JP2022131477A - 物流管理装置、物流管理方法、及び物流管理プログラム - Google Patents

物流管理装置、物流管理方法、及び物流管理プログラム Download PDF

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教宏 室井
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Abstract

【課題】貨物リリースを迅速に行って総合的な物流費を抑制すること。【解決手段】本実施の形態の物流管理装置は、各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタと、入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理手段と、前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会手段と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、物流管理装置、物流管理方法、及び物流管理プログラムに関する。
例えば、貨物利用運送事業者(NVOCC)の輸入管理業務において、ヤードに搬入された貨物のリリース(搬出指示)を迅速に行う事が求められる。例えば、NVOCCに関するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2004-302723号公報
しかしながら、特許文献1では、貨物リリースを迅速に行って、総合的な物流費を抑制することに関して何等記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、貨物リリースを迅速に行って、総合的な物流費を抑制することが可能な物流管理装置、物流管理方法、及び物流管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた物流管理装置であって、前記制御部は、各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタにアクセス可能に構成されており、入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理手段と、前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記各種業務は、BL回収業務、支払業務、請求業務、回収業務を含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記BL回収業務の終了条件は、BLが元地回収された、BLが回収された、請求先と包括LGの取り決めがある、及びSINGLE LGを回収した、のうちのいずれか1つの条件を満たすことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記支払業務の終了条件は、支払先の支払条件が締支払又は支払処理がされたことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記請求業務の終了条件は、請求書が発行されたことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記回収業務の終了条件は、請求先より振込処理の通知を受けた、請求先より入金され債権との確認(引当)がとれた、及び自社通関部にて輸入海上番号を使用して輸入指図情報が作成された、のうちいずれか1つの条件を満たすことにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、前記リリース判定は、前記BL回収業務、前記支払業務、前記請求業務、前記回収業務が全て終わっていることを条件とすることにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行される物流管理方法であって、前記制御部は、各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタにアクセス可能に構成されており、前記制御部において実行される、入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理工程と、前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行される物流管理プログラムであって、前記制御部は、各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタにアクセス可能に構成されており、前記制御部において、入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理工程と、前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会工程と、を実行させるための物流管理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、貨物リリースを迅速に行って、総合的な物流費を抑制することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る物流管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態に係る物流管理システムのER図の一例を示す図である。 図3は、判定条件情報の一例を示す図である。 図4は、判定条件マスタの構成例を示す図である。 図5は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の全体の動作の概略を説明するためのフローを示す図である。 図6は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図7は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図8は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図9は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図10は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図11は、本実施の形態に係る物流管理システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、貨物利用運送事業者(NVOCC)の輸入管理業務において、ヤードに搬入された貨物のリリース(搬出指示)を迅速に行う事が求められる。貨物リリースに当たり、各書類の状況や作業進捗、回収状況、支払状況の把握が必要になる。
しかしながら、従来、作業進捗と回収状況、支払状況を包括的に管理できるシステムがないため、未回収・未支払に起因する作業の遅延(入金確認ができなければヤードからのリリースができない、など)や回収・支払の遅延、漏れが発生する要因となっている。
そこで、本実施の形態では、案件毎に債権及び債務情報を管理する基幹システムの特徴に着目し、貨物リリースに必要な作業や入出金進捗をシステムに登録し、各業務の終了判定やリリース判定を自動で行い、照会画面で、案件毎の情報(作業・入出金進捗)やリリース判定の確認が随時(リアルタイム)可能なシステムを構築した。
本実施の形態によれば、貨物リリースを迅速に行うことが可能になり、総合的な物流費を抑制することが可能となる(例えば、保管料・延滞料の抑制)。また、誤ったリリース指示を抑制し、債権の回収漏れを防止することが可能となる。さらに、案件にかかる処理を1担当が全て行うのではなく、各処理を複数担当が同時に処理可能となり、業務効率を改善することが可能となる。
本実施の形態の物流費管理システムは、NVOCC等の業種に好適に使用することができる。
[2.構成]
本実施形態に係る物流管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、物流管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
物流管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、物流管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
物流管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。物流管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、物流管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、物流管理装置100と、端末400・・・やサーバ200等とを通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。端末400・・・は、例えば、国際物流部門、通関部門、経理部門等で使用される端末である。端末400・・・は、物流管理装置100にアクセス可能に構成されており、物流管理装置100が提供する各種画面(例えば、入力画面や照会画面)を操作して、物流管理装置100に各種処理を実行させたり、情報の登録が可能となっている。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。また、「出力」とは、出力装置114で出力すること等をいい、例えば、モニタ114への表示出力やプリンタ114での印刷出力することの他、外部にデータを送信することを含む。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。また、記憶部106は、請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106c、判定条件マスタ106d、データテーブル106eを備えている。図2は、ER図を示している。図3は、データテーブル106eに格納される判定条件情報の一例を示す図である。図4は、判定条件マスタ106dの一例を示す図である。
請求先マスタ106aは、請求先(荷主)の情報を管理するためのマスタであり、図2に示すように、請求先コード、請求先名、LG有無のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
請求先LG情報マスタ106bは、図2に示すように、請求先コード、行、LG種別、取扱開始、取扱終了のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
支払先マスタ106cは、支払先(船社)の情報を管理するためのマスタであり、支払条件等の情報を保持する。支払先マスタ106cは、図2に示すように、支払先コード、支払先名、支払条件のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
データテーブル106eは、判定条件情報、海上輸入情報、原価情報、請求情報、回収予定情報、入金引当情報、入金情報、輸入指図情報、支払依頼情報、支払決済情報等の各種データを格納するためのテーブルである。海上輸入情報、原価情報、請求情報、回収予定情報、入金引当情報、入金情報、輸入指図情報、支払依頼情報、支払決済情報を業務情報と称する。
海上輸入情報は、図2に示すように、海上輸入番号、請求先コード、請求先名(荷主)、入港日、HBLNO、元地回収区分、BL回収区分、BL回収日、SINGLE LG回収日、振込連絡日、リリース日のデータを含んでいてもよい。
原価情報は、図2に示すように、海上輸入番号、行、支払先コード、支払先名、支払項目名、支払金額等のデータを含んでいてもよい。
請求情報は、図2に示すように、海上輸入番号、行、請求項目コード、請求項目名、請求金額を含んでいてもよい。
回収予定情報は、図2に示すように、回収予定番号、海上輸入番号、請求先コード、請求先名、計上日、回収予定日、回収予定金額、振込番号を含んでいてもよい。
支払依頼情報は、図2に示すように、支払依頼ヘッダ情報と支払依頼明細情報で構成してもよい。支払依頼ヘッダ情報は、支払依頼番号、支払先コード、支払先名、計上日、支払予定日のデータを含んでいてもよい。支払依頼明細情報は、支払依頼番号、行、海上輸入番号、支払金額のデータを含んでいてもよい。
支払決済情報は、支払決済ヘッダ情報と支払決済明細情報で構成されてもよい。支払決済ヘッダ情報は、図2に示すように、支払決済番号、支払先コード、支払先名、支払日、支払金額のデータを含んでいてもよい。支払決済明細情報は、図2に示すように、支払決済番号、行、支払依頼番号、支払金額のデータを含んでいてもよい。
入金情報は、図2に示すように、入金番号、入金日、入金金額、振込番号を含んでいてもよい。
入金引当情報は、入金引当情報(ヘッダ)と入金引当明細情報とで構成されてもよい。
入金引当情報(ヘッダ)は、図2に示すように、入金引当番号、引当日を含んでいてもよい。入金引当明細情報は、図2に示すように、入金引当番号、行、入金番号、入金引当金額、回収予定番号、回収引当金額を含んでいてもよい。
輸入指図(台帳)情報は、図2に示すように、輸入台帳番号、海上輸入番号、請求先(荷主)コードを含んでいてもよい。
判定条件情報は、各種業務の終了判定及びルート判定の種類を示すものである。判定条件マスタ106dを設定する場合に参照することができる。判定条件情報は、No、項目、分類、説明を含んでいる。例えば、No「4」は、項目「BL判定」、分類「BL情報」、説明「No.5、6、8の条件により〇もしくは×で状態を表現する。」となっている。No「10」は、項目「支払判定」、分類「原価関連」、説明「No.12、15の条件により〇もしくは×で状態を表現する。」となっている。No「16」は、項目「請求判定」、分類「請求関連」、説明「No.18が済の場合に〇を表示する。」となっている。
No「19」は、項目「入金判定」、分類「入金関連」、説明「No.20、21、22の条件により〇もしくは×で状態を表現する。」となっている。No「23」、項目「リリース判定」、分類「リリース」、説明「No.4:BL判定、No.10:支払判定、No.16:請求判定、No.19:入金判定全て〇の場合に〇を表示。」となっている。
判定条件マスタ106dは、各種業務の終了判定及びルート判定の条件を設定したマスタである。照会画面の項目について関数を利用する場合に設定を登録する。照会で抽出するテーブル・項目を指定して関数の設定が可能となっている。判定条件マスタ106dは、図4に示すように、処理名、項目ID(判定条件情報のNoに対応)、項目名、行、設定関数を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。図に示す例では、1行目は、処理名「輸入海上照会」、項目ID「4」、項目名「BL判定」、行「1」、設定関数「CASE WHEN (isnull([海上輸入情報].[元地回収区分],0) = 2) or (ISNULL([請求先LG情報].[LG種別コード],’’) = 1) or ([海上輸入情報].[SINGLE LG回収日] is not null) or ([海上輸入情報].[BL回収日] is not null) THEN ’〇’ ELSE ’×’ END」となっている。
制御部102は、物流管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、業務情報入力処理部102aと、照会処理部102bと、マスタメンテ部102cと、画面表示制御部102dと、を備えている。
制御部102は、記憶部106に格納されている請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106c、判定条件マスタ106d、データテーブル106eにアクセス可能に構成されている。なお、これらのマスタ群やデータテーブル106eは、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
業務情報入力処理部102aは、入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力して、データテーブル106eに格納する。各種業務は、BL回収業務、支払業務、請求業務、回収業務を含むことにしてもよい。
照会処理部102bは、判定条件マスタ106dを参照して、業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を照会画面に表示する。この場合、BL回収業務の終了条件は、BLが元地回収された、BLが回収された、請求先と包括LGの取り決めがある、及びSINGLE LGを回収した、のうちいずれか1つの条件を満たすことにしてもよい。支払業務の終了条件は、支払先の支払条件が締支払又は支払処理がされたことにしてもよい。請求業務の終了条件は請求書が発行されたことにしてもよい。
回収業務の終了条件は、請求先より振込処理の通知をうけた、請求先より入金され債権との確認(引当)がとれた、及び自社通関部にて輸入海上番号を使用して輸入指図情報が作成された、のうちいずれか1つの条件を満たすことにしてもよい。リリース判定は、BL回収業務、支払業務、請求業務、回収業務が全て終わっていることを条件としてもよい。
マスタメンテ部102cは、例えば、不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106c、判定条件マスタ106dに対して、データの登録・追加・変更・削除等の編集を行うためのものである。
画面表示制御部102dは、モニタ114に表示したり、端末400・・・に提供する各種画面(例えば、入力画面、照会画面等)の表示及びその入力を制御する。
[3.具体例]
図1~図10を参照して、本実施の形態における物流管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。図5は、本実施の形態における物流管理装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。
(全体の処理)
図5を参照して、本実施の形態における物流管理装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明する。図5において、業務情報入力処理部102aは、海上輸入入力処理(S1)を実行する。海上輸入入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、当該端末400の入力画面での入力操作に応じて、請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106cを参照して、海上輸入情報、請求情報、原価情報を入力して、データテーブル106eに登録する。海上輸入入力処理では、案件単位で情報を管理し、海上輸入番号を採番し、海上輸入情報、原価情報、及び請求情報を入力する。海上輸入情報、原価情報、及び請求情報は、海上輸入番号で紐付けする。
業務情報入力処理部102aは、請求書発行処理(S2)を実行する。請求書発行処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、当該端末の入力画面での入力操作に応じて、請求情報を確定させて、回収予定情報を作成してデータテーブル106eに登録するとともに、回収予定情報に基づいた請求書を発行する。
業務情報入力処理部102aは、支払依頼入力処理(S3)を実行する。支払依頼入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、当該端末の入力画面での入力操作に応じて、原価情報を確定させて、原価情報に基づいて支払依頼情報を作成してデータテーブル106eに登録すると共に、支払依頼情報に基づいた支払依頼書を発行する。
業務情報入力処理部102aは、支払決済入力処理(S4)を実行する。支払決済入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、経理部門の端末400からのアクセスに応じて、当該端末の入力画面での入力操作に応じて、支払依頼情報を基づいて支払決済情報を作成してデータテーブル106eに登録する。
業務情報入力処理部102aは、BL/LG回収入力処理(S5)を実行する。BL/LG回収入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、当該端末の入力画面での入力操作に応じて、BL又はLGを回収したタイミングで海上輸入情報のBL回収日又はSINGLE BL回収日を更新する。
業務情報入力処理部102aは、振込確認入力処理(S6)を実行する。振込確認入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、当該端末の入力画面での入力操作に応じて、請求書発行にて発行された請求額に対し、荷主から振込処理の連絡を受けた場合に、海上輸入情報の振込連絡日を更新(登録)する。振込証書を元に入金・引当未処理でもリリース可能の判断をする。
業務情報入力処理部102aは、入金入力処理(S7)を実行する。入金入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、経理部門の端末400からのアクセスに応じて、入金の実績として入金情報をデータテーブル106eに登録する。
業務情報入力処理部102aは、入金引当入力処理(S8)を実行する。入金引当入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、入金情報と回収予定情報を紐付けるための入金引当情報を生成して、データテーブル106eに登録する。
業務情報入力処理部102aは、輸入指図入力処理(S9)を実行する。輸入指図入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、通関部門の端末400からのアクセスに応じて、貨物リリース後も自社で通関を請け負う際に前段の海上輸入情報から情報を取得し、輸入指図情報(台帳)を作成して、データテーブル106eに登録する。自社で通関を請け負う場合には請求の回収は通関処理後の通関請求と合算して請求するため、未回収状態でもリリース可能と判断する。
業務情報入力処理部102aは、貨物リリース入力処理(S10)を実行する。貨物リリース入力処理では、業務情報入力処理部102aは、例えば、国際物流部門の端末400からのアクセスに応じて、貨物リリースしたタイミングで輸入海上情報のリリース日を更新する。なお、貨物リリース可能な海上輸入番号のみ登録可能である。また、リリース不可の場合はエラー表示(例えば、×)される。
照会処理部102bは、輸入海上照会処理(S11)を実行する。輸入海上照会処理では、照会処理部102bは、例えば、各部門の端末400からのアクセスに応じて、指定される抽出条件に従って、判定条件マスタ106dを参照して、業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を含む海上輸入情報を照会画面に表示する。すなわち、抽出条件を指定し、一覧形式で海上輸入情報の参照が可能となっていている。また、照会したタイミングで各種データ登録状況に応じたリリース判定がリアルタイムに表示される。
BL回収業務の終了条件は、BLが元地回収された(S1:海上輸入入力にて登録)、BLが回収された(S5:BL/LG回収入力にて登録)、請求先と包括LGの取り決めがある(請求先マスタのLG情報に登録)、SINGLE LGを回収した(S5:BL/LG回収入力にて登録)のいずれか1つを満たすことである。
支払業務の終了条件は、支払先の支払条件が締支払又は支払処理がされた(S3:支払依頼を経て、S4:支払決済入力が処理された)を満たすことである。
請求業務の終了条件は請求書が発行された(S2:請求書発行処理をしている)時である。
回収業務の終了条件は、請求先より振込処理の通知をうけた(S6:振込確認入力を入力)、請求先より入金され債権との確認(引当)がとれた(S9:入金引当入力で処理)、自社通関部にて輸入海上番号を使用して輸入指図情報が作成された(S10:輸入指図入力で処理)のいずれか1つを満たすことである。
(サンプルデータ)
図6~図11は、本実施の形態における物流管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。図6~図11を参照して、本実施の形態における物流管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。以下の例では、図4に示す判定条件マスタ106dのデータ例を使用して、輸入海上照会を行う場合を説明する。
マスタメンテ部102cは、不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106cのデータを設定する。図6は、請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106cのデータ設定例を示す図である。
図6に示す請求先マスタの例では、1行目は、請求先コード「SEI001」、請求先名「AAA貿易(株)」、LG有無「あり」、2行目は、請求先コード「SEI002」、請求先名「BBB商事(株)」、LG有無「なし」、請求先コード「SEI003」、請求先名「B(株)CCCトレーディング」、LG有無「あり」となっている。
図6に示す請求先LG情報マスタの例では、1行目は、請求先コード「SEI001」、行「1」、LG種別「SINGLE LG」、取扱開始「2019/10/01」、取扱終了「2020/03/31」、2行目は、請求先コード「SEI001」、行「2」、LG種別「包括LG」、取扱開始「2020/04/01」、取扱終了「2021/03/31」、3行目は、請求先コード「SEI003」、行「1」、LG種別「包括LG」、取扱開始「2020/04/01」、取扱終了「2020/09/30」となっている。
図6に示す支払先マスタの例では、1行目は、支払先コード「PAY001」、支払先名「DDD海運(株)」、支払条件「支払条件都度」、2行目は、支払先コード「PAY002」、支払先名「((株)EEEロジ」、支払条件「諸掛締払」となっている。
(S1:海上輸入入力処理)
図7は、海上輸入情報、原価情報、請求情報の入力例を示している。海上輸入入力処理では、請求先マスタ106a、請求先LG情報マスタ106b、支払先マスタ106cを参照して、海上輸入情報、請求情報、原価情報を入力して、データテーブル106eに登録する。
図7に示す海上輸入情報の例では、1行目は、海上輸入番号「IDO001」、請求先(荷主)「SEI001:AAA貿易(株)」、入港日「2020/12/01」、HBLNO「OBHBL12011」、元地回収区分「通常」、2行目は、海上輸入番号「IDO002」、請求先(荷主)「SEI002:BBB商事(株)」、入港日「2020/12/01」、HBLNO「OBHBL12012」、元地回収区分「通常」3行目は、海上輸入番号「IDO003」、請求先(荷主)「SEI001:AAA貿易(株)」、入港日「2020/12/01」、HBLNO「OBHBL12013」、元地回収区分「元地回収」となっている。
図7に示す原価情報の例では、1行目は、海上輸入番号「IDO001」、行「1」、支払先「PAY001:DDD海運(株)」、支払項目「OCEAN FREIGHT」、支払金額「¥5,000」、2行目は、海上輸入番号「IDO001」、行「2」、支払先「PAY001:DDD海運(株)」、支払項目「DOC FEE」、支払金額「”¥4,000」、3行目は、海上輸入番号「IDO001」、行「3」、支払先「PAY001:DDD海運(株)」、支払項目「THC」、支払金額「¥2,000」となっていている。
図7に示す請求情報の例では、1行目は、海上輸入番号「IDO001」、行「1」、請求項目「D/O FEE」、請求金額「¥1,000」、海上輸入番号「IDO001」、行「2」、2行目は、請求項目「OCEAN FREIGHT」、請求金額「¥6,000」、3行目は、海上輸入番号「IDO001」、行「3」、請求項目「DOC FEE」、請求金額「¥4,000」となっている。海上輸入番号「IDO003」、海上輸入番号「IDO004」の請求情報は未入力の状態である。
図8は、回収予定情報、支払依頼情報、支払決済情報の入力例を示す図である。
(S2:請求書発行処理)
請求書発行処理では、請求情報を確定させて、回収予定情報を作成してデータテーブル106eに登録すると共に、回収予定情報に基づいた請求書を発行する。
図8に示す回収予定情報の例では、1行目は、回収予定番号「KAI001」、海上輸入番号「IDO001」、請求先「SEI001:AAA貿易(株)」、計上日「2020/12/01」、回収予定日「2020/12/08」、回収予定金額「¥13,000」、振込番号「11112」、2行目は、回収予定番号「KAI002」、海上輸入番号「IDO002 請求先「SEI002:BBB商事(株)」、計上日「2020/12/01」、回収予定日「2020/12/08」、回収予定金額「¥27,000」、振込番号「11113」となっている。
(S3:支払依頼入力処理)
支払依頼入力処理では、原価情報を確定させて、原価情報に基づいて支払依頼情報を作成してデータテーブル106eに登録すると共に、支払依頼情報に基づいた支払依頼書を発行する。
図8に示す支払依頼情報の支払依頼ヘッダ情報は、1行目は、支払依頼番号「PYI001」、支払先「PAY001:DDD海運(株)」、計上日「2020/12/01」、支払予定日「2020/12/01」、2行目は、支払依頼番号「PYI002」、支払先「PAY001:DDD海運(株)」、計上日「2020/12/01」、支払予定日「2020/12/01」となっている。
図8に示す支払依頼情報の支払依頼明細情報は、1行目は、支払依頼番号「PYI001」、行「1」、海上輸入番号「IDO001」、支払金額「¥11,000」、2行目は、支払依頼番号「PYI001」、行「2」、海上輸入番号「IDO002」、支払金額「¥21,000」、3行目は、支払依頼番号「PYI002」、行「1」、海上輸入番号「IDO001」、支払金額「¥7,000」となっている。
(S4:支払決済入力処理)
支払決済入力処理では、支払依頼情報を基づいて支払決済情報を作成してデータテーブル106eに登録する。
図8に示す支払決済情報の支払決済ヘッダ情報の例では、支払決済番号「PYP001」、支払先「PAY001:DDD海運(株)」、支払日「2020/12/01」、支払金額「¥39,000」となっている。
また、図8に示す支払決済情報の支払決済明細情報の例では、1行目は、支払決済番号「PYP001」、行「1」、支払依頼番号「PYI001」、支払金額「¥32,000」、2行目は、支払決済番号「PYP002」、行「1」、支払依頼番号「PYI002」、支払金額「¥7,000」となっている。
(S5:BL/LG回収入力処理)
BL/LG回収入力処理では、BL又はLGを回収したタイミングで海上輸入情報のBL回収日又はSINGLE BL回収日を更新する。図9に示す例では、海上輸入情報の2行目の海上輸入番号「IDO002」のBL回収日「2020/12/02」が更新される。
(S6:振込確認入力処理)
振込確認入力処理では、請求書発行にて発行された請求額に対し、荷主から振込処理の連絡を受けた場合に、海上輸入情報の振込連絡日を更新する。振込証書を元に入金・引当未処理でもリリース可能の判断をする。図9に示す例では、海上輸入情報の1行目の海上輸入番号「IDO001」の振込連絡日「2020/12/02」が更新される。
(S7:入金入力処理)
入金入力処理では、入金の実績として入金情報をデータテーブル106eに登録する。
図9に示す入金情報の例では、1行目は、入金番号「NYK001」、入金日「2020/12/02」、入金金額「¥13,000」、2行目は、入金番号「NYK002」、入金日「2020/12/02」、入金金額「¥27,000」、振込番号「11113」となっている。
(S8:入金引当入力処理)
入金引当入力処理では、入金情報と回収予定情報を紐付けるための入金引当情報を生成して、データテーブル106eに登録する。
図10に示す入金引当情報のヘッダの例では、1行目は、入金引当番号「NKH001」、引当日「2020/12/02」、2行目は、入金引当番号「NKH002」、引当日「2020/12/02」となっている。図9に示す入金引当情報の入金引当明細情報の例では、1行目は、入金引当番号「NKH001」、行「1」、入金番号「NYK001」、入金引当金額「¥13,000」、回収予定番号「KAI001」、回収引当金額「¥13,000」、2行目は、入金引当番号「NKH002」、行「1」、入金番号「NYK002」、入金引当金額「¥27,000」、回収予定番号「KAI002」、回収引当金額「¥27,000」となっている。
(S9:輸入指図入力処理)
輸入指図入力処理では、貨物リリース後も自社で通関を請け負う際に前段の海上輸入情報から情報を取得し、輸入指図情報(台帳)を作成して、データテーブル106eに登録する。自社で通関を請け負う場合には請求の回収は通関処理後の通関請求と合算して請求する為、未回収状態でもリリース可能と判断する。
図10に示す輸入指図情報の例では、輸入台帳番号「III001」、海上輸入番号「IDO003」、請求先(荷主)「SEI001:AAA貿易(株)」となっている。
(S10:貨物リリース入力処理)
貨物リリース入力処理では、貨物リリースしたタイミングで輸入海上情報のリリース日を更新する。なお、貨物リリース可能な海上輸入番号のみ登録可能である。また、リリース不可の場合は照会画面でエラー表示(例えば、×)される。
図10に示す例では、海上輸入情報の海上輸入番号「IDO001」のリリース日を「2020/12/03」に更新し、海上輸入番号「IDO002」のリリース日を「2020/12/03」に更新する。
(S11:輸入海上照会処理)
輸入海上照会処理では、指定される抽出条件に従って、判定条件マスタ106dを参照して、業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を含む海上輸入情報を照会画面に表示する。すなわち、輸入海上照会処理では、抽出条件を指定し、一覧形式で海上輸入情報の参照が可能となっている。また、照会したタイミングで各種データ登録状況に応じたリリース判定がリアルタイムに表示される。
図11は、図4の判定条件マスタ106dの設定例で判定した場合の抽出結果の表示例を示している。抽出結果は不図示の照会画面に表示される。同図に示す例では、1行目は、海上輸入番号「IDO001」、請求先「SEI001:AAA貿易(株)」、入港日「2020/12/01」、BL判定「〇」、元地回収区分「通常」、LG有無「あり」、LG種別「包括LG」、支払判定「〇」、船社支払先「Y001:DDD海運((株)」、支払条件「都度」、支払金額「¥11,000」、支払依頼番号「PYI001」、支払決済番号「PYP001」、請求判定「〇」、回収予定金額「¥13,000」、請求書発行「済」、入金判定「〇」、振込連絡日「2020/12/02」、入金引当番号「NKH001」、リリース判定「〇」、リリース日「2020/12/03」となっている。この例では、上記サンプルデータの業務情報について、図4の判定条件マスタ106dを使用して終了判定すると、BL判定「〇」、支払判定「〇」、請求判定「〇」となるので、リリース判定「〇」となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタ106dと、入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理部102aと、判定条件マスタ106dを参照して、業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会処理部102bと、を備えているので、各業務の終了やリリース判定を迅速に行うことができ、これにより、貨物リリースを迅速に行って総合的な物流費を抑制することが可能となる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、物流管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、物流管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて物流管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、物流管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、物流管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、物流管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 物流管理装置
102 制御部
102a 業務情報入力処理部
102b 照会処理部
102c マスタメンテ部
102d 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 請求先マスタ
106b 請求先LG情報マスタ
106c 支払先マスタ
106d 判定条件マスタ
106e データテーブル
200 サーバ
300 ネットワーク
400 端末

Claims (9)

  1. 制御部を備えた物流管理装置であって、
    前記制御部は、
    各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタにアクセス可能に構成されており、
    入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理手段と、
    前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会手段と、
    を備えたことを特徴とする物流管理装置。
  2. 前記各種業務は、BL回収業務、支払業務、請求業務、回収業務を含むことであることを特徴とする請求項1に記載の物流管理装置。
  3. 前記BL回収業務の終了条件は、BLが元地回収された、BLが回収された、請求先と包括LGの取り決めがある、及びSINGLE LGを回収した、のうちいずれか1つの条件を満たすことであることを特徴とする請求項2に記載の物流管理装置。
  4. 前記支払業務の終了条件は、支払先の支払条件が締支払又は支払処理がされたことであることを特徴とする請求項2に記載の物流管理装置。
  5. 前記請求業務の終了条件は、請求書が発行されたことであることを特徴とする請求項2に記載の物流管理装置。
  6. 前記回収業務の終了条件は、請求先より振込処理の通知を受けた、請求先より入金され債権との確認(引当)がとれた、及び自社通関部にて輸入海上番号を使用して輸入指図情報が作成された、のうちいずれか1つの条件を満たすことであることを特徴とする請求項2に記載の物流管理装置。
  7. 前記リリース判定は、前記BL回収業務、前記支払業務、前記請求業務、前記回収業務が全て終わっていることを条件とすることを特徴とする請求項2~6のいずれか1つに記載の物流管理装置。
  8. 制御部を備えた情報処理装置で実行される物流管理方法であって、
    前記制御部は、
    各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタにアクセス可能に構成されており、
    前記制御部において実行される、
    入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理工程と、
    前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会工程と、
    を含むことを特徴とする物流管理方法。
  9. 制御部を備えた情報処理装置で実行される物流管理プログラムであって、
    前記制御部は、
    各種業務の終了条件やリリース判定の条件を登録した判定条件マスタにアクセス可能に構成されており、
    前記制御部において、
    入出金や作業の各種業務の進捗を含む業務情報を入力する業務情報入力処理工程と、
    前記判定条件マスタを参照して、前記業務情報に基づいて各業務の終了の判定やリリース判定を行い、その判定結果を表示部の照会画面に表示する照会工程と、
    を実行させるための物流管理プログラム。
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