JP2022135062A - インサート着脱式ホルダ - Google Patents

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隆行 萩原
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Abstract

【課題】工具先端部が細幅の切削工具においても、クーラントの供給を確実に行うことができ、組立性に優れるインサート着脱式ホルダを提供する。【解決手段】ホルダ10は、ホルダ本体20と、ノズル部材30と、を備え、ホルダ本体20は、インサート100が装着可能な取付座22と、一対の傾斜面を有する第一位置決め部40と、位置決め面51を有する第二位置決め部50と、固定面60と、を備え、ノズル部材30は、一対の傾斜面に突き当たる一対の第一突き当たり面を有する第一係合部32と、位置決め面51に対して突き当たる第二突き当たり面33sを有する第二係合部33と、固定面60に固定されるノズル固定部31Bと、ノズル内流路部内のクーラントを外部に噴射する噴射口38と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、インサート着脱式ホルダに関する。
従来、工具を用いて旋削などの切削加工を行う場合、工具の切刃による切削部位に、クーラントを連続的に供給することが行われている。例えば、特許文献1には、工具本体顎部に対応する角部に切込み部が形成され、この切込み部と顎部との間に、工具の逃げ面に向けて開口する噴出口が形成された構成の旋削工具が記載される。
また、特許文献2には、切削インサートの逃げ面を拘束する拘束壁と、拘束壁の内部に備えたクーラントの供給孔と、切削インサートを拘束壁に位置決めする支持部材と、支持部材の逃げ面の周囲に、クーラントを吐出する空隙を設ける板壁と、を備える構成が開示されている。
特開平6-285703号公報 特開2014-46446号公報
ところで、溝加工等を行うための切削工具には、工具先端部の幅が細いものがある。このような工具先端部が細幅の切削工具においては、上記のような構成の噴出口を形成する部品を工具本体に取り付けるのが困難となる場合がある。
また、特許文献2に記載されるような構成では、工具先端部の幅の細いものであっても、クーラントを吐出することは可能である。しかしながら、この構成では、部品点数が多く、組立作業に手間が掛かる等の問題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、工具先端部が細幅の切削工具においても、クーラントの供給を確実に行うことができ、組立性に優れるインサート着脱式ホルダを提供することを目的の一つとする。
本発明のインサート着脱式ホルダの一つの態様は、切刃を有するインサートが先端部に着脱可能に装着されるホルダ本体と、クーラントを噴射するノズル部材と、を備え、前記ホルダ本体は、前記先端部において、前記ホルダ本体の前記先端部と基端部とを結ぶ第一方向に交差する第二方向の第一側に設けられ、前記インサートが装着可能な取付座と、前記先端部において前記取付座に対して前記第二方向の第二側に設けられ、前記第一方向から見て、前記第二方向に交差する第三方向における互いの距離が前記第二方向の第二側から第一側に向かって縮小または増大する一対の傾斜面を有する第一位置決め部と、前記第一位置決め部に対して前記第二方向の第二側に設けられ、前記第一方向の前記先端部側を向く位置決め面を有する第二位置決め部と、前記ノズル部材を前記ホルダ本体に固定するための固定面と、を備え、前記ノズル部材は、前記第一位置決め部の前記一対の傾斜面に対して前記第二方向の第二側から突き当たる一対の第一突き当たり面を有する第一係合部と、前記第二位置決め部の前記位置決め面に対して前記第一方向の前記先端部側から突き当たる第二突き当たり面を有する第二係合部と、前記固定面に固定されるノズル固定部と、前記ノズル部材内に設けられ、クーラントの流路を形成するノズル内流路部と、前記ノズル内流路部に連通して前記ノズル内流路部内の前記クーラントを外部に噴射する噴射口と、を備える。
本発明のインサート着脱式ホルダの一つの態様によれば、第一位置決め部の一対の傾斜面と、第一係合部の一対の第一突き当たり面とを係合させることで、ホルダ本体の第一方向の先端部とノズル部材とが、第三方向において互いに位置決めされる。
また、第二位置決め部の位置決め面と、第二係合部とを互いに突き当てることで、ノズル部材がホルダ本体に対して第一方向の基端部側への移動が規制される。
さらに、ノズル固定部で、ノズル部材をホルダ本体の固定面に固定することによって、ノズル部材がホルダ本体に対して強固に固定される。
このようにして、クーラントの噴射口を、ホルダ本体の先端部に設けられた取付座に装着されるインサートに対し、高い位置精度で配置することができる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記第二位置決め部の前記位置決め面は、前記第一方向に直交する面に対して、前記第二方向の第二側から第一側に向かって、前記第一方向の前記先端部側から前記基端部側に傾斜するようにしてもよい。
この場合、第二位置決め部の位置決め面に対して第二係合部を押し付けることによって、傾斜した位置決め面に沿ってノズル部材がホルダ本体に対して第二方向第一側に押圧される。その結果、第一位置決め部の一対の傾斜面に対して第一係合部の一対の第一突き当たり面が押し付けられ、ノズル部材のホルダ本体に対する第三方向への位置決めが確実になされる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記位置決め面と前記第二突き当たり面とを貫通させて前記第二位置決め部に締結する第一ボルトをさらに備えてもよい。
この場合、第一ボルトを、位置決め面と第二突き当たり面とに貫通させ第二位置決め部に締結することによって、傾斜した位置決め面に沿ってノズル部材がホルダ本体に対して第二方向第一側に押圧される。第一ボルトを、第二位置決め部に締結することで、第一ボルトを他の場所に配置する必要が無く、限られたスペースで第一ボルトを有効に配置することができる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記第一位置決め部は、前記第三方向の第一側と第二側とに、前記第三方向における互いの距離が前記第二方向の第二側から第一側に向かって漸次増大する前記一対の傾斜面が設けられることで、前記第一方向から見て前記第二方向の第二側にV字状に突出する凸部を有し、前記第一係合部は、前記第三方向の第一側と第二側とに、前記第三方向における互いの距離が前記第二方向の第二側から第一側に向かって漸次増大し、前記一対の傾斜面に突き当たる前記一対の第一突き当たり面が設けられることで、前記第一方向から見て前記第二方向の第二側にV字状に窪む凹部を有してもよい。
この場合、第一位置決め部において、第二方向の第二側にV字状に突出する凸部と、第一係合部においてV字状に窪む凹部とを突き合わせることで、ノズル部材をホルダ本体に対して第三方向に容易、かつ確実に位置決めすることができる。また、第一位置決め部が、凹部ではなく凸部であるため、ホルダ本体において取付座に対して第二方向の第二側の部分の強度が低下するのを抑えることができる。したがって、インサートを取付座で強固に支持することができる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記固定面は、前記ホルダ本体において前記第二方向の第二側を向き、前記ノズル固定部は、前記固定面に沿って前記第一方向の前記先端部側から前記基端部側に延び、前記固定面の前記第一方向の前記基端部側で第二ボルトにより前記固定面に締結されてもよい。
この場合、固定面に沿って第一方向の先端部側から基端部側に延びるノズル固定部を、固定面に第二ボルトで固定することによって、ノズル部材をホルダ本体に対して安定的に取り付けることができる。また、固定面は第二方向の第二側を向いている。このため、第二ボルトでノズル固定部を固定面に固定することによって、第一位置決め部の一対の傾斜面と、第一係合部の一対の第一突き当たり面とを互いに押圧させて係合させることができる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記固定面は、前記第一方向の前記先端部側に、前記第二方向の第一側に窪んだ穴を有し、前記ノズル固定部は、前記穴と対向する位置に、前記第二方向の第一側に突出し、前記穴内に挿入され、前記穴の内周面に対する前記第三方向における隙間よりも、前記第一方向における隙間の方が大きい突起を有してもよい。
この場合、固定面に設けられた穴に、ノズル固定部に設けられた突起を挿入した状態で、穴の内周面と突起との隙間は、第三方向における隙間よりも、第一方向における隙間の方が大きい。したがって、第一方向の基端部側で第二ボルトによって固定面に締結されるノズル部材は、第一方向の先端部側における突起を穴に挿入するときの位置ずれ量の許容誤差を大きく確保することができる。したがって、ホルダ本体とノズル部材との製造時の寸法誤差を、第一方向の先端部側で吸収することができる。このため、ノズル部材とホルダ本体との組付を容易に行うことが可能となる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記穴は、前記第二方向から見て円形であり、
前記突起は、前記第二方向から見て前記第三方向を長径方向とし、前記第一方向を短径方向とした楕円形状であってもよい。
この場合、固定面に設けられた穴に、ノズル固定部に設けられた突起を挿入した状態で、穴の内周面と突起との隙間を、第三方向における隙間よりも、第一方向における隙間の方が大きくすることができる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記取付座に装着される前記インサートは、前記第二方向から見て円弧状の切刃を有し、前記噴射口は、前記第二方向から見て円弧状に設けられてもよい。
この場合、円弧状の切刃の逃げ面に対して、円弧状の噴射口から、クーラントを、より均一に噴射することができる。
上記インサート着脱式ホルダにおいて、前記ホルダ本体は、外部からクーラントが送給され、前記固定面に接続開口を有するクーラント供給孔を備え、前記ノズル部材は、前記ノズル固定部に前記接続開口に対向するよう設けられ、前記ノズル内流路部に連通するノズル側開口と、前記クーラント供給孔、前記ノズル側開口、及び前記噴射口よりも流路断面積が大きいバッファ部をさらに備えてもよい。
この場合、ホルダ本体に設けられたクーラント供給孔を流れてきたクーラントが、接続開口、ノズル側開口を通してバッファ部に流れ込むことで、クーラントの圧力が下がる。これにより、バッファ部から噴射口にクーラントが、より均一な圧力で噴射口から噴出される。
なお、ノズル部材の内部において、ノズル側開口からバッファ部に至る流路は、ノズル側開口とバッファ部との間に配置される第二ボルトの挿通孔を迂回して延びる。この流路は、ノズル側開口から、ノズル部材の長手方向に対し傾いた方向に延び出る。また、この流路は、ノズル側開口の近傍からバッファ部に向かうに従い徐々に、ノズル部材の長手方向と平行となるように流路の向きを変えて屈曲する。さらにこの流路は、第二ボルトの挿通孔の側部を通過する領域で、ノズル部材の長手方向と平行となりそのままバッファ部に繋がる。この構成により、第二ボルトをノズル部材の中央近傍に配置してホルダ本体に対するノズル部材の固定を安定させつつ、ノズル側開口からバッファ部に至る流路の圧力損失を低減できる。
本発明の一つの態様によれば、工具先端部が細幅の切削工具においても、クーラントの供給を確実に行うことができ、組立性に優れるインサート着脱式ホルダを提供することができる。
本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を工具幅方向の他方側から見た図である。 本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を工具軸方向の先端部側から見た図である。 本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を工具幅方向の一方側から見た図である。 本発明の一実施形態のインサート着脱式切削工具を示す上下方向の下方から見た下面である。 図3のA-A矢視断面図である。 図3のB-B矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態のインサート着脱式ホルダの一例を備えたインサート着脱式切削工具1について、図面を参照して説明する。
〔インサート着脱式切削工具の概略構成〕
図1~図7に示すように、このインサート着脱式切削工具1は、ホルダ(インサート着脱式ホルダ)10と、ホルダ10に装着されるインサート100とを備えている。
ホルダ10は、ホルダ本体20と、ノズル部材30と、を備えている。
〔ホルダ本体の構成〕
ホルダ本体20は、基端部20bと、先端部20sと、を備えている。ホルダ本体20の基端部20bは、インサート100を用いた旋削などの切削加工を行う工作機械に保持される。基端部20bには、上面21Aと、下面21Bと、第一側面21Cと、第二側面21Dと、が設けられる。先端部20sには、インサート100が着脱可能に取り付けられる取付座22が設けられる。
以下の説明では、ホルダ本体20において、基端部20bと先端部20sとを結ぶ第一方向を工具軸方向Xとする。また、ホルダ本体20において、工具軸方向Xに直交し、上面21Aと下面21Bとを結ぶ第二方向を上下方向Zとし、上下方向Zにおいて上面21A側を上側(第一側)、上下方向Zにおいて下面21B側を下側(第二側)とする。また、ホルダ本体20において、工具軸方向X、及び上下方向Zに直交し、第一側面21Cと第二側面21Dとを結ぶ第三方向を工具幅方向Yとし、工具幅方向Yにおいて第一側面21C側を一方側、第二側面21D側を他方側とする。
ホルダ本体20の基端部20bには、貫通孔23A、23Bと、ブラケット24と、が設けられる。貫通孔23A、23Bは、それぞれ、基端部20bを工具幅方向Yに貫通する。ブラケット24は、第一側面21Cに設けられる。ブラケット24は、第一側面21Cから直交して工具幅方向Yの一方側に突出する。ブラケット24は、上下方向Zに連続して延びる板状である。ブラケット24には、上下方向Zに間隔をあけて貫通孔24A、24Bが設けられる。ホルダ本体20の基端部20bは、貫通孔23A、23Bと、貫通孔24A、24Bとに挿通させたボルト(図示無し)を工作機械の工具保持部に締結することによって、工作機械に取り付けられる。
ホルダ本体20の先端部20sには、上下方向Zの中間部に、取付基部25が設けられる。取付基部25は、工具軸方向Xの先端部20s側に突出している。取付基部25の先端面25fは、上下方向Zからみて円弧状に設けられる。
取付座22は、ホルダ本体20の先端部20sにおいて、上下方向Zの上側に設けられる。取付座22は、取付基部25に対して上下方向Zの上側に設けられる。取付座22は、一対の支持壁22A、22Bを有している。一対の支持壁22A、22Bは、工具幅方向Yに間隔をあけて設けられる。一対の支持壁22A、22Bは、取付基部25から上下方向Zの上側に突出する。一対の支持壁22A、22Bは、工具軸方向Xと平行に連続して延びている。
ホルダ本体20の先端部20sには、取付座22に対して工具軸方向Xの基端部20b側に、上部傾斜面21Sが設けられる。上部傾斜面21Sは、工具軸方向Xの先端部20s側から基端部20b側に向かって、上下方向Zの下側から上側に傾斜し、上面21Aに連続する。
図3、図4に示すように、ホルダ本体20の先端部20sには、第一側面21Cに側部傾斜面21Kが設けられる。側部傾斜面21Kは、第一側面21Cにおいて、上下方向Zの下側に設けられる。側部傾斜面21Kは、上下方向Zの上側から下側に向かって、工具幅方向Yの他方側に傾斜する。
〔第一位置決め部の構成〕
図2~図4に示すように、ホルダ本体20の先端部20sには、取付座22に対して上下方向Zの下側に、第一位置決め部40が設けられる。第一位置決め部40は、一対の傾斜面41を有する。一対の傾斜面41は、上下方向Zの下側を向く。一対の傾斜面41は、工具幅方向Yにおける互いの距離が、上下方向Zの下側から上側に向かって縮小または増大する。本実施形態において、一対の傾斜面41は、工具幅方向Yにおける互いの距離が、上下方向Zの下側から上側に向かって漸次縮小する。すなわち、一対の傾斜面41は、工具軸方向Xから見て、上下方向Zの下側に突出するV字状に設けられる。第一位置決め部40は、このような一対の傾斜面41により、工具軸方向Xから見て上下方向Zの下側にV字状に突出する凸部42を有する。
〔第二位置決め部の構成〕
ホルダ本体20の先端部20sには、第一位置決め部40に対して上下方向Zの下側に、第二位置決め部50が設けられる。第二位置決め部50は、工具軸方向Xの先端部20s側を向く位置決め面51を有する。位置決め面51は、凸部42に対して工具軸方向Xの基端部20b側に設けられる。位置決め面51は、工具軸方向Xに直交する面に対して、上下方向Zの下側から上側に向かって、工具軸方向Xの先端部20s側から基端部20b側に傾斜する。図6に示すように、位置決め面51には、ネジ穴52が設けられる。ネジ穴52は、傾斜する位置決め面51に対し、工具軸方向Xに延びて設けられる。
〔固定面の構成〕
位置決め面51の下端は、下面21Bに連なる。下面21Bは、ノズル部材30を固定するための固定面60として設けられる。固定面60(下面21B)は、上下方向Zの下側を向く。固定面60は、位置決め面51の下端から工具軸方向Xの基端部20b側に延びる。
図7に示すように、固定面60には、下部ネジ穴61が設けられる。下部ネジ穴61は、固定面60において工具軸方向Xの基端部20b側に設けられる。本実施形態において、下部ネジ穴61は、工具軸方向Xに間隔をあけて2箇所に設けられる。各下部ネジ穴61は、固定面60から上下方向Zの上側に延びる。
固定面60には、穴63が設けられる。穴63は、固定面60の工具軸方向Xの先端部20s側に設けられる。穴63は、固定面60に対して上下方向Zの上側に窪む。穴63は、上下方向Zの下方から見て、正円形である。
〔クーラント流路の構成〕
図2、図4、図7に示すように、ホルダ本体20内には、クーラント供給孔80が設けられる。クーラント供給孔80は、流入口81を有する。流入口81は、第一側面21Cに開口する。クーラント供給孔80は、流入口81に接続されるクーラント供給配管(図示無し)を通して、外部から液状のクーラントが送給される。
クーラント供給孔80は、ホルダ本体20内で、流入口81から工具軸方向Xの先端部20s側に向かって、上下方向Zの上側から下側に傾斜して延びている。クーラント供給孔80は、固定面60に接続開口82を有している。ノズル部材30とホルダ本体20の固定面60との間には、Oリング(図示無し)が挟み込まれる。このため、例えば、固定面60には、接続開口82の外周部に、Oリング(図示無し)を収容する収容溝82が形成される。
本実施形態において、接続開口82は、工具軸方向Xにおいて、2つの下部ネジ穴61の間に配置される。本実施形態において、2つの下部ネジ穴61と、接続開口82とは、固定面60において工具幅方向Yの他方側に偏って配置される。
〔ノズル部材の構成〕
図1~図7に示すように、ノズル部材30は、ホルダ本体20に対して上下方向Zの下側に取り付けられる。ノズル部材30は、例えば、3Dプリンタを用いた金属積層造形法によって形成される。ノズル部材30は、ノズル位置決め部31Aと、ノズル固定部31Bと、ノズル部31Cと、ノズル内流路部34と、を有する。
ノズル位置決め部31Aは、ノズル部材30において工具軸方向Xの先端部20s側に設けられる。ノズル位置決め部31Aは、ノズル固定部31Bに対して上下方向Zの上側に突出する。ノズル位置決め部31Aは、第一係合部32と、第二係合部33と、前壁面35と、を有する。
図3に示すように、第一係合部32は、一対の第一突き当たり面32sを有する。一対の第一突き当たり面32sは、一対の第一突き当たり面32sは、上下方向Zの上側を向く。第一位置決め部40の一対の傾斜面41に対して上下方向Zの下側から突き当たる。一対の第一突き当たり面32sは、工具幅方向Yの両側に設けられる。一対の第一突き当たり面32sは、一対の傾斜面41と平行に、工具幅方向Yにおける互いの距離が、上下方向Zの下側から上側に向かって漸次縮小する。第一係合部32は、このような一対の第一突き当たり面32sにより、工具軸方向Xから見て上下方向Zの下側にV字状に窪む凹部36を有する。
第一位置決め部40の一対の傾斜面41と、第一係合部32の一対の第一突き当たり面32sとを係合させることで、ホルダ本体20の工具軸方向Xの先端部20sとノズル部材30とが、工具幅方向Yにおいて互いに位置決めされる。
図2、図4、図6に示すように、第二係合部33は、第二突き当たり面33sを有する。第二突き当たり面33sは、第一係合部32に対して、工具軸方向Xの基端部20b側の後端から上下方向Zの下方に連続して設けられる。第二突き当たり面33sは、平面状で、工具軸方向Xの基端部20b側を向く。第二突き当たり面33sは、第二位置決め部50の位置決め面51に対して工具軸方向Xの先端部20s側から突き当たる。第二突き当たり面33sは、位置決め面51と平行に、工具軸方向Xに直交する面に対して、上下方向Zの下側から上側に向かって、工具軸方向Xの先端部20s側から基端部20b側に傾斜する。
第二位置決め部50の位置決め面51と、第二係合部33の第二突き当たり面33sとを互いに突き当てることで、ノズル部材30が、ホルダ本体20に対して工具軸方向Xの基端部20b側への移動が規制される。
前壁面35は、第一係合部32に対して、工具軸方向Xの先端部20s側に設けられる。前壁面35は、第一係合部32の工具軸方向Xの先端部20s側の前端から上下方向Zの下方に連続して設けられる。前壁面35は、工具軸方向Xの先端部20s側を向く。
図6に示すように、ノズル位置決め部31Aには、ネジ挿通孔35hが設けられる。ネジ挿通孔35hは、工具軸方向Xに延びて前壁面35と第二突き当たり面33sとを貫通する。ネジ挿通孔35hには、第一ボルト91が挿通される。第一ボルト91は、第二位置決め部50の位置決め面51に設けられたネジ穴52に締結される。
第一ボルト91を、位置決め面51と第二突き当たり面33sとに貫通させ第二位置決め部50に締結することによって、ノズル部材30が、傾斜した位置決め面51に沿ってホルダ本体20に対して上下方向Zの上側に押圧される。これにより、第一位置決め部40の一対の傾斜面41に対して第一係合部32の一対の第一突き当たり面32sが押し付けられる。
ノズル固定部31Bは、ホルダ本体20の固定面60に固定される。ノズル固定部31Bは、固定面60に沿って工具軸方向Xの先端部20s側から基端部20b側に延びる。ノズル固定部31Bは、工具軸方向Xに直交する断面形状が矩形状である。
ノズル固定部31Bには、下部ネジ挿通孔34hが設けられる。下部ネジ挿通孔34hは、ノズル固定部31Bにおいて工具軸方向Xの基端部20b側に設けられる。本実施形態において、下部ネジ挿通孔34hは、工具軸方向Xに間隔をあけて2箇所に設けられる。各下部ネジ挿通孔34hは、ノズル固定部31Bを上下方向Zに貫通する。下部ネジ挿通孔34hには、第二ボルト92が挿通される。第二ボルト92は、下部ネジ挿通孔34hを通して、固定面60に設けられた下部ネジ穴61に締結される。ノズル固定部31Bは、第二ボルト92によって固定面60の工具軸方向Xの基端部20b側に固定される。
図7に示すように、ノズル固定部31Bには、突起39が設けられる。突起39は、ノズル固定部31Bにおいて工具軸方向Xの先端部側に設けられる。突起39は、穴63と対向する位置に設けられる。突起39は、上下方向Zの上側に突出する。突起39は、穴63内に挿入される。突起39は、上下方向Zから見て工具幅方向Yを長径方向とし、工具軸方向Xを短径方向とした楕円形状である。突起39は、穴63に挿入した状態で、穴63の内周面に対する工具幅方向Yにおける隙間よりも、工具軸方向Xにおける隙間の方が大きい。
図1、図7に示すように、ノズル部31Cは、ノズル位置決め部31Aの下部から工具軸方向Xの先端部20s側に突出する。ノズル部31Cの先端形状は、上下方向Zから見て円弧状に設けられる。ノズル部31Cは、ノズル面31fと、噴射口38と、を有する。ノズル面31fは、前壁面35の下端から工具軸方向Xの先端部20s側に延びている。ノズル面31fは、上下方向Zの上側を向く。
噴射口38は、ノズル面31fに設けられる。噴射口38は、上下方向Zから見て、ノズル部31Cの先端形状に沿って、円弧状に連続して設けられる。噴射口38は、ノズル面31fにおいて、上下方向Zの上方を向いて開口する。
図2、図4、図5、図7に示すように、ノズル内流路部34は、ノズル固定部31B、及びノズル部31Cにわたって設けられる。ノズル固定部31Bには、ノズル内流路部34に連通するノズル側開口37が設けられる。ノズル側開口37は、固定面60に設けられた接続開口82と対向する位置に設けられる。
図5に示すように、ノズル内流路部34は、ノズル側開口37と噴射口38との間に、バッファ部34sを有する。バッファ部34sは、ホルダ本体20に設けられるクーラント供給孔80の流路断面積、及びノズル側開口37の断面積、噴射口38の開口断面積よりも流路断面積が大きい。本実施形態において、バッファ部34sは、ノズル部31C内で上下方向Zに交差する面に沿って拡がるように設けられる。
ホルダ本体20に設けられたクーラント供給孔80からノズル側開口37を経てノズル部材30のノズル内流路部34に流れてきたクーラントは、バッファ部34sに流れ込むことで圧力が下がる。バッファ部34sで圧力が下がったクーラントは、噴射口38を通して上下方向Zの上側に向かって噴射される。
また、ノズル内流路部34は、ノズル側開口37とバッファ部34sとを繋ぐ流路34aを有する。流路34aは、ノズル側開口37とバッファ部34sとの間に配置される下部ネジ挿通孔34hを迂回して延びる。流路34aは、ノズル側開口37から、ノズル部材30の長手方向(工具軸方向X)に対し工具幅方向Yに傾いた方向に延び出る。また、流路34aは、ノズル側開口37の近傍からバッファ部34sに向かうに従い徐々に、ノズル部材30の長手方向と平行となるように屈曲する。さらにこの流路34aは、下部ネジ挿通孔34hの側部を通過する領域で、ノズル部材30の長手方向と平行となりそのままバッファ部34sに繋がる。この構成により、第二ボルト92をノズル部材30の中央近傍に配置してホルダ本体20に対するノズル部材30の固定を安定させつつ、ノズル側開口37からバッファ部34sに至る流路34aの圧力損失を低減できる。
〔インサートの構成〕
図1~図4に示すように、インサート100は、取付座22に取り付けた状態で上下方向Zの上方から見ると、円形状に設けられる。インサート100の上面100tは、上下方向Zの上側を向く。上面100tの外周部には、上下方向Zから見て円弧状の切刃101が設けられる。本実施形態において、切刃101は、上面100tの全周にわたって円形状に設けられる。
インサート100は、大径部102と、小径部103と、を有する。大径部102は、インサート100の上下方向Zの上側に設けられる。大径部102は、上下方向Zの上側から下側に向かって、外径寸法が漸次縮小する。小径部103は、大径部102の下側に設けられる。小径部103は、大径部102よりも外径が小さい。小径部103は、上下方向Zの上側から下側に向かって、外径寸法が漸次縮小する。
大径部102と小径部103との間には、上下方向Zの上側から下側に向かって、外径寸法が縮小する段部104が設けられる。段部104の外周面には、複数の位置決め凹部105が設けられる。位置決め凹部105は、段部104に設けられる。位置決め凹部105は、段部104に、径方向内側に窪むように設けられる。位置決め凹部105は、上下方向Zから見て、例えば、互いに直交する四方を向いて設けられる。
インサート100は、インサート100の中心を挟んで対向する一対の位置決め凹部105に、取付座22の一対の支持壁22A、22Bの上端を下方から突き当てることで、インサート100の中心軸回りの回転が拘束される。
上記したようなインサート着脱式切削工具1では、ホルダ本体20の基端部20bを工作機械に取り付けた状態で、取付座22に取り付けたインサート100によって溝などを形成するための切削加工を行う。クーラント供給孔80には、流入口81に接続されるクーラント供給配管(図示無し)を通して、外部から液状のクーラントが送給される。クーラント供給孔80に送給されたクーラントは、接続開口82、ノズル側開口37を通してノズル内流路部34に流入し、噴射口38から上下方向Zの上側に向けて噴射される。噴射口38は、上下方向Zから見て円弧状であるので、インサート100の円弧状の切刃101による切削部位に対して、クーラントが円弧状に噴射される。このとき、取付基部25の先端面25fが、円弧状に設けられるので、噴射口38から噴射されるクーラントの妨げになることが抑えられる。
〔本実施形態による作用効果〕
以上説明した本実施形態のホルダ(インサート着脱式ホルダ)10によれば、第一位置決め部40の一対の傾斜面41と、第一係合部32の一対の第一突き当たり面32sとを係合させることで、ホルダ本体20の工具軸方向Xの先端部20sとノズル部材30とが、工具幅方向Yにおいて互いに位置決めされる。また、第二位置決め部50の位置決め面51と、第二係合部33とを互いに突き当てることで、ノズル部材30がホルダ本体20に対して工具軸方向Xの基端部20b側への移動が規制される。さらに、ノズル固定部31Bで、ノズル部材30をホルダ本体20の固定面60に固定することによって、ノズル部材30がホルダ本体20に対して強固に固定される。このようにして、クーラントの噴射口38を、ホルダ本体20の先端部20sに設けられた取付座22に装着されるインサート100に対し、高い位置精度で配置することができる。その結果、工具先端部が細幅のインサート着脱式切削工具1においても、クーラントの供給を確実に行うことができる。
また本実施形態では、第二位置決め部50の位置決め面51に対して第二係合部33を押し付けることによって、傾斜した位置決め面51に沿ってノズル部材30がホルダ本体20に対して上下方向Zの上側に押圧される。その結果、第一位置決め部40の一対の傾斜面41に対して第一係合部32の一対の第一突き当たり面32sが押し付けられ、ノズル部材30のホルダ本体20に対する工具幅方向Yへの位置決めが確実になされる。
また本実施形態では、第一ボルト91を、位置決め面51と第二突き当たり面33sとに貫通させ第二位置決め部50に締結することによって、傾斜した位置決め面51に沿ってノズル部材30がホルダ本体20に対して上下方向Z上側に押圧される。第一ボルト91を、第二位置決め部50に締結することで、第一ボルト91を他の場所に配置する必要が無く、限られたスペースで第一ボルト91を有効に配置することができる。
また本実施形態では、第一位置決め部40において、上下方向Zの下側にV字状に突出する凸部42と、第一係合部32においてV字状に窪む凹部36とを突き合わせることで、ノズル部材30をホルダ本体20に対して工具幅方向Yに容易、かつ確実に位置決めすることができる。また、第一位置決め部40が、凹部36ではなく凸部42であるため、ホルダ本体20において取付座22に対して上下方向Zの下側の部分の強度が低下するのを抑えることができる。したがって、インサート100を取付座22で強固に支持することができる。
また本実施形態では、固定面60に沿って工具軸方向Xの先端部20s側から基端部20b側に延びるノズル固定部31Bを、固定面60に第二ボルト92で固定することによって、ノズル部材30をホルダ本体20に対して安定的に取り付けることができる。また、固定面60は上下方向Zの下側を向いている。このため、第二ボルト92でノズル固定部31Bを固定面60に固定することによって、第一位置決め部40の一対の傾斜面41と、第一係合部32の一対の第一突き当たり面32sとを互いに押圧させて係合させることができる。
また本実施形態では、固定面60に設けられた穴63に、ノズル固定部31Bに設けられた突起39を挿入した状態で、穴63の内周面と突起39との隙間は、工具幅方向Yにおける隙間よりも、工具軸方向Xにおける隙間の方が大きい。したがって、工具軸方向Xの基端部20b側で第二ボルト92によって固定面60に締結されるノズル部材30は、工具軸方向Xの先端部20s側における突起39を穴63に挿入するときの位置ずれ量の許容誤差を大きく確保することができる。したがって、ホルダ本体20とノズル部材30との製造時の寸法誤差を、工具軸方向Xの先端部20s側で吸収することができる。このため、ノズル部材30とホルダ本体20との組付を容易に行うことが可能となる。
また本実施形態では、固定面60に設けられた穴63に、ノズル固定部31Bに設けられた突起39を挿入した状態で、穴63の内周面と突起39との隙間を、工具幅方向Yにおける隙間よりも、工具軸方向Xにおける隙間の方が大きくすることができる。
また本実施形態では、円弧状の切刃101の逃げ面に対して、円弧状の噴射口38からクーラントを、より均一に噴射することができる。
また本実施形態では、ホルダ本体20に設けられたクーラント供給孔80を流れてきたクーラントが、接続開口82、ノズル側開口37を通してバッファ部34sに流れ込むことで、クーラントの圧力が下がる。これにより、バッファ部34sから噴射口38にクーラントが、より均一な圧力で噴射口38から噴出される。
また本実施形態では、ノズル部材30を3Dプリンタで製造することで、通常の金型を用いた鋳造や機械加工では製造が困難な、バッファ部34sを内部に有したノズル部材30を容易に製作することができる。
〔本発明に含まれるその他の構成〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、例えば下記に説明するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。
前述の実施形態では、ホルダ本体20、ノズル部材30の具体的な構成の例を挙げたが、これに限らない。ホルダ本体20やノズル部材30の形状、各部の構成は、適宜変更可能である。
前述の実施形態では、インサート100の構成の例を挙げたが、これに限らない。インサート100自体の形状や各部の構成、インサート100のホルダ本体20に対する取付構造等は適宜変更してもよい。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例およびなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定される。
10…ホルダ
20…ホルダ本体
20b…基端部
20s…先端部
22…取付座
30…ノズル部材
31B…ノズル固定部
31C…ノズル部
32…第一係合部
32s…第一突き当たり面
33…第二係合部
33s…第二突き当たり面
34…ノズル内流路部
34s…バッファ部
39…突起
36…凹部
37…ノズル側開口
38…噴射口
39…突起
40…第一位置決め部
41…傾斜面
42…凸部
50…第二位置決め部
51…位置決め面
60…固定面
63…穴
80…クーラント供給孔
82…接続開口
91…第一ボルト
92…第二ボルト
100…インサート
101…切刃
X…工具軸方向(第一方向)
Y…工具幅方向(第三方向)
Z…上下方向(第二方向)

Claims (9)

  1. 切刃を有するインサートが先端部に着脱可能に装着されるホルダ本体と、
    クーラントを噴射するノズル部材と、を備え、
    前記ホルダ本体は、
    前記先端部において、前記ホルダ本体の前記先端部と基端部とを結ぶ第一方向に交差する第二方向の第一側に設けられ、前記インサートが装着可能な取付座と、
    前記先端部において前記取付座に対して前記第二方向の第二側に設けられ、前記第一方向から見て、前記第二方向に交差する第三方向における互いの距離が前記第二方向の第二側から第一側に向かって縮小または増大する一対の傾斜面を有する第一位置決め部と、
    前記第一位置決め部に対して前記第二方向の第二側に設けられ、前記第一方向の前記先端部側を向く位置決め面を有する第二位置決め部と、
    前記ノズル部材を前記ホルダ本体に固定するための固定面と、を備え、
    前記ノズル部材は、
    前記第一位置決め部の前記一対の傾斜面に対して前記第二方向の第二側から突き当たる一対の第一突き当たり面を有する第一係合部と、
    前記第二位置決め部の前記位置決め面に対して前記第一方向の前記先端部側から突き当たる第二突き当たり面を有する第二係合部と、
    前記固定面に固定されるノズル固定部と、
    前記ノズル部材内に設けられ、クーラントの流路を形成するノズル内流路部と、
    前記ノズル内流路部に連通して前記ノズル内流路部内の前記クーラントを外部に噴射する噴射口と、を備える、
    インサート着脱式ホルダ。
  2. 前記第二位置決め部の前記位置決め面は、前記第一方向に直交する面に対して、前記第二方向の第二側から第一側に向かって、前記第一方向の前記先端部側から前記基端部側に傾斜する、
    請求項1に記載のインサート着脱式ホルダ。
  3. 前記位置決め面と前記第二突き当たり面とを貫通させて前記第二位置決め部に締結する第一ボルトをさらに備える、
    請求項1または2に記載のインサート着脱式ホルダ。
  4. 前記第一位置決め部は、
    前記第三方向の第一側と第二側とに、前記第三方向における互いの距離が前記第二方向の第二側から第一側に向かって漸次増大する前記一対の傾斜面が設けられることで、前記第一方向から見て前記第二方向の第二側にV字状に突出する凸部を有し、
    前記第一係合部は、
    前記第三方向の第一側と第二側とに、前記第三方向における互いの距離が前記第二方向の第二側から第一側に向かって漸次増大し、前記一対の傾斜面に突き当たる前記一対の第一突き当たり面が設けられることで、前記第一方向から見て前記第二方向の第二側にV字状に窪む凹部を有する、
    請求項1~3の何れか一項に記載のインサート着脱式ホルダ。
  5. 前記固定面は、前記ホルダ本体において前記第二方向の第二側を向き、
    前記ノズル固定部は、前記固定面に沿って前記第一方向の前記先端部側から前記基端部側に延び、前記固定面の前記第一方向の前記基端部側で第二ボルトにより前記固定面に締結される、
    請求項1~4の何れか一項に記載のインサート着脱式ホルダ。
  6. 前記固定面は、前記第一方向の前記先端部側に、前記第二方向の第一側に窪んだ穴を有し、
    前記ノズル固定部は、前記穴と対向する位置に、前記第二方向の第一側に突出し、前記穴内に挿入され、前記穴の内周面に対する前記第三方向における隙間よりも、前記第一方向における隙間の方が大きい突起を有する、
    請求項5に記載のインサート着脱式ホルダ。
  7. 前記穴は、前記第二方向から見て円形であり、
    前記突起は、前記第二方向から見て前記第三方向を長径方向とし、前記第一方向を短径方向とした楕円形状である、
    請求項6に記載のインサート着脱式ホルダ。
  8. 前記取付座に装着される前記インサートは、前記第二方向から見て円弧状の切刃を有し、
    前記噴射口は、前記第二方向から見て円弧状に設けられる、
    請求項1~7の何れか一項に記載のインサート着脱式ホルダ。
  9. 前記ホルダ本体は、外部からクーラントが送給され、前記固定面に接続開口を有するクーラント供給孔を備え、
    前記ノズル部材は、
    前記ノズル固定部に前記接続開口に対向するよう設けられ、前記ノズル内流路部に連通するノズル側開口と、
    前記クーラント供給孔、前記ノズル側開口、及び前記噴射口よりも流路断面積が大きいバッファ部をさらに備える、
    請求項8に記載のインサート着脱式ホルダ。
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