JP2022114222A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度センサーの電極の劣化を防ぐとともに、磁場の影響を受け易い環境であっても、トナーの温度の測定精度の低下を抑制できるようにする。【解決手段】画像形成装置1は、現像装置200から供給されるトナーを用いて画像を記録紙Pに形成する画像形成部12と、現像装置200にトナーを供給するためのトナー供給経路を形成するハウジング201と、ハウジング201の外周部に設けられる第1電極素子203及び第2電極素子204と、基準電位に接続される第2電極31と、第1電極素子203及び第2電極素子204と第2電極31との間の静電容量に基づいて、トナーの温度を算出する温度算出部30と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、トナーの温度を測定するための技術に関する。
画像形成装置において、現像装置内に設けられた温度センサーにより現像装置内の温度を検出し、当該温度センサーによる検出結果を利用する技術が知られている。例えば、特許文献1乃至特許文献3は、温度センサーの検出結果を、現像装置を冷却するための冷却部の制御に利用するための技術を開示している。
特開平9-101672号公報 特開2006-267194号公報 特開2009-217067号公報
温度センサーが、例えば電気抵抗の温度変化を利用する抵抗温度計である場合、特許文献1乃至特許文献3に開示されている技術では、温度センサーは現像装置内のトナーに直接接触するため、温度センサーの電極が劣化しやすいという問題がある。また、現像装置内にはマグネットローラー及び磁性ブレードが設けられているため、温度センサーが磁場の影響を受け易く、トナーの温度を正確に測定できないおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、温度センサーの電極の劣化を防ぐとともに、磁場の影響を受け易い環境であっても、トナーの温度の測定精度の低下を抑制できるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、現像装置から供給されるトナーを用いて画像を記録媒体に形成する画像形成部と、トナーを収容するハウジングと、ハウジングの外周部に設けられる第1電極と、基準電位に接続される第2電極と、第1電極と第2電極との間の静電容量に基づいて、トナーの温度を算出する温度算出部と、を備える。
本発明によれば、第1電極がトナーに接触しないので、第1電極の劣化を防ぐことができる。また、第1電極と第2電極との間の静電容量は磁場によって変化しにくいため、磁場の影響を受け易い環境であっても、トナー温度の測定精度の低下を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 トナー供給経路を示す図である。 図3のA-A線断面の概略図である。 現像装置の構成を示す断面図である。 温度算出ユニットの構成を示す図である。 トナー冷却処理を示すフローチャートである。 トナー温度算出処理を示すフローチャートである。 第1変形例に係る現像装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。図2は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図3は、トナー供給経路を示す図である。図4は、図3のA-A線断面の概略図である。図5は、現像装置の構成を示す断面図である。図6は、温度算出ユニットの構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、コピー機能、送信機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能等の複数の機能を備える複合機である。画像形成装置1の筐体には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体には、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14等が収容されている。
画像形成装置1は、制御ユニット100を含む。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
制御ユニット100は、ROM又はHDD(Hard Disk Drive)18に記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。なお、制御部10は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路によって動作するように構成されていてもよい。
制御部10は、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御部10は、画像形成装置1の各部の動作、及び、ネットワークを介して接続されているPC(Personal Computer)26等の外部装置との通信を制御する。制御部10はまた、後述する冷却プログラムにしたがって動作することによって、画像形成に用いるためにハウジングに収容されているトナーの温度が予め定められた温度以上になった場合に、当該トナーを冷却させるためのトナー冷却処理を実行する。
制御ユニット100は、原稿搬送部4、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、表示部15、操作部16、装着部17B,17Y,17C,17M、HDD18、搬送機構19、画像処理部20、画像メモリー21、ファクシミリ通信部22、冷却部23、温度算出ユニット24、及び通信部25等と電気的に接続されている。以下、装着部17B,17Y,17C,17Mを総称する場合、単に、「装着部17」と記す。
画像読取部11は、原稿台に載置されている原稿を搬送する原稿搬送部4と、原稿搬送部4によって搬送されてくる原稿又はプラテンガラスに載置されている原稿を光学的に読取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿画像を読取って画像データを生成する。
画像形成部12は、ブラック用の画像形成ユニット120B、イエロー用の画像形成ユニット120Y、シアン用の画像形成ユニット120C、及びマゼンタ用の画像形成ユニット120Mと、中間転写ベルト122と、二次転写ローラー123と、を含む。以下、画像形成ユニット120B,120Y,120C,120Mを総称する場合、単に、「画像形成ユニット120」と記す。画像形成ユニット120は、現像装置、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、及び転写装置等を含む。
画像形成ユニット120B,120Y,120C,120Mはそれぞれ、画像読取部11によって生成された画像データ等に基づいて、各色の現像装置から供給されるトナーを用いて各色のトナー像を形成し、形成された各色のトナー像を中間転写ベルト122の表面に重ね合わせるように転写する。二次転写ローラー123は、中間転写ベルト122の表面に形成されたカラーのトナー像を、給紙部14から搬送路Tを介して搬送されてくる記録紙Pに転写する。
定着部13は、画像形成部12によってトナー像が形成された記録紙Pを加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙Pに定着させる。定着部13によってトナー像が定着された記録紙Pは、排出トレイ7に排出される。
給紙部14は、手差しトレイと、複数の給紙カセットとを備える。給紙部14は、給紙カセットに収容されている記録紙P、又は手差しトレイに載置されている記録紙Pを一枚ずつ引出して、画像形成部12に向けて給紙する。
表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等によって構成される表示装置である。表示部15は、制御部10の制御にしたがって、画像形成装置1によって実行可能な各機能についての各種の画面を表示する。
操作部16は、各種処理の実行の開始を指示するためのスタートキー等の複数のハードキーを含む。操作部16はまた、表示部15に重ねて配置されているタッチパネルを含む。ユーザーは、操作部16を用いて、画像形成装置1によって実行可能な各種機能についての指示等の各種の情報を入力する。
装着部17B,17Y,17C,17Mには、ブラック用のトナーを収容しているトナーコンテナ32B、イエロー用のトナーを収容しているトナーコンテナ32Y、シアン用のトナーを収容しているトナーコンテナ32C、及びマゼンタ用のトナーを収容しているトナーコンテナ32Mが、それぞれ、着脱可能に装着される。以下、トナーコンテナ32B,32Y,32C,32Mを総称する場合、単に、「トナーコンテナ32」と記す。
[トナー供給経路の構成]
以下、図3及び図4を参照して、トナーコンテナ32と画像形成ユニット120との間に形成されるトナー供給経路について説明する。図3に示すように、画像形成ユニット120B,120Y,120C,120Mはそれぞれ、現像装置200B,200Y,200C,200Mのそれぞれを含む。以下、現像装置200B,200Y,200C,200Mを総称する場合、単に、「現像装置200」と記す。
図3及び図4に示すように、画像形成装置1は、現像装置200に供給するためのトナーを収容するハウジング201B,201Y,201C,201Mを備える。ハウジング201B,201Y,201C,201Mのそれぞれは、トナーコンテナ32B,32Y,32C,32Mのそれぞれから現像装置200B,200Y,200C,200Mのそれぞれにトナーを供給するためのトナー供給経路を形成する。以下、ハウジング201B,201Y,201C,201Mを総称する場合、単に、「ハウジング201」と記す。
ハウジング201B,201Y,201C,201Mのそれぞれの内部には、すなわち、トナー供給経路には、トナーを撹拌するための撹拌部材202B,202Y,202C,202Mがそれぞれ設けられている。以下、撹拌部材202B,202Y,202C,202Mを総称する場合、単に、「撹拌部材202」と記す。撹拌部材202は、モーター等の第1駆動装置に接続されているスクリューにより構成される。撹拌部材202は、回転軸と、当該回転軸まわりに設けられた撹拌羽根とを有する。
制御部10は、第1駆動装置の動作を制御して、撹拌部材202を、回転軸を回転中心として回転させることによって、トナーコンテナ32からハウジング201に供給されるトナーを撹拌するとともに、当該トナーを現像装置200に向けて回転軸の軸線方向に搬送する。
ハウジング201B,201Y,201C,201Mの外周部には、第1電極素子203B,203Y,203C,203Mと、第2電極素子204B,204Y,204C,204Mとが、それぞれ設けられている。以下、第1電極素子203B,203Y,203C,203Mを総称する場合、単に、「第1電極素子203」と記し、第2電極素子204B,204Y,204C,204Mを総称する場合、単に、「第2電極素子204」と記す。
第1電極素子203及び第2電極素子204は、第1電極を構成する。第1電極素子203及び第2電極素子204は、互いに異なる位置に配置される。この場合、第1電極素子203及び第2電極素子204は、互いに間隔をあけて撹拌部材202の回転軸まわりに配置される。第1電極素子203及び第2電極素子204は、撹拌部材202の回転軸ののびる方向に直交する方向において当該回転軸から予め定められた距離内に配置される。
[現像装置200の構成]
図5に示すように、現像装置200は、トナー及びキャリアを含む現像剤を収容するハウジング300を備える。ハウジング300の内部には、感光体ドラム400に対向する位置に配置される現像ローラー301と、現像ローラー301に対向する位置に配置されるマグネットローラー302と、マグネットローラー302に対向する位置に配置される磁性ブレード303とが設けられている。
ハウジング300の内部にはさらに、現像剤を撹拌するための第1撹拌部材304及び第2撹拌部材305が設けられている。第1撹拌部材304及び第2撹拌部材305は、モーター等の第2駆動装置に接続されているスクリューにより構成される。第1撹拌部材304及び第2撹拌部材305は、それぞれ、回転軸と、当該回転軸まわりに設けられた撹拌羽根を有する。
制御部10は、第2駆動装置の動作を制御して、第1撹拌部材304を、回転軸を回転中心として回転させることによって、トナーコンテナ32から供給されたトナーを撹拌しながら回転軸の軸線方向に搬送する。制御部10は、第2駆動装置の動作を制御して、第2撹拌部材305を、回転軸を回転中心として回転させることによって、第1撹拌部材304によって搬送されたトナーを、回転軸の軸線方向であって、第1撹拌部材304の搬送方向とは逆方向に搬送する。
マグネットローラー302は、制御部10の制御にしたがって動作することにより、第2撹拌部材305によって搬送されたトナーを磁力により回収して現像ローラー301に供給する。現像ローラー301は、制御部10の制御にしたがって動作することにより、供給されたトナーを感光体ドラム400の表面に形成される静電潜像に供給する。
再び図2を参照して、HDD18は、画像読取部11によって生成された画像データ等の各種データを記憶するための大容量の記憶装置である。HDD18は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶する。HDD18は、各種制御プログラムの一つとして、本実施形態に係るトナー冷却処理を実行するための冷却プログラムを記憶している。
搬送機構19は、搬送ローラー対191及び排出ローラー対193等から構成される。搬送機構19は、制御部10の制御にしたがって動作することにより、記録紙Pを搬送路Tに沿って搬送し、排出トレイ7に排出させる。
画像処理部20は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。画像メモリー21は、画像読取部11によって生成された画像データを一時的に記憶する領域を含む。ファクシミリ通信部22は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
冷却部23は、現像装置200の近傍に設けられる空冷ファンにより構成される。制御部10は、冷却部23を制御する。制御部10は、冷却部23を動作させることで、現像装置200内のトナーを冷却する。
温度算出ユニット24は、プロセッサー、RAM、及びROM等と、センサー基板とを含む。プロセッサーは、例えば、CPU、MPU、又はASIC等である。センサー基板としては、静電容量式のセンサー基板であれば特に限定されないが、例えば、テキサス・インスツルメンツ(TEXAS INSTRUMENTS)社製の型番FDC2214又はFDC2114を使用できる。
温度算出ユニット24は、ROMに記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーによって実行されることにより、温度算出部30として機能する。なお、温度算出部30は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路によって動作するように構成されていてもよい。
図6に示すように、温度算出ユニット24は、第1電極を構成する第1電極素子203及び第2電極素子204に電気的に接続される。温度算出ユニット24はまた、基準電位に接続された第2電極31B,31Y,31C,31Mに直接的又は間接的に接続される。以下、第2電極31B,31Y,31C,31Mを総称する場合、単に、「第2電極31」と記す。
温度算出部30は、後述する算出プログラムにしたがって動作することによって、第1電極と第2電極31との間の静電容量に基づいてトナーの温度を算出し、算出されたトナーの温度を示す温度情報を制御ユニット100に送信するためのトナー温度算出処理を実行する。
通信部25は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含む。画像形成装置1は、通信部25を介して、ネットワークを介して接続されているPC(Personal Computer)26等の外部装置とデータ通信を行なう。
画像形成装置1の各部には電源が接続されており、当該電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。
[動作]
図7は、トナー冷却処理を示すフローチャートである。図8は、トナー温度算出処理を示すフローチャートである。以下、図7及び図8等を参照して、トナー冷却処理及びトナー温度算出処理の実行時における画像形成装置1の動作について説明する。なお、以下の説明において、画像形成装置1は電源が投入されている状態であるものとする。
制御部10は、操作部16又は通信部25を介して、画像形成部12等により原稿画像を記録紙Pに形成させるための画像形成処理を実行するための指示(例えばコピー指示又はプリント指示)を受付けると、画像形成処理の実行を開始するとともに、図7に示すトナー冷却処理の実行を開始する。
制御部10は、画像形成処理の実行時には、必要に応じて第1駆動装置の動作を制御して、撹拌部材202を回転させる。制御部10はまた、画像形成処理の実行時には、第2駆動装置の動作を制御して、第1撹拌部材304及び第2撹拌部材305のそれぞれを回転させる。
制御部10は、トナー冷却処理の実行を開始すると、温度情報の送信を要求するための予め定められた信号を、温度算出ユニット24に送信する(ステップS10)。ステップS10の処理後、制御部10は、温度算出ユニット24から送信される温度情報を受信するまで、温度情報を受信していないと判定する処理を繰返す(ステップS11にてNO)。
温度算出ユニット24が上記信号を受信すると、温度算出部30は、図8に示すトナー温度算出処理の実行を開始する。温度算出部30は、トナー温度算出処理の実行を開始すると、第1電極を構成する第1電極素子203及び第2電極素子204と、第2電極31との間の静電容量CTを測定する(ステップS20)。なお、この場合、温度算出部30は、第1電極素子203及び第2電極素子204の検出値の平均値を用いて、静電容量CTを測定するものとする。
ステップS20の処理後、温度算出部30は、測定された静電容量CTを用いて、下記式(1)に基づいて、トナーの温度Tを算出する(ステップS21)。
Figure 2022114222000002
式(1)において、温度係数は、基準温度T0、基準静電容量CT0、温度T、および静電容量CTを用いて、定義される。温度係数は、トナーの材質によって異なる値であり、実験によって予め特定されている。基準温度T0における第1電極と第2電極31との間の基準静電容量CT0についても、実験によって予め特定されている。このように、基準温度T0、基準静電容量C0、及び温度係数が予め特定されているので、温度算出部30は、静電容量CTを取得すれば、式(1)に基づいて、トナーの温度Tを算出できる。
ステップS21の処理後、温度算出部30は、算出された温度Tを示す温度情報を、制御ユニット100に送信する(ステップS22)。ステップS22の処理後、温度算出部30は、トナー温度算出処理を終了する。
制御部10は、制御ユニット100が温度情報を受信すると(ステップS11にてYES)、温度情報が示す温度Tが、予め定められた設定温度以上であるか否かを判定する(ステップS12)。制御部10は、温度Tが設定温度以上であると判定すると(ステップS12にてYES)、冷却部23を動作させて、現像装置200内のトナーを冷却させる(ステップS13)。ステップS13の処理後、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
一方、制御部10は、温度Tが設定温度以上ではないと判定すると(ステップS12にてNO)、冷却部23の動作を停止させて、トナーの冷却を停止する(ステップS14)。なお、制御部10は、既に冷却部23の動作を停止させている場合には、ステップS14において、当該停止状態を維持する。
ステップS14の処理後、制御部10は、画像形成処理が終了したか否かを判定する(ステップS15)。画像形成処理が終了すると(ステップS15にてYES)、制御部10は、トナー冷却処理を終了する。画像形成処理が終了していない場合(ステップS15にてNO)、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
上記実施形態によれば、画像形成装置1は、現像装置200から供給されるトナーを用いて画像を記録紙Pに形成する画像形成部12と、現像装置200にトナーを供給するためのトナー供給経路を形成するハウジング201と、ハウジング201の外周部に設けられる第1電極素子203及び第2電極素子204と、基準電位に接続される第2電極31と、第1電極素子203及び第2電極素子204と第2電極31との間の静電容量に基づいて、トナーの温度を算出する温度算出部30と、を備える。
このように、第1電極を構成する第1電極素子203及び第2電極素子204がトナーに接触しないので、第1電極の劣化を防ぐことができる。また、第1電極と第2電極31との間の静電容量は磁場によって変化しにくいため、磁場の影響を受け易い環境であっても、トナー温度の測定精度の低下を抑制できる。また、第1電極素子203及び第2電極素子204がハウジング201の外周部に設けられるので、現像装置200に供給されるトナーの温度を精度良く測定できる。
また上記実施形態によれば、制御部10は、撹拌部材202を、回転軸を回転中心として回転させる。第1電極は、撹拌部材202の回転軸ののびる方向に直交する方向において当該回転軸から予め定められた距離内に配置される。これによって、撹拌部材202によって撹拌されるトナーの温度を測定できるので、トナーの温度の測定精度をより一層向上できる。
また上記実施形態によれば、第1電極は、互いに間隔をあけて撹拌部材202の回転軸まわりに配置される第1電極素子203及び第2電極素子204によって構成される。これによって、第1電極が1つの電極素子のみによって構成される場合と比較して、トナーの静電容量をより一層正確に測定できる。
また上記実施形態によれば、制御部10は、温度算出部30によって算出されたトナーの温度Tが予め定められた温度以上になると、冷却部23にトナーを冷却させる。これによって、画像形成処理実行時に冷却部23を常時動作させておく場合と比較して、冷却部23の動作に要する電力を抑制できる。
(第1変形例)
上記実施形態では、第1電極を構成する第1電極素子203及び第2電極素子204はハウジング201の外周部に設けられたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。図9は、第1変形例に係る現像装置の構成を示す断面図である。以下、図9を参照して、第1変形例に係る画像形成装置1の構成について説明する。なお、第1変形例に係る画像形成装置1において、上記実施形態と同じ構成については繰返して説明しない。
図9を参照して、第1変形例では、第1電極を構成する第1電極素子203及び第2電極素子204は、ハウジング201ではなく、現像装置200の一部であるハウジング300の外周部に設けられる。この場合、第1電極素子203及び第2電極素子204は、互いに間隔をあけて第1撹拌部材304の回転軸まわりに配置される。第1電極素子203及び第2電極素子204は、第1撹拌部材304の回転軸ののびる方向に直交する方向において当該回転軸から予め定められた距離内に配置される。
このように、第1電極を構成する第1電極素子203及び第2電極素子204がハウジング300の外周部に設けられるので、現像装置200内部のトナーの温度を精度良く測定できる。
(その他の変形例)
上記実施形態では、第1電極は、第1電極素子203及び第2電極素子204、すなわち2つの電極素子によって構成されていたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、第1電極は、1つの電極素子によって構成されていてもよいし、3つの電極素子によって構成されていてもよい。
また上記実施形態では、冷却部23は空冷ファンにより構成されていたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、冷却部23は、ペルチェ素子により構成されていてもよいし、液体冷却装置により構成されていてもよい。
また上記実施形態では、温度算出ユニット24のプロセッサー等は、制御ユニット100のプロセッサー等とは別体に構成されているが、本発明はそのような実施形態に限定されない。たとえば、温度算出ユニット24のプロセッサー等は、制御ユニット100のプロセッサー等と一体に構成されていてもよい。
また上記実施形態では、画像形成部12等は、記録紙Pに画像を形成したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。画像形成部12等は、記録紙に限らず、他の記録媒体に画像を形成してもよい。他の記録媒体としては、例えば、OHP(Overhead Projector)シートを例示できる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、画像形成装置として、カラー複合機を用いているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機、コピー機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置が用いられてもよい。
図1から図9までを用いて示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
10 制御部
12 画像形成部
23 冷却部
30 温度算出部
31 第2電極
201 ハウジング
202 撹拌部材
203 第1電極素子
204 第2電極素子

Claims (6)

  1. 現像装置から供給されるトナーを用いて画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
    トナーを収容するハウジングと、
    前記ハウジングの外周部に設けられる第1電極と、
    基準電位に接続される第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量に基づいて、前記トナーの温度を算出する温度算出部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記ハウジングの内部に設けられており、回転軸と、前記回転軸まわりに設けられた撹拌羽根を有する攪拌部材と、
    前記撹拌部材を、前記回転軸を回転中心として回転させる制御部と、をさらに備え、
    前記第1電極は、前記回転軸ののびる方向に直交する方向において前記回転軸から予め定められた距離内に配置される、請求項1に記載に画像形成装置。
  3. 前記第1電極は、互いに間隔をあけて前記回転軸まわりに配置される複数の電極素子によって構成される、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナーを冷却する冷却部と、
    前記冷却部を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度算出部によって算出された前記トナーの温度が、予め定められた温度以上になると、前記冷却部に前記トナーを冷却させる、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ハウジングは、前記現像装置にトナーを供給するためのトナー供給経路を形成する、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ハウジングは、前記現像装置の一部である、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。

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