JP2022124306A - 熱可塑性樹脂成型体及び包装材 - Google Patents

熱可塑性樹脂成型体及び包装材 Download PDF

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Kenta Konuma
徹三 ▲崎▼山
Tetsuzo Sakiyama
愛沙子 藤井
Asako Fujii
優絵 伊藤
Masae Ito
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Abstract

【課題】酸素バリアに有効である迷路効果の最適化が可能な熱可塑性樹脂成型体を提供すること。【解決手段】水蒸気バリア性を有する樹脂、官能基を有する樹脂および酸素バリア性を有する樹脂を含み、前記官能基を有する樹脂は、前記水蒸気バリア性を有する樹脂と異なる樹脂であり、前記官能基は、前記酸素バリア性を有する樹脂と結合し得る反応基を有し、前記官能基を有する樹脂が前記酸素バリア性を有する樹脂を包み込んだコアシェル構造体が、前記水蒸気バリア性を有する樹脂の中に島として存在する分散相を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱可塑性樹脂成型体及び包装材に関する。
包装材(包装フィルムや包装体、容器)には内容物保護の観点から、ガスバリア性に優れた各種の樹脂フィルムや樹脂成型体が用いられている。包装材に一般的に用いられる材料としてはポリエチレン(以下「PE」)、ポリプロピレン(以下「PP」)等のオレフィン系樹脂を主体とした材料構成であり、これらオレフィン系樹脂は水蒸気に対してのバリア性に優れるが、酸素に対してのバリア性に劣る。一方、例えばエチレン-ビニルアルコール共重合体(以下「EVOH」)等の親水性樹脂では、酸素に対するバリア性に優れており、水蒸気に対しバリア性に劣る。
包装材として求められるバリア性として、酸素バリア性と、水蒸気バリア性の両立が挙げられるが、従来は酸素バリア性を有する樹脂、水蒸気バリア性を有する樹脂を複数積層することで、酸素および水蒸気を両立するバリア性を得てきた。特許文献1では、積層によりバリア性の両立が得られているが、積層フィルムの各々の間の接着性の問題および、製造工程の複雑化の問題がある。
特許文献2では、表層にPEやPP等のポリオレフィン樹脂、中間層にEVOH、MXDナイロンに複合材として酸変性等の相溶化剤を組成とした、積層体となり特許文献1と同様に接着性の問題や、製造工程の複雑化の問題がある。
特開平10-080984号公報 特開2008-150539号公報
酸素および水蒸気のバリア性を両立する方法である、酸素バリア性を有する材料と水蒸気バリア性を有する材料の混合では、単純に混ぜ合わせた溶融ブレンドでは、酸素バリア性が十分に得られない問題がある。
本発明は、酸素バリア性に優れた材料を水蒸気バリア性に優れた材料に分散させ、かつ分散相である酸素バリア樹脂の形状を制御することで、酸素バリアに有効である迷路効果の最適化が可能な熱可塑性樹脂成型体及びこれを用いた包装材を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る熱可塑性樹脂成型体及びこれを用いた包装材は、水蒸気バリア性を有する樹脂、官能基を有する樹脂および酸素バリア性を有する樹脂を含み、前記官能基を有する樹脂は、前記水蒸気バリア性を有する樹脂と異なる樹脂であり、前記官能基は、前記酸素バリア性を有する樹脂と結合し得る反応基を有し、前記官能基を有する樹脂が前記酸素バリア性を有する樹脂を包み込んだコアシェル構造体は、前記水蒸気バリア性を有する樹脂の中に島として存在する分散相を形成することを特徴とする。
本開示の一態様に係る熱可塑性樹脂成型体及びこれを用いた包装材であれば、酸素バリア性を有するエチレン-ビニルアルコール共重合体の分散形状を制御することにより、包装材に必要な酸素バリア性を有し、かつ包装材に必要な耐衝撃性能、ヒートシール性能を有する、熱可塑性樹脂成型体及びこれを用いた包装材を提供できる。
本実施形態に係る熱可塑性樹脂成型体の一構成例を模式的に示す概略図である。 本実施形態に係る熱可塑性樹脂成型体の一構成例を模式的に示す断面図である。
本開示の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明について詳細に記述する。なお、図面に示す構成は模式的なものであり、各部の大きさや形状等は理解を容易にするため適宜誇張して示している。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに限定されるものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(熱可塑性樹脂成型体の構成)
本実施形態に係る熱可塑性樹脂成型体の基本構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る熱可塑性樹脂成型体1の一構成例を説明するための概略図である。
熱可塑性樹脂成型体1は、水蒸気バリア性を有する樹脂、官能基を有する樹脂、および酸素バリア性を有する樹脂を含んでいる。特に、本実施形態における熱可塑性樹脂成型体1は、水蒸気バリア性を有するポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)と、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)と、酸素バリア性を有するエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)とを備えている。図1に示すように、熱可塑性樹脂成型体1は、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)がエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)を包み込んだコアシェル構造体が、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)を含む連続相3の中に島として存在する分散相2を形成する。
また、図2は、本実施形態に係る熱可塑性樹脂成型体1の一構成例を説明するための断面図である。なお、本実施形態の熱可塑性樹脂成型体1は、成形方向Dmにおける厚み部分の断面においても、成形幅方向Dwにおける厚み部分の断面においても、図2に示すように、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)を内包するオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)がベース相となるポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)の内部に分散している。
熱可塑性樹脂成型体1には、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)以外に、造核剤及び補強フィラー等の添加剤を使用してもよい。造核剤及び補強フィラーとしては、タルク、シリカ、クレー、モンモリロナイト、炭酸カルシウム、炭酸リチウムアルミナ、酸化チタン、アルミニウム、鉄、銀、銅等の金属、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水酸化物、セルロースミクロフィブリル、酢酸セルロース等のセルロース類、ガラス繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリアクリレート繊維等の繊維状フィラー、カーボンナノチューブ等のカーボン類等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。
また、熱可塑性樹脂成型体1には、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、難燃助剤等の添加剤を配合してもよい。酸化防止剤としては、フェノール系化合物、有機ホスファイト系化合物、チオエーテル系化合物等が挙げられる。熱安定剤としては、ヒンダードアミン系化合物等が挙げられる。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾエート系化合物等が挙げられる。帯電防止剤としては、ノニオン系化合物、カチオン系化合物、アニオン系化合物等が挙げられる。難燃剤としては、ハロゲン系化合物、リン系化合物、窒素系化合物、無機化合物、ホウ素系化合物、シリコーン系化合物、硫黄系化合物、赤リン系化合物等が挙げられる。難燃助剤としては、アンチモン化合物、亜鉛化合物、ビスマス化合物、水酸化マグネシウム、粘土質珪酸塩等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。
他にも、熱可塑性樹脂成型体1には、耐候剤、光安定剤、可塑剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、顔料、染料、分散剤、銅害防止剤、中和剤、気泡防止剤、ウェルド強度改良剤、天然油、合成油、ワックス等の添加材を用いても良い。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。
本発明の熱可塑性樹脂成型体1は、単層で用いられるだけでなく、他種樹脂成型体との積層体として使用されても良い。
(連続相)
連続相3は、水蒸気バリア性を有する樹脂を含み構成される。連続相3の主材料としては、熱可塑性樹脂成型体1が340℃まで加温可能な押出成形機により製膜されるため、一般的な熱可塑性樹脂であれば使用する事が可能であるが、包装材料として好適に使用されるためには適度な柔軟性を持ちならびに加工性が良い必要がある。本実施形態において、連続相3は、水蒸気バリア性に優れたポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)を主材料としている。
〈ポリオレフィン系熱可塑性樹脂〉
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)は、オレフィン由来の構成単位を有するポリマーであれば良く、オレフィンをベースとした、低密度ポリエチレン(LDPE)、α-オレフィンとエチレンを共重合した直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー等を持つポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンとオレフィンを共重合したシクロオレフィンコポリマー及び、上記オレフィンと酢酸ビニルを共重合して得られるエチレン-酢酸ビニルコポリマーやオレフィンの側鎖を変性して得られる、エチレン-メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン-エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン-ブチルアクリレート共重合体(EBA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)等のうち単体並びに複数を選択し適宜使用する事が可能である。
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)の配合割合は、熱可塑性樹脂成型体1全体の質量に対して40質量%以上79.5質量%以下であることが好ましい。ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)の配合割合が40質量%以上である場合、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合量の増加を抑制することにより、ヒートシール性の低下を防ぎ、かつ高い柔軟性を確保し、耐衝撃性を向上させることができる。また、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)の配合割合が79.5質量%以下である場合、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合量を十分に確保し、バリア性を向上させることができる。
(分散相)
図1に示すように、分散相2は、連続相3の中に分散するように存在している。分散相2は、酸素バリア性を有する樹脂及び官能基を有する樹脂を備えている。本実施形態において分散相2は、酸素バリア性に優れたエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)と、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)とを含み構成される。図1に示すように、分散相2は、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)がエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)を包み込んだコアシェル構造体である。
〈オレフィンと官能基含有単量体との共重合体〉
オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)と後述するエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)とが非相溶系の材料となるため、混合時に2種ポリマー間の界面張力を低下させ、相分離構造を安定化させる。オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)は、連続相3を構成するポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)とは異なる樹脂であって、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)と結合し得る反応基が付与された分子構造からなる共重合体熱可塑性樹脂であり、化学的相性が悪いオレフィン系樹脂とエチレン-ビニルアルコール共重合体の親和性を向上させる役目を担う相溶化剤として機能する。相溶化剤として機能する熱可塑性樹脂としては、エチレン-メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン-エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン-ブチルアクリレート共重合体(EBA)エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-メチルメタクリレート共重合体(EMMA)、マレイン酸変性ポリオレフィン(以下「PO-g-MAH」)等が挙げられる。なお、本実施形態においては、官能基を有する樹脂としてオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を使用しているがこれに限られない。例えば、官能基を有する樹脂として、水酸基やカルボニル基等を有する樹脂を使用することができる。
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)及びオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の合計の配合割合は、熱可塑性樹脂成型体1全体の質量に対して50質量%以上80質量%以下であることが好ましい。ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)及びオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の合計の配合割合が50質量%以上である場合、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合割合の増加を抑制することにより、ヒートシール性の低下を防ぎ、かつ高い柔軟性を確保し、耐衝撃性を向上させることができる。また、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)とオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の合計の配合割合が80質量%以下である場合、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合量を十分に確保し、バリア性を向上させることができる。
また、熱可塑性樹脂成型体1におけるオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の配合割合、すなわちオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の含有量は、熱可塑性樹脂成型体1全体の質量に対して0.5質量%以上10質量%以下であることが好ましい。オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の配合割合が0.5質量%以上である場合、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)とエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)との間の界面エネルギーが下がるのを防ぎ、またポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)とエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)との間におけるデラミネーションの発生を抑制し、バリア性を向上させることができる。オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)の配合割合が10質量%以下である場合、(C)の分散サイズが小さくなるのを防ぎ、迷路効果によるバリア性を獲得することにより、酸素バリア性が向上する。
〈エチレン-ビニルアルコール共重合体〉
エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)(C)は、エチレンおよび酢酸ビニルのラジカル重合等により得られるエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)を鹸化することにより生成され得る。エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)の酸素バリア性は、よりエチレン含有量の少なさ、または高い加水分解度もしくは鹸化度、高い結晶性により改善され、20~50mol%のエチレン成分比率、90%以上の加水分解度を有するエチレン-ビニルアルコール共重合体の使用が好ましい。
エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合割合は、熱可塑性樹脂成型体全体の質量に対して、20質量%以上50質量%以下の範囲が好ましい。エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合割合が50質量%以下であれば、連続相において島として分散相を形成することができる。また、主相であるポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)より質量比を小さくすることにより、海と島の逆転を防ぎ、包装材料としての柔軟性を損なわず耐衝撃性を確保することができる。さらに、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合割合が50質量%以下であれば、包装材表面に現れるエチレン-ビニルアルコール共重合体の割合の増加を防ぎ、包装用フィルム材として使用した場合、高いヒートシール性を確保することができる。エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の配合割合が20質量%以上であれば、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の存在比率の低下を防ぐことにより、迷路効果により得られるバリア性を向上させることができる。
分散相2のコアシェル構造体中におけるエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)は、図2に示すような熱可塑性樹脂成型体1の成形方向Dmにおける厚み部分の断面において、その断面面積が4μm以上400μm以下の範囲内である。同様に、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)は、熱可塑性樹脂成型体1の成形幅方向Dwにおける厚み部分の断面において、その断面面積が4μm以上400μm以下の範囲内である。エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の断面面積が4μm以上である場合、迷路効果により高いバリア性を獲得することができる。エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の断面面積が400μm以下である場合、包装材料としての柔軟性を損なわず、耐衝撃性を確保することができる。
また、図1に示すように、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の長軸長さをd1、短軸長さをd2とした場合に、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の成形方向Dmにおけるアスペクト比、すなわちエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の長軸長さd1と短軸長さd2との比率が15以上100以下の範囲内であり、且つ成形幅方向Dwにおけるアスペクト比が15以上100以下の範囲内である。エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の成形方向Dm及び成形幅方向Dwにおけるアスペクト比が15以上100以下の範囲内であれば、迷路構造の形成に有利となり、バリア性が向上する。
(熱可塑性樹脂成型体の製造方法)
本実施形態の熱可塑性樹脂成型体を製作する方法は特に制限されるものではなく、公知の方法を使用することが可能である。
成型体の作製方法としては、射出成型機や、押出成形機、ならびにフィードブロックまたはマルチマニホールドを介しTダイで製膜する方法や、インフレーション法を用いた製膜方法を用いる事が可能である。本実施形態では、押出成形機を用いたフィルム状の成形方法を説明する。
本実施形態では、押出成形機に本発明に関わる熱可塑性樹脂を混合し押出すことで、本発明に係わる熱可塑性樹脂成型体1が作製される。押出成形機にはスクリューを樹脂が通過した後に、樹脂に負荷をかける昇圧を促すブレーカープレート等の圧縮機構を有する。
フィルムの冷却方法に関しては、上述成形機に準じて使用する事が可能であり、例えばTダイ法では、エアーチャンバー、バキュームチャンバー、エアナイフ等の空冷方式、冷水パンへ冷却ロールをディッピングする等の水冷方式等特に制限されることはないが、賦形による表面凹凸形状を付与する場合には、シリコーンゴム、NBRゴム、またはフッ素樹脂等を加工したニップロールと、金属を切削加工した冷却ロールとを0.1MPa以上の圧力を印加した接触部に溶融樹脂を流入し、冷却する方式が特に好ましい。
本発明によって得られる熱可塑性樹脂成型体のフィルム形状では、単体フィルム、または他基材と積層して包装材とすることができる。単体フィルムまたは積層体として用いる場合、スタンディングパウチの他に、三方袋、合掌袋、ガゼット袋、スパウト付きパウチ、ビーク付きパウチ等に用いる事が可能である。また、包装袋の製袋様式は特に制限されるものではない。
上述の様に、単体フィルム及び他基材と積層するどちらの場合でも、適宜、後工程適性を向上する表面改質処理を実施する事が可能である。例えば、単体フィルム使用時の印刷適性向上、積層使用時のラミネート適性向上のために他基材と接触する面に対して表面改質処理を行う事が可能である。表面改質処理はコロナ放電処理、プラズマ処理、フレーム処理等のフィルム表面を酸化させる事により官能基を発現させる手法や、易接着層のコーティング等のウェットプロセスによる改質を好適に用いる事が可能である。
(包装材)
本発明の一態様としての包装材は、上述した熱可塑性樹脂成型体1を用いて形成される。このように構成することで、包装材に必要な酸素バリア性を備え、また、高い耐衝撃性及びヒートシール性を有する熱可塑性樹脂成型体を包装材の形態で有効に利用できる。
<本実施形態の効果>
上述した熱可塑性樹脂成型体1は、以下の効果を有する。
(1)本開示の熱可塑性樹脂成型体1は、水蒸気バリア性を有する樹脂(A)、官能基を有する樹脂(B)、および酸素バリア性を有する樹脂(C)を含んでいる。
これにより、熱可塑性樹脂成型体1は、水蒸気バリア性と酸素バリア性とを両立することができる。
(2)本開示の官能基を有する樹脂(B)は、水蒸気バリア性を有する樹脂(A)と異なる樹脂であり、官能基は、酸素バリア性を有する樹脂(C)と結合し得る反応基を有する。
これにより、熱可塑性樹脂成型体1は、水蒸気バリア性を有する樹脂(A)と酸素バリア性を有する樹脂(C)との間の界面張力を低下させ、相分離構造を安定化させることができる。
(3)本開示の熱可塑性樹脂成型体1は、官能基を有する樹脂(B)が酸素バリア性を有する樹脂(C)を包み込んだコアシェル構造体が、水蒸気バリア性を有する樹脂(A)の中に島として存在する分散相を形成する。
これにより、熱可塑性樹脂成型体1は、酸素バリアに有効である迷路効果を最適化させることができる。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)に用いる樹脂として、(株)プライムポリマー社製ホモポリプロピレン樹脂F-300SPを使用した。また、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)として三井化学(株)社製無水マレイン酸変性ポリプロピレンのアドマーQE060を使用した。そしてエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)として三菱ケミカル(株)社製EVOH樹脂ソアノールD2908(エチレン比29mol%)を使用した。ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)それぞれの混合割合(質量%)を、(A):(B):(C)=49.5:0.5:50に調整し、ドライブレンドして単軸押出機に投入した。スクリュー部以降に圧縮率65%の圧縮部を通過するよう流路を設定し、成形温度250℃でTダイキャスト法にて厚み100μmのフィルムを製膜した。
以上により、実施例1のフィルムを形成した。
(実施例2)
混合割合を(A):(B):(C)=40:10:50に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例2のフィルムを形成した。
(実施例3)
混合割合を(A):(B):(C)=79.5:0.5:20に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例3のフィルムを形成した。
(実施例4)
混合割合を(A):(B):(C)=70:10:20に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例4のフィルムを形成した。
(実施例5)
混合割合を(A):(B):(C)=45:5:50に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例5のフィルムを形成した。
(実施例6)
混合割合を(A):(B):(C)=75:5:20に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例6のフィルムを形成した。
(実施例7)
混合割合を(A):(B):(C)=62:20:18に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例7のフィルムを形成した。
(実施例8)
混合割合を(A):(B):(C)=60:20:20に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例8のフィルムを形成した。
(実施例9)
混合割合を(A):(B):(C)=72:10:18に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例9のフィルムを形成した。
(実施例10)
混合割合を(A):(B):(C)=49.7:0.3:50に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例10のフィルムを形成した。
(実施例11)
混合割合を(A):(B):(C)=79.7:0.3:20に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例11のフィルムを形成した。
(実施例12)
混合割合を(A):(B):(C)=39:11:50に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例12のフィルムを形成した。
(実施例13)
混合割合を(A):(B):(C)=69:11:20に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例13のフィルムを形成した。
(実施例14)
混合割合を(A):(B):(C)=84.5:0.5:15に調整した以外は、実施例1と同様にして実施例14のフィルムを形成した。
(比較例1)
オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を用いず、また混合割合を(A):(C)=50:50に調整した以外は、実施例1と同様にして比較例1のフィルムを形成した。
(比較例2)
オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を用いず、また混合割合を(A):(C)=80:20に調整した以外は、実施例1と同様にして比較例2のフィルムを形成した。
(比較例3)
混合割合を(A):(B):(C)=44.5:0.5:55に調整した以外は、実施例1と同様にして比較例3のフィルムを形成した。
(比較例4)
オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)を用いず、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)のみを用いた以外は、実施例1と同様にして比較例4のフィルムを形成した。
<評価>
上述した実施例1~14、比較例1~4で得られたフィルムについて、次の評価を実施した。
〔エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の質量割合の分散形状測定〕
エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の長軸長さ、短軸長さおよびアスペクト比について測定した。日立ハイテクノロジーズ製走査型電子顕微鏡(SEM)S-4800により分散相の形状を観察し、倍率1000倍の画像を得た後、画像内の無作為に選択した20個の分散相の各々の長軸分散径(長軸長さ)と短軸分散径(短軸長さ)平均値を算出した。また、測定した長軸長さと短軸長さの比(長軸長さ/短軸長さ)をアスペクト比とした。
次に、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の断面面積について測定した。エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)の成形方向及び成形幅方向の断面観察は、2mm×5mm(観察部が2mm)になるように実施例及び比較例のフィルムを切り出し、日本電子株式会社製可視光硬化性包埋樹脂D-800で包埋したものを、ライカマイクロシステムズ製ウルトラミクロトームEM UC7iを用いてガラスナイフ並びにダイヤモンドナイフで断面出しすることで実施した。観察試験片切出し箇所は、各フィルム成形方向、成形幅方向共に無作為に選んだ10箇所とした。観察には、日立ハイテクノロジーズ製走査型電子顕微鏡(SEM)S-4800を用い、3000倍観察画像及び10万倍観察画像を得た後、画像内の無作為に選択した20個の分散相の断面積を計測した。
〔酸素バリア性評価〕
実施例および比較例において得られたフィルムをA4サイズにカットし、GTRテック株式会社製高感度水蒸気透過度測定装置GTR-3000を使用し、30℃、ドライ環境下でのポリプロピレン単体比としての酸素透過度(cc/m/day/atm)を測定した。測定した酸素透過度を以下の◎、〇、△の3段階で評価した。
<評価基準>
◎:酸素透過度が0.02(1/50)以下となる場合。
〇:酸素透過度が0.05(1/20)以下となる場合。
△:酸素透過度が0.1以上~0.6未満の範囲となる場合。
〔耐衝撃性能評価〕
耐衝撃性能評価では、落袋評価を実施した。以下、落袋評価の実施内容について説明する。
厚さ12μmのPET(ユニチカ(株)社製PTMB-12)と、厚さ15μmのONy(ユニチカ(株)社製ON#15)と、実施例及び比較例で得たフィルムとを積層し、ドライラミネートを行い3層構成のサンプルを作製した。なお、接着剤(三井化学(株)社製A626/A-50、主剤又は硬化剤)を用いて積層し、サンプルを作製した。このサンプルをカットして、外寸130×200mm、内寸90×160mmの試料を2枚用意した。2枚の試料を重ね、縦方向端部の1辺と横方向両端部の2辺とを、ヒートシーラーで200℃、0.15MPa、1秒の条件で5mm幅にわたって熱封緘し、縦方向端部の一辺が開口しているパウチを作製した。次に、パウチの開口部分から内容物として5℃、150mlの水を充填した。その後、開口部分をヒートシーラーで200℃、0.15MPa、1秒の条件で5mm幅にわたって熱封緘し、パウチを密閉した。
密閉したパウチを高温高圧調理殺菌装置に投入後、高温の水蒸気レトルト処理を行い、レトルト処理後のパウチを冷蔵庫の庫内に保管した。その後、冷蔵庫の庫内からパウチを取りだし、150cmの高さから水平落下させた。落下回数は30回とし、水平落下させるパウチの数は20袋とした。30回の水平落下後に、20袋のパウチそれぞれについて破袋の有無を目視で確認した。落袋強度を以下の◎、○、×の3段階で評価した。
<評価基準>
◎:非破袋率(破袋されていないパウチの割合)が全体の70%以上である場合
○:非破袋率が全体の60%以上70%未満である場合
×:非破袋率が全体の60%未満である場合
〔ヒートシール性評価〕
ヒートシール性評価は、テスター産業製のヒートシーラー(型番TP-701-B)を用いてシール圧力0.2MPa、シール時間を1秒、シール幅を10mmとし、シール温度を180℃で、実施例及び比較例で得られたフィルムの表面もしくは裏面同士を重ね、シールした。シールしたフィルムを15mm幅×100mmに切出し、チャック間距離を50mm、引張り速度を300mm/minとして島津製作所株式会社製引張試験機(型番AGS-500NX)を用いて180°T字剥離した場合のシール強度を測定した。測定したシール強度を以下の〇、△、×の3段階で評価した。
<評価基準>
○:シール強度が10.0N以上となる場合
△:シール強度が9.0N以上となる場合
×:シール強度が9.0N未満を×となる場合。
(評価結果)
以下の表1に、各実施例及び比較例のフィルムの構成を示す。また、以下の表2に、各実施例及び比較例の酸素バリア性、耐衝撃性能、ヒートシール性の評価結果を示す。
Figure 2022124306000002
Figure 2022124306000003
表1及び表2中に表されるように、実施例1~14、比較例1、2の評価結果から、実施例1~14のようにオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を含む場合には、比較例1、2のようにオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を含まない場合と比べて、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)が母相と分散相とを相溶化させる役割を果たすため、酸素バリア性が高いことがわかった。
また、実施例1~14、比較例3の評価結果から、実施例1~14のようにポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)が連続相、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)が分散相として存在する場合には、比較例3のようにポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A)が連続相、エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)が分散相に変化した場合と比べて、耐衝撃性及びヒートシール性が高いことがわかった。
また、実施例1~14、比較例4の評価結果から、実施例1~14のようにエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)を含む場合には、比較例1、2のようにエチレン-ビニルアルコール共重合体(C)を含まない場合と比べて酸素バリア性が高いことがわかった。
また、実施例1~9,12~14と実施例10,11の評価結果から、実施例1~9,12~14のようにオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を0.5質量%以上含む場合には、実施例10,11のようにオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を0.5質量%以上含まない場合と比べて、デラミネーションの発生を防ぎ、耐衝撃性能が高いことがわかった。
また、実施例1~11,14と実施例12,13の評価結果から、実施例1~11,14のようにオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を10質量%以下含む場合には、実施例12,13のようにオレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)を10質量%以上含まない場合と比べて、分散相の微分散化を防ぐことにより、分散相のアスペクト比が小さくなりすぎず、高い酸素バリア性を備えることがわかった。
なお、本開示の熱可塑性樹脂成型体及び熱可塑性樹脂成型体を用いた包装材は、上記の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、発明の特徴を損なわない範囲において種々の変更が可能である。
1:熱可塑性樹脂成型体
2:分散相(オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)及びエチレン-ビニルアルコール共重合体(C))
3:連続相(ポリオレフィン系熱可塑性樹脂(A))
4:オレフィンと官能基含有単量体との共重合体(B)
5:エチレン-ビニルアルコール共重合体(C)

Claims (8)

  1. 水蒸気バリア性を有する樹脂、官能基を有する樹脂および酸素バリア性を有する樹脂を含み、
    前記官能基を有する樹脂は、前記水蒸気バリア性を有する樹脂と異なる樹脂であり、前記官能基は、前記酸素バリア性を有する樹脂と結合し得る反応基を有し、
    前記官能基を有する樹脂が前記酸素バリア性を有する樹脂を包み込んだコアシェル構造体は、前記水蒸気バリア性を有する樹脂の中に島として存在する分散相を形成する熱可塑性樹脂成型体。
  2. 前記水蒸気バリア性を有する樹脂は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂成型体。
  3. 前記官能基を有する樹脂は、オレフィンと官能基含有単量体との共重合体を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱可塑性樹脂成型体。
  4. 前記酸素バリア性を有する樹脂は、エチレン-ビニルアルコール共重合体を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂成型体。
  5. 前記コアシェル構造体中における前記酸素バリア性を有する樹脂は、前記酸素バリア性を有する樹脂の断面面積が4μm以上400μm以下の範囲内であり、成形方向におけるアスペクト比が15以上100以下の範囲内であり、且つ成形幅方向におけるアスペクト比が15以上100以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂成型体。
  6. 前記酸素バリア性を有する樹脂の質量割合が、前記熱可塑性樹脂成型体全体の質量に対して20質量%以上50質量%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂成型体。
  7. 前記水蒸気バリア性を有する樹脂の配合割合は、前記熱可塑性樹脂成型体全体の質量に対して40質量%以上79.5質量%以下であり、
    前記官能基を有する樹脂の配合割合は、前記熱可塑性樹脂成型体全体の質量に対して0.5質量%以上10質量%以下であり、
    前記水蒸気バリア性を有する樹脂及びオレフィンと前記官能基を有する樹脂の合計の配合割合は、前記熱可塑性樹脂成型体全体の質量に対して50質量%以上80質量%以下であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂成型体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂成型体を用いたことを特徴とする包装材。
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