JP3404023B2 - ウエハ熱処理装置及びウエハ熱処理方法 - Google Patents
ウエハ熱処理装置及びウエハ熱処理方法Info
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Description
置及びウエハ熱処理方法に関し、特に、ウエハ上に酸化
膜を形成したり又はアニール処理を施す枚葉式ランプ加
熱方式のウエハ熱処理装置及びウエハ熱処理方法に関す
るものである。
の枚葉式ウエハ熱処理装置を示す概略図である。図3に
おいて、1はウエハ、2はウエハ1を高温処理するため
の処理室、2aは処理室2内に気体を注入するための注
入口、2bは処理室2外に気体を排出するための排出
口、2cは処理室2内の雰囲気を外部と隔絶する壁材、
4はランプヒータ5からのランプ光を反射する反射板、
5はランプヒータを示す。
ハ熱処理装置においては、以下のような工程にてウエハ
1の高温処理が行われることになる。すなわち、まず、
図示せぬ搬送ロボットによって、ウエハ1は、壁材2の
一部に設けられた図示せぬ搬出入口から処理室2内に搬
送される。次に、搬出入口に設けられた図示せぬシャッ
タを閉じて、処理室2内を密閉状態にする。そして、注
入口2aから処理室2内に窒素等の不活性ガス又は酸素
等の酸化性ガスを注入するとともに、排出口2bから処
理室2内の空気を外部に排出することで、ガス置換を行
う。
て、そこから直接照射されるランプ光と、そのランプ光
が反射板4で反射した後の反射光とを、石英等からなる
壁材2cに透過させる。そして、壁材2cを透過した透
過光のエネルギにより、ウエハ1は加熱されることにな
る。その後、この状態を一定時間保持する。このような
加熱と保温とによる高温処理を一定時間行うことによ
り、ウエハ内の不純物拡散をしたり、ウエハ表面の成膜
を制御することになる。
後、ランプヒータ5への電力供給を停止して、ウエハ1
を冷却する。すなわち、ウエハ1からの熱は、その周囲
の雰囲気を通して、処理室2の外部へ散逸し、それにと
もないウエハ1の温度も低下する。そして、その温度が
数100℃に達したところで、ウエハ1は、搬送ロボッ
トにより搬出入口から処理室2外へ搬送される。
細化にともない、その接合深さに対する要求が益々厳し
くなっている。この接合深さに対する要求を満足するた
めには、まず、低エネルギ注入による浅い領域への不純
物の添加が必要となる。さらには、不純物を活性化する
際の熱履歴を最小として不純物拡散を制御することが必
要となる。したがって、ウエハ熱処理装置による高温処
理工程開始から冷却工程終了までに要する時間を短縮す
ることは、ウエハの品質上極めて重要な課題となってい
る。さらには、近年の半導体素子の高需要化という観点
からも、ウエハ熱処理装置による高温処理工程開始から
冷却工程終了までに要する時間を短縮することは、ウエ
ハの生産性向上につながり、極めて重要な課題となって
いる。
した高温処理工程開始から冷却工程終了までに要する時
間を短縮することは、種々の制約があった。すなわち、
高温処理工程に要する時間について言えば、個々のラン
プヒータへの供給電力を大きくしたり、ランプヒータの
個数を増やすことにより、処理室へ供給される単位時間
当たりのエネルギは増加するので、理論上、その時間は
短縮されることになる。しかし、ランプヒータへの供給
電力の増大は、ランニングコストの面から、低生産性を
まねくため、これ以上の電力を消費することは妥当では
ない。
ば、高温状態となっている処理室内の熱を積極的に外部
に放出することが可能であれば良いが、ウエハの周囲の
雰囲気、処理室の壁材、及びランプハウジングが一定の
温度に達しているため、熱放出の効率が悪い。
るためになされたもので、比較的簡易な設備で、ランプ
ヒータへの供給電力を大きくすることなく、短時間で所
望のウエハの熱処理を可能とするウエハ熱処理装置及び
ウエハ熱処理方法を提供することを目的とする。
の発明にかかるウエハ熱処理装置は、周囲を壁材に囲ま
れた閉空間内の所定位置に搬送されたウエハを、高温処
理した後に冷却するウエハ熱処理装置であって、前記壁
材に、気体が密閉された中空部を設け、該中空部に、該
中空部の内圧を調整する圧力調整部を連結したものであ
る。
熱処理装置は、上記請求項1に記載の発明において、前
記圧力調整部を、前記ウエハの高温処理前に前記中空部
の内圧を所定圧力まで減圧可能に形成したものである。
熱処理装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明
において、前記圧力調整部を、前記ウエハの高温処理後
に前記中空部の内圧を短時間に所定圧力まで加圧可能に
形成したものである。
熱処理装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
載の発明において、前記中空部内の気体を、ヘリウム又
は窒素としたものである。
かるウエハ熱処理方法は、中空部を有する壁材によって
周囲を囲まれた閉空間内の所定位置に搬送されたウエハ
を高温処理する工程と、該高温処理工程後に、前記閉空
間内にて前記ウエハを所定温度まで冷却する工程と、前
記壁材に設けられた前記中空部の内圧を調整する工程と
を備えたものである。
熱処理方法は、上記請求項5に記載の発明において、前
記圧力調整工程に、前記高温処理工程前に前記中空部の
内圧を所定圧力まで減圧する工程を備えたものである。
熱処理方法は、上記請求項5又は請求項6に記載の発明
において、前記圧力調整工程に、前記高温処理工程後に
短時間に前記中空部の内圧を所定圧力まで加圧する工程
を備えたものである。
熱処理装置は、上記請求項5〜請求項7のいずれかに記
載の発明において、前記中空部内の気体を、ヘリウム又
は窒素としたものである。
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、こ
の発明の実施の形態を示すウエハ熱処理装置の概略図で
ある。図1において、1はウエハ、2は周囲を壁材2c
で囲まれた閉空間としての処理室、2aは注入口、2b
は排出口、2cは壁材、3は壁材2cに設けられた中空
部、4は反射板、5はランプヒータ、6、7はバルブ、
8は圧力調整部としての真空ポンプ、9は圧力調整部と
してのガス供給部、10は管を示す。
きるように形成されている。また、真空ポンプ8は、管
10によって壁材2cの中空部3と連結されている。そ
して、バルブ7を開くことにより、中空部3の気体を外
部へ排出し、中空部3の内圧を減圧することができる。
また、ガス供給部9も、管10によって中空部3と連結
されている。そして、バルブ6を瞬時に開放することに
より、ガス供給部9内にある気体を、中空部3内に短時
間に送り、中空部3の内圧を加圧することができる。
理装置においては、以下のような工程にてウエハ1の高
温処理が行われることになる。すなわち、まず、図示せ
ぬ搬送ロボットによって、ウエハ1は、壁材2の一部に
設けられた図示せぬ搬出入口から処理室2内に搬送され
る。次に、搬出入口に設けられた図示せぬシャッタを閉
じて、処理室2内を密閉状態にする。そして、注入口2
aから処理室2内に窒素等の不活性ガスを注入するとと
もに、排出口2bから処理室2内の空気を外部に排出す
ることで、ガス置換を行う。
上述したバルブ7を開くことにより、壁材2cに設けら
れた中空部3の内圧を、真空ポンプ8にて減圧する。こ
のときの、減圧後の中空部3内の圧力は、真空に近い状
態が好ましい。また、この中空部3の減圧工程は、後述
するように、処理室2内をガス置換するのと同等の時間
をかけて行われる。これにより、中空部3内において、
温度低下が生じないようにしている。すなわち、閉空間
における気体の圧力を急激に低下させると、その気体の
温度も低下する。その場合、壁材2cへの熱伝導により
処理室2の温度も同時に低下してしまうことになるの
で、ウエハ1の高温処理に影響しないように、ゆっくり
と減圧することとしたものである。
て、そこから直接照射されるランプ光と、そのランプ光
が反射板4で反射した後の反射光とを、壁材2cに透過
させる。そして、壁材2cを透過した透過光のエネルギ
により、ウエハ1は加熱されることになる。ここで、中
空部3内は、上述したように、真空ポンプ8により減圧
状態に維持されているので、壁材2cの熱伝導率は低く
なる。したがって、熱が外部に放出しにくい状態、すな
わち、断熱壁材に囲まれて保温性が高い状態となる。こ
れにより、後述するように、ランプヒータ5の消費電力
が小さくても、ウエハ1を高温に維持することができ
る。なお、処理室2内で受けるランプ光による熱はいわ
ゆる放射熱であるので、中空部3の内圧変化に対する処
理室2の受熱量については、ほとんど変化がない。
後、ランプヒータ5への電力供給を停止する。その際、
上述したバルブ6を瞬時に開放して、ガス供給部9内の
気体を中空部3内に送る。これにより、中空部3に送ら
れる気体は、急激に膨張することになり、いわゆる断熱
膨張の効果により、気体自体の温度は低下する。そし
て、低温化した中空部3に向けて、高温状態にあるラン
プハウジング部及びウエハ1からの放射熱が吸収される
ので、処理室2内の温度は短時間で低下することにな
る。
れる気体は、処理室2内へ気体漏れ等の不具合が発生し
た場合のウエハ1への影響を考慮して、処理室2内のガ
ス置換工程において使用される不活性ガスと同じ、例え
ば、ヘリウムや窒素等の不活性ガスとすることが好まし
い。特に、不活性ガスとして熱伝導率が大きいヘリウム
を使用した場合には、上述の効果に加えて、ウエハ1の
冷却についても有利に作用することになる。そして、最
後に、ウエハ1の温度が所定温度まで低下したところ
で、ウエハ1は、搬送ロボットにより搬出入口から処理
室2外へ搬送される。
理装置において、全工程における中空部圧力、ウエハ温
度、ランプヒータ消費電力のそれぞれの変動について、
図面に基づいて詳細に説明する。図2(A)は、図1に
おける中空部3内の圧力と、時間との関係を示す線図で
ある。同図の縦軸において、P0は真空ポンプ8にて中
空部3内の圧力を減圧する前の初期圧力、P1は減圧し
た後の真空状態に近い圧力を示す。また、同図の横軸に
おいて、S0〜S1はウエハ1を処理室2内に搬入した
後のガス置換工程に要する時間、S1〜S3はガス置換
を終了してからウエハ1の高温処理工程に要する時間、
S3〜S4は高温処理を終了してからウエハ1を処理室
2外に搬出するまでのウエハ1の冷却工程に要する時間
を示す。
い時間にて、中空部3の圧力を、P0からP1に徐々に
減圧していくことになる。そして、S1〜S3の時間で
は、中空部3の圧力を、P1に維持しながら、ウエハ1
の高温処理をすることになる。さらに、S3の直後の短
時間にて、中空部3の圧力を、P1からP0に加圧する
ことになる。
1の温度と、時間との関係を示す線図である。同図の縦
軸において、T0は高温処理前のウエハ1の初期温度、
T1は高温処理後のウエハ1の温度、T2は本実施の形
態による冷却後のウエハ1の温度、T3は前記従来技術
による冷却後のウエハ1の温度を示す。また、同図の横
軸において、S1〜S2は高温処理工程においてウエハ
1の温度をT0からT1まで加熱するのに要する時間、
S2〜S3は高温処理工程においてウエハ1の温度をT
1に保温するのに要する時間を示す。さらに、同図にお
いて、実線で表す曲線L1は、冷却工程において、本実
施の形態におけるウエハ温度と時間との関係を示す。こ
れに対して、破線で表す曲線L2は、冷却工程におい
て、前記従来技術におけるウエハ温度と時間との関係を
示すものである。
理工程後に短時間に中空部3内の圧力を加圧しているの
で、上述した断熱膨張の効果によって、同図の実線L1
と破線L2とから明らかなように、処理室2内の温度を
短時間に低下させることができる。すなわち、本実施の
形態においては、冷却工程に要する時間を短縮すること
ができる。
位時間当たりの消費電力と、時間との関係を示す線図で
ある。同図の縦軸において、W0は高温処理工程前のラ
ンプヒータ5の消費電力、W1は高温処理工程における
ウエハ1の加熱時に必要なランプヒータ5の消費電力、
W2は本実施の形態による高温処理工程の保温時に必要
な消費電力、W3は前記従来技術による高温処理工程の
保温時に必要な消費電力を示す。また、同図において、
実線L3は本実施の形態による時間S2〜S3における
ランプヒータ消費電力と時間との関係を示す直線であ
り、破線L4は前記従来技術による時間S2〜S3にお
けるランプヒータ消費電力と時間との関係を示す直線で
ある。
理工程前に中空部3の圧力をほぼ真空状態に減圧してい
るので、処理室2内は上述したように断熱された状態と
なり、同図の実線L3と破線L4とから明らかなよう
に、特に、処理室2内の温度を一定の高温状態に保温す
るためのランプヒータ5の消費電力を低減することがで
きる。すなわち、同図の斜線で囲んだ部分が、本実施の
形態により低減されたランプヒータ5の消費電力の総和
となる。このように、本実施の形態においては、高温処
理工程に要するランプヒータ消費電力を低減しているに
もかかわらず、高温処理工程に要する時間は従来技術と
差異のないものとすることができる。
に構成されたウエハ熱処理装置においては、高温処理工
程前の減圧工程によってランプヒータ5の消費電力を低
減することができ、なおかつ、高温処理終了後の加圧工
程によって冷却工程に要する時間を短縮することができ
る。
ず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は
適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成
部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。
で、請求項1〜2、請求項5〜6に対応した効果として
は、以下のようになる。すなわち、処理室の壁材に中空
部を設けて、高温処理工程前にその内圧を減じることに
より、熱処理によるウエハの品質を維持しつつ、熱処理
に係わるランプヒータへの供給電力を低減することがで
きる。これにより、比較的簡単な設備で、処理コストが
安価であるウエハ熱処理装置及びウエハ熱処理方法を提
供することができる。
求項7に対応した効果としては、以下のようになる。す
なわち、処理室の壁材に中空部を設けて、高温処理工程
後にその内圧を瞬時に加圧することにより、ウエハの冷
却工程に要する時間を短縮することができる。これによ
り、比較的簡単な設備で、半導体素子の微細化に対応し
たウエハの熱処理品質を有し、生産効率の高いウエハ熱
処理装置及びウエハ熱処理方法を提供することができ
る。
の効果としては、壁材の中空部内に供給され、又は、中
空部外に排出される気体を、高温処理工程からウエハ搬
出までの間に一般的に使用される不活性ガスとしたの
で、処理室内へ気体漏れ等の不具合が発生した場合であ
っても、ウエハの熱処理に対する品質に影響の少ないウ
エハ熱処理装置及びウエハ熱処理方法を提供することが
できる。特に、その不活性ガスをヘリウムとした場合に
は、熱伝導率が比較的大きいために、ウエハの冷却工程
に要する時間をさらに短縮することができる。
の概略図である。
における、(A)中空部圧力と時間との関係を示す線図
と、(B)ウエハ温度と時間との関係を示す線図と、
(C)ランプヒータ消費電力と時間との関係を示す線図
とである。
る。
排出口、2c 壁材 3 中空部、 4 反射板、
5 ランプヒータ、6、7 バルブ、 8 真空ポン
プ、 9 ガス供給部、 10 管。
Claims (8)
- 【請求項1】 周囲を壁材に囲まれた閉空間内の所定位
置に搬送されたウエハを、高温処理した後に冷却するウ
エハ熱処理装置であって、 前記壁材は、気体が密閉された中空部を有し、 該中空部は、該中空部の内圧を調整する圧力調整部が連
結されたことを特徴とするウエハ熱処理装置。 - 【請求項2】 前記圧力調整部は、前記ウエハの高温処
理前に前記中空部の内圧を所定圧力まで減圧可能に形成
されたことを特徴とする請求項1に記載のウエハ熱処理
装置。 - 【請求項3】 前記圧力調整部は、前記ウエハの高温処
理後に前記中空部の内圧を短時間に所定圧力まで加圧可
能に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載のウエハ熱処理装置。 - 【請求項4】 前記中空部内の気体は、ヘリウム又は窒
素であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載のウエハ熱処理装置。 - 【請求項5】 中空部を有する壁材によって周囲を囲ま
れた閉空間内の所定位置に搬送されたウエハを高温処理
する工程と、 該高温処理工程後に、前記閉空間内にて前記ウエハを所
定温度まで冷却する工程と、 前記壁材に設けられた前記中空部の内圧を調整する工程
とを備えたことを特徴とするウエハ熱処理方法。 - 【請求項6】 前記圧力調整工程は、前記高温処理工程
前に前記中空部の内圧を所定圧力まで減圧する工程を備
えたことを特徴とする請求項5に記載のウエハ熱処理方
法。 - 【請求項7】 前記圧力調整工程は、前記高温処理工程
後に短時間に前記中空部の内圧を所定圧力まで加圧する
工程を備えたことを特徴とする請求項5又は請求項6に
記載のウエハ熱処理方法。 - 【請求項8】 前記中空部内の気体は、ヘリウム又は窒
素であることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれ
かに記載のウエハ熱処理方法。
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