JP2022110999A - 下糸連続供給装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の下糸連続供給装置はボビンを備えていない。上糸12を外釜2の剣先で捕捉しループ状にして、片方の端は外釜2の外部を遷移している、他の片方の端は、外釜2と中釜3の間の隙間10内を遷移している。下糸13を外釜2の外部より中釜3の内部に導入するには、外釜2と中釜3の間の隙間10内を通らなければならない、下糸13は外釜2と中釜3の間の隙間10内に張られた状態になっているため、上糸12と下糸13が交差し、絡まってしまう。
本発明は、この絡まる状態を解決しなければならない。
下糸供給器枠8(1)の形状は、図3参照、釜を組み立てた時、下糸供給器側面8bと外釜内側面2fは、中釜側面ガイドレール3fに切られている下糸供給器取付け溝3iと下糸導入管5(2)取付け窪3hに下糸供給器8を取り付けた時、隙間がなく接触するように設計し精密加工する。図2参照、下糸供給器側面8bは外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kに壁を造り、対向空間2kを塞ぎ、上糸12の対向空間2k内への進入を防ぐ。
下糸供給器側面8bと外釜内側面2fは接触せず、対向空間2kが塞がらず、開いている場合は、下糸供給器側面8bは中釜側面ガイドレール3fの溝3iに取り付けられ対向空間2k内に設置されている状態になっており(下糸13は対向空間2k内に張られている状態になっている)、外釜2の回転により上糸12が対向空間2k内に進入し、下糸供給器側面8bの下部を通り、下糸供給器側面8bを跨ぐことができず絡みついてしまう。
外部用の下糸導入管5(1)の素材は、下糸導入管取付け枠7に下糸導入管5(1)を取り付けた時、回転軸1の回転力に耐え、継手6と共に下糸供給器8をしっかり支える素材を使用する。下糸導入管5(1)糸出口5bにネジ山5dを切り、、継手軸糸入り口6cに切ってあるネジ山5dにねじ込み接続する。
内部用の下糸導入管5(2)は、板状に加工する。素材は、釜と同じ素材を使用する。
下糸導入管5の糸通り孔は、糸切れせず、糸通りが良好になるように研磨加工する。外部は、研磨加工して角を取り、丸くする。
継手軸糸入り口6cにネジ山5dを切る。
下糸供給器枠底部8aに開けてある継手軸6aの挿入孔8cに継手軸6aの縦軸部分を挿入する、継手軸6aの横軸部分を下糸供給器枠底部8aに溶接にて取り付ける。
継手糸出口軸6dを下糸導入管5(2)糸入り口5aに差し込み、下糸導入管5(2)の糸出口軸5cまでを下糸供給器枠底部8aより下糸供給器枠の側面8dまで溶接にて取り付ける。溶接部は、外釜2と中釜3の間の隙間10内で上糸12が下糸導入管5(2)に引き掛かり、切れないように研磨加工する。外釜内側面2fと下糸供給器枠側面8bの接触部、及び外釜底部2cと下糸供給器底部8aの接触部は、外釜2が滑らかに回転するように研磨加工をする。継手軸6aを回転軸1の継手挿入孔に挿入し、接触部は外釜2が滑らかに回転するように研磨加工をする。
下糸供給器8に取り付けられている、下糸導入管5(2)の糸出口軸5cを中釜3に掘られている窪3hに、ネジ9でしっかり取り付ける。
下糸導入管5(2)が中釜外側面3gに接触して外釜2の回転を妨げぬように、中釜側面ガイドレール切欠部3f(1)より下糸供給器8取付け溝3iを切り、溝3iの先に下糸導入管糸出口軸5cを押し込み取り付ける窪3hを掘り、下部に空間3jを開ける。
中釜側面ガイドレール切欠部3f(2)に、下糸供給器側面8bの上部の角8eを差し込み取り付ける取付け溝3iを切る。釜を組み立てた時、下糸供給器側面8bと外釜内側面2fは接触するように設計し、溝3iは隙間がなく接触するように精密加工する。
中釜3に下糸供給器8を取り付けたため、外釜底部2cと中釜底部3dの間の隙間10は、下糸供給器底部8aにより狭くなっている。隙間10を広くするために、中釜底部3dの側面を約1センチ切り取り、又中釜中心軸取付け枠3cも約1センチ上にあげ取付け、中釜底部3dと外釜底部2c(下糸供給器底部8a)の間の隙間10を約1センチ広げる。
中釜中心軸取付け枠3cを約1センチ上にあげ取付けたため、中釜中心軸3aを約1センち短くする。
下糸導入孔4bをボビンケース糸出口4cとボビンケース窪み4gの間の側面に開ける。
ボビンケース中心軸4aに○型の糸通り針金4fを溶接にて取り付ける。
中釜中心軸取付け枠3cを約1センチ上にあげ取り付けたため、ボビンケース中心軸4aを約1センチ短くする。
下糸導入管5(1)の素材は、回転軸1の回転力に耐える素材を使用して、下糸供給器8を継手6と下糸導入管取付け枠7で、しっかり支えなければならない。
継手軸糸入口6cにネジ山5dを切る。糸通り孔は研磨加工する。
釜を組み立てた時、下糸供給器側面8bと外釜内側面2fが接触するように設計し、下糸供給器取付け溝3iと下糸導入管5(2)取付け窪3hは、下糸供給器8を取り付けた時、隙間がなく接触するように精密加工する。外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kに壁を造り、対向空間2kを塞ぎ、上糸12が対向空間2k内に進入するのを防いでいる。下糸供給器8は、中釜外側面3gの間に隙間11を形成する。隙間11は、外釜2と中釜3の間の隙間10と接続している。
故に下糸導入管5(2)は、継手6と接続して、下糸供給器枠8(1)に溶接にて取り付けられ、外釜2と中釜3の間の隙間10内にあるが、下糸導入管5(2)「下糸13」は隙間10内の空間に張られていない。上糸12は下糸導入管5(2)「下糸13」の上部を通過し(下糸供給器8を上糸ループ部分がくぐる)、下糸導入管5(2)「下糸13」に絡まることなく隙間10内を通過する。
図9参照、回転軸1と下糸導入管5(1)及び下糸導入管取付け枠7で、釜の外部を構成している、外釜2と、
外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kを塞ぎ、下糸を釜の外部から釜の内部へ導入し、ボビンケース中心軸4aに取り付けられている○型の糸通り針金4fを通り、ボビンケース糸出口4cに引き出す、下糸供給器8と、
中釜側面ガイドレール切欠部3f(1)と3f(2)に下糸供給器8の取付け溝3iを切り、下糸導入管糸出口軸5cの取付け窪み3hを掘り、取付け窪3hの下部に空間3jを開けた、中釜3と、
ボビンケース側面に糸通り孔4bを開け、中心軸4aに○型の糸通り針金4fを取り付けた、ボビンケース4と、
の4部分で構成されている。
1、 中釜3に下糸供給器8を取り付ける。
中釜側面ガイドレール切欠部3f(1)側に切られている溝3iに下糸供給器8の側面上部の角8dを差し込み、窪3hに下糸導入管糸出口軸5cを入れてネジ9で止め固定する。
中釜側面ガイドレール切欠部3f(2)側に切られている溝3iに下糸供給器8の側面上部の角8eを差し込み取り付ける。
2、 外釜側面ガイドレール溝2eに中釜側面ガイドレール3fを差し込み、中釜側面ガイドレール3fを中釜押さえ2bで押さえ、中釜押さえ2bを外釜2にネジ9で取り付け、釜を組み立てる。
3、 釜を組み立てた時、下糸供給器8は、外釜二枚剣先根元部2iの外釜内側面2fと、中釜押さえ根元部2jの外釜内側面2fと接触している。
下糸供給器8は、外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kに壁を造り、対向空間2kを塞ぎ、中釜外側面3gと下糸供給器8の間に隙間11を形成して、上糸12が対向空間2k内に進入するのを防ぐ。
4、 外釜二枚剣先2aが上糸12を捕捉した時、下糸供給器8と外釜内側面2fが接触せず、外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kが開いている場合、上糸は、外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2k内に進入し、下糸供給器8は対向空間2k内に取り付けられている状態になっているため、下糸供給器側面8bの下側に入り、中釜側面ガイドレールに切られている溝3iと窪3hに取り付けられている下糸供給器側面8bと下糸導入管糸出口軸5cを跨ぐことができず(下糸供給器8を上糸のループ部分がくぐることができず)、下糸供給器側面8bと下糸導入管5(2)に絡みついてしまう。
故に、下糸供給器8と外釜内側面2fは接触して、上糸12が対向空間2k内に進入するのを防がなければならない。
5、 下糸導入管5(1)を、ミシン底部に取り付けられている回転軸1の糸通り孔に通し、下糸導入管糸出口5bを、下糸供給器8の底部8aより出ている継手軸糸入り口6cにネジ込み取り付ける。
6、 ミシン底部に取り付けられている回転軸1を、外釜軸2dに差し込み、ネジ9で止め取り付ける。
7、 回転軸1より出ている下糸導入管糸入り口5aをミシン底部に取り付けられている下糸導入管取付け枠7の取付け孔に通し、ネジ9で止め取り付ける。
1、 下糸供給器8は、釜を組み立てた時、外釜二枚剣先根元部2iの外釜内側面2fと中釜押さえ根元部2jの外釜内側面2fと接触し、壁を造り、外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kを塞ぎ、上糸が対向空間2k内に進入するのを防ぎ、中釜外側面3gと下糸供給器8の間の隙間11を形成している。
2、 下糸通しは、下糸13を釜の外部から下糸導入管5(1)に通し、下糸供給器8に取り付けられている継手6を介して、下糸導入管5(2)に通して中釜内部に導入し、ボビンケース中心軸4aに取り付けられている○型の糸通り針金4fに通して、ボビンケース糸出口4cに引出し、針板の針孔に通し止めておく。下糸13は、ボビンケース糸出口4cと針板の針孔の間の空間に張られている。
3、 上糸12を伴った針は布地を貫いて下に動く、針が布地の下に下がっている間に上糸を緩め、上糸をループ状にし、このループ部分に外釜2の回転運動によって外釜二枚剣先2aを挿入して、ループ部分を外釜2の回転に伴って連れて中釜3の周りを回転する。
4、 外釜2を更に回転させ、上糸のループの片方は釜の外部を遷移し、他の片方は外釜2と中釜3の間の隙間10内を遷移している。
5、 釜の外部を遷移している上糸ループの片方は、ボビンケース糸出口4cと針板の針孔の間の空間に張られている下糸13の下部を通過する。
6、 外釜2と中釜3の間の隙間10内を遷移している上糸ループの他の片方は、下糸供給器8と外釜内側面2fが接触しているため、対向空間2k内に入れず、中釜外側面3gと下糸供給器8の間の隙間11内に進入し、下糸導入管5(2)の上部を通過し、外釜2と中釜3の間の隙間10内を遷移する。
7、 外釜2は更に回転し、下降し、釜の外部を遷移している上糸ループの片方は最下点で中釜中心軸3aの頭部を跨ぎ、ボビンケース糸出口4cと針板の針孔の間の空間に張られている下糸13に上糸12が交差し、針は上昇に転じる。
8、 外釜2と中釜3の間の隙間10内を遷移している上糸ループの他の片方は、下糸導入管5(2)に絡まることなく最下点で下糸供給器8に取り付けられている継手6の頭部を跨ぎ(上糸のループ部分が下糸供給器8をくぐる)、針は上昇に転じる。
9、 外釜2は更に回転し、上糸ループを一本化し、針を上昇させ、上糸12を上に強く引っ張って、交差させた下糸13をループ内に抱え込んで針板の針孔に持ち上げて縫い目を形成する。
10、 一個の縫い目が完成し、針が上昇している間に布目を一目ずつ前方に送る。
下糸供給器8に取り付けられている、下糸導入管5(2)の糸出口軸5cを中釜3に掘られている窪3hに、ネジ9でしっかり取り付ける。
下糸導入管5(2)が中釜外側面3gに接触して外釜2の回転を防げぬように、中釜側面ガイドレール切欠部3f(1)より下糸供給器8取付け溝3iを切り、溝3iの先に下糸導入管糸出口軸5cを押し込み取り付ける窪3hを堀り、下部に空間3jを開ける。
中釜側面ガイドレール切欠部3f(2)に、下糸供給器側面8bの上部の角8eを差し込み取り付ける取付け溝3iを切る。釜を組み立てた時、下糸供給器側面8bと外釜内側面2fは接触するように設計し、溝3iは隙間なく接触するように精密加工する。
中釜3に下糸供給器8を取り付けたため、外釜底部2cと中釜底部3dの間の隙間10’は、下糸供給器底部8aにより狭くなっている。隙間10’を広くするために、中釜底部3dの側面を約1センチ切り取り、又中釜中心軸取付け枠3cも約1センチ上にあげ取付け、中釜底部3dと外釜底部2c(下糸供給器底部8a)の間の隙間10’を約1センチ広げる。
中釜中心軸取付枠3cを約1センチ上にあげ取付けたため、中釜中心軸3aを約1センチ短くする。
下糸導入管5(2)差し込み口4bをボビンケース糸出口4cとボビンケース窪み4gの間の側面に開ける。
ボビンケース中心軸4aに○型の糸通り針金4fを溶接にて取り付ける。
中釜中心軸取り付け枠3cを約1センチ上にあげ取り付けたため、ボビンケース中心軸4aを約1センチ短くする。
ボビンケース4の中釜への取り付けは、
ボビンケースに糸通しが終わったら、ツマミ4hを持って中釜中心軸にはめ込み、軽く支えながら指先でしっかり押し込み、固定する。
ボビンケース4の取り外し方は、
針が針板より上にあるのを確認して、テーブルの下に手を入れるか、又はミシン頭部を向こう側に倒し、ボビンケースのツマミ4hを起こして取り外す。
Claims (2)
- 下糸供給器8は、
下糸供給器枠8(1)に、下糸導入管5(2)と継手6を溶接にて取り付けている。 - 下糸連続供給装置の機構は、
回転軸1と下糸導入管取付け枠7に下糸導入管5(1)を取り付けた、外釜2の部分と、
外釜二枚剣先根元部2iと中釜押さえ根元部2jの間の対向空間2kを塞ぎ、下糸を釜の外部から釜の内部へ導入し、ボビンケース中心軸4aに取り付けてある○型の糸通り針金4fを通り、ボビンケース糸出口4cへ引き出す、下糸供給器8の部分と、
下糸供給器8取付け溝3iを切り、下糸導入管5(2)取付け窪3hを掘り、中釜側面ガイドレール下部に空間3jを開けた、中釜3の部分と、
ボビンケース側面に糸通り孔4bを開け、中心軸4aに○型の糸通り針金4fを取り付けた、ボビンケース4の部分と、
を備えた4部分で構成されている。
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JP2017029658A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 新井 武 | ボビンレス下糸連続供給装置 |
JP2020049190A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 新井 武 | ボビンレス下糸連続供給装置 |
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- 2021-01-19 JP JP2021035812A patent/JP2022110999A/ja active Pending
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