JP2022120367A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】バルーンの拡張、収縮に追従して、電極部のバルーンより基端側の部分が径方向に広がることなく長さ方向に沿って摺動できるカテーテルを提供する。【解決手段】シャフト部20と、バルーン22と、複数の電極部21と、を備え、シャフト部20は、バルーン22の基端部を固定するバルーン固定部31aを含む内管31と、バルーン固定部31aより基端側に先端部が位置し、複数の電極部21の基端部を固定する電極固定部36aを含み、内管31に対してシャフト部20の軸方向に摺動可能な外管30と、シャフト部20の軸方向において、電極固定部36aの先端側からバルーン固定部31a上までの間に位置し、内管31に固定された収束リング40と、を有し、収束リング40は、複数の電極部21のそれぞれがシャフト部20の軸方向に沿って挿通され摺動可能な周方向に複数の貫通孔44を有するカテーテル10である。【選択図】図2

Description

本発明は、生体内に挿入され生体組織に対しアブレーションによる治療を行うカテーテルに関する。
肺静脈壁の心筋スリーブで発生する異常興奮が原因となる心房細動に対して、肺静脈と左心房との接合部を処置し、心筋細胞を破壊する肺静脈隔離術が行われることがある。肺静脈隔離術は、アブレーションカテーテルの先端からエネルギー(例えば高周波)を発生させて、肺静脈流入部の心筋を円周状に壊死させ、肺静脈を隔離する。また、アブレーションカテーテルは、その他腎交感神経除神経術などに用いるものもある。
アブレーションカテーテルは、電極部の内側にバルーンを有し、このバルーンが径方向に拡張するのに伴って、電極部を径方向に拡張させることができる。このようなアブレーションカテーテルとして、例えば特許文献1に挙げるような、径方向に拡張可能な電極部からエネルギーを発生させて生体組織を破壊するものがある。
国際公開第2019/186336号
特許文献1のアブレーションカテーテルは、電極部がシャフト部に固定されているので、バルーンが収縮する際には、少なくとも電極部に余剰部分が生じる。電極部に余剰部分が生じることで、この部分が径方向に広がって生体組織に接触する可能性がある。また、電極部をシースに収納することが困難、あるいは、シースへの収納時に電極部が破損する可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、バルーンの拡張、収縮に追従して、電極部のバルーンより基端側の部分が径方向に広がることなく長さ方向に沿って摺動できるカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーンと、
前記シャフト部の先端部に配置され、前記シャフト部の軸方向に沿って延びる複数の電極部と、
を備え、
前記シャフト部は、
前記バルーンの基端部を固定するバルーン固定部と、前記バルーン内に流体を供給する拡張ルーメンとを含む内管と、
前記バルーン固定部より基端側に先端部が位置し、前記複数の電極部の基端部を固定する電極固定部を含み、前記内管に対して前記シャフト部の軸方向に摺動可能な外管と、
前記シャフトの軸方向において、前記電極固定部の先端側から前記バルーン固定部上までの間に位置し、前記内管に固定された収束リングと、
を有し、
前記収束リングは、前記複数の電極のそれぞれが前記シャフトの軸方向に沿って挿通され摺動可能な周方向に複数の貫通孔を有する。
上記のように構成したカテーテルは、電極部が、収束リングにおいて径方向に拘束されつつ、シャフト部の軸方向には摺動可能とされるので、径方向に拡張した電極部は、収束リングの位置に収束する。これにより、バルーンの拡張、収縮に追従して、電極部のバルーンより基端側の部分が径方向に広がることがないようにすることができる。
また、前記複数の電極部はそれぞれ、前記バルーンの先端側の外面に固定され、前記バルーンの基端側の外面に固定されていないようにしてもよい。これにより、電極部の基端側の部分がバルーンの拡張、収縮に追従して摺動し、余剰部分が少なくなると共に、電極部に捩れが生じることを防止できる。
また、前記バルーンは、コンプライアントバルーンであるようにしてもよい。これにより、径方向に大きく拡径するバルーンを有するカテーテルであっても、拡径する電極部の基端側の部分が収束リングにより径方向に広がらないようにして、生体組織への電極部の無用な接触を防止しつつ、バルーンの収縮時に余剰部分が生じ難くすることができる。
また、前記収束リングは、前記貫通孔と前記シャフトの軸方向に連続し外周側が開放状のレール部を先端部に有するようにしてもよい。これにより、電極部の拡径し始める部分が滑らかに屈曲できるように支持することができる。また、カテーテルの組み立て時において、電極部を貫通孔に挿通させる際に、レール部をガイドとして挿入しやすくすることができる。
また、前記収束リングは、基端部の外周面が基端側に向かって細くなる基端テーパ部を有するようにしてもよい。これにより、シャフト部をシース等に収納しやすくすることができる。
また、前記貫通孔は、前記収束リングの径方向より周方向に長い扁平状の断面形状を有するようにしてもよい。これにより、収束リングの外径を抑えることができる。
また、前記複数の貫通孔は、前記複数の電極部がそれぞれ前記電極固定部に固定された周方向位置に配置されるようにしてもよい。これにより、電極部が周方向にねじれることなく摺動することができる。
また、前記収束リングは内周面に係合部を有し、前記内管は、前記係合部を一定の周方向位置において係合させる被係合部を外周面に有するようにしてもよい。これにより、内管における一定の周方向位置に収束リングを簡単に固定できる。
また、前記内管は、前記収束リングを固定する位置に薄肉部を有し、前記薄肉部に配置された前記収束リングは、内周面が前記内管のうち前記薄肉部以外の外周面より内周側に配置されるようにしてもよい。これにより、収束リングの外周位置を内周側に配置し、収束リングの部分の外径を抑えることができる。
本実施形態のカテーテルの正面図である。 カテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 収束リングの正面図である。 収束リングの側面図である。 バルーンが拡張した状態におけるカテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 シャフト部の軸方向における収束リングの位置を変更した場合におけるカテーテルの収束リング付近の拡大断面図である。 内周面に係合部を有する収束リングの断面図(図7(a))と、被係合部を有する内管の断面図(図7(b))である。 内管に設けられた薄肉部に収束リングを配置した場合におけるカテーテルの収束リング付近の拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書では、カテーテル等の医療デバイスを生体内腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。アブレーションは、不可逆電気穿孔法による生体組織を破壊する行為や、熱による焼灼等によって生体組織を破壊する行為である。
本実施形態のカテーテル10は、生体内腔に対し経皮的に挿入され、目的部位の生体組織に接触して電流を印加し、アブレーションを実施する。本実施形態のカテーテル10が対象とするのは、肺静脈隔離術において、肺静脈の入口部を全周に渡ってアブレーションを行う治療である。ただし、カテーテル10は、その他の治療にも適用することができる。
図1、2に示すように、カテーテル10は、長尺管状のシャフト部20の先端部に細長い電極部21とバルーン22とを有している。図1、2では、簡略化のため、電極部21は2本のみ示されているが、本実施形態において電極部21は周方向に10本設けられる。シャフト部20の基端部にはハブ23が設けられる。シャフト部20は、外管30と、外管30の内部に挿通される内管31と、内管31の内部に挿通されて先端部が突出する中心管32とを有している。
シャフト部20は、電極部21に電圧を印加するための接続線38を長さ方向に沿って有している。接続線38は、制御部14に接続されている。
内管31と中心管32との間には拡張ルーメン33が形成される。また、中心管32の内部にはガイドワイヤルーメン34が形成される。中心管32は、内管31の先端よりもさらに先端側まで突出している。バルーン22は、基端側端部がバルーン固定部31aにおいて内管31に固定され、先端側端部が中心管32に固定されている。これにより、バルーン22の内部が拡張ルーメン33と連通している。拡張ルーメン33を介してバルーン22に拡張用流体を注入することで、バルーン22を拡張させることができる。拡張用流体は気体でも液体でもよく、例えばヘリウムガス、COガス、Oガス、笑気ガス等の気体や、生理食塩水、造影剤、およびその混合剤等の液体を用いることができる。
外管30は、内管31のバルーン固定部31aより基端側に先端部が位置し、内管31に対してシャフト部20の軸方向に摺動可能である。外管30の先端部には、電極部21の基端部を固定する電極基端固定部36aを有する基端部材36が設けられる。また、中心管32の先端部には、電極部21の先端部を固定する電極先端固定部35aを有する先端部材35が設けられる。電極部21は、バルーン22の拡張に伴い径方向に拡張することができる。シャフト部20が有する接続線38の電極部21との接点は、電極先端固定部35aに位置する。
電極部21は、それぞれ、バルーン22の先端側の外面には固定されているが、バルーン22の基端側の外面には固定されていない。バルーン22の先端側は、少なくともバルーンが拡張した際に最大径を有する位置より先端側の部分を含む。また、バルーン22の先端側には、バルーン22および電極部21が拡張した際に、電極部21がバルーン22に密着する部分を含む。電極部21は、バルーン22の基端側の外面には固定されていないので、バルーン22が拡張した際には、電極部21の基端側の部分はバルーン22に接触せず、より径方向外側に位置する。
外管30と内管31及び中心管32は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されるのが好ましい。そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。
バルーン22は、薄膜状のバルーン膜によって形成されており、内管31や中心管32と同様に、可撓性を有する材料によって形成される。また、電極部21を確実に押し広げる程度の強度も必要とされる。バルーン22の材質には、内管31や中心管32について上で挙げたものを用いることができ、また、それ以外であってもよい。本実施形態のバルーン22は、内部の圧力上昇に伴って外径が大きく変化するコンプライアントバルーンとして構成される。
特に、血管(肺静脈)の根元の心腔表面をアブレーションする場合、血管内をアブレーションしてしまうとスパズム等によって血管が収縮してしまうことがある。そこで、血管内をアブレーションすることなく血管の根元の心腔表面をアブレーションするために、バルーン拡張径は約15mmから30mmに設定される。
内管31のバルーン22より基端側の位置には収束リング40が設けられる。収束リング40は、シャフト部20の軸方向において、バルーン固定部31aに隣接する位置に配置される。図3、4に示すように、収束リング40は、リング状の本体部41を有し、本体部41の内面41aは、内管31の外周面を挿通できる内径を有している。収束リング40は、内面41aが内管31に固定される。
収束リング40の本体部41は、10本の電極部21に対応するように、周方向に沿って10個の貫通孔44を有している。貫通孔44は、収束リングの径方向より周方向に長い楕円形状を有している。貫通孔44が断面楕円形状を有していることで、断面平板状の電極部21を引っ掛けることなく挿通させることができる。また、貫通孔44が周方向に長い扁平形状であるため、収束リング40の外径寸法を抑えることができる。加えて、貫通孔44が楕円形状であることから、血栓発生のリスクを軽減できる。貫通孔44の断面形状は、楕円形状に限られず、長方形状、隅丸四角形状などの扁平形状とすることができる。貫通孔44は、収束リング40を内管31に固定した状態で、周方向に10本の電極部21が、それぞれ電極固定部36aに固定された周方向位置に配置されている。
収束リング40は、本体部41の先端部に、貫通孔44とシャフト部20の軸方向に連続し、外周側が開放状となっているレール部42を有している。レール部42は、シャフト部20の軸方向に沿う長さが0.3mm以上あることが望ましい。貫通孔44に挿通された電極部21は、貫通孔44の先端から先端側に向かって拡径するように変形する。レール部42により、電極部21の拡径し始める部分が滑らかに屈曲できるように支持することができる。また、カテーテルの組み立て時において、電極部21を貫通孔44に挿通させる際に、レール部42をガイドとして挿入しやすくすることができる。このために、レール部42は本体部41の基端側にあってもよい。
収束リング40は、本体部41の基端部に、基端側に向かって外径が小さくなる基端テーパ部45を有している。基端テーパ部45により、シャフト部20をシース等に収納しやすくすることができる。基端テーパ部45の角度は、60°以下とすることが望ましい。
収束リング40は、硬質で生体適合性の良好な材料で形成される。このような材料として、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、セラミックス、ステンレスなどを用いることができる。また、ゴムのような弾性体を用いてもよい。収束リング40に弾性体を用いることで、貫通孔44と電極部21とのクリアランスを小さくすることができる。また、この場合、シリコンオイルなどの潤滑剤を貫通孔44に塗布して電極部21の摺動性を上げることもできる。
図5に示すように、バルーン22を拡張させると、電極部21も径方向に拡張する。電極部21が拡張する際、外管30は内管31に対してシャフト部20の軸方向に移動し、外管30に基端部が支持された電極部21は、収束リング40の貫通孔44内を摺動する。このため、電極部21は、収束リング40の貫通孔44より先端側で径方向外側に拡張する。バルーン22はコンプライアントバルーンであるため、径方向の拡張に伴いバルーン膜が伸びるが、電極部21は、バルーン22の基端側の外面には固定されていないので、電極部21はバルーン22の拡張に確実に追従できる。電極部21が拡張すると、電極先端固定部35aと電極基端固定部36aとのシャフト部20の軸方向における距離は、拡張前より小さくなる。
このように、収束リング40が内管31に固定されていることにより、径方向に拡張した電極部21は、収束リング40の位置に収束する。これにより、電極部21の基端部が径方向に広がらず、電極部21が生体組織に対して無用に接触することを防止できる。また、収束リング40により電極部21の周方向位置が拘束されるので、電極部21のねじれを防止できる。
収束リング40は、シャフト部20の長さ方向において、バルーン固定部31aの上から電極基端固定部36aまでの間に設けることができる。図6(a)に示すように、収束リング40は、バルーン固定部31aの上に配置されてもよい。また、図6(b)に示すように、収束リング40は、バルーン固定部31aに隣接する位置よりも基端側の位置に配置されてもよい。
収束リング40には周方向を位置合わせするための係合部を設けてもよい。図7(a)に示すように、収束リング40の内面41aに凸状の係合部47を形成し、内管31の外周面には凹状の被係合部31bを形成し、これらを係合させることで、収束リング40を内管31において一定の周方向位置に配置することができる。これにより、電極部21の周方向位置と収束リング40の貫通孔44の周方向位置とを確実に合わせることができる。なお、係合部47と被係合部31bの凹凸は逆であってもよい。
図8に示すように、内管31の収束リング40を固定する位置に薄肉部31cを形成し、薄肉部31cに収束リング40を配置するようにしてもよい。これにより、収束リング40の外径を小さくして、シャフト部20の通過性を良好にすることができる。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル10は、長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーン22と、シャフト部20の先端部に配置され、シャフト部20の軸方向に沿って延びる複数の電極部21と、を備え、シャフト部20は、バルーン22の基端部を固定するバルーン固定部31aと、バルーン22内に流体を供給する拡張ルーメン33とを含む内管31と、バルーン固定部31aより基端側に先端部が位置し、複数の電極部21の基端部を固定する電極固定部36aを含み、内管31に対してシャフト部20の軸方向に摺動可能な外管30と、シャフト部20の軸方向において、電極固定部36aの先端側からバルーン固定部31a上までの間に位置し、内管31に固定された収束リング40と、を有し、収束リング40は、複数の電極部21のそれぞれがシャフト部20の軸方向に沿って挿通され摺動可能な周方向に複数の貫通孔44を有する。このように構成したカテーテル10は、電極部21が、収束リング40において径方向に拘束されつつ、シャフト部20の軸方向には摺動可能とされるので、径方向に拡張した電極部21は、収束リング40の位置に収束する。これにより、バルーン22の拡張、収縮に追従して、電極部21のバルーン22より基端側の部分が径方向に広がることがないようにすることができる。
また、複数の電極部21はそれぞれ、バルーン22の先端側の外面に固定され、バルーン22の基端側の外面に固定されていないようにしてもよい。これにより、電極部21の基端側の部分がバルーン22の拡張、収縮に追従して摺動し、余剰部分が少なくなると共に、電極部21に捩れが生じることを防止できる。
また、バルーン22は、コンプライアントバルーンであるようにしてもよい。これにより、径方向に大きく拡径するバルーン22を有するカテーテル10であっても、拡径する電極部21の基端側の部分が収束リング40により径方向に広がらないようにして、生体組織への電極部21の無用な接触を防止しつつ、バルーン22の収縮時に余剰部分が生じ難くすることができる。
また、収束リング40は、貫通孔44とシャフト部20の軸方向に連続し外周側が開放状のレール部42を先端部に有するようにしてもよい。これにより、電極部21の拡径し始める部分が滑らかに屈曲できるように支持することができる。また、カテーテル10の組み立て時において、電極部21を貫通孔44に挿通させる際に、レール部42をガイドとして挿入しやすくすることができる。
また、収束リング40は、基端部の外周面が基端側に向かって細くなる基端テーパ部45を有するようにしてもよい。これにより、シャフト部20をシース等に収納しやすくすることができる。
また、貫通孔44は、収束リング40の径方向より周方向に長い扁平状の断面形状を有するようにしてもよい。これにより、収束リング40の外径を抑えることができる。
また、複数の貫通孔44は、複数の電極部21がそれぞれ電極固定部36aに固定された周方向位置に配置されるようにしてもよい。これにより、電極部21が周方向にねじれることなく摺動することができる。
また、収束リング40は内周面に係合部47を有し、内管31は、係合部47を一定の周方向位置において係合させる被係合部31bを外周面に有するようにしてもよい。これにより、内管31における一定の周方向位置に収束リング40を簡単に固定できる。
また、内管31は、収束リング40を固定する位置に薄肉部31cを有し、薄肉部31cに配置された収束リング40は、内周面が内管31のうち薄肉部31c以外の外周面より内周側に配置されるようにしてもよい。これにより、収束リングの外周位置を内周側に配置し、収束リング40の部分の外径を抑えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。上述の実施形態において電極部21は周方向に10本設けられるが、電極部21の数はこれに限られず、10本より少なくても多くてもよい。その場合、収束リング40の貫通孔44も、電極部21の数および周方向の配置に適合するように、周方向に沿って形成される。
また、上述の実施形態において、接続線38の電極部21との接点は、電極先端固定部35aにあるが、電極基端固定部36aにあってもよい。
10 カテーテル
14 制御部
20 シャフト部
21 電極部
22 バルーン
23 ハブ
30 外管
31 内管
31a バルーン固定部
31b 被係合部
31c 薄肉部
32 中心管
33 拡張ルーメン
34 ガイドワイヤルーメン
35 先端部材
36 基端部材
36a 電極固定部
38 接続線
40 収束リング
41 本体部
41a 内面
42 レール部
44 貫通孔
45 基端テーパ部
47 係合部

Claims (9)

  1. 長尺なシャフト部と、
    前記シャフト部の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーンと、
    前記シャフト部の先端部に配置され、前記シャフト部の軸方向に沿って延びる複数の電極部と、
    を備え、
    前記シャフト部は、
    前記バルーンの基端部を固定するバルーン固定部と、前記バルーン内に流体を供給する拡張ルーメンとを含む内管と、
    前記バルーン固定部より基端側に先端部が位置し、前記複数の電極部の基端部を固定する電極固定部を含み、前記内管に対して前記シャフト部の軸方向に摺動可能な外管と、
    前記シャフト部の軸方向において、前記電極固定部の先端側から前記バルーン固定部上までの間に位置し、前記内管に固定された収束リングと、
    を有し、
    前記収束リングは、前記複数の電極部のそれぞれが前記シャフト部の軸方向に沿って挿通され摺動可能な周方向に複数の貫通孔を有するカテーテル。
  2. 前記複数の電極部はそれぞれ、前記バルーンの先端側の外面に固定され、前記バルーンの基端側の外面に固定されていない請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記バルーンは、コンプライアントバルーンである請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記収束リングは、前記貫通孔と前記シャフト部の軸方向に連続し外周側が開放状のレール部を先端部に有する請求項1~3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記収束リングは、基端部の外周面が基端側に向かって細くなる基端テーパ部を有する請求項1~4のいずれか1項に記載のカテーテル。
  6. 前記貫通孔は、前記収束リングの径方向より周方向に長い扁平状の断面形状を有する請求項1~5のいずれか1項に記載のカテーテル。
  7. 前記複数の貫通孔は、前記複数の電極部がそれぞれ前記電極固定部に固定された周方向位置に配置される請求項1~6のいずれか1項に記載のカテーテル。
  8. 前記収束リングは内周面に係合部を有し、前記内管は、前記係合部を一定の周方向位置において係合させる被係合部を外周面に有する請求項1~7のいずれか1項に記載のカテーテル。
  9. 前記内管は、前記収束リングを固定する位置に薄肉部を有し、
    前記薄肉部に配置された前記収束リングは、内周面が前記内管のうち前記薄肉部以外の外周面より内周側に配置される請求項1~8のいずれか1項に記載のカテーテル。
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