JP2022120368A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】生体組織内腔の形状に対し確実に適合するバルーンを有したカテーテルを提供する。【解決手段】長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーン22と、シャフト部20の先端部に配置され、シャフト部20の軸方向に沿って延びる複数の電極部21と、を備え、バルーン22は、バルーン先端部40と、シャフト部20の軸方向においてバルーン先端部40より長く延びる中間テーパ部41と、バルーン基端部42と、を有し、バルーン先端部40は、バルーン22の先端から中間テーパ部41の先端に向かって拡径し、バルーン基端部42は、バルーン22の基端から中間テーパ部41の基端に向かって拡径し、中間テーパ部41は、バルーン先端部40の基端からバルーン基端部42の先端に向かって、バルーン先端部40およびバルーン基端部42より緩やかな勾配で拡径するカテーテル10である。【選択図】図3

Description

本発明は、生体内に挿入され生体組織に対しアブレーションによる治療を行うカテーテルに関する。
肺静脈壁の心筋スリーブで発生する異常興奮が原因となる心房細動に対して、肺静脈と左心房との接合部を処置し、心筋細胞を破壊する肺静脈隔離術が行われることがある。肺静脈隔離術は、アブレーションカテーテルの先端からエネルギー(例えば高周波)を発生させて、肺静脈流入部の心筋を円周状に壊死させ、肺静脈を隔離する。また、アブレーションカテーテルは、その他腎交感神経除神経術などに用いるものもある。
このようなアブレーションカテーテルとして、例えば特許文献1に挙げるような、径方向に拡張可能な電極部からエネルギーを発生させて生体組織を破壊するものがある。
米国特許出願公開第2016/175041号明細書
肺静脈流入部の心筋を円周状に壊死させるためには、周方向に複数設けられる電極部を生体組織に対して確実に接触させる必要がある。電極部は、内側に設けられるバルーンにより径方向に拡張される。バルーンによる押し付け力が弱いと、電極部が生体組織に十分接触できない。一方で、バルーンによる押し付け力が強すぎると、電極部による組織内出血のリスクが生じる。バルーンによって全周に渡り適正な押し付け力を生じるためには、バルーンが生体組織内腔の形状に確実に適合する必要がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、生体組織内腔の形状に対し確実に適合するバルーンを有したカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るカテーテルは、長尺なシャフト部と、
前記シャフト部の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーンと、
前記シャフト部の先端部に配置され、前記シャフト部の軸方向に沿って延びる複数の電極部と、
を備え、
前記バルーンは、バルーン先端部と、前記シャフト部の軸方向において前記バルーン先端部より長く延びる中間テーパ部と、バルーン基端部と、を有し、
前記バルーン先端部は、前記バルーンの先端から前記中間テーパ部の先端に向かって拡径し、
前記バルーン基端部は、前記バルーンの基端から前記中間テーパ部の基端に向かって拡径し、
前記中間テーパ部は、前記バルーン先端部の基端から前記バルーン基端部の先端に向かって、前記バルーン先端部およびバルーン基端部より緩やかな勾配で拡径する。
上記のように構成したカテーテルは、中間テーパ部が先端側から基端側に向かって緩やかに拡径しているので、奥へ行くに従って内径が小さくなる内腔形状にフィットし、内腔周辺を必要以上に押し広げることがないようにすることができる。これにより、バルーンの過拡張による内出血のリスクを低減できる。
また、前記電極部は、前記バルーンの外面を前記バルーン先端部から前記バルーン基端部側に向かって延び、前記電極部の基端は前記中間テーパ部に位置するようにしてもよい。これにより、電極部がバルーンの全長に渡らず、バルーンの基端側部分に電極部が存在しないので、バルーンの基端側においてシャフト部を曲げやすくすることができる。
また、前記電極部は、前記バルーンの外面に固定されているようにしてもよい。これにより、基端位置がバルーンの中間位置にある電極部を確実に固定できる。
また、前記電極部は、前記バルーンの中間テーパ部に配置される電極基端部を有し、
前記電極基端部は、基端側に向かって細くなるようにしてもよい。これにより、バルーンをシース等に収納する際に、引っ掛かりにくくすることができる。
また、前記バルーンは、膜厚が15~30μm、ASTM規格のD638で定義される伸び率が400~800%の材料からなるバルーンであるようにしてもよい。これにより、バルーンは、挿入される内腔の形状に合わせて柔軟に適合することができ、生体組織に過大な負荷をかけないようにすることができる。
本実施形態のカテーテルの正面図である。 カテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 バルーンが拡張したカテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 電極部の平面図である。 バルーンを目的部位にて拡張した状態の断面図である。 第1変形例に係るカテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 第1変形例に係るカテーテルのバルーンが拡張した状態における先端部付近の拡大断面図である。 第2変形例に係るカテーテルの先端部付近の拡大断面図である。 第2変形例に係るカテーテルのバルーンが拡張した状態における先端部付近の拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、本明細書では、カテーテル等の医療デバイスを生体内腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。アブレーションは、不可逆電気穿孔法による生体組織を破壊する行為や、熱による焼灼等によって生体組織を破壊する行為である。
本実施形態のカテーテル10は、生体内腔に対し経皮的に挿入され、目的部位の生体組織に接触して電流を印加し、アブレーションを実施する。本実施形態のカテーテル10が対象とするのは、肺静脈隔離術において、肺静脈の入口部を全周に渡ってアブレーションを行う治療である。
図1、2に示すように、カテーテル10は、長尺管状のシャフト部20の先端部に細長い電極部21とバルーン22とを有している。図1、2では、簡略化のため、電極部21は2本のみ示されているが、本実施形態において電極部21は周方向により多数が設けられる。シャフト部20の基端部にはハブ23が設けられる。シャフト部20は、シャフト本体31と、シャフト本体31の内部に挿通されて先端部が突出する中心管32とを有している。
シャフト部20は、電極部21に電圧を印加するための接続線38を長さ方向に沿って有している。接続線38は、制御部14に接続されている。
シャフト本体31と中心管32との間には拡張ルーメン33が形成される。また、中心管32の内部にはガイドワイヤルーメン34が形成される。中心管32は、シャフト本体31の先端よりもさらに先端側まで突出している。バルーン22は、基端固定部22aがシャフト本体31の先端部に固定され、先端固定部22bが中心管32に固定されている。これにより、バルーン22の内部が拡張ルーメン33と連通している。拡張ルーメン33を介してバルーン22に拡張用流体を注入することで、バルーン22を拡張させることができる。拡張用流体は気体でも液体でもよく、例えばヘリウムガス、COガス、Oガス、笑気ガス等の気体や、生理食塩水、造影剤、およびその混合剤等の液体を用いることができる。
中心管32の先端部には、電極部21の先端部を固定する先端部材35が設けられる。
電極部21は、先端部が先端部材35に固定され、先端部材35内にて接続線38と電気的に接続される。電極部21は、先端部材35から基端側に向かって延び、バルーン22の外表面に固定されている。電極部21の基端位置は、バルーン22の軸方向における中間位置に配置される。
シャフト本体31及び中心管32は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されるのが好ましい。そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。
バルーン22は、薄膜状のバルーン膜によって形成されている。バルーン膜の材料には、生体適合性のあるエラストマー素材やゴム素材が用いられる。具体的には、ウレタンエラストマー、ナイロンエラストマーなどを用いることができる。また、シリコーンゴムなどを用いてもよい。バルーン22には、電極部21を確実に押し広げる程度の強度も必要とされる。本実施形態のバルーン22は、膜厚が10~100μm、好ましくは15~50μmであり、ASTM規格のD638にて定義される伸び率が400~800%の材料からなるバルーンとして構成される。このような材料としては、ウレタン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、シリコーンゴムなどが挙げられる。
図3に示すように、拡張したバルーン22は、バルーン先端部40と、シャフト部20の軸方向においてバルーン先端部40より長く延びる中間テーパ部41と、バルーン基端部42とを有する。バルーン先端部40は、先端固定部22bから中間テーパ部41に向かって拡径する部分である。バルーン基端部42は、基端固定部22aから中間テーパ部41に向かって拡径する部分である。中間テーパ部41は、バルーン先端部40とバルーン基端部42との間に位置し、これらとそれぞれ連続する部分である。
中間テーパ部41は、バルーン先端部40の基端からバルーン基端部42の先端に向かって、バルーン先端部40およびバルーン基端部42より緩やかな勾配で拡径している。このため、中間テーパ部41は、先端側から基端側に向かって次第に外径が大きくなるテーパ状の面を形成している。シャフト部20の軸方向に対する中間テーパ部41の傾斜角度は、1~30°、より好ましくは5~15°の範囲に設定される。また、中間テーパ部41の最小径は、5~30mm、より好ましくは8~18mmの範囲に設定される。
図4に示すように、電極部21は、先端部材35に固定される電極先端部21aと、バルーン22上に位置する電極基端部21cとを有している。電極部21は、電極基端部21cの先端側に隣接する導電部21bを有している。導電部21bは、接続線38と導通する導電部分が外方に露出した部分であって、生体組織に接触して高電圧パルスまたは高周波電流を出力する部分である。電極部21は、長さ方向においてバルーン22と重なる部分の全体が、バルーン22の外面に接着固定される。
電極部21の電極基端部21cは、基端側に向かって細くなるように形成されている。電極基端部21cは、1~10mmとすることが好ましく、2~5mmがより好ましい。電極基端部21cが基端側に向かって細くなっていることで、バルーン22をシース等に収納する際に、引っ掛かりにくくすることができる。
次に、カテーテルシステムを用いた処置方法について説明する。始めに、セルジンガー法などによりイントロデューサー(図示しない)を経皮的に血管に穿刺する。次に、ガイドワイヤ(図示しない)を挿入後、ガイディングカテーテル(図示しない)を、イントロデューサーに挿入し、ガイドワイヤを先端側に突出させてから、ガイディングカテーテルの先端部をイントロデューサーの先端部開口から血管内へ挿入する。この後、ガイドワイヤを先行させつつ、ガイディングカテーテルを目的部位まで徐々に押し進める。術者は、右心房側から左心房側に向かって、市販の中隔穿刺デバイスを貫通させることにより、心房中隔に貫通孔を形成する。中隔穿刺デバイスの送達は、ガイディングカテーテルを介して行うことができる。なお、心房中隔の貫通に使用される穿刺デバイスの具体的な構造、貫通孔を形成する際の具体的な手順等は特に限定されない。貫通孔を形成後、中隔穿刺デバイスを抜去し、その後、ダイレータを使って、貫通孔を押し広げ、貫通孔にガイディングカテーテルを通し、ガイドワイヤを使って目的部位(例えば、肺静脈付近)まで押し進める。ガイディングカテーテルは、ガイディングカテーテルの先端部が可動する機構を有してもよい。
次に、ガイドワイヤルーメン34の先端部開口部に、ガイドワイヤの末端を挿入し、ハブ23からガイドワイヤを出す。次に、血管内に挿入されているガイディングカテーテル内に、カテーテル10を先端部から挿入し、ガイドワイヤに沿わせてカテーテル10を押し進める。
カテーテル10は、電極部21を有する先端部が左心房に送達される。カテーテル10の先端部を所望の位置に配置したら、拡張ルーメン33を介して拡張用流体をバルーン22内に供給し、バルーン22を拡張させる。これにより、図5に示すように、電極部21が径方向に拡張し、生体組織に密着する。
肺静脈の内腔は、奥へ行くに従って内径が小さくなり、また、その断面形状も楕円状である。中間テーパ部41を有するバルーン22は、この形状にフィットし、肺静脈周辺の組織を必要以上に押し広げることがないようにすることができる。これにより、バルーン22の過拡張による内出血のリスクを低減できる。
また、電極部21がバルーン22の全長に渡らず、バルーン22の先端部から基端側の中間位置までの長さを有していることで、バルーン22の基端側においてシャフト部20を曲げやすくすることができる。図5に示されているように、シャフト部20のうちバルーン22に近い位置において、180°程度シャフト部20を屈曲させることができる。したがって、肺静脈の内腔に対して、軸方向に傾斜することなくバルーン22を挿入でき、バルーン22が内腔の全周を均一に押圧することができる。これにより、周方向複数の電極部21を適切な圧力で生体組織に圧接させて、アブレーションを確実に実施することができる。
バルーン22を拡張させて電極部21を生体組織に密着させたら、制御部14は電極部21から生体組織に対し高電圧パルスまたは高周波電流を付与する。制御部14からは、まず、周方向に隣接する一対の電極部21,21に対して、高電圧パルスが出力される。これにより、周方向に隣接する一対の電極部21,21間に電流が流れる。次に、周方向に隣接する他の対の電極部21,21に対して、高電圧パルスが出力される。高電圧パルスの出力は、周方向に隣接する全ての対となる電極部21,21に対して、順次行われる。高電圧パルスの電圧の一例を以下に挙げる。制御部14が出力する電界強度は400~800V/cmであり、双極性の電圧波形を有する。そのパルス幅は100μsecであり、100μsec間隔で、一度に10~200バルスを出力する。電圧印加は、各電極間で0.5~2秒に1回のタイミングで繰り返される。これによって、肺静脈の入口の細胞を全周に渡って壊死させる。なお、ここでいう高電圧とは、電圧が印加される電極間で400V/cm以上の電界強度を達成できる電圧のことを指す。
高電圧パルスの出力が完了したら、バルーン22を収縮させる。これにより、電極部21も径方向に収縮する。その後、血管内に挿入された全ての器具を抜出し、処置を完了する。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル10は、長尺なシャフト部20と、シャフト部20の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーン22と、シャフト部20の先端部に配置され、シャフト部20の軸方向に沿って延びる複数の電極部21と、を備え、バルーン22は、バルーン先端部40と、シャフト部20の軸方向においてバルーン先端部40より長く延びる中間テーパ部41と、バルーン基端部42と、を有し、バルーン先端部40は、バルーン22の先端から中間テーパ部41の先端に向かって拡径し、バルーン基端部42は、バルーン22の基端から中間テーパ部41の基端に向かって拡径し、中間テーパ部41は、バルーン先端部40の基端からバルーン基端部42の先端に向かって、バルーン先端部40およびバルーン基端部42より緩やかな勾配で拡径する。このように構成したカテーテル10は、中間テーパ部41が先端側から基端側に向かって緩やかに拡径しているので、奥へ行くに従って内径が小さくなる内腔形状にフィットし、内腔周辺を必要以上に押し広げることがないようにすることができる。これにより、バルーン22の過拡張による内出血のリスクを低減できる。
また、電極部21は、バルーン22の外面をバルーン先端部40からバルーン基端部42側に向かって延び、電極部21の基端は中間テーパ部41に位置するようにしてもよい。これにより、電極部21がバルーン22の全長に渡らず、バルーン22の基端側部分に電極部21が存在しないので、バルーン22の基端側においてシャフト部20を曲げやすくすることができる。
また、電極部21は、バルーン22の外面に固定されているようにしてもよい。これにより、基端位置がバルーン22の中間位置にある電極部21を確実に固定できる。
また、電極部21は、バルーン22の中間テーパ部41に配置される電極基端部21cを有し、電極基端部21cは、基端側に向かって細くなるようにしてもよい。これにより、バルーン22をシース等に収納する際に、引っ掛かりにくくすることができる。
また、バルーン22は、膜厚が15~30μm、ASTM規格のD638で定義される伸び率が400~800%の材料からなるバルーンであるようにしてもよい。これにより、バルーン22は、挿入される内腔の形状に合わせて柔軟に適合することができ、生体組織に過大な負荷をかけないようにすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。
第1変形例に係るカテーテル11は、図6に示すように、バルーン22の表面に設けられる電極部25が、バルーン22の基端部から先端側に向かって設けられている。電極部25の先端位置は、バルーン22の軸方向における中間位置に配置される。図7に示すように、拡張したバルーン22は、中間テーパ部41がバルーン先端部40の基端からバルーン基端部42の先端に向かって、バルーン先端部40およびバルーン基端部42より緩やかな勾配で拡径する形状を形成する。このように、電極部25が基端側から延びていてもよい。
第2変形例に係るカテーテル12は、図8に示すように、シャフト部20がシャフト本体31の外側に外管30を有し、電極部26は、先端部が先端部材35に、基端部が外管30に設けられる基端部材36に、それぞれ固定されている。シャフト本体31には、バルーン22の基端位置と外管30の基端部材36との間に、結束リング50が固定されている。結束リング50は、周方向に複数の貫通孔52を有しており、各貫通孔52にはそれぞれ電極部26が挿通される。電極部26は、バルーン22の先端側の部分には固定されており、バルーン22の基端側の部分には固定されておらず、浮いた状態となっている。
図9に示すように、バルーン22を径方向に拡張させると、外管30が先端側に移動し、電極部26が径方向に拡張する。この際に、電極部26は結束リング50の貫通孔52を摺動する。電極部26は、結束リング50の先端部より先端側が径方向に拡張する。このようなカテーテル12においても、先に説明したバルーン22の形状を採用することができる。すなわち、拡張したバルーン22は、中間テーパ部41がバルーン先端部40の基端からバルーン基端部42の先端に向かって、バルーン先端部40およびバルーン基端部42より緩やかな勾配で拡径する形状を形成する。この場合、バルーン22は、内部の圧力上昇に伴って外径が大きく変化するコンプライアントバルーンとして構成される。
10 カテーテル
14 制御部
20 シャフト部
21 電極部
21a 電極先端部
21b 導通部
21c 電極基端部
22 バルーン
23 ハブ
30 外管
31 内管
32 中心管
33 拡張ルーメン
34 ガイドワイヤルーメン
35 先端部材
36 基端部材
38 接続線
40 バルーン先端部
41 中間テーパ部
42 バルーン基端部

Claims (5)

  1. 長尺なシャフト部と、
    前記シャフト部の先端部に配置された径方向に拡張可能なバルーンと、
    前記シャフト部の先端部に配置され、前記シャフト部の軸方向に沿って延びる複数の電極部と、
    を備え、
    前記バルーンは、バルーン先端部と、前記シャフト部の軸方向において前記バルーン先端部より長く延びる中間テーパ部と、バルーン基端部と、を有し、
    前記バルーン先端部は、前記バルーンの先端から前記中間テーパ部の先端に向かって拡径し、
    前記バルーン基端部は、前記バルーンの基端から前記中間テーパ部の基端に向かって拡径し、
    前記中間テーパ部は、前記バルーン先端部の基端から前記バルーン基端部の先端に向かって、前記バルーン先端部およびバルーン基端部より緩やかな勾配で拡径するカテーテル。
  2. 前記電極部は、前記バルーンの外面を前記バルーン先端部から前記バルーン基端部側に向かって延び、前記電極部の基端は前記中間テーパ部に位置する請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記電極部は、前記バルーンの外面に固定されている請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記電極部は、前記バルーンの中間テーパ部に配置される電極基端部を有し、
    前記電極基端部は、基端側に向かって細くなる請求項2または3に記載のカテーテル。
  5. 前記バルーンは、膜厚が15~30μm、ASTM規格のD638で定義される伸び率が400~800%の材料からなるバルーンである請求項1~4のいずれか1項に記載のカテーテル。
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