JP2022108579A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022108579000001
【課題】カラー印刷とモノクロ印刷とが可能な画像形成装置において、バンディングの発生を抑制することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置1は、カラーの現像剤を担持する第1~第3現像ローラと、ブラックの現像剤を担持する第4現像ローラと、第1~第4現像ローラに対応する第1~第4感光ドラムと、第1~第4現像ローラ及び第1~第4感光ドラムを駆動するプロセスモータと、プロセスモータと同軸上に配置され、プロセスモータからの駆動力を出力する第1出力ギヤ781と、第1ギヤ列791と、第2ギヤ列792とを備える。第1ギヤ列791は、第1出力ギヤ781に噛み合う第1中間ギヤ79Aを備え、プロセスモータの駆動力を第1~第4現像ローラに伝達する。第2ギヤ列792は、第1出力ギヤに噛み合う第2中間ギヤを備え、プロセスモータの駆動力を第1~第4感光ドラムに伝達する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する複数の現像ユニットを備えるタンデム型のプリンタが知られている。このようなタンデム型のプリンタとして、カラー印刷とモノクロ印刷とに対応するために、イエロー、マゼンタ、シアンの各現像ユニットと、ブラックの現像ユニットとを別々のモータで駆動する構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2015-87585号公報
特許文献1の構成では、ブラックの現像ユニットを駆動するモータが、定着部等も駆動している。具体的には、モータから定着部までのギヤ列の途中から分岐してブラックの現像ユニットに駆動力を伝達するギヤ列が設けられている。しかしながら、定着部の駆動には高負荷が掛かるため、定着部で発生する回転ムラがブラックの現像ユニットに伝達され、バンディングが発生する可能性がある。
本発明は、カラー印刷とモノクロ印刷とが可能な画像形成装置において、全ての現像ローラ及び感光ドラムを同一のモータで駆動するとともに、現像ローラを駆動するギヤ列と感光ドラムを駆動するギヤ列とをモータから直接分岐することにより、バンディングの発生を抑制することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、カラーの現像剤を担持する第1現像ローラ、第2現像ローラ及び第3現像ローラと、ブラックの現像剤を担持する第4現像ローラと、前記第1現像ローラに対応する第1感光ドラムと、前記第2現像ローラに対応する第2感光ドラムと、前記第3現像ローラに対応する第3感光ドラムと、前記第4現像ローラに対応する第4感光ドラムと、を備える。また画像形成装置は、前記第1現像ローラから前記第4現像ローラ及び前記第1感光ドラムから前記第4感光ドラムを駆動するモータと、前記モータと同軸上に配置され、前記モータからの駆動力を出力する第1出力ギヤと、を備える。また画像形成装置は、前記第1出力ギヤに噛み合う第1中間ギヤを備え、前記モータの駆動力を前記第1現像ローラから前記第4現像ローラに伝達する第1ギヤ列を備える。また画像形成装置は、前記第1出力ギヤに噛み合う第2中間ギヤを備え、前記モータの駆動力を前記第1感光ドラムから前記第4感光ドラムに伝達する第2ギヤ列を備える。
上記の構成によれば、全ての現像ローラ及び感光ドラムを同一のモータで駆動するとともに、各現像ローラを駆動する第1ギヤ列と各感光ドラムを駆動する第2ギヤ列とがモータの第1出力ギヤから直接分岐していることで、それぞれの回転ムラが他方のギヤ列に伝達しにくく、バンディングの発生を抑制することができる。
上記の画像形成装置において、前記第1ギヤ列は、前記第1現像ローラ、第2現像ローラ及び第3現像ローラに駆動力を伝達する第3ギヤ列と、前記第4現像ローラに駆動力を伝達する第4ギヤ列と、を備えていてもよい。前記第3ギヤ列は、前記第1現像ローラ、第2現像ローラ及び3現像ローラの上流に配置され、駆動力を伝達する第1位置と駆動力を切断する第2位置とに揺動可能な振子ギヤを有する。前記第4ギヤ列は、前記第4現像ローラの上流に配置され、駆動力を伝達する第1状態と駆動力を切断する第2状態とに変位可能な電磁クラッチを有する。
上記の構成によれば、振子ギヤを用いることにより低コスト化でき、電磁クラッチを用いることにより省スペース化できる。
上記の画像形成装置において、前記第3ギヤ列は、前記第1中間ギヤを含み、前記第4ギヤ列は、前記第3ギヤ列の前記振子ギヤよりも上流から分岐していてもよい。
上記の画像形成装置において、前記第3ギヤ列は、前記第1中間ギヤに噛み合う第3中間ギヤを備え、前記第4ギヤ列は、前記第3中間ギヤで前記第3ギヤ列から分岐していてもよい。
上記の構成によれば、モータの第1出力ギヤからなるべく近いギヤで分岐させることで、第3ギヤ列及び第4ギヤ列の一方の回転ムラが他方のギヤ列に伝わりにくく、各ギヤが安定して駆動する。また、第1出力ギヤから直接分岐する構成よりも第4ギヤ列を短くすることができる。
上記の画像形成装置において、前記第3ギヤ列の一部のギヤと、前記第4ギヤ列の一部のギヤとが同軸上に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、第1ギヤ列を小型化できる。
上記の画像形成装置において、前記第3現像ローラは、前記第4現像ローラの隣りに配置されており、前記第3ギヤ列の前記一部のギヤは、前記第3現像ローラと同軸上に配置され、前記第3現像ローラに駆動力を出力する第2出力ギヤであってもよい。
上記の画像形成装置において、前記第4ギヤ列は、前記電磁クラッチに駆動力を入力するクラッチ入力ギヤと、前記クラッチ入力ギヤと歯数が異なり、前記電磁クラッチから駆動力を出力するクラッチ出力ギヤと、を有していてもよい。
上記の構成によれば、電磁クラッチの前後で減速又は増速されるため、クラッチ出力ギヤの回転が安定し、画質が向上する。
上記の画像形成装置において、前記第4ギヤ列は、前記第4現像ローラと同軸上に配置され、前記第4現像ローラに駆動力を出力する第3出力ギヤを有し、前記クラッチ出力ギヤは、前記第3出力ギヤに噛み合うようにしてもよい。
上記の画像形成装置において、位置決め穴を有し、前記第4ギヤ列を支持する板金部材と、第1係合部を有し、前記板金部材の一面側に固定され、前記電磁クラッチを支持する第1カバーと、前記位置決め穴及び前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、前記板金部材の他面側に固定され、前記クラッチ出力ギヤの一端を支持する第2カバーと、を備えていてもよい。
上記の構成によれば、第2カバーが板金部材に位置決めされ、第1カバーが第2カバーに位置決めされることにより、電磁クラッチ及びクラッチ出力ギヤを精度よく位置決めすることができる。
上記の画像形成装置において、前記第1感光ドラムから前記第4感光ドラムに対向してシートを搬送するベルト搬送部と、前記第2中間ギヤで前記第2ギヤ列から分岐し、前記ベルト搬送部に駆動力を伝達する第5ギヤ列と、を備えていてもよい。
上記の構成によれば、第5ギヤ列を第2ギヤ列の最上流の第2中間ギヤから分岐させることにより、第5ギヤ列と第2ギヤ列との間で回転ムラが伝達されることを抑制できる。
上記の画像形成装置において、前記第2ギヤ列及び前記第5ギヤ列は、前記モータの逆回転時にギヤが逆回転することを防止する逆回転防止機構を有していてもよい。前記逆回転防止機構は、同軸上に配置される2つのギヤのうち、一方のギヤが有する突出部と、他方のギヤが有する、前記突出部が当接可能な第1当接部及び第2当接部と、を有する。そして、前記モータが正回転するとき、前記突出部が前記第1当接部に当接して前記2つのギヤが回転し、前記モータが正回転から逆回転に切り替わったとき、前記突出部が前記第1当接部から離間して前記第2当接部に当接するまでの間、前記2つのギヤ間で空転する。
上記の構成によれば、振子ギヤを離間させるときに振子ギヤから生じる異音を抑制するため、一時モータを逆回転させた場合に、感光ドラム及びベルト搬送部が逆回転することを防止できる。
本発明によれば、カラー印刷とモノクロ印刷とが可能な画像形成装置において、全ての現像ローラ及び感光ドラムを同一のモータで駆動するとともに、現像ローラを駆動する第1ギヤ列と感光ドラムを駆動する第2ギヤ列とをモータから直接分岐することにより、バンディングの発生を抑制することができる。
一実施形態の画像形成装置の中央断面図である。 駆動部の左側面図である。 駆動部の右側面図である。 図3においてメインモータ及びカバー類を外した状態の図である。 図4において板金部材及び各感光ドラムを外した状態の図である。 第2中間ギヤの正面図である。 図6のB-B断面図である。 図2のA-A断面図である。
以下の説明では、図1における左側及び右側を、それぞれ画像形成装置1の前側及び後側と規定し、図1における紙面手前側及び紙面奥側を、それぞれ画像形成装置1の右側及び左側と規定する。また、図1における上側及び下側を、それぞれ画像形成装置1の上側及び下側と規定する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は一実施形態の画像形成装置1の中央断面図である。画像形成装置1の外観は略直方体の筐体である装置本体2で形成されている。装置本体2は、各部材を支持する本体フレーム(不図示)と、本体フレームを覆い外観を構成する本体カバー21とを有している。本体フレームは、左側に配置される左フレーム20(図2参照)と、右側に配置される右フレーム(不図示)とを有している。本体カバー21は、上面に排出トレイ211を有している。
画像形成装置1は、電子写真方式により、用紙やOHPシート等のシートSに複数色の画像を形成するカラーレーザプリンタである。装置本体2には、シートトレイ3と、搬送部4と、画像形成部5と、再搬送部6と、駆動部7と、MPトレイ8とが収容される。装置本体2内において、大まかには上部及び中央部に画像形成部5、画像形成部5の下方及び後方に搬送部4、装置本体2の前部及び後部と搬送部4の下方とに亘って再搬送部6、再搬送部6の下方にシートトレイ3、シートトレイ3及び再搬送部6の左方に駆動部7、画像形成部5の前方にMPトレイ8がそれぞれ配置される。
装置本体2の前面下部にはシートトレイ3の挿入口となる開口部22が形成されている。シートトレイ3は、上方が開放された箱状のシート収納部31とシートSを昇降可能に支持する圧板32とを備える。シートトレイ3は開口部22を通じて前後方向に移動させることで、装置本体2に対して挿抜可能となっている。
装置本体2の前面における開口部22の上方にはMPトレイ8の収容口となる開口部23が形成されている。MPトレイ8は、開口部23の下端部を支点として開閉可能なトレイ81とシートSを昇降可能に支持する圧板82とを備える。MPトレイ8は、開口部23を覆う閉位置(図1に二点鎖線で示す位置)と、開口部23を開放する開位置(図1に実線で示す位置)との間で揺動可能である。MPトレイ8は、開位置にあるとき、複数枚重ねられたシートSを支持可能である。
搬送部4は、搬送経路P1に沿って配置される各部材によって構成され、搬送経路P1に沿ってシートSを搬送する。搬送経路P1はシートトレイ3又はMPトレイ8から画像形成部5を経由して排出トレイ211へ繋がる経路である。搬送部4は搬送経路P1の搬送方向上流側から順に、供給部41と、ベルト搬送部42と、排出部43とで構成される。
供給部41は、シートトレイ3に収容されるシートSを一枚ずつ分離して取り出して搬送する供給機構41Aと、MPトレイ8に積載されるシートSを一枚ずつ分離して取り出して搬送する供給機構41Bと、レジストローラ対415とを備える。供給機構41Aは、供給ローラ411と、分離ローラ412と、分離パッド413と、搬送ローラ対414とを備える。
シートトレイ3に収容されるシートSは、供給ローラ411、分離ローラ412及び分離パッド413により1枚ずつ搬送経路P1に送り出される。搬送経路P1に送り出されたシートSは、搬送ローラ対414及びレジストローラ対415により画像形成部5に向けて搬送される。
供給機構41Bは、供給ローラ416と、分離ローラ417と、分離パッド418とを備える。シートトレイ3に収容されるシートSは、供給ローラ416、分離ローラ417及び分離パッド418により1枚ずつ搬送経路P1に送り出される。搬送経路P1に送り出されたシートSは、レジストローラ対415により画像形成部5に向けて搬送される。
ベルト搬送部42は、画像形成部5と連動して回転する駆動ローラ421と、駆動ローラ421と離間した位置に回転可能に配設された従動ローラ422と、駆動ローラ421及び従動ローラ422間に巻き付けられた搬送ベルト423とを備える。そして、搬送ベルト423がシートSを載せた状態で回転することにより、シートSを搬送経路P1に沿って、画像形成部5の各感光ドラム55A~55Dの下方に対向して搬送し、続いて定着部53へ送る。
排出部43は、搬送経路P1の分岐部P11と排出トレイ211との間に配置される中間排出ローラ対431と、排出ローラ対432とを備える。中間排出ローラ対431及び排出ローラ対432は、正方向及び逆方向に回転の切り替えができるように構成されるスイッチバックローラである。中間排出ローラ対431及び排出ローラ対432は、定着部53から搬送されたシートSを排出トレイ211上に排出する場合には正回転し、シートSを反転させて再搬送経路P2に搬送する場合には逆回転する。
画像形成部5は、カラー印刷及びモノクロ印刷が可能な、いわゆるダイレクトタンデム方式のものであり、前後方向に並設される第1ドラムユニット51A、第2ドラムユニット51B、第3ドラムユニット51C、第4ドラムユニット51Dと、第1露光用LEDヘッド52Aと、第2露光用LEDヘッド52Bと、第3露光用LEDヘッド52Cと、第4露光用LEDヘッド52Dと、定着部53と、ベルトクリーナ54とを備える。
第1ドラムユニット51Aはイエロー、第2ドラムユニット51Bはマゼンタ、第3ドラムユニット51Cはシアン、第4ドラムユニット51Dはブラックのトナー(現像剤)にそれぞれ対応している。第1ドラムユニット51Aは、第1感光ドラム55Aと、第1現像ローラ56Aと、搬送ベルト423を挟んで第1感光ドラム55Aに対向する第1転写ローラ57Aとを備える。
同様に、第2ドラムユニット51Bは、第2感光ドラム55Bと、第2現像ローラ56Bと、搬送ベルト423を挟んで第2感光ドラム55Bに対向する第2転写ローラ57Bとを備える。第3ドラムユニット51Cは、第3感光ドラム55Cと、第3現像ローラ56Cと、搬送ベルト423を挟んで第3感光ドラム55Cに対向する第3転写ローラ57Cとを備える。第4ドラムユニット51Dは、第4感光ドラム55Dと、第4現像ローラ56Dと、搬送ベルト423を挟んで第4感光ドラム55Dに対向する第4転写ローラ57Dとを備える。
このような画像形成部5においては、帯電器によって一様に帯電された各感光ドラム55A~55Dが、各露光用LEDヘッド52A~52Dによって選択的に露光される。この露光により、各感光ドラム55A~55Dの表面から電荷が選択的に除去され、各感光ドラム55A~55Dの表面に静電潜像が形成される。
各現像ローラ56A~56Dには現像バイアスが印加されており、各感光ドラム55A~55Dに形成された静電潜像が各現像ローラ56A~56Dに対向すると、静電潜像と各現像ローラ56A~56Dとの間の電位差により、各現像ローラ56A~56Dから静電潜像にトナーが供給される。これによって、各感光ドラム55A~55Dの表面にトナー像が形成される。
画像形成部5へ向けて搬送されたシートSは搬送ベルト423により搬送されて、搬送ベルト423と各感光ドラム55A~55Dとの間を順次通過する。そして、各感光ドラム55A~55Dの表面上のトナー像は、シートSと対向したときに、各転写ローラ57A~57Dに印加された転写バイアスによってシートSに転写される。
定着部53は、搬送経路P1において第4感光ドラム55Dの搬送方向下流に配設される。定着部53は、加熱ローラ531と、加熱ローラ531に圧接する加圧ローラ532とを備える。加熱ローラ531はシートSの画像形成面側に配設されており、搬送ベルト423と同期して回転駆動され、トナーを加熱しながらシートSに搬送力を付与する。
一方、加圧ローラ532はシートSを挟んで加熱ローラ531と反対側に配設され、シートSを加熱ローラ531側に押圧する。これにより、加圧ローラ532は加熱ローラ531と接触するシートSを介して加熱ローラ531から回転力を受けて従動回転する。
また、定着部53は、加熱ローラ531及び加圧ローラ532よりもシートSの搬送方向下流に配置される定着排出ローラ対533を備える。
画像形成部5において、トナー像が転写されたシートSは、加熱ローラ531と加圧ローラ532との間を通過する間にシートSにトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着されたシートSは、定着排出ローラ対533により挟持されながら中間排出ローラ対431へ搬送される。
ベルトクリーナ54は、ベルト搬送部42と再搬送部6との間に配置され、搬送ベルト423から廃トナーを回収するための部材である。
ベルトクリーナ54は、バックアップローラ541と、クリーニングローラ542と、回収ローラ543と、掻き取りブレード544と、回収室545と、廃トナーボックス546とを有している。
バックアップローラ541は、搬送ベルト423の内側に配置され、搬送ベルト423に上方から接触している。クリーニングローラ542は、搬送ベルト423を挟んでバックアップローラ541と対向する位置に配置されており、搬送ベルト423に下方から接触している。
ベルトクリーナ54においては、搬送ベルト423に付着する廃トナーを、クリーニングローラ542、回収ローラ543、掻き取りブレード544及び回収室545によって回収し、回収した廃トナーを廃トナーボックス546に収容するように構成されている。
クリーニング動作は、画像形成部5による画像形成の終了後に開始される。クリーニング動作においては、搬送ベルト423の表面に付着する廃トナーが、クリーニングローラ542に印加されたバイアスによって、クリーニングローラ542の表面に静電気的に保持され、続いて回収ローラ543に静電気的に転移される。回収ローラ543に転移された廃トナーは、掻き取りブレード544により掻き取られて、回収室545内に落下する。回収室545内に落下した廃トナーは、図示しない搬送手段によって後方へ搬送されて、廃トナーボックス546に収容される。
再搬送部6は、再搬送経路P2に沿って配置される各部材によって構成され、再搬送経路P2に沿ってシートSを搬送する。再搬送経路P2は搬送経路P1における定着部53と中間排出ローラ対431との間の分岐部P11から分岐してシートトレイ3の上方を通り、シートトレイ3と画像形成部5との間の合流部P12に合流する経路である。この構成により、再搬送経路P2がシートトレイ3の下方に配置される構成よりも再搬送経路P2を短くすることができる。
再搬送部6は、シートトレイ3の上方であって画像形成部5の下方に、着脱可能な再搬送ユニット61を備える。再搬送ユニット61は、再搬送経路P2に沿ってシートSを案内するための斜送ローラ対611と再搬送ローラ612とを備える。再搬送ローラ612の上方の装置本体2には、再搬送ローラ612とニップを形成する従動ローラ613が配置されている。
装置本体2の後面には再搬送ユニット61の挿入口となる開口部24が形成されている。再搬送ユニット61は開口部24を通じて前後方向に移動させることで、装置本体2に対して挿抜可能となっている。なお、再搬送ユニット61の配置には特に限定はなく、例えば、シートトレイ3の下方に配置してもよい。
再搬送部6は、中間排出ローラ対431から搬送されてくる一面に画像が形成されたシートSを合流部P12へ搬送する。合流部P12から画像形成部5へ再搬送されたシートSは、画像形成部5により他面に画像が形成された後、排出部43により排出トレイ211に排出される。再搬送部6においてジャムが生じた場合、再搬送ユニット61を引き出すことにより、ジャム処理することができる。
このように、画像形成装置1においては、画像形成部5にて一面に画像が形成されたシートSを、再搬送経路P2を通じて画像形成部5へ再搬送して、当該シートSの他面に画像を形成する、いわゆる両面印刷を行うことが可能となっている。
駆動部7は、左フレーム20の左面に配置される電動モータやギヤ列で構成され、シートトレイ3と、搬送部4と、画像形成部5と、再搬送部6と、MPトレイ8とを駆動する。以下に、駆動部7について詳しく説明するとともに、バンディングの発生を抑制する構成について説明する。
[駆動部]
図2は駆動部7の左側面図、図3は駆動部7の右側面図、図4は図3においてメインモータ76及びカバー類を外した状態の図、図5は図4において板金部材75及び各感光ドラム55A~55Dを外した状態の図である。図2から図5に示すように、駆動部7は、第1駆動ユニット71と、第2駆動ユニット72と、第1カバー73と、第2カバー74と、板金部材75とを備える。
〈第1駆動ユニット〉
第1駆動ユニット71は、シートトレイ3の圧板32と、MPトレイ8の圧板82と、供給部41と、定着部53と、排出部43と、再搬送部6とを駆動するユニットである。第1駆動ユニット71は、メインモータ76(図3参照)と、メインモータ76に繋がる第1駆動伝達機構77(図4及び図5参照)とを備える。第1駆動伝達機構77は、上記の各部に駆動力を伝達する複数のギヤ列771~773を有している。
〈第2駆動ユニット〉
第2駆動ユニット72は、ベルト搬送部42と、各ドラムユニット51A~51Dと、ベルトクリーナ54とを駆動するユニットである。第2駆動ユニット72は、定着部53等の高負荷が掛かる部材を駆動する第1駆動ユニット71と分離されており、各ドラムユニット51A~51D等の画質に直接影響する部材を駆動する。よって、第1駆動ユニット71の回転ムラが第2駆動ユニット72に伝達されず、バンディングの発生を抑制することができる。
図4及び図5に示すように、第2駆動ユニット72は、モータの一例としてのプロセスモータ78と、第1出力ギヤ781と、第2駆動伝達機構79とを備える。第1出力ギヤ781は、プロセスモータ78と同軸上に配置され、プロセスモータ78からの駆動力を出力するギヤである。本実施形態において第1出力ギヤ781は、プロセスモータ78の回転軸部に固定されたギヤである。第2駆動伝達機構79は、上記の各部に駆動力を伝達する第1ギヤ列791と、第2ギヤ列792と、第5ギヤ列795とを有している。
(第1ギヤ列)
第1ギヤ列791は、プロセスモータ78の駆動力を第1現像ローラ56A、第2現像ローラ56B、第3現像ローラ56C及び第4現像ローラ56Dに伝達するギヤ列である。第1ギヤ列791は、第1現像ローラ56A、第2現像ローラ56B及び第3現像ローラ56Cに駆動力を伝達する第3ギヤ列793と、第4現像ローラ56Dに駆動力を伝達する第4ギヤ列794とで構成される。
(第3ギヤ列)
第3ギヤ列793は、第1出力ギヤ781に噛み合う第1中間ギヤ79Aと、第1中間ギヤ79Aに噛み合う第3中間ギヤ79Bと、第3中間ギヤ79Bに噛み合うギヤ79Cと、ギヤ79Cに噛み合う振子ギヤ79Dとを有している。また第3ギヤ列793は、振子ギヤ79Dに噛み合うギヤ79Eと、ギヤ79Eに噛み合うギヤ79Fと、ギヤ79Eに噛み合うギヤ79Gと、ギヤ79Gに噛み合うギヤ79Hと、ギヤ79Hに噛み合う第2出力ギヤ79Jとを有している。
第1中間ギヤ79Aは、第1出力ギヤ781に噛み合う右側の入力ギヤ79Kと、第3中間ギヤ79Bに噛み合う左側の出力ギヤ79Lとが一体成形された2段ギヤである。なお、第1中間ギヤ79Aは、第1出力ギヤ781及び第3中間ギヤ79Bに噛み合う1段ギヤであってもよい。また、第1中間ギヤ79Aはベルトクリーナ54へも駆動力を出力する。
ギヤ79Fは、第1現像ローラ56Aと同軸上に配置され、第1現像ローラ56Aに駆動力を出力するギヤである。ギヤ79Gは、第2現像ローラ56Bと同軸上に配置され、第2現像ローラ56Bに駆動力を出力するギヤである。第2出力ギヤ79Jは、第3現像ローラ56Cと同軸上に配置され、第3現像ローラ56Cに駆動力を出力するギヤである。
ギヤ79Eは、振子ギヤ79Dに噛み合う左側の入力ギヤ79Mと、ギヤ79F及びギヤ79Gに噛み合う右側の出力ギヤ79Nとが一体成形された2段ギヤである。なお、ギヤ79Eは、振子ギヤ79Dとギヤ79Fとギヤ79Gとに噛み合う1段ギヤであってもよい。
振子ギヤ79Dは、第1現像ローラ56A、第2現像ローラ56B及び第3現像ローラ56Cの上流に配置され、第1現像ローラ56A、第2現像ローラ56B及び第3現像ローラ56Cに駆動力を出力するギヤである。振子ギヤ79Dは、入力ギヤ79Mに噛み合い駆動力を伝達する第1位置(図4及び図5に実線で示す位置)と、入力ギヤ79Mから離間して駆動力を切断する第2位置(図4及び図5に二点鎖線で示す位置)とに揺動可能である。
これにより、振子ギヤ79Dが第1位置にあるときカラー印刷が可能であり、振子ギヤ79Dが第2位置にあるときモノクロ印刷が可能である。駆動力の伝達及び切断を行う手段として振子ギヤ79Dを用いることにより低コスト化することができる。
(第4ギヤ列)
第4ギヤ列794は、第3中間ギヤ79Bに噛み合うギヤ79Pと、ギヤ79Pに噛み合うギヤ79Qと、ギヤ79Qに噛み合うギヤ79Rと、ギヤ79Rに噛み合うギヤ79Sと、電磁クラッチ79Uとを有している。また第4ギヤ列794は、ギヤ79Sに噛み合い電磁クラッチ79Uに駆動力を入力するクラッチ入力ギヤ79Tと、電磁クラッチ79Uから駆動力を出力するクラッチ出力ギヤ79Vと、クラッチ出力ギヤ79Vに噛み合う第3出力ギヤ79Wとを有している。
ギヤ79Sは、第2出力ギヤ79Jの左側に第2出力ギヤ79Jと同軸上に配置されている。ギヤ79Sと第2出力ギヤ79Jとは別体であり、個別に回転する。なお、同軸上に配置されるギヤはこれら2つのギヤに限らず、第3ギヤ列793の一部のギヤと、第4ギヤ列794の一部のギヤであればよい。このように、第3ギヤ列793の一部のギヤと、第4ギヤ列794の一部のギヤとを同軸上に配置することにより、第1ギヤ列791を小型化することができる。
第3出力ギヤ79Wは、第4現像ローラ56Dと同軸上に配置され、第4現像ローラ56Dに駆動力を出力するギヤである。
電磁クラッチ79Uは、第4現像ローラ56Dの上流に配置され、第4現像ローラ56Dに駆動力を出力する部材である。電磁クラッチ79Uは、駆動力を伝達する第1状態と、駆動力を切断する第2状態とに変位可能である。これにより、電磁クラッチ79Uが第1位置にあるとき、モノクロ印刷又はカラー印刷が可能である。駆動力の伝達及び切断を行う手段として電磁クラッチ79Uを用いることにより省スペース化することができる。
クラッチ入力ギヤ79Tは電磁クラッチ79Uの左側に配置され、クラッチ出力ギヤ79Vはクラッチ入力ギヤ79Tの左側にクラッチ入力ギヤ79Tと同軸上に配置されている。クラッチ出力ギヤ79Vは、クラッチ入力ギヤ79Tと歯数が異なることが好ましい。本実施形態において、クラッチ出力ギヤ79Vはクラッチ入力ギヤ79Tよりも歯数の少ないギヤである。
なお、クラッチ出力ギヤ79Vはクラッチ入力ギヤ79Tよりも歯数の多いギヤであってもよい。このように、クラッチ入力ギヤ79Tとクラッチ出力ギヤ79Vの歯数が異なることにより、電磁クラッチ79Uの前後で減速又は増速されるため、クラッチ出力ギヤ79Vの回転が安定し、第4ドラムユニット51Dにおける画質が向上する。
第4ギヤ列794は、ギヤ79Pが第3中間ギヤ79Bに噛み合っていることにより、第3中間ギヤ79Bで第3ギヤ列793から分岐している。このように、第4ギヤ列794をプロセスモータ78の回転軸部に固定された第1出力ギヤ781からなるべく近い第3中間ギヤ79Bで分岐させることで、第3ギヤ列793及び第4ギヤ列794の一方の回転ムラが他方のギヤ列に伝わりにくく、各ギヤが安定して駆動する。また、第1出力ギヤ781から直接分岐する構成よりも第4ギヤ列794を短くすることができる。
なお、第4ギヤ列794は、第3ギヤ列の振子ギヤよりも上流から分岐していればよく、例えば、第1出力ギヤ781又はギヤ79Cで分岐していてもよい。
(第2ギヤ列)
第2ギヤ列792は、プロセスモータ78の駆動力を第1感光ドラム55A、第2感光ドラム55B、第3感光ドラム55C及び第4感光ドラム55Dに伝達するギヤ列である。第2ギヤ列792は、第1出力ギヤ781に噛み合う第2中間ギヤ70Aと、第2中間ギヤ70Aに噛み合うギヤ70Bと、ギヤ70Bに噛み合うギヤ70Cと、ギヤ70Cに噛み合うギヤ70Dとを有している。また第2ギヤ列792は、第2中間ギヤ70Aに噛み合うギヤ70Eと、ギヤ70Eに噛み合うギヤ70Fと、ギヤ70Fに噛み合うギヤ70Gとを有している。
第2中間ギヤ70Aは、第1出力ギヤ781に噛み合う左側の入力ギヤ70Hと、ギヤ70B及びギヤ70Eに噛み合う右側の出力ギヤ70Jとが組み付けられて一体的に回転する2段ギヤである。
ギヤ70Dは、第1感光ドラム55Aと同軸上に配置され、第1感光ドラム55Aに駆動力を出力するギヤである。ギヤ70Bは、第2感光ドラム55Bと同軸上に配置され、第2感光ドラム55Bに駆動力を出力するギヤである。ギヤ70Eは、第3感光ドラム55Cと同軸上に配置され、第3感光ドラム55Cに駆動力を出力するギヤである。ギヤ70Gは、第4感光ドラム55Dと同軸上に配置され、第4感光ドラム55Dに駆動力を出力するギヤである。
上記の第1ギヤ列791及び第2ギヤ列792によれば、第1ギヤ列791の第1中間ギヤ79Aと第2ギヤ列792の第2中間ギヤ70Aとが、プロセスモータ78の回転軸部に固定された第1出力ギヤ781と直接噛み合っている。このように、各現像ローラ56A~56Dを駆動する第1ギヤ列791と、各感光ドラム55A~55Dを駆動する第2ギヤ列792とがプロセスモータ78から直接分岐していることで、それぞれの回転ムラが他方のギヤ列に伝達しにくく、バンディングの発生を抑制することができる。
(第5ギヤ列)
第5ギヤ列795は、プロセスモータ78の駆動力をベルト搬送部42に伝達するギヤ列である。第5ギヤ列795は、第2中間ギヤ70Aの入力ギヤ70Hに噛み合うギヤ70Kと、ギヤ70Kに噛み合うギヤ70Lと、ギヤ70Lに噛み合うギヤ70Mとを有している。
ギヤ70Lは、ギヤ70Kに噛み合う左側の入力ギヤ70Nと、ギヤ70Mに噛み合う右側の出力ギヤ70Pとが組み付けられて一体的に回転する2段ギヤである。
ギヤ70Mは、ベルト搬送部42の駆動ローラ421に駆動力を出力するギヤである。ギヤ70Mは、ギヤ70Lの出力ギヤ70Pに噛み合う左側の入力ギヤ70Qと、駆動ローラ421のギヤ(不図示)に噛み合う右側の出力ギヤ70Rとが一体成形された2段ギヤである。なお、ギヤ70Mは、出力ギヤ70P及び駆動ローラ421のギヤに噛み合う1段ギヤであってもよい。
第5ギヤ列795は、ギヤ70Kが第2中間ギヤ70Aに噛み合っていることにより、第2中間ギヤ70Aで第2ギヤ列792から分岐している。このように、第5ギヤ列795を第2ギヤ列792の最上流の第2中間ギヤ70Aから分岐させることにより、第5ギヤ列795と第2ギヤ列792との間で回転ムラが伝達されることを抑制できる。
(逆回転防止機構)
第2中間ギヤ70A及びギヤ70Lは逆回転防止機構9を有している。逆回転防止機構9は、プロセスモータ78の逆回転時に第2中間ギヤ70Aの出力ギヤ70J及びギヤ70Lの出力ギヤ70Pが逆回転することを防止する機構である。
図6は第2中間ギヤ70Aの正面図、図7は図6のB-B断面図である。入力ギヤ70Hは、回転軸を中心として右方へ突出する円筒部701を有している。円筒部701は回転軸方向に延びる切り欠きを有し、切り欠きの一方の端面が第1当接部91、他方の端面が第2当接部92を構成している。
出力ギヤ70Jは、歯の内側の空間部分に、円筒部701に挿入されて回転可能に支持される回転軸部702と、回転軸部702から径方向に突出する突出部93とを有している。突出部93は、第1当接部91に当接可能な第3当接部931と、第2当接部92に当接可能な第4当接部932とを有している。
逆回転防止機構9は、上記の第1当接部91と、第2当接部92と、突出部93とで構成される。プロセスモータ78が正回転するとき、突出部93の第3当接部931が第1当接部91に当接し(図7において実線で示す状態)、入力ギヤ70H及び出力ギヤ70Jが一体的に回転する。
そして、プロセスモータ78が正回転から逆回転に切り替わったとき、突出部93の第3当接部931が第1当接部91から離間し、第4当接部932が第2当接部92に当接する(図7において二点鎖線で示す状態)。このとき、突出部93が第1当接部91から離間して第2当接部92に当接するまでの間、入力ギヤ70Hは空転し、出力ギヤ70Jは回転しない。したがって、入力ギヤ70Hが空転する間だけ、出力ギヤ70Jの逆回転が防止される。
ギヤ70Lの逆回転防止機構は上記の構成と同構成であるため、その詳細な説明を省略する。
このような逆回転防止機構9により、振子ギヤ79Dを離間させるときに振子ギヤ79Dから生じる異音を抑制するため、一時プロセスモータ78を逆回転させた場合に、各感光ドラム55A~55D及びベルト搬送部42が逆回転することを防止できる。なお、プロセスモータ78を逆回転させるのはギヤの1、2歯分である。
なお、上記の構成とは逆に、第1当接部91及び第2当接部92を出力ギヤ70Jに設け、突出部93を入力ギヤ70Hに設けてもよい。つまり、逆回転防止機構9は、同軸上に配置される2つのギヤのうち、一方のギヤが有する突出部93と、他方のギヤが有する第1当接部91及び第2当接部92とで構成されていればよい。
また、逆回転防止機構9は、第2ギヤ列792及び第5ギヤ列795であれば、第2中間ギヤ70A及びギヤ70L以外のギヤに設けてもよい。
〈第1カバー〉
図2に示すように、第1カバー73は、板金部材75の一面側に固定され、電磁クラッチ79Uを支持する樹脂製のカバーである。本実施形態において第1カバー73は、板金部材75の左面にネジ止めされている。図8は、図2のA-A断面図である。図8に示すように、第1カバー73は、第2カバー74の第2係合部741に係合する第1係合部731と、板金部材75の長穴752に係合する第3係合部732とを有している。第1係合部731及び第3係合部732は、板金部材75側に突出した円筒状のボスである。
〈第2カバー〉
図3に示すように、第2カバー74は、板金部材75の他面側に固定され、クラッチ出力ギヤ79Vの一端を支持する樹脂製のカバーである。本実施形態において第2カバー74は、板金部材75の右面にネジ止めされている。図8に示すように、第2カバー74は、第1カバー73の第1係合部731及び板金部材75の位置決め穴751に係合する第2係合部741を有している。第2係合部741は、板金部材75側に突出した円筒状のボスである。
〈板金部材〉
板金部材75は、各ギヤ列791~795、第1カバー73及び第2カバー74を支持する金属製の板材である。図8に示すように、板金部材75は、第1カバー73の第2係合部741と係合する円形の位置決め穴751を有している。
このような第1カバー73、第2カバー74及び板金部材75によれば、第2係合部741の外周面と板金部材75の位置決め穴751とが嵌合し、第2係合部741の内周面と第1係合部731の外周面とが嵌合している。これにより、第2カバー74が板金部材75に位置決めされ、第1カバー73が第2カバー74に位置決めされる。よって、第1カバー73に支持される電磁クラッチ79U及び第2カバー74に支持されるクラッチ出力ギヤ79Vを精度よく位置決めすることができる。
図2及び図4に示すように、板金部材75は、第1カバー73の第3係合部732と係合する長穴752を有している。長穴752に第3係合部732が係合することにより、組み立て作業において、第2カバー74が組み付けられた板金部材75に第1カバー73を組み付ける際に、第1カバー73が第1係合部731を支点として回転することを防止することができる。よって、作業性が向上する。
1 画像形成装置
42 ベルト搬送部
56A 第1現像ローラ
56B 第2現像ローラ
56C 第3現像ローラ
56D 第4現像ローラ
55A 第1感光ドラム
55B 第2感光ドラム
55C 第3感光ドラム
55D 第4感光ドラム
70A 第2中間ギヤ
73 第1カバー
74 第2カバー
75 板金部材と、
78 プロセスモータ(モータ)
79A 第1中間ギヤ
79B 第3中間ギヤ
79D 振子ギヤ
79J 第2出力ギヤ
79T クラッチ入力ギヤ
79U 電磁クラッチ
79V クラッチ出力ギヤ
79W 第3出力ギヤ
91 第1当接部
92 第2当接部
93 突出部
731 第1係合部
741 第2係合部
781 第1出力ギヤ
791 第1ギヤ列
792 第2ギヤ列
793 第3ギヤ列
794 第4ギヤ列
795 第5ギヤ列
S シート

Claims (11)

  1. カラーの現像剤を担持する第1現像ローラ、第2現像ローラ及び第3現像ローラと、
    ブラックの現像剤を担持する第4現像ローラと、
    前記第1現像ローラに対応する第1感光ドラムと、
    前記第2現像ローラに対応する第2感光ドラムと、
    前記第3現像ローラに対応する第3感光ドラムと、
    前記第4現像ローラに対応する第4感光ドラムと、
    前記第1現像ローラから前記第4現像ローラ及び前記第1感光ドラムから前記第4感光ドラムを駆動するモータと、
    前記モータと同軸上に配置され、前記モータからの駆動力を出力する第1出力ギヤと、
    前記第1出力ギヤに噛み合う第1中間ギヤを備え、前記モータの駆動力を前記第1現像ローラから前記第4現像ローラに伝達する第1ギヤ列と、
    前記第1出力ギヤに噛み合う第2中間ギヤを備え、前記モータの駆動力を前記第1感光ドラムから前記第4感光ドラムに伝達する第2ギヤ列と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1ギヤ列は、
    前記第1現像ローラ、第2現像ローラ及び第3現像ローラに駆動力を伝達する第3ギヤ列と、
    前記第4現像ローラに駆動力を伝達する第4ギヤ列と、を備え、
    前記第3ギヤ列は、前記第1現像ローラ、第2現像ローラ及び3現像ローラの上流に配置され、駆動力を伝達する第1位置と駆動力を切断する第2位置とに揺動可能な振子ギヤを有し、
    前記第4ギヤ列は、前記第4現像ローラの上流に配置され、駆動力を伝達する第1状態と駆動力を切断する第2状態とに変位可能な電磁クラッチを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第3ギヤ列は、前記第1中間ギヤを含み、
    前記第4ギヤ列は、前記第3ギヤ列の前記振子ギヤよりも上流から分岐していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第3ギヤ列は、前記第1中間ギヤに噛み合う第3中間ギヤを備え、
    前記第4ギヤ列は、前記第3中間ギヤで前記第3ギヤ列から分岐していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3ギヤ列の一部のギヤと、前記第4ギヤ列の一部のギヤとが同軸上に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3現像ローラは、前記第4現像ローラの隣りに配置されており、
    前記第3ギヤ列の前記一部のギヤは、前記第3現像ローラと同軸上に配置され、前記第3現像ローラに駆動力を出力する第2出力ギヤであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第4ギヤ列は、
    前記電磁クラッチに駆動力を入力するクラッチ入力ギヤと、
    前記クラッチ入力ギヤと歯数が異なり、前記電磁クラッチから駆動力を出力するクラッチ出力ギヤと、を有することを特徴とする請求項2から請求項6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第4ギヤ列は、前記第4現像ローラと同軸上に配置され、前記第4現像ローラに駆動力を出力する第3出力ギヤを有し、
    前記クラッチ出力ギヤは、前記第3出力ギヤに噛み合うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 位置決め穴を有し、前記第4ギヤ列を支持する板金部材と、
    第1係合部を有し、前記板金部材の一面側に固定され、前記電磁クラッチを支持する第1カバーと、
    前記位置決め穴及び前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、前記板金部材の他面側に固定され、前記クラッチ出力ギヤの一端を支持する第2カバーと、を備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1感光ドラムから前記第4感光ドラムに対向してシートを搬送するベルト搬送部と、
    前記第2中間ギヤで前記第2ギヤ列から分岐し、前記ベルト搬送部に駆動力を伝達する第5ギヤ列と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2ギヤ列及び前記第5ギヤ列は、前記モータの逆回転時にギヤが逆回転することを防止する逆回転防止機構を有し、
    前記逆回転防止機構は、
    同軸上に配置される2つのギヤのうち、一方のギヤが有する突出部と、
    他方のギヤが有する、前記突出部が当接可能な第1当接部及び第2当接部と、を有し、
    前記モータが正回転するとき、前記突出部が前記第1当接部に当接して前記2つのギヤが回転し、
    前記モータが正回転から逆回転に切り替わったとき、前記突出部が前記第1当接部から離間して前記第2当接部に当接するまでの間、前記2つのギヤ間で空転することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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