JP2022118793A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】X線造影により複数の電極部を簡単かつ確実に識別できるカテーテルを提供する。【解決手段】長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に配置され、シャフト部20の軸方向に沿って延びる複数の電極部21と、を備え、複数の電極部21はそれぞれ、生体組織に対して電圧を印加する導電部を有し、複数の電極部21は、少なくとも互いに電気的に独立した第1の電極部40と第2の電極部42とを有し、第1の電極部40は、1つまたは複数のX線造影マーカー50からなる第1のX線造影マーカー群41を有し、第2の電極部42は、1つまたは複数のX線造影マーカー50からなる第2のX線造影マーカー群43を有し、第1のX線造影マーカー群41と第2のX線造影マーカー群43は、シャフト部20の軸方向におけるX線造影マーカー50の配置で規定される配置パターンが異なるカテーテル10である。【選択図】図4

Description

本発明は、生体内に挿入され生体組織に対しアブレーションによる治療を行うカテーテルに関する。
肺静脈壁の心筋スリーブで発生する異常興奮が原因となる心房細動に対して、肺静脈と左心房との接合部を処置し、心筋細胞を破壊する肺静脈隔離術が行われることがある。肺静脈隔離術は、アブレーションカテーテルの先端からエネルギー(例えば高周波)を発生させて、肺静脈流入部の心筋を円周状に壊死させ、肺静脈を隔離する。また、アブレーションカテーテルは、その他腎交感神経除神経術などに用いるものもある。
このようなアブレーションカテーテルとして、例えば特許文献1に挙げるような、径方向に拡張可能な電極部からエネルギーを発生させて生体組織を破壊するものがある。
国際公開第2019/186336号
アブレーションによる治療では、目的部位の近傍組織の損傷を避けるため、電極部を目的部位に対して正確に位置決めすることが求められる。このため、周方向に複数存在する各電極部をそれぞれ識別できることが望ましい。特許文献1では、電極部の端部形状を変えることで電極部の識別を図っているが、X線造影画像で形状による電極部の識別を行うことは困難である。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、X線造影により複数の電極部を簡単かつ確実に識別できるカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に配置され、前記シャフト部の軸方向に沿って延びる複数の電極部と、
を備え、
前記複数の電極部はそれぞれ、生体組織に対して電圧を印加する導電部を有し、
前記複数の電極部は、少なくとも互いに電気的に独立した第1の電極部と第2の電極部とを有し、
前記第1の電極部は、1つまたは複数のX線造影マーカーからなる第1のX線造影マーカー群を有し、
前記第2の電極部は、1つまたは複数のX線造影マーカーからなる第2のX線造影マーカー群を有し、
前記第1のX線造影マーカー群と前記第2のX線造影マーカー群は、前記シャフト部の前記軸方向における前記X線造影マーカーの配置で規定される配置パターンが異なる。
上記のように構成したカテーテルは、第1の電極部と第2の電極部では、造影されるX線造影マーカー群の配置パターンが異なることで、X線造影下で電極部を簡単かつ確実に識別できる。
また、前記第1のX線造影マーカー群と第2のX線造影マーカー群とを形成する前記X線造影マーカーは、それぞれ前記シャフト部の前記軸方向における複数の規定位置のいずれかに配置されることで、前記第1のX線造影マーカー群と前記第2のX線造影マーカー群とが異なる前記配置パターンを形成するようにしてもよい。これにより、X線造影マーカーの位置および数によって、電極部を簡単に識別することができる。
また、前記電極部またはシャフト部は、前記シャフト部の前記軸方向において一定の位置に基準X線造影マーカーを有し、前記第1のX線造影マーカー群と第2のX線造影マーカー群とを形成する前記X線造影マーカーは、前記基準X線造影マーカーに対する前記シャフト部の前記軸方向における位置が異なることで、前記第1のX線造影マーカー群と前記第2のX線造影マーカー群とが異なる前記配置パターンを形成するようにしてもよい。これにより、X線造影マーカーの基準X線造影マーカーからの距離によって、電極部を簡単に識別することができる。
また、前記複数の電極部は、前記X線造影マーカーより低いX線造影性が少なくとも前記導電部全体または前記導電部の両端近傍に付与されているようにしてもよい。これにより、電極部の生体内における大まかな位置を把握することができる。
また、前記複数の電極部は、前記X線造影マーカーを有しない第3の電極部をさらに有するようにしてもよい。これにより、X線造影マーカーを有する電極部に対して第3の電極部を識別することができる。
本実施形態のカテーテルの正面図である。 カテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 バルーンが拡張した状態におけるカテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 複数の電極部の正面図である。 生体内で拡張した複数の電極部をX線造影したイメージ図である。 第1変形例に係る複数の電極部の正面図である。 第2変形例に係る複数の電極部の正面図である。 生体内で拡張した第2変形例に係る複数の電極部をX線造影したイメージ図である。 バルーンを有しないカテーテルの先端部付近の拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書では、カテーテル等の医療デバイスを生体内腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。アブレーションは、不可逆電気穿孔法による生体組織を破壊する行為や、熱による焼灼等によって生体組織を破壊する行為である。
本実施形態のカテーテル10は、生体内腔に対し経皮的に挿入され、目的部位の生体組織に接触して電流を印加し、アブレーションを実施する。本実施形態のカテーテル10が対象とするのは、肺静脈隔離術において、肺静脈の入口部を全周に渡ってアブレーションを行う治療である。
図1、2に示すように、カテーテル10は、長尺管状のシャフト部20の先端部に細長い電極部21とバルーン22とを有している。図1、2では、簡略化のため、電極部21は2本のみ示されているが、本実施形態において電極部21は周方向に10本設けられる。シャフト部20の基端部にはハブ23が設けられる。シャフト部20は、外管30と、外管30の内部に挿通される内管31と、内管31の内部に挿通されて先端部が突出する中心管32とを有している。
シャフト部20は、電極部21に電圧を印加するための接続線38を軸方向に沿って有している。接続線38は、制御部14に接続されている。接続線38は、先端部が先端部材35の位置まで延び、先端部材35において電極部21の先端部に接続される。
内管31と中心管32との間には拡張ルーメン33が形成される。また、中心管32の内部にはガイドワイヤルーメン34が形成される。中心管32は、内管31の先端よりもさらに先端側まで突出している。バルーン22は、基端側端部が内管31に固定され、先端側端部が中心管32に固定されている。これにより、バルーン22の内部が拡張ルーメン33と連通している。拡張ルーメン33を介してバルーン22に拡張用流体を注入することで、バルーン22を拡張させることができる。拡張用流体は気体でも液体でもよく、例えばヘリウムガス、COガス、Oガス、笑気ガス等の気体や、生理食塩水、造影剤、およびその混合剤等の液体を用いることができる。
外管30は、内管31のバルーン22を固定した位置より基端側に先端部が位置し、内管31に対してシャフト部20の軸方向に摺動可能である。外管30の先端部には、電極部21の基端部を固定する基端部材36が設けられる。また、中心管32の先端部には、電極部21の先端部を固定する先端部材35が設けられる。図3に示すように、電極部21は、バルーン22の拡張に伴い径方向に拡張することができる。
外管30と内管31及び中心管32は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されるのが好ましい。そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。
バルーン22は、薄膜状のバルーン膜によって形成されており、内管31や中心管32と同様に、可撓性を有する材料によって形成される。また、電極部21を確実に押し広げる程度の強度も必要とされる。バルーン22の材質には、内管31や中心管32について上で挙げたものを用いることができ、また、それ以外であってもよい。
特に、血管(肺静脈)の根元の心腔表面をアブレーションする場合、血管内をアブレーションしてしまうとスパズム等によって血管が収縮してしまうことがある。そこで、血管内をアブレーションすることなく血管の根元の心腔表面をアブレーションするために、バルーン拡張径は約15mmから30mmに設定される。
本実施形態において電極部21は周方向に8本が設けられる。図4に示すように、電極部21-1~21-8は、NiTiや銅などの金属材あるいはフレキシブル基板で形成される基材21aを有している。基材21aの表面には、全長に渡って、低造影層21bが形成される。低造影層21bは、金や白金等の造影性を有する材料で形成された薄い層であり、電極部21-1~21-8の全長に渡って低いX線造影性を付与する。低造影層21bの厚みは、0.3~2μmである。なお、低造影層21bは、電極部21-1~21-8の全長に渡っていなくてもよい。電極部21-1~21-8は、それぞれ生体組織に対して電圧を印加する導電部の部分を有しており、低造影層21bは導電部の全体または導電部の両端近傍に設けられていてもよい。
8本の電極部21-1~21-8のうち、図4(h)の電極部21-8を除く7本の電極部21-1~21-7には、造影性を有する材料の厚みが低造影層21bより大きいことで、高いX線造影性を有するX線造影マーカー50が形成されている。X線造影マーカー50は、厚みが10~100μmであり、0.5mm以上の長さを有している。低造影層21bとX線造影マーカー50は、基材21aの片面に形成されているが、両面あるいは全周に渡って形成されてもよい。各電極部21-1~21-7のX線造影マーカー50は、シャフト部20の軸方向における規定位置A、B、Cのいずれかに配置される。なお、図4において図中右側がシャフト部20の基端側、図中左側がシャフト部20の先端側であるものとする。また、規定位置A、B、Cは、図4(a)の上部に示されている。
複数の電極部21が径方向に拡張すると、電極部21の両端領域では各電極部21が近接するのに対し、電極部21の中央領域では各電極部21が離隔する。このため、X線造影マーカー50が配置される電極部21の規定位置は、電極部21の両端領域より電極部21の中央領域に設定されることが望ましい。
図4(a)の電極部21-1を第1の電極部40とする。第1の電極部40は、規定位置Aに配置されるX線造影マーカー50からなる第1のX線造影マーカー群41を有している。また、図4(e)の電極部21-5を第2の電極部42とする。第2の電極部42は、規定位置Aに配置されるX線造影マーカー50と規定位置Cに配置されるX線造影マーカー50とからなる第2のX線造影マーカー群43を有している。第1のX線造影マーカー群41と第2のX線造影マーカー群43は、シャフト部20の軸方向におけるX線造影マーカー50の配置で規定される配置パターンが異なっている。本例においてX線造影マーカー群の配置パターンは、X線造影マーカー50の位置および数によって形成される。
図4(h)の電極部21-8は、X線造影マーカー50を有しない第3の電極部45である。また、第1の電極部40、第2の電極部42、第3の電極部45以外の各電極部21-2~21-4、21-6、21-7は、それぞれ第1の電極部40および第2の電極部42と異なる配置パターンでX線造影マーカー50を有している。図4(b)の電極部21-2は、規定位置Bに配置されるX線造影マーカー50からなるX線造影マーカー群60を有している。図4(c)の電極部21-3は、規定位置Aに配置されるX線造影マーカー50と規定位置Bに配置されるX線造影マーカー50とからなるX線造影マーカー群61を有している。図4(d)の電極部21-4は、規定位置Cに配置されるX線造影マーカー50からなるX線造影マーカー群62を有している。図4(f)の電極部21-6は、規定位置Bに配置されるX線造影マーカー50と規定位置Cに配置されるX線造影マーカー50とからなるX線造影マーカー群63を有している。図4(g)の電極部21-7は、規定位置Aに配置されるX線造影マーカー50と規定位置Bに配置されるX線造影マーカー50と規定位置Cに配置されるX線造影マーカー50とからなるX線造影マーカー群64を有している。
各電極部21がそれぞれ異なる配置パターンのX線造影マーカー群を有していることにより、X線造影時に各電極部21を識別することができる。図5(a)に示すように、X線造影画像において各電極部21は、低造影層21bによって全体が薄く造影される。これにより、電極部21の生体内における大まかな位置を把握することができる。X線造影画像において各電極部21は、それぞれ異なる配置パターンのX線造影マーカー群が造影されるので、複数の電極部21が生体内でどのように位置しているかを把握することができる。図5(a)では、図中下側がシャフト部20の基端側に相当する。例えば、図5(a)において、手前中央部に位置する電極部21は、規定位置Bおよび規定位置CにX線造影マーカー50が位置していることから、図4(f)のX線造影マーカー群63が認識される。したがって、この電極部21が、図4(f)の電極部21-6であることを識別できる。
X線造影マーカー50を有しない第3の電極部45についても識別をすることができる。図5(b)は、図5(a)とは異なる向きで複数の電極部21を造影したイメージであり、手前の中央右側の電極部21は、低造影層21bのみでX線造影マーカー50が造影されていないことから、第3の電極部45であることを識別できる。
複数の電極部21について、必ずしも全ての電極部21が直接識別できなくてもよい。図6に示すように、8本の電極部21のうち図6(a)、図6(c)、図6(e)、図6(g)の4本の電極部21-1、21-3、21-5、21-7にそれぞれ異なる配置パターンのX線造影マーカー群60、61、62、63を設けてもよい。これにより、8本の電極部21のうち4本の電極部21について、X線造影画像で識別でき、それ以外の電極部21-2、21-4、21-6、21-8は、X線造影マーカー群を有する電極部21との配置関係から間接的に識別することができる。
電極部21を識別するためのX線造影マーカー群の配置パターンは、X線造影マーカーの位置のみによって形成されてもよい。図7に示す8本の電極部21-1~21-8は、全て一定の長さ方向位置に基準X線造影マーカー81を有している。図7(a)の電極部21-1を第1の電極部70とする。第1の電極部70は、X線造影マーカー80からなる第1のX線造影マーカー群71を有する。また、図7(b)の電極部21-2を第2の電極部72とする。第2の電極部72は、X線造影マーカー80からなる第2のX線造影マーカー群73を有する。第1のX線造影マーカー群71は、基準X線造影マーカー81からシャフト部20の軸方向にLの距離を有する位置に配置された配置パターンを形成する。第2のX線造影マーカー群73は、基準X線造影マーカー81からシャフト部20の軸方向に距離2Lの位置に配置された配置パターンを形成する。すなわち、本例においてX線造影マーカー群の配置パターンは、X線造影マーカー80の基準X線造影マーカー81を基準とした位置によって形成される。
第1の電極部70と第2の電極部72以外の電極部21-3~21-8についても、それぞれ長さ方向に異なる位置にX線造影マーカー80が配置される。図7(c)の電極部21-3は、基準X線造影マーカー81から距離3Lの位置に配置されたX線造影マーカー80を有する。図7(d)の電極部21-4は、基準X線造影マーカー81から距離4Lの位置に配置されたX線造影マーカー80を有する。図7(e)の電極部21-5は、基準X線造影マーカー81から距離5Lの位置に配置されたX線造影マーカー80を有する。図7(f)の電極部21-6は、基準X線造影マーカー81から距離6Lの位置に配置されたX線造影マーカー80を有する。図7(g)の電極部21-7は、基準X線造影マーカー81から距離7Lの位置に配置されたX線造影マーカー80を有する。図7(h)の電極部21-8は、基準X線造影マーカー81から距離8Lの位置に配置されたX線造影マーカー80を有する。
各電極部21がそれぞれ異なる配置パターンのX線造影マーカー群を有していることにより、X線造影時に各電極部21を識別することができる。図8(a)と図8(b)は、それぞれ異なる向きで複数の電極部21を造影したイメージであり、各電極部21の基端部に造影される基準X線造影マーカー81からX線造影マーカー80までの距離によって、各電極部21を識別することができる。
本例においても、複数の電極部21のうち、基準X線造影マーカー81およびX線造影マーカー80が設けられない電極部21があってもよい。また、基準X線造影マーカー81は、シャフト部20に設けられてもよい。この場合、各電極部21のX線造影マーカー80との距離を識別できるように、基準X線造影マーカー81はシャフト部20の全周に渡るように形成される。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル10は、長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に配置され、シャフト部20の軸方向に沿って延びる複数の電極部21と、を備え、複数の電極部21はそれぞれ、生体組織に対して電圧を印加する導電部を有し、複数の電極部21は、少なくとも互いに電気的に独立した第1の電極部40と第2の電極部42とを有し、第1の電極部40は、1つまたは複数のX線造影マーカー50からなる第1のX線造影マーカー群41を有し、第2の電極部42は、1つまたは複数のX線造影マーカー50からなる第2のX線造影マーカー群43を有し、第1のX線造影マーカー群41と第2のX線造影マーカー群43は、シャフト部20の軸方向におけるX線造影マーカー50の配置で規定される配置パターンが異なる。このように構成したカテーテル10は、第1の電極部40と第2の電極部42では、造影されるX線造影マーカー群41、43の配置パターンが異なることで、X線造影下で電極部21を簡単かつ確実に識別できる。
また、第1のX線造影マーカー群41と第2のX線造影マーカー群43とを形成するX線造影マーカー50は、それぞれシャフト部20の軸方向における複数の規定位置のいずれかに配置されることで、第1のX線造影マーカー群41と第2のX線造影マーカー群43とが異なる配置パターンを形成するようにしてもよい。これにより、X線造影マーカー50の位置および数によって、電極部21を簡単に識別することができる。
また、電極部21またはシャフト部20は、シャフト部20の軸方向において一定の位置に基準X線造影マーカー81を有し、第1のX線造影マーカー群71と第2のX線造影マーカー群73とを形成するX線造影マーカー80は、基準X線造影マーカー81に対するシャフト部20の軸方向における位置が異なることで、第1のX線造影マーカー群71と第2のX線造影マーカー73群とが異なる配置パターンを形成するようにしてもよい。これにより、X線造影マーカー80の基準X線造影マーカー81からの距離によって、電極部21を簡単に識別することができる。
また、複数の電極部21は、X線造影マーカー50より低い造影性が少なくとも導電部全体または導電部の両端近傍に付与されているようにしてもよい。これにより、電極部21の生体内における大まかな位置を把握することができる。
また、複数の電極部21は、X線造影マーカー50を有しない第3の電極部45をさらに有するようにしてもよい。これにより、X線造影マーカー50を有する電極部21に対して第3の電極部45を識別することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。上述の実施形態では、電極部21は周方向に8本設けられるが、電極部21は複数であればこれより多くてもよく、また、少なくてもよい。
上述の実施形態では、カテーテル10はバルーン22を有しているが、図9に示すようにバルーン22を有していなくてもよい。この場合、電極部21は、基端部が外管30に、先端部が中心管32に固定され、外管30を中心管32に対し軸方向に移動させることで、電極部21を径方向に拡張、収縮させることができる。
10 カテーテル
14 制御部
20 シャフト部
21 電極部
21a 基材
21b 低造影層
22 バルーン
23 ハブ
30 外管
31 内管
32 中心管
33 拡張ルーメン
34 ガイドワイヤルーメン
35 先端部材
36 基端部材
38 接続線
40 第1の電極部
41 第1のX線造影マーカー群
42 第2の電極部
43 第2のX線造影マーカー群
45 第3の電極部
50 X線造影マーカー
60 X線造影マーカー群
61 X線造影マーカー群
62 X線造影マーカー群
63 X線造影マーカー群
64 X線造影マーカー群

Claims (5)

  1. 長尺なシャフト部と、
    前記シャフト部の先端部に配置され、前記シャフト部の軸方向に沿って延びる複数の電極部と、
    を備え、
    前記複数の電極部はそれぞれ、生体組織に対して電圧を印加する導電部を有し、
    前記複数の電極部は、少なくとも互いに電気的に独立した第1の電極部と第2の電極部とを有し、
    前記第1の電極部は、1つまたは複数のX線造影マーカーからなる第1のX線造影マーカー群を有し、
    前記第2の電極部は、1つまたは複数のX線造影マーカーからなる第2のX線造影マーカー群を有し、
    前記第1のX線造影マーカー群と前記第2のX線造影マーカー群は、前記シャフト部の前記軸方向における前記X線造影マーカーの配置で規定される配置パターンが異なるカテーテル。
  2. 前記第1のX線造影マーカー群と第2のX線造影マーカー群とを形成する前記X線造影マーカーは、それぞれ前記シャフト部の前記軸方向における複数の規定位置のいずれかに配置されることで、前記第1のX線造影マーカー群と前記第2のX線造影マーカー群とが異なる前記配置パターンを形成する請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記電極部またはシャフト部は、前記シャフト部の前記軸方向において一定の位置に基準X線造影マーカーを有し、
    前記第1のX線造影マーカー群と第2のX線造影マーカー群とを形成する前記X線造影マーカーは、前記基準X線造影マーカーに対する前記シャフト部の軸方向における位置が異なることで、前記第1のX線造影マーカー群と前記第2のX線造影マーカー群とが異なる前記配置パターンを形成する請求項1に記載のカテーテル。
  4. 前記複数の電極部は、前記X線造影マーカーより低いX線造影性が少なくとも前記導電部全体または前記導電部の両端近傍に付与されている請求項1~3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記複数の電極部は、前記X線造影マーカーを有しない第3の電極部をさらに有する請求項4に記載のカテーテル。
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