JP2021084138A - 切削工具 - Google Patents

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小島 義弘
Yoshihiro Kojima
義弘 小島
博史 備後
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博史 備後
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【課題】切削工具において、自由度の高い冷却用の回路を構成し、工具の冷却性を向上する。【解決手段】この切削工具1は、ホルダ2と、インサート3と、スローアウェイチップ4と、を備えている。ホルダ2は、取付面21aを有するチップ固定部21が先端部に設けられ、取付面21aに冷却流体を導く供給通路24を有する。インサート3は、チップ固定部21の取付面21aに装着され、取付面21aに接触する底面3aと、底面3aと逆側の表面3bと、ホルダ2に接触しない開放面3e,3fと、を有している。そして、インサート3は、供給通路24からの冷却流体を底面3aで受けて、表面3b及び開放面3e,3fに導く複数の排出通路31を内部に有する。スローアウェイチップ4はインサート3の表面3bに着脱可能に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は切削工具に関する。
金属等を加工するために切削工具が用いられる。切削工具によって切削加工を行う場合、ワークと工具の刃先との間に熱が発生する。このため、工具の劣化を防ぎ、長寿命化を図るためには、工具の刃先を冷却することが重要である。
例えば、特許文献1に示された切削工具では、ホルダに、冷却流体であるクーラントを供給するための通路が形成されている。そして、この通路から供給されたクーラントが工具の刃先に向けて噴射されるようになっている。
特開2018−111205号公報
一般に、工具の側面とワークとのなす角度(逃げ角)は狭く、かつ切削点での工具温度は非常に高くなっている。このため、工具の刃先に噴射されたクーラントは沸騰して水蒸気状態になっていると考えられ、十分な冷却効果が得られていないのが現状である。
本発明の課題は、自由度の高い冷却用の回路を構成し、切削工具の冷却性を向上することにある。
(1)本発明に係る切削工具は、ホルダと、インサートと、スローアウェイチップと、を備えている。ホルダは、取付面を有するチップ固定部が先端部に設けられ、取付面に冷却流体を導く供給通路を有する。インサートは、チップ固定部の取付面に装着され、取付面に接触する底面と、底面と逆側の表面と、ホルダに接触しない開放面と、を有している。そして、インサートは、供給通路からの冷却流体を底面で受けて、表面及び開放面に導く複数の排出通路を内部に有する。スローアウェイチップはインサートの表面に着脱可能に固定されている。
この切削工具では、ホルダ内部の供給通路を通じて、ホルダの取付面に冷却流体が供給される。この冷却流体は、取付面に装着されたインサートの底面から、内部の排出通路を介してインサートの表面及び開放面に供給される。そして、表面に供給された冷却流体によって、インサートの表面に固定されたスローアウェイチップが冷却される。また、開放面から噴出された冷却流体によって、スローアウェイチップの全体と刃先が冷却される。
ここでは、インサートに複数の排出通路が形成され、この排出通路によってインサートの表面及び開放面に冷却流体が供給されるので、スローアウェイチップを効率よく冷却でき、冷却性が向上する。
(2)好ましくは、複数の排出通路のすべては、インサートの内部で連通している。このため、底面に開口した一部の排出通路に冷却流体を供給すれば、表面及び開放面に開口するすべての排出通路に冷却流体を導くことができる。
(3)好ましくは、インサートは、スローアウェイチップの底面と接触する接触部と、接触部から外部に突出する突出部と、を有している。この場合、突出部には排出通路からの冷却流体を噴射する噴射口が形成されている。
ここでは、突出部の噴射口から噴射された冷却流体によって、スローアウェイチップの刃先を冷却することができる。
(4)好ましくは、噴射口はスローアウェイチップの切れ刃に向かって冷却流体を噴射する。
(5)好ましくは、インサートは、ホルダの供給通路からの冷却流体を受けて複数の排出通路に導く溜まり部を底面に有する。
ここでは、複数の排出通路の一部がつながっていない場合であっても、ホルダからの冷却流体をいったん溜まり部に溜め、溜まり部を介して複数の排出通路に冷却流体を導くことができる。
以上のような本発明では、自由度の高い冷却用の回路を構成でき、工具の冷却性を向上することができる。
本発明の一実施形態による切削工具の外観斜視図。 切削工具のホルダの外観斜視図。 インサートの外観斜視図。 インサートの底面図。 図4のV−V線断面図。 スローアウェイチップの外観斜視図。
[構成]
図1に本発明の一実施形態による切削工具1を示している。この切削工具1は、ホルダ2と、インサート3と、スローアウェイチップ(以下、単に「チップ」と記載する場合もある)4と、を備えている。
図2は、インサート3及びチップ4を取り外したホルダ2のみを示している。図1及び図2に示すように、ホルダ2は、断面矩形の棒状に形成されており、先端部にチップ固定部21が形成されている。チップ固定部21は、ホルダ2の先端角部に、表面から所定の深さで凹むように形成されている。チップ固定部21は、底面である取付面21aと、インサート3及びチップ4の2つの側面がそれぞれ接触する第1固定面21b及び第2固定面21cと、を有している。第1固定面21b及び第2固定面21cと対向する側は開放されている。取付面21aには、固定ボルト5が装着されるネジ孔22が形成されている。
また、取付面21aには、所定の深さの供給孔23が形成されている。ホルダ2の内部には、冷却流体としてのクーラントが供給される供給通路24が形成されている。この供給通路24の先端が、供給孔23に連通している。これにより、供給通路24及び供給孔23を介して、クーラントがチップ固定部21の取付面21aに供給される。
ホルダ2の表面には、クランプ固定用のネジ孔25が形成されている。このネジ孔25に装着されるクランプ6によって、チップ固定部21に、インサート3及びチップ4が保持されている。
インサート3は、図3〜図5に示すように、矩形状であって所定の厚みを有しており、例えば鉄系合金で形成されている。図4はインサート3の底面図、図5は図4のV−V線断面図である。インサート3は、チップ固定部21の取付面21aに、チップ4とともに固定ボルト5により固定されている。
インサート3は、取付面21aに接触する底面3aと、底面3aと逆側の表面3bと、第1側面3cと、第2側面3dと、第3側面3eと、及び第4側面3fと、を有している。第1側面3cはチップ固定部21の第1固定面21bに接触し、第2側面3dはチップ固定部21の第2固定面21cに接触している。また、第3側面3e及び第4側面3fは、ホルダ2には接触せず、開放された開放面となっている。
インサート3は、複数の排出通路31と、固定用の貫通孔32と、を有している。固定用の貫通孔32は、インサート3の中央部を、表面3bから底面3aに上下方向に貫通している。
複数の排出通路31は、それぞれ複数の縦通路31aと、第1横通路31bと、第2横通路31cと、を有している。縦通路31aは、インサート3の底面3aから表面3bに貫通している。第1横通路31bは、第2側面3d及び第3側面3eから縦通路31aに連通している。第2横通路31cは、第1側面3c及び第4側面3fから縦通路31aに連通している。すなわち、第1横通路31bは開放面である第3側面3eに開口を有し、第2横通路31cは開放面である第4側面3fに開口を有する。
なお、第1横通路31b及び第2横通路31cのうちの両端部の2つは、直線状に延び、4つの縦通路31aに連通している。したがって、すべての縦通路31aと、第1横通路31b及び第2横通路31cと、は連通している。このような構成のインサート3は、3Dプリンタによって容易に形成することができる。
インサート3の底面3aには、図4及び図5に示すように、所定の深さの溜まり部33が形成されている。溜まり部33は、インサート3の周縁部と、貫通孔32の周囲と、を除く領域において、表面側に窪む部分である。すなわち、溜まり部33は、底面3aから所定の深さで形成されている。複数の縦通路31aの先端は、この溜まり部33に開口している。また、溜まり部33は、チップ固定部21の供給孔23に平面視で重なっている。したがって、ホルダ2の供給通路24及び供給孔23からのクーラントは、インサート3の溜まり部33に供給され、その後、縦通路31a、第1横通路31b、及び第2横通路31cに供給される。
チップ4は、矩形状であって所定の厚みを有しており、例えば超硬合金で形成されている。チップ4は、中央部に上下方向に貫通する固定用の貫通孔41を有している。この貫通孔41を貫通する固定ボルト5によって、チップ4はインサート3とともにホルダ2のチップ固定部21に固定され、クランプ6によって保持されている。したがって、チップ4はホルダ2に対して着脱可能である。
チップ4は、逃げ面4aと、すくい面4bと、を有する、逃げ面4aとすくい面4bとの稜線が切れ刃4cとなっている。この切れ刃4cの角部によって、ワークが切削される。
チップ4は、インサート3よりも小さく形成されている。このため、図1及び図3に示すように、インサート3の表面は、チップ4の底面と接触する接触部3gと、チップ4に接触しない突出部3hと、を構成している。突出部3hは、チップ4の表面において、第3側面3e側の端部と、第4側面3f側の端部と、に形成されている。そして、この突出部3hに、一部の縦通路31aの先端が開口している。すなわち、突出部3hには、クーラントが噴射される噴射口が形成されている。
[冷却動作]
この切削工具1を冷却する場合は、ホルダ2の供給通路24に外部からクーラントを供給する。供給通路24に供給されたクーラントは、供給孔23を介してインサート3の溜まり部33に供給される。そして、クーラントは、溜まり部33に開口している縦通路31aを介して、第1横通路31b及び第2横通路31cに供給される。
縦通路31aに供給されたクーラントは、インサート3の表面3bに接触しているチップ4の全体を冷却する。また、縦通路31aのうちのインサート3の突出部3hに開口している縦通路31aからは、チップ4の切れ刃4cに向かってクーラントが噴射され、この噴射されたクーラントによって、切削部が冷却される。
また、第1横通路31bに供給されたクーラントは、第3側面3eの開口から噴射される。さらに、第2横通路31cに供給されたクーラントは、第4側面3fの開口から噴射される。これらの開口から噴射されたクーラントによっても、切削部が冷却される。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)チップ4及びインサート3の形状、材料については、前記実施形態に限定されない。例えば、三角形のチップ及びインサートにおいても、本発明と同様に適用することができる。
(b)インサート3に形成された排出通路の形状、個数については、前記実施形態に限定されない。例えば、インサート3の第1側面3cと第2側面3dから縦通路31aにつながる横通路は形成しなくてもよい。
(c)チップ及びインサートをホルダに固定するための構成は、前記実施形態に限定されない。
(d)前記実施形態では、インサートの底面に溜まり部を設けたが、溜まり部を設けることなく、すべての排出通路が連通するようにしてもよい。
1 切削工具
2 ホルダ
21 チップ固定部
21a 取付面
24 供給通路
3 インサート
3a 底面
3b 表面
3e 第3側面(開放面)
3f 第4側面(開放面)
3g 接触部
3h 突出部
31 排出通路
33 溜まり部
4 スローアウェイチップ

Claims (5)

  1. 取付面を有するチップ固定部が先端部に設けられ、前記取付面に冷却流体を導く供給通路を有するホルダと
    前記チップ固定部の取付面に装着され、前記取付面に接触する底面と、前記底面と逆側の表面と、前記ホルダに接触しない開放面と、を有し、前記供給通路からの冷却流体を前記底面で受けて前記表面及び開放面に導く複数の排出通路を内部に有するインサートと、
    前記インサートの表面に着脱可能に固定されたスローアウェイチップと、
    を備えた切削工具。
  2. 前記複数の排出通路のすべては、前記インサートの内部で連通している、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記インサートは、前記スローアウェイチップの底面と接触する接触部と、前記接触部から外部に突出する突出部と、を有しており、
    前記突出部には前記排出通路からの冷却流体を噴射する噴射口が形成されている、
    請求項1又は2に記載の切削工具。
  4. 前記噴射口は前記スローアウェイチップの切れ刃に向かって冷却流体を噴射する、請求項3に記載の切削工具。
  5. 前記インサートは、前記ホルダの供給通路からの冷却流体を受けて前記複数の排出通路に導く溜まり部を前記底面に有する、請求項1から4のいずれかに記載の切削工具。
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CN113478294A (zh) * 2021-07-19 2021-10-08 张国庆 一种具有散热功能的刀具固定装置

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