
[非球面データ]の表には、[レンズ諸元]に示した非球面について、その形状を次式(A)で示す。X(y)は非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸方向に沿った距離(ザグ量)を、Rは基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)を、κは円錐定数を、Aiは第i次の非球面係数を示す。「E-n」は、「×10-n」を示す。例えば、1.234E-05=1.234×10-5である。なお、2次の非球面係数A2は0であり、その記載を省略している。
[可変間隔データ]の表には、[レンズ諸元]を示す表において面間隔が「可変」となっている面番号iにおける次の面までの面間隔Diを示す。例えば、第1実施例では、面番号11,17,23での面間隔D11,D17,D23を示す。これらの値は、無限遠合焦状態、近距離(至近距離)合焦状態におけるそれぞれについて示す。
[レンズ群データ]の表には、各レンズ群のそれぞれの始面(最も物体側の面)と焦点距離を示す。
[条件式対応値]の表には、各条件式に対応する値を示す。
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での重複する説明は省略する。
(第1実施例)
第1実施例について、図1~図2および表1を用いて説明する。図1は、本実施形態の第1実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第1実施例に係る光学系LS(1)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。各レンズ群記号に付けている符号(+)もしくは(-)は各レンズ群の屈折力を示し、このことは以下の全ての実施例でも同様である。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、両凸形状の第3正レンズL14と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL15と、開口絞りSと、から構成される。第2正レンズL13は、両側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、両凹形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。抜き差し交換可能な光学フィルターFLとして、例えば、NCフィルター(ニュートラルカラーフィルター)や、カラーフィルター、偏光フィルター、NDフィルター(減光フィルター)、IRフィルター(赤外線カットフィルター)等が用いられる。なお、後述する第2~第31実施例に記載の抜き差し交換可能な光学フィルターFLについても同様である。
以下の表1に、第1実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表1)
[全体諸元]
f 51.59
FNO 1.85
ω 22.6
Y 21.70
TL 80.800
BF 13.599
BFa 13.054
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -37.21999 1.800 1.60342 38.0
2 -301.75553 2.422
3 -50.10561 3.350 1.49782 82.6
4 -32.57310 0.200
5* 45.59156 5.050 1.82080 42.7
6* -214.20431 0.200
7 24.72595 7.194 1.59319 67.9
8 -5040.38050 0.100
9 1752.78680 1.000 1.60342 38.0
10 18.45027 5.608
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -23.43011 1.000 1.67270 32.2
13 -582.82234 0.200
14* 127.87476 4.350 1.82080 42.7
15* -43.94757 1.950
16 -157.95993 5.600 1.60300 65.4
17 -28.85150 D17(可変)
18 -374.08672 3.200 2.00100 29.1
19 -68.25108 4.109
20 -36.81307 1.500 1.69895 30.1
21 177.00000 11.000
22 ∞ 1.600 1.51680 63.9
23 ∞ D23(可変)
[非球面データ]
第5面
κ=1.00000
A4=-1.10646E-06,A6=-5.14585E-10,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第6面
κ=1.00000
A4=3.82437E-07,A6=-2.48354E-10,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第14面
κ=1.00000
A4=2.59966E-06,A6=2.78570E-09,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第15面
κ=1.00000
A4=9.97453E-06,A6=1.00933E-08,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.59 β=-0.1508
D0 ∞ 319.20
D11 15.367 5.165
D17 3.000 13.203
D23 0.999 0.999
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 68.17
G2 12 56.22
G3 18 -101.37
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.555
条件式(2) f1/(-f3)=0.672
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=1.281
条件式(4) (-G1R1)/f=0.721
条件式(5) f/f1=0.757
条件式(6) f/f2=0.918
条件式(7) f1/f2=1.213
条件式(8) BFa/f=0.253
条件式(9) fF/fR=0.646
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.613
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.451
条件式(12) 2ω=45.2
図2(A)は、第1実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図2(A)の各収差図において、FNOはFナンバー、Aは半画角をそれぞれ示す。なお、球面収差図では最大口径に対応するFナンバーの値を示し、非点収差図および歪曲収差図では半画角の最大値をそれぞれ示し、横収差図では各半画角の値を示す。図2(B)は、第1実施
例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。図2(B)の各収差図において、NAは開口数、H0は物体高をそれぞれ示す。なお、球面収差図では最大口径に対応する開口数の値を示し、非点収差図および歪曲収差図では物体高の最大値をそれぞれ示し、横収差図では各物体高の値を示す。また、図2(A)および図2(B)の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。なお、以下に示す各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用い、重複する説明は省略する。
各諸収差図より、第1実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
第2実施例について、図3~図4および表2を用いて説明する。図3は、本実施形態の第2実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第2実施例に係る光学系LS(2)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、両凸形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32と、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表2に、第2実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表2)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.85
ω 22.8
Y 21.70
TL 88.456
BF 13.100
BFa 12.555
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -39.70605 1.800 1.73800 32.3
2 68.44172 3.469 1.92286 20.9
3 740.55070 0.985
4 -250.61896 4.504 1.59319 67.9
5 -42.16654 0.200
6* 41.73745 0.103 1.56093 36.6
7 40.99975 5.408 1.83481 42.7
8 -316.20679 0.200
9 36.83151 7.628 1.49782 82.6
10 -47.01014 1.500 1.62004 36.4
11 25.38130 4.386
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 3.000
14 -22.68035 1.100 1.64769 33.7
15 219.09880 0.200
16 85.95366 4.848 1.83481 42.7
17 -48.70070 0.100 1.56093 36.6
18* -38.65718 2.196
19 -133.55548 6.300 1.60300 65.4
20 -26.81373 D20(可変)
21 -112.24414 2.782 1.90265 35.7
22 -53.62057 5.134
23 -41.69274 2.000 1.53172 48.8
24 -133.37205 2.166
25 -49.50596 2.000 1.60342 38.0
26 ∞ 10.500
27 ∞ 1.600 1.51680 64.1
28 ∞ D28(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-8.44128E-07,A6=9.38473E-10, A8=-2.90073E-12,A10=6.84753E-15
第18面
κ=1.00000
A4=1.66834E-05,A6=1.07396E-08,A8=3.36895E-11,A10=-1.25245E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1562
D0 ∞ 311.54
D12 10.848 2.392
D20 2.500 10.956
D28 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 78.05
G2 13 49.80
G3 21 -88.77
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.561
条件式(2) f1/(-f3)=0.879
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.898
条件式(4) (-G1R1)/f=0.769
条件式(5) f/f1=0.661
条件式(6) f/f2=1.036
条件式(7) f1/f2=1.567
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.877
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.827
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.805
条件式(12) 2ω=45.6
図4(A)は、第2実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図4(B)は、第2実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第2実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
第3実施例について、図5~図6および表3を用いて説明する。図5は、本実施形態の第3実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第3実施例に係る光学系LS(3)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および両凸形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、両凸形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32と、両凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表3に、第3実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第6面および第14面は仮想面である。
(表3)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.86
ω 23.0
Y 21.70
TL 95.000
BF 13.826
BFa 13.291
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -43.62202 1.800 1.95375 32.3
2 62.41759 5.000 1.84666 23.8
3 -281.93425 0.654
4 -167.37782 5.500 1.59319 67.9
5 -40.10469 0.476
6 ∞ 0.000
7* 39.95627 0.100 1.56093 36.6
8 41.35117 6.000 1.83481 42.7
9 -308.32218 0.200
10 32.49687 8.500 1.49782 82.6
11 -50.34522 1.500 1.58144 41.0
12 20.84633 5.400
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.100
15 -19.87542 1.100 1.67270 32.2
16 -102.49215 0.200
17 349.06334 4.800 1.75500 52.3
18 -33.68733 0.100 1.56093 36.6
19* -30.20400 1.700
20 -294.17915 6.900 1.49782 82.6
21 -26.73936 D21(可変)
22 -208.87897 3.500 2.00069 25.5
23 -59.64897 4.172
24 -45.02223 2.000 1.62004 36.4
25 -133.33333 2.419
26 -45.00000 2.000 1.62004 36.4
27 224.57692 11.236
28 ∞ 1.600 1.51680 64.1
29 ∞ D29(可変)
[非球面データ]
第7面
κ=1.00000
A4=-1.17140E-06,A6=4.04242E-10,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第19面
κ=1.00000
A4=1.13379E-05,A6=1.62636E-08,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1591
D0 ∞ 305.00
D13 11.043 2.821
D21 3.000 11.223
D29 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 82.69
G2 14 49.27
G3 22 -80.88
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.609
条件式(2) f1/(-f3)=1.022
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=1.366
条件式(4) (-G1R1)/f=0.845
条件式(5) f/f1=0.624
条件式(6) f/f2=1.047
条件式(7) f1/f2=1.678
条件式(8) BFa/f=0.258
条件式(9) fF/fR=0.923
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.881
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.983
条件式(12) 2ω=46.0
図6(A)は、第3実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図6(B)は、第3実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第3実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
第4実施例について、図7~図8および表4を用いて説明する。図7は、本実施形態の第4実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第4実施例に係る光学系LS(4)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表4に、第4実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表4)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.85
ω 23.0
Y 21.70
TL 93.423
BF 13.099
BFa 12.554
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -49.34582 1.800 1.64769 33.7
2 46.34338 4.852 1.94595 18.0
3 88.17135 2.830
4 -385.68443 6.805 1.75500 52.3
5 -55.81519 0.100
6* 32.37146 0.300 1.56093 36.6
7 34.78660 6.291 1.75500 52.3
8 3421.80810 0.200
9 34.21341 7.021 1.59319 67.9
10 -76.80721 1.500 1.64769 33.7
11 20.90542 5.045
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.99823 1.100 1.64769 33.7
15 814.45031 0.200
16 93.44777 5.100 1.80400 46.6
17 -40.16052 0.152 1.56093 36.6
18* -34.60672 3.204
19 -128.30142 6.400 1.49782 82.6
20 -26.31276 D20(可変)
21 -78.26552 2.798 1.94595 18.0
22 -44.00653 2.232
23 -46.73961 2.000 1.64769 33.7
24 -150.55235 2.958
25 -40.00000 1.900 1.64769 33.7
26 -179.87126 10.500
27 ∞ 1.600 1.51680 64.1
28 ∞ D28(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-1.82369E-06,A6=-1.73726E-09,A8=2.00735E-12,A10=-4.32700E-15
第18面
κ=1.00000
A4=1.61711E-05,A6=1.10899E-08,A8=3.81964E-11,A10=-1.19949E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1563
D0 ∞ 306.58
D12 10.336 2.398
D20 2.500 10.438
D28 0.999 0.999
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 73.48
G2 13 47.81
G3 21 -81.77
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.585
条件式(2) f1/(-f3)=0.899
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.282
条件式(4) (-G1R1)/f=0.956
条件式(5) f/f1=0.702
条件式(6) f/f2=1.079
条件式(7) f1/f2=1.537
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.773
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.879
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.640
条件式(12) 2ω=46.0
図8(A)は、第4実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図8(B)は、第4実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第4実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第5実施例)
第5実施例について、図9~図10および表5を用いて説明する。図9は、本実施形態の第5実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第5実施例に係る光学系LS(5)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表5に、第5実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表5)
[全体諸元]
f 51.61
FNO 1.85
ω 22.8
Y 21.70
TL 94.298
BF 13.104
BFa 12.558
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -55.81981 2.351 1.67270 32.2
2 40.92718 3.030 1.94595 18.0
3 73.81686 2.866
4 -2179.29960 8.923 1.75500 52.3
5 -55.86755 0.100
6* 31.91227 0.300 1.56093 36.6
7 33.62812 5.941 1.80400 46.6
8 179.47342 0.200
9 31.36834 7.114 1.59319 67.9
10 -117.41333 1.500 1.67270 32.2
11 20.83074 5.078
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.88176 1.100 1.64769 33.7
15 -464.00395 0.306
16* 107.59212 4.886 1.77377 47.2
17* -34.57866 3.604
18 -87.29087 6.386 1.49782 82.6
19 -24.79412 D19(可変)
20 -168.93770 2.949 1.94595 18.0
21 -62.61109 1.900 1.62004 36.4
22 -408.98106 2.897
23 -49.70122 1.900 1.64769 33.7
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-9.25285E-07,A6=-2.44172E-10,A8=-5.83429E-13,A10=9.84913E-16
第16面
κ=1.00000
A4=2.83184E-06,A6=1.30771E-08,A8=3.97727E-11,A10=2.50432E-13
第17面
κ=1.00000
A4=1.51803E-05,A6=3.07472E-08,A8=-2.44486E-11,A10=5.97193E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.61 β=-0.1566
D0 ∞ 305.70
D12 10.295 2.359
D19 4.868 12.804
D26 1.004 1.004
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 74.25
G2 13 47.70
G3 20 -83.87
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.569
条件式(2) f1/(-f3)=0.885
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.139
条件式(4) (-G1R1)/f=1.082
条件式(5) f/f1=0.695
条件式(6) f/f2=1.082
条件式(7) f1/f2=1.556
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.805
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.883
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.668
条件式(12) 2ω=45.6
図10(A)は、第5実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図10(B)は、第5実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第5実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第6実施例)
第6実施例について、図11~図12および表6を用いて説明する。図11は、本実施形態の第6実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第6実施例に係る光学系LS(6)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、両凸形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14
と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表6に、第6実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表6)
[全体諸元]
f 51.61
FNO 1.85
ω 22.7
Y 21.70
TL 94.879
BF 13.103
BFa 12.558
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -59.41700 3.521 1.67270 32.2
2 39.22460 3.028 1.94595 18.0
3 67.63630 2.963
4 3381.87660 8.656 1.75500 52.3
5 -56.77477 0.200
6* 32.10469 0.100 1.56093 36.6
7 32.39825 5.977 1.77250 49.6
8 150.72327 0.200
9 29.50426 7.110 1.59319 67.9
10 -150.81319 1.500 1.64769 33.7
11 20.38598 5.145
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.88655 1.100 1.64769 33.7
15 11241.53800 0.200
16* 115.09348 4.892 1.77377 47.2
17* -33.45446 3.784
18 -154.31773 6.454 1.49782 82.6
19 -26.83890 D19(可変)
20 -99.15080 2.941 1.94595 18.0
21 -50.06903 1.900 1.60342 38.0
22 -157.80139 2.610
23 -45.69693 1.900 1.64769 33.7
24 -615.80945 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-7.49375E-07,A6=-1.64453E-10,A8=-6.23627E-13,A10=1.37024E-15
第16面
κ=1.00000
A4=4.71706E-08,A6=1.49836E-08,A8=4.37655E-13,A10=2.84793E-13
第17面
κ=1.00000
A4=1.11172E-05,A6=3.11358E-08,A8=-9.41425E-11,A10=7.16057E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.61 β=-0.1560
D0 ∞ 305.12
D12 10.330 2.348
D19 4.563 12.545
D26 1.003 1.005
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 71.11
G2 13 47.97
G3 20 -83.32
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.576
条件式(2) f1/(-f3)=0.853
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.065
条件式(4) (-G1R1)/f=1.151
条件式(5) f/f1=0.726
条件式(6) f/f2=1.076
条件式(7) f1/f2=1.482
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.731
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.886
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.555
条件式(12) 2ω=45.4
図12(A)は、第6実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図12(B)は、第6実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第6実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第7実施例)
第7実施例について、図13~図14および表7を用いて説明する。図13は、本実施形態の第7実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第7実施例に係る光学系LS(7)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ
群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表7に、第7実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表7)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.85
ω 23.0
Y 21.70
TL 92.606
BF 13.099
BFa 12.554
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -45.97401 3.464 1.67270 32.2
2 49.61070 3.386 1.94595 18.0
3 104.71966 2.977
4 -171.07801 4.990 1.72916 54.6
5 -45.04067 0.200
6* 34.58722 0.100 1.56093 36.6
7 35.08925 6.046 1.80400 46.6
8 271.36284 0.200
9 30.75373 7.301 1.59319 67.9
10 -109.57751 1.500 1.64769 33.7
11 21.09749 5.107
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.42611 1.100 1.64769 33.7
15 1293.83890 0.200
16* 96.25206 5.000 1.77377 47.2
17* -33.63182 2.984
18 -84.68095 6.400 1.49782 82.6
19 -24.24361 D19(可変)
20 -198.33414 2.923 1.94595 18.0
21 -66.60448 2.000 1.64769 33.7
22 -1255.72680 2.962
23 -53.07631 2.000 1.64769 33.7
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-9.44039E-07,A6=-7.11276E-10,A8=1.77477E-12,A10=-1.49090E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-7.09863E-07,A6=1.39281E-08,A8=-7.11118E-11,A10=-9.85203E-14
第17面
κ=1.00000
A4=1.29000E-05,A6=1.77000E-08,A8=4.64016E-11,A10=-4.30856E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1564
D0 ∞ 307.39
D12 10.322 2.393
D19 5.645 13.574
D26 0.999 0.999
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 73.64
G2 13 48.40
G3 20 -83.16
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.582
条件式(2) f1/(-f3)=0.886
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.390
条件式(4) (-G1R1)/f=0.891
条件式(5) f/f1=0.701
条件式(6) f/f2=1.066
条件式(7) f1/f2=1.522
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.769
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.883
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.646
条件式(12) 2ω=46.0
図14(A)は、第7実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図14(B)は、第7実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第7実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有し
ていることがわかる。
(第8実施例)
第8実施例について、図15~図16および表8を用いて説明する。図15は、本実施形態の第8実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第8実施例に係る光学系LS(8)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表8に、第8実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表8)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.85
ω 22.9
Y 21.70
TL 93.035
BF 13.101
BFa 12.556
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -49.74101 3.508 1.67270 32.2
2 51.83840 3.342 1.94595 18.0
3 105.00000 2.890
4 -198.79923 5.698 1.72916 54.6
5 -48.74109 0.216
6* 39.85460 0.100 1.56093 36.6
7 39.94369 5.459 1.80400 46.6
8 306.55979 0.200
9 27.39919 7.979 1.59319 67.9
10 -244.36823 1.500 1.64769 33.7
11 21.09582 5.098
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.37434 1.100 1.64769 33.7
15 630.74141 0.200
16* 88.88240 5.000 1.77377 47.2
17* -34.54296 2.466
18 -91.09112 6.400 1.49782 82.6
19 -24.26835 D19(可変)
20 -173.73017 2.915 1.94595 18.0
21 -63.36086 2.000 1.64769 33.7
22 -410.38800 2.872
23 -49.55593 1.900 1.64769 33.7
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-1.98971E-07,A6=-9.88462E-10,A8=4.89667E-12,A10=-4.46361E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-1.30154E-06,A6=1.97109E-08,A8=-1.12019E-10,A10=-2.74309E-14
第17面
κ=1.00000
A4=1.29000E-05,A6=1.77000E-08,A8=4.40194E-11,A10=-4.63161E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1566
D0 ∞ 306.96
D12 10.321 2.394
D19 6.070 13.997
D26 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 73.37
G2 13 48.59
G3 20 -81.56
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.596
条件式(2) f1/(-f3)=0.900
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.357
条件式(4) (-G1R1)/f=0.964
条件式(5) f/f1=0.703
条件式(6) f/f2=1.062
条件式(7) f1/f2=1.510
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.747
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.885
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.636
条件式(12) 2ω=45.8
図16(A)は、第8実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図16(B)は、第8実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第8実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第9実施例)
第9実施例について、図17~図18および表9を用いて説明する。図17は、本実施形態の第9実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第9実施例に係る光学系LS(9)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表9に、第9実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表9)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.85
ω 22.9
Y 21.70
TL 92.330
BF 13.100
BFa 12.554
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -48.06457 2.000 1.67270 32.2
2 50.03333 2.861 1.94595 18.0
3 105.00000 2.805
4 -226.31231 6.827 1.72916 54.6
5 -47.98013 0.644
6* 36.64910 0.100 1.56093 36.6
7 36.85687 5.622 1.80400 46.6
8 217.92780 0.200
9 28.49361 7.332 1.59319 67.9
10 -161.37986 1.500 1.64769 33.7
11 20.99038 5.164
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.41799 1.100 1.64769 33.7
15 998.77224 0.200
16* 85.12299 5.000 1.77377 47.2
17* -35.29338 2.485
18 -73.80381 6.400 1.49782 82.6
19 -23.23519 D19(可変)
20 -177.75440 2.927 1.94595 18.0
21 -63.69645 1.900 1.64769 33.7
22 -482.01125 2.887
23 -50.20764 1.900 1.64769 33.7
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-4.74106E-07,A6=-3.40824E-10,A8=2.15394E-12,A10=-1.54492E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-1.95205E-07,A6=1.94342E-08,A8=-8.61846E-11,A10=-2.07763E-13
第17面
κ=1.00000
A4=1.47643E-05,A6=2.08671E-08,A8=8.44852E-11,A10=-6.93210E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1565
D0 ∞ 307.67
D12 10.320 2.409
D19 6.356 14.267
D26 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 73.63
G2 13 48.76
G3 20 -81.76
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.596
条件式(2) f1/(-f3)=0.900
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.357
条件式(4) (-G1R1)/f=0.964
条件式(5) f/f1=0.701
条件式(6) f/f2=1.058
条件式(7) f1/f2=1.510
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.748
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.888
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.645
条件式(12) 2ω=45.8
図18(A)は、第9実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図18(B)は、第9実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第9実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第10実施例)
第10実施例について、図19~図20および表10を用いて説明する。図19は、本実施形態の第10実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第10実施例に係る光学系LS(10)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表10に、第10実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表10)
[全体諸元]
f 51.61
FNO 1.85
ω 23.0
Y 21.70
TL 92.630
BF 13.111
BFa 12.566
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -47.48420 2.000 1.67270 32.2
2 49.34200 2.900 1.94595 18.0
3 105.06869 2.850
4 -214.61709 6.650 1.72916 54.6
5 -47.45376 0.640
6* 36.92032 0.100 1.56093 36.6
7 37.08029 5.650 1.80400 46.6
8 227.67817 0.250
9 28.81243 7.400 1.59319 67.9
10 -141.32000 1.500 1.64769 33.7
11 21.19231 5.130
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -23.47056 1.100 1.64769 33.7
15 682.91466 0.200
16* 83.29512 5.000 1.77377 47.2
17* -35.02672 2.570
18 -71.96528 6.400 1.49782 82.6
19 -23.20263 D19(可変)
20 -192.79576 2.950 1.94595 18.0
21 -65.62300 2.000 1.64769 33.7
22 -664.53730 2.909
23 -51.20031 1.900 1.64769 33.7
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-4.82693E-07,A6=-2.32147E-10,A8=1.82978E-12,A10=-1.19713E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-2.77465E-07,A6=1.84476E-08,A8=-7.60811E-11,A10=-2.05509E-13
第17面
κ=1.00000
A4=1.46947E-05,A6=2.13572E-08,A8=8.25934E-11,A10=-6.58549E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.61 β=-0.1568
D0 ∞ 307.37
D12 10.320 2.403
D19 6.400 14.317
D26 1.011 1.011
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 74.30
G2 13 48.80
G3 20 -82.85
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.589
条件式(2) f1/(-f3)=0.897
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.377
条件式(4) (-G1R1)/f=0.920
条件式(5) f/f1=0.695
条件式(6) f/f2=1.058
条件式(7) f1/f2=1.523
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.768
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.890
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.670
条件式(12) 2ω=46.0
図20(A)は、第10実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図20(B)は、第10実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第10実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第11実施例)
第11実施例について、図21~図22および表11を用いて説明する。図21は、本実施形態の第11実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第11実施例に係る光学系LS(11)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、両凹形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表11に、第11実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第14面は仮
想面である。
(表11)
[全体諸元]
f 37.63
FNO 1.85
ω 30.0
Y 21.70
TL 110.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -662.83160 3.000 1.80920 33.6
2 33.87219 9.404
3 -109.33916 3.000 1.48749 70.4
4 89.77072 4.000 1.94595 18.0
5 317.57072 1.945
6 44.26915 8.500 1.48749 70.4
7 -112.47821 3.972
8* 41.20576 6.500 1.80400 46.6
9 -255.27183 0.200
10 26.75656 9.000 1.59319 67.9
11 -57.15784 1.500 1.67270 32.2
12 17.14008 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.000
15 -21.57444 1.000 1.67270 32.2
16 -1291.14570 0.200
17* 157.44017 4.500 1.77377 47.2
18* -44.84339 0.200
19 155.77289 9.000 1.59319 67.9
20 -25.32306 D20(可変)
21 71.98835 3.000 1.94595 18.0
22 81.46254 6.736
23* -41.56282 1.500 1.64769 33.7
24 -168.89768 7.000
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=-1.90145E-06,A6=-9.52591E-10,A8=-1.08708E-12,A10=-6.77034E-16
第17面
κ=1.00000
A4=6.23513E-06,A6=-1.23942E-08,A8=3.34827E-11,A10=-3.01713E-13
第18面
κ=1.00000
A4=1.88293E-05,A6=1.24857E-08,A8=2.84962E-11,A10=-3.23051E-13
第23面
κ=1.00000
A4=5.43854E-06,A6=-1.52554E-08,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=37.63 β=-0.2078
D0 ∞ 151.72
D13 11.387 2.404
D20 3.456 12.439
D26 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 58.79
G2 14 43.00
G3 21 -104.59
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.411
条件式(2) f1/(-f3)=0.562
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.903
条件式(4) (-G1R1)/f=17.613
条件式(5) f/f1=0.640
条件式(6) f/f2=0.875
条件式(7) f1/f2=1.367
条件式(8) BFa/f=0.241
条件式(9) fF/fR=0.945
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.728
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.893
条件式(12) 2ω=60.0
図22(A)は、第11実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図22(B)は、第11実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第11実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第12実施例)
第12実施例について、図23~図24および表12を用いて説明する。図23は、本実施形態の第12実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第12実施例に係る光学系LS(12)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、両凹形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の
負レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表12に、第12実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第14面は仮想面である。
(表12)
[全体諸元]
f 37.70
FNO 1.88
ω 30.0
Y 21.70
TL 110.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -3112.32120 3.000 1.73282 32.6
2 32.68764 8.690
3 -440.00413 3.000 1.48749 70.4
4 57.93171 4.000 1.94595 18.0
5 108.74454 3.168
6 42.60783 8.500 1.50267 62.2
7 -141.78756 3.866
8* 45.06258 6.500 1.80400 46.6
9 -210.82291 0.200
10 36.02017 9.000 1.59319 67.9
11 -45.79266 1.500 1.67270 32.2
12 22.46589 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.000
15 -22.15003 1.000 1.67270 32.2
16 -98.33346 0.318
17* -130.89892 2.500 1.77377 47.2
18* -43.35291 1.224
19 101.79100 5.500 1.59319 67.9
20 -53.62571 0.100
21 -81.82793 6.000 1.59319 67.9
22 -25.48031 D22(可変)
23 -75.16977 3.000 1.94595 18.0
24 -63.16701 8.776
25* -25.51533 1.500 1.64769 33.7
26 -99.50792 7.000
27 ∞ 1.600 1.51680 64.1
28 ∞ D28(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A6=-1.62936E-06,A6=-1.61898E-09,A8=3.72851E-12,A10=-6.56781E-15
第17面
κ=1.00000
A4=3.15178E-05,A6=1.77790E-07,A8=-3.27517E-10,A10=-1.26227E-12
第18面
κ=1.00000
A4=4.17433E-05,A6=1.91618E-07,A8=1.40927E-10,A10=-2.86119E-12
第25面
κ=1.00000
A4=1.10584E-05,A6=-1.56481E-10,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=37.70 β=-0.1179
D0 ∞ 290.00
D13 6.605 2.441
D22 4.053 8.217
D28 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 63.38
G2 14 39.22
G3 23 -62.57
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.627
条件式(2) f1/(-f3)=1.013
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.979
条件式(4) (-G1R1)/f=82.547
条件式(5) f/f1=0.595
条件式(6) f/f2=0.961
条件式(7) f1/f2=1.616
条件式(8) BFa/f=0.240
条件式(9) fF/fR=0.873
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.994
条件式(11) FNO×(f1/f)=3.160
条件式(12) 2ω=60.0
図24(A)は、第12実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図24(B)は、第12実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第12実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第13実施例)
第13実施例について、図25~図26および表13を用いて説明する。図25は、本実施形態の第13実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第13実施例に係る光学系LS(13)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有
する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、両凹形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、物体側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表13に、第13実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第14面は仮想面である。
(表13)
[全体諸元]
f 36.52
FNO 1.85
ω 30.6
Y 21.70
TL 100.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -344.23276 3.000 1.71736 29.6
2 31.47663 8.864
3 -5197.94500 3.000 1.48749 70.3
4 59.50193 4.000 1.94595 18.0
5 141.00357 0.152
6 49.20783 7.500 1.60300 65.4
7 -563.87665 4.981
8* 39.11480 6.000 1.77250 49.6
9 -139.68211 0.427
10 28.58681 8.000 1.59319 67.9
11 -50.06370 1.500 1.67270 32.2
12 19.18437 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.000
15 -22.50724 1.000 1.67270 32.2
16 -81.31951 0.549
17* -74.31824 3.000 1.77377 47.2
18 -35.67165 0.203
19 180.93759 5.000 1.59319 67.9
20 -43.85092 0.500
21 -132.62507 6.000 1.59319 67.9
22 -29.07561 D22(可変)
23 317.64282 3.000 1.94595 18.0
24 314.90339 6.932
25* -26.84153 1.500 1.64769 33.7
26 -77.55848 7.000
27 ∞ 1.600 1.51680 64.1
28 ∞ D28(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=-1.59558E-06,A6=-1.61180E-09,A8=2.67206E-12,A10=-4.02129E-15
第17面
κ=1.00000
A4=-1.62012E-05,A6=-2.42502E-08,A8=1.25145E-10,A10=-1.02694E-12
第25面
κ=1.00000
A4=7.25982E-06,A6=1.79235E-08,A8=-4.70327E-11,A10= 2.68072E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.52 β=-0.1131
D0 ∞ 290.00
D13 6.346 1.987
D22 0.549 4.907
D28 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 52.27
G2 14 37.19
G3 23 -64.36
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.578
条件式(2) f1/(-f3)=0.812
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.832
条件式(4) (-G1R1)/f=9.427
条件式(5) f/f1=0.699
条件式(6) f/f2=0.982
条件式(7) f1/f2=1.406
条件式(8) BFa/f=0.248
条件式(9) fF/fR=0.724
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.853
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.645
条件式(12) 2ω=61.2
図26(A)は、第13実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図26(B)は、第13実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第13実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第14実施例)
第14実施例について、図27~図28および表14を用いて説明する。図27は、本実施形態の第14実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第14実施例に係る光学系LS(14)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表14に、第14実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第14面は仮想面である。
(表14)
[全体諸元]
f 36.50
FNO 1.85
ω 30.7
Y 21.70
TL 100.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -328.51209 3.000 1.71736 29.6
2 30.62735 8.724
3 862.45645 3.000 1.48749 70.3
4 57.42336 4.000 1.94595 18.0
5 141.63170 0.100
6 44.98135 7.500 1.60300 65.4
7 5539.31740 5.241
8* 41.34810 6.000 1.77250 49.6
9 -119.73719 0.200
10 28.47480 8.000 1.59319 67.9
11 -45.24565 1.500 1.67270 32.2
12 19.20206 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.000
15 -23.51305 1.000 1.67270 32.2
16 -129.15388 0.457
17* -103.44705 3.000 1.77377 47.2
18* -39.20704 0.417
19 131.40567 5.000 1.59319 67.9
20 -48.12075 0.500
21 -100.00000 6.000 1.59319 67.9
22 -26.83541 D22(可変)
23 102.68371 3.000 1.94595 18.0
24 106.30512 6.996
25* -28.73049 1.500 1.64769 33.7
26 -98.04242 7.000
27 ∞ 1.600 1.51680 64.1
28 ∞ D28(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=-1.74572E-06,A6=-1.86902E-09,A8=3.70243E-12,A10=-5.65794E-15
第17面
κ=1.00000
A4=-4.49752E-06,A6=-4.35264E-08,A8=1.70129E-10,A10=-7.71012E-13
第18面
κ=1.00000
A4=1.06552E-05,A6=0.00000E+00,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第25面
κ=1.00000
A4=6.97711E-06,A6=8.30426E-09,A8=-3.04728E-11,A10=-2.65514E-15
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.50 β=-0.1131
D0 ∞ 290.00
D13 6.366 1.830
D22 0.500 5.036
D28 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 52.56
G2 14 38.05
G3 23 -66.26
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.574
条件式(2) f1/(-f3)=0.793
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.829
条件式(4) (-G1R1)/f=9.000
条件式(5) f/f1=0.694
条件式(6) f/f2=0.959
条件式(7) f1/f2=1.381
条件式(8) BFa/f=0.248
条件式(9) fF/fR=0.729
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.815
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.664
条件式(12) 2ω=61.4
図28(A)は、第14実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図28(B)は、第14実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第14実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第15実施例)
第15実施例について、図29~図30および表15を用いて説明する。図29は、本実施形態の第15実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第15実施例に係る光学系LS(15)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL31から構成される。負レンズL31は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表15に、第15実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第14面は仮想面である。
(表15)
[全体諸元]
f 36.50
FNO 1.87
ω 30.7
Y 21.70
TL 100.000
BF 9.600
BFa 9.054
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -188.20085 3.000 1.71736 29.6
2 30.66496 8.404
3 547.03690 3.000 1.48749 70.3
4 62.69373 4.000 1.94595 18.0
5 190.11798 0.100
6 45.62385 7.500 1.60300 65.4
7 -115579.46000 5.673
8* 44.63892 6.000 1.77250 49.6
9 -102.19551 0.200
10 28.17341 8.000 1.59319 67.9
11 -42.44281 1.500 1.67270 32.2
12 19.02911 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.000
15 -23.61092 1.000 1.67270 32.2
16 -109.82047 0.899
17* -60.75679 3.000 1.77377 47.2
18* -33.74626 0.200
19 105.85192 5.000 1.59319 67.9
20 -52.67684 0.500
21 -100.00000 6.000 1.59319 67.9
22 -26.83541 D22(可変)
23* -35.17199 1.500 1.64769 33.7
24 -148.75840 7.000
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=-1.59317E-06,A6=-1.58329E-09,A8=3.51477E-12,A10=-5.52433E-15
第17面
κ=1.00000
A4=-1.23191E-05,A6=-4.63629E-08,A8=2.30352E-10,A10=-1.55636E-12
第18面
κ=1.00000
A4=3.43104E-06,A6=0.00000E+00,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第23面
κ=1.00000
A4=2.07644E-06,A6=2.61568E-09,A8=-1.43218E-11,A10=-5.83085E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.50 β=-0.1132
D0 ∞ 290.00
D13 6.253 1.764
D22 10.273 14.761
D28 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 52.70
G2 14 38.26
G3 23 -71.49
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.535
条件式(2) f1/(-f3)=0.737
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.720
条件式(4) (-G1R1)/f=5.156
条件式(5) f/f1=0.693
条件式(6) f/f2=0.954
条件式(7) f1/f2=1.377
条件式(8) BFa/f=0.248
条件式(9) fF/fR=0.758
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.828
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.696
条件式(12) 2ω=61.4
図30(A)は、第15実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図30(B)は、第15実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第15実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第16実施例)
第16実施例について、図31~図32および表16を用いて説明する。図31は、本実施形態の第16実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第16実施例に係る光学系LS(16)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表16に、第16実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第14面は仮想面である。
(表16)
[全体諸元]
f 36.50
FNO 1.86
ω 30.8
Y 21.70
TL 100.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -133.60683 2.000 1.71736 29.6
2 32.54620 8.076
3 388.71645 2.500 1.48749 70.3
4 65.47753 4.000 1.94595 18.0
5 219.57835 0.100
6 57.60424 7.000 1.60300 65.4
7 -387.08519 6.523
8* 44.24367 6.000 1.77250 49.6
9 -104.52830 0.200
10 31.09490 9.000 1.59319 67.9
11 -42.99037 1.500 1.67270 32.2
12 20.68411 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 ∞ 3.000
15 -23.39527 1.000 1.67270 32.2
16 -374.05277 0.224
17* 89.21164 4.000 1.77377 47.2
18* -62.00927 1.388
19 -586.47623 4.500 1.59319 67.9
20 -38.88857 0.500
21 -100.00000 5.500 1.59319 67.9
22 -29.94109 D22(可変)
23 59.66877 3.000 1.94595 18.0
24 59.44379 6.722
25* -32.82899 1.500 1.64769 33.7
26 -177.92654 7.000
27 ∞ 1.600 1.51680 63.9
28 ∞ D28(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=-1.04917E-06,A6=-1.42831E-09,A8=4.66129E-12,A10=-6.33796E-15
第17面
κ=1.00000
A4=1.65960E-05,A6=5.96989E-08,A6=-6.57382E-11,A10=1.19611E-13
第18面
κ=1.00000
A4=2.95825E-05,A6=7.91633E-08,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第25面
κ=1.00000
A4=4.39415E-06,A6=-1.10198E-08,A8=5.26933E-11,A10=-1.66739E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.50 β=-0.1137
D0 ∞ 290.00
D13 6.258 1.649
D22 0.509 5.118
D28 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 53.58
G2 14 39.30
G3 23 -65.49
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.600
条件式(2) f1/(-f3)=0.818
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.608
条件式(4) (-G1R1)/f=3.660
条件式(5) f/f1=0.681
条件式(6) f/f2=0.929
条件式(7) f1/f2=1.363
条件式(8) BFa/f=0.248
条件式(9) fF/fR=0.714
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.810
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.734
条件式(12) 2ω=61.6
図32(A)は、第16実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図32(B)は、第16実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第16実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第17実施例)
第17実施例について、図33~図34および表17を用いて説明する。図33は、本実施形態の第17実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第17実施例に係る光学系LS(17)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL13と、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15および両凹形状の第3負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第2負レンズL13は、像面I側のレンズ面が非球面である。第2正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表17に、第17実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第13面は仮想面である。
(表17)
[全体諸元]
f 36.05
FNO 1.85
ω 31.6
Y 21.70
TL 99.592
BF 13.100
BFa 12.555
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -500.00000 2.000 1.59270 35.3
2 27.30135 8.716
3 60.46320 3.840 1.94594 18.0
4 220.11217 9.742
5 -29.41908 1.659 1.77377 47.2
6* -33.35969 1.884
7* 47.17368 10.592 1.76801 49.2
8 -60.97010 0.200
9 27.06671 6.869 1.59319 67.9
10 -38.40610 1.500 1.69895 30.1
11 22.53254 3.899
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.700
14 -20.48042 1.100 1.64769 33.7
15 -452.00052 0.648
16* 80.79578 4.788 1.77377 47.2
17* -31.41145 0.568
18 -137.97943 6.400 1.49782 82.6
19 -21.82018 D19(可変)
20 -72.37319 4.704 1.94594 18.0
21 -25.72015 1.900 1.80518 25.4
22 -96.08935 2.660
23 -34.82473 1.900 1.64769 33.7
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-1.02986E-07,A6=4.20882E-09,A8=-1.01963E-11,A10=2.17897E-14
第7面
κ=1.00000
A4=-2.57635E-07,A6= 3.44388E-09,A8=-9.56027E-12,A10=7.45193E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-2.53184E-06,A6=4.68537E-08,A8=-1.77268E-11,A10=-7.02284E-13
第17面
κ=1.00000
A4=2.23902E-05,A6=1.94868E-08,A8=4.29642E-10,A10=-1.80787E-12
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.05 β=-0.1049
D0 ∞ 314.50
D12 5.722 2.550
D19 2.500 5.667
D26 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 49.49
G2 13 36.41
G3 20 -55.61
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.655
条件式(2) f1/(-f3)=0.890
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.896
条件式(4) (-G1R1)/f=13.870
条件式(5) f/f1=0.728
条件式(6) f/f2=0.990
条件式(7) f1/f2=1.359
条件式(8) BFa/f=0.348
条件式(9) fF/fR=0.554
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=1.114
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.534
条件式(12) 2ω=63.2
図34(A)は、第17実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図34(B)は、第17実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各
諸収差図より、第17実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第18実施例)
第18実施例について、図35~図36および表18を用いて説明する。図35は、本実施形態の第18実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第18実施例に係る光学系LS(18)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、両凸形状の第1正レンズL12と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL13と、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15および両凹形状の第3負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第2負レンズL13は、像面I側のレンズ面が非球面である。第2正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凸形状の第1正レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第2正レンズL23は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および両凹形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表18に、第18実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表18)
[全体諸元]
f 36.05
FNO 1.86
ω 31.6
Y 21.70
TL 99.539
BF 13.100
BFa 12.555
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -500.00000 2.000 1.59270 35.3
2 31.30252 8.752
3 77.05411 4.224 1.94594 18.0
4 -4995.87340 12.332
5 -34.14226 3.140 1.77377 47.2
6* -47.59110 0.100
7* 41.62130 5.898 1.76801 49.2
8 -65.35489 0.294
9 31.07689 6.046 1.59319 67.9
10 -44.14843 1.500 1.69895 30.1
11 22.96400 3.883
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 95.03984 2.062 1.49782 82.6
14 -345.94097 2.289
15 -19.00516 1.100 1.64769 33.7
16 -992.59484 1.622
17* 123.45937 4.722 1.77377 47.2
18* -28.92599 0.200
19 -129.08817 6.400 1.49782 82.6
20 -21.31763 D20(可変)
21 -134.41671 5.154 1.94594 18.0
22 -26.15911 1.900 1.80518 25.4
23 1225.10730 3.764
24 -34.85007 1.900 1.64769 33.7
25 ∞ 10.500
26 ∞ 1.600 1.51680 64.1
27 ∞ D27(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=9.02554E-07,A6=3.14643E-09,A8=-1.89905E-12,A10=1.77634E-14
第7面
κ=1.00000
A4=-1.81054E-07,A6=2.54149E-09,A8=-7.43973E-12,A10=8.48515E-15
第17面
κ=1.00000
A4=3.23226E-07,A6=4.85057E-08,A8=1.37810E-11,A10=-1.32577E-13
第18面
κ=1.00000
A4=2.32157E-05,A6=3.57378E-08,A8=3.07145E-10,A10=-6.42283E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.05 β=-0.1053
D0 ∞ 314.50
D12 4.656 2.000
D20 2.500 5.150
D27 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 58.73
G2 13 33.00
G3 21 -46.85
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.704
条件式(2) f1/(-f3)=1.253
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.882
条件式(4) (-G1R1)/f=13.870
条件式(5) f/f1=0.614
条件式(6) f/f2=1.092
条件式(7) f1/f2=1.780
条件式(8) BFa/f=0.348
条件式(9) fF/fR=0.765
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=1.369
条件式(11) FNO×(f1/f)=3.025
条件式(12) 2ω=63.2
図36(A)は、第18実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図36(B)は、第18実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第18実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第19実施例)
第19実施例について、図37~図38および表19を用いて説明する。図37は、本実施形態の第19実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第19実施例に係る光学系LS(19)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、両凸形状の第3正レンズL14および両凹形状の第2負レンズL15からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第2正レンズL13は、両側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面I側に凸面を向けた平凸形状の第1正レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第2正レンズL23は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表19に、第19実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第5面および第6面は仮想面である。
(表19)
[全体諸元]
f 36.05
FNO 1.87
ω 31.2
Y 21.70
TL 99.566
BF 13.100
BFa 12.555
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -500.00000 2.000 1.59270 35.3
2 26.44740 11.431
3 54.58955 3.977 1.94594 18.0
4 151.93034 2.197
5 ∞ 0.000
6 ∞ 10.067
7* 40.90811 5.557 1.76801 49.2
8* -104.02802 0.200
9 29.51647 6.609 1.59319 67.9
10 -42.76988 1.500 1.69895 30.1
11 23.53316 6.210
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 ∞ 2.090 1.49782 82.6
14 -74.67300 2.012
15 -18.81061 1.100 1.64769 33.7
16 -248.50402 1.512
17* 118.78898 4.866 1.77377 47.2
18* -28.64501 0.200
19 -125.10532 6.400 1.49782 82.6
20 -22.16547 D20(可変)
21 -66.18341 4.709 1.94594 18.0
22 -24.96921 1.900 1.80518 25.4
23 -199.98195 2.935
24 -38.28094 1.900 1.64769 33.7
25 ∞ 10.500
26 ∞ 1.600 1.51680 64.1
27 ∞ D27(可変)
[非球面データ]
第7面
κ=1.00000
A4=3.16584E-07,A6=2.60390E-09,A8=-1.78975E-11,A10=5.41316E-14
第8面
κ=1.00000
A4=4.34400E-08,A6=-4.51994E-10,A8=-7.80080E-12,A10=3.78367E-14
第17面
κ=1.00000
A4=-3.61366E-06,A6=5.25325E-08,A8=-5.32628E-12,A10=1.17020E-14
第18面
κ=1.00000
A4=2.00858E-05,A6=3.18374E-08,A8=2.71615E-10,A10=-4.03272E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.05 β=-0.1049
D0 ∞ 314.50
D12 4.594 2.000
D20 2.500 5.088
D27 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 53.15
G2 13 32.25
G3 21 -45.20
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.714
条件式(2) f1/(-f3)=1.176
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.900
条件式(4) (-G1R1)/f=13.870
条件式(5) f/f1=0.678
条件式(6) f/f2=1.118
条件式(7) f1/f2=1.648
条件式(8) BFa/f=0.348
条件式(9) fF/fR=0.626
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=1.388
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.751
条件式(12) 2ω=62.4
図38(A)は、第19実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図38(B)は、第19実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第19実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第20実施例)
第20実施例について、図39~図40および表20を用いて説明する。図39は、本実施形態の第20実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第20実施例に係る光学系LS(20)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3負レンズL14と、両凸形状の第2正レンズL15と、両凸形状の第3正レンズL16および両凹形状の第4負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第2正レンズL15は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、物体側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL32と、から構成される。第2負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ
群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表20に、第20実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表20)
[全体諸元]
f 36.41
FNO 1.45
ω 30.7
Y 21.70
TL 120.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 117.52540 2.000 1.71736 29.6
2 26.99520 8.652
3 42.97983 2.500 1.48749 70.3
4 34.72137 5.000 1.94595 18.0
5 45.17490 9.389
6 -52.71945 6.000 1.60300 65.4
7 -131.66451 0.200
8* 55.12835 9.000 1.77250 49.6
9 -66.63993 0.200
10 57.67591 13.000 1.59319 67.9
11 -28.99052 1.500 1.67270 32.2
12 230.60272 5.399
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 -30.96994 1.000 1.67270 32.2
15 1151.90580 2.000
16* -406.76312 4.000 1.77377 47.2
17 -45.06075 0.881
18 140.10078 6.000 1.59319 67.9
19 -58.07296 0.500
20 -100.00000 7.000 1.59319 67.9
21 -30.10496 D21(可変)
22 74.17179 3.000 1.94595 18.0
23 67.04188 7.824
24* -26.97932 1.500 1.64769 33.7
25 -290.34268 7.000
26 ∞ 1.600 1.51680 63.9
27 ∞ D27(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=-6.93107E-07,A6=-4.54051E-10,A8=1.72053E-12,A10=-1.39325E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-1.46752E-05,A6=-1.19814E-08,A8=3.20679E-11,A10=-2.43972E-13
第24面
κ=1.00000
A4=1.09875E-05,A6=2.56103E-09,A8=-8.64670E-12,A10=-3.14024E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.41 β=-0.1095
D0 ∞ 290.00
D13 13.354 9.399
D21 0.500 4.455
D27 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 48.51
G2 14 38.61
G3 22 -44.33
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.871
条件式(2) f1/(-f3)=1.094
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-1.596
条件式(4) (-G1R1)/f=-3.228
条件式(5) f/f1=0.751
条件式(6) f/f2=0.943
条件式(7) f1/f2=1.256
条件式(8) BFa/f=0.249
条件式(9) fF/fR=0.358
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.914
条件式(11) FNO×(f1/f)=1.936
条件式(12) 2ω=61.4
図40(A)は、第20実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図40(B)は、第20実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第20実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第21実施例)
第21実施例について、図41~図42および表21を用いて説明する。図41は、本実施形態の第21実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第21実施例に係る光学系LS(21)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL12および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL13からなる接合レンズと、両凹形状の第3負レンズL14と、両凸形状の第2正レンズL15と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL16と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第4負レンズL17および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第4正レンズL18からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第2正レンズL15は、両側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL24と、から構成される。第1正レンズL22は、物体側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL31と、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL32と、から構成される。第2負レンズL32は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表21に、第21実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表21)
[全体諸元]
f 36.00
FNO 1.42
ω 31.2
Y 21.70
TL 125.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -2103.91320 2.000 1.67884 31.5
2 35.70457 7.893
3 323.10172 2.500 1.49086 69.1
4 67.22138 5.500 1.94595 18.0
5 787.71792 7.911
6 -39.04627 2.000 1.69166 30.1
7 213.89102 0.100
8* 137.58827 12.000 1.85135 40.1
9* -47.56574 0.200
10 39.72534 7.000 1.83481 42.7
11 181.94050 2.130
12 117.83429 1.500 1.75520 27.6
13 23.80746 9.000 1.59319 67.9
14 183.46004 3.500
15 ∞ D15(可変) (絞りS)
16 -34.21404 1.000 1.67270 32.2
17 -122.91319 2.000
18* -86.16442 3.500 1.77377 47.2
19 -48.56224 2.416
20 1800.15400 5.500 1.59319 67.9
21 -42.45537 0.500
22 -100.00000 6.500 1.59319 67.9
23 -30.05033 D23(可変)
24 39.40559 3.000 1.94595 18.0
25 34.37457 9.136
26* -44.57372 1.500 1.64769 33.7
27 ∞ 7.000
28 ∞ 1.600 1.51680 63.9
29 ∞ D29(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=3.90875E-07,A6=5.99792E-10,A8=-1.78965E-12,A10=1.89102E-15
第9面
κ=1.00000
A4=5.52339E-07,A6=1.13820E-09,A8=-1.99242E-12,A10=2.23323E-15
第18面
κ=1.00000
A4=-1.62045E-05,A6=-1.75085E-08,A8=3.19334E-11,A10=-3.05989E-13
第26面
κ=1.00000
A4=-1.48857E-06,A6=-3.93600E-09,A8=2.22864E-12,A10=-4.82017E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=36.00 β=-0.1086
D0 ∞ 290.00
D15 16.614 12.490
D23 0.500 4.624
D29 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 52.88
G2 16 39.96
G3 24 -59.46
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.672
条件式(2) f1/(-f3)=0.889
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=-0.967
条件式(4) (-G1R1)/f=58.442
条件式(5) f/f1=0.681
条件式(6) f/f2=0.901
条件式(7) f1/f2=1.323
条件式(8) BFa/f=0.252
条件式(9) fF/fR=0.622
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.867
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.080
条件式(12) 2ω=62.4
図42(A)は、第21実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図42(B)は、第21実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第21実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第22実施例)
第22実施例について、図43~図44および表22を用いて説明する。図43は、本
実施形態の第22実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第22実施例に係る光学系LS(22)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、両凸形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と、から構成される。正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表22に、第22実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第12面は仮想面である。
(表22)
[全体諸元]
f 51.50
FNO 1.85
ω 22.9
Y 21.70
TL 89.489
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -47.35217 2.500 1.67270 32.2
2 94.47970 3.500 1.94595 18.0
3 340.13397 3.236
4 -287.21979 5.000 1.72916 54.6
5 -56.34930 0.100
6* 35.86692 6.000 1.80400 46.6
7 -2318.43510 0.200
8 45.67330 7.000 1.59319 67.9
9 -80.81919 1.500 1.64769 33.7
10 23.62983 4.933
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 ∞ 3.000
13 -19.53832 1.100 1.75520 27.6
14 -43.18210 1.500
15* 190.26772 7.000 1.75501 51.2
16* -24.77289 D16(可変)
17 -104.87147 2.500 1.94595 18.0
18 -78.84438 14.090
19 -38.56539 1.900 1.64769 33.7
20 -200.67448 7.000
21 ∞ 1.600 1.51680 64.1
22 ∞ D22(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-1.58615E-06,A6=-8.54477E-10,A8=-4.09102E-13,A10=5.85218E-16
第15面
κ=1.00000
A4=4.66858E-07,A6=-2.10629E-08,A8=1.67228E-10,A10=-2.90665E-13
第16面
κ=1.00000
A4=8.47233E-06,A6=2.18602E-10,A8=2.67616E-11,A10=1.23427E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.50 β=-0.1588
D0 ∞ 305.05
D11 12.719 2.695
D16 2.111 12.136
D22 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 75.53
G2 12 56.74
G3 17 -100.37
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.565
条件式(2) f1/(-f3)=0.753
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.756
条件式(4) (-G1R1)/f=0.919
条件式(5) f/f1=0.682
条件式(6) f/f2=0.908
条件式(7) f1/f2=1.331
条件式(8) BFa/f=0.176
条件式(9) fF/fR=0.762
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.687
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.716
条件式(12) 2ω=45.8
図44(A)は、第22実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図44(B)は、第22実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第22実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第23実施例)
第23実施例について、図45~図46および表23を用いて説明する。図45は、本実施形態の第23実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第23実施例に係る光学系LS(23)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、両凸形状の第3正レンズL14と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第4正レンズL15および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、から構成される。第2正レンズL23は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表23に、第23実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。なお、第20面は仮想面である。
(表23)
[全体諸元]
f 51.08
FNO 1.86
ω 23.0
Y 21.70
TL 90.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -52.31571 2.500 1.67270 32.2
2 167.47695 3.500 1.94595 18.0
3 223.17328 4.121
4 -82.07390 4.000 1.72916 54.6
5 -45.42951 0.100
6* 38.12626 6.000 1.80400 46.6
7 -3600.28350 1.699
8 27.04928 5.000 1.59319 67.9
9 41.33566 1.500 1.64769 33.7
10 20.68760 5.718
11 ∞ D11(可変) (絞りS)
12 -22.93194 2.500 1.49700 81.6
13 -17.98615 0.500
14 -17.23374 1.100 1.67270 32.2
15 -49.04852 1.500
16* 279.75740 6.000 1.75501 51.2
17* -26.00590 D17(可変)
18 -221.46549 2.500 1.94595 18.0
19 -230.39803 0.000
20 ∞ 10.724
21 -38.50025 1.900 1.64769 33.7
22 -110.45885 7.000
23 ∞ 1.600 1.51680 63.9
24 ∞ D24(可変)
[非球面データ]
第6面
κ=1.00000
A4=-1.19548E-06,A6=-9.73538E-10,A8=3.03150E-12,A10=-5.31839E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-1.22099E-06,A6=-9.91302E-09,A8=8.68866E-11,A10=-1.19726E-13
第17面
κ=1.00000
A4=5.66916E-06,A6=2.72450E-09,A8=-8.54602E-12,A10=1.63651E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.08 β=-0.1171
D0 ∞ 413.36
D11 12.216 4.956
D17 7.322 14.582
D24 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 68.94
G2 12 58.61
G3 18 -90.38
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.648
条件式(2) f1/(-f3)=0.763
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.620
条件式(4) (-G1R1)/f=1.024
条件式(5) f/f1=0.741
条件式(6) f/f2=0.872
条件式(7) f1/f2=1.176
条件式(8) BFa/f=0.177
条件式(9) fF/fR=0.542
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.721
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.508
条件式(12) 2ω=46.0
図46(A)は、第23実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図46(B)は、第23実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第23実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第24実施例)
第24実施例について、図47~図48および表24を用いて説明する。図47は、本実施形態の第24実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第24実施例に係る光学系LS(24)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL15からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第2正レンズL13は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、から構成される。第2正レンズL23は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表24に、第24実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表24)
[全体諸元]
f 51.50
FNO 1.85
ω 22.9
Y 21.70
TL 82.941
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -47.29734 2.000 1.67270 32.2
2 2331.06620 3.670
3 -71.21945 4.000 1.72916 54.6
4 -42.49265 0.100
5* 34.70954 6.000 1.80400 46.6
6 6260.90290 0.947
7 27.53256 5.000 1.59319 67.9
8 40.45186 1.500 1.64769 33.7
9 19.48030 5.755
10 ∞ D10(可変) (絞りS)
11 -21.95759 2.500 1.49700 81.6
12 -17.97990 0.500
13 -17.33726 1.100 1.67270 32.2
14 -65.42718 0.387
15* 210.98797 6.000 1.75501 51.2
16* -24.41048 D16(可変)
17 79.42309 2.500 1.94595 18.0
18 102.63179 8.767
19 -46.77211 1.900 1.84666 23.8
20 -182.21442 7.000
21 ∞ 1.600 1.51680 63.9
22 ∞ D22(可変)
[非球面データ]
第5面
κ=1.00000
A4=-1.79931E-06,A6=-1.35228E-09,A8=1.30531E-12,A10=-3.27717E-15
第15面
κ=1.00000
A4=-1.14256E-06,A6=-1.30370E-08,A8=1.13854E-10,A10=-1.79669E-13
第16面
κ=1.00000
A4=6.47116E-06,A6=6.32503E-09,A8=-2.44521E-11,A10=2.46075E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.50 β=-0.1181
D0 ∞ 413.36
D10 14.069 5.072
D16 6.646 15.643
D22 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 68.06
G2 11 64.03
G3 17 -99.89
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.641
条件式(2) f1/(-f3)=0.681
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.960
条件式(4) (-G1R1)/f=0.918
条件式(5) f/f1=0.757
条件式(6) f/f2=0.804
条件式(7) f1/f2=1.063
条件式(8) BFa/f=0.176
条件式(9) fF/fR=0.514
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.563
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.445
条件式(12) 2ω=45.8
図48(A)は、第24実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図48(B)は、第24実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第24実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第25実施例)
第25実施例について、図49~図50および表25を用いて説明する。図49は、本実施形態の第25実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第25実施例に係る光学系LS(25)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2負レンズL14と、開口絞りSと、から構成される。第2正レンズL13は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL21と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL22と、両凸形状の第2正レンズL23と、から構成される。第2正レンズL23は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた平凹形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表25に、第25実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表25)
[全体諸元]
f 50.81
FNO 1.85
ω 23.1
Y 21.70
TL 80.000
BF 9.600
BFa 9.055
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -48.70279 2.000 1.67270 32.2
2 958.65257 2.567
3 -87.18050 3.500 1.72916 54.6
4 -45.33683 0.100
5* 28.25675 6.500 1.77250 49.6
6 735.50092 0.365
7 28.50942 2.465 1.67270 32.2
8 19.47871 6.238
9 ∞ D9(可変) (絞りS)
10 -21.86257 2.000 1.49700 81.6
11 -18.15776 0.500
12 -17.46272 1.100 1.67270 32.2
13 -78.54612 0.200
14* 259.64263 6.500 1.75501 51.2
15* -23.47358 D15(可変)
16 45.54867 2.500 1.94595 18.0
17 56.06952 6.419
18 -49.21248 1.900 1.84666 23.8
19 ∞ 7.000
20 ∞ 1.600 1.51680 63.9
21 ∞ D21(可変)
[非球面データ]
第5面
κ=1.00000
A4=-3.06009E-06,A6=-3.83923E-09,A8=3.08021E-12,A10=-1.31813E-14
第14面
κ=1.00000
A4=-2.38445E-06,A6=-7.07397E-10,A8=4.93804E-11,A10=-6.99716E-14
第15面
κ=1.00000
A4=6.07250E-06,A6=1.41158E-08,A8=-5.03385E-11,A10=2.68237E-13
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=50.81 β=-0.1180
D0 ∞ 413.36
D9 14.286 5.350
D15 11.261 20.197
D21 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 67.37
G2 10 68.93
G3 16 -83.91
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.821
条件式(2) f1/(-f3)=0.803
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.903
条件式(4) (-G1R1)/f=0.958
条件式(5) f/f1=0.754
条件式(6) f/f2=0.737
条件式(7) f1/f2=0.977
条件式(8) BFa/f=0.178
条件式(9) fF/fR=0.349
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.567
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.456
条件式(12) 2ω=46.2
図50(A)は、第25実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図50(B)は、第25実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第25実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第26実施例)
第26実施例について、図51~図52および表26を用いて説明する。図51は、本実施形態の第26実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第26実施例に係る光学系LS(26)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、負の屈折力を有する第1部分群G2Aと、正の屈折力を有する第2部分群G2Bとから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2の第1部分群G2Aと第2部分群G2Bとが、光軸に沿って互いに異なる移動量で物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12からなる接合レンズと、両凹形状の第2負レンズL13と、両凸形状の第2正レンズL14と、両凸形状の第3正レンズL15と、両凸形状の第4正レンズL16および両凹形状の第3負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL15は、両側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2の第1部分群G2Aは、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21から構成される。第2レンズ群G2の第2部分群G2Bは、物体側から順に並んだ、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、両側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31および両凹形状の第1負レンズL32からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた平凹形状の第2負レンズL33と、から構成される。第2負レンズL33は、物体側のレンズ面が非球面である。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表26に、第26実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表26)
[全体諸元]
f 51.60
FNO 1.44
ω 22.7
Y 21.70
TL 113.685
BF 13.100
BFa 12.555
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -171.72474 2.000 1.62588 35.7
2 35.44631 5.392 1.94594 18.0
3 74.33039 6.970
4 -53.50931 3.610 1.75520 27.6
5 91.70821 0.200
6 74.06522 7.512 1.90265 35.7
7 -104.97613 0.100
8* 56.97323 7.742 1.85135 40.1
9* -173.82221 0.200
10 38.89486 12.894 1.59319 67.9
11 -34.37837 1.500 1.74077 27.7
12 37.65571 4.597
13 ∞ D13(可変) (絞りS)
14 -22.59808 1.100 1.64769 33.7
15 -145.29857 D15(可変)
16* 85.83165 6.797 1.77377 47.2
17* -32.92442 1.000
18 -62.36306 6.400 1.49782 82.6
19 -26.53221 D19(可変)
20 -15532.87600 5.451 1.94594 18.0
21 -42.26207 4.169 1.75520 27.6
22 1509.21760 3.688
23* -47.39475 1.900 1.88202 37.2
24 ∞ 10.500
25 ∞ 1.600 1.51680 64.1
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第8面
κ=1.00000
A4=1.10048E-06,A6=1.15261E-10,A8=4.34134E-12,A10=-9.02791E-16
第9面
κ=1.00000
A4=2.53480E-06,A6=-1.36378E-09,A8=6.90741E-12,A10=-6.44423E-15
第16面
κ=1.00000
A4=-2.74525E-06,A6=1.71160E-08,A8=-1.40699E-11,A10=1.45752E-14
第17面
κ=1.00000
A4=1.20601E-05,A6=1.19411E-08,A8=3.74420E-11,A10=-3.48136E-14
第23面
κ=1.00000
A4=1.37602E-06,A6=-3.97295E-09,A8=7.39073E-12,A10=-9.76367E-15
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=51.60 β=-0.1471
D0 ∞ 314.50
D13 13.416 6.329
D15 1.447 1.481
D19 2.500 9.547
D26 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 81.01
G2 14 42.29
(G2A 14 -41.46)
(G2B 16 25.11)
G4 20 -70.49
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.614
条件式(2) f1/(-f3)=1.149
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.219
条件式(4) (-G1R1)/f=0.922
条件式(5) f/f1=0.637
条件式(6) f/f2=1.192
条件式(7) f1/f2=1.871
条件式(8) BFa/f=0.243
条件式(9) fF/fR=0.976
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.957
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.263
条件式(12) 2ω=45.4
図52(A)は、第26実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図52(B)は、第26実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第26実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第27実施例)
第27実施例について、図53~図54および表27を用いて説明する。図53は、本実施形態の第27実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第27実施例に係る光学系LS(27)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iと
の間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表27に、第27実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表27)
[全体諸元]
f 85.00
FNO 1.86
ω 14.2
Y 21.70
TL 115.209
BF 21.685
BFa 21.004
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -64.83088 2.500 1.67270 32.2
2 -188.98518 0.300
3 153.82997 4.500 1.94595 18.0
4 508.32386 0.300
5 420.81318 6.000 1.72916 54.6
6 -110.04917 0.100
7 48.16622 7.000 1.72916 54.6
8 79.79724 0.200
9 40.00000 10.958 1.59282 68.7
10 -125.87904 2.500 1.67270 32.2
11 25.51317 7.152
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 -30.69513 1.500 1.64769 33.7
14 -1583.64670 1.500
15 84.28063 5.000 1.77377 47.2
16* -60.30181 1.500
17 -115.77812 4.500 1.49700 81.6
18 -35.95414 D18(可変)
19 -79.69114 4.000 1.94595 18.0
20 -48.89207 6.639
21 -37.38750 2.000 1.64769 33.7
22 -237.55752 18.685
23 ∞ 2.000 1.51680 64.1
24 ∞ D24(可変)
[非球面データ]
第16面
κ=1.00000
A4=4.07807E-06,A6=3.17226E-09,A8=-8.77566E-12,A10=1.60757E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=85.00 β=-0.1252
D0 ∞ 661.16
D12 17.304 5.692
D18 8.071 19.684
D24 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 129.04
G2 13 75.91
G3 19 -161.19
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.471
条件式(2) f1/(-f3)=0.801
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=2.044
条件式(4) (-G1R1)/f=0.763
条件式(5) f/f1=0.659
条件式(6) f/f2=1.120
条件式(7) f1/f2=1.700
条件式(8) BFa/f=0.247
条件式(9) fF/fR=1.054
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.804
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.825
条件式(12) 2ω=28.4
図54(A)は、第27実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図54(B)は、第27実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第27実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第28実施例)
第28実施例について、図55~図56および表28を用いて説明する。図55は、本実施形態の第28実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第28実施例に係る光学系LS(28)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凹形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表28に、第28実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表28)
[全体諸元]
f 85.00
FNO 1.83
ω 14.2
Y 21.70
TL 115.187
BF 19.721
BFa 19.039
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -72.98373 2.500 1.67270 32.2
2 -170.26652 0.300
3 117.64422 4.500 1.94595 18.0
4 186.71439 0.436
5 189.13820 6.000 1.72916 54.6
6 -151.29429 0.100
7 50.47764 7.000 1.72916 54.6
8 72.74698 0.200
9 40.25986 11.919 1.59282 68.7
10 -195.06452 2.500 1.67270 32.2
11 26.55143 6.702
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 -29.45199 1.500 1.64769 33.7
14 -432.91007 1.500
15 95.51607 5.000 1.77377 47.2
16* -57.35798 1.500
17 -90.11025 4.500 1.49700 81.6
18 -33.31937 D18(可変)
19 17922.25800 4.000 1.94595 18.0
20 -128.51263 6.878
21 -63.86657 2.000 1.64769 33.7
22 153.63984 16.721
23 ∞ 2.000 1.51680 64.1
24 ∞ D24(可変)
[非球面データ]
第16面
κ=1.00000
A4=4.53083E-06,A6=3.16311E-09,A8=-8.83761E-12,A10=1.81194E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=85.00 β=-0.1247
D0 ∞ 661.16
D12 18.306 5.696
D18 8.127 20.736
D24 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 131.54
G2 13 77.05
G3 19 -160.72
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.479
条件式(2) f1/(-f3)=0.818
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=2.500
条件式(4) (-G1R1)/f=0.859
条件式(5) f/f1=0.646
条件式(6) f/f2=1.103
条件式(7) f1/f2=1.707
条件式(8) BFa/f=0.224
条件式(9) fF/fR=1.101
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.727
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.839
条件式(12) 2ω=28.4
図56(A)は、第28実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図56(B)は、第28実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第28実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第29実施例)
第29実施例について、図57~図58および表29を用いて説明する。図57は、本実施形態の第29実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第29実施例に係る光学系LS(29)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凹形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表29に、第29実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表29)
[全体諸元]
f 85.00
FNO 1.85
ω 14.2
Y 21.70
TL 115.297
BF 15.435
BFa 14.754
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -75.54007 2.500 1.67270 32.2
2 -147.54550 0.300
3 88.89576 4.500 1.94595 18.0
4 118.01688 0.648
5 127.59306 6.000 1.80400 46.6
6 -246.54425 0.100
7 47.61283 6.000 1.59282 68.6
8 67.76235 0.200
9 40.00000 10.476 1.59282 68.7
10 -185.31557 2.500 1.67270 32.2
11 26.38137 6.867
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 -28.70718 1.500 1.64769 33.7
14 -336.87946 1.500
15 97.83173 5.000 1.77377 47.2
16* -54.59764 1.500
17 -87.32308 4.500 1.49700 81.6
18 -32.94421 D18(可変)
19 3326.05740 4.000 1.94595 18.0
20 -105.25167 4.274
21 -57.51449 2.000 1.64769 33.7
22 111.93382 12.435
23 ∞ 2.000 1.51680 64.1
24 ∞ D24(可変)
[非球面データ]
第16面
κ=1.00000
A4=4.61985E-06,A6=4.41333E-09,A8=-1.50995E-11,A10=2.98769E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=85.00 β=-0.1232
D0 ∞ 661.16
D12 21.713 9.146
D18 13.783 26.349
D24 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 131.08
G2 13 74.60
G3 19 -140.71
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.530
条件式(2) f1/(-f3)=0.932
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=3.098
条件式(4) (-G1R1)/f=0.889
条件式(5) f/f1=0.648
条件式(6) f/f2=1.139
条件式(7) f1/f2=1.757
条件式(8) BFa/f=0.174
条件式(9) fF/fR=1.081
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.717
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.850
条件式(12) 2ω=28.4
図58(A)は、第29実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図58(B)は、第29実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第29実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第30実施例)
第30実施例について、図59~図60および表30を用いて説明する。図59は、本実施形態の第30実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第30実施例に係る光学系LS(30)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第1負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、両凸形状の第4正レンズL15および両凹形状の第2負レンズL16からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、両凹形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表30に、第30実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表30)
[全体諸元]
f 85.00
FNO 1.85
ω 14.2
Y 21.70
TL 115.242
BF 14.943
BFa 14.261
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -74.95148 2.500 1.67270 32.2
2 -131.91024 0.300
3 85.64889 4.000 1.94595 18.0
4 120.40884 0.300
5 115.73186 7.000 1.59282 68.6
6 -191.64403 0.100
7 48.88487 5.000 1.80400 46.6
8 63.21824 0.200
9 40.00000 10.246 1.59282 68.7
10 -287.51510 2.500 1.67270 32.2
11 26.35774 7.011
12 ∞ D12(可変) (絞りS)
13 -28.44113 1.500 1.64769 33.7
14 -287.07114 1.500
15 102.04030 5.000 1.77377 47.2
16* -53.66013 1.500
17 -88.84311 4.500 1.49700 81.6
18 -33.17367 D18(可変)
19 -397.22387 4.000 1.94595 18.0
20 -86.37143 4.578
21 -52.43868 2.000 1.64769 33.7
22 143.09995 11.943
23 ∞ 2.000 1.51680 64.1
24 ∞ D24(可変)
[非球面データ]
第16面
κ=1.00000
A4=4.49957E-06,A6=4.10925E-09,A8=-1.26128E-11,A10=2.42467E-14
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=85.00 β=-0.1242
D0 ∞ 661.16
D12 20.672 8.633
D18 15.892 27.931
D24 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 134.72
G2 13 74.30
G3 19 -130.08
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.571
条件式(2) f1/(-f3)=1.036
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=3.632
条件式(4) (-G1R1)/f=0.882
条件式(5) f/f1=0.631
条件式(6) f/f2=1.144
条件式(7) f1/f2=1.813
条件式(8) BFa/f=0.168
条件式(9) fF/fR=1.075
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.766
条件式(11) FNO×(f1/f)=2.929
条件式(12) 2ω=28.4
図60(A)は、第30実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図60(B)は、第30実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第30実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第31実施例)
第31実施例について、図61~図62および表31を用いて説明する。図61は、本実施形態の第31実施例に係る光学系の無限遠合焦状態におけるレンズ構成を示す図である。第31実施例に係る光学系LS(31)は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。無限遠物体から近距離(有限距離)物体への合焦の際、第2レンズ群G2が光軸に沿って物体側に移動し、第1レンズ群G1および第3レンズ群G3が固定される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL11と、両凸形状の第1正レンズL12と、両凸形状の第2正レンズL13と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第3正レンズL14と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第4正レンズL15と、両凸形状の第5正レンズL16および両凹形状の第2負レンズL17からなる接合レンズと、開口絞りSと、から構成される。第3正レンズL14は、物体側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、両凸形状の第1正レンズL22と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2正レンズL23と、から構成される。第1正レンズL22は、像面I側のレンズ面が非球面である。
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL31と、両凹形状の負レンズL32と、から構成される。第3レンズ群G3の像側に、像面Iが配置される。第3レンズ群G3と像面Iとの間には、抜き差し交換可能な光学フィルターFLが配設されている。
以下の表31に、第31実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表31)
[全体諸元]
f 85.00
FNO 1.42
ω 14.2
Y 21.70
TL 145.265
BF 14.071
BFa 13.389
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 -79.06766 3.000 1.67270 32.2
2 104.61579 5.110
3 243.58488 6.500 1.94595 18.0
4 -628.66078 0.300
5 109.12437 16.500 1.59282 68.6
6 -110.85187 0.100
7* 63.25612 11.500 1.77250 49.6
8 360.60495 0.200
9 52.11101 8.500 1.59282 68.7
10 88.79834 0.200
11 71.03249 8.500 1.59282 68.6
12 -790.77200 2.500 1.85025 30.0
13 30.29304 9.299
14 ∞ D14(可変) (絞りS)
15 -35.50553 1.500 1.67270 32.2
16 -19114.07500 1.500
17 96.59624 6.000 1.77377 47.2
18* -65.15132 1.500
19 -154.43166 6.000 1.49700 81.6
20 -40.92465 D20(可変)
21 -793.09360 4.000 1.94595 18.0
22 -123.62638 9.551
23 -59.68219 2.000 1.64769 33.7
24 388.46258 11.071
25 ∞ 2.000 1.51680 63.9
26 ∞ D26(可変)
[非球面データ]
第7面
A4=-1.31502E-07,A6=-4.69010E-11,A8=1.13722E-14,A10=-8.34540E-18
第18面
κ=1.00000
A4=2.96560E-06,A6=2.23513E-09,A8=-5.41262E-12,A10=7.26232E-15
[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
f=85.00 β=-0.1177
D0 ∞ 661.16
D14 23.433 7.955
D20 3.500 18.978
D26 1.000 1.000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 117.63
G2 15 83.50
G3 21 -188.48
[条件式対応値]
条件式(1) f2/(-f3)=0.443
条件式(2) f1/(-f3)=0.624
条件式(3) (G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)=0.139
条件式(4) (-G1R1)/f=0.930
条件式(5) f/f1=0.723
条件式(6) f/f2=1.018
条件式(7) f1/f2=1.409
条件式(8) BFa/f=0.158
条件式(9) fF/fR=0.943
条件式(10) {1-(β2)2}×(β3)2=0.510
条件式(11) FNO×(f1/f)=1.968
条件式(12) 2ω=28.4
図62(A)は、第31実施例に係る光学系の無限遠合焦時の諸収差図である。図62(B)は、第31実施例に係る光学系の近距離(至近距離)合焦時の諸収差図である。各諸収差図より、第31実施例に係る光学系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
上記各実施例によれば、無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り、像倍率変化を抑えつつ、良好な光学性能を得ることが可能な光学系を実現することができる。
ここで、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。
なお、以下の内容は、本実施形態の光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
合焦レンズ群とは、合焦時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示すもの(例えば、本実施形態の第2レンズ群)とする。すなわち、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としても良い。この合焦レンズ群は、オートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モータ等を用いた)モータ駆動にも適している。
本実施形態の光学系の各実施例において、防振機能を有していない構成のものを示したが、本願はこれに限られず、防振機能を有する構成とすることができる。
レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。
レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでも構わない。また、レンズ面は回折面としても良く、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し、コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施しても良い。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
I 像面 S 開口絞り

Claims (10)

  1. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
    合焦の際、前記第2レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群が固定され、
    前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズと、前記第2レンズ群の最も物体側に配置されたレンズが負レンズであり、
    以下の条件式を満足する光学系。
    0.35<f2/(-f3)<1.00
    0.550<f1/(-f3)<3.000
    0.50<FNO×(f1/f)<3.00
    -2.0<(G1R2+G1R1)/(G1R2-G1R1)<10.0
    0.100<BFa/f<0.500
    但し、f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    FNO:前記光学系のFナンバー
    f:前記光学系の焦点距離
    G1R1:前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率半径
    G1R2:前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ成分における像側のレンズ面の曲率半径
    f:前記光学系の焦点距離
    Bfa:前記光学系の最も像側に配置されたレンズにおける像側のレンズ面から像面までの光軸上の空気換算距離
  2. 以下の条件式を満足する請求項1に記載の光学系。
    -5.000<(-G1R1)/f<500.000
    但し、f:前記光学系の焦点距離
    G1R1:前記第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ成分における物体側のレンズ面の曲率半径
  3. 以下の条件式を満足する請求項1または2に記載の光学系。
    0.30<{1-(β2)2}×(β3)2<2.00
    但し、β2:無限遠合焦状態における前記第2レンズ群の横倍率
    β3:前記第3レンズ群の横倍率
  4. 前記第1レンズ群は、絞りを有する請求項1~3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 以下の条件式を満足する請求項1~4のいずれか一項に記載の光学系。
    0.010<f/f1<5.000
    但し、f:前記光学系の焦点距離
  6. 以下の条件式を満足する請求項1~5のいずれか一項に記載の光学系。
    0.010<f/f2<5.000
    但し、f:前記光学系の焦点距離
  7. 以下の条件式を満足する請求項1~6のいずれか一項に記載の光学系。
    0.010<f1/f2<5.000
  8. 以下の条件式を満足する請求項1~7のいずれか一項に記載の光学系。
    0.10<fF/fR<3.00
    但し、fF:前記光学系における絞りより物体側に配置されたレンズの合成焦点距離
    fR:前記光学系における絞りより像側に配置されたレンズの合成焦点距離
  9. 以下の条件式を満足する請求項1~8のいずれか一項に記載の光学系。
    15.0°<2ω<85.0°
    但し、2ω:前記光学系の画角
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載の光学系を備えて構成される光学機器。
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