JP2022137823A - エポキシ樹脂組成物、樹脂硬化物および繊維強化複合材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硬化剤A、硬化剤B、硬化剤C、エポキシ樹脂D、エポキシ樹脂Eおよび樹脂粒子Fを含有してなるエポキシ樹脂組成物であって、硬化剤Aは、アミノ基に対する2つのオルト位にそれぞれ置換基を有する芳香族ポリアミンであり、該置換基はアルキル基、芳香族基およびハロゲン基から選択され、硬化剤Bは、25℃で液体である芳香族ポリアミンであり、硬化剤Cは、芳香族ポリアミンであり、該芳香族ポリアミンは、アミノ基に対するオルト位に電子供与基をただ一つ有するかオルト位に置換基を有しない芳香族ポリアミンであり、エポキシ樹脂Dは、グリシジル基を4つ以上含むモノマーから構成されるエポキシ樹脂から構成され、エポキシ樹脂Eは、グリシジル基を2つまたは3つ含むモノマーから構成されるエポキシ樹脂から構成されることを特徴とする、エポキシ樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
案されている。しかしながら、フェノール性水酸基を有する化合物をエポキシ樹脂組成物へ添加した場合、その反応性の高さにより樹脂組成物の粘度上昇が速く、RTM成形における可使時間が極端に短くなってしまい、強化繊維基材内部に、十分な量の樹脂を含浸させることが困難となる。そのため、この様なエポキシ樹脂組成物を用いて作製される繊維強化複合材料は、ボイド等の多くの欠陥を内在する。その結果、繊維強化複合材料構造体の圧縮性能及び損傷許容性などが低下するという問題があった。
本発明のエポキシ樹脂組成物に含まれる硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤Cの合計量は、エポキシ樹脂組成物中に配合されている全てのエポキシ樹脂を硬化させるのに適した量であり、用いるエポキシ樹脂および硬化剤の種類に応じて適宜調節される。
硬化剤Aは、アミノ基に対する2つのオルト位にそれぞれ置換基を有する芳香族ポリアミンであり、該置換基はアルキル基、芳香族基およびハロゲン基から選択される。また、硬化剤Aは25℃で固体である。この硬化剤Aを含有することで、エポキシ樹脂との組成物として硬化させたときに、優れた耐熱性や弾性率、破壊靭性などの力学特性を備えるエポキシ樹脂硬化物を得ることができる。
プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、ネオペンチル基、n-ヘキシル基、シクロヘキシル基が例示される。芳香族置換基として、フェニル基、ナフチル基が例示される。
硬化剤Aの芳香族ポリアミンは、好ましくは芳香族ジアミンであり、なかでも、4,4’-ジアミノジフェニルメタン誘導体が特に好ましい。
硬化剤Bは、25℃で液体である芳香族ポリアミンである。この芳香族ポリアミンを含有することで、室温で液体の状態を保持することができる熱硬化性樹脂用硬化剤組成物を得ることができる。
硬化剤Cは、芳香族ポリアミンであり、該芳香族ポリアミンは、アミノ基に対するオルト位に電子供与基をただ一つ有するかオルト位に置換基を有しない芳香族ポリアミンである。硬化剤Cの芳香族ポリアミンの電子供与基は、好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、メトキシ基またはエトキシ基である。この硬化剤Cを含有することで、得られるエポキシ樹脂組成物の硬化反応が促進され、エポキシ樹脂組成物に、速硬化性を付与することができる。
ルメタン、1,1-ビス(4-アミノフェニル)シクロヘキサン、3,3’-ジアミノベンゾフェノン、m-フェニレンジアミン、2,4-ジアミノトルエン、2,6-ジアミノトルエン、2,4,6-トリメチル-1,3-フェニレンジアミン、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン、3,4’-ジアミノジフェニルスルホン、o-ジアニシジン、3,3’,5,5’-テトラメチルベンジジンを例示することができる。なかでも、3,4’-ジアミノジフェニルエーテル、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼン、2,6-ジアミノトルエン、m-フェニレンジアミンを用いることが好ましく、3,4’-ジアミノジフェニルエーテル、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、2,6-ジアミノトルエン、m-フェニレンジアミンが好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、グリシジル基を4つ以上含むモノマーから構成されるエポキシ樹脂Dを含む。エポキシ樹脂Dは、1種類のモノマーから構成されるホモポリマーであってもよく、2種類以上のモノマーから構成されるコポリマーであってもよく、ホモポリマーおよび/またはコポリマーの混合物であってもよい。
R1~R4が、脂肪族炭化水素基または脂環式炭化水素基である場合、その炭素数は1~4であることが好ましい。
はそれらの混合物であることが好ましい。R1~R4が水素原子であると、樹脂硬化物の特殊な立体構造形成が阻害され難いため好ましい。また、化合物の合成が容易になるため、Xは-O-であることが好ましい。
環化反応時に用いるアルカリ性化合物として、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが例示される。アルカリ性化合物は固体として添加しても水溶液として添加してもよい。
60~80質量%である。エポキシ樹脂Dの割合が50質量%以上であることで、得られる樹脂硬化物の耐熱性および弾性率をより向上させることができる。その結果、得られる繊維強化複合材料の各種力学特性も向上する。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、グリシジル基を2つまたは3つ含むモノマーから構成されるエポキシ樹脂Eを含む。このエポキシ樹脂Eを含むことで、エポキシ樹脂組成物の粘度を低下させて強化繊維基材への樹脂含浸性を向上させることができ、可使時間を長くすることができ、RTM成形法に使用する金型の設計自由度を高めることができる。
エポキシ樹脂Eの構成モノマーとして、グリシジル基を2つまたは3つ有するモノマーを用いる。これは、芳香族化合物であることが好ましい。
多環芳香族環化水素骨格として、例えば、ナフタレン骨格、アントラセン骨格を例示することができ、樹脂硬化物の物性の観点から、ナフタレン骨格が好ましい。
。このエポキシ樹脂Eを含有することで、エポキシ樹脂組成物の粘度を低下させることができ、さらに樹脂硬化物の耐熱性を向上させることができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、樹脂粒子Fを含む。樹脂粒子Fは、エポキシ樹脂組成物に溶解せずに分散して存在し、かつエポキシ樹脂組成物が硬化した後の樹脂硬化物においても分散した状態で樹脂硬化物中に存在する。樹脂硬化物を海成分としたときに、樹脂粒子Fは島成分として樹脂硬化物中に存在する。
樹脂粒子Fとして、例えば熱可塑性樹脂粒子、熱硬化性樹脂粒子、ゴム粒子を用いることができ、好ましくはゴム粒子を用いる。ゴム粒子として、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、メタクリル酸メチル-ブタジエン-スチレンゴムを例示することができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物に含まれる硬化剤の全質量を基準として、硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤Cの合計が70~100質量%、好ましくは80~100質量%を占める。70質量%未満であると硬化物の耐熱性が不十分となる可能性がある。
樹脂を含浸させることが困難となり、この様なエポキシ樹脂組成物を用いて作製される繊維強化複合材料は、ボイド等の多くの欠陥を内在することになり、繊維強化複合材料構造体の圧縮性能および損傷許容性が低下する。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤C以外の硬化剤が含まれていてもよく、エポキシ樹脂Dおよびエポキシ樹脂E以外のエポキシ樹脂や、エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂が含まれていてもよく、樹脂粒子F以外の熱可塑性樹脂やその他の添加剤が含まれていてもよい。
アミノ安息香酸エステルとして、トリメチレングリコールジ-p-アミノベンゾエートやネオペンチルグリコールジ-p-アミノベンゾエートを例示することができる。これらの硬化剤を用いて硬化させた硬化物や繊維強化複合材料は引張伸度が高い。
エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂として、ビニルエステル樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、ビスマレイミド樹脂、ビスマレイミド‐トリアジン樹脂を例示することができる。
エポキシ樹脂組成物は、加熱硬化時にエポキシ樹脂と硬化剤との硬化反応により高分子量化する。高分子量化により二相域が拡大することによって、エポキシ樹脂組成物に溶解していた芳香族オリゴマーは、反応誘起型の相分離を引き起こす。この相分離により、硬化後のエポキシ樹脂と、芳香族オリゴマーと、が共連続となる樹脂の二相構造をマトリックス樹脂内に形成する。また、芳香族オリゴマーはアミン末端基を有していることから、エポキシ樹脂との反応も生じる。この共連続の二相構造における各相は互いに強固に結合しているため、耐溶剤性も向上している。
P(登録商標)」(Solvay Specialty Polymers社製)のような市販品を好ましく用いることができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、その他の添加剤として、例えば導電性粒子や難燃剤、無機系充填剤、内部離型剤が配合されてもよい。
上記の硬化剤A、硬化剤B、硬化剤C、エポキシ樹脂D、エポキシ樹脂Eおよび樹脂粒子Fを含有してなる本発明のエポキシ樹脂組成物は、以下の性質を備えることができる。
0mPa・sを超えるまでの時間が、好ましくは40分間以上、さらに好ましくは60分間以上、特に好ましくは90分以上である。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂主剤液と硬化剤液と樹脂粒子Fとを混合することにより製造することができる。樹脂粒子Fはエポキシ樹脂主剤液に混合してから硬化剤液と混合してもよく、樹脂粒子Fは硬化剤液に混合してからエポキシ樹脂主剤液と混合してもよい。これらの混合の順序は問わない。
エポキシ樹脂組成物の状態としては、各成分が均一に混和した一液の状態でもよく、一部の成分が固体として分散したスラリーの状態でもよい。
硬化剤液は、硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤Cを含有する。硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤Cは、必要に応じてその他の成分を含めて混合して、硬化剤液として用いる。
この硬化剤液の状態としては、各成分が均一に混和した一液の状態でもよく、一部の成分が固体として分散したスラリーの状態でもよい。
エポキシ樹脂組成物を製造するために用いるエポキシ樹脂主剤液は、エポキシ樹脂Dとエポキシ樹脂Eと、必要に応じて樹脂粒子Fとその他の任意成分とを混合することにより製造することができる。これらの混合の順序は問わない。
エポキシ樹脂主剤液の状態としては、各成分が均一に混和した一液の状態でもよく、一部の成分が固体として分散したスラリーの状態でもよい。
本発明のエポキシ樹脂組成物は硬化させることにより樹脂硬化物を得ることができる。得られる樹脂硬化物は、以下の性質を備えることができる。
誘電硬化度測定によって評価されるエポキシ樹脂組成物の180℃40分間加熱後の硬化物の硬化度は、繊維強化複合材料の生産性の観点から、好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上、特に好ましくは90%以上である。
飽和吸水時におけるガラス転移温度(wet-Tg)が、好ましくは120℃以上、さらに好ましくは150~200℃である。
ASTM D5045で測定する変形モードI臨界応力拡大係数KIcが、好ましくは0.7MPa・m1/2以上、さらに好ましくは0.8~3.0MPa・m1/2である。
繊維強化基材と、本発明のエポキシ樹脂組成物とを複合化して硬化させることにより、繊維強化複合材料を得ることができる。
強化繊維基材の繊維として、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、ポリエステル繊維、セラミック繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、金属繊維、鉱物繊維、岩石繊維、スラッグ繊維を例示することができる。
本発明により提供される繊維強化複合材料は、ASTM D7136で測定される衝撃後圧縮強度CAI(衝撃エネルギー30.5J)が、好ましくは240MPa以上、さらに好ましくは250~400MPa、さらに好ましくは260~380MPaである。
本発明により提供される繊維強化複合材料は、SACMA SRM3で測定される昇温吸水後有孔圧縮強度(HTW-OHC)が、好ましくは200MPa以上、さらに好ましくは220~400MPa、さらに好ましくは240~350MPaである。
エポキシ樹脂組成物を硬化して成る樹脂硬化物と、繊維強化基材と、を含んで構成される繊維強化複合材料を得るために繊維強化基材とエポキシ樹脂組成物とを複合化する方法として、繊維強化基材と樹脂組成物とを予め複合化してもよく、例えば、レジントランスファー成形法(RTM法)、ハンドレイアップ法、フィラメントワインディング法、プルトルージョン法のように、成形時に複合化してもよい。
組成物の粘度や樹脂フローなどを勘案して適宜決定する。具体的な含浸圧力は、例えば0.001~10MPa、好ましくは0.01~1MPaである。RTM法を用いて繊維強化複合材料を得る場合、エポキシ樹脂組成物の粘度は、100℃における粘度が好ましくは1~200mPa・sである。
(1)硬化剤A
・4,4’-ジアミノ-3,3’-ジイソプロピル-5,5’-ジメチルジフェニルメタン(ロンザ社製 Lonzacure M-MIPA(製品名)、以下「M-MIPA」と略記する、融点70℃、25℃で固体)
・4,4’-ジアミノ-3,3’-ジエチル-5,5’-ジメチルジフェニルメタン(クミアイ化学社製 MED-J(製品名)、以下「MED-J」と略記する、融点76℃、25℃で固体)
・ジエチルトルエンジアミン(クミアイ化学社製 ハートキュア10(製品名)、以下「DETDA」と略記する、25℃で液体)
・ジメチルチオトルエンジアミン(クミアイ化学社製 ハートキュア30(製品名)、以下「DMTDA」と略記する、25℃で液体)
・4,4’-ジアミノ-3,3’-ジエチルジフェニルメタン(日本化薬社製 カヤハードA-A(製品名)、以下「カヤハードAA」と略記する、25℃で液体)
・3,4’-ジアミノジフェニルエーテル(帝人社製、以下「3,4’-DAPE」と略記する、融点80℃、25℃で固体)
・1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン(東京化成工業社製、以下「TPE-R」と略記する、融点116℃、25℃で固体)
・m-フェニレンジアミン(富士フイルム和光純薬社製、以下「MPD」と略記する、融点65℃、25℃で固体)
・テトラグリシジル-4,4’-ジアミノジフェニルメタン(ハンツマン社製 Araldite MY721(製品名)、以下「4,4’-TGDDM」と略記する)
・テトラグリシジル-3,4’-ジアミノジフェニルエーテル(合成例1の方法で合成、以下「3,4’-TGDDE」と略記する)
・N,N-ジグリシジル-o-トルイジン(日本化薬社製 GOT(製品名)、以下「GOT」と略記する)
・N,N-ジグリシジルアニリン(日本化薬社製 GAN(製品名)、以下「GAN」と略記する)
・トリグリシジル-p-アミノフェノール(ハンツマン社製 Araldite MY0510(製品名)、以下「TG-pAP」と略記する)
・1,6-ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(DIC社製 HP-4032SS(製品名)、以下「1,6-DON」と略記する)
・1,3,5-トリグリシジルイソシアヌレート(日産化学社製 TEPIC-S(製品名)、以下「TEPIC」と略記する)
・ビスフェノールA-ジグリシジルエーテル(三菱化学社製 jER825(製品名)、以下「DGEBA」と略記する)
・MX-416(株式会社カネカ製 MX-416(製品名)、グリシジルアミン型4官能エポキシ樹脂へ粒子状ブタジエンゴム成分を25質量%の濃度となる様に分散させたマスターバッチ)(製品中のグリシジルアミン型4官能エポキシ樹脂は本発明のエポキシ樹脂Dに相当)
・炭素繊維1:“テナックス(登録商標)”IMS65 E23 830tex(炭素繊維ストランド、引張強度 5.8GPa、引張弾性率 290GPa、サイジング剤付着量 1.2質量%、帝人(株)製)
・不織布1:ポリアミド12樹脂を使用し、スパンボンド法で作製した繊維目付が5g/m2の不織布
・炭素繊維多軸織物1:一方向に引き揃えた炭素繊維1を1層あたり190g/m2のシート状にして、このシート状炭素繊維の片面に不織布1を配置し、(+45/V/90/V/-45/V/0/V)の角度で4枚積層しステッチしたもの(織物基材の炭素繊維総目付760g/m2)。
・炭素繊維多軸織物2:一方向に引き揃えた炭素繊維1を1層あたり190g/m2のシート状にして、シート状炭素繊維の片面に不織布1を配置し、(-45/V/90/V/+45/V/0/V)の角度で4枚積層しステッチしたもの(織物基材の炭素繊維総目付760g/m2)。ここでは、Vは不織布1を示す。
以下の合成例1の方法で合成した。
合成例1 3,4’-TGDDEの合成
温度計、滴下漏斗、冷却管および攪拌機を取り付けた四つ口フラスコに、エピクロロヒドリン1110.2g(12.0mol)を仕込み、窒素パージを行いながら温度を70℃まで上げて、これにエタノール1000gに溶解させた3,4’-ジアミノジフェニルエーテル200.2g(1.0mol)を4時間かけて滴下した。さらに6時間撹拌し、付加反応を完結させ、N,N,N’,N’-テトラキス(2-ヒドロキシ-3-クロロプロピル)-3,4’-ジアミノジフェニルエーテルを得た。続いて、フラスコ内温度を25℃に下げてから、これに48重量%NaOH水溶液500.0g(6.0mol)を2時間で滴下してさらに1時間撹拌した。環化反応が終わってからエタノールを留去して、400gのトルエンで抽出を行い5%食塩水で2回洗浄を行った。有機層からトルエンとエピクロロヒドリンを減圧下で除くと、褐色の粘性液体が361.7g(収率85.2%)得られた。主生成物である3,4’-TGDDEの純度は、84%(HPLC面積%)であった。
(1)樹脂組成物の特性
(1-1)エポキシ樹脂組成物の調製
表1に記載する割合でエポキシ樹脂および樹脂粒子を計量し、撹拌機を用いて80℃で
30分間混合し、エポキシ樹脂主剤液を調製した。表1に記載する割合で硬化剤成分を計量し、撹拌機を用いて80℃で30分間混合し、硬化剤液を調製した。これら別々に調製したエポキシ樹脂主剤液と硬化剤液とを、撹拌機を用いて80℃で30分間混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。なお、表1に記載の組成において、エポキシ樹脂のグリシジル基と硬化剤のアミノ基は当量となる。
上記の(1-1)で調製した硬化剤液を、25℃で1週間静置保管し、目視で固体成分の析出を確認した。析出がないものを「○」、析出の認められたものを「×」とした。
粘度測定は、東機産業株式会社製B型粘度計TVB-15Mを用い、100℃の条件にて行った。測定開始直後の最小測定値を初期粘度とし、粘度が50mPa・sに到達した時間を可使時間とした。
硬化特性は、NETZSCH社製誘電分析装置DEA288 Ionicを用い、未硬化樹脂の180℃40分間加熱後の樹脂硬化物のDEA硬化度αを下記式で評価した。この硬化度が90%以上の場合に、40分間硬化特性を有する樹脂組成物であると評価することができる。
α(t=40)
=(logε”0-logε”t=40)/(logε”0-logε”∞)×100
(ただし、ε”0は測定開始時の誘電損失の最大値であり、ε”t=40は測定時間が40分の時の誘電損失値であり、ε”∞は測定時間が180分の時の誘電損失値である。)
測定条件
測定温度 :180±2℃等温
測定周波数 :1Hz
測定センサー :NETZSCH社製IDEX 115/35
(2-1)樹脂硬化物の作成
上記の(1-1)で調製したエポキシ樹脂組成物を真空中で60分間脱泡した後、4mm厚のテフロン樹脂製スペーサーにより厚み4mmになるように設定したステンレス製モールド中に注入した。180℃の温度で40分間、加熱硬化させ、厚さ4mmの樹脂硬化物を得た。
SACMA 18R-94法に準じて、ガラス転移温度を測定した。
樹脂試験片の寸法は50mm×6mm×2mmで準備した。プレッシャークッカー(エスペック社製、HASTEST PC-422R8)を用い、121℃、24時間の条件にて準備した樹脂試験片の吸水処理を行った。UBM社製動的粘弾性測定装置Rheogel-E400を用い、測定周波数1Hz、昇温速度5℃/分、ひずみ0.0167%の条件で、チャック間の距離を30mmとし、50℃からゴム弾性領域まで、吸水処理した樹脂試験片の貯蔵弾性率E’を測定した。logE’を温度に対してプロットし、logE’の平坦領域の近似直線と、E’が転移する領域の近似直線との交点から求められる温度をガラス転移温度(wet-Tg)として記録した。
JIS K7171法に準じて、試験を実施した。上記の(2-1)で得た樹脂硬化板
を用いて、樹脂試験片を寸法80mm×10mm×4mm(厚みh)で準備した。25℃の環境温度で、支点間距離Lは、16×h(厚み)、試験速度2mm/minで曲げ試験を行い、曲げ強度と曲げ弾性率を測定した。
ASTM D5045に従い、万能試験機(島津製作所製オートグラフ)を用いて靱性(KIc)を測定した。ASTM D5045法に準じて、試験を実施した。上記の(2-1)で得た樹脂硬化板を用いて、樹脂試験片を寸法50mm×8mm(幅W)×4mmで準備した。クラック長aは、0.45≦a/W≦0.55となるように調整した。なお、クラック長aは破壊試験後の破断面を光学顕微鏡を用いて観察し、クラックの先端までの長さ、および試験片両表面におけるクラック長さの平均値を採用した。
(3-1)CFRPの作成
炭素繊維多軸織物1および炭素繊維多軸織物2を300×300mmにカットし、500×500mmの離型処理したアルミ板の上に、炭素繊維多軸織物1を3枚、炭素繊維多軸織物2を3枚、合計6枚重ねて積層体とした。
さらに積層体の上に、離型性機能を付与した基材であるピールクロスのRelease
Ply C(AIRTECH社製)と樹脂拡散基材のResin Flow 90HT(AIRTECH社製)を積層した。 その後、樹脂注入口と樹脂排出口形成のためのホースを配置し、全体をナイロンバッグフィルムで覆い、シーラントテープで密閉し、内部を真空にした。続いてアルミ板を120℃に加温し、バック内を5torr以下に減圧した後、上記の(1-1)で調製したエポキシ樹脂組成物を100℃に加熱し、樹脂注入口を通して真空系内へ注入した。
注入したエポキシ樹脂組成物がバック内に充満し、積層体に含浸した状態で180℃に昇温し、180℃で40分間保持して、炭素繊維強化複合材料(CFRP)を得た。
上記の(3-1)で得られたCFRPを、幅101.6mm×長さ152.4mmの寸法に切断し、衝撃後圧縮強度(CAI)試験の試験片を得た。試験はASTM D7136に従い実施した。供試体(サンプル)は各試験片の寸法測定後、衝撃試験は落錘型衝撃試験機(インストロン社製 Dynatup)を用いて、30.5Jの衝撃エネルギーを与えた。衝撃後、供試体の損傷面積は、超音波探傷試験機(クラウトクレーマー社製 SDS3600、HIS3/HF)にて測定した。衝撃後、供試体の強度試験は、供試体の上から25.4mmでサイドから25.4mmの位置に、歪みゲージを左右各1本ずつ貼付し、同様に表裏に合計4本/体の歪みゲージを貼付けた後、試験機(島津製作所製オートグラフ)のクロスヘッド速度を1.27mm/minとし、供試体の破断まで荷重を負荷した。
上記の(3-1)で得られたCFRPを、幅38.1mm×長さ304.8mmの寸法に切断し、試験片中心に直径6.35mmの穴あけ加工を施し、室温乾燥有孔圧縮強度(RTD-OHC)試験の試験片を得た。
試験は、SACMA SRM3に則って、25℃の環境温度で実施し、最大点荷重から有孔圧縮強度を算出した。
樹脂硬化物の断面を走査型電子顕微鏡もしくは透過型電子顕微鏡により2万5000倍で観察し、少なくとも50個以上の粒子の直径を測定して樹脂粒子の粒子径として、それを平均することにより平均粒子径を求めることが出来る。前記観察において、粒子が真円
状でない場合、即ち粒子が楕円状のような場合は、粒子の最大径をその粒子の粒子径とした。
(エポキシ樹脂組成物の調製)
表1に記載する割合でエポキシ樹脂、樹脂粒子Fを計量し、撹拌機を用いて80℃で30分間混合し、エポキシ樹脂主剤液を調製した。表1に記載する割合で硬化剤成分を計量し、撹拌機を用いて80℃で30分間混合し、硬化剤液を調製した。これら別々に調製したエポキシ樹脂主剤液と硬化剤液とを、撹拌機を用いて80℃で30分間混合して、エポキシ樹脂組成物を調製した。
得られたエポキシ樹脂組成物の特性を表1に示す。なお、表1に記載の組成においては、エポキシ樹脂のグリシジル基と硬化剤のアミノ基とは当量となる。
上記で得られたエポキシ樹脂組成物を真空中で60分間脱泡した後、4mm厚のテフロン樹脂製スペーサーにより厚み4mmになるように設定したステンレス製モールド中に注入した。180℃の温度で40分間、加熱硬化させ、厚さ4mmの樹脂硬化物を得た。
得られた樹脂硬化物の特性を表1に示す。樹脂硬化物のwet-Tgは150℃以上、曲げ弾性率は3.0GPa以上、K1cは0.7MPa・m1/2以上であり、高い力学的特性を示した。
つぎに、炭素繊維多軸織物1および炭素繊維多軸織物2を300×300mmにカットし、500×500mmの離型処理したアルミ板の上に、炭素繊維多軸織物1を3枚、炭素繊維多軸織物2を3枚、合計6枚重ねて積層体とした。
Ply C(AIRTECH社製)と樹脂拡散基材のResin Flow 90HT(AIRTECH社製)を積層した。 その後、樹脂注入口と樹脂排出口形成のためのホースを配置し、全体をナイロンバッグフィルムで覆い、シーラントテープで密閉し、内部を真空にした。続いてアルミ板を120℃に加温し、バック内を5torr以下に減圧した後、上記で調製したエポキシ樹脂組成物を100℃に加熱し、樹脂注入口を通して真空系内へ注入した。
表1に記載のとおり組成を変更した他は実施例1と同様に実施した。評価結果を表1に示す。
表2に記載のとおり組成を変更した他は実施例1と同様に実施した。評価結果を表2に示す。
比較例1、2および5では、硬化剤Cを用いなかったため、DEA硬化度が大幅に小さくなり速硬化性を示さなかった。
比較例6では、エポキシ樹脂Dを用いなかったため、得られた樹脂硬化物のwet-Tgが116℃と低くなった。
比較例7では、エポキシ樹脂Eを用いなかったため、樹脂組成物の初期粘度が131mPa・sと高くなった。
比較例8では、樹脂粒子Fを用いなかったため、得られた樹脂硬化物のKIcが0.57MPa・m1/2と低くなった。
Claims (19)
- 硬化剤A、硬化剤B、硬化剤C、エポキシ樹脂D、エポキシ樹脂Eおよび樹脂粒子Fを含有してなるエポキシ樹脂組成物であって、硬化剤Aは、アミノ基に対する2つのオルト位にそれぞれ置換基を有する芳香族ポリアミンであり、該置換基はアルキル基、芳香族基およびハロゲン基から選択され、硬化剤Bは、25℃で液体である芳香族ポリアミンであり、硬化剤Cは、芳香族ポリアミンであり、該芳香族ポリアミンは、アミノ基に対するオルト位に電子供与基をただ一つ有するかオルト位に置換基を有しない芳香族ポリアミンであり、エポキシ樹脂Dは、グリシジル基を4つ以上含むモノマーから構成されるエポキシ樹脂から構成され、エポキシ樹脂Eは、グリシジル基を2つまたは3つ含むモノマーから構成されるエポキシ樹脂から構成されることを特徴とする、エポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂Dのグリシジル基を4つ以上含むモノマーが、テトラグリシジル-4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、テトラグリシジル-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、テトラグリシジル-3,4’-ジアミノジフェニルエーテルおよびテトラグリシジル-3,3’-ジアミノジフェニルメタンからなる群から選択される1種または2種以上の組み合わせである、請求項2に記載のエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂組成物に含まれるエポキシ樹脂の全質量を基準として、エポキシ樹脂Dが50~90質量%含有される、請求項1~3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- エポキシ樹脂Eのグリシジル基を2つまたは3つ含むモノマーが、ジグリシジルアニリン、ジグリシジル-o-トルイジン、トリグリシジル-p-アミノフェノール、トリグリシジル-m-アミノフェノール、1,6-ビス(2,3-エポキシプロパン-1-イルオキシ)ナフタレンおよび1,3,5-トリグリシジルイソシアヌレートからなる群から選択される1種または2種以上の組み合わせである、請求項1~4のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂組成物に含まれる硬化剤の全質量を基準として、硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤Cの合計が70~100質量%を占め、硬化剤Aと硬化剤Bの質量比率が1:99~99:1であり、硬化剤Aと硬化剤Bとの合計100質量部に対して硬化剤Cが1~43質量部である、請求項1~5のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤Cの芳香族ポリアミンの電子供与基が、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、メトキシ基またはエトキシ基である、請求項1~6のいずれかに記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 硬化剤Cの芳香族ポリアミンの融点が150℃以下である、請求項1~7のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤Aの芳香族ポリアミンが芳香族ジアミンである、請求項1~8のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤Bの芳香族ポリアミンが、フェニレンジアミン誘導体または4,4’-ジアミノジフェニルメタン誘導体である、請求項1~9のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤A、硬化剤Bおよび硬化剤Cの混合物が80~200℃の温度で均一な液体であり、かつ液温を200℃に昇温後に25℃に液温を低下させ25℃で1週間静置した後において均一な液体である、請求項1~10のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂の総エポキシ基の数と硬化剤に含まれる活性水素の数の比率が0.7~1.3である、請求項1~11のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 樹脂粒子の平均粒子径が1.0μm以下である、請求項1~12のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 誘電硬化度測定によって評価される、180℃40分間加熱後の硬化度が70%以上である請求項1~13のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
- 請求項1~14のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物を硬化して成る樹脂硬化物。
- 請求項1~14のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物を硬化して成る樹脂硬化物と、繊維強化基材と、を含んで構成される繊維強化複合材料。
- 繊維強化基材が炭素繊維強化基材である請求項16に記載の繊維強化複合材料。
- 繊維強化基材と、請求項1~14のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物と、を複合化して硬化させる繊維強化複合材料の製造方法。
- 請求項1~14のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物を、型内に配置した繊維強化基材へ含浸させた後、加熱硬化する工程を含む繊維強化複合材料の製造方法。
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