JP2022086471A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022086471A
JP2022086471A JP2020198496A JP2020198496A JP2022086471A JP 2022086471 A JP2022086471 A JP 2022086471A JP 2020198496 A JP2020198496 A JP 2020198496A JP 2020198496 A JP2020198496 A JP 2020198496A JP 2022086471 A JP2022086471 A JP 2022086471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
image forming
unit
cover
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020198496A
Other languages
English (en)
Inventor
哲玄 宇部
Tetsuhiro Ube
貴史 荒川
Takashi Arakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2020198496A priority Critical patent/JP2022086471A/ja
Publication of JP2022086471A publication Critical patent/JP2022086471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】ユニット間を跨ぐギヤ機構においてギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、シートに画像を形成する画像形成部と、モータと、モータからの駆動力により回転する第1ギヤと、第1ギヤを支持し、第1規制部731を備える第1カバー73と、第1ギヤに噛合する第2ギヤと、第2ギヤを支持し、第1規制部731に当接することにより第1ギヤと第2ギヤとが近づくことを規制する第2規制部741を備える第2カバー74と、を備える。第1規制部731と第2規制部741とは、第1ギヤの回転軸部761と第2ギヤの回転軸部771とが対向する位置に、互いに当接した場合に第1ギヤと第2ギヤとが底付きしない間隔Dを有して配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、本体ユニットを増設ユニットに積み重ねて装着する画像形成装置が開示されている。増設ユニットには画像形成用のシートが収容されている。増設ユニットにおけるシートを供給するための動力は、本体ユニットの動力源からギヤ機構により伝達される。ギヤ機構は、本体ユニットのギヤと増設ユニットのギヤとが本体ユニットに増設ユニットを装着した状態で噛み合うように構成されている。
画像形成装置において、このようなユニット間を跨いでギヤ機構を設ける構成は、本体ユニットとMPトレイ(マルチパーパストレイ)との間、本体ユニットと定着ユニットとの間などにも用いられている。
特開2016-71054号公報
上記のように、ユニット間の動力の伝達にギヤ機構を用いる場合、構成を簡単にすることができるという利点がある一方、ギヤピッチが詰まりやすく、ギヤの底付きによる異音が発生しやすいという問題がある。部品の寸法公差やユニットの組付け公差に加え、経時によるユニットの変形や位置のずれなども影響するからである。
本発明は、ユニット間を跨ぐギヤ機構においてギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、モータと、前記モータからの駆動力により回転する第1ギヤと、前記第1ギヤを支持し、第1規制部を備える第1カバーと、前記第1ギヤに噛合する第2ギヤと、前記第2ギヤを支持し、前記第1規制部に当接することにより前記第1ギヤと前記第2ギヤとが近づくことを規制する第2規制部を備える第2カバーと、を備える。前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記第1ギヤの回転軸部と前記第2ギヤの回転軸部とが対向する位置に、互いに当接した場合に前記第1ギヤと前記第2ギヤとが底付きしない間隔を有して配置される。
上記の構成によれば、経時による第1カバー又は第2カバーの変形や位置のずれなどが生じた場合、第1ギヤと第2ギヤとが底付きする前に第1規制部と第2規制部とが当接するため、第1ギヤと第2ギヤとのギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制できる。
上記の画像形成装置において、前記間隔は、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの組付け公差よりも大きく、前記第1ギヤと前記第2ギヤのどちらか一方の歯先と他方の歯底との距離よりも短く設定されてもよい。
また上記の画像形成装置において、前記第1ギヤと前記第1ギヤの回転軸線方向に隣接して配置され、前記モータからの駆動力を前記第1ギヤに伝達する第3ギヤを備え、前記第1規制部は、前記第1ギヤの回転軸線方向において、前記第1ギヤの前記第3ギヤとは反対側に配置されてもよい。
上記の構成によれば、第1ギヤに近い位置に第1規制部を配置することにより、第1ギヤに近い位置で第1規制部と第2規制部とが当接可能であるため、第1ギヤと第2ギヤとが底付きすることを高精度で抑制することができる。
また上記の画像形成装置において、前記第1規制部は、前記第1ギヤの回転軸線を中心とする円弧状のリブであり、前記第2規制部は、前記第2ギヤの回転軸線を中心とする円弧状のリブであるようにしてもよい。
上記の構成によれば、第1ギヤと第2ギヤとのギヤピッチが上下方向及び水平方向のどちらの方向に詰まっても、第1ギヤと第2ギヤとが底付きする前に第1規制部と第2規制部とが当接する。
また上記の画像形成装置において、前記第1規制部は、上下方向に延びる第1面部と、水平方向に延びる第2面部とを有し、前記第2規制部は、前記第1面部に対向する第3面部と、前記第2面部に対向する第4面部とを有するようにしてもよい。
上記の構成によれば、第1ギヤと第2ギヤとのギヤピッチが上下方向及び水平方向のどちらの方向に詰まっても、第1ギヤと第2ギヤとが底付きする前に第1規制部と第2規制部とが当接する。
また上記の画像形成装置において、前記第1カバーが固定される第1フレームと、前記第2カバーが固定される第2フレームと、を備え、前記第2フレームが、前記第1カバーの側面及び前記第1フレームの側面に固定され、前記第2ギヤの回転軸線は前記第1ギヤの回転軸線よりも上方に位置するようにしてもよい。
上記の構成によれば、第2カバー及び第2フレームがMPトレイの駆動ユニット等の重量物に用いられている場合、第1カバーに対する第2カバーの位置が、第2カバーが設けられているユニットの自重により下がってくる可能性がある。その場合でも、第1ギヤと第2ギヤとが底付きする前に第1規制部と第2規制部とが当接する。
本発明によれば、経時による第1カバー又は第2カバーの変形や位置のずれなどが生じた場合、第1ギヤと第2ギヤとが底付きする前に第1規制部と第2規制部とが当接するため、第1ギヤと第2ギヤとのギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制できる。
一実施形態の画像形成装置の中央断面図である。 第1駆動ユニット及び第2駆動ユニット周辺の左側面図である。 図2において第1カバー、第2カバー及び第3カバーを取り外した状態の図である。 図2の第1規制部及び第2規制部周辺の拡大図である。 図4で示した部分の斜視図である。 図5のA-A断面図である。 図3の第1ギヤ及び第2ギヤ周辺の拡大図である。 変形例の第1規制部及び第2規制部周辺の斜視図である。 図8で示した部分の左側面図である。
以下の説明では、図1における右側及び左側を、それぞれ画像形成装置1の前側及び後側と規定し、図1における紙面手前側及び紙面奥側を、それぞれ画像形成装置1の左側及び右側と規定する。また、図1における上側及び下側を、それぞれ画像形成装置1の上側及び下側と規定する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は一実施形態の画像形成装置1の中央断面図である。画像形成装置1の外観は略直方体の筐体である装置本体2で形成されている。装置本体2は、各部材を支持するフレーム20(図2参照)と、フレーム20を覆い外観を構成するカバー21とを備える。カバー21は、上面に排出トレイ211を備える。
画像形成装置1は、電子写真方式により、用紙やOHPシート等のシートSに複数色の画像を形成するカラーレーザプリンタである。装置本体2には、シートトレイ3と、搬送部4と、画像形成部5と、再搬送部6と、駆動部7と、MPトレイ8とが収容される。装置本体2内において、大まかには上部及び中央部に画像形成部5、画像形成部5の下方及び後方に搬送部4、装置本体2の前部及び後部と搬送部4の下方とに亘って再搬送部6、再搬送部6の下方にシートトレイ3、シートトレイ3及び再搬送部6の左方に駆動部7、画像形成部5の前方にMPトレイ8がそれぞれ配置される。
装置本体2の前面下部にはシートトレイ3の挿入口となる開口部22が形成されている。シートトレイ3は、上方が開放された箱状のシート収納部31とシートSを昇降可能に支持する圧板32とを備える。シートトレイ3は開口部22を通じて前後方向に移動させることで、装置本体2に対して挿抜可能となっている。
装置本体2の前面における開口部22の上方にはMPトレイ8の収容口となる開口部23が形成されている。MPトレイ8は、開口部23の下端部を支点として開閉可能なトレイ81とシートSを昇降可能に支持する圧板82とを備える。MPトレイ8は、開口部23を覆う閉位置(図1に二点鎖線で示す位置)と、開口部23を開放する開位置(図1に実線で示す位置)との間で揺動可能である。MPトレイ8は、開位置にあるとき、複数枚重ねられたシートSを支持可能である。
搬送部4は、搬送経路P1に沿って配置される各部材によって構成され、搬送経路P1に沿ってシートSを搬送する。搬送経路P1はシートトレイ3又はMPトレイ8から画像形成部5を経由して排出トレイ211へ繋がる経路である。搬送部4は搬送経路P1の搬送方向上流側から順に、供給部41と、ベルト搬送部42と、排出部43とで構成される。
供給部41は、シートトレイ3に収容されるシートSを一枚ずつ分離して取り出して搬送する供給機構41Aと、MPトレイ8に積載されるシートSを一枚ずつ分離して取り出して搬送する供給機構41Bと、レジストローラ対415とを備える。供給機構41Aは、供給ローラ411と、分離ローラ412と、分離パッド413と、搬送ローラ対414とを備える。シートトレイ3に収容されるシートSは、供給ローラ411、分離ローラ412及び分離パッド413により1枚ずつ搬送経路P1に送り出される。搬送経路P1に送り出されたシートSは、搬送ローラ対414及びレジストローラ対415により画像形成部5に向けて搬送される。
供給機構41Bは、供給ローラ416と、分離ローラ417と、分離パッド418とを備える。シートトレイ3に収容されるシートSは、供給ローラ416、分離ローラ417及び分離パッド418により1枚ずつ搬送経路P1に送り出される。搬送経路P1に送り出されたシートSは、レジストローラ対415により画像形成部5に向けて搬送される。
ベルト搬送部42は、画像形成部5と連動して回転する駆動ローラ421と、駆動ローラ421と離間した位置に回転可能に配設された従動ローラ422と、駆動ローラ421及び従動ローラ422間に巻き付けられた搬送ベルト423とを備える。そして、搬送ベルト423がシートSを載せた状態で回転することにより、シートSを搬送経路P1に沿って搬送し、画像形成部5のドラムユニット51の下方に送り、続いて定着部53へ送る。
排出部43は、搬送経路P1の分岐部P11と排出トレイ211との間に配置される中間排出ローラ対431と、排出ローラ対432とを備える。中間排出ローラ対431及び排出ローラ対432は、正方向及び逆方向に回転の切り替えができるように構成されるスイッチバックローラである。中間排出ローラ対431及び排出ローラ対432は、定着部53から搬送されたシートSを排出トレイ211上に排出する場合には正回転し、シートSを反転させて再搬送経路P2に搬送する場合には逆回転する。
画像形成部5は、本実施形態では電子写真式を採用している。なお、他にサーマル方式、インクジェット方式などの画像形成方式を用いてもよい。画像形成部5は、カラー印刷が可能な、いわゆるダイレクトタンデム方式のものであり、前後方向に並設される4つのドラムユニット51と、露光用LEDヘッド52と、定着部53とを備える。
各ドラムユニット51はブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のトナーに対応して設けられる。各ドラムユニット51は感光ドラム511と、現像ローラ512と、搬送ベルト423を挟んで感光ドラム511に対向する各位置に配置された転写ローラ513とを備える。
このような画像形成部5においては、帯電器によって一様に帯電された各感光ドラム511が、それぞれ露光用LEDヘッド52によって選択的に露光される。この露光により、各感光ドラム511の表面から電荷が選択的に除去され、各感光ドラム511の表面に静電潜像が形成される。
各現像ローラ512には現像バイアスが印加されており、各感光ドラム511に形成された静電潜像が各現像ローラ512に対向すると、静電潜像と各現像ローラ512との間の電位差により、各現像ローラ512から静電潜像にトナーが供給される。これによって、各感光ドラム511の表面にトナー像が形成される。
画像形成部5へ向けて搬送されたシートSは搬送ベルト423により搬送されて、搬送ベルト423と各感光ドラム511との間を順次通過する。そして、感光ドラム511の表面上のトナー像は、シートSと対向したときに、転写ローラ513に印加された転写バイアスによってシートSに転写される。
定着部53は、搬送経路P1において4つの感光ドラム511の搬送方向下流に配設される。定着部53は、加熱ローラ531と、加熱ローラ531に圧接する加圧ローラ532とを備える。加熱ローラ531はシートSの画像形成面側に配設されており、搬送ベルト423と同期して回転駆動され、トナーを加熱しながらシートSに搬送力を付与する。
一方、加圧ローラ532はシートSを挟んで加熱ローラ531と反対側に配設され、シートSを加熱ローラ531側に押圧する。これにより、加圧ローラ532は加熱ローラ531と接触するシートSを介して加熱ローラ531から回転力を受けて従動回転する。
また、定着部53は、加熱ローラ531及び加圧ローラ532よりもシートSの搬送方向下流に配置される定着排出ローラ対533を備える。
画像形成部5において、トナー像が転写されたシートSは、加熱ローラ531と加圧ローラ532との間を通過する間にシートSにトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着されたシートSは、定着排出ローラ対533により挟持されながら中間排出ローラ対431へ搬送される。
再搬送部6は、再搬送経路P2に沿って配置される各部材によって構成され、再搬送経路P2に沿ってシートSを搬送する。再搬送経路P2は搬送経路P1における定着部53と中間排出ローラ対431との間の分岐部P11から分岐してシートトレイ3の上方を通り、シートトレイ3と画像形成部5との間の合流部P12に合流する経路である。この構成により、再搬送経路P2がシートトレイ3の下方に配置される構成よりも再搬送経路P2を短くすることができる。
再搬送部6は、シートトレイ3の上方であって画像形成部5の下方に、着脱可能な再搬送ユニット61を備える。再搬送ユニット61は、再搬送経路P2に沿ってシートSを案内するための斜送ローラ対611と再搬送ローラ612とを備える。再搬送ローラ612の上方の装置本体2には、再搬送ローラ612とニップを形成する従動ローラ613が配置されている。
装置本体2の後面には再搬送ユニット61の挿入口となる開口部24が形成されている。再搬送ユニット61は開口部24を通じて前後方向に移動させることで、装置本体2に対して挿抜可能となっている。なお、再搬送ユニット61の配置には特に限定はなく、例えば、シートトレイ3の下方に配置してもよい。
再搬送部6は、中間排出ローラ対431から搬送されてくる一面に画像が形成されたシートSを合流部P12へ搬送する。合流部P12から画像形成部5へ再搬送されたシートSは、画像形成部5により他面に画像が形成された後、排出部43により排出トレイ211に排出される。再搬送部6においてジャムが生じた場合、再搬送ユニット61を引き出すことにより、ジャム処理することができる。
このように、画像形成装置1においては、画像形成部5にて一面に画像が形成されたシートSを、再搬送経路P2を通じて画像形成部5へ再搬送して、当該シートSの他面に画像を形成する、いわゆる両面印刷を行うことが可能となっている。
駆動部7は、電動のモータ70と、シートトレイ3及び再搬送ユニット61の左方に配設される第1駆動ユニット7Aと、第1駆動ユニット7Aの前方に配置され、第1駆動ユニット7Aとは別体の第2駆動ユニット7Bとを備える。第1駆動ユニット7Aは、複数のギヤを有し、モータ70からの駆動力を第2駆動ユニット7B及び各部に伝達する。第2駆動ユニット7Bは、複数のギヤを有し、第1駆動ユニット7Aからの駆動力をMPトレイ8からの給送に係わる各部に伝達する。例えば、第2駆動ユニット7Bは、圧板82、供給ローラ416及び分離ローラ417等を駆動する。
以下に、第1駆動ユニット7A及び第2駆動ユニット7Bについて詳しく説明するとともに、第1駆動ユニット7Aと第2駆動ユニット7Bの間においてギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制する構成について説明する。
[第1駆動ユニット及び第2駆動ユニット]
図2は第1駆動ユニット7A及び第2駆動ユニット7B周辺の左側面図、図3は図2において第1カバー73、第2カバー74及び第3カバー75を取り外した状態の図である。図4は図2の第1規制部731及び第2規制部741周辺の拡大図、図5は図4で示した部分の斜視図、図6は図5のA-A断面図、図7は図3の第1ギヤ76及び第2ギヤ77周辺の拡大図である。
図2に示すように、第1駆動ユニット7Aは、第1フレーム201と、第1駆動伝達機構71と、第1カバー73と、第3カバー75とを備える。第1フレーム201は、フレーム20の構成部材であり、第1駆動伝達機構71の一部を支持する部材である。第1フレーム201は、左フレーム203の左面の前下部にネジ等で固定される。左フレーム203は、フレーム20の構成部材であり、装置本体2の左部に配置され、装置本体2の右部に配置される右フレーム(不図示)とともに、搬送部4、画像形成部5、再搬送部6及び駆動部7を支持する部材である。
図3に示すように、第1駆動伝達機構71は、複数のギヤ等で構成され、モータ70からの駆動力を各部に伝達する機構である。第1駆動伝達機構71は、図2に示すように、第1フレーム201と第1カバー73と第3カバー75とで支持される。第1駆動伝達機構71は、第1ギヤ76(図3参照)と、第3ギヤ78(図6参照)とを備える。
第1ギヤ76は、第1駆動伝達機構71の前上部に配置され、第2駆動ユニット7Bへ駆動力を伝達するギヤである。第3ギヤ78は、第1ギヤ76の右面に第1ギヤ76と一体に形成されたギヤである。第1ギヤ76及び第3ギヤ78は、第1フレーム201と第1カバー73とで支持される。なお、第3ギヤ78は、第1ギヤ76と第1ギヤ76の回転軸線方向に隣接して配置され、モータ70からの駆動力を第1ギヤ76に伝達するギヤであればよい。
第1カバー73は、第1駆動伝達機構71の一部の左側に配置され、第1ギヤ76を含む第1駆動伝達機構71の一部を覆うとともに支持する部材である。第1カバー73は、第1フレーム201にネジ等で固定される。第3カバー75は、第1駆動伝達機構71の一部及び第1カバー73の左側に配置され、第1駆動伝達機構71の一部を覆うとともに支持する部材である。第3カバー75は、第1フレーム201及び第1カバー73にネジ等で固定される。
図2に示すように、第2駆動ユニット7Bは、第2フレーム202と、第2駆動伝達機構72と、第2カバー74とを備える。第2フレーム202は、フレーム20の構成部材であり、第2駆動伝達機構72を支持する部材である。第2フレーム202は、第1カバー73の側面及び第1フレーム201の側面に固定される。本実施形態において、第2フレーム202は、左フレーム203の下部の前端203A及び第1カバー73の上部の前端73Aにネジで固定されている。
図3に示すように、第2駆動伝達機構72は、複数のギヤ等で構成され、第1駆動伝達機構71からの駆動力によって、圧板82、供給ローラ416及び分離ローラ417等を駆動する。第2駆動伝達機構72は、図2に示すように、第2フレーム202と第2カバー74とで支持される。第2駆動伝達機構72は、図3に示すように、後上部に第1ギヤ76に噛合する第2ギヤ77を備える。第2ギヤ77の回転軸線は第1ギヤ76の回転軸線よりも上方に位置する。第2ギヤ77は、第2フレーム202と第2カバー74とで支持される。
第2カバー74は、第2駆動伝達機構72の左側に配置され、第2駆動伝達機構72を覆うとともに支持する部材である。第2カバー74は、第2フレーム202にネジ等で固定される。
(第1規制部及び第2規制部)
上記の第1駆動ユニット7Aと第2駆動ユニット7Bのように、ユニット間の動力の伝達にギヤ機構を用いる場合、経時による第1カバー73や第2カバー74の変形や位置のずれなどにより、第1ギヤ76と第2ギヤ77とのギヤピッチが詰まる可能性がある。そして、第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きすると、異音が発生する。
この対策として、図4及び図5に示すように、第1ギヤ76と第2ギヤ77とのギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制する構成とするために、第1カバー73は第1規制部731を備え、第2カバー74は第1規制部731に当接することにより第1ギヤ76と第2ギヤ77とが近づくことを規制する第2規制部741を備えている。
第1規制部731は、第1ギヤ76の回転軸線R1を中心とする円弧状のリブである。第2規制部741は、第2ギヤ77の回転軸線R2を中心とする円弧状のリブである。なお、第1規制部731及び第2規制部741の形状には特に限定はなく、後述する変形例等の形状であってもよい。
第1規制部731と第2規制部741とは、第1ギヤ76の回転軸部761と第2ギヤ77の回転軸部771とが対向する位置に、互いに当接した場合に第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きしない間隔Dを有して配置される。具体的に、間隔Dは、第1ギヤ76と第2ギヤ77との組付け公差よりも大きく、第1ギヤ76と第2ギヤ77のどちらか一方の歯先と他方の歯底との距離よりも短く設定される。
ここで、経時により第1カバー73又は第2カバー74の変形や位置のずれなどが生じる可能性がある。例えば、第2駆動ユニットは重量物であるため、第1カバーに対する第2カバーの位置が経時により下がってくる可能性がある。このとき、第2ギヤの回転軸線が第1ギヤの回転軸線よりも上方に位置しているため、第2駆動ユニットが下がる方向は、第1ギヤと第2ギヤとのギヤピッチが詰まる方向となる。
このような状況であっても、第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きする前に第1規制部731と第2規制部741とが当接する。よって、第1ギヤ76と第2ギヤ77とのギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制できる。
また上記の構成によれば、第1規制部731が第1ギヤ76の回転軸線R1を中心とする円弧状のリブであり、第2規制部741が第2ギヤ77の回転軸線R2を中心とする円弧状のリブである。これにより、第1ギヤ76と第2ギヤ77とのギヤピッチが上下方向及び水平方向のどちらの方向に詰まっても、第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きする前に第1規制部731と第2規制部741とが当接する。
また上記の構成において、図6に示すように、第1規制部731は、第1ギヤ76の回転軸線R1方向において、第1ギヤ76の第3ギヤ78とは反対側である左側に配置されている。つまり、第1ギヤ76に近い位置に第1規制部731を配置されている。これにより、第1ギヤ76に近い位置で第1規制部731と第2規制部741とが当接可能であるため、第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きすることを高精度で抑制することができる。
なお、上記の構成によれば、第1規制部731及び第2規制部741はそれぞれ第1カバー73及び第2カバー74と一体成形されているが、第1規制部731は第1カバー73と別体であっても第1カバー73に固定されていればよく、第2規制部741は第2カバー74と別体であっても第2カバー74に固定されていればよい。但し、上記の構成のように一体成形する方が高精度である。
[変形例]
第1規制部及び第2規制部の変形例について説明する。図8は変形例の第1規制部911及び第2規制部921周辺の斜視図、図9は図8で示した部分の左側面図である。
第1カバー91は第1規制部911を備え、第2カバー92は第2規制部921を備えている。第1カバー91及び第2カバー92が上記実施形態の第1カバー73及び第2カバー74と異なる点は、第1規制部911及び第2規制部921の形状のみであり、その他の形状及び配置は同様である。
第1規制部911は、上下方向に延びる第1面部912と、水平方向に延びる第2面部913とで構成されるL字型の部材である。第2規制部921は、第1面部912に対向する第3面部922と、第2面部913に対向する第4面部923とで構成される部材である。第1面部912及び第3面部922は、上下方向及び左右方向に延在する平坦面を備えている。第2面部913及び第4面部923は、前後方向及び左右方向に延在する平坦面を備えている。なお、第1面部912、第2面部913、第3面部922及び第4面部923は、曲面であってもよい。
上記実施形態と同様に、第1規制部911と第2規制部921とは、第1ギヤ76の回転軸部761と第2ギヤ77の回転軸部771とが対向する位置に、互いに当接した場合に第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きしない間隔Dを有して配置される。すなわち、第1面部912と第3面部922とが前後方向に間隔Dを有して配置され、第2面部913と第4面部923とが上下方向に間隔Dを有して配置される。
これにより、経時により第1カバー73又は第2カバー74の変形や位置のずれなどが生じ、第1ギヤ76と第2ギヤ77とのギヤピッチが上下方向及び前後方向のどちらの方向に詰まっても、第1ギヤ76と第2ギヤ77とが底付きする前に第1規制部911と第2規制部921とが当接する。よって、第1ギヤ76と第2ギヤ77とのギヤピッチが詰まることで発生する異音を抑制できる。
上記の実施形態では、第2駆動ユニット7BがMPトレイ8からの給送に係わる各部に伝達するユニットである場合について説明したが、第2駆動ユニット7Bはこれに限定されるものではない。例えば、第2駆動ユニットは、定着部53に駆動力を伝達する駆動ユニット、増設トレイ等の増設装置において装置本体2側から駆動力を受ける駆動ユニットであってもよい。
1 画像形成装置
5 画像形成部
70 モータ
73、91 第1カバー
74、92 第2カバー
76 第1ギヤ
77 第2ギヤ
78 第3ギヤ
201 第1フレーム
202 第2フレーム
731、921 第1規制部
741、911 第2規制部
761 第1ギヤの回転軸部
771 第2ギヤの回転軸部
912 第1面部
913 第2面部
922 第3面部
923 第4面部
D 間隔
R1 第1ギヤの回転軸線
S シート

Claims (6)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    モータと、
    前記モータからの駆動力により回転する第1ギヤと、
    前記第1ギヤを支持し、第1規制部を備える第1カバーと、
    前記第1ギヤに噛合する第2ギヤと、
    前記第2ギヤを支持し、前記第1規制部に当接することにより前記第1ギヤと前記第2ギヤとが近づくことを規制する第2規制部を備える第2カバーと、を備え、
    前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記第1ギヤの回転軸部と前記第2ギヤの回転軸部とが対向する位置に、互いに当接した場合に前記第1ギヤと前記第2ギヤとが底付きしない間隔を有して配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記間隔は、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの組付け公差よりも大きく、前記第1ギヤと前記第2ギヤのどちらか一方の歯先と他方の歯底との距離よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1ギヤと前記第1ギヤの回転軸線方向に隣接して配置され、前記モータからの駆動力を前記第1ギヤに伝達する第3ギヤを備え、
    前記第1規制部は、前記第1ギヤの回転軸線方向において、前記第1ギヤの前記第3ギヤとは反対側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1規制部は、前記第1ギヤの回転軸線を中心とする円弧状のリブであり、
    前記第2規制部は、前記第2ギヤの回転軸線を中心とする円弧状のリブであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1規制部は、上下方向に延びる第1面部と、水平方向に延びる第2面部とを有し、
    前記第2規制部は、前記第1面部に対向する第3面部と、前記第2面部に対向する第4面部とを有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1カバーが固定される第1フレームと、
    前記第2カバーが固定される第2フレームと、を備え、
    前記第2フレームが、前記第1カバーの側面及び前記第1フレームの側面に固定され、
    前記第2ギヤの回転軸線は前記第1ギヤの回転軸線よりも上方に位置することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。
JP2020198496A 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置 Pending JP2022086471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020198496A JP2022086471A (ja) 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020198496A JP2022086471A (ja) 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022086471A true JP2022086471A (ja) 2022-06-09

Family

ID=81894553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020198496A Pending JP2022086471A (ja) 2020-11-30 2020-11-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022086471A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8526874B2 (en) Image forming apparatus
JP4732228B2 (ja) 画像形成装置
JP5135371B2 (ja) 画像形成装置及び中継ユニット
JP5358593B2 (ja) シート給紙装置およびそれを備えた画像形成装置
JP6070361B2 (ja) 画像形成装置
JP5803521B2 (ja) 画像形成装置
JP4586853B2 (ja) 画像形成装置
US8346120B2 (en) Image forming apparatus that includes a medium conveyance unit, an image recording unit, and recording unit support portions
JP5564849B2 (ja) 画像形成装置
JP2022086471A (ja) 画像形成装置
JP7377632B2 (ja) 画像形成装置
JP4844683B2 (ja) 画像形成装置
EP1650613B1 (en) An image forming apparatus mounted with an open and close unit
JP2022089037A (ja) 画像形成装置
US11334021B2 (en) Image forming apparatus with a gear train for developing rollers and a gear train for photosensitive drums
US11745977B2 (en) Sheet conveyance device and image forming device
JP5380344B2 (ja) 画像形成装置
JP5212534B2 (ja) 画像形成装置
JP7369548B2 (ja) 画像形成装置
JP7242253B2 (ja) 駆動伝達機構、シート搬送装置及び画像形成装置
JP6958167B2 (ja) 画像形成装置
JP2021104892A (ja) 画像形成装置
JP2021086033A (ja) 画像形成装置
JP2023023111A (ja) 駆動伝達装置、定着装置および画像形成装置
JP2022108579A (ja) 画像形成装置