JP2022134094A - ナビ支援プログラム、ナビ支援装置、ナビ支援方法、及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 施設またはスポット等の情報を、ユーザに望まれる表示形式で、正確に表示するための技術を提供する。【解決手段】 ナビ支援プログラムは、コンピュータのプロセッサに、現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、経路についての情報に基づいて、経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、特定した第2の情報を提示するステップと、を実行させる。【選択図】図1
Description
本開示は、ナビ支援プログラム、ナビ支援装置、ナビ支援方法、及びシステムに関する。
運転をしている際、案内中のルートの進行方向に存在する施設またはスポットに関する情報をリスト表示するナビゲーション装置が存在している(特許文献1)。特許文献1に記載のナビゲーション装置は、予め記憶されている地図データから、目的地経路に面して位置する施設を検索し、検索結果を表示する。
しかし、特許文献1の技術では、地図データが既に装置に記憶されている状態が説明されており、地図データの更新については言及されていない。目的地経路に沿った所望施設のリスト表示は、地図データが古いと、その表示の利便性ゆえ、かえってドライバーを惑わすことになる。
そこで、本開示の目的は、施設またはスポット等の情報を、ユーザに望まれる表示形式で、正確に表示することである。
一実施形態によると、ナビ支援プログラムが提供される。ナビ支援プログラムは、コンピュータのプロセッサに、現在位置等の出発地から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、経路についての情報に基づいて、経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、特定した第2の情報を提示するステップと、を実行させる。
本開示によれば、施設またはスポット等の情報を、ユーザに望まれる表示形式で、正確に表示することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<1 ナビ支援システム全体の構成図>
図1は、ナビ支援システム1の全体の構成を示す図である。
図1は、ナビ支援システム1の全体の構成を示す図である。
図1に示すように、ナビ支援システム1は、複数の端末装置(図1では端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、ナビ支援サーバ20とを含む。端末装置10とナビ支援サーバ20とは、ネットワーク80を介して通信接続する。
端末装置10は、ナビ支援システム1の各ユーザが操作する装置である。端末装置10は、移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末などにより実現される。この他に、端末装置10は、例えば据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであるとしてもよい。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
端末装置10は、ネットワーク80を介してナビ支援サーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することによりネットワーク80に接続される。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するために信号を入出力するインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付ける入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示する出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶する例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ16は、データを保存する記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
ナビ支援サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、ナビ支援サーバ20が外部の装置と通信するために信号を入出力するインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付ける入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示する出力装置とのインタフェースである。メモリ25は、プログラム及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶する例えばDRAM等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存する記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、本実施形態に係るナビ支援システム1を構成する端末装置10のブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(タッチ・センシティブ・デバイス131及びディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、記憶部180と、制御部190と、を含む。端末装置10は、図3では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリ、バッテリから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
図2は、本実施形態に係るナビ支援システム1を構成する端末装置10のブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(タッチ・センシティブ・デバイス131及びディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、記憶部180と、制御部190と、を含む。端末装置10は、図3では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリ、バッテリから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
アンテナ111は、端末装置10から空間に送信する信号の電波を放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。アンテナ112は、端末装置10から空間に送信する信号の電波を放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。
第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行う。具体的には、第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、タッチスクリーンとして構成され、タッチ・センシティブ・デバイス131と、ディスプレイ132とを含む。タッチ・センシティブ・デバイス131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。タッチ・センシティブ・デバイス131は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する。タッチ・センシティブ・デバイス131は、タッチパネルにより検出されたユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部190へ出力する。
ディスプレイ132は、制御部190の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音を電気信号(音声信号)に変換し、この音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音に変換して出力する。
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。なお、位置情報センサ150は、GPSモジュール以外でも実現可能である。例えば、位置情報センサ150は、利用する無線基地局の位置情報に基づいて位置を検出してもよい。また、位置情報センサ150は、利用するWifi無線ポイントの位置情報に基づいて位置を検出してもよい。
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。記憶部180は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。
記憶部180は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。
制御部190は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部190は、端末装置10の動作を制御する。制御部190は、例えばアプリケーションプロセッサである。制御部190は、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部191と、送受信部192と、データ処理部193と、報知制御部194としての機能を発揮する。
入力操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131等の入力装置を通じたユーザの入力操作を受け付ける。入力操作受付部191は、タッチ・センシティブ・デバイス131にユーザが指などを接触させた座標の情報に基づき、ユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ(スワイプ)操作であるか等の操作の種別を判定する。
送受信部192は、端末装置10が、ナビ支援サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信する処理を行う。
データ処理部193は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
報知制御部194は、通知やアラート(警告)等をユーザに伝えることを目的とした各種制御を行う。具体的には、報知制御部194は、通知やアラート等に関して、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動を発生させる処理などを行う。
(カーナビゲーション・システム)
本実施形態において、端末装置10は、図3に示すようにカーナビゲーション・システム(Automotive navigation system)であってもよい。このため図3に示すように、端末装置10を、自動車30が搭載する音声処理部170、マイク171、スピーカ172に接続してもよい。
本実施形態において、端末装置10は、図3に示すようにカーナビゲーション・システム(Automotive navigation system)であってもよい。このため図3に示すように、端末装置10を、自動車30が搭載する音声処理部170、マイク171、スピーカ172に接続してもよい。
カーナビゲーション・システムは、自動車30の走行時に現在位置や目的地への経路案内を行なう電子機器であり、車載の固定式機器、携帯型のナビゲーション装置を含む。
自動車30において、位置情報センサ150は、例えば、GPS衛星等の位置情報の取得元3と通信することにより自動車30の地球上の現在位置を測定する。位置情報の取得元3からの位置情報には誤差があることや、トンネルや山の陰では電波を受信できないことがあることから、位置情報センサ150は、加速度センサ、ジャイロ、車速信号等の情報に基づく自立航法を併用してもよい。
ディスプレイ132は、自動車30の現在位置を示すための地図(マップともいう)と、地図上に自動車30の現在位置を示すマークないしアイコン等を表示する。ディスプレイ132に表示される地図は、ユーザがタッチ・センシティブ・デバイス131を操作することでスクロールする。これによりユーザは所望のエリアの地図を表示させることができる。
カーナビゲーション・システムである端末装置10の主たる機能は経路案内である。運転者が現在位置等の出発地と目的地を設定すると、制御部190は、現在位置等の出発地と、設定された目的地とから目的地までの進むべき道(すなわち経路)を設定する。制御部190が経路を設定すると、ディスプレイ132は、経路を地図上に表示する。ディスプレイ132は、目標物を地図上にマークないしアイコン等により表示する。目標物は、例えば、店舗やその駐車場等の商業施設、一般家庭や公共または営利を目的としない施設、観光地等のスポットを表す。なお、以降の説明では、店舗やその駐車場等の商業施設、一般家庭や公共または営利を目的としない施設、観光地等のスポットを、施設と表記する。なおディスプレイ132は、地図や目標物を立体的に表示してもよい。
制御部190は、経路の案内に加えて、交通機関の渋滞情報や、ナビ支援サーバ20から提供される施設関連情報を、ディスプレイ132に表示させる。
また端末装置10は、ディスプレイ132を利用して経路を案内し、情報を表示するとともに、スピーカ142を通じた合成音声により経路を案内し、種々の情報を説明してもよい。さらに、端末装置10は、操作受付部130からの入力受付のみでなく、マイク141を利用して、施設や経路等に関する質問を受け付けるようにしてもよい。
なお、実施の形態に係る端末装置10は、四輪の自動車に限らず、二輪車に搭載してもよい。
<1.2 ナビ支援サーバの機能的な構成>
図4は、ナビ支援サーバ20の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、ナビ支援サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
図4は、ナビ支援サーバ20の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、ナビ支援サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、ナビ支援サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、ナビ支援サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、ユーザ情報データベース281と、施設データベース282と、施設詳細データベース283と、口コミ情報データベース284とを記憶する。
ユーザ情報データベース281は、ナビ支援システム1の各ユーザの情報を記憶するデータベースである。施設データベース282は、ナビ支援サーバ20が施設のウェブサイトから取得し、保有している施設の基本的な情報を記憶するデータベースである。施設詳細データベース283は、施設データベース282が記憶する施設に関連する詳細な情報を記憶するデータベースである。口コミ情報データベース284は、ナビ支援サーバ20が施設を利用したユーザから、その施設に関してSNS等に寄せられた口コミ情報を記憶するデータベースである。なお、ユーザを識別せずにサービスを提供する場合には、ユーザ情報データベース281は設けられていなくてもよい。また、施設データベース282及び施設詳細データベース283は、分離されず、統合されていてもよい。また、口コミ情報データベース284も必須ではない。
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、ナビ支援サーバ20の動作を制御する。制御部203は、例えば、プログラムに従って動作することにより、操作内容取得モジュール2031と、受信制御モジュール2032と、送信制御モジュール2033と、ユーザ処理モジュール2034と、クローリング処理モジュール2035と、ナビ支援処理モジュール2036と、情報取得モジュール2037としての機能を発揮する。
操作内容取得モジュール2031は、ユーザの操作内容を取得する。受信制御モジュール2032は、ナビ支援サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。送信制御モジュール2033は、ナビ支援サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
ユーザ処理モジュール2034は、ナビ支援システム1のユーザを管理するための処理を行う。具体的には、ユーザ処理モジュール2034は、ナビ支援システム1において、ユーザに携帯される端末装置10、又は、自動車に搭載される端末装置10等を識別して、これらのID情報を登録し、変更し、あるいは抹消するなどの管理機能を有する。例えば後述する本実施形態に係る施設関連情報の提示において広告表示モデルを適用してもよく、この場合にユーザ処理モジュール2034が課金ユーザに対して広告表示を解除する機能を設けてもよい。あるいは、ユーザ処理モジュール2034がユーザごとにパーソナライズされた情報提供を行う機能を付加してもよい。
クローリング処理モジュール2035は、本実施形態に係る施設関連情報を取得する処理を行う。具体的には、クローリング処理モジュール2035は、ネットワーク(例えばインターネット)80を通じて、施設のウェブサイトに対し、比較的高い頻度(例えば、所定周期、又は所定の時間。具体的には、例えば毎日深夜に一回等)でアクセスする。本実施形態において、比較的高い頻度とは、少なくとも、施設等で提供される期間限定のサービスを見逃すことがない程度の頻度であり、少なくとも、数日、例えば、2、3日に一回の頻度である。クローリングの頻度は、サーバにより提供されるサービスを妨げない程度に高頻度であっても構わない。例えば、一日に一回であってもよいし、複数回であってもよい。
クローリング処理モジュール2035は、所定のウェブサイトにアクセスすると、アクセスしたウェブサイトから施設等に関連する情報を取得する。クローリング処理モジュール2035は、取得した情報を正規化(クレンジング)し、施設データベース282及び施設詳細データベース283に反映させる。本実施形態において、正規化とは、取得した情報を、予め設定されている規格に則って整理することである。つまり、例えば、施設データベース282及び施設詳細データベース283に記憶される施設について、それぞれ同等の情報が記憶されるように情報を整理する。クローリングした情報に十分な情報が含まれていない場合、クローリング処理モジュール2035は、必要な情報を取得し、施設データベース282及び施設詳細データベース283に反映させる。例えば、クローリングした情報に、緯度及び経度が含まれていない場合、クローリング処理モジュール2035は、緯度及び経度を他の情報元から取得する。
ナビ支援処理モジュール2036は、本実施形態に係る施設関連情報を端末装置10に提供する処理を行う。具体的には、ナビ支援処理モジュール2036は、端末装置10からの要求に応じて、施設データベース282及び施設詳細データベース283から適切な情報を検索処理により特定し、この特定した情報を要求元の端末装置10に応答する機能を有する。より具体的には、ナビ支援処理モジュール2036は、例えば、経路についての情報を取得し、取得した経路についての情報と、端末装置10から指定される情報とに基づいて施設データベース282及び施設詳細データベース283から適切な情報を検索する。ナビ支援処理モジュール2036は、検索により発見した情報を端末装置10へ送信する。
情報取得モジュール2037は、施設に関する口コミ情報を取得する処理を行う。具体的には、例えば、所定のSNS(Social Networking Service)サービスが提供されている。このとき、例えば、SNSサービスは、本実施形態に係るナビ支援サービスの提供企業から提供されているか、当該サービスとの提供企業と提携する企業から提供されている。情報取得モジュール2037は、SNSサービスにおいてユーザから投稿された情報を取得し、口コミ情報データベース284に反映させる。情報取得モジュール2037は、例えば、SNSサービスに情報がアップされると、アップされた情報を取得する。
<2 データ構造>
図5はナビ支援サーバ20の記憶部202が記憶するユーザ情報データベース281、施設データベース282、施設詳細データベース283を示す図である。
図5はナビ支援サーバ20の記憶部202が記憶するユーザ情報データベース281、施設データベース282、施設詳細データベース283を示す図である。
ユーザ情報データベース281を構成するテーブルの各レコードは、項目「ユーザID」と、項目「デバイス区分」と、項目「ユーザ区分」と、項目「サービス種別」と、項目「サービス履歴」等のフィールドを含む。
項目「ユーザID」は、ナビ支援システム1を利用するユーザを識別するため、各ユーザに付与されるIDを示す。
項目「デバイス区分」は、端末装置10それ自体の種類、あるいは端末装置10が実装されたデバイスの区分を示す。デバイス区分に応じて、ユーザを管理する主体(管理会社や管理者)を異ならせてもよい。
項目「ユーザ区分」は、ナビ支援システム1のサービス利用に係るユーザ契約等の区分を示す。上述したように、本実施形態に係る施設関連情報の提示において広告表示モデルを適用してもよい。この場合にユーザ処理モジュール2034は、ユーザが課金対象のユーザであるかどうかをユーザ区分に基づいて判定し、課金ユーザであれば、そのユーザに対する広告表示を解除する機能を設けたり、課金ユーザだけに追加的な機能を提供したりしてもよい。またユーザ処理モジュール2034は、パーソナライズされた広告やリターゲティング広告等のためにユーザ区分の情報を用いてもよい。
項目「サービス種別」は、ナビ支援サーバ20が各ユーザに提供する、施設案内や音声回答といったサービスの種別を示す。
項目「サービス履歴」は、ナビ支援サーバ20が各ユーザに提供したサービスの提供日時とその内容の履歴を示す。
施設データベース282を構成するテーブルの各レコードは、項目「施設ID」と、項目「施設ブランド」と、項目「店舗名」と、項目「更新日時」と、項目「施設カテゴリ」と、項目「開店日」と、項目「閉店日」等のフィールドを含む。
項目「施設ID」は、施設を一意に識別する目的で、ナビ支援システム1で付与されるIDである。
項目「施設ブランド」は、施設が属するブランド名を文字列等によって示す。施設がチェーン展開しておらず、単一の店舗しかない場合には、施設ブランドは表示されていなくてもよい。
項目「店舗名」は、施設ブランドに属する店舗の名所を文字列等によって示す。
項目「更新日時」は、各施設の情報が更新された日時を示す。つまり、施設データベース282の情報が更新された日時を示す。
項目「施設カテゴリ」は、各施設が属する分類を示す情報で、例えばカフェ、コンビニ、コインパーキング等が設定される。施設カテゴリに設定される属性は、一つに限らない。例えば、カフェやファミレス、コンビニ、ファストフードであれば、「食べる」、「食事」等、複数の属性をグループ化する属性が設定され、コンビニや道の駅であれば、「トイレ」、「休憩所」、「売店」等の属性が設定される。
項目「開店日」は、施設が開店した日付を表す。
項目「閉店日」は、施設が閉店した日付を表す。
施設詳細データベース283を構成するテーブルの各レコードは、項目「施設ID」と、項目「緯度」と、項目「経度」と、項目「住所」と、項目「進入情報」と、項目「営業日・営業時間」と、項目「店舗付加情報」等のフィールドを含む。
項目「施設ID」は、施設を一意に識別するIDを示す。
項目「緯度」は、施設が設置される緯度を示す。
項目「経度」は、施設が設置される経度を示す。
項目「住所」は、施設が設置される住所を示す。
項目「進入情報」は、施設へ自動車で進入する際に注意するべき事項を示す。例えば、施設が大通りに面している場合、自動車の進行方向によっては、対向車線を跨いで施設へ進入する必要がある。対向車線の交通量が多く、右折進入することが困難である場合には、例えば、店舗のサイトに右折進入が困難であることが掲載されている。このような場合、項目「進入情報」には「右折進入困難」が記憶される。また、中央分離帯が存在するため、右折進入することが不可能である場合には、例えば、店舗のサイトに右折進入が不可能であることが掲載されている。このような場合、項目「進入情報」には「右折進入不可」が記憶される。この進入情報は、店舗のサイトにおける情報や、道路と店舗位置の関係に加え、次に述べる口コミ情報から判定してもよい。
項目「営業日・営業時間」は、施設の営業日と、営業時間とを示す。
項目「店舗付加情報」は、施設のサイトから取得される、施設についての詳細な情報を示す。施設についての詳細な情報には、例えば、駐車場有無、駐車場台数、ドライブスルー有無、テイクアウト有無、メニュー、クーポン有無、支払方法、サービス、特売、キャンペーン等が含まれる。
図6はナビ支援サーバ20の記憶部202が記憶する口コミ情報データベース284のデータ構造を示す図である。
口コミ情報データベース284を構成するテーブルの各レコードは、項目「施設ID」と、項目「ソース」と、項目「日時」と、項目「口コミ詳細」等のフィールドを含む。
項目「施設ID」は、施設を一意に識別するIDを示す。
項目「ソース」は、外部から取得した口コミの情報源(SNS等の種別及び各口コミ情報のURL等)を示す。
項目「日時」は、各口コミ情報が発信された日時、またはその口コミ情報が取得された日時等を示す。
項目「口コミ詳細」は、取得した口コミ情報の詳細を示す。
<3 動作>
図7は、実施の形態に係る経路関連情報の提示の処理手順を説明するための図である。
図7は、実施の形態に係る経路関連情報の提示の処理手順を説明するための図である。
ステップS201において、ナビ支援サーバ20は、端末装置10とは非同期でクローリング処理を実施する。具体的には、クローリング処理モジュール2035は、例えば、ネットワーク80を通じて、施設のウェブサイトに、比較的高い頻度(例えば毎日深夜に一回)でアクセスする。クローリング処理モジュール2035は、ウェブサイトにアクセスすると、アクセスしたウェブサイトから施設等に関連する情報を取得する。クローリング処理モジュール2035は、取得した情報を正規化し、施設データベース282及び施設詳細データベース283に反映させる。なお定期実行の頻度や時間帯は特に限定されず、巡回先となるサーバ等への負荷等を考慮して適宜定める。
ステップS201による少なくとも一回の定期実行が完了すると、ナビ支援サーバ20は、本実施の形態に係る施設関連情報のサービス提供(ステップS202~S204)を実施することが可能となる。
ステップS202~S204において、ナビ支援処理モジュール2036は、端末装置10からの要求に応じた情報を、施設データベース282及び施設詳細データベース283に記憶される情報から抽出し、この抽出した情報を要求元の端末装置10に送信する。
サービス提供が開始された以後は、クローリング処理モジュール2035によるステップS201の処理と、ナビ支援処理モジュール2036によるステップS202~S204の処理とが、非同期的に実行される。
端末装置10において経路設定がなされ、ナビ支援サーバ20がこれに応答し、端末装置10が施設に関連する情報をユーザに提示する流れは以下の通りである。
ステップS101において、例えば、運転者からの指示に応じ、端末装置10は、カーナビゲーション・システムとして経路設定を開始する。
ステップS102において、端末装置10は、運転者からの目的地の指定を受け付ける。端末装置10は、現在位置等の出発地と、受け付けた目的地とに基づいて経路を設定する。端末装置10は、経路をディスプレイ132に表示することで、運転者を誘導する。
ステップS103において、端末装置10は、施設関連情報の要求を運転者から受け付ける。具体的には、例えば、運転者は、所定の指定情報を入力した後、施設関連情報の要求を受け付ける所定のアイコンを押下する。指定情報が入力され、施設関連情報が要求されると、端末装置10は、施設関連情報を要求する信号と、ステップS102で設定された経路の情報と、指定情報とをナビ支援サーバ20に送信する。指定情報は、例えば、施設カテゴリ、施設カテゴリに準ずるワード、施設カテゴリの属性、商品、サービス、キャンペーン等が含まれる。
ステップS202において、ナビ支援サーバ20は、端末装置10から送信された、要求信号、経路の情報、指定情報を受信する。
ステップS203において、ナビ支援サーバ20は、経路の情報、指定情報に基づき、施設データベース282及び施設詳細データベース283に記憶している情報から、運転者が求める情報を抽出する。
具体的には、ナビ支援処理モジュール2036は、例えば次の処理手順に従って運転者が求める情報を抽出する。
ナビ支援処理モジュール2036は、例えば、施設詳細データベース283の緯度、経度、住所等を参照し、地理上の経路を構成する複数の地点について、各地点を中心とする一定の地理的範囲にそれぞれ含まれる施設を、施設データベース282及び施設詳細データベース283から抽出する。経路近傍の施設を抽出すると、ナビ支援処理モジュール2036は、指定情報に含まれるワードが記憶されている施設についての情報を、施設データベース282及び施設詳細データベース283から抽出する。
経路上の各地点を中心とする一定の地理的範囲は、例えば、経路上の施設が抽出される程度の狭い範囲が設定されていてもよい。また、経路から外れて遠回りする場合であっても、例えば、目的地までの移動時間の増加が所定時間以内、または目的地までの距離の増加が所定距離以内であれば構わないとするように、所定の範囲が設定されていてもよい。
なお、経路の情報に施設IDや店舗名等の施設を特定する情報があらかじめ含まれる場合には、ナビ支援処理モジュール2036は、経路の情報に含まれる情報から特定される施設についての情報を、施設データベース282及び施設詳細データベース283から抽出してもよい。
ステップS204において、ナビ支援サーバ20は、ステップS203で抽出した施設についての情報を、施設関連情報として端末装置10に送信する。
ステップS104において、端末装置10は、施設関連情報をナビ支援サーバ20から受信する。
ステップS105において、端末装置10は、ナビ支援サーバ20から受信した施設関連情報を、運転者が望む態様で提示する。すなわち、端末装置10は、ステップS102で設定された経路に関連する施設の情報を、運転者が容易に視認可能な態様でディスプレイ132に表示する。
<3.1 クローリングの詳細手順>
図8は、クローリング処理の手順を示すフローチャートである。
図8は、クローリング処理の手順を示すフローチャートである。
ナビ支援サーバ20のクローリング処理モジュール2035は、図7のステップS201の定期実行を、例えば次のように行う。
ステップS2011において、クローリング処理モジュール2035は、現時点で巡回処理を実行すべきか否かのタイミング判定をする。ここでYESであればステップS2012に進む。NOであれば一定の待機時間を挟んで当該ステップS2011を繰り返す。
ステップS2012において、クローリング処理モジュール2035は、所定の施設のウェブサイトの所定のページにアクセスする。具体的には、例えば、クローリング処理モジュール2035は、所定の施設ブランドの店舗一覧を表示するウェブページにアクセスする。
ステップS2013において、クローリング処理モジュール2035は、所定のページから、各店舗のページにアクセスし、ページに記載してある情報を取得する。具体的には、例えば、クローリング処理モジュール2035は、店舗一覧に表示される一つの店舗のウェブページにアクセスする。クローリング処理モジュール2035は、アクセスしたウェブページから、該当する店舗についての情報を読み出す。
ステップS2014において、クローリング処理モジュール2035は、店舗一覧のうち、まだ情報を取得していない店舗があるか否かを判定する。YESであればステップS2013、ステップS2014の処理を繰り返す。
ステップS2014においてNOであれば、クローリング処理モジュール2035は、クローリング処理を終了する。
クローリング処理モジュール2035は、例えば、施設ブランド毎に図8の処理を実施する。なお、クローリング処理モジュール2035の処理は、図8に示すものに限定されない。例えば、クローリング処理モジュール2035は、ステップS2012において、 店舗一覧を表示するウェブページでなく、施設の情報を表示するサイトへアクセスしてもよい。例えば、巡回先の施設によっては、チェーン展開していない施設もある。そのような、例えば、地域固有の施設については、店舗一覧のサイトは存在していないため、クローリング処理モジュール2035は、施設の情報が記載されるウェブサイトへ直接アクセスし、情報を読み取る。
上記のように施設ブランドの運営元が管理している店舗一覧にアクセスして情報を取得することで、より正確な店舗の情報を取得し、情報精度を向上させることができる。
クローリング処理モジュール2035は、クローリング処理が終了すると、取得した情報を正規化する。次にクローリング処理モジュール2035は、前回のクローリング結果と今回のクローリング結果とを比較し、同一店舗を特定するとともに、新店(前回結果になく、今回結果にある店舗)および閉店(前回結果にあり、今回結果にない店舗)を特定する。また、クローリング処理モジュール2035は、施設等の増減とは無関係に、前回のクローリング結果と今回のクローリング結果とを厳密に比較することにより、店舗等の住所移転、期間限定のキャンペーン情報などの情報更新をトラッキングしてもよい。クローリング処理モジュール2035は、正規化した情報を、施設データベース282及び施設詳細データベース283に反映させる。
なお、図7では、端末装置10で目的地までの経路が設定され、設定された経路がナビ支援サーバ20へ送信される場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。端末装置10からナビ支援サーバ20へ、目的地と出発地(または現在位置)と指定情報とが送信されるようにしてもよい。ナビ支援サーバ20は、例えば、経路を設定する他のサービスと提携し、当該サービスを利用することで、経路を設定する。例えば、ナビ支援サーバ20は、端末装置10から受信した目的地と出発地(または現在位置)とを他のサービスを提供するサーバへ送信する。他サービスのサーバは受信した目的地と出発地とに基づき、経路を算出する。ナビ支援サーバ20は、他サービスのサーバで算出された経路を受け取り、経路と指定情報とに応じた施設関連情報を取得する。支援サーバ20は、経路の情報と、施設関連情報を端末装置10へ送信する。
<4 画面例>
以下、ナビ支援サーバ20から送信される施設関連情報を端末装置10が表示する例を説明する。
以下、ナビ支援サーバ20から送信される施設関連情報を端末装置10が表示する例を説明する。
まず、図9は運転者が目的地を設定する画面の例である。画面301は、目的地に自宅を指定するためのボタン3012、目的地の住所を選択または入力するためのボタン3013、目的地のキーワード検索を開始するためのボタン3014、ジャンルから目的地を選択するためのボタン3015等のUI要素を含む。画面301には、電話番号から目的地を選択するためのボタン、地図から直接目的地を選択するためのボタンが設けられていてもよい。運転者から目的地が入力されると、端末装置10は、現在位置(または別途指定された出発地)と、入力された目的地とに基づいて経路を設定する。
図10は、カーナビゲーションの経路案内の画面例である。画面302には、地図上に自動車30の現在位置または出発地点3021と、目的地3023と、目的地3023に至る経路3022が表示される。経路(ルート)案内を開始させるためのボタン3024を運転者が押すことにより、経路案内が開始される。
図11は、端末装置10が施設関連情報をリスト形式で表示する際の画面例である。画面303には、フィールドオブジェクト3031~3035、30321、30331、30341が表示されている。フィールドオブジェクト3031は、運転者により入力された絞り込み条件(指定情報)が表示されている。図11によれば、指定情報として「食べる」と入力された場合が表示されている。
フィールドオブジェクト3032~3034は、経路上、進行方向に存在する施設と、現在位置から施設までの距離を表す。図11では、進行方向を上に採った場合を説明しており、フィールドオブジェクト3032~3034は、現在位置から近い順に下から表示される。フィールドオブジェクト3032~3034は、道路を進行方向に進んだ際に現れる側に応じた位置に表示される。
具体的には、フィールドオブジェクト3032は、「100m:ファミリーレストラン〇〇」が表示され、進行方向に対して左側に表示される。フィールドオブジェクト3033は、「150m:△△(コンビニ)」が表示され、進行方向に対して右側に表示される。フィールドオブジェクト3034には、「500m:カフェレストラン」が表示され、進行方向に対して左側に表示される。なお、フィールドオブジェクト3032~3034は3つに限定されない。経路上に存在する施設が4つ以上である場合は、4つ以上の施設が表示されてもよい。また、2つ以下しかない場合は、2つ以下の施設が表示されてもよい。また、全ての施設が1画面に表示されてもよいし、運転者からのスクロールにより表示しきれなかった施設が表示されてもよい。
フィールドオブジェクト30321、30331、30341は、フィールドオブジェクト3032~3034それぞれについての付加情報を表す。フィールドオブジェクト30321、30331、30341は、例えば、「Info」のようにコンパクトに表示され、運転者により選択可能に表示される。フィールドオブジェクト30321、30331、30341は、例えば、運転者により押下されると拡大し、含まれる付加情報を表示する。図11では、フィールドオブジェクト30331が拡大し、付加情報を表示している場合を示している。
フィールドオブジェクト3035は、施設へ進入する際の注意事項を表す。フィールドオブジェクト3035に表示される内容は、例えば、施設詳細データベース283の項目「進入情報」に記載される内容である。図11では、右側に位置するコンビニへ進入する際に、右折しての進入が困難であることを表している。この表示により、運転者は、進入の労力を考慮して立ち寄る施設を決めることが可能となる。
このように端末装置10は、絞り込み情報(例:「食べる」)に基づく施設関連情報をナビ支援サーバ20に要求する。そして、端末装置10は、ナビ支援サーバ20から送信された施設関連情報をリスト形式で表示する。図11に示す例では、施設のカテゴリの属性が絞り込み条件として入力された例が表されている。運転者により入力される条件は、属性に関わらず、施設カテゴリであってもよい。施設カテゴリが設定される場合、画面303には、選択された施設カテゴリに属する施設までの距離、名称が表示される。
また、絞り込み条件には、運転者が求めるものが選択されてもよい。例えば、運転者がコーヒーを飲みたい場合、運転者は3031に「コーヒー」と入力してもよい。ナビ支援処理モジュール2036は、「コーヒー」との要求に応じ、経路に関連する施設について、施設詳細データベース283からコーヒーを販売している施設を特定する。ナビ支援処理モジュール2036は、特定した施設についての情報を施設関連情報として端末装置10へ送信する。
また、例えば、運転者がトイレを利用したい場合、運転者は3031に「トイレ」と入力してもよい。ナビ支援処理モジュール2036は、「トイレ」との要求に応じ、経路に関連する施設について、施設詳細データベース283からトイレを利用可能な施設を特定する。ナビ支援処理モジュール2036は、特定した施設についての情報を施設関連情報として端末装置10へ送信する。
また、例えば、運転者が所定のキャンペーンに参加したい場合、運転者は3031にキャンペーン名を入力してもよい。ナビ支援処理モジュール2036は、キャンペーン名の入力に応じ、経路に関連する施設について、施設詳細データベース283から入力されたキャンペーンに参加可能な施設を特定する。ナビ支援処理モジュール2036は、特定した施設についての情報を施設関連情報として端末装置10へ送信する。
本実施の形態によれば、ナビ支援において、経路に関連する施設等の情報を、高い頻度でウェブを巡回して取得することにより、施設データベース282及び施設詳細データベース283に最新の情報が記憶されることになる。このため、端末装置10は、最新の情報を反映させた表示をディスプレイ132に表示させることが可能となる。
例えば、図11に示すリスト表示は、施設データベース282及び施設詳細データベース283に蓄積されている情報が最新のものでないと、正しい情報を表示することが難しい。例えば、高速道路のパーキングエリアのように、増減が頻繁に発生しない対象であれば、数年単位のデータベースの更新でも、リスト表示の対象とすることは可能である。しかしながら、店舗、スポット、商品、キャンペーン等のように、頻繁に更新される可能性のある対象については、数カ月単位のデータベースの更新では正確なリスト表示をすることはできない。
ユーザに望まれる表示形式を、正確に表示できることは、サービスを受け入れてもらえるか、または、提供済みのサービスを継続してもらえるかの判断に大きく係る。本実施形態に係るナビ支援によれば、高い頻度でクローリングして最新の情報を取得するため、ユーザに望まれる表示形式で、情報を正確に表示することができる。
なお、施設関連情報の表示は、リスト形式での表示に限定されない。端末装置10は、施設関連情報を、例えば、図12に示すように表示してもよい。図12では、抽出された施設がアイコン3024~3026で表示されている。運転者によりアイコン3024~3026が押下されると詳細な情報が表示される。例えば、運転者により、アイコン3025が押下されると、フィールドオブジェクト30251で示される詳細な情報が表示される。
以下、実施形態の種々の変形例を説明する。
<5 変形例>
(クローリング対象項目)
ナビ支援サーバ20のクローリング処理モジュール2035は、ウェブサイトへのクローリング処理により施設に関する情報を取得する。クローリング処理モジュール2035は、取得した情報を正規化して施設データベース282、施設詳細データベース283に登録する。クローリング処理においてクローリング処理モジュール2035がウェブサイトから取得する項目(クローリング対象項目)としては、その施設の駐車場有無、駐車場台数、営業時間、ドライブスルー有無、テイクアウト有無、クーポン有無、商品、メニュー、支払方法、サービス、特売情報、キャンペーン情報などがある。
(クローリング対象項目)
ナビ支援サーバ20のクローリング処理モジュール2035は、ウェブサイトへのクローリング処理により施設に関する情報を取得する。クローリング処理モジュール2035は、取得した情報を正規化して施設データベース282、施設詳細データベース283に登録する。クローリング処理においてクローリング処理モジュール2035がウェブサイトから取得する項目(クローリング対象項目)としては、その施設の駐車場有無、駐車場台数、営業時間、ドライブスルー有無、テイクアウト有無、クーポン有無、商品、メニュー、支払方法、サービス、特売情報、キャンペーン情報などがある。
クローリング対象項目は、ユーザにより入力される絞り込みのためのキーワードに基づいて学習されてもよい。例えば、クローリング処理モジュール2035が機械学習済みモデルを利用したクローリング処理により施設に関する情報を取得している場合、機械学習済みモデルは、ユーザにより入力される絞り込みのためのキーワードを入力データとし、入力されたキーワードに対するクローリング対象項目を教師データとして再学習されてよい。これにより、クローリング処理モジュール2035は、ユーザが求める情報をクローリング対象項目として含めることが可能となる。つまり、多くのユーザが求めるキーワードを機械学習により学習することで、クローラーによる情報取得対象の精度を高めることが可能となる。
ここで、施設のカテゴリについては、施設データベース282がクローリング結果として記録するものとしているが、施設のカテゴリをさらに上位概念化した属性項目をナビ支援サーバ20が推定してもよい。具体的には、ナビ支援サーバ20は、事前に構築した辞書データを用いて、たとえば施設カテゴリ「レストラン」から、上述した「食べる」などの属性項目を推定してもよい。
(施設名称等の名寄せ)
上述したように、施設データベース282の項目「施設ID」は、施設を一意に識別する目的でナビ支援システム1内で付与されるIDである。ナビ支援サーバ20は、項目「施設名」の名寄せ処理を施してもよい。
上述したように、施設データベース282の項目「施設ID」は、施設を一意に識別する目的でナビ支援システム1内で付与されるIDである。ナビ支援サーバ20は、項目「施設名」の名寄せ処理を施してもよい。
クローリング処理モジュール2035は、クローリングにより取得した施設それ自体の正当性や同一性を検証する処理を実行する。必要であれば目視の検証が行われる。
同じウェブサイトについて、前回のクローリング結果と今回のクローリング結果とを対比すると、シンプルには、対比の結果として得られた差分は、施設の増減に相当すると考えることができる。例えば、今回のクローリング結果で増えた施設は、新規に出店した店舗に相当する。一方、前回のクローリング結果に含まれていたが今回のクローリング結果に含まれない施設は、閉店した店舗に相当する。
なお、施設を一意に特定する施設IDを用いて、オンライン広告システムと連携してもよい。例えば、広告主のIDとして、店舗の施設IDを用いる。広告主となる施設ブランドの運営元が、例えば、カーナビゲーション・システムの経路案内画面を掲載面(広告媒体)として、オンライン広告システムを介して広告を出してもよい。施設を一意に特定する施設IDを用いることによって施設を正確に特定することが可能となるため、広告出稿時の掲載判断などが行いやすくなり、広告主は広告を出稿しやすくなる。また、施設についての広告を、ナビゲーション情報と共に正確に表示することが可能となる。
(聴覚的な通知:音声での質問に応答)
端末装置10は、施設関連情報を絞り込むための入力を音声で受け付けるステップと、受け付けられた入力に対する回答を、絞り込んだ施設関連情報に基づいて生成するステップと、回答を音声で提示するステップと、をさらに実行してもよい。この場合、端末装置10は、運転者から音声で発せられた指定情報をマイク171で受け付けると、音声信号に対して認識処理を実行する。ナビ支援サーバ20は、端末装置10から送信された指定情報に基づいて施設関連情報を抽出し、抽出した施設関連情報を端末装置10へ送信する。端末装置10は、ナビ支援サーバ20から送信される施設関連情報に基づく音声をスピーカ172から出力する。これにより、端末装置10は、ユーザからの音声入力に対し、ユーザ所望の情報を回答することが可能となる。
端末装置10は、施設関連情報を絞り込むための入力を音声で受け付けるステップと、受け付けられた入力に対する回答を、絞り込んだ施設関連情報に基づいて生成するステップと、回答を音声で提示するステップと、をさらに実行してもよい。この場合、端末装置10は、運転者から音声で発せられた指定情報をマイク171で受け付けると、音声信号に対して認識処理を実行する。ナビ支援サーバ20は、端末装置10から送信された指定情報に基づいて施設関連情報を抽出し、抽出した施設関連情報を端末装置10へ送信する。端末装置10は、ナビ支援サーバ20から送信される施設関連情報に基づく音声をスピーカ172から出力する。これにより、端末装置10は、ユーザからの音声入力に対し、ユーザ所望の情報を回答することが可能となる。
なお、音声認識処理、回答文の生成、回答音声の合成などは、端末装置10が実行してもよいし、ナビ支援サーバ20が実行してもよい。
(前方に同一カテゴリの店舗が存在しないことへの注意喚起)
端末装置10は、直近前方に位置する施設を通過すると、目的地まで該当する施設がない、または、長い距離該当する施設がないことを運転者へ提示してもよい。具体的には、端末装置10は、ユーザの現在位置の直近前方に位置する施設と同一カテゴリの別の施設が、経路のさらに前方に存在するかどうかを施設関連情報に基づいて判定するステップと、この判定の結果により別の施設が存在しないことへの注意喚起を画像又は音声で提示するステップと、を実行する。これにより、ナビ支援サーバ20は、運転者が所望の施設への立ち寄りができない事態を防ぐことが可能となる。なお、上記の判定ステップはナビ支援サーバ20が実行してもよい。
端末装置10は、直近前方に位置する施設を通過すると、目的地まで該当する施設がない、または、長い距離該当する施設がないことを運転者へ提示してもよい。具体的には、端末装置10は、ユーザの現在位置の直近前方に位置する施設と同一カテゴリの別の施設が、経路のさらに前方に存在するかどうかを施設関連情報に基づいて判定するステップと、この判定の結果により別の施設が存在しないことへの注意喚起を画像又は音声で提示するステップと、を実行する。これにより、ナビ支援サーバ20は、運転者が所望の施設への立ち寄りができない事態を防ぐことが可能となる。なお、上記の判定ステップはナビ支援サーバ20が実行してもよい。
(経路上に注意すべき区間があることを通知)
端末装置10は、カーナビゲーション・システムがもつ地図情報と、経路情報のナビ支援サーバ20から提供された施設関連情報とをもとに、経路上の施設の不存在に関する通知を行ってもよい。このような通知は、たとえば経路設定が行われているとき、あるいは設定された経路上を走行しているときに実行してもよい。
端末装置10は、カーナビゲーション・システムがもつ地図情報と、経路情報のナビ支援サーバ20から提供された施設関連情報とをもとに、経路上の施設の不存在に関する通知を行ってもよい。このような通知は、たとえば経路設定が行われているとき、あるいは設定された経路上を走行しているときに実行してもよい。
例えば、端末装置10は、施設関連情報に基づいて、特定のカテゴリに該当する施設が存在しない経路上の区間を判定するステップと、判定した区間を提示するステップと実行する。
これにより、例えば「経路上に、60分以上(または所定の距離以上)、利用可能なコンビニエンスストア、道の駅、サービスエリアが存在しない区間があります」(つまり経路上にトイレ休憩に困るかもしれない区間がある)ということを運転者に知らせることができる。類似の用途として「経路にガソリンスタンドがなく途中給油できない(ガス欠の予防)」「経路に充電施設がなく途中で充電できない(電欠の予防)」などが考えられる。これにより運転者は経路を変更するなどの意思決定を行うことができる。なお、上記の判定ステップはナビ支援サーバ20が実行してもよい。
(関連情報を利用して経路探索)
ナビ支援サーバ20は、目的地への最短経路上の施設以外を経由する経路を決定するための情報を出力してもよい。具体的には、例えば、ナビ支援サーバ20は、現在位置(または出発地)から目的地までの間に位置する、ユーザが所望する施設を抽出する。ナビ支援サーバ20は、抽出した施設についての情報を端末装置10へ送信する。端末装置10は、目的地、現在位置(または出発地)、及び受信した情報に基づいて少なくとも1つの経路を算出する。端末装置10は、算出した少なくとも1つの経路を選択可能に運転者に提示する。
ナビ支援サーバ20は、目的地への最短経路上の施設以外を経由する経路を決定するための情報を出力してもよい。具体的には、例えば、ナビ支援サーバ20は、現在位置(または出発地)から目的地までの間に位置する、ユーザが所望する施設を抽出する。ナビ支援サーバ20は、抽出した施設についての情報を端末装置10へ送信する。端末装置10は、目的地、現在位置(または出発地)、及び受信した情報に基づいて少なくとも1つの経路を算出する。端末装置10は、算出した少なくとも1つの経路を選択可能に運転者に提示する。
なお、経路を設定する他のサービスと提携している場合にも実施可能である。例えば、ナビ支援サーバ20は、端末装置10から受信した目的地、現在位置(または出発地)、目的地と現在位置(または出発地)との間に位置する施設についての情報を他のサービスを提供するサーバへ送信する。他サービスのサーバは、受信した目的地と現在位置(または出発地)と施設についての情報に基づき、少なくとも1つの経路を算出する。ナビ支援サーバ20は、経路の情報と、施設関連情報を端末装置10へ送信する。
(ナビ操作を予測)
ナビ支援サーバ20は、目的地の指定を受け付けると、絞り込み条件の候補を提示するようにしてもよい。具体的には、ナビ支援サーバ20は、目的地の履歴を入力データとし、当該目的地を入力した後に入力された絞り込み条件の履歴を教師データとした機械学習済みのモデルを用いて、目的地から絞り込み条件を予測する。ナビ支援サーバ20は、予測した絞り込み条件をユーザに提示する。
ナビ支援サーバ20は、目的地の指定を受け付けると、絞り込み条件の候補を提示するようにしてもよい。具体的には、ナビ支援サーバ20は、目的地の履歴を入力データとし、当該目的地を入力した後に入力された絞り込み条件の履歴を教師データとした機械学習済みのモデルを用いて、目的地から絞り込み条件を予測する。ナビ支援サーバ20は、予測した絞り込み条件をユーザに提示する。
機械学習済みのモデルによれば、たとえば釣りに行くなら釣具屋、ゴルフに行くなら練習場、というように絞り込み条件を予測することができる。
(最新のクローリング日時(情報更新日)を提示)
端末装置10は、図7のステップS105において、施設データベース282及び施設詳細データベース283が更新された日付を施設関連情報とともにユーザに提示してもよい。具体的には、例えば、ナビ支援サーバ20は、施設データベース282及び施設詳細データベース283が更新された日付を、施設関連情報とともに端末装置10へ送信する。端末装置10は、施設データベース282及び施設詳細データベース283が更新された日付を、施設関連情報とともにディスプレイ132に表示する。
端末装置10は、図7のステップS105において、施設データベース282及び施設詳細データベース283が更新された日付を施設関連情報とともにユーザに提示してもよい。具体的には、例えば、ナビ支援サーバ20は、施設データベース282及び施設詳細データベース283が更新された日付を、施設関連情報とともに端末装置10へ送信する。端末装置10は、施設データベース282及び施設詳細データベース283が更新された日付を、施設関連情報とともにディスプレイ132に表示する。
これにより、ユーザは、施設に関して更新前の古い情報に惑わされることなく適切な判断を行えるようになる。
(前回の提示から更新があったら提示)
端末装置10は、図7のステップS105において、前回の提示から現時点までに変更があった施設を識別可能なように施設関連情報を提示してもよい。具体的には、例えば、ナビ支援サーバ20は、前回のクローリングから変更があった情報について、変更前の情報も施設データベース282及び施設詳細データベース283に記憶しておく。ナビ支援サーバ20は、変更があった施設の情報について、ユーザから要求があった場合、現在の情報とともに、過去の情報も端末装置10へ送信する。端末装置10は、現在の情報とともに、過去の情報も、施設関連情報としてディスプレイ132に表示する。
端末装置10は、図7のステップS105において、前回の提示から現時点までに変更があった施設を識別可能なように施設関連情報を提示してもよい。具体的には、例えば、ナビ支援サーバ20は、前回のクローリングから変更があった情報について、変更前の情報も施設データベース282及び施設詳細データベース283に記憶しておく。ナビ支援サーバ20は、変更があった施設の情報について、ユーザから要求があった場合、現在の情報とともに、過去の情報も端末装置10へ送信する。端末装置10は、現在の情報とともに、過去の情報も、施設関連情報としてディスプレイ132に表示する。
これにより、ユーザは、施設に関する情報の更新、例えば、新商品の発売、新キャンペーンの開始等に気が付くことができる。
(新規出店、閉店、または存在しなくなった店舗の提示)
端末装置10は、図7のステップS105において、新設された施設を強調して示し、又は存在しなくなった施設への注意を喚起して施設関連情報を提示してもよい。具体的には、例えばナビ支援サーバ20は、施設データベース282の開店日、閉店日を端末装置10に送信する。端末装置10は、今日の日付とこれらの情報を元に、最近開店した店舗や閉店した店舗を特定して表示を区別する。
端末装置10は、図7のステップS105において、新設された施設を強調して示し、又は存在しなくなった施設への注意を喚起して施設関連情報を提示してもよい。具体的には、例えばナビ支援サーバ20は、施設データベース282の開店日、閉店日を端末装置10に送信する。端末装置10は、今日の日付とこれらの情報を元に、最近開店した店舗や閉店した店舗を特定して表示を区別する。
これにより新規の出店があった場合に来店の動機につながる。また、閉店または存在しなくなった店舗または施設への無駄足を防げるようになる。
(クチコミなどのユーザ投稿コンテンツ)
ナビ支援サーバ20は、情報取得モジュール2037により、任意のユーザがウェブ上で施設について入力した内容(例えば、SNSへの書き込みメッセージ)を取得し、口コミ情報データベース284に記憶する。
ナビ支援サーバ20は、情報取得モジュール2037により、任意のユーザがウェブ上で施設について入力した内容(例えば、SNSへの書き込みメッセージ)を取得し、口コミ情報データベース284に記憶する。
情報取得モジュール2037は、例えば、SNSの書き込みメッセージを施設に関連付けるために、書き込みメッセージ内での施設への言及を字句処理により解析する。情報取得モジュール2037は、あるいは書き込みメッセージの意味解析や潜在意味解析などの自然言語処理を行ってもよい。
ナビ支援サーバ20は、図7で示す処理において、任意のユーザがウェブ上で施設について入力した内容を運転者に提示してもよい。例えば、ステップS203において、経路近傍の施設から、指定情報に含まれるワードが記憶されている施設を抽出すると、ナビ支援処理モジュール2036は、抽出した施設についての情報を口コミ情報データベース284から抽出する。ステップS204において、ナビ支援サーバ20は、施設関連情報、他ユーザからの書き込みメッセージを、端末装置10に送信する。これにより、ナビ支援サーバ20は、他ユーザから書き込まれた、施設についてのメッセージ、又はコメントなどを運転者に提示することが可能となる。このため、運転者は、所望の施設に対してアップされた情報をリアルタイムで取得することが可能となる。
(自動運転への適用)
以上説明したナビ支援サーバ20から提供される施設関連情報は、図13に示すように自動車40が自動運転システム401を備える構成において、自動運転システム401による経路探索ステップに適用することができる。
以上説明したナビ支援サーバ20から提供される施設関連情報は、図13に示すように自動車40が自動運転システム401を備える構成において、自動運転システム401による経路探索ステップに適用することができる。
自動運転システム401は、天候の情報や渋滞情報などに加えて、実施の形態に係るナビ支援サーバ20から提供されたリアルタイム性の高い施設関連情報を参照することで、より適切な経路探索を行うことが可能となる。
具体的には、経路上にあるコンビニ、サービスエリア、道の駅などといった豊富な施設関連情報に基づいて、たとえば、トイレ休憩、小腹を満たすための休憩、ガソリンスタンドや充電スタンドなど動力エネルギー補給施設、所定のキャンペーンセール等を考慮に入れた経路探索が可能になる。これにより、60分以上トイレ休憩がとれない経路を回避したり、ガス欠・電欠を回避したり、好みのコーヒーを提供する店舗を経由したりする等、ユーザの細かい需要を満たすことが可能となる。
したがって、自動運転の利便性、安全性、快適走行体験をより向上させることができる。
<6 付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
<6 付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1) ナビ支援プログラムは、コンピュータ(10,20)のプロセッサ(19,29)に、現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップ(S102)と、ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、経路についての情報に基づいて、経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップ(S203)と、特定した第2の情報を提示するステップ(S105)と、を実行させる。
(付記2) 第1の情報は、施設を一意に特定する情報を用いて管理されている、付記1に記載のナビ支援プログラム。
(付記3) 提示するステップ(S105)において、ユーザから入力される情報に基づいて第2の情報を絞り込み、絞り込んだ第2の情報をリスト形式で提示する、付記1又は付記2に記載のナビ支援プログラム。
(付記4) 第2の情報を絞り込むための入力を音声で受け付けるステップと、受け付けられた入力に対する回答を、絞り込んだ第2の情報に基づいて生成するステップと、回答を提示するステップと、をプロセッサ(19,29)に実行させる、付記1又は付記2に記載のナビ支援プログラム。
(付記5) ユーザの現在位置の直近前方に位置する施設と同一カテゴリの別の施設が、経路のさらに前方に存在するかどうかを第2の情報に基づいて判定するステップと、判定の結果により別の施設が存在しないことへの注意喚起を提示するステップと、をプロセッサ(19,29)に実行させる、付記1乃至付記4のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
(付記6) 特定のカテゴリに該当する施設が存在しない経路上の区間を第2の情報に基づいて判定するステップと、区間を提示するステップと、をプロセッサ(19,29)に実行させる、付記1乃至付記5のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
(付記7) 現在位置から目的地までの間に位置する施設についての情報を、経路を探索させるために出力するステップをプロセッサに実行させる、付記1乃至付記6のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
(付記8) 提示するステップにおいて、第1の情報が更新された日付を第2の情報とともに提示するステップをプロセッサ(19,29)に実行させる、付記1乃至付記7のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
(付記9) 提示するステップにおいて、前回の提示から現時点までに変更があった施設を示す第2の情報を識別可能なように提示する、付記1乃至付記8のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
(付記10) 提示するステップにおいて、新設された施設を強調して示し、又は存在しなくなった施設への注意を喚起して第2の情報を提示する、付記9に記載のナビ支援プログラム。
(付記11) 経路に関連する施設について、ユーザがウェブ上で入力した内容についての第3の情報を特定するステップをプロセッサに実行させ、提示するステップにおいて、特定した第3の情報を提示する、付記1乃至付記10のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
(付記12) 制御部を備えるナビ支援装置であって、制御部が、現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、経路についての情報に基づいて、経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、特定した第2の情報を提示するステップと、を実行する、ナビ支援装置。
(付記13) プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのナビ支援方法であって、方法は、プロセッサが、現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、経路についての情報に基づいて、経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、特定した第2の情報を提示するステップと、を実行する、ナビ支援方法。
(付記14) 現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付ける手段と、ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、経路についての情報に基づいて、経路に関連する施設についての第2の情報を特定する手段と、特定した第2の情報を提示する手段と、を具備するシステム。
1 ナビ支援システム、10 端末装置、13 入力装置、14 出力装置、15 メモリ、16 ストレージ、19 プロセッサ、20 ナビ支援サーバ、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、80 ネットワーク、81 無線基地局、82 無線LANルータ
Claims (14)
- プログラムであって、コンピュータのプロセッサに、
現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、
ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、前記経路についての情報に基づいて、前記経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、
特定した前記第2の情報を提示するステップと、
を実行させる、ナビ支援プログラム。 - 前記第1の情報は、施設を一意に特定する情報を用いて管理されている、請求項1に記載のナビ支援プログラム。
- 前記提示するステップにおいて、ユーザから入力される情報に基づいて前記第2の情報を絞り込み、前記絞り込んだ前記第2の情報をリスト形式で提示する、請求項1又は2に記載のナビ支援プログラム。
- 前記第2の情報を絞り込むための入力を音声で受け付けるステップと、
前記受け付けられた入力に対する回答を、絞り込んだ前記第2の情報に基づいて生成するステップと、
前記回答を提示するステップと、
を前記プロセッサに実行させる、請求項1又は2に記載のナビ支援プログラム。 - ユーザの現在位置の直近前方に位置する施設と同一カテゴリの別の施設が、前記経路のさらに前方に存在するかどうかを前記第2の情報に基づいて判定するステップと、
前記判定の結果により前記別の施設が存在しないことへの注意喚起を提示するステップと、
を前記プロセッサに実行させる、請求項1乃至4のいずれかに記載のナビ支援プログラム。 - 特定のカテゴリに該当する施設が存在しない前記経路上の区間を前記第2の情報に基づいて判定するステップと、
前記区間を提示するステップと、
を前記プロセッサに実行させる、請求項1乃至5のいずれかに記載のナビ支援プログラム。 - 前記現在位置から前記目的地までの間に位置する施設についての情報を、経路を探索させるために出力するステップを前記プロセッサに実行させる、請求項1乃至6のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
- 前記提示するステップにおいて、前記第1の情報が更新された日付を前記第2の情報とともに提示する、請求項1乃至7のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
- 前記提示するステップにおいて、前回の提示から現時点までに変更があった施設を識別可能なように前記第2の情報を提示する、請求項1乃至8のいずれかに記載のナビ支援プログラム。
- 前記提示するステップにおいて、新設された施設を強調して示し、又は存在しなくなった施設への注意を喚起して前記第2の情報を提示する、請求項9に記載のナビ支援プログラム。
- 前記経路に関連する施設について、ユーザが前記ウェブ上で入力した内容についての第3の情報を特定するステップを前記プロセッサに実行させ、
前記提示するステップにおいて、特定した前記第3の情報を提示する、請求項1乃至10のいずれかに記載のナビ支援プログラム。 - 制御部を備えるナビ支援装置であって、前記制御部が、
現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、
ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、前記経路についての情報に基づいて、前記経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、
特定した前記第2の情報を提示するステップと、
を実行する、ナビ支援装置。 - プロセッサを備えるコンピュータに処理を行わせるためのナビ支援方法であって、前記方法は、
前記プロセッサが、
現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付けるステップと、
ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、前記経路についての情報に基づいて、前記経路に関連する施設についての第2の情報を特定するステップと、
特定した前記第2の情報を提示するステップと、
を実行する、ナビ支援方法。 - 現在位置(または出発地)から目的地までの経路についての情報を受け付ける手段と、
ウェブを少なくとも数日程度の頻度で巡回することによりあらかじめ取得した施設についての第1の情報から、前記経路についての情報に基づいて、前記経路に関連する施設についての第2の情報を特定する手段と、
特定した前記第2の情報を提示する手段と、
を具備するシステム。
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