JP2022121761A - 乗客コンベア連携システム及び乗客コンベア連携方法 - Google Patents

乗客コンベア連携システム及び乗客コンベア連携方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022121761000001
【課題】
乗客コンベアの利用情報を乗客コンベアが設置された建屋のレイアウト情報と組み合わせて、建屋の管理者側にとって利用価値が高い情報を提供する。
【解決手段】
乗客コンベア連携システム100は、建屋に設置された複数の乗客コンベア10のそれぞれについて、乗客コンベア10の乗客人数を検出し、当該乗客コンベア10の運搬方向及び乗客人数を含む利用情報を送信する検出装置110と、各乗客コンベア10の設置場所を含む建屋のレイアウト情報を予め保持し、レイアウト情報と検出装置110から受信した利用情報とに基づいて、建屋内の人流に関する所定形式の出力情報を作成し出力する情報処理装置120と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗客コンベア連携システム及び乗客コンベア連携方法に関し、乗客コンベアから得られるデータを乗客コンベアが設置された建屋側で利用可能にする乗客コンベア連携システム及び乗客コンベア連携方法に適用して好適なものである。
従来、乗客コンベアの乗客人数を認識する方法として、乗客コンベアの電動機への電力の供給を仲介する電力変換機から出力される電流値に基づいて、乗客コンベアの各踏み段における乗客人数を推定する方法が知られている。
例えば、特許文献1には、上記電流値に基づいて推定した乗客人数のデータを、乗客コンベアの所有者もしくは管理者等が利用できるようにする情報提供システムが開示されている。特許文献1に開示された情報提供システムは、昇降機(乗客コンベア)に設けた情報発信端末装置から情報配信センタに、乗客人数データに対応する出力データを送信する。
特開2001-302162号公報
しかし、特許文献1の情報提供システムにおいて出力される情報は乗客コンベアの乗客人数を表すものに過ぎず、このような出力情報だけでは、乗客コンベアが設置された建屋側における利用価値が低いという課題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、乗客コンベアの利用情報を乗客コンベアが設置された建屋のレイアウト情報と組み合わせて、建屋の管理者側にとって利用価値が高い情報を提供することが可能な乗客コンベア連携システム及び乗客コンベア連携方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、建屋に設置された複数の乗客コンベアのそれぞれについて、前記乗客コンベアの乗客人数を検出し、当該乗客コンベアの運搬方向及び乗客人数を含む利用情報を送信する検出装置と、各前記乗客コンベアの設置場所を含む前記建屋のレイアウト情報を予め保持し、前記レイアウト情報と前記検出装置から受信した前記利用情報とに基づいて、建屋内の人流に関する所定形式の出力情報を作成し出力する情報処理装置と、を備える乗客コンベア連携システムが提供される。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、建屋に設置された複数の乗客コンベアのそれぞれから、前記乗客コンベアの乗客人数を検出し、当該乗客コンベアの運搬方向及び乗客人数を含む利用情報を送信する検出工程と、予め保持している各前記乗客コンベアの設置場所を含む前記建屋のレイアウト情報と、前記検出工程で送信された前記利用情報とに基づいて、建屋内の人流に関する所定形式の出力情報を作成し出力する情報処理工程と、を備える乗客コンベア連携方法が提供される。
本発明によれば、乗客コンベアの利用情報を乗客コンベアが設置された建屋のレイアウト情報と組み合わせて、建屋の管理者側にとって利用価値が高い情報を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る乗客コンベア連携システム100の構成例を示すブロック図である。 建屋1のレイアウトの一例を示す図である。 利用情報の一例を示す図である。 レイアウト情報の一例を示す図である。 出力情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る乗客コンベア連携システム100の構成例を示すブロック図である。乗客コンベア連携システム100は、建屋等に設置された複数の乗客コンベア10を対象として、各乗客コンベア10の利用情報と、建屋等のレイアウト情報とに基づいて、建屋等の管理者側にとって有益な出力情報を生成し出力するシステムであって、図1に示したように検出装置110及び情報処理装置120を備えて構成される。
検出装置110は、乗客コンベア10に接続される装置であって、当該乗客コンベア10が運搬した乗客数を検出する機能を有する。検出装置110が乗客コンベア10の乗客数を検出する方法は、特定の方法に限定されず、既知の技術を適宜利用するものであればよい。具体的には例えば、特許文献1で開示されたように、乗客コンベアの電動機への電力の供給を仲介する電力変換機から出力される電流値(電流負荷)を検知し、検知した電流値に基づいて乗客コンベアの各踏み段における乗客人数を推定する方法を採用することができる。
また、検出装置110は、乗客コンベア10の乗客数を検出する際に、乗客コンベア10に個々に割り当てられた識別子(ID)と、乗客コンベア10の運搬方向と、を乗客コンベア10から取得する。
そして、検出装置110は、乗客コンベア10の乗客数を検出した後、少なくとも乗客コンベア10のID、運搬方向、及び乗客数を含む形態で、乗客コンベア10の利用情報を、情報処理装置120に送信する。利用情報は、乗客数を検出した時刻や利用情報を送信する時刻等を含んでもよい。なお、検出装置110から情報処理装置120への通信には、無線通信を用いることが好適である。利用情報の具体例は、図3に後述する。
なお、本実施形態において、検出装置110が乗客数を検出するタイミング及び利用情報を送信するタイミングは、任意に設定可能である。例えば、検出装置110は、リアルタイムで乗客数を検出し、検出時刻を正確に記録した上で、所定周期で利用情報を情報処理装置120に送信するとしてもよい。但し、以下では、説明を簡便にするために、30分間を検出の単位時間とし、検出装置110が、1の単位時間において検出した乗客数の累計を1つの利用情報にまとめ、この利用情報を所定周期(例えば30分ごと)で情報処理装置120に送信するものとする。
なお、本実施形態では、建屋等に設置された複数の乗客コンベア10を対象とすることから、乗客コンベア連携システム100は、それぞれの乗客コンベア10に対応する複数の検出装置110を備えることができる。但し、検出装置110の数は、必ずしも乗客コンベア10と1対1である必要はなく、例えば、近隣に設置された複数の乗客コンベア10に対して1つの検出装置110が設けられたり、フロアごとに1つの検出装置110が設けられたりしてもよい。
情報処理装置120は、検出装置110及び管理者端末20と通信可能に接続される装置であって、通信部121、記憶部122、演算処理部123、及び出力情報作成部124を備える。情報処理装置120は、例えば一般的なコンピュータで実現可能である。例えば情報処理装置120が一般的なコンピュータの場合、通信部121は通信インタフェースに相当し、記憶部122はメモリまたは補助記憶装置等の記憶デバイスに相当する。また、演算処理部123及び出力情報作成部124は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがメモリに記憶されたプログラムを読み出して適宜データと合わせて実行することによって実現される。
通信部121は、検出装置110及び管理者端末20との間で情報を通信する機能を有する。通信部121が有する通信機能は、無線通信または有線通信の何れであってもよい。具体的には、通信部121は、各検出装置110から送信された利用情報を受信する他、出力情報作成部124で作成された出力情報を管理者端末20に出力する。
記憶部122は、情報処理装置120における各種処理で必要とされるプログラムやデータを記憶する。具体的には例えば、記憶部122は、複数の乗客コンベア10が設置された建屋のレイアウト情報を予め保持する他、通信部121が検出装置110から受信した利用情報を保持する。レイアウト情報の具体例は、図4に後述する。
演算処理部123は、各検出装置110からの利用情報と建屋のレイアウト情報とに基づいて、乗客コンベア10による客の移動に伴う人流情報を算出する演算処理を行う。演算処理部123が算出可能な人流情報は、具体的には例えば、建屋内のフロアの滞在人数や、フロアのエリアごとの混雑状況等が挙げられる。
出力情報作成部124は、演算処理部123によって算出された人流情報を用いて、建屋等の管理者側にとって有益な出力情報を作成し、作成した出力情報を管理者端末20に提供する。出力情報の提供方法は限定されないが、例えば、出力情報作成部124が、通信部121を介して管理者端末20に、出力情報を表すデータ自体を直接送信する方法が挙げられる。また例えば、GUI(Graphical User Interface)等を用いることにより、管理者端末20からのアクセス要求に応じて出力情報を提供する等してもよい。出力情報の具体例は、図5に後述する。
管理者端末20は、建屋等の管理者が使用する端末であって、例えば一般的なコンピュータで実現可能である。
図2は、建屋1のレイアウトの一例を示す図である。図2に示した建屋1は、1階~3階の3つのフロアを有し、乗客コンベア連携システム100が連携する複数の乗客コンベア10として、6基の乗客コンベア10A~10Fが設置されている。乗客コンベア10A~10Fの近傍に表記された矢印は、当該乗客コンベアによる乗客の運搬方向を示している。なお、以降の説明において、それぞれの乗客コンベアに付された符号「10A」~「10F」は、当該乗客コンベアに割り当てられた識別子(ID)としても用いられる。
図2において、建屋1の各フロアは、破線で示した境界線によって6つのエリアA~Fに区画されており、各エリアは角括弧を付けて表記されている。具体的には例えば、乗客コンベア10A,10Bが設置された1階のエリアEは[1-E]と表記され、乗客コンベア10E,10Fが設置された3階のエリアCは[3-C]と表記される。
また、図2では、建屋1における乗客コンベア10A~10F以外の設備の一例として、1つの建屋入口11、及び2つの監視カメラ12が示されている。監視カメラ12は、検出装置110とは別に、建屋1における人間(客)の移動を監視する監視手段の一例であって、撮影範囲内の客の移動を識別する機能を有する。図2において、建屋入口11は1階のエリア[1-F]に設けられており、監視カメラ12は、1階のエリア[1-C]と2階のエリア[2-C]にそれぞれ設置されている。
図3は、利用情報の一例を示す図である。図3には、図2に示した複数の乗客コンベア10(10A~10F)に対応する検出装置110からそれぞれ送信された利用情報の一例が、利用情報210として示されている。利用情報210は、送信時刻211、ID212、運搬方向213、及び乗客人数214のデータ項目を有して構成される。
送信時刻211は、検出装置110が利用情報を送信した時刻を示す。検出装置110の説明で前述したように、本例では検出装置110による検出の単位時間は30分間とする。このとき、例えば送信時刻211が「10:00」である場合、この利用情報は、検出装置110が9時30分から10時00分の間に検出対象の乗客コンベア10から検出した乗客数をまとめた利用情報であることを意味する。
ID212は、検出対象の乗客コンベア10に割り当てられた識別子(ID)を示す。運搬方向213は、検出対象の乗客コンベア10による乗客の運搬方向を示すものであり、「UP」は上昇を意味し、「DOWN」は下降を意味する。乗客人数214は、検出対象の乗客コンベア10が運搬した乗客数を示すものであり、検出装置110が単位時間に検出した乗客数の累計値に相当する。
図3に例示した利用情報210を具体的に説明すると、例えば、データ1行目のレコードは、9時30分から10時00分の間(送信時刻「10:00」)に、乗客コンベア10Aによって10人の乗客が上昇方向に移動した、ことを表している。また、データ2行目のレコードは、9時30分から10時00分の間に、乗客コンベア10Aによって1人の乗客が下降方向に移動した、ことを表している。
図4は、レイアウト情報の一例を示す図である。レイアウト情報は、乗客コンベア連携システム100が連携する複数の乗客コンベア10が設置された建屋等のレイアウトを示す情報であって、情報処理装置120の記憶部122に予め保持される。図4には、図2に示した建屋1に関するレイアウト情報220が示されており、1階~3階のフロア別に、乗客コンベア10や建屋入口11といったレイアウトの構成要素が、設置されたエリアA~Fを識別できるように示されている。また、レイアウト情報220では、各乗客コンベア10による運搬方向も示されている。
さらに、本実施形態では、レイアウト情報に乗客コンベア10の平面方向の設置情報を持たせ、平面方向の設置情報を出力情報に含めるように構成してもよい。具体的には例えば、図4に例示したレイアウト情報220において、乗客コンベア10A,10Bは南北方向に設置されているが、この場合、レイアウト情報220における乗客コンベア10A,10Bに関する情報に、南北方向という平面方向の設置情報を紐付けるようにしてよい。
なお、図4では、視覚的に理解しやすいように、画像形式でレイアウト情報220を例示したが、実際に記憶部122に保持されるレイアウト情報は、図4のような形式に限定されるものではなく、レイアウトの構成要素やその位置等が任意のデータ形式で示される等であってよい。
次に、演算処理部123による人流情報の演算処理の一例として、図3の利用情報210と図4のレイアウト情報220とに基づいて、建屋内のフロアの滞在人数を算出する処理を説明する。
図3の利用情報210には、検出装置110が9時30分から10時00分の間に乗客コンベア10A~10Fから検出された利用情報が示されている。なお、ここでは1つ前の周期である9時30分に、建屋1の少なくとも2階及び3階には客は存在しなかったものとして説明するが、1つ前の周期に客が存在する場合は、最終的な算出結果にこれらを加算すればよい。
まず、演算処理部123は、利用情報210及びレイアウト情報220を参照し、利用情報210のID212及び運搬方向213と、レイアウト情報220における各乗客コンベアの設置場所とに基づいて、乗客コンベア10A~10Fによるフロア間の人流関係を把握する。
次に、演算処理部123は、利用情報210を用いて、1階から2階に上がった乗客人数と2階から1階に下りた乗客人数との差分から、2階以上にいる人数を算出する。具体的には、演算処理部123は、乗客コンベア10Aの乗客人数「10人」と乗客コンベア10Cの乗客人数「95人」との和から、乗客コンベア10Bの乗客人数「1人」と乗客コンベア10Dの乗客人数「80人」との和を減算することにより、2階以上にいる人数を24人と算出する。
次に、演算処理部123は、2階から3階に上がった乗客人数と3階から2階に下りた乗客人数との差分から、3階にいる人数を算出する。具体的には、演算処理部123は、乗客コンベア10Eの乗客人数「15人」から乗客コンベア10Fの乗客人数「5人」を減算することにより、3階にいる人数を10人と算出する。
次に、演算処理部123は、2階以上にいる人数(24人)から3階にいる人数(10人)を減算することにより、2階にいる人数を14人と算出する。
以上のような演算処理を実行することにより、演算処理部123は、利用情報210とレイアウト情報220とに基づいて、建屋内の2階及び3階の滞在人数を算出することができる。なお、建屋入口11を出入りした人数を検出可能な任意の検出手段を備えるようにすれば、演算処理部123は、建屋内にいる人数から2階以上にいる人数(24人)を減算することによって、1階の滞在人数も算出することができる。
また、演算処理部123は、人流情報としてフロアのエリアごとの混雑状況を算出したい場合には、レイアウト情報220に示された乗客コンベア10A~10Fの設置エリアを考慮した演算を実行すればよい。例えば、乗客人数の多い乗客コンベアの周辺エリアは混雑度が高くなり、乗客人数の多い乗客コンベアの周辺エリアは混雑度が低くなると考えることができ、また、同一フロアにおいて運搬先のフロアが異なる乗客コンベアの間には人流が発生すると想定して混雑度を高く考えることもできる。
そして、前述したように、演算処理部123によって算出された人流情報を用いて、出力情報作成部124は、建屋1の管理者側にとって有益な出力情報を作成し、管理者端末20に提供する。具体的には、演算処理部123によって建屋内のフロアの滞在人数が算出された場合、出力情報作成部124は、例えば、各フロアに滞在している客の人数変化を表す滞在マップを、出力情報として作成することができる。また、演算処理部123によって建屋内の各フロアのエリアごとの混雑状況が算出された場合、出力情報作成部124は、例えば、各フロアのエリアごとの混雑状況を表す混雑マップを、出力情報として作成することができる。
図5は、出力情報の一例を示す図である。図5には、出力情報を視覚的に説明する一例として、各フロアのエリアごとの混雑状況を表す混雑マップ230が示されている。混雑マップ230は、利用情報210に含まれる情報をレイアウト情報220と組み合わせることによって各フロアのエリアごとの混雑度合いを表したものである。
混雑マップ230では、具体的には例えば、建屋入口11を含み、設置された乗客コンベア10C,10Dによる乗客人数が上昇及び下降の何れも多い1階のエリア[1-F]は、混雑度合いが高くなっている。また、エリア[1-F]の直上にある2階のエリア[2-F]も、乗客コンベア10Cによる乗客人数の多さから、混雑度合いが高くなっている。一方、2階から下降する乗客人数が少ない乗客コンベア10Bが設置されたエリア[1-E]や、3階から下降する乗客人数が少ない乗客コンベア10Fが設置されたエリア[2-F]は、混雑度合いが低くなっている。
以上に説明したように、本実施形態に係る乗客コンベア連携システム100は、建屋1に設置された複数の乗客コンベア10(10A~10F)による乗客の運搬結果に関する利用情報210を検出し、この利用情報210と建屋1のレイアウト情報220とに基づいて、所定種類の人流情報を算出し、さらに、算出した人流情報を用いて、建屋1内の人の移動に関する出力情報(例えば混雑マップ230)を作成し、管理者端末20に提供する。このようにして提供される出力情報は、建屋1の管理者側にとっての利用価値が高い情報であり、管理者は、建屋1における様々な対策及び検討に出力情報を利用することができる。出力情報の具体的な利用例としては例えば、混雑しているフロアやエリアの把握に基づいて、客の密状態を避けるための密集対策に活用すること、テナントの集客を検討すること、テナントの家賃の適正化を検討する材料に利用すること、あるいは、適切な避難経路を検討すること、等が挙げられる。
また、本実施形態に係る乗客コンベア連携システム100は、前述したようにレイアウト情報に乗客コンベア10の平面方向の設置情報を持たせる場合には、平面方向の設置情報も出力情報に含めるようにしてもよい。乗客コンベア連携システム100からの出力情報に乗客コンベア10の平面方向の設置情報が含まれることにより、管理者は、例えば、各乗客コンベア10による乗客人数の実績等を確認して、各乗客コンベア10の設置方向の効果を検証することができる。この検証の結果は、建屋1を改修する際や、別の建屋を設計する際等に、有効に活用することができる。すなわち、乗客コンベア10の平面方向の設置情報も、建屋1の管理者側にとって利用価値の高い出力情報を形成する1つの要素として考えることができる。
また、本実施形態に係る乗客コンベア連携システム100は、出力情報に示す人流に関する情報の精度を向上させたい場合、検出装置110に加えて、前述した監視カメラ12のような他の監視装置を併用するようにしてもよい。また、乗客コンベア連携システム100が検出装置110と他の監視装置とを併用する場合には、検出装置110を用いない場合に比べて、同一程度の精度を担保するために必要な上記監視装置の設置数を削減することもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、乗客コンベア連携システム100において、検出装置110が乗客コンベア10の乗客数を検出するために、乗客コンベア10の電力変換機から出力される電流値に基づいて踏み段における乗客人数を推定する方法を採用するとき、検出装置110が、1つの踏み段で子供1人の体重に相当する所定軽量(例えば10kg以上30kg未満)の運搬を検出した場合に、検出した時刻を含む特別情報を、情報処理装置120に送信する利用情報に含めるようにしてもよい。なお、子供が大人の付き添いなしで乗客コンベア10に乗っていることを検出装置110が正確に検出するために、上記の所定軽量の運搬を検出した1つの踏み段に対して、その前後の踏み段で大人1人以上の体重に相当する所定重量(例えば30kg以上)の運搬を検出していないことを、特別条件を検出する条件に追加してもよい。上記のように構成する場合、建屋1において迷子が発生した場合に、管理者が管理者端末20から情報処理装置120に対して上記特別情報の有無の確認を要求する。そして、当該要求を受けた情報処理装置120は、特別情報が存在する場合には、特別情報が検出された時刻や乗客コンベア10を特定可能な出力情報を提供する。このような乗客コンベア連携システム100の変形例によれば、建屋1の管理者に対して、大人の付き添いなしで子供が乗客コンベア10を使用した記録を提供できるため、管理者は、対象の乗客コンベア10の周辺に設置された監視カメラの映像を確認する等して捜索対象者(迷子)であるかを確認することができる。すなわち、乗客コンベア連携システム100は迷子探索を補助する出力情報を提供することができる。
また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、本実施形態の説明では、建屋1に設置された複数の乗客コンベア10(10A~10F)を検出装置110による客の移動人数の検出対象としたが、乗客コンベア連携システム100は、建屋1におけるフロア間(あるいはエリア間)の移動を検出する要素として、乗客コンベア以外の階移動手段(例えば昇降機や非常階段等)における移動人数を検出する構成をさらに備えるようにしてもよい。このような追加構成を備えた乗客コンベア連携システム100によれば、建屋1におけるフロアごと(あるいはエリアごと)の人流情報をより高精度に算出することができるため、出力情報の精度及び利用価値をさらに高めることができる。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、図面において制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 建屋
10(10A~10F) 乗客コンベア
11 建屋入口
12 監視カメラ
100 乗客コンベア連携システム
110 検出装置
120 情報処理装置
121 通信部
122 記憶部
123 演算処理部
124 出力情報作成部
210 利用情報
220 レイアウト情報
230 混雑マップ

Claims (8)

  1. 建屋に設置された複数の乗客コンベアのそれぞれについて、前記乗客コンベアの乗客人数を検出し、当該乗客コンベアの運搬方向及び乗客人数を含む利用情報を送信する検出装置と、
    各前記乗客コンベアの設置場所を含む前記建屋のレイアウト情報を予め保持し、前記レイアウト情報と前記検出装置から受信した前記利用情報とに基づいて、建屋内の人流に関する所定形式の出力情報を作成し出力する情報処理装置と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベア連携システム。
  2. 前記レイアウト情報及び前記出力情報には、前記各乗客コンベアの平面上の設置方向を示す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア連携システム。
  3. 前記検出装置は、前記乗客コンベアから所定の単位時間に検出した乗客人数を、周期的に前記利用情報で送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア連携システム。
  4. 前記情報処理装置は、前記複数の乗客コンベアにおける前記利用情報から前記建屋のフロアごとの滞在人数を算出し、前記算出したフロアごとの滞在人数を表す情報を前記出力情報として作成し出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア連携システム。
  5. 前記レイアウト情報において前記建屋の各フロアは複数のエリアに区画され、
    前記情報処理装置は、前記複数の乗客コンベアにおける前記利用情報から前記建屋の各フロアのエリアごとの混雑状況を算出し、前記算出したエリアごとの混雑状況を表す情報を前記出力情報として作成し出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア連携システム。
  6. 建屋内の人流を監視する監視装置をさらに備え、
    前記情報処理装置は、前記レイアウト情報と前記利用情報と前記監視装置で取得された監視情報とに基づいて、建屋内の人流に関する所定形式の出力情報を作成し出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア連携システム。
  7. 前記検出装置は、前記乗客コンベアにおける1つの踏み段で所定軽量の運搬を検出した場合に、検出した時刻を含む特別情報を前記利用情報に含めて送信し、
    前記情報処理装置は、前記特別情報が検出された時刻及び乗客コンベアを特定可能な情報を含む前記出力情報を作成し出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア連携システム。
  8. 建屋に設置された複数の乗客コンベアのそれぞれから、前記乗客コンベアの乗客人数を検出し、当該乗客コンベアの運搬方向及び乗客人数を含む利用情報を送信する検出工程と、
    予め保持している各前記乗客コンベアの設置場所を含む前記建屋のレイアウト情報と、前記検出工程で送信された前記利用情報とに基づいて、建屋内の人流に関する所定形式の出力情報を作成し出力する情報処理工程と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベア連携方法。
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