以下、実施形態の自動改札機、精算機、および券売機を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る自動改札機100の外観を示す図である。自動改札機100は、例えば駅の改札口に設けられる。自動改札機100は、自動改札機100Aおよび自動改札機100Bを対面させてセットで使用される場合がある。自動改札機100Aは、第1の方向(図中、A方向)に移動する利用者(乗客)に対して改札処理を行う。自動改札機100Bは、第2の方向(図中、B方向)に移動する利用者に対して改札処理を行う。以下、自動改札機100Aおよび100Bがセットで使用される場合において、いずれの自動改札機であるかを区別しないときは、単に自動改札機100と称して説明する。また、自動改札機100は、セットで使用されるのではなく、単体で、一方向にのみ利用者の通行を許可するように用いられてもよい。
図1に示すように、自動改札機100は、磁気券投入口112と、磁気券排出口114と、ICカードI/F(インターフェース)部120と、表示部130と、扉部140、142とを備える。磁気券投入口112に投入された磁気券(磁気乗車券)は、内部の搬送機構で搬送されながら磁気券読取部(後述)によって情報が読み取られ、必要に応じて磁気券排出口114から排出される。
ICカードI/F部120は、例えば、利用者によって翳されたICカード400(ICカード乗車券)と通信を行うリーダライタ(後述)と、翳されたICカード400を撮像するカメラ(後述)とを備える。なお、ICカードI/F部120は、ICカードの他、決済機能を有する携帯端末等の電子デバイスとも通信を行うことが可能である。
表示部130は、磁気券またはICカード400を処理した結果として得られる情報(チャージ残額等)を表示する。扉部140は、自装置を利用した利用者の通行を、許可または禁止する。扉部142は、セットで使用される反対側の自動改札機100を利用した利用者の通行を、許可または禁止する。なお、図1においては、自動改札機100がIC磁気併用機である例を示したが、これに限られない。例えば、自動改札機100はICカード専用機であってもよいし、磁気券専用機であってもよい。
図2は、実施形態に係る自動改札機の制御構成を示すブロック図である。自動改札機100は、ICカードI/F部120と、制御部150と、音声出力部180と、扉部140および142と、表示部130と、磁気券読取部170とを備える。ICカードI/F部120は、リーダライタ122と、カメラ124と、ライト126とを備える。
リーダライタ122は、例えば電磁誘導方式によりICカード400に給電すると共に、ICカード400と無線通信を行う。この無線通信は、例えば13.56[MHz]といったISMバンドで行われる。リーダライタ122は、ICカード400から所定の方式でエンコードされた情報を読み込む。また、リーダライタ122は、エンコードされた情報をICカード400に書き込む。
図3は、実施形態に係るICカードに貼り付けられた使用言語シールを示す図である。使用言語シール410は、自動改札機100などの駅務機器が設置された国の言語を母国語としない利用者(例えば、外国人)に配布されるシールであり、ICカード400に貼り付けられている。使用言語シール410は、例えば、空港や駅などで発行されてよい。
使用言語シール410には、駅務機器が設置された国の言語で記載された使用言語情報411と、利用者が使用する言語で記載された使用言語情報412と、表示オブジェクトOBとが印刷されている。使用言語情報411および使用言語情報412は、利用者が使用する言語を示す情報である。図3に示される例においては、駅務機器が設置された国の言語は日本語であり、利用者が使用する言語は英語である。
表示オブジェクトOBは、利用者が使用する言語を示す言語情報が符号化されたものである。ICカードI/F部120に設けられたカメラ124は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を備える。カメラ124は、表示オブジェクトOBの画像を撮像し、撮像した表示オブジェクトOBの画像を言語情報取得部153に出力する。言語情報取得部153は、カメラ124から出力された表示オブジェクトOBの画像を復号することで、言語情報を取得する。これによって、自動改札機100は、利用者が使用する言語を認識することができる。言語情報取得部153の動作については後述する。
なお、図4に示されるように、使用言語シール410は、ICカードケース420に貼り付けられてもよい。使用言語シール410がICカードケース420に貼り付けられている場合であっても、ICカードI/F部120は、ICカード情報及び言語情報の両方を読み取ることができる。
また、図3および図4に示される表示オブジェクトOBはQRコード(登録商標)であるが、これに限られない。例えば、表示オブジェクトOBは、DataMatrix(登録商標)やVeriCode(登録商標)などの他の二次元コードであってもよいし、バーコードなどの一次元コードであってもよい。
図5は、実施形態に係るリーダライタのアンテナ、カメラ、およびライトの位置関係を示す図である。ライト126は、カメラ124が撮像動作を行う際に、ICカード400を照射する。リーダライタ122のアンテナ122Aは、例えばカメラ124の光軸124Aを囲むように配置される。なお、カメラ124やライト126の動作タイミングについては任意に設定されてよい。
図2において、制御部150は、エンコード部151と、デコード部152と、言語情報取得部153と、SF(Stored Fare system)処理部154と、メッセージ生成部155と、磁気券処理部156と、音声制御部157と、扉制御部158と、表示制御部159とを備える。これらの機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。例えば、エンコード部151およびデコード部152は、リーダライタ122に内蔵されるハードウェアであってもよい。
エンコード部151は、SF処理部154から入力された情報をエンコードし、リーダライタ122に出力する。リーダライタ122は、エンコード部151から入力された情報をICカード400に書き込む。デコード部152は、リーダライタ122がICカード400から読み取ったICカード情報(ICカードの乗車券情報)をデコードし、SF処理部154に出力する。SF処理部154は、ICカード400が保持する電子マネーのチャージ残高に基づく運賃収受を行う。ここで、ICカード400が保持するICカード情報について説明する。
図6は、実施形態に係るICカード400が保持するICカード情報の一例を示す図である。ICカード400は、ICカード情報として、ID、入場駅情報、経由駅情報、出場駅情報、およびチャージ残高情報などを保持している。IDは、ICカード400の識別情報である。入場駅情報は、利用者が入場した駅を示す情報である。経由駅情報は、利用者が経由した駅を示す情報である。出場駅情報は、利用者が出場した駅を示す情報である。チャージ残高情報は、電子マネーのチャージ残高を示す情報である。
入場処理が行われる場合、SF処理部154は、電子マネーのチャージ残高が最低運賃以上であるか否かを判定する。電子マネーのチャージ残高が最低運賃以上である場合、SF処理部154は、例えば、入場駅情報をエンコード部151に出力する。エンコード部151は、SF処理部154から入力された入場駅情報をエンコードし、エンコードした入場駅情報をリーダライタ122に出力する。リーダライタ122は、エンコード部151から入力された入場駅情報をICカード400に書き込む。
また、SF処理部154は、電子マネーのチャージ残高をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、SF処理部154から入力されたチャージ残高を示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージ(チャージ残高)を表示部130に表示する。
また、SF処理部154は、扉部140を開放状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、SF処理部154から入力された指示に基づいて、扉部140を開放させる。
一方、チャージ残高が最低運賃未満である場合、SF処理部154は、残高不足であることを示す情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、SF処理部154から入力された情報に基づき、残高不足であることを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージ(残高不足)を表示部130に表示する。
また、SF処理部154は、扉部140を閉止状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、SF処理部154から入力された指示に基づいて、扉部140を閉止させる。
出場処理が行われる場合、SF処理部154は、ICカード400が保持する入場駅および経由駅の情報を用いて図示しない運賃テーブルを検索し、運賃を導出する。そして、SF処理部154は、チャージ残高が運賃以上であるか否かを判定する。
チャージ残高が運賃以上である場合、SF処理部154は、例えば、チャージ残高から運賃を差し引いた更新後のチャージ残高を、エンコード部151に出力する。エンコード部151は、SF処理部154から入力された更新後のチャージ残高をエンコードし、エンコードしたチャージ残高をリーダライタ122に出力する。リーダライタ122は、エンコード部151から入力されたチャージ残高をICカード400に書き込む。
また、SF処理部154は、電子マネーのチャージ残高をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、SF処理部154から入力されたチャージ残高を示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージ(チャージ残高)を表示部130に表示する。
また、SF処理部154は、扉部140を開放状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、SF処理部154から入力された指示に基づいて、扉部140を開放させる。
一方、チャージ残高が運賃未満である場合、SF処理部154は、残高不足であることを示す情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、SF処理部154から入力された情報に基づき、残高不足であることを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージ(残高不足)を表示部130に表示する。
また、SF処理部154は、扉部140を閉止状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、SF処理部154から入力された指示に基づいて、扉部140を閉止させる。
また、経由駅処理が行われる場合、SF処理部154は、出場処理を行った後、利用者が出場した駅を示す経由駅情報を、エンコード部151に出力する。エンコード部151は、SF処理部154から入力された経由駅情報をエンコードし、エンコードした経由駅情報をリーダライタ122に出力する。リーダライタ122は、エンコード部151から入力された経由駅情報をICカード400に書き込む。
言語情報取得部153は、カメラ124から入力された表示オブジェクトOBの画像を復号することで、利用者が使用する言語情報を取得する。言語情報取得部153は、取得した言語情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、SF処理部154から入力された情報に基づくメッセージを、言語情報取得部153から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する。生成されたメッセージが表示部130に表示されることで、利用者は表示部130に表示されたメッセージを理解することができる。
磁気券(磁気乗車券)が磁気券投入口112に投入されると、磁気券読取部170は磁気券から効力情報(磁気券の乗車券情報)を読み出す。効力情報は、磁気券の効力を示す情報である。磁気券読取部170は、読み出した効力情報を磁気券処理部156に出力する。磁気券処理部156は、磁気券読取部170から入力された効力情報に基づく処理を行う。ここで、磁気券が保持する効力情報について説明する。
図7は、実施形態に係る磁気券が保持する効力情報および言語情報の一例を示す図である。磁気券は、効力情報として、ID、利用可能区間情報、発行日時情報、発行駅情報、有効期限情報などを保持している。IDは、磁気券の識別情報である。利用可能区間情報は、鉄道の利用可能区間を示す情報である。発行日時情報は、磁気券が発行された日時を示す情報である。発行駅情報は、磁気券が発行された駅を示す情報である。有効期限情報は、磁気券の有効期限を示す情報である。なお、効力情報は、これらの情報の一部が省略されてもよいし、他の情報が追加されてもよい。これらの効力情報の他、磁気券は、言語情報を保持している。言語情報は、利用者によって使用される言語を示す情報である。
入場処理が行われる場合、磁気券処理部156は、利用者が入場しようとする駅が、効力情報に含まれる利用可能区間に収まっているか否かを判定する。利用者が入場しようとする駅が利用可能区間に収まっている場合、磁気券処理部156は、入場駅の情報を磁気券の磁気層に書き込み、駅構内への入場を許可することを示す情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、磁気券処理部156から入力された情報に基づき、駅構内への入場を許可することを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージ(入場許可)を表示部130に表示する。
また、磁気券処理部156は、扉部140を開放状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、磁気券処理部156から入力された指示に基づいて、扉部140を開放させる。
一方、利用者が入場しようとする駅が利用可能区間に収まっていない場合、磁気券処理部156は、駅構内への入場を禁止することを示す情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、磁気券処理部156から入力された情報に基づき、駅構内への入場を禁止することを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージ(入場禁止)を表示部130に表示する。
また、磁気券処理部156は、扉部140を閉止状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、磁気券処理部156から入力された指示に基づいて、扉部140を閉止させる。
出場処理が行われる場合、磁気券処理部156は、利用者が出場しようとする駅が、効力情報に含まれる利用可能区間に収まっているか否かを判定する。利用者が出場しようとする駅が利用可能区間に収まっている場合、磁気券処理部156は、駅構外への出場を許可することを示す情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、磁気券処理部156から出力された情報に基づき、駅構外への出場を許可することを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から出力されたメッセージ(出場許可)を表示部130に表示する。
また、磁気券処理部156は、扉部140を開放状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、磁気券処理部156から出力された指示に基づいて、扉部140を開放させる。
一方、利用者が出場しようとする駅が利用可能区間に収まっていない場合、磁気券処理部156は、駅構外への出場を禁止することを示す情報をメッセージ生成部155に出力する。メッセージ生成部155は、磁気券処理部156から出力された情報に基づき、駅構外への出場を禁止することを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。表示制御部159は、メッセージ生成部155から出力されたメッセージ(出場禁止)を表示部130に表示する。
また、磁気券処理部156は、扉部140を閉止状態にするための指示を、扉制御部158に出力する。扉制御部158は、磁気券処理部156から出力された指示に基づいて、扉部140を閉止させる。
なお、メッセージ生成部155によって生成されたメッセージは、表示部130に表示されることとしたが、これに限られない。例えば、メッセージ生成部155は、生成したメッセージを音声制御部157に出力してもよく、音声制御部157は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージを音声出力部180に出力してもよい。音声出力部180は、例えば音を出力するスピーカである。音声出力部180がメッセージを音で出力することによって、利用者に対する案内を音声で行うことができる。
図8は、実施形態に係る自動改札機の動作を示すフローチャートである。制御部150は、ICカードI/F部120のリーダライタ122がICカード400(ICカード乗車券)を読み取ったか否かを判定する(S11)。例えば、制御部150は、リーダライタ122によって読み取られた情報が制御部150のデコード部152に入力された場合、リーダライタ122がICカード400を読み取ったと判定する。
リーダライタ122がICカード400を読み取ったと判定された場合、制御部150のデコード部152は、リーダライタ122から入力された情報をデコードすることにより、ICカード情報を取得する(S12)。前述したように、ICカード情報は、ID、入場駅情報、経由駅情報、出場駅情報、およびチャージ残高情報などを含む。
デコード部152は、取得したICカード情報をSF処理部154に出力する。SF処理部154は、デコード部152から入力されたICカード情報に基づく情報(例えば、チャージ残高や、残高不足を示す情報など)をメッセージ生成部155に出力する。
次に、言語情報取得部153は、カメラ124から入力された表示オブジェクトOB(図3および図4)の画像を復号することで、利用者が使用する言語情報を取得する(S13)。言語情報取得部153は、取得した言語情報をメッセージ生成部155に出力する。
メッセージ生成部155は、デコード部152から入力された情報(例えば、チャージ残高や、残高不足を示す情報など)に基づくメッセージを、言語情報取得部153から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する(S14)。メッセージ生成部155は、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。
なお、カメラ124によって表示オブジェクトOB(言語情報)が読み取られなかった場合、メッセージ生成部155は、リーダライタ122によって読み取られたICカード情報に基づくメッセージを、予め設定された言語(デフォルトの言語)を用いて生成してもよい。デフォルトの言語としては、例えば、自動改札機100が設置されている国の言語が設定されてよい。
表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージを表示部130に表示する(S15)。このように、利用者が使用する言語を用いて生成されたメッセージが表示部130に表示されることで、利用者は表示部130に表示されたメッセージを理解することができる。
次に、制御部150は改札処理を行う(S16)。例えば、制御部150のSF処理部154は、前述したチャージ残高の更新処理や、扉部140の開放処理または閉止処理を行う。その後、制御部150は、デフォルトの言語設定に戻す処理を行い(S17)、前述のステップS11の処理に戻る。
一方、ステップS11において、リーダライタ122がICカード400を読み取らなかったと判定された場合、制御部150は、磁気券読取部170が磁気券(磁気乗車券)を読み取ったか否かを判定する(S18)。例えば、制御部150は、磁気券読取部170によって読み取られた情報が制御部150の磁気券処理部156に入力された場合、磁気券読取部170が磁気券を読み取ったと判定する。
磁気券読取部170が磁気券を読み取らなかったと判定された場合、制御部150は、前述のステップS11の処理に戻る。なお、図8には示されていないが、ICカード乗車券も磁気乗車券も読み取られていない状態で、利用者が自動改札機100に進入すると、自動改札機100は扉部140および142を閉止して、利用者の通過を禁止する。
一方、磁気券読取部170が磁気券を読み取ったと判定された場合、制御部150の磁気券処理部156は、磁気券読取部170から入力された情報をデコードすることにより、効力情報および言語情報を取得する(S19)。その後、磁気券処理部156は、取得した効力情報に基づく情報(例えば、入場許可、入場禁止、出場許可、出場禁止など)および言語情報をメッセージ生成部155に出力し、前述のステップS14に移行する。
メッセージ生成部155は、磁気券処理部156から入力された情報(例えば、入場許可、入場禁止、出場許可、出場禁止など)に基づくメッセージを、磁気券処理部156から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する(S14)。メッセージ生成部155は、生成したメッセージを表示制御部159に出力する。
表示制御部159は、メッセージ生成部155から入力されたメッセージを表示部130に表示する(S15)。次に、制御部150は改札処理を行う(S16)。例えば、制御部150の磁気券処理部156は、扉部140の開放処理または閉止処理を行う。その後、制御部150は、デフォルトの言語設定に戻す処理を行い(S17)、前述のステップS11の処理に戻る。
以上説明したように、実施形態の自動改札機100は、リーダライタ122と、SF処理部154と、カメラ124と、メッセージ生成部155と、表示部130とを持つ。リーダライタ122は、ICカード400から乗車券情報(ICカード情報)を読み取る。SF処理部154は、リーダライタ122によって読み取られた乗車券情報に基づいて、利用者の通過の可否を判定する。カメラ124は、利用者によって使用される言語を示す言語情報を、利用者によって提示された表示オブジェクトOBから光学的に読み取る。メッセージ生成部155は、リーダライタ122によって読み取られた乗車券情報に基づくメッセージを、カメラ124によって読み取られた言語情報に基づく言語を用いて生成する。表示部130は、メッセージ生成部155によって生成されたメッセージを表示する。これによって、実施形態の自動改札機100は、ICカード乗車券が使用された場合に、自動改札機100が設置されている国の言語を母国語としない利用者に対するサービスを向上することができる。
更に、磁気券読取部170は、磁気乗車券から乗車券情報(効力情報)を読み取る。また、磁気券読取部170は、磁気券乗車から、利用者によって使用される言語を示す言語情報を読み取る。メッセージ生成部155は、磁気券読取部170によって読み取られた乗車券情報に基づくメッセージを、磁気券読取部170によって読み取られた言語情報に基づく言語を用いて生成する。これによって、実施形態の自動改札機100は、磁気乗車券が使用された場合に、自動改札機100が設置されている国の言語を母国語としない利用者に対するサービスを向上することができる。
図9は、実施形態に係る精算機の制御構成を示すブロック図である。精算機200は、ICカード400のチャージ残額が運賃未満の場合、または磁気券の利用可能区間外で利用者が出場する場合に、利用者が不足金額を精算するために使用される装置である。
精算機200は、ICカードI/F部220と、制御部250と、発券部290と、磁気券読取部270と、表示部230と、音声出力部280とを備える。ICカードI/F部220は、リーダライタ222と、カメラ224と、ライト226とを備える。ICカードI/F部220は、図2に示されるICカードI/F部120と同様の構成を有する。
制御部250は、エンコード部251と、デコード部252と、言語情報取得部253と、精算処理部254と、メッセージ生成部255と、音声制御部257と、表示制御部259とを備える。これらの機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。例えば、エンコード部251およびデコード部252は、リーダライタ222に内蔵されるハードウェアであってもよい。
エンコード部251は、精算処理部254から入力された情報をエンコードし、リーダライタ222に出力する。リーダライタ222は、エンコード部251から入力された情報をICカード400に書き込む。デコード部252は、リーダライタ222がICカード400から読み取ったICカード情報(ICカードの乗車券情報)をデコードし、精算処理部254に出力する。一方、磁気券読取部270は、精算機200に投入された磁気券から効力情報を読み取り、精算処理部254に出力する。
精算処理部254は、デコード部252から入力されたICカード情報または磁気券読取部270から入力された効力情報に基づき、不足料金を算出する。精算処理部254は、不足料金を示す情報をメッセージ生成部255に出力する。
利用者は、表示オブジェクトOBが印刷された使用言語シール410をICカードI/F部220に翳す。カメラ224は、表示オブジェクトOBを撮像し、表示オブジェクトOBの画像を言語情報取得部253に出力する。言語情報取得部253は、カメラ224から入力された表示オブジェクトOBの画像を復号することで、利用者が使用する言語情報を取得する。言語情報取得部253は、取得した言語情報をメッセージ生成部255に出力する。
メッセージ生成部255は、精算処理部254から入力された情報に基づき、不足料金の投入を促すメッセージを、言語情報取得部253から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する。メッセージ生成部255は、生成したメッセージを表示制御部259に出力する。表示制御部259は、メッセージ生成部255から入力されたメッセージ(不足料金の投入を促すメッセージ)を表示部230に表示する。
利用者によって不足料金が投入されると、精算処理部254は精算券を発券させるための指示を発券部290に出力する。発券部290は、精算処理部254から入力された指示に基づき、精算券を発券する。利用者は、精算券を自動改札機100に投入することで、駅構外に出場することができる。
なお、メッセージ生成部255によって生成されたメッセージは、表示部230に表示されることとしたが、これに限られない。例えば、メッセージ生成部255は、生成したメッセージを音声制御部257に出力してもよく、音声制御部257は、メッセージ生成部255から入力されたメッセージを音声出力部280に出力してもよい。音声出力部280は、例えば音を出力するスピーカである。音声出力部280がメッセージを音で出力することによって、利用者に対する案内を音声で行うことができる。
図10は、実施形態に係る精算機の動作を示すフローチャートである。制御部250は、ICカードI/F部220のリーダライタ222がICカード400(ICカード乗車券)を読み取ったか否かを判定する(S21)。例えば、制御部250は、リーダライタ222によって読み取られた情報が制御部250のデコード部252に入力された場合、リーダライタ222がICカード400を読み取ったと判定する。
リーダライタ222がICカード400を読み取ったと判定された場合、制御部250のデコード部252は、リーダライタ222から入力された情報をデコードすることにより、ICカード情報を取得する(S22)。前述したように、ICカード情報は、ID、入場駅情報、経由駅情報、出場駅情報、およびチャージ残高情報などを含む。
デコード部252は、取得したICカード情報を精算処理部254に出力する。精算処理部254は、デコード部252から入力されたICカード情報に基づき、不足料金を算出する。精算処理部254は、不足料金を示す情報をメッセージ生成部255に出力する。
次に、言語情報取得部253は、カメラ224から入力された表示オブジェクトOB(図3および図4)の画像を復号することで、利用者が使用する言語情報を取得する(S23)。言語情報取得部253は、取得した言語情報をメッセージ生成部255に出力する。
メッセージ生成部255は、精算処理部254から入力された情報に基づくメッセージ(不足料金の投入を促すメッセージ)を、言語情報取得部253から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する(S24)。メッセージ生成部255は、生成したメッセージを表示制御部259に出力する。
なお、カメラ224によって表示オブジェクトOB(言語情報)が読み取られなかった場合、メッセージ生成部255は、リーダライタ222によって読み取られたICカード情報に基づくメッセージを、予め設定された言語(デフォルトの言語)を用いて生成してもよい。デフォルトの言語としては、例えば、精算機200が設置されている国の言語が設定されてよい。
表示制御部259は、メッセージ生成部255から入力されたメッセージを表示部230に表示する(S25)。このように、利用者が使用する言語を用いて生成されたメッセージが表示部230に表示されることで、利用者は表示部230に表示されたメッセージを理解することができる。
次に、制御部250は精算処理を行う(S26)。例えば、制御部250の精算処理部254は、不足料金が投入されたことに応じて、前述した精算券の発券処理を行う。また、精算処理部254は、精算機200が設置されている駅の情報を示す出場駅情報をエンコード部251に出力する。エンコード部251は、精算処理部254から入力された出場駅情報をエンコードし、リーダライタ222に出力する。リーダライタ222は、エンコード部251から入力された出場駅情報をICカード400に書き込む。その後、制御部250は、デフォルトの言語設定に戻す処理を行い(S27)、前述のステップS21の処理に戻る。
一方、ステップS21において、リーダライタ222がICカード400を読み取らなかったと判定された場合、制御部250は、磁気券読取部270が磁気券(磁気乗車券)を読み取ったか否かを判定する(S28)。例えば、制御部250は、磁気券読取部270によって読み取られた情報が制御部250の精算処理部254に入力された場合、磁気券読取部270が磁気券を読み取ったと判定する。
磁気券読取部270が磁気券を読み取らなかったと判定された場合、制御部250は、前述のステップS21の処理に戻る。一方、磁気券読取部270が磁気券を読み取ったと判定された場合、制御部250の精算処理部254は、磁気券読取部270から入力された情報をデコードすることにより、効力情報および言語情報を取得する(S29)。その後、精算処理部254は、取得した効力情報および言語情報をメッセージ生成部255に出力し、前述のステップS24に移行する。
メッセージ生成部255は、精算処理部254から入力された情報に基づくメッセージ(不足料金の投入を促すメッセージ)を、精算処理部254から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する(S24)。メッセージ生成部255は、生成したメッセージを表示制御部259に出力し、前述したステップS25に移行する。
以上説明したように、実施形態の精算機200は、リーダライタ222と、カメラ224と、精算処理部254と、メッセージ生成部255と、表示部230とを持つ。リーダライタ222は、ICカード400から乗車券情報(ICカード情報)を読み取る。カメラ224は、利用者によって使用される言語を示す言語情報(表示オブジェクトOB)を、利用者によって提示された表示オブジェクトから光学的に読み取る。精算処理部254は、リーダライタ222によって読み取られた乗車券情報に基づき、不足料金を算出する。メッセージ生成部255は、精算処理部254によって算出された不足料金に基づくメッセージを、カメラ224によって読み取られた言語情報に基づく言語を用いて生成する。表示部230は、メッセージ生成部255によって生成されたメッセージを表示する。これによって、実施形態の精算機200は、ICカード乗車券が使用された場合に、精算機200が設置されている国の言語を母国語としない利用者に対するサービスを向上することができる。
更に、磁気券読取部270は、磁気乗車券から乗車券情報(効力情報)を読み取る。また、磁気券読取部270は、磁気乗車券から、利用者によって使用される言語を示す言語情報を読み取る。精算処理部254は、磁気券読取部270によって読み取られた乗車券情報に基づき、不足料金を算出する。メッセージ生成部255は、精算処理部254によって算出された不足料金に基づくメッセージを、磁気券読取部270によって読み取られた言語情報に基づく言語を用いて生成する。これによって、実施形態の精算機200は、磁気乗車券が使用された場合に、精算機200が設置されている国の言語を母国語としない利用者に対するサービスを向上することができる。
図11は、実施形態に係る券売機の制御構成を示すブロック図である。券売機300は、利用者が乗車券を購入するために使用される装置である。
券売機300は、コードリーダ320と、操作入力部322と、制御部350と、発券部390と、表示部330と、音声出力部380とを備える。コードリーダ320は、カメラ324およびライト326を備える。カメラ324およびライト326は、図2に示されるカメラ124およびライト126と同様の構成を有する。
利用者は、表示オブジェクトOBが印刷された使用言語シール410をコードリーダ320に翳す。カメラ324は、表示オブジェクトOBを撮像し、表示オブジェクトOBの画像を言語情報取得部353に出力する。言語情報取得部353は、カメラ324から入力された表示オブジェクトOBの画像を復号することで、利用者が使用する言語情報を取得する。言語情報取得部353は、取得した言語情報を、券売処理部354およびメッセージ生成部355に出力する。
メッセージ生成部355は、乗車券の販売画面の画像を、言語情報取得部353から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する。メッセージ生成部355は、生成した乗車券の販売画面の画像を、表示制御部359に出力する。販売画面の画像には、例えば、駅名と運賃とが関連付けられた複数のボタンの画像や、乗車券を販売するための案内を示すメッセージが含まれてよい。表示制御部359は、メッセージ生成部355から入力された乗車券の販売画面の画像を表示部330に表示する。これによって、利用者は表示部330に表示された販売画面の内容を理解することができる。
操作入力部322は、例えばタッチパネルやボタンであってよい。利用者は、表示部330に表示された乗車券の販売画面を参照し、操作入力部322を用いて行先の駅名に対応するボタンを選択する。操作入力部322は、選択されたボタンに対応する乗車券の情報を券売処理部354に出力する。
券売処理部354は、操作入力部322から入力された乗車券の情報に基づき、図示しない運賃テーブルを検索し、運賃を導出する。券売処理部354は、券売機300に投入された金銭が運賃以上である場合には、利用者によって選択された乗車券の情報に基づいて効力情報を生成する。前述したように、効力情報は、ID、利用可能区間情報、発行日時情報、発行駅情報、有効期限情報などである。券売処理部354は、生成した効力情報と、言語情報取得部353から入力された言語情報とを発券部390に出力する。
発券部390は、券売処理部354から入力された乗車券の情報に基づき、効力情報および言語情報を、磁気情報として保持する磁気乗車券を発券する。磁気乗車券に言語情報が保持されることで、前述の自動改札機100や精算機200は、利用者によって使用される言語を認識することができ、認識した言語を用いてメッセージを表示することができる。
なお、メッセージ生成部355は、言語情報取得部353から入力された言語情報に基づく言語を用いて、「行先の駅を選択して下さい」などの乗車券の購入を促すメッセージや、「ありがとうございました」などの感謝の意を示すメッセージを生成してもよい。表示制御部359は、これらのメッセージを表示部330に表示してもよい。
なお、メッセージ生成部355によって生成されたメッセージは、表示部330に表示されることとしたが、これに限られない。例えば、メッセージ生成部355は、生成したメッセージを音声制御部357に出力してもよく、音声制御部357は、メッセージ生成部355から入力されたメッセージを音声出力部380に出力してもよい。音声出力部380は、例えば音を出力するスピーカである。音声出力部380がメッセージを音で出力することによって、利用者に対する案内を音声で行うことができる。
図12は、実施形態に係る券売機300の動作を示すフローチャートである。制御部350の言語情報取得部353は、カメラ324が表示オブジェクトOBを読み取ったか否かを判定する(S31)。例えば、カメラ324によって読み取られた表示オブジェクトOBの画像が言語情報取得部353に入力された場合、言語情報取得部353は、カメラ324が表示オブジェクトOBを読み取ったと判定する。
カメラ324が表示オブジェクトOBを読み取っていないと判定された場合、制御部350は、後述するステップS35に進む。一方、カメラ324が表示オブジェクトOBを読み取ったと判定された場合、言語情報取得部353は、カメラ324から入力された表示オブジェクトOB(図3および図4)の画像を復号することで、利用者が使用する言語情報を取得する(S32)。言語情報取得部353は、取得した言語情報をメッセージ生成部355に出力する。
メッセージ生成部355は、乗車券の購入を促すメッセージおよび乗車券の販売画面の画像を、言語情報取得部353から入力された言語情報に基づく言語を用いて生成する(S33)。メッセージ生成部355は、生成したメッセージおよび乗車券の販売画面の画像を表示制御部359に出力する。
なお、カメラ324によって表示オブジェクトOB(言語情報)が読み取られなかった場合、メッセージ生成部355は、乗車券の購入を促すメッセージおよび乗車券の販売画面の画像を、予め設定された言語(デフォルトの言語)を用いて生成してもよい。デフォルトの言語としては、例えば、券売機300が設置されている国の言語が設定されてよい。
表示制御部359は、メッセージ生成部355から入力されたメッセージおよび乗車券の販売画面の画像を表示部330に表示する(S34)。このように、利用者が使用する言語を用いて生成されたメッセージおよび乗車券の販売画面の画像が表示部330に表示されることで、利用者は表示部330に表示されたメッセージおよび販売画面の内容を理解することができる。
次に、券売処理部354は、操作入力部322から乗車券の情報が入力されたか否かを判定する(S35)。操作入力部322から乗車券の情報が入力されていないと判断された場合、制御部350は、前述のステップS31の処理に戻る。
一方、操作入力部322から乗車券の情報が入力されたと判断された場合、券売処理部354は、発券処理を行う(S36)。例えば、券売処理部354は、操作入力部322から入力された乗車券の情報に基づき、効力情報および言語情報を磁気情報として保持する磁気乗車券を、発券部390に発券させる。その後、制御部350は、デフォルトの言語設定に戻す処理を行い(S37)、前述のステップS31の処理に戻る。デフォルトの言語としては、例えば、券売機300が設置されている国の言語が設定されてよい。
以上説明したように、実施形態の券売機300は、カメラ324と、メッセージ生成部355と、表示部330と、操作入力部322と、発券部390とを持つ。カメラ324は、利用者によって使用される言語を示す言語情報(表示オブジェクトOB)を、利用者によって提示された表示オブジェクトから光学的に読み取る。メッセージ生成部355は、カメラ324によって読み取られた言語情報に基づく言語を用いて、乗車券を販売するための案内を示すメッセージを生成する。表示部330は、メッセージ生成部355によって生成されたメッセージを表示する。操作入力部322は、利用者からの操作入力を受け付ける。発券部390は、操作入力部322によって受け付けられた利用者からの操作入力に基づき、カメラ324によって読み取られた言語情報を保持する乗車券を発券する。これによって、実施形態の券売機300は、券売機300が設置されている国の言語を母国語としない利用者に対するサービスを向上することができる。
なお、磁気券(磁気乗車券)が発券される場合、図7に示されるように、言語情報は磁気券にデータとして保持されることとしたが、これに限られない。例えば、券売機300は、言語情報を示す表示オブジェクトOBを、磁気券に印刷してもよい。この場合、自動改札機100および精算機200は、それぞれ磁気券に印刷された表示オブジェクトOBを読み取る読取部を備えてもよい。
また、使用言語シール410を用いる代わりに、表示オブジェクトOBがICカード400に直接印刷されてもよい。また、ICカード400の代わりに決済機能を有する携帯端末が使用される場合には、携帯端末は表示オブジェクトOBの画像を受信し、受信した表示オブジェクトOBの画像を表示してもよい。これによって、利用者が使用言語シール410をICカード400またはICカードケース420に貼り付ける手間を省くことができる。
また、発券部390は、言語情報に基づく言語を用いて、乗車券に利用可能区間などの効力情報を印刷してもよい。これによって、利用者は、乗車券に印刷された効力情報を理解することができる。
また、表示オブジェクトOBは、言語情報を示すテキストであってもよい。この場合、言語情報取得部は、カメラによって取得された表示オブジェクトOB(テキスト)の画像に対してOCR処理を行うことにより、言語情報を取得してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、カメラによって読み取られた言語情報に基づく言語を用いてメッセージを生成するメッセージ生成部と、メッセージ生成部によって生成されたメッセージを表示する表示部とを持つことにより、自動改札機などの駅務機器が設置されている国の言語を母国語としない利用者に対するサービスを向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。