JP2022114482A - 電子ユニット、プリント基板の汎用化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リード端子付き発音部品が搭載されたプリント基板を備えた電子ユニットのリード端子付き発音部品を表面実装用発音部品に変更するにあたって、プリント基板の大型化を抑えつつ発音部品以外の設計変更を極力少なくする。【解決手段】電子ユニット1は、プリント基板2と、プリント基板2の一方の面と対向して配置されたサブプリント基板3と、プリント基板2とサブプリント基板3とを相互接続し、基板2,3間に空間を形成するスペーサとしても機能する複数の接続端子4と、サブプリント基板3に表面実装されたブザー5と、これらを収容したケース8と、を備えている。前記空間には、プリント基板2に実装された電子部品7が配置されている。ケース8には筒状壁82が設けられており、ブザー5とサブプリント基板3が筒状壁82の内側に収容されている。【選択図】図1
Description
本発明は、発音部品が搭載されたプリント基板を備えた電子ユニット及び前記プリント基板の汎用化方法に関する。
発音部品が搭載されたプリント基板を備えた電気接続箱等の電子ユニットが公知である(特許文献1を参照)。例えば、図10,11に示すように、従来の電子ユニット501は、ブザー(発音部品)505を含む複数の電子部品が搭載されたプリント基板2と、これを収容したケース8と、を備えている。
プリント基板2においては、電子部品の実装スペースが少ないため、3本のリード端子552によって本体部551を高く持ち上げた形状のブザー505を採用し、本体部551の直下かつ3本のリード端子552間の空間に他の電子部品7を配置する基板レイアウトとしていた。図11中の符号21は、各リード端子552が挿入・はんだ付けされたスルーホールを表している。
ケース8には、プリント基板2に対向する基壁81から延びた筒状壁82が設けられており、この筒状壁82でブザー505の外周を囲むことでブザー505から放射された音が外周方向に拡散することを防いでいた。なお、ブザー505の本体部551が平面視円形状であるため、筒状壁82は円筒状に形成されていた。
上述した電子ユニット501においては、リード端子付きブザー505が採用されていたが、これの代わりに表面実装タイプの発音部品を用いることが求められていた。しかしながら、リード端子付きブザー505を表面実装タイプの発音部品に変更するにあたっては、上述した基板搭載スペースの問題や、プリント基板2のレイアウト変更及びケース8の設計変更(主に筒状壁82の配置や形状)が必要になるという問題があった。
そこで、本発明は、リード端子付き発音部品が搭載されたプリント基板を備えた電子ユニットのリード端子付き発音部品を表面実装用発音部品に変更するにあたって、プリント基板の大型化を抑えつつ発音部品以外の設計変更を極力少なくすることができる構造を提供することを目的とする。
本発明の電子ユニットは、プリント基板と、前記プリント基板の一方の面と対向して配置されたサブプリント基板と、前記プリント基板と前記サブプリント基板とを相互接続し、基板間に空間を形成するスペーサとしても機能する複数の接続端子と、前記サブプリント基板に表面実装された発音部品と、これらを収容したケースと、を備え、前記ケースが、前記プリント基板の一方の面に対向する基壁と、前記基壁から延びた筒状壁と、を有し、前記発音部品と前記サブプリント基板が前記筒状壁の内側に収容されており、前記空間に、前記プリント基板に実装された電子部品が配置されていることを特徴とする。
本発明のプリント基板の汎用化方法は、リード端子付き発音部品を取り付け可能な3個以上のスルーホールが設けられ、前記スルーホール間の領域に他の電子部品が取り付けられるプリント基板の汎用化方法であって、サブプリント基板に表面実装用発音部品を表面実装する工程と、前記サブプリント基板に、前記複数のスルーホールの位置に対応した複数の接続端子を取り付ける工程と、前記プリント基板における前記スルーホール間の領域に前記他の電子部品を実装する工程と、前記プリント基板と前記サブプリント基板との間に空間を形成した状態で前記複数の接続端子を前記複数のスルーホールにそれぞれ取り付ける工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、リード端子付き発音部品が搭載されたプリント基板を備えた電子ユニットのリード端子付き発音部品を表面実装用発音部品に変更するにあたって、プリント基板の大型化を抑えつつ発音部品以外の設計変更を極力少なくすることができる。
本発明の一実施形態にかかる「電子ユニット」及び「プリント基板の汎用化方法」について、図1~9を参照して説明する。
図1に示す電子ユニット1は、複数の電子部品が搭載されたプリント基板2と、サブプリント基板3に接続端子4及び表面実装タイプのブザー(発音部品に相当)5が取り付けられて成るブザー搭載基板アセンブリ9と、これらを収容したケース8と、を備えている。
プリント基板2、ケース8は、上述した従来の電子ユニット501(図10,11)のものをそのまま流用している。即ち、プリント基板2には、リード端子付きブザー505を取り付け可能な3個のスルーホール21が設けられており、スルーホール21間の領域に他の電子部品7が取り付けられる。なお、本例では、複数の電子部品7が前記領域に表面実装されている。
ケース8は、上述したように、プリント基板2の一方の面に対向する基壁81と、基壁81から円筒状に延びた筒状壁82と、を有しており、筒状壁82でブザー搭載基板アセンブリ9の外周を囲むことでブザー5から放射される音が外周方向に拡散することを防ぐ。
ブザー搭載基板アセンブリ9は、図8に示すように、サブプリント基板3の一方の面に表面実装タイプのブザー5が表面実装されており、サブプリント基板3に設けられた3個のスルーホール31各々に接続端子4がはんだ付けされている。
サブプリント基板3は、円筒状の筒状壁82内に干渉することなく収まるように、円形状に形成されている。
ブザー5は、従来品のリード端子付きブザー505と比較すると、接続形態に関しては表面実装とリード端子接続とで異なるが、性能はほぼ同じである。従来のプリント基板2を流用するにあたって、ブザー5用に電気特性を調整するため、電流制限抵抗器等の追加が必要になる場合があるが、その場合は、追加部品をサブプリント基板3に搭載することで、従来のプリント基板2に全く変更(パターンの変更、電子部品構成の変更)を加えることなく使用することができる。
接続端子4は、図6(a)に示すように、扁平な板状に形成されている。この接続端子4の一端部はサブプリント基板3のスルーホール31にはんだ付けされ、他端部はプリント基板2のスルーホール21にはんだ付けされる。また、本例では、3本の接続端子4は、ブザー5と反対側に延びるようにサブプリント基板3に取り付けられる。このように、接続端子4は、プリント基板2とサブプリント基板3とを相互接続する。また、接続端子4は、基板2,3間に空間を形成するスペーサとしても機能する。
また、本例においては、接続端子4がストレート形状とされているので、プリント基板2に対する接続端子4の高さ方向の位置決めのために、各接続端子4に樹脂部品6を取り付けている。この樹脂部品6に相当する部分を接続端子4自体に形成してもよい。また、本例においては接続端子4が扁平な板状に形成されているが、図6(b)に示すように細い棒状に形成してもよい。
上記ブザー搭載基板アセンブリ9は、図1に示すように、サブプリント基板3の他方の面(ブザー5が実装されていない面)がプリント基板2の一方の面と対向する向きで該プリント基板2に取り付けられる。サブプリント基板3とプリント基板2との間は、複数の電子部品7を配置するためのスペースとして空けられている。
続いて、上記電子ユニット1の製造方法、即ちプリント基板2の汎用化方法の一例を説明する。
まず、図2に示すように、複数のサブプリント基板3を集合基板に集約して製造し、各サブプリント基板3にブザー5を載せてリフローにてはんだ付けする。即ち、サブプリント基板3に表面実装用ブザー5を表面実装する。その後、上記集合基板を、図3に示すように、単体のサブプリント基板3に分割する。
そして、図4,5に示す治具10に、樹脂部品6を取り付けた状態の接続端子4をセットする。治具10は、台座10上に3つの端子保持部11と基板保持部12が設けられたものである。
続いて、上記工程を経て得られた単体のサブプリント基板3を図7に示すように治具10にセットし、サブプリント基板3の各スルーホール31に通された接続端子4をロボットはんだ、手はんだ、又はレーザーにてはんだ付けする。このようにして、サブプリント基板3に、3個のスルーホール21の位置に対応した3本の接続端子4を取り付け、図8に示すブザー搭載基板アセンブリ9を組み立てる。
そして、プリント基板2のスルーホール21間の領域に電子部品7をはんだ付けした後、図9に示すように、ブザー搭載基板アセンブリ9をプリント基板2にセットして、プリント基板2の各スルーホール21に通された接続端子4をはんだ付けする。なお、図9においては、ブザー搭載基板アセンブリ9以外の搭載部品の図示を省略している。ブザー搭載基板アセンブリ9をプリント基板2にセットする際は、上述した樹脂部品6により接続端子4の高さ方向の位置決めがなされる(即ちプリント基板2とサブプリント基板3との間に空間が確保される)ので、他の位置決め治具は必要ない。
このようにして各種部品をプリント基板2に実装し、該プリント基板2をケース8に収容することで、電子ユニット1が完成する。
上述した電子ユニット1は、ブザー5はリード端子タイプから表面実装タイプへの変更となるが、直接プリント基板2へ表面実装を行わずにサブプリント基板3及び接続端子4を使用した高床式構造とすることで、変更規模の最小化(プリント基板2の回路変更、部品の搭載位置変更が不要)が達成された。
上述した実施形態では、発音部品がブザーであったが、本発明の発音部品は、ブザーに限らず、スピーカ等であってもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 電子ユニット
2 プリント基板
3 サブプリント基板
4 接続端子
5 ブザー(発音部品)
7 電子部品
8 ケース
2 プリント基板
3 サブプリント基板
4 接続端子
5 ブザー(発音部品)
7 電子部品
8 ケース
Claims (2)
- プリント基板と、前記プリント基板の一方の面と対向して配置されたサブプリント基板と、前記プリント基板と前記サブプリント基板とを相互接続し、基板間に空間を形成するスペーサとしても機能する複数の接続端子と、前記サブプリント基板に表面実装された発音部品と、これらを収容したケースと、を備え、
前記ケースが、前記プリント基板の一方の面に対向する基壁と、前記基壁から延びた筒状壁と、を有し、
前記発音部品と前記サブプリント基板が前記筒状壁の内側に収容されており、
前記空間に、前記プリント基板に実装された電子部品が配置されている
ことを特徴とする電子ユニット。 - リード端子付き発音部品を取り付け可能な3個以上のスルーホールが設けられ、前記スルーホール間の領域に他の電子部品が取り付けられるプリント基板の汎用化方法であって、
サブプリント基板に表面実装用発音部品を表面実装する工程と、
前記サブプリント基板に、前記複数のスルーホールの位置に対応した複数の接続端子を取り付ける工程と、
前記プリント基板における前記スルーホール間の領域に前記他の電子部品を実装する工程と、
前記プリント基板と前記サブプリント基板との間に空間を形成した状態で前記複数の接続端子を前記複数のスルーホールにそれぞれ取り付ける工程と、
を有することを特徴とするプリント基板の汎用化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021010743A JP2022114482A (ja) | 2021-01-27 | 2021-01-27 | 電子ユニット、プリント基板の汎用化方法 |
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JP2021010743A JP2022114482A (ja) | 2021-01-27 | 2021-01-27 | 電子ユニット、プリント基板の汎用化方法 |
Publications (1)
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- 2021-01-27 JP JP2021010743A patent/JP2022114482A/ja active Pending
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