JP2022118750A - 磁気券処理装置、磁気券処理方法、および磁気券処理プログラム - Google Patents

磁気券処理装置、磁気券処理方法、および磁気券処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線の有無にかかわらず、利用者の利便性を低下させることなく改札処理が行える技術を提供する。【解決手段】券面画像取得部が、乗車券情報が磁気データで記録された磁気券の券面画像を取得する。券面情報生成部が、取得した券面画像を処理し、乗車券情報に対応する券面情報を生成する。読取コード生成部が、生成した券面情報を示す光学的読取コードを生成する。出力制御部が、光学的読取コードの出力を制御する。【選択図】図3

Description

この発明は、光学的読取コードで、自動改札機に改札処理を行わせる技術に関する。
従来、駅の改札口には、利用者に対して改札処理を行う自動改札機が設置されている。自動改札機は、周知のように、利用者が所持している乗車券媒体から乗車券情報を読み取る。自動改札機は、読み取った乗車券情報を基に、改札通路における利用者の通行可否を判断する。
乗車券の種類には、磁気券、IC券、光学的読取コード券等がある。磁気券は、乗車券情報を磁気データで記録させた乗車券媒体である。IC券は、無線通信機能を有し、乗車券情報を電子データでメモリに記録させた乗車券媒体である。光学的読取コード券は、乗車券情報を二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))等の光学的読取コードで記録させた乗車券媒体である。
また、最近では、特許文献1にも示されているように、スマートフォン等の携帯端末が、IC券や、光学的読取コード券として使用できる改札システムも提案されている。
特開2015-176259号公報
しかしながら、磁気券を処理する自動改札機には、磁気券の投入口と、放出口とを結ぶ搬送路が設けられている。自動改札機は、この搬送路に沿って搬送している磁気券に、磁気ヘッドを当接させて、乗車券情報の読み取り、書き込みを行う。
磁気券を処理する自動改札機については、磁気券が搬送路で詰まるのを抑制するため、搬送路を定期的にクリーニングし、付着している紙粉や油分等を除去する必要がある。電鉄会社は、磁気券を廃止することよって、このクリーニングにかかる人手やコストを無くし、運用コストを抑制したいと考えている。
なお、自動改札機は、磁気券の搬送路を無くすことによって(すなわち、磁気券を処理しない構成にすることによって、)、自動改札機本体の小型化、コストダウンをも図れる。
一方、電鉄会社は、磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線があると、自社だけが磁気券を廃止すると、利用者の利便性を低下させるとともに、改札処理に人手がかかり煩雑になる。例えば、利用者は、他方の電鉄会社(磁気券を廃止していない電鉄会社)の駅において、所持している磁気券で入場すると、一方の電鉄会社(磁気券を廃止している電鉄会社)の駅で出場するとき、自動改札機を利用することができないので、駅係員に対応してもらうことになる。
この発明の目的は、磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線の有無にかかわらず、利用者の利便性を低下させることなく、自動改札機で改札処理が行える技術を提供することにある。
この発明の磁気券処理装置は、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
券面画像取得部は、乗車券情報が磁気データで記録された磁気券の券面画像を取得する。券面画像取得部は、例えば、磁気券の券面をカメラで撮像したフレーム画像を、券面画像として取得する。
券面情報生成部は、券面画像取得部によって取得された券面画像を処理し、乗車券情報に対応する券面情報を生成する。乗車券である磁気券の券面には、その磁気券を識別する券番号、有効期間、有効区間等の情報が文字で印字されている。券面情報生成部は、例えば、券面画像に対するOCR(Optical Character Recognition)処理で、券番号、有効期間、有効区間等にかかる文字を認識する。券面情報生成部は、認識した券番号、有効期間、有効区間等を含む券面情報を生成する。すなわち、券面情報には、券番号、有効期間、有効区間等が含まれている。
読取コード生成部は、券面情報生成部によって生成された券面情報を示す光学的読取コードを生成する。光学的読取コードは、例えば二次元バーコードである。QRコード(登録商標)である。
出力制御部は、読取コード生成部によって生成された光学的読取コードの出力を制御する。
このように、磁気データで記録されている乗車券情報に対応する券面情報を示す光学的読取コードが出力される。したがって、自動改札機が、券面情報を示す光学的読取コードを読み取り、改札処理を行うことで、磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線の有無にかかわらず、利用者の利便性を低下させることなく、自動改札機で改札処理が行える。
また、光学的読取コードを、表示器の画面に表示させるスマートフォン等の携帯端末を磁気券処理装置としてもよいし、この光学的読取コードを券面に印刷した媒体(代替媒体)を発行する代替媒体発行装置としてもよい(例えば、駅構内に設置されている精算機に、磁気券処理装置にかかる構成を設けてもよい。)。
また、券面情報生成部は、駅構内に入場したことを示す入場済みデータや、券面情報であることを示す情報種別コード等を、光学的読取コードが示す券面情報に含ませてもよい。
この発明によれば、磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線の有無にかかわらず、利用者の利便性を低下させることなく、自動改札機で改札処理が行える。
この例の磁気券処理装置が適用される鉄道路線を説明する概略図である。 B駅で出場する利用者による携帯端末の利用手順を示す図である。 携帯端末の主要部の構成を示すブロック図である。 自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。 携帯端末が券面情報を示す二次元バーコードを生成する処理を示すフローチャートである。 出場時における携帯端末の動作を示すフローチャートである。 自動改札機の動作を示すフローチャートである。 変形例3の発券装置の主要部の構成を示す図である。 変形例3の発券装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
図1は、この例の磁気券処理装置が適用される鉄道路線を説明する概略図である。この例では、利用者が所有するスマートフォン等の携帯端末が、この発明の磁気券処理装置に相当する。この例では、電鉄会社Xと電鉄会社Yとは、乗り継ぎを行っている路線を有している。図1に示すA駅は、電鉄会社Xの駅であり、B駅は、電鉄会社Yの駅である。この例では、電鉄会社Xは、磁気券を廃止していない電鉄会社であり、電鉄会社Yは、磁気券を廃止した電鉄会社である。
周知のように、乗車券の種類には、磁気券、IC券、光学的読取コード券がある。また、自動改札機には、磁気券を受け付けて改札処理を行うもの、IC券を受け付けて改札処理を行うもの、光学的読取コード券を受け付けて改札処理を行うものがある。また、自動改札機には、単一の種類の乗車券しか受け付けない構成のものもあれば、複数種類の乗車券を選択的に受け付ける構成のものもある。
A駅の改札口には、磁気券を処理することができる自動改札機が設置されている。また、A駅の改札口には、IC券を処理することができる自動改札機や、光学的読取コード券を処理することができる自動改札機も設置されている。一方、B駅の改札口には、磁気券を処理することができる自動改札機が設置されていない。電鉄会社Yは、磁気券を廃止し、磁気券を処理する自動改札機を改札口に設置していない。B駅の改札口には、IC券を処理することができる自動改札機や、光学的読取コード券を処理することができる自動改札機が設置されている。
図2は、B駅で出場する利用者による携帯端末の利用手順を示す図である。利用者は、携帯端末1を所持している。携帯端末1は、例えばスマートフォンである。この例では、携帯端末1が、この発明で言う磁気券処理装置に相当する。ここでは、利用者は、A駅で入場し、B駅で出場するものとして説明する。また、この利用者は、A駅で入場するとき、磁気券100を使用しているものとする。
磁気券100は、乗車券情報を磁気データで記録した乗車券である。乗車券情報は、磁気券100の識別番号、磁気券100の発行日時、磁気券100の種別、磁気券100の有効期間、磁気券100の有効区間、磁気券100の発券金額、磁気券100の使用状態(未入場、入場済み等)等を示す。
また、磁気券100の券面には、磁気券100の識別番号(通番:0051)、磁気券100の種別(乗車券+特急券(大人))、磁気券100の有効期間(2020/09/01~2日間有効)、磁気券100の有効区間(京都→東京都区内)、磁気券100の発券金額(13,070円)、磁気券100の使用状態(京都入場)等が印字されている。()内は、図2に示す磁気券100の券面に印字されている内容である。券面の印字は、利用者や、駅係員が、磁気券100の内容を確認するためのものである。このため、券面の印字は、乗車券情報の全ての項目について、その内容を印字したものでなくてもよい。上記の例では、例えば、磁気券100の発行日時が、磁気券100の券面に印字されていない。
携帯端末1は、カメラを備えている。利用者は、携帯端末1のカメラで磁気券100の券面を撮像する。携帯端末1は、磁気券100の券面を撮像したフレーム画像を処理し、券面に印字されている文字をOCR(Optical Character Recognition)処理で認識する。磁気券100に磁気データで記録されている乗車券情報と、磁気券100の券面の印字とは、対応している。携帯端末1は、OCR処理で認識した認識結果に基づき、券面情報を生成する。券面情報は、乗車券情報に対応するものである。
携帯端末1は、生成した券面情報を示す二次元バーコード50(例えば、QRコード(登録商標))を生成し、メモリに等に記憶する。携帯端末1は、所定の入力操作が行われると、メモリに記憶している二次元バーコード50を表示器2の画面に表示する。
利用者は、B駅で出場するとき、磁気券100の券面情報を示す二次元バーコード50を携帯端末1の表示器2の画面に表示させる。利用者は、磁気券100の券面情報を示す二次元バーコード50を表示させた携帯端末1の表示器2の画面を、自動改札機の読取領域に翳す。自動改札機は、読取領域に翳された二次元バーコード50が示す券面情報を取得し、この券面情報に基づいて、利用者に対する改札処理を行う。
このように、A駅で入場時に磁気券100を使用した利用者であっても、磁気券100を処理する自動改札機が設置されていないB駅で出場するときの改札処理を自動改札機で行える。これにより、A駅で入場時に磁気券100を使用した利用者の利便性を低下させることがなく、また、A駅で入場時に磁気券100を使用した利用者の対応にかかるB駅の駅係員の負担を抑えられる。
したがって、磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線の有無にかかわらず、利用者の利便性を低下させることなく、磁気券を廃止できる。
<2.構成例>
図3は、この例の携帯端末の主要部の構成を示すブロック図である。携帯端末1は、制御ユニット11と、カメラ12と、操作部13と、表示器2とを備えている。この携帯端末1は、例えば周知のスマートフォンであり、特に図示していないが、インタネットに接続するための通信部等の構成も有している。
制御ユニット11は、携帯端末1本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット11は、券面画像取得部11a、券面情報生成部11b、読取コード生成部11c、および表示制御部11dを有している。制御ユニット11が有する、券面画像取得部11a、券面情報生成部11b、読取コード生成部11c、および表示制御部11dについては後述する。
カメラ12は、可視光画像を撮像する。
操作部13は、携帯端末1本体に対する利用者の入力操作を受け付ける。操作部13は、携帯端末1本体に設けられたボタンだけでなく、表示器2の画面に貼付されたタッチパネル等の入力デバイスを有する。
表示器2の画面には、券面情報を示す二次元バーコード50が表示される。
次に、制御ユニット11が有する、券面画像取得部11a、券面情報生成部11b、読取コード生成部11c、および表示制御部11dについて説明する。
券面画像取得部11aは、磁気券100の券面をカメラ12で撮像したフレーム画像を取得する。
券面情報生成部11bは、券面画像取得部11aが取得した磁気券100の券面のフレーム画像に対してOCR処理を行い、磁気券100の券面に印字されている文字を認識する。券面情報生成部11bは、磁気券100の券面に印字されている文字の認識結果に基づき、券面情報を生成する。この券面情報には、磁気券100の識別番号、磁気券100の種別、磁気券100の有効期間、磁気券100の有効区間、磁気券100の発券金額、磁気券100の使用状態等が含まれている。
読取コード生成部11cは、券面情報生成部11bにおいて生成された券面情報を示す二次元バーコード50を生成する。読取コード生成部11cが生成した二次元バーコード50は、制御ユニット11のメモリ(不図示)に記憶される。
表示制御部11dは、操作部13における利用者の入力操作に応じて、読取コード生成部11cが生成した二次元バーコード50を表示器2の画面に表示させる。表示制御部11dが、この発明で言う出力制御部に相当する。
携帯端末1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる磁気券処理プログラムを実行したときに、券面画像取得部11a、券面情報生成部11b、読取コード生成部11c、および表示制御部11dとして動作する。また、メモリは、この発明にかかる磁気券処理プログラムを展開する領域や、この磁気券処理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかるパス情報制限方法を実行するコンピュータである。
図4は、この例の自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。この自動改札機5は、磁気券100を受け付けて改札処理を行う構成を備えていない。自動改札機5は、制御ユニット51と、近接型無線通信部52と、コード読取部53と、利用者検知部54と、表示部55と、扉開閉部56と、上位通信部57とを備えている。
制御ユニット51は、自動改札機5本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット51は、改札処理部51aを有している。改札処理部51aは、乗車券情報、または券面情報を用いて、改札通路における利用者の通行可否を判定する。自動改札機5における改札処理については周知であるので、ここでは説明を省略する。
近接型無線通信部52は、携帯端末1や、非接触ICカード(不図示)等の乗車券媒体が送出した乗車券情報を受信する。近接型無線通信部52の通信エリアは、利用者にとっての改札通路入口側に設けられている。また、自動改札機5は、改札通路における利用者の通行方向が双方向である場合、近接型無線通信部52の通信エリアを一方の方向に通行する利用者にとっての改札通路入口側だけでなく、他方の方向に通行する利用者にとっての改札通路入口側にも設けている。
コード読取部53は、撮像エリアに翳された光学的読取コードを撮像する。コード読取部53は、光学的読取コードの撮像画像を処理して、この光学的読取コードが示す乗車券情報、または券面情報を取得する。撮像エリアは、利用者にとっての改札通路入口側に設けられている。また、自動改札機5は、改札通路における利用者の通行方向が双方向である場合には、撮像エリアを一方の方向に通行する利用者にとっての改札通路入口側だけでなく、他方の方向に通行する利用者にとっての改札通路入口側にも設けている。撮像エリアは、近接型無線通信部52の通信エリアの内側に設けられている。
利用者検知部54は、改札通路における利用者の通行方向に並べた複数の光電センサを有する。利用者検知部54は、複数の光電センサで改札通路を通行している利用者の位置を検知する。
表示部55は、改札通路に進入した利用者に対するメッセージを表示する。
扉開閉部56は、改札通路における利用者の通行可否の判定結果に基づいて、この利用者の出口側に位置する扉を開閉する。
上位通信部57は、駅サーバ(不図示)等の上位装置とのデータ通信を行う。
自動改札機5の制御ユニット51は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、改札処理プログラムを実行したときに、改札処理部51aとして動作する。また、メモリは、改札処理プログラムを展開する領域や、この改札処理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット51は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
なお、自動改札機5は、近接型無線通信部52を備えていない構成であってもよい。すなわち、自動改札機5は、IC券を処理する機能を備えていなくてもよい。
<3.動作例>
図5は、この例の携帯端末が、券面情報を示す二次元バーコードを生成する処理を示すフローチャートである。利用者は、入場駅(例えば、図1に示したA駅)での入場時の改札処理で磁気券100を使用している。すなわち、入場駅に設置されている磁気券100を処理する構成を備えた公知の自動改札機が、利用者が所持する磁気券100を受け付けて、この利用者に対する改札処理を行っている。
利用者は、例えば、入場駅で入場してから、出場駅(例えば、図1に示したB駅)で出場するまでの間に、この処理を行う。
携帯端末1は、操作部13において、券面情報生成処理の開始にかかる入力操作が行われると、図5に示す処理を開始する。利用者は、携帯端末1のカメラ12で磁気券100の券面を撮像する。携帯端末1は、利用者が撮像操作を行うと、カメラ12で撮像した撮像領域のフレーム画像を表示器2の画面に表示する(s1、s2)。
利用者は、表示器2の画面に表示されたフレーム画像を確認し、磁気券100の券面が適正に撮像できているかどうかを判断する。利用者は、操作部13を操作して、磁気券100の券面が適正に撮像できているかどうかを判断した判断結果を携帯端末1に入力する。例えば、利用者は、適正に撮像できていると判断すれば、OKにかかる入力操作を行い、適正に撮像できていないと判断すればNGにかかる入力操作を行う。
携帯端末1は、NGにかかる入力操作が行われると、s1に戻る。また、携帯端末1は、OKにかかる入力操作が行われると、券面画像取得部11aが今回撮像された磁気券100の券面のフレーム画像を取り込む(s4)。券面情報生成部11bが、s4で取り込んだフレーム画像に対してOCR処理による文字認識を行う(s5)。券面情報生成部11bは、磁気券100の券面に印字されている文字の認識が適正に行われたかどうかを判定する(s6)。券面情報生成部11bは、適正でないと判定すると、s1に戻る。このとき、携帯端末1は、磁気券100の券面をカメラ12で再度撮像することを利用者に促す案内メッセージを表示器2の画面に表示してもよい。
なお、この例では、携帯端末1は、s5における文字認識結果を表示器2の画面に表示し、利用者に対して、誤認識が生じている箇所を修正させる処理を行わない。これにより、磁気券100の券面に印字されている内容が、利用者によって不正に書き換えられるのを防止している。
券面情報生成部11bは、磁気券100の券面に印字されている文字の認識が適正に行われたと判定すると、今回の認識結果に基づいて、券面情報を生成する(s7)。読取コード生成部11cは、s7で生成された券面情報を示す二次元バーコード50を生成し(s8)、これを制御ユニット11のメモリに記憶して(s9)、本処理を終了する。
なお、メモリには、二次元バーコード50の画像データが記憶されてもよいが、s7で生成された券面情報が記憶されてもよい。携帯端末1は、s7で生成された券面情報をメモリに記憶させる場合、この券面情報に基づいて二次元バーコード50を生成し、表示器2の画面に表示させればよい。
次に、利用者が出場駅で出場するときの、携帯端末1、および自動改札機5の動作について説明する。
図6は、携帯端末の動作を示すフローチャートである。利用者は、操作部13において、メモリに記憶している、券面情報を示す二次元バーコード50を表示器2の画面に表示させる入力操作を行う。携帯端末1は、券面情報の表示にかかる入力操作が行われると、表示制御部11dがメモリに記憶されている二次元バーコード50の画像を表示器2の画面に表示させる(s11、s12)。
利用者は、出場駅の自動改札機5のコード読取部53の読取領域に、二次元バーコード50の画像が表示された表示器2の画面を翳す。
自動改札機5は、図7に示すように、
(1)近接型無線通信部52において、第1設定時間間隔でポーリングを行って通信エリア内に位置するIC券に対して乗車券情報の送出を要求し、IC券が送出した乗車券情報を受信する処理と(s21)、
(2)コード読取部53において、第2設定時間間隔で撮像エリアを撮像し、撮像画像に二次元バーコードが撮像されているかどうかを検出する処理と(s22)、
を繰り返す。第1設定時間と、第2設定時間とは、同じ時間であってもよいし、異なる時間であってもよい。
自動改札機5は、近接型無線通信部52で、携帯端末1が送出した乗車券情報を受信すると、この受信した乗車券情報を用いて第3改札処理を行う(s27)。この第3改札処理は、公知のIC券に対する改札処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
また、自動改札機5は、撮像エリアの撮像画像に二次元バーコード(光学的読取コード)が撮像されていれば、この二次元バーコードが示す情報を取得し、券面情報であるか、乗車券情報であるかを判定する(s23、s24)。
自動改札機5は、s24で乗車券情報であると判定すると、第2改札処理を行う(s26)。この第2改札処理は、公知の二次元バーコード券(二次元バーコードが乗車券情報を示す乗車券)に対する改札処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
また、自動改札機5は、s24で券面情報であると判定すると、第1改札処理を行う(s25)。この第1改札処理は、第2改札処理と略同様であるが、自動改札機5は、対応する磁気券100が出場の改札処理に使用されているかどうかを、図示していないサーバに問い合わせる。後述するように、この券情報がすでに出場の改札処理に使用されている場合、サーバは、対応する磁気券100が出場の改札処理に使用されたことを記憶している。
自動改札機5は、対応する磁気券100がすでに出場の改札処理で使用されていれば、改札通路における利用者の通行を許可しないと判定する。一方、自動改札機5は、対応する磁気券100が出場の改札処理で使用されていなければ、有効期間、有効区間等に基づいて、改札通路における利用者の通行を許可するかどうかを判定する。自動改札機5は、利用者の通行を許可すると判定すると、サーバに対して、今回読み取った券情報に対応する磁気券100が出場の改札処理で使用されたことの登録を要求する。これにより、サーバが、出場の改札処理で使用された券面情報に対応する磁気券100が、出場の改札処理で使用されたことを記憶する。
また、携帯端末1は、利用者が表示器2の画面に表示されている二次元バーコード50の画像表示を終了する旨の入力操作を行うと、この二次元バーコード50の画像表示を終了する(s13、s14)。
このように、この例では、利用者は、入場駅(A駅)で入場時に磁気券100を使用した
しても、携帯端末1で磁気券100の券画像を撮像することにより、駅係員に対応してもらうことなく、自動改札機5で出場できる。したがって、磁気券を廃止していない他の電鉄会社との間で乗り継ぎを行っている路線の有無にかかわらず、利用者の利便性を低下させることなく、磁気券100を廃止できる。
なお、この例では、携帯端末1は、券面情報を示す二次元バーコード50を表示器2の画面に表示する構成であるとしたが、自動改札機5に対して、券面情報を無線通信で送信する構成にしてもよい。この場合、自動改札機5は、携帯端末1をIC券とみなして改札処理を行う構成にすればよい。
<4.変形例>
・変形例1
上記の例では、特に説明しなかったが、s7で生成した券面情報に、券面情報であることを示すコードを含ませるのが好ましい。このように構成すれば、自動改札機5は、s24の判定を簡単に行える。
・変形例2
また、携帯端末1は、s7で生成した券面情報に、入場済みを示すコードを含ませてもよい。このように構成すれば、携帯端末1の表示器2の画面に表示させた二次元バーコード50を、駅構内への入場に使用できないものにできる。
・変形例3
この変形例3は、発券装置3が、券面情報を示す二次元バーコードを印刷した媒体を発行する。この発券装置3は、駅構内に設置されている。利用者は、出場駅の自動改札機5で、発券装置3で発券された媒体を使用して出場する。
図8は、発券装置の主要部の構成を示す図である。発券装置3は、制御ユニット31と、カメラ32と、操作部33と、発券部34とを備えている。
制御ユニット31は、発券装置3本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット31は、券面画像取得部31a、券面情報生成部31b、読取コード生成部31c、および発券制御部31dを有している。制御ユニット31が有する、券面画像取得部31a、券面情報生成部31b、読取コード生成部31c、および発券制御部31dについては後述する。
カメラ32は、可視光画像を撮像する。
操作部33は、発券装置3本体に対する利用者の入力操作を受け付ける。操作部33は、発券装置3本体に設けられたボタンだけでなく、表示器の画面に貼付されたタッチパネル等の入力デバイスを有する。
発券部34は、券面情報を示す二次元バーコード50が印刷された券媒体を発券する。
次に、制御ユニット31が有する、券面画像取得部31a、券面情報生成部31b、読取コード生成部31c、および発券制御部31dについて説明する。
券面画像取得部31a、券面情報生成部31b、および読取コード生成部31cは、それぞれ、上記した例の携帯端末1の券面画像取得部11a、券面情報生成部11b、および読取コード生成部11cと同様の構成である。
発券制御部31dは、発券部34を制御し、券面情報を示す二次元バーコード50が印刷された券媒体(この発明で言う、代替媒体に相当する。)の発券を制御する。発券制御部31dが、この発明で言う出力制御部に相当する。
発券装置3の制御ユニット31は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる磁気券処理プログラムを実行したときに、券面画像取得部31a、券面情報生成部31b、読取コード生成部31c、および発券制御部31dとして動作する。また、メモリは、この発明にかかる磁気券処理プログラムを展開する領域や、この磁気券処理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット31は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかるパス情報制限方法を実行するコンピュータである。
図9は、この例の発券装置の動作を示すフローチャートである。発券装置3は、操作部33において、発券処理の開始にかかる入力操作が行われると、図9に示す処理を開始する。利用者は、磁気券100をカメラ32の撮像位置にセットし、発券処理の開始にかかる入力操作を行う。
発券装置3は、発券処理の開始にかかる入力操作が行われると、カメラ32で撮像位置にセットされている磁気券100の券面を撮像する(s31、s32)。発券装置3は、券面画像取得部31aが今回撮像された磁気券100の券面のフレーム画像を取り込む(s33)。券面情報生成部31bが、s33で取り込んだフレーム画像に対してOCR処理による文字認識を行う(s34)。券面情報生成部31bは、磁気券100の券面に印字されている文字の認識が適正に行われたかどうかを判定する(s35)。券面情報生成部31bは、適正でないと判定すると、s31に戻る。このとき、発券装置3は、磁気券100のセット位置を調整することを利用者に促す案内メッセージを表示器の画面に表示してもよい。
なお、この例では、発券装置3は、s34における文字認識結果を表示器の画面に表示し、利用者に対して、誤認識が生じている箇所を修正させる処理を行わない。これにより、磁気券100の券面に印字されている内容が、利用者によって不正に書き換えられるのを防止している。
券面情報生成部11bは、磁気券100の券面に印字されている文字の認識が適正に行われたと判定すると、今回の認識結果に基づいて、券面情報を生成する(s36)。読取コード生成部11cは、s36で生成された券面情報を示す二次元バーコード50を生成する(s37)。発券制御部31dが、発券部34を制御して、s37で生成された二次元バーコード50が券面に印刷された券媒体を発券し(s38)、本処理を終了する。
利用者は、上記した例の自動改札機5で、s38で発券された券媒体を使用して出場する。
また、この例の発券装置3は、券面情報を示す二次元バーコード50を券面に印刷した券媒体を発券すると、磁気券100を回収する構成を備えてもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
乗車券情報が磁気データで記録された磁気券(100)の券面画像を取得する券面画像取得部(11a)と、
前記券面画像取得部(11a)によって取得された前記券面画像を処理し、前記乗車券情報に対応する券面情報を生成する券面情報生成部(11b)と、
前記券面情報生成部(11b)によって生成された前記券面情報を示す光学的読取コードを生成する読取コード生成部(11c)と、
前記読取コード生成部(11c)によって生成された前記光学的読取コードを出力する出力部(11d)と、を備えた磁気券処理装置(1)。
1…携帯端末
2…表示器
3…発券装置
5…自動改札機
11、31…制御ユニット
11a、31a…券面画像取得部
11b、31b…券面情報生成部
11c、31c…読取コード生成部
11d…表示制御部
12、32…カメラ
13、33…操作部
31…制御ユニット
31d…発券制御部
34…発券部
50…二次元バーコード
100…磁気券

Claims (6)

  1. 乗車券情報が磁気データで記録された磁気券の券面画像を取得する券面画像取得部と、
    前記券面画像取得部によって取得された前記券面画像を処理し、前記乗車券情報に対応する券面情報を生成する券面情報生成部と、
    前記券面情報生成部によって生成された前記券面情報を示す光学的読取コードを生成する読取コード生成部と、
    前記読取コード生成部によって生成された前記光学的読取コードの出力を制御する出力制御部と、を備えた磁気券処理装置。
  2. 前記出力制御部は、前記光学的読取コードを表示器の画面に表示させる、請求項1に記載の磁気券処理装置。
  3. 前記出力制御部は、前記光学的読取コードを印刷した代替媒体の発行を制御する、請求項1に記載の磁気券処理装置。
  4. 前記券面情報生成部は、駅構内に入場したことを示す入場済みデータを、前記光学的読取コードが示す前記券面情報に含ませている、請求項1~3のいずれかに記載の磁気券処理装置。
  5. 乗車券情報が磁気データで記録された磁気券の券面画像を取得する券面画像取得ステップと、
    前記券面画像取得ステップで取得した前記券面画像を処理し、前記乗車券情報に対応する券面情報を生成する券面情報生成ステップと、
    前記券面情報生成ステップで生成した前記券面情報を示す光学的読取コードを生成する読取コード生成ステップと、
    前記読取コード生成ステップで生成された前記光学的読取コードの出力を制御する出力ステップと、をコンピュータが実行する磁気券処理方法。
  6. 乗車券情報が磁気データで記録された磁気券の券面画像を取得する券面画像取得ステップと、
    前記券面画像取得ステップで取得した前記券面画像を処理し、前記乗車券情報に対応する券面情報を生成する券面情報生成ステップと、
    前記券面情報生成ステップで生成した前記券面情報を示す光学的読取コードを生成する読取コード生成ステップと、
    前記読取コード生成ステップで生成された前記光学的読取コードの出力を制御する出力ステップと、をコンピュータに実行させる磁気券処理プログラム。
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