JP2022134782A - 乾燥装置及び乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で適切に外装容器の内部空洞及び電極群を乾燥できる乾燥装置及び乾燥方法を提供すること。【解決手段】乾燥装置1は、乾燥炉2、圧力調整機構4、回転機構8、及び温度調整機構9及びコントローラ10を具備する。乾燥炉2は、注液口102が形成される外装容器101を備える電池100を収容する。圧力調整機構4は、乾燥炉2の圧力を調整する。回転機構8は、乾燥炉内に回転可能に設けられ、回転機構8には、電池100の注液口102が外周側を向く状態で電池100が配置される。温度調整機構9は、電池100の温度を維持できる。コントローラ10は、圧力調整機構4の作動を制御することにより、乾燥炉2を圧力が始状態より低い減圧状態にするとともに、温度調整機構9の作動を制御することにより電池100の温度を維持した状態で、回転機構8を回転させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、乾燥装置及び乾燥方法に関する。
電池の製造工程においては、乾燥装置に設けられた乾燥炉内の温度を上昇させるとともに圧力を減圧することにより、注液口が形成された電池の外装容器の内部空洞及び内部空洞に収納される電極群から水分を除去する。前述のような水分の除去、すなわち電極群の乾燥において、乾燥装置が短時間で適切に外装容器の内部空洞及び電極群を乾燥させることが求められている。
特開2002-198096号公報 特表2019-533126号公報 特開2011-192390号公報 特表2014-502025号公報
本発明が解決しようとする課題は、短時間で適切に外装容器の内部空洞及び電極群を乾燥できる乾燥装置及び乾燥方法を提供することである。
実施形態によれば、乾燥装置は、乾燥炉、圧力調整機構、回転機構、及び温度調整機構及びコントローラを具備する。乾燥炉は、注液口が形成される外装容器を備える電池を収容する。圧力調整機構は、乾燥炉の圧力を調整する。回転機構は、乾燥炉内に回転可能に設けられ、回転機構には、電池の注液口が外周側を向く状態で電池が配置される。温度調整機構は、電池の温度を維持できる。コントローラは、圧力調整機構の作動を制御することにより、乾燥炉を圧力が始状態より低い減圧状態にするとともに、温度調整機構の作動を制御することにより電池の温度を維持した状態で、回転機構を回転させる。
図1は、実施形態に係る乾燥装置の一例を示す概略図である。 図2は、実施形態に係る乾燥装置における回転機構を示す概略図である。 図3は、実施形態に係る乾燥装置における回転機構を、図2とは異なる方向から視た状態で示す概略図である。 図4は、実施形態に係る乾燥装置において、乾燥における乾燥炉の圧力の経時的な変化の一例を示すグラフである。 図5は、実施形態に係る乾燥装置において、乾燥炉に電池が配置された状態において、コントローラにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態の変形例に係る乾燥装置における変形機構を示す概略図である。 図7は、実施形態の変形例に係る乾燥装置において、乾燥炉に電池が配置された状態において、コントローラにより実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る乾燥装置1の一例を示す。乾燥装置1は、電池100の外装容器101の内部を乾燥する。電池100の外装容器101には、注液口102が形成される。外装容器101の内部空洞には、正極、負極及びセパレータを備える電極群103(図2参照)が収納される。電池100は、例えばリチウムイオン電池である。
乾燥装置1は、乾燥炉2、圧力調整機構4、回転機構8、温度調整機構9及びコントローラ10を具備する。圧力調整機構4は、加圧機構5、減圧機構6及び圧力開放機構7を備える。加圧機構5は、減圧機構6とは別の構成として、圧力調整機構4に設けられる。乾燥炉2では、鉛直方向(矢印Z1及び矢印Z2で示す方向)、鉛直方向に対して交差する(直交又は略直交する)第1の水平方向(矢印X1及び矢印X2で示す方向)、鉛直方向及び第1の水平方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)第2の水平方向(矢印Y1及び矢印Y2で示す方向)が、規定される。
乾燥炉2では、乾燥対象としての電池100が乾燥される。乾燥炉2には、例えば、電池100が図示しない搬送路を通して搬入される。電池100は、搬送トレイ等の搬送台に載置されて、乾燥炉2に搬入されてもよい。乾燥炉2への電池100の搬入は後述する始状態の状態で行なわれる。乾燥炉2の内部の圧力は、後述する圧力調整機構4により調整される。また、乾燥炉2は、乾燥炉2の外部に対して密閉可能である。乾燥炉2は、圧力に対する耐性を有する形状であることが好ましい。乾燥炉2の形状は、例えば、円筒状又は略円筒状、球殻状又は略球殻状である。なお、乾燥炉2の形状はこれらに限られるものではない。また、乾燥炉2は、乾燥炉2を収容する容器内に配置されてもよい。
圧力調整機構4は、乾燥炉2の内部の圧力を調整する。圧力調整機構4は、乾燥炉2の内部と外部とを接続する。本実施形態では、加圧機構5が乾燥炉2の内部と外部とを接続し、減圧機構6が乾燥炉2の内部と外部とを接続し、圧力開放機構7が乾燥炉2の内部と外部とを接続する。
加圧機構5は、乾燥炉2の内部の圧力を上昇させる。加圧機構5は、乾燥炉2の内部の圧力を上昇可能な構成であれば、その構成は特に限定されない。加圧機構5の構成は、例えば、乾燥対象によって適宜変更できる。図1の一例に示すように、本実施形態の加圧機構5は、昇圧機51、加圧サブタンク52及びバルブ53を備える。加圧機構5には、乾燥炉2を加圧するための気体が加圧機構5の外部から供給される。供給される気体は、例えば、ドライエアである。乾燥炉2と加圧サブタンク52との間、加圧サブタンク52と昇圧機51との間、及び、昇圧機51と外部からの気体の供給元との間には、バルブ53が設けられる。加圧機構5により、乾燥炉2の内部の圧力を上昇させる加圧ラインが形成される。昇圧機51を駆動させるとともにバルブ53を開放することで乾燥炉2の内部を加圧することにより、乾燥炉2の内部の圧力が乾燥炉2の外部より高い状態(加圧状態)となる。乾燥炉2の外部の圧力が大気圧と一致又は略一致する場合、乾燥炉2は大気圧より高い状態となる。
減圧機構6は、乾燥炉2の内部の圧力を減少させる。減圧機構6は、乾燥炉2の内部の圧力を減少可能な構成であれば、その構成は特に限定されない。減圧機構6の構成は、例えば、乾燥対象によって適宜変更できる。図1の一例に示すように、本実施形態の減圧機構6は、減圧ポンプ61及びバルブ62を備える。減圧機構6では、減圧ポンプ61がバルブ62を間に介して乾燥炉2に接続される。減圧ポンプ61は、バルブ(排気バルブ)62に接続される。減圧機構6により、乾燥炉2の内部の圧力を減少させる減圧ラインが形成される。減圧ポンプ61を駆動させるとともにバルブ62を開放することで乾燥炉2の内部を減圧することにより、乾燥炉2の内部の圧力が乾燥炉2の外部より低い状態(減圧状態)となる。乾燥炉2の外部の圧力が大気圧と一致又は略一致する場合、乾燥炉2は大気圧より低い状態となる。
圧力開放機構7は、乾燥炉2の内部の圧力を開放することで、乾燥炉2の内部の圧力を乾燥炉2の外部の圧力と同一又は略同一にする。圧力開放機構7は、乾燥炉2の内部の圧力を乾燥炉2の外部と同一又は略同一にすることができる構成であれば、その構成は特に限定されない。圧力開放機構7の構成は、例えば、乾燥対象によって適宜変更できる。図1の一例に示すように、本実施形態の圧力開放機構7は、リークバルブ71を備える。リークバルブ71は、乾燥炉2と接続される。リークバルブ71の開放により、乾燥炉2の内部と外部とが連通するため、乾燥炉2の内部の圧力が外部と同一又は略同一となる。乾燥炉2の外部の圧力は、例えば、大気圧と一致又は略一致する。この場合、リークバルブ71の開放(大気開放)により、乾燥炉2の内部の圧力が大気圧と一致又は略一致する状態(大気圧状態)となる。
図2及び図3は、回転機構8を示す概略図である。図2及び図3では、乾燥対象としての電池100は、乾燥炉2の内部に設けられる回転機構8への搬入が完了した状態である。図2及び図3においても、図1と同様に鉛直方向、第1の水平方向及び第2の水平方向が規定される。回転機構8には、乾燥対象としての電池100が配置(設置)される。回転機構8は、乾燥対象として電池100に遠心力を加えることにより乾燥可能な構成であれば、その構成は特に限定されない。回転機構8の構成は、例えば、乾燥対象によって適宜変更できる。
図2及び図3の一例に示すように、回転機構8は、軸部81及び板部82,83を備える。軸部81は、鉛直方向に沿って延設される。板部82及び板部83は、鉛直方向について、互いに対して離れた状態で配置される。板部82及び板部83の間には、隙間が形成される。この隙間に、乾燥対象としての電池100が配置される。板部82及び板部83は、例えば、円盤状又は略円盤状に形成される。ある一例では、板部82の上に複数の電池100が載せられ、複数の電池100の外装容器101の上に板部83が載せられる。これにより、電池100は、板部82の上に保持される。板部82及び板部83の厚さは、乾燥対象としての電池100を適切に保持できれば特に制限されない。板部82及び板部83の第1の水平方向の大きさ及び第2の水平方向の大きさは、配置する電池100の大きさ、形状、数量等に応じて適宜変更できる。
回転機構8において、板部82及び板部83は、軸部81の中心軸Cを回転中心として回転可能である。回転機構8では、電動モータ等の駆動部材(図示しない)を駆動することにより、例えば、矢印R1の方向へ板部82及び板部83が回転する。図3に示すように、複数の電池100は、板部82及び板部83の間に、電池100の注液口102が回転機構8の外周側を向く状態で配置される。図3の一例では、8つの電池100が板部82の上に、注液口102を回転機構8の外周側を向く状態で配置される。なお、図3において、板部82及び板部83は1つずつ設けられているが、これに限定されるものではない。すなわち、鉛直方向について互いに対してずれた位置に、板部82及び板部83の組が回転機構8に複数配置されていてもよい。この場合、板部82及び板部83の複数の組は、軸部81の中心軸Cを回転中心として回転可能である。そのため、板部82及び板部83の複数の組は、回転機構8において、互いに対して同心又は略同心に配置される。
回転機構8は、所定の回転速度で回転することにより、電池100に対して遠心力を加える。回転機構8の回転速度は、乾燥対象に応じて適宜調整できる。ある一例では、回転機構8の回転速度は10~1000回転/分程度である。前述のように回転機構8では、電池100の注液口102が回転機構8の外周側を向く状態で配置される。そのため、回転機構8が電池100に遠心力を加えることにより、注液口102から電池100の内部空洞に存在する液体(水分)及びその液体が気化した気体の少なくとも一方が排出される。
図1に示すように、回転機構8に配置される電池100の注液口102は、三方弁84に接続される。三方弁84は、加圧機構5及び減圧機構6に接続される。本実施形態では、昇圧機51を駆動させるとともにバルブ53及び三方弁84を開放することで電池100の内部空洞を加圧することにより、電池100の内部空洞の圧力が乾燥炉2の内部の圧力より高い状態にできる。乾燥炉2の内部の圧力が大気圧と一致又は略一致する場合、電池100の内部空洞は大気圧より高い状態となる。また、減圧ポンプ61を駆動させるとともにバルブ62及び三方弁84を開放することで電池100の内部空洞を減圧することにより、電池100の内部空洞の圧力が乾燥炉2の内部の圧力より低い状態にできる。乾燥炉2の内部の圧力が大気圧と一致又は略一致する場合、電池100の内部空洞は大気圧より低い状態となる。
加圧機構5による電池100の内部空洞の加圧及び減圧機構6による電池100の内部空洞の減圧は、電池100の外装容器101が塑性変形し始める基準となる閾値以下で行われることが好ましい。すなわち、電池100の外装容器101が弾性変形する範囲で、圧力調整機構4が電池100の内部空洞を加圧又は減圧する。外装容器101の塑性変形し始める基準となる閾値は、測定により算出してもよく、シミュレーションの実行により決定してもよく、解析的な計算により決定してもよい。
本実施形態では、圧力調整機構4による外装容器101の塑性変形し始める基準となる閾値は、例えば、次のようにして設定する。まず、外装容器101の初期寸法を測定する。次に、加圧機構5を作動させ、0MPa以上0.3MPa以下の圧力において、外装容器101の内部空洞を10秒間継続して加圧する。加圧終了後、外装容器101の変形後寸法を測定する。次に、外装容器101の内部空洞を20秒間継続して加圧すること以外は同様にして、外装容器101の初期寸法及び変形後寸法を測定する。次に、外装容器101の内部空洞を30秒間継続して加圧すること以外は同様にして、外装容器101の初期寸法及び変形後寸法を測定する。これらの初期寸法及び変形後寸法から、外装容器101の塑性変形し始める基準となる閾値の閾値を設定する。ある一例では、~を算出することにより閾値を設定する。
温度調整機構9は、乾燥炉2の温度を調整する。温度調整機構9は、乾燥炉2の内部の温度を調整可能な構成であれば、その構成は特に限定されない。温度調整機構9の構成は、例えば、乾燥対象によって適宜変更できる。温度調整機構9は、例えば、ヒータである。本実施形態では、温度調整機構9は、乾燥炉2の温度を、電池100の内部空洞から内部空洞に含まれる水分の除去が促進される温度に調整する。ある一例では、温度調整機構9は、乾燥炉2の温度を95℃程度に調整する。温度調整機構9により乾燥炉2の温度が調整されることにより、乾燥炉2の内部に配置された電池100の温度も乾燥炉2の温度と同程度となる。
コントローラ10は、例えばコンピュータ等である。コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を含むプロセッサ又は集積回路(制御回路)及びメモリ等の記憶媒体を備える。コントローラ10は、集積回路等を1つ備えてもよく、集積回路等を複数備えてもよい。コントローラ10は、記憶媒体等に記憶されるプログラム等を実行することにより、処理する。コントローラ10は、圧力調整機構4(加圧機構5、減圧機構6及び圧力開放機構7)による加圧、減圧及び圧力開放、回転機構8の作動、温度調整機構9の作動等を制御する。
乾燥装置1では、ユーザーインターフェースが設けられてもよい。ユーザーインターフェースは、操作部材を備える。操作部材では、乾燥装置1の操作に関する指令が、作業者等によって入力される。操作部材としては、ボタン、ダイヤル及びタッチパネル等が挙げられる。ユーザーインターフェースは、作業者等に情報を告知する告知部を備えていてもよい。告知部は、画面表示、音の発信及びライトの点灯等によって、告知する。告知部では、例えば、作業者によって認識されることが必要な情報、及び、作業者への警告情報等が告知される。
図4は、乾燥における乾燥炉2の圧力の経時的な変化(圧力プロファイル)の一例を示す概略図である。図4では、横軸は圧力調整機構4による乾燥炉2の圧力調整の開始からの経過時間を示し、縦軸は乾燥炉2の圧力を示す。線αは、乾燥炉2の圧力の経時的な変化、すなわち圧力プロファイルを示す。
図4の一例では、圧力p0,p1,p2が規定される。圧力p0は、圧力調整機構4により乾燥炉2の圧力が調整され始める状態(始状態)の乾燥炉2の圧力である。始状態の圧力である圧力p0は、例えば、電池100が図示しない搬送路を通して(又は搬送トレイ等の搬送台に載置されて)搬入されて乾燥炉2に収容される時点の圧力、すなわち大気圧である。圧力p1は、圧力調整機構4により調整される際の乾燥炉2の圧力の下限圧力である。下限圧力は、例えば、圧力p0を基準として、-98kPa以上-10kPa以下であることが好ましい。圧力p0が大気圧の場合、下限圧力は、ゲージ圧力において-98kPa以上-10kPa以下であることが好ましい。圧力p2は、圧力調整機構4により調整される際の乾燥炉2の圧力の上限圧力である。上限圧力は、例えば、0.2MPa以上4.0MPa以下であることが好ましい。なお、上限圧力は、乾燥炉2の設計圧力以下である。また、乾燥炉2の圧力が圧力p0より高い状態を加圧状態と規定し、乾燥炉2の圧力が圧力p0より低い状態を減圧状態と規定する。
図4の一例に示す圧力プロファイルでは、時間t0より前に、電池100が乾燥炉2の内部に搬入され、電池100が所定の位置に配置された回転機構8が回転し始めるとともに、温度調整機構9が乾燥炉2の温度調整を開始する。すなわち、時間t0以降においては、電池100が回転機構8により回転され続けているとともに、温度調整機構9により乾燥炉2の温度が所定の温度に調整されている。
時間t0において、圧力調整機構4は、乾燥炉2の圧力を調整し始める。乾燥炉2の圧力は、時間t0から時間t1までの間において、圧力調整機構4(減圧機構6)により圧力p1まで減圧される。時間t0から時間t1までの間において、例えば、乾燥炉2の圧力が単調減少する。時間t1において乾燥炉2の圧力がp1になると、乾燥炉2の圧力は、時間t1から時間t2までの間において、圧力調整機構4(圧力開放機構7)により圧力p0まで開放される。時間t1から時間t2までの間において、例えば、乾燥炉2の圧力が単調増加する。このように、図4に示す圧力プロファイルでは、時間t0から時間t2までの間において、乾燥炉2が減圧状態に維持される。
乾燥炉2が減圧状態に維持されている状態において、電池100の内部空洞の圧力は、圧力調整機構4により変動される。すなわち、電池100の内部空洞の圧力が、乾燥炉2の圧力とは異なる圧力に調整される。ある一例では、加圧機構5と接続された三方弁84を開放するとともに加圧機構5により電池100の内部空洞を加圧することで、電池100の内部空洞の圧力が上昇する。別のある一例では、減圧機構6と接続された三方弁84を開放するとともに減圧機構6により電池100の内部空洞を減圧することで、電池100の内部空洞の圧力が減少する。これにより、電池100の内部空洞内の空気が乾燥炉2の空気と交換される。
時間t2において乾燥炉2の圧力が圧力p0に達した後、乾燥炉2の圧力は、時間t2から時間t3までの間において、圧力調整機構4(加圧機構5)により圧力p2まで加圧される。時間t2から時間t3までの間において、例えば、乾燥炉2の圧力が単調増加する。時間t2から時間t3までの間においても、時間t1から時間t2までの間と同様に、電池100の内部空洞が乾燥される。時間t2から時間t3までの間では、時間t1から時間t2までの間と比較して、乾燥炉2の内部の圧力が高い。
時間t3において乾燥炉2の圧力がp2になると、圧力調整機構4は、乾燥炉2の圧力を減少させ始める。乾燥炉2の内部の圧力は、時間t3から時間t4まで間において、圧力調整機構4(圧力開放機構7)により圧力p0まで減圧される。時間t3から時間t4までの間において、例えば、乾燥炉2の内部の圧力が単調減少する。時間t4において、乾燥炉2の内部の圧力がp0となる。このように、図4に示す圧力プロファイルでは、時間t2から時間t4までの間において、乾燥炉2が加圧状態に維持される。乾燥炉2が加圧状態に維持されている状態においても、前述した減圧状態に維持されている状態と同様に、電池100の内部空洞の圧力は、圧力調整機構4により変動される。これにより、電池100の内部空洞内の空気が乾燥炉2の空気と交換される。
以上のようにして、図4に示す圧力プロファイルでは、圧力調整機構4(加圧機構5、減圧機構6及び圧力開放機構7)、回転機構8及び温度調整機構9を用いて、乾燥炉2が減圧状態にされた後に、始状態の圧力p0を超えて加圧状態にされ、始状態に戻される。さらに、圧力調整機構4が、減圧状態及び加圧状態のいずれの状態においても、電池100の内部空洞の圧力を変動させる。これにより、例えば乾燥炉2の内部に配置された電池100から水分を十分に蒸発させることにより、電池100を乾燥する。
このように、乾燥装置1による圧力プロファイルでは、乾燥炉2の圧力が始状態の圧力p0から減圧され、圧力開放により再び始状態の圧力p0に戻る。その後、乾燥炉2の圧力が始状態の圧力p0から加圧され、圧力開放により再び始状態の圧力p0に戻る。言い換えると、圧力プロファイルは、始状態の圧力から減圧状態を経由して始状態の圧力に遷移する減圧状態遷移と、始状態の圧力から加圧状態を経由して始状態の圧力に遷移する加圧状態遷移と、を備える。なお、圧力プロファイルには、1つ又は複数の減圧状態遷移と、1つ又は複数の加圧状態遷移と、が存在してもよい。
ある一例では、コントローラ10が、減圧状態における経過時間及び加圧状態における経過時間に基づいて、圧力調整機構4(加圧機構5、減圧機構6及び圧力開放機構7)を制御してもよい。この場合、乾燥炉2の内部の圧力が減圧状態である時間及び/又は加圧状態である時間は、あらかじめ設定された所定の時間である。コントローラ10は、乾燥炉2が減圧状態となる圧力を所定の時間維持する。また、コントローラ10は、乾燥炉2が加圧状態となる圧力を所定の時間維持する。減圧状態及び加圧状態のいずれにおいても、所定の時間が経過した後、コントローラ10は、乾燥炉2の圧力を適宜変化させる。
図5は、乾燥対象としての電池100が乾燥炉2に搬送された状態において、コントローラ10によって実行される処理を示す。図5は、図4に示す圧力プロファイルにおいてコントローラ10によって実行される処理の一例である。図5の処理は、乾燥装置1において乾燥動作が実行されるたびに、コントローラ10によって実行される。したがって、図5の処理は、乾燥装置1の1回の乾燥において実行される処理の一例を示す。
図5に示す処理の場合、すなわち図4に示す圧力プロファイルに対応する処理の場合、乾燥装置1では、コントローラ10は、回転機構8を駆動する駆動部を制御し、回転機構8を所定の回転速度で回転させる(S101)。また、コントローラ10は、温度調整機構9を制御し、乾燥炉2の温度を所定の温度に調整する(S101)。コントローラ10は、圧力調整機構4(減圧機構6)を制御し、乾燥炉2を減圧状態に遷移させる(S102)。コントローラ10は、圧力調整機構4(加圧機構5及び減圧機構6)及び三方弁84を制御し、電池100の内部空洞の圧力を変動させる(S103)。コントローラ10は、圧力調整機構4(圧力開放機構7)を制御し、乾燥炉2を始状態に遷移させる(S104)。
前述したように、図4に示す圧力プロファイルでは、始状態への遷移に続いて乾燥炉2が加圧状態に遷移する。そのため、コントローラ10は、圧力調整機構4(加圧機構5)を制御し、乾燥炉2を加圧状態に遷移させる(S105)。コントローラ10は、圧力調整機構4(加圧機構5及び減圧機構6)及び三方弁84を制御し、電池100の内部空洞の圧力を変動させる(S106)。コントローラ10は、圧力調整機構4(圧力開放機構7)を制御し、乾燥炉2を始状態に遷移させる(S107)。
コントローラ10は、S107の処理の後、乾燥装置1が停止条件を満足するか否かを判定する(S108)。乾燥装置1が終了条件を満足していない場合(S108-No)、コントローラ10はS102以降の処理を順次行う。乾燥装置1が終了条件を満足する場合(S108-Yes)、コントローラ10は、回転機構8を駆動する駆動部を制御し、回転機構8の回転を停止させる(S109)。また、コントローラ10は、温度調整機構9を制御し、乾燥炉2の温度調整を終了させる(S109)。これにより、乾燥装置1による電池100の乾燥が完了する。なお、図4に示す圧力プロファイルは、S101から処理が進行し、S108の処理において、コントローラ10が終了条件を満足すると判定した場合の圧力プロファイルに相当する。ある一例では、終了条件は、加圧状態を所定の時間継続することである。
前述のように本実施形態では、乾燥装置1は、乾燥炉2、圧力調整機構4、回転機構8、及び温度調整機構9及びコントローラ10を具備する。乾燥炉2は、注液口102が形成される外装容器101及び外装容器101の内部空洞に収納される電極群103を備える電池100を収容する。圧力調整機構4は、乾燥炉2の圧力を調整する。回転機構8は、乾燥炉2内に回転可能に設けられ、回転機構8には、電池100の注液口102が外周側を向く状態で電池100が配置される。温度調整機構9は、電池100の温度を維持できる。コントローラ10は、圧力調整機構4の作動を制御することにより、乾燥炉2を圧力が始状態より低い減圧状態にするとともに、温度調整機構9の作動を制御することにより電池100の温度を維持した状態で、回転機構8を回転させることにより電池100に遠心力を与える。これにより、前述のようにして、電池100の外装容器101の内部空洞が適切に乾燥される。そのため、本実施形態の乾燥装置1では、短時間で適切に外装容器101の内部空洞及び内部空洞に配置される電極群103を乾燥できる。
本実施形態では、コントローラ10は、圧力調整機構4の作動を制御することにより、乾燥炉2を減圧状態にした後に圧力が始状態より高い加圧状態にすることが好ましい。これにより、前述のようにして乾燥炉2の内部の圧力が変動するとともに、乾燥炉2の内部に配置された電池100の内部空洞における圧力が変動する。そのため、内部空洞に配置される電極群103を構成する正極、負極及びセパレータの間が広げられることにより、電極群103の乾燥が促進される。よって、乾燥装置1では高い乾燥効率を実現できるため、短時間で適切に乾燥対象である外装容器101の内部空洞及び内部空洞に配置される電極群103を乾燥できる。
本実施形態では、圧力調整機構4は、外装容器の内部の圧力を調整することが好ましい。また、コントローラ10は、圧力調整機構4の作動を制御することにより、外装容器101の内部の圧力を乾燥炉2の圧力とは異なる圧力に調整することが好ましい。これにより、前述のようにして、乾燥炉2の内部の圧力と外装容器101の内部の圧力との間に、差圧が発生する。そのため、外装容器101の内部空洞と乾燥炉2の内部との間における気体の交換が促進される。よって、乾燥装置1では高い乾燥効率を実現できるため、短時間で適切に乾燥対象である外装容器101の内部空洞及び内部空洞に配置される電極群103を乾燥できる。
(変形例)
図6は、電池100の外装容器101を変形させる変形機構11の一例を示す概略図である。本変形例では、三方弁84を介して電池100の内部空洞の圧力を変動させる代わりに、または三方弁84を介して電池100の内部空洞の圧力を変動させることに加えて、変形機構11により電池100の内部空洞の大きさを変動させる。変形機構11の作動等は、コントローラ10により制御される。変形機構11は電池100の外装容器101に取り付けられ、電池100の外装容器101に外力を加えるパッド12,13を備える。パッド12,13は、外装容器を間に挟む状態で外側から外装容器に取り付けられる。外装容器101は、パッド12,13により変形されることにより、電池100の内部空洞の大きさが変化する。外装容器101の内部空洞に向かう力、すなわち外装容器101を内側に押す力がパッド12,13から外装容器101に加えられることにより、電池100の内部空洞の大きさが小さくなる。外装容器101を外側に引く力が外装容器101に加えられることにより、電池100の内部空洞の大きさが大きくなる。
変形機構11は、外装容器101と同一又は略同一の熱伝導率を有する材料から形成されることが好ましい。ある一例では、変形機構11を形成する材料の熱伝導率は、16.0W/m・K以上である。このような熱伝導率を有する材料から変形機構11を形成することにより、変形機構11が外装容器101に取り付けられることで外装容器101の温度が低下することを抑制できる。
本変形例では、パッド12,13は、例えば、吸着パッドである。パッド12,13は、圧力調整機構4(加圧機構5、減圧機構6及び圧力開放機構7)に接続される。加圧機構5によってパッド12,13に作用する圧力が大きくなることにより、外装容器101を内側に押す力が加えられるため、電池100の内部空洞の大きさが小さくなる。減圧機構6によってパッド12,13に作用する圧力が小さくなることにより、外装容器101を外側に引く力が加えられるため、電池100の内部空洞の大きさが大きくなる。なお、パッド12,13は、図示しない駆動部により駆動されることにより、外装容器101を変形してもよい。
変形機構11が外装容器101に加える力の大きさは、外装容器101が塑性変形し始める基準となる閾値以下である。すなわち、外装容器101が弾性変形する範囲内で外装容器101を変形する力が、変形機構11により外装容器101に加えられることが好ましい。外装容器101の塑性変形し始める基準となる閾値は、外装容器101の材質等に対応して適宜設定できる。外装容器101の塑性変形し始める基準となる閾値は、測定により算出してもよく、シミュレーションの実行により決定してもよく、解析的な計算により決定してもよい。
本変形例では、パッド12,13による外装容器101の塑性変形し始める基準となる閾値は、例えば、次のようにして設定する。まず、外装容器101の初期寸法を測定する。次に、パッド12,13を外装容器101に取り付ける。減圧機構6を作動させ、パッド12,13に作用する圧力を0MPa以上0.3MPa以下にして、外装容器101を10秒間継続して外側に引っ張る。パッド12,13を外装容器101から取り外した後、外装容器101の変形後寸法を測定する。次に、外装容器101を20秒間継続して外側に引っ張ること以外は同様にして、外装容器101の初期寸法及び変形後寸法を測定する。次に、外装容器101を30秒間継続して外側に引っ張ること以外は同様にして、外装容器101の初期寸法及び変形後寸法を測定する。これらの初期寸法及び変形後寸法から、外装容器101が塑性変形し始める基準となる閾値を設定する。ある一例では、~を算出することにより閾値を設定する。
図7は、変形例において、コントローラ10によって実行される処理を示す。図7に示す処理の場合、S201,S202,S204,S205,S207~S209の処理は、図5に示すS101,S102,S104,S105,S107~S109の処理と同様である。すなわち、図7に示す処理では、S203及びS206の処理が図5に示す処理と異なる。
図7に示す処理において、コントローラ10は、S202の処理が完了した後、変形機構11を制御し、前述のようにして外装容器101を塑性変形しない範囲で変形させる(S203)。コントローラ10は、S204,S205の処理を順次行う。コントローラ10は、S205の処理が完了した後、変形機構11を制御し、前述のようにして外装容器101を塑性変形しない範囲で変形させる(S206)。コントローラ10は、S207以降の処理を前述のように行う。これにより、乾燥装置1による電池100の乾燥が完了する。
本変形例では、乾燥装置1は、変形機構11を具備することが好ましい。変形機構11は、外装容器101に取り付けられ、特に、外装容器101を間に挟む状態で外側から外装容器101に取り付けられるパッドを備えることが好ましい。コントローラ10は、変形機構11の作動を制御することにより、外装容器101が塑性変形し始める基準となる閾値以下で変形させることが好ましい。これにより、外装容器101が塑性変形しない範囲で変形される。そのため、外装容器101の内部空洞の大きさが変動する。したがって、外装容器101の内部空洞と乾燥炉2の内部との間における気体の交換が促進される。よって、乾燥装置1では高い乾燥効率を実現できるため、短時間で適切に乾燥対象である外装容器101の内部空洞及び内部空洞に配置される電極群103を乾燥できる。また、本変形例においても、乾燥装置1は、前述の実施形態と同様の構成を具備するため、前述の実施形態と同様の効果を奏する。
また、ある一例では、外装容器101に形成される注液口102から、乾燥炉2の内部に存在する気体を、外装容器101の内部空洞に注入してもよく、外装容器101の内部空洞から気体を乾燥炉2の内部に排出してもよい。例えば、注液口102から、外装容器101の内部空洞に強制的にドライエアを注入することにより、外装容器101の内部空洞の大きさを大きくする。一方、注液口102から、外装容器101の内部空洞に存在する気体を強制的に排出することにより、外装容器101の内部空洞の大きさを小さくする。これにより、外装容器101の内部空洞の大きさを変動させることができるとともに、外装容器101の内部空洞の気体を注入したドライエアと交換することができる。よって、短時間で適切に乾燥対象である外装容器101の内部空洞及び内部空洞に配置される電極群103を乾燥できる。
これらの少なくとも一つの実施形態の乾燥装置は、乾燥炉、圧力調整機構、回転機構、及び温度調整機構及びコントローラを具備する。回転機構は、乾燥炉内に回転可能に設けられ、回転機構には、電池の注液口が外周側を向く状態で電池が配置される。コントローラは、圧力調整機構の作動を制御することにより、乾燥炉を圧力が始状態より低い減圧状態にするとともに、温度調整機構の作動を制御することにより電池の温度を維持した状態で、回転機構を回転させる。これにより、短時間で適切に外装容器の内部空洞及び電極群を乾燥できる乾燥装置及び乾燥方法が提供される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…乾燥装置、2…乾燥炉、4…圧力調整機構、5…加圧機構、6…減圧機構、7…圧力開放機構、8…回転機構、9…温度調整機構、10…コントローラ、11…変形機構、12,13…パッド、100…電池、101…外装容器、102…注液口、電極群…103。

Claims (5)

  1. 注液口が形成される外装容器を備える電池を収容する乾燥炉と、
    前記電池の温度を維持できる温度調整機構と、
    前記乾燥炉の圧力を調整する圧力調整機構と、
    前記乾燥炉内に回転可能に設けられ、前記電池の前記注液口が外周側を向く状態で前記電池が配置される回転機構と、
    前記圧力調整機構の作動を制御することにより、前記乾燥炉を圧力が始状態より低い減圧状態にするとともに、前記温度調整機構の作動を制御することにより前記電池の温度を維持した状態で、前記回転機構を回転させるコントローラと、
    を具備する、乾燥装置。
  2. 前記コントローラは、前記圧力調整機構の作動を制御することにより、前記乾燥炉を前記減圧状態にした後に圧力が前記始状態より高い加圧状態にする、
    請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記圧力調整機構は、前記外装容器の内部の圧力を調整し、
    前記コントローラは、前記圧力調整機構の作動を制御することにより、前記外装容器の内部の圧力を前記乾燥炉の圧力とは異なる圧力に調整する、
    請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  4. 前記外装容器に取り付けられる変形機構を具備し、
    前記コントローラは、前記変形機構の作動を制御することにより、前記外装容器を変形させる、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  5. 注液口が形成される外装容器を備える電池を乾燥炉に収容することと、
    前記乾燥炉内において、前記電池の前記注液口が外周側を向く状態で配置することと、
    前記電池の温度を維持するとともに、前記乾燥炉の圧力を始状態より低い減圧状態に調整した状態で、前記注液口が前記外周側を向く前記電池を回転させることと、
    を含む、乾燥方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117329825A (zh) * 2023-11-06 2024-01-02 广东锦业华科技有限公司 一种锂电池电芯烘烤装置及其工艺

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