JP2022119686A - 送風装置、乾燥装置、印刷装置 - Google Patents

送風装置、乾燥装置、印刷装置 Download PDF

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健二 野沢
Kenji Nozawa
源一郎 川道
Genichiro Kawamichi
一暁 神原
Kazuaki Kamihara
竜作 飛彈
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Abstract

【課題】送風及び排気によって搬送安定性が損なわれないようにする。【解決手段】液体が付与されたシート材Pを搬送する搬送ベルト511と、シート材Pに送風する気流を発生する第1気流発生手段620を含む送風手段600と、ハウジング503内の空気を排気する気流を発生する第2気流発生手段710と、シート材Pの種別により、第1気流発生手段620による送風量及び第2気流発生手段710による排気量を制御するファン駆動制御手段509とを備え、第1気流発生手段620による送風量及び第2気流発生手段710による排気量をほぼ同じに制御する。【選択図】図4

Description

本発明は送風装置、液体を吐出する装置、印刷装置に関する。
シート材などの印刷対象に液体を付与して印刷を行う印刷装置として、液体が付与されたシート材を乾燥する加熱手段などの乾燥手段を備えて、付与された液体の乾燥を促進するものがある。
従来、媒体を支持する媒体支持面を備え、媒体搬送方向へ媒体を搬送する搬送部と、搬送部における媒体の搬送経路に対して送風する送風部と、媒体支持面と対向する位置に排気口が配置され、排気口を介して排気を行う排気部と、排気口への気流を規制する整流部材であり、排気口と媒体支持面との間の排気空間に配置される整流部材と、を備え、整流部材は、排気空間において、媒体が通過する媒体通過領域の、媒体搬送方向と直交する媒体幅方向における外側の媒体非通過領域に対応する位置が開放される配置、又は媒体非通過領域に対応する位置が開放される構造を有するシート搬送装置が知られている(特許文献1)。
特開2020-158271号公報
ところで、乾燥手段でシート材を乾燥するときに発生する蒸気を排気するとき、シート材が通過する装置開口から空気が流入し、流入する空気によってシート材がばたつき、搬送安定性が損なわれるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、搬送安定性が損なわれないようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る送風装置は、
液体が付与されて搬送されるシート材に送風する気流を発生する第1気流発生手段と、
装置内の空気を排気する気流を発生する第2気流発生手段と、
前記シート材の種別により、前記第1気流発生手段による送風量及び前記第2気流発生手段による排気量を制御する手段と、を備えている
構成とした。
本発明によれば、搬送安定性が損なわれないようにする。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の概略説明図である。 同印刷装置の吐出ユニットの平面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る送風装置を含む乾燥装置の側面説明図である。 同じく正面説明図である。 同乾燥装置における送風、排気の作用の説明に供する空気の流れの説明図である。 間接配管構成と第2気流発生手段を備える同実施形態と直接配管構成の比較例1における送風量(送風流量と同義)と排気量(排気流量と同義)の関係の説明に供する説明図である。 同実施形態と比較例1における排気流量と送風流量の収支と開口から流入する気流の流速(流入気流の風速)の関係の説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る送風装置を含む乾燥装置の説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する印刷装置の要部側面説明図である。 同じく作用説明に供する説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する乾燥装置の要部説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同印刷装置の概略説明図、図2は同印刷装置の吐出ユニットの平面説明図である。
印刷装置1は、シート材Pを搬入する搬入部10と、塗布部である前処理部20と、印刷部30と、第1乾燥部40と、第2乾燥部50と、反転機構部60と、搬出部70とを備えている。
印刷装置1は、搬入部10から搬入(供給)されるシート材Pに対し、前処理部20で必要に応じて塗布液としての前処理液を付与(塗布)し、印刷部30でシート材Pに対して所要の液体を付与して所要の印刷を行う。
そして、印刷装置1は、第1乾燥部40、第2乾燥部50でシート材Pに付着した液体を乾燥させた後、反転機構部60を介して、そのまま、又は、シート材Pの両面に印刷を行った後、シート材Pを搬出部70に排出する。
搬入部10は、複数のシート材Pを収容する搬入トレイ11(下段搬入トレイ11A、上段搬入トレイ11B)と、搬入トレイ11からシート材Pを1枚ずつ分離して送り出す給送装置12(12A、12B)とを備え、シート材Pを前処理部20に供給する。
前処理部20は、例えばインクを凝集させ、裏写りを防止する作用効果を有する処理液をシート材Pの印刷面に付与する処理液付与手段である塗布手段21などを備えている。
印刷部30は、シート材Pを周面に担持して回転する担持部材(回転部材)であるドラム31と、ドラム31に担持されたシート材Pに向けて液体を吐出する液体吐出部32を備えている。
印刷部30は、前処理部20から送り込まれたシート材Pを受け取ってドラム31との間でシート材Pを渡す渡し胴34と、ドラム31によって搬送されたシート材Pを受け取って第1乾燥部40に渡す受け渡し胴35を備えている。
前処理部20から印刷部30へ搬送されてきたシート材Pは、渡し胴34に設けられた把持手段(シートグリッパ)によって先端が把持され、渡し胴34の回転に伴って搬送される。渡し胴34により搬送されたシート材Pは、ドラム31との対向位置でドラム31へ受け渡される。
ドラム31の表面にも把持手段(シートグリッパ)が設けられており、シート材Pの先端が把持手段(シートグリッパ)によって把持される。ドラム31の表面には、複数の吸引穴が分散して形成され、吸引手段によってドラム31の所要の吸引穴から内側へ向かう吸い込み気流を発生させる。
そして、渡し胴34からドラム31へ受け渡されたシート材Pは、シートグリッパによって先端が把持されるとともに、吸引手段による吸い込み気流によってドラム31上に吸着担持され、ドラム31の回転に伴って搬送される。
液体吐出部32は、液体付与手段としての液体吐出手段である吐出ユニット33(33A~33D)を備えている。例えば、吐出ユニット33Aはシアン(C)の液体を、吐出ユニット33Bはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット33Cはイエロー(Y)の液体を、吐出ユニット33Dはブラック(K)の液体を、それぞれ吐出する。また、その他、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出を行う吐出ユニットを使用することもできる。
吐出ユニット33は、例えば、図2に示すように、複数のノズル111を配列したノズル列を複数列有する複数の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)101をベース部材103に千鳥状に配置したフルライン型ヘッドを含むヘッドモジュール100を有している。
液体吐出部32の各吐出ユニット33は、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。ドラム31に担持されたシート材Pが液体吐出部32との対向領域を通過するときに、吐出ユニット33から各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
第1乾燥部40は、例えばIRヒータなどの加熱手段42を備え、搬送部41で搬送される液体が付与されたシート材Pに赤外線を照射して加熱乾燥する。第2乾燥部50は、例えば紫外線照射部などの加熱手段52を備え、第1乾燥部40を通過し、搬送部51で搬送される液体が付与されたシート材Pに紫外線を照射して加熱乾燥する。なお、搬送部41と搬送部51は同じ搬送手段の一部で構成されている。
反転機構部60は、第1乾燥部40及び第2乾燥部50を通過して一面に液体が付与されて乾燥されたシート材Pに対して両面印刷を行うときに、スイッチバック方式で、シート材Pを反転する反転部61と、反転されたシート材Pを印刷部30の渡し胴34よりも上流側に逆送する両面搬送部62とを備えている。
搬出部70は、複数のシート材Pが積載される搬出トレイ71を備えている。反転機構部60から搬送されてくるシート材Pは、搬出トレイ71上に順次積み重ねられて保持される。
なお、本実施形態では、シート材がカットシート材である例で説明しているが、連帳紙、ロール紙などの連続体(ウェブ)を使用する装置、壁紙などのシート材を使用する装置などにも本発明を適用することができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る送風装置を含む乾燥装置について図3及び図4を参照して説明する。図3は同乾燥装置の側面説明図、図4は同じく正面説明図である。
乾燥装置500は、搬送手段である搬送機構部501と、加熱手段52である紫外線照射部502と、送風部506と、排気部507と、ファン駆動制御手段509を有している。乾燥装置500は第2乾燥部50を構成している。また、送風部506、排気部507及びファン駆動制御手段509は、本発明に係る送風装置505を構成する。
搬送機構部501は、シート材Pを担持して搬送する搬送ベルト511を有している。搬送ベルト511は、駆動ローラ512と従動ローラ513との間に掛け回されて、周回移動する。なお、搬送機構部501は、本実施形態では、図1に示すように、印刷部30から反転機構部60に跨ってシート材Pを搬送する機構である。
搬送ベルト511は、内側に配置された吸引チャンバ514によって吸引される複数の開口を有するベルトである。例えば、メッシュベルト、吸引穴を有した平ベルトなどを使用している。吸引チャンバ514は、吸引ブロワ、ファンなどで吸引を行う。なお、搬送手段は、吸引方式で搬送するものに限らず、例えば静電吸着方式、グリッパによる把持方式などでシート材Pを搬送するものでもよい。
紫外線照射部502は、ハウジング503内に、複数の紫外線照射手段521が搬送方向に沿って配置されている。紫外線照射手段521は、搬送機構部501で搬送されるシート材Pに対して紫外線を照射して加熱する。
搬送手段である搬送機構部501の搬送ベルト511と加熱手段である紫外線照射手段521の照射面522との間に流路板523が配置されている。
流路板523は、例えば、一般的な金属板でもよいし、シート材Pからの反射光を再度シート材Pに戻すためのリフレクタなどでもよい。流路板523は、紫外線照射手段521の照射面522から出る紫外線光(UV光)を遮らない位置まで照射面522に近づけている。また、紫外線照射手段521の下流側に、気流発生手段524を配置し、照射面522に沿った気流525を発生させる。
ハウジング503は、乾燥装置500の外装カバー(ユニット外装カバー)であり、図3に示すように、搬送方向に沿う方向では搬送ベルト511との間に隙間(開口)531を置いて配置されている。また、ハウジング503は、図4に示すように、搬送方向と直交する方向では、高さ方向で搬送ベルト511よりも下方まで延びている部分503aを有している。
送風部506は、搬送されるシート材Pに向けて送風する複数の送風手段600を備えている。送風手段600は、空気を吹き出す送風口610を有する流路部材630と、送風口610から吹き出す(送風する)空気の気流を発生させるファンで構成した第1気流発生手段620とを備えている。
排気部507は、複数の送風手段600の上方に配置された排気ダクト700と、排気ダクト700の出口側に配置されたファンで構成した第2気流発生手段710とを備えている。排気ダクト700は、排気方向に向かって高くなるように傾斜した天面700aと、下面の空気取り入れ口700bとを有する。
そして、第2気流発生手段710の下流側には、排気ダクト700を通じて排気される空気が通過する第1排気経路となる排気ダクト720が配置され、排気ダクト720は第2排気経路としての設備配管(設備ダクト)800に接続されている。この配管構成を「間接配管構成」と称する。
設備配管800は、印刷装置1が設置された建屋内の印刷装置1と屋外の空調用ダクトとを配管するものである。設備配管800は、印刷装置1外の空気を取り入れる取り入れ口800aを有し、排気ダクト720を通過した空気と印刷装置1外の空気とを合流して排気する経路を構成する。設備配管800は排気設備によって一定の排気量で排気を行う。
ファン駆動制御手段509は、シート材Pの種別情報を入力する。そして、ファン駆動制御手段509は、シート材Pの種別により、送風手段600の第1気流発生手段620の駆動を制御して第1気流発生手段620による送風量を制御し、第2気流発生手段710の駆動を制御して第2気流発生手段710による排気量を制御する。
次に、この乾燥装置500における送風、排気の作用について図5も参照して説明する。図5は同作用説明に供する空気の流れの説明図である。
印刷装置1においては、印刷部30で液体が付与されたシート材Pが搬送ベルト511によって第1乾燥部40、第2乾燥部50に順次搬送される。このとき、第1乾燥部40と第2乾燥部50の紫外線照射手段521でシート材Pが加熱されることで、シート材Pの表面の上に蒸気が浮遊する。
このとき、送風手段600の第1気流発生手段620によって送風用気流が発生されており、送風口610から空気が吹き出されてシート材Pに吹き付けられる。これにより、シート材Pの表面付近に浮遊している蒸気が飛ばされる。
一方、排気部507の第2気流発生手段710が回転駆動されることによって排気用の気流を発生され、図5に矢印で示すように、排気ダクト700の取り込み口700bから排気ダクト700内にハウジング503内(装置内)の空気が取り込まれる。
つまり、排気ダクト700内には、送風手段600によってシート材Pに吹き付けられて上昇する空気A1が取り込まれる。また、排気ダクト700内には、ハウジング503と搬送ベルト511との間のシート材Pが通過する開口(隙間)531から装置内(ハウジング503内)に吸い込まれる空気A2も取り込まれる。
そして、排気ダクト700に取り込まれた空気は、第2気流発生手段710によって発生する排気用の気流により、排気ダクト720を経由して設備配管800に流れ、設備配管800で外部の空気と合流されて設置場所から外に排出される。
このとき、間接配管構成においては、設備配管800は排気ダクト720からの空気と印刷装置1の外部の空気とを合流して排気する。したがって、設備配管800が通じる排気設備の排気量が一定であるとき、排気ダクト720からの排気量が増加したときには外部の空気の取入れ量が減少し、排気ダクト720からの排気量が減少したときには外部の空気の取入れ量が増加する。
このように、第2気流発生手段710による排気量が増減しても設備配管800による排気量に影響を与えることがないので、印刷装置1側の第2気流発生手段710を制御して排気量を変化させることができる。
次に、乾燥装置500のハウジング503内の排気に伴うシート材Pの浮き上がりについて説明する。
印刷装置1においては、第1乾燥部40、第2乾燥部50、反転機構部60は、それぞれ別のハウジング(外装カバー)で区画され、連結されている。また、搬送手段としての搬送ベルト511で搬送するシート材Pの移動を可能とするため、第2乾燥部50を構成する乾燥装置500のハウジング503と搬送ベルト511との間には開口(隙間)531が生じる。
一方、送風部506の各送風手段600によってシート材Pに送風する送風量は、シート材Pの種別によって異ならせている。
ここで、第2気流発生手段を設けないで、排気ダクト700を排気設備に直接接続し、排気設備を使用して排気を行う構成(これを「直接配管構成」という。)が考えられる。この場合、排気設備の排気量は、すべての送風手段600の第1気流発生手段620によって送風を行った場合でも排気を行えるように、最大送風量よりも大きな流量に設定することになる。
そのため、シート材Pの種別により送風手段600による送風量を最大送風量よりも少なくした場合、送風手段600による送風量よりも、排気設備による排気量が多くなる。
このように、シート材Pに送風する送風量よりも排気設備の排気量が多くなると、乾燥装置500のハウジング503の外部から開口531を通じて吸い込まれる空気(外気)A2が多くなる。そうすると、開口531から吸い込まれる吸い込み気流によって、シート材Pの先端部が捲りあげられるなどして浮き上がり、搬送安定性が損なわれる。
そこで、本実施形態では、排気ダクト700に第2気流発生手段710を備え、ファン駆動制御手段509によって第2気流発生手段710による排気量もシート材Pの種別により制御している。
したがって、送風部506の各送風手段600の第1気流発生手段620による送風量と第2気流発生手段710による排気量とをほぼ同じ(同じを含む)に制御し、あるいは、排気量を送風量に対して若干多くする制御を行うことができる。
これにより、加熱装置500の開口531からハウジング503内に流入する気流を抑制することができ、シート材Pのばたつきを抑えることができる。この結果、シート材Pのばたつきによって搬送安定性が損なわれない。
次に、間接配管構成と第2気流発生手段710を備える本実施形態と直接配管構成の比較例1における送風量(送風流量と同義)と排気量(排気流量と同義)の関係について図6を参照して説明する。図6は同関係の説明に供する説明図である。
図6の横軸は、乾燥装置500内に流入させる第1気流発生手段620による送風流量(流入流量)、縦軸は第2気流発生手段710を通過する排気流量を示している。
第1気流発生手段620による送風流量(流入流量)を仮想線図示のように変化させたとき、間接配管構成で、かつ、第2気流発生手段710を制御することで、実線で示すように、乾燥装置500の流入流量と流出流量が同じになることが分かる。
これに対し、直接配管構成で、排気設備の排気流量を一定にすると、乾燥装置500内へ流入する流量に対して流出流量が制御できないので、破線で示すように、流入流量にかかわらず流出流量は一定となり、流入流量以上の排気をしていることが分かる。
この場合、排気流量が送風流量よりも多いので、乾燥装置500の開口531から多量の空気を吸い込むことになり、前述したようにシート材Pのばたつきが発生する。
次に、本実施形態と比較例1における排気流量と送風流量の収支と開口531から流入する気流の流速(流入気流の風速)の関係について図7を参照して説明する。図7は同関係の説明に供する説明図である。
図7の横軸は排気流量と乾燥装置内の送風流量の収支を示し、縦軸はその時の流入気流の風速を示している。
間接配管構成で、第2気流発生手段710を制御する本実施形態の構成では、実線で示すように、最大でも風速2m/s程度である。これに対し、直接配管構成では流入気流の風速は8m/s程度と高くなる。
これより、実施形態の構成ではシート材Pのバタつきが抑制されることが分かる。
次に、本発明の第2実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態に係る送風装置を含む乾燥装置の説明図である。
本実施形態では、第2気流発生手段710の下流側に設備配管800以外に通じる排気ダクト740を備えている。
本実施形態においても、駆動制御手段509は、シート材種別により、送風手段600の第1気流発生手段620による送風量及び第2気流発生手段710による排気量を制御している。
したがって、送風部506の各送風手段600の第1気流発生手段620による送風量と第2気流発生手段710による排気量とをほぼ同じ(同じを含む)に制御し、あるいは、排気量を送風量に対して若干多くする制御を行うことができる。
これにより、加熱装置500の開口531からハウジング503内に流入する気流を抑制することができ、シート材Pのばたつきを抑えることができる。この結果、シート材のばたつきによって搬送安定性が損なわれない。
次に、本発明の第3実施形態について図9及び図10を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供する印刷装置の要部側面説明図、図10は同じく作用説明に供する説明図である。
本実施形態でも、乾燥装置500で構成される第2乾燥部50と、第2乾燥部50に隣接して配置される隣接装置となる反転機構部60とは、乾燥装置500のハウジング503と反転機構部60のハウジング603との間に隙間101を開けて並べて配置される。
そこで、乾燥装置500のハウジング503及び反転機構部60のハウジング603には、隙間101を部分的に狭くする整流部材102(102A、102B)をそれぞれ設けている。なお、整流部材102A、102Bの一方でもよい。
このように構成したので、加熱装置500の開口531からの流入気流の風速を低減することができる。例えば、図10に示すように、整流部材102を設けていない比較例2の流入気流の風速は8m/s程度であるのに対し、整流部材102板を設けた実施形態では流入気流の風速は2m/s程度まで低減する。
これにより、シート材Pのばたつきをより抑制することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する乾燥装置の要部説明図である。
本実施形態では、排気ダクト700の傾斜面となっている天面700aの外面に冷却手段としての冷却部材750を取り付けている。また、排気ダクト700の内部には、冷却部材750で冷却された結露を受ける受け部760を設けている。受け部760は、排気ダクト700の傾斜面となっている天面700aの最下点に位置する。
このように構成したので、結露は冷却部材750で冷却され、排気ダクト700の傾斜した天面700aをすべり、受け部760に落ちる。受け部760の底面は、奥に向けて高さが徐々に低くなるように傾斜している。これにより受け部760に落ちた結露を結露回収タンクへ排出できる。
なお、冷却部材750は、排気ダクト700の傾斜した天面700aに複数設けてもよい。また、冷却部材750にかえて、加熱手段としての加熱部材を設けても良い。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 印刷装置
10 搬入部
20 前処理部
30 印刷部
40 第1乾燥部
50 第2乾燥部
60 反転機構部
70 搬出部
102A、102B 整流部材
500 加熱装置
501 搬送機構部
502 紫外線照射部
503 ハウジング(外装カバー)
506 送風部
507 排気部
509 ファン駆動制御手段
511 搬送ベルト
514 吸引チャンバ
521 紫外線照射手段
600 送風手段
610 送風口
620 第1気流発生手段
700 排気ダクト
710 第2気流発生手段
720 排気ダクト(第1排気経路)
750 冷却部材
760 受け部
800 設備配管(第2排気経路)

Claims (8)

  1. 液体が付与されて搬送されるシート材に送風する気流を発生する第1気流発生手段と、
    装置内の空気を排気する気流を発生する第2気流発生手段と、
    前記シート材の種別により、前記第1気流発生手段による送風量及び前記第2気流発生手段による排気量を制御する手段と、を備えている
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記第2気流発生手段の下流側の第1排気経路と、
    前記第1排気経路に接続され、前記第1排気経路を通過する空気と外部の空気とを合流して排気する第2排気経路と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 送風装置に隣接して配置される隣接装置との隙間を部分的に狭くする手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の送風装置。
  4. 前記第2気流発生手段が配置された排気ダクトを備え、
    前記排気ダクトの天面は、前記空気の流れる方向に向かって高くなるように傾斜している
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の送風装置。
  5. 前記排気ダクトには加熱手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
  6. 前記排気ダクトには冷却手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
  7. シート材を搬送する搬送手段と、
    請求項1ないし6に記載の送風装置と、を備えている
    ことを特徴とする乾燥装置。
  8. シート材に液体を付与する液体付与手段と、
    請求項1ないし6に記載の送風装置、又は、請求項7に記載の乾燥装置と、を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
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