JP2022133089A - 衣服 - Google Patents

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和也 松本
Kazuya Matsumoto
達治 鬼塚
Tatsuji Onizuka
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Abstract

Figure 2022133089000001
【課題】送風手段によって取り込んだ外気がランヤードを挿通する挿通孔から漏れることを簡易的な構成で抑制できる衣服を提供する。
【解決手段】胴衣の内部に外気を送り込む送風機が着脱自在に装着される衣服10であって、背面部30に形成されて着用者が装着した安全帯のランヤードを挿通可能な挿通孔34と、背面部30の外側から挿通孔34を覆うヨーク31の下端部31dと、挿通孔34に対向するヨーク31の下端部31dの内側に設けられた内側布36と、を備え、ヨーク31の下端部31dと内側布36との間に上方に開放したポケット空間Pが形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、着用者が着用する衣服に関するものである。
従来、胴衣の内部に外気を送り込む送風手段が着脱自在に装着される衣服であって、安全帯のランヤードを挿通可能な挿通孔が後身頃に形成された衣服が知られている(例えば、特許文献1~特許文献3参照)。このような衣服では、安全帯のランヤードを挿通していない状態での挿通孔からの空気の漏れを抑制するため、挿通孔を閉塞する構造を有している。
特許第6545543号公報 特許第6191028号公報 特許第6793413号公報
ところで、従来の衣服では、挿通孔を閉塞する構造として、例えば、挿通孔に線ファスナーを設けたり、挿通孔の上下に取り付けられて互いに重なり合う一対の開口片と、衣服の内側から挿通孔を覆うと共に下端部にポケットを有する閉塞片とを設けたりしている。
しかしながら、線ファスナーを設ける場合では、衣服の重量が重くなったり、コストが高くなったりするという問題が生じる。また、衣服の内側にポケットを有する閉塞片を設けただけでは、安全帯を使用しないときに挿通孔からの空気の漏れを十分に抑えることが難しい。そのため、一対の開口片を必要とし、構造が複雑になって縫製に手間がかかってしまうという問題が生じる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、送風手段によって送り込まれた外気がランヤードを挿通する挿通孔から漏れることを簡易的な構成で抑制できる衣服を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、胴衣の内部に外気を送り込む送風手段が着脱自在に装着される衣服であって、前記胴衣に形成されて着用者が装着した安全帯のランヤードを挿通可能な挿通孔と、前記胴衣の外側から前記挿通孔を覆うフラップ布と、前記挿通孔に対向する前記フラップ布の内側に設けられた内側布と、を備え、前記フラップ布と前記内側布との間に上方に開放したポケット空間を形成する構成とした。
これにより、本発明では、送風手段によって送り込まれた外気がランヤードを挿通する挿通孔から漏れることを簡易的な構成で抑制することができる。
実施例1の衣服を示す正面図である。 実施例1の衣服を示す背面図である。 実施例1の衣服において前面部を開放して背面部を内側から見たときの平面図である。 図3におけるA部の拡大図である。 挿通孔を開いた状態を衣服の内側から見たときの説明図である。 ヨークを示す図であり、(a)は衣服の外側から見たときの平面図を示し、(b)は衣服の内側から見たときの平面図である。 ポケット空間を開いた状態を衣服の内側から見たときの説明図である。 図4におけるB-B断面図である。 外気を衣服内に送り込んだときの要部断面図である。 外気を衣服内に送り込んだときの外気の流れを示す説明図である。
本発明の衣服を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。なお、以下の説明では、衣服10を着用する着用者を基準として「上下」「左右」「前後」等の用語を用いる。
実施例1の衣服10は、着用者がフルハーネス型の安全帯(不図示)を装着した状態で着ることが可能な上着(ジャンパー)である。ここで、「フルハーネス型の安全帯」は、着用者の両肩にそれぞれ巻回する肩ベルト、腰に巻回する腰ベルト、両腿のそれぞれに巻回する腿ベルトを有し、各ベルトが連結されると共に、着用者の背中に対向する位置にランヤードが接続されている。また、「ランヤード」は、一端が安全帯に着脱自在又は一体不可分に接続され、他端に構造物に連結するためのフックが取り付けられた安全帯の命綱に当たる部分である。フルハーネス型の安全帯では、落下時に着用者が受ける衝撃荷重を全身に分散することができる。
衣服10は、図1及び図2に示すように、着用者の胴体の前側(胸部及び腹部)を覆う前面部20と、着用者の胴体の後側(背中)を覆う背面部30と、着用者の腕を覆う一対の袖11、11と、スタンドカラータイプの襟12と、を有し、前面部20と背面部30によって胴衣を形成している。
なお、実施例1では、袖11は着用者の腕を全て覆う長袖であるが、半袖や七分袖、五分袖等であってもよいし、袖11を設けないベストタイプであってもよい。さらに、袖11は、胴衣に対して着脱自在であってもよい。また、襟12は折返して使用することも可能であるし、襟12を設けなくてもよい。また、実施例1の衣服10は、綿や化繊等で織られた布や不織布等からなる生地によって形成されている。衣服10を形成する生地は、伸縮性や難燃性等の任意の性質を有していてもよいし、通気性能についても任意に設定することができる。
前面部20は、図1に示すように、身幅方向の中央部から左右に分かれる左前身頃21及び右前身頃22と、左前身頃21と右前身頃22の間を開閉自在に係止する線ファスナー23と、左右肩をそれぞれ覆う一対の肩布部40、41の前側部分と、を備えている。また、左前身頃21及び右前身頃22には、それぞれ腰ポケット24と、フック掛け部25と、が設けられている。
腰ポケット24は、着用者の腰(脇腹)に対向する位置に設けられたポケットである。腰ポケット24は、ここでは、左前身頃21及び右前身頃22にそれぞれ切込みを形成すると共に、袋状のポケット袋(不図示)の開口縁部を切込みの内側に縫い付けることで形成されている。
フック掛け部25は、衣服10の着用者が装着したフルハーネス型の安全帯に接続したランヤードに取り付けられたフックを着脱可能に引っ掛けるものである。フック掛け部25は、フックが掛けられるDカン25aと、Dカン25aを左前身頃21又は右前身頃22に取り付けるベルト部25bと、を有している。ここで、ベルト部25bは、Dカン25aに挿通された状態で中間部が折り曲げられ、端部が左前身頃21又は右前身頃22と左右それぞれの肩布部40、41との縫い合わせ部分に挟み込まれて、縫着されている。
なお、前面部20には、腰ポケット24以外に胸ポケット等のポケットを任意の位置に設けてもよいし、必ずしもポケットを設けなくてもよい。また、前面部20には、安全帯の肩ベルトを連結する胸ベルトを引き出すためのベルト通し穴や、無線機のコード等を通すための貫通孔等を形成してもよい。
背面部30は、図2に示すように、着用者の首下から肩甲骨の間を覆うヨーク31と、肩布部40、41の後側部分と、着用者の背中の中央部や腰回り等を覆う後身頃32と、を備えている。ここで、後身頃32は、複数のパーツが縫い合わされて構成されると共に、袖11が縫い付けられている。
また、後身頃32には、胴衣の内部に外気を送り込む不図示の送風機(送風手段)が着脱自在に装着される一対の通気開口33が形成されている。通気開口33は、後身頃32の身頃生地を貫通した穴であり、送風機が差し込まれる。送風機は、通気開口33の周縁部に固定される。なお、後身頃32には、通気開口33の周縁の強度を高める補強プレートや、通気開口33を適宜閉鎖可能な閉鎖布が取り付けられてもよい。
ヨーク31は、上縁31aが襟12に縫い合わされ、左右の側縁31bがそれぞれ肩布部40、41に縫い合わされている。また、ここでは、各側縁31bに沿って、マチ31cが設けられている(図6(a)参照)。マチ31cは、衣服10の表側にヨーク生地を摘まみ、折り山のきわを縫うことで形成されている。
さらに、ヨーク31の下端部31dは、図2に示すように、後身頃32に対して外側から重なっているが、ヨーク31の下縁は、後身頃32に対して縫い付けられていない。このため、衣服10の背面部30には、ヨーク31と後身頃32との間に挿通孔34が形成される。(図5参照)。挿通孔34は、着用者が装着した安全帯のランヤードを挿通可能な開口である。そして、ヨーク31の下端部31dは、胴衣の外側から挿通孔34を覆うフラップ布となる。
ここで、挿通孔34を区画する後身頃32の縁部32aは、図4に示すように、両側部32bがヨーク31に縫い付けられている。これにより、挿通孔34の身幅方向寸法W1が、ヨーク31の身幅方向寸法W2よりも小さくなる。また、後身頃32の縁部32aは、ヨーク31に縫い付けられた位置から衣服10の下部(裾側)に向かって切り欠かれている。なお、後身頃32の縁部32aは、見返し布32cによって補強されている。
さらに、ヨーク31の内側、つまり挿通孔34の上側には、図3及び図4に示すように、通気性を有するメッシュ布35が設けられている。メッシュ布35は、少なくともヨーク31や後身頃32よりも通気を有する通気性布帛である。メッシュ布35は、両側部35aがヨーク31と後身頃32との縫い合わせ部分に縫い付けられている。また、メッシュ布35の上下端部35b、35cは、それぞれパイピングにより補強されている。
また、ヨーク31の身丈方向寸法L1は、図6(a)に示すように、身幅方向の中央部が最も大きく、左右の側縁31b(身幅方向の側部)に向かうにつれて次第に小さくなっている。このため、ヨーク31の下端部31dは、下方に尖った楔形状を呈している。これにより、ヨーク31によって挿通孔34を覆う面積を確保しつつ、挿通孔34に挿通したランヤードが左右に引っ張られた際、ヨーク31に引っ掛かりにくくできる。
そして、ヨーク31の下端部31dには、挿通孔34に対向する内側に、図6(b)に示す内側布36が設けられている。内側布36は、両側縁36b及び下端縁36cがヨーク31の周縁に沿って縫い付けられる。これにより、ヨーク31と内側布36の間には、上方に開放したポケット空間Pが形成される(図7及び図8参照)。すなわち、ヨーク31の内側に内側布36を縫着することで、ヨーク31の内側には挿通孔34に対向するポケット空間Pが設けられる。
ここで、ポケット空間Pは、開口部37が内側布36の上端縁36aによって区画されている。内側布36の上端縁36aは、両側部36dがヨーク31に縫い付けられており、開口部37の身幅方向寸法は、挿通孔34の身幅方向寸法とほぼ同じ大きさになっている。なお、内側布36の上端縁36aは、メッシュ布35の下端部35cよりも僅かに下側に位置している。
また、ここでは、ヨーク31の下端部31dが下方に尖った楔形状を呈しており、ヨーク31の周縁に沿って縫い付けられた内側布36の下端縁36cも下方に尖った楔形状になっている。そのため、ポケット空間Pの下端縁は、ヨーク31と同様に下方に尖った楔形状を呈し、身幅方向が下方に向かって次第に狭くなっている。
さらに、内側布36は、ヨーク31と同じ素材の布帛で形成されているが、例えば接着芯を貼るなどすることで、ヨーク31よりも高い剛性を有している。また、内側布36の方がヨーク31の下端部31dよりも寸法が大きく、内側布36は、ヨーク31の下端部31dに対して弛みを有している。
そして、後身頃32の縁部32aが、衣服10の下部に向かって切り欠かれているため、内側布36の上端縁36aは、図4に示すように、後身頃32の縁部32aの中央部よりも上側(襟12側)に位置している。これにより、ポケット空間Pの開口部37は、挿通孔34よりも上側に位置する。
以下、図9及び図10に基づいて、実施例1の衣服10の作用を説明する。
実施例1の衣服10は、着用者がフルハーネス型の安全帯(以下、単に「安全帯」という)を装着した状態で着用されたときは、安全帯から延びるランヤードが挿通孔34に通される。挿通孔34は、ランヤードが通されることで大きな隙間が生じにくく、通気開口33に取り付けられた送風機から衣服10(胴衣)の内部に外気を送り込んだ際、挿通孔34から外気が不要に漏れることはない。このため、線ファスナー23を引き上げ、左前身頃21と右前身頃22を連結し、前面部20を閉じていれば、衣服10はほぼ密封状態となる。これにより、衣服10と着用者との間を外気が適切に流れて、着用者の汗を乾かし、体温を下げることができる。
これに対し、着用者が安全帯を装着していない状態で衣服10を着用したときは、挿通孔34にランヤードを通す必要がない。この場合には、背面部30に挿通孔34による隙間が生じている。
このように、挿通孔34にランヤードが通っていない状態において、前面部20を閉じ、通気開口33に取り付けられた送風機を駆動して衣服10の内部に外気を送り込むと、図9に示すように、外気(図9及び図10において矢印Gで示す)は、まず、後身頃32と着用者Xとの間に流れ込む。このため、後身頃32は、外気Gによって膨らみ、着用者Xから離れる方向に膨出する。
その後、外気Gは、ヨーク31に沿って流れ、外気Gの一部は着用者Xの襟元へと向かう。なお、このとき、ヨーク31に対向する位置にメッシュ布35が設けられている。このため、メッシュ布35によってヨーク31と着用者Xとの間に隙間(風路)を生じさせ、外気Gを通りやすくできる。また、ヨーク31には、左右の側縁31bに沿ってマチ31cが設けられている。このため、ヨーク31が膨らみやすくなり、ヨーク31と着用者Xとの間の隙間を大きくして、より多くの外気Gを着用者Xの襟元に向かって流すことができる。
また、ヨーク31に沿って流れる外気Gの一部は、図9及び図10に示すように、着用者Xの襟元に向かわず、衣服10の下方に向かって流れる。ここで、ヨーク31の下端部31dには、内側に内側布36が設けられており、ポケット空間Pが形成されている。そのため、ヨーク31に沿って衣服10の下方に流れた外気は、ポケット空間Pへと流れ込み、ポケット空間Pを膨らませる。これにより、内側布36が着用者Xに近づく方向に膨出する。
すなわち、図9に示すように、着用者Xと後身頃32の間に流れ込んだ外気Gと、ポケット空間Pに流れ込んだ外気Gとによって、後身頃32と内側布36とが互いに接するように膨らみ、挿通孔34による隙間が潰される。この結果、挿通孔34にランヤードを通していない状態であっても、挿通孔34からの外気Gの漏れを抑えることができる。そして、衣服10をほぼ密封状態とすることができる。
なお、挿通孔34は、ヨーク31によって後身頃32の外側から覆われているだけであり、例えば、挿通孔34の周囲に取り付けられて互いに重なり合う一対の開口片等は不要である。また、内側布36は、両側縁36b及び下端縁36cがヨーク31の内側に縫い付けられており、容易に内側布36を設けることができる。
このように、実施例1の衣服10では、簡易的な構成で、送風機によって取り込んだ外気Gがランヤードを挿通する挿通孔34から漏れることを抑制することができる。
また、実施例1の衣服10では、後身頃32の縁部32aを衣服10の下部に向かって切り欠くことで、ポケット空間Pの開口部37が、挿通孔34よりも上側に位置している。このため、挿通孔34に差し込んだランヤードがポケット空間Pに差し込まれることがなく、ランヤードを容易に挿通することができる。
また、実施例1の衣服10では、内側布36に接着芯を貼るなどすることで、内側布36の剛性をヨーク31よりも高い剛性としている。これにより、内側布36の上端縁36aによって区画されるポケット空間Pの開口部37が変形しにくくなり、外気Gの流れ等によって内側布36の上端縁36aが捲れて開口部37が狭くなることを抑制できる。このため、ポケット空間Pに外気Gを取り込みやすくして、内側布36を十分に膨らませることができる。また、ヨーク31の剛性を高めないことで、ヨーク31は外気Gによって膨らみやすく、よりポケット空間Pに外気Gを流れ込みやすくできる。
また、実施例1の衣服10では、内側布36の方がヨーク31の下端部31dよりも寸法が大きく、内側布36は、ヨーク31の下端部31dに対して弛みを有している。これにより、ポケット空間Pが広がりやすく、ポケット空間Pに外気Gを取り込みやすくできる。
さらに、ポケット空間Pは、下方に尖った楔形状を呈し、身幅寸法が下方に向かって次第に狭くなっている。このため、ポケット空間Pに外気Gを導入しやすく、ポケット空間Pを十分に広げることができる。
以上、本発明の衣服10を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1の衣服10では、内側布36の剛性をヨーク31よりも高くすることで、ポケット空間Pの開口部37の保持性能を高める構成とする例を示したが、これに限らない。例えば、内側布36の上端縁36aに、身幅方向に延びる補強部材を取り付けてもよい。補強部材は、形状保持性能を有する軟質金属や、軟質合成樹脂等によって形成されたワイヤー等で構成され、変形自在である。このような補強部材を内側布36の上端縁36aに取り付けることで、ポケット空間Pの開口部37を任意の形状で保持することができ、ポケット空間Pに外気Gを取り込みやすくできる。なお、例えば、内側布36の上端縁36aを折り返し、折り返しの内側に補強部材を挟み込むことで、内側布36に補強部材を取り付けることができる。
また、実施例1の衣服10では、内側布36の上端縁36aが、メッシュ布35の下端部35cよりも僅かに下側に位置している例を示した。しかしながら、これに限らず、例えば、メッシュ布35の下端部35cと内側布36の上端縁36aとを縫い合わせ、ポケット空間Pの開口部37を通気性布帛であるメッシュ布35によって閉塞してもよい。
ポケット空間Pの開口部37をメッシュ布35によって閉塞することで、ポケット空間Pへの外気の取り込みを確保しつつ、ランヤードを挿通孔34に通す際、ランヤードが誤ってポケット空間Pに差し込まれることを防止できる。
また、内側布36の上端縁36aを、メッシュ布35の下端部35cよりも上側(襟12側)に位置させたり、内側布36の上端縁36aとメッシュ布35の下端部35cとの位置を同じ位置に設定したりしてもよい。これらの場合であっても、メッシュ布35によってランヤードがポケット空間Pに差し込まれることを防止できる。
また、実施例1では、ヨーク31と後身頃32との間に隙間を生じさせて挿通孔34とし、ヨーク31の下端部31dを、挿通孔34を覆うフラップ布とする例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、背面部30を後身頃32のみで構成し、後身頃32に切込みを形成して挿通孔34とすると共に、当該切込みの上側にポケット空間Pが形成されたフラップ布を固定して、挿通孔34を覆うようにしてもよい。すなわち、フラップ布は、背面部30とは別部材で構成されていてもよい。
さらに、実施例1の衣服10では、フラップ布であるヨーク31の下端部31dが下方に尖った楔形状を呈する例を示したが、これに限らない。例えば、下端縁が円弧状に湾曲したラウンドタイプや、下端縁が四角形状のボックスタイプのヨークであってもよい。また、ポケット空間Pについても、下端縁が湾曲したり、四角くなっていたりしてもよい。つまり、フラップ布やポケット空間Pの形状は任意に設定することができる。
10 衣服
20 前面部
30 背面部
31 ヨーク
31a 上縁
31b 側縁
31c マチ
31d 下端部(フラップ布)
32 後身頃
32a 縁部
33 通気開口
34 挿通孔
35 メッシュ布
36 内側布
36a 上端縁
37 開口部
40、41 肩布部
P ポケット空間

Claims (7)

  1. 胴衣の内部に外気を送り込む送風手段が着脱自在に装着される衣服であって、
    前記胴衣に形成され、着用者が装着した安全帯のランヤードを挿通可能な挿通孔と、
    前記胴衣の外側から前記挿通孔を覆うフラップ布と、
    前記挿通孔に対向する前記フラップ布の内側に設けられた内側布と、を備え、
    前記フラップ布と前記内側布との間に、上方に開放したポケット空間が形成される
    ことを特徴とする衣服。
  2. 請求項1に記載された衣服において、
    前記ポケット空間の開口部は、前記挿通孔よりも上側に位置している
    ことを特徴とする衣服。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された衣服において、
    前記内側布は、前記フラップ布よりも高い剛性を有している
    ことを特徴とする衣服。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記内側布は、前記フラップ布に対して弛みを有している
    ことを特徴とする衣服。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記ポケット空間は、下端縁が下方に向かって身幅方向寸法が次第に狭くなっている
    ことを特徴とする衣服。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記内側布は、上端縁に変形自在な補強部材が設けられている
    ことを特徴とする衣服。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載された衣服において、
    前記ポケット空間は、通気性を有する通気性布帛によって開口部が閉塞されている
    ことを特徴とする衣服。
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