JP7242253B2 - 駆動伝達機構、シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

駆動伝達機構、シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、駆動を伝達する駆動伝達機構、シートを搬送するシート搬送装置、及びシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置は、組立性やメンテナンス性を向上させるために、装置の機能ごとにユニット化された構造を備えていることが多い。このようなユニットとしては、シートを搬送する搬送ユニット、シートに画像を形成する画像形成ユニット、及び搬送ユニットや画像形成ユニット等の被駆動ユニットに駆動力を供給する駆動ユニットが挙げられる。駆動ユニットと被駆動ユニットを連結する場合、ユニット間で駆動力を受け渡す歯車の位置決め精度は、駆動伝達効率や騒音レベルに影響を与える要因の1つである。
特許文献1には、駆動源を有する装置本体に設けられた第1の歯車と、装置本体に取り付けられる給紙ユニットに設けられた第2の歯車との間で駆動力を伝達する駆動機構が記載されている。この文献によると、給紙ユニットにU字型の溝形状である切欠き部を設け、給紙ユニットを装置本体に取り付ける際に、切欠き部を第1の歯車の回転軸に嵌合させることで第1の歯車と第2の歯車とが位置決めされる。
特開平11-184196号公報
上記文献の給紙ユニットのように被駆動ユニットを装置本体に着脱可能とすることに加えて、メンテナンス性を向上するために、駆動源を有する駆動ユニットも装置本体に着脱可能とすることが考えられる。しかしながら、発明者らが行った検討の結果、上記文献に記載の切欠き部のように、一方のユニットに設けた溝形状を他方のユニットに設けた軸部材に直接係合させる構成では、ユニットの着脱に支障が出る場合があった。即ち、一方のユニットを取り外した際に軸部材と溝形状の係合が失われることで、他方のユニットが重力等によって本来の位置からずれる可能性があり、ユニットを再び取り付ける際に軸部材と溝形状が円滑に係合しないことがあった。
そこで、本発明は、ユニットを容易に着脱することが可能な駆動伝達機構、シート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、駆動源及び前記駆動源に連結された出力ギアを有する駆動ユニットと、前記出力ギアに係合する入力ギアを有し、前記駆動源の駆動力によって駆動される被駆動ユニットと、前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットが装着される装置本体と、前記装置本体に設けられ、第1方向における下流側の面が前記第1方向に突出した凸形状となり、前記第1方向における上流側の面が前記第1方向に向かって凹んだ凹形状となるように形成された突起部と、前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットのいずれか一方に設けられた凸部と、前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットの他方に設けられた凹部と、を備え、前記凸部が前記突起部の前記凹形状に係合し、かつ、前記凹部が前記突起部の前記凸形状に係合している状態で、前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットが前記装置本体に対して固定されている、ことを特徴とする駆動伝達機構である。
本発明によれば、ユニットを容易に着脱することができる。
本開示の実施形態に係る画像形成装置の概略図。 本実施形態に係る手差し給送ユニットの断面図。 本実施形態に係る手差し給送ユニットと画像形成装置の本体フレームを示す斜視図。 本実施形態に係る手差し給送ユニットの一部を示す斜視図(a)及び側面図(b)。 本実施形態に係る駆動モジュールを示す斜視図。 図5から一部のフレームを除去した様子を示す斜視図(a)及び突起の模式図(b)、(c)。 本実施形態に係るモータユニットを示す斜視図。 本実施形態に係る手差し給送ユニットの取り付け方法を説明するための図(a~c)。 図8(a)~(c)と同じ状態を別の切断面で表した図(a~c)。 図8(a)~(c)と同じ状態をさらに別の切断面で表した図(a~c)。 本実施形態に係るモータユニットの装着状態(a)及び取り外し状態(b)を示す断面図。 参考例の駆動モジュールを示す斜視図。
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。本実施例の画像形成装置1は、装置本体1Aの内部に電子写真方式の画像形成部1Bを備えた複合機である。画像形成装置1は、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいてシートSに画像を形成する。ただし、記録媒体又は原稿として使用されるシートには、用紙及び封筒等の紙、コート紙等の表面処理が施されたシート材、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム、並びに布等が含まれる。
画像形成手段の一例である画像形成部1Bは、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの各色のトナー像を形成する4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kと、中間転写ベルト31と、を備えたタンデム型中間転写方式の構成を備える。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、それぞれ感光体からなる感光ドラム11と、感光ドラム11にレーザ光を照射する露光装置13Y,13M,13C,13Kとを備えた電子写真方式のユニットである。各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの構成は、現像に用いるトナーの色を除いて実質的に同一であるため、以下、イエローの画像形成ユニット10Yを例にして説明する。
画像形成ユニット10Yは、感光ドラム11の周囲に配置された帯電器12と、現像器14と、クリーナ15とを備えている。画像形成動作が開始されると、感光ドラム11の回転に伴って、帯電器12によって感光ドラム11の表面が一様に帯電させられる。露光装置13Yは、画像情報に基づいて感光ドラム11の表面を走査し、イエローの色分解画像に対応する静電潜像を形成する。現像器14は、帯電トナーを感光ドラム11に供給することで、静電潜像をトナー像として可視像化(現像)する。
中間転写体である中間転写ベルト31は、無端ベルト状のフィルムからなり、駆動ローラ33、テンションローラ34、及び二次転写内ローラ32に張架されている。中間転写ベルト31は、駆動ローラ33により、感光ドラム11に連れ回る方向(矢印R1)に回転駆動される。中間転写ベルト31の内周側には、各画像形成ユニットの感光ドラム11に対向する位置に、一次転写ローラ35が配置されている。各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおいて形成されたトナー像は、一次転写ローラ35にバイアス電圧が印加されることにより、中間転写ベルト31に互いに重ね合わせるように一次転写される。
また、中間転写ベルト31の外周側には、中間転写ベルト31を挟んで二次転写内ローラ32に対向する二次転写ローラ41が配置されている。二次転写ローラ41は、シートにトナー像を転写する転写手段の一例であり、中間転写ベルト31と二次転写ローラ41との間のニップ部として二次転写部を形成している。中間転写ベルト31に担持されたフルカラーのトナー像は、二次転写ローラ41にバイアス電圧が印加されることにより、二次転写部においてシートSに一括して二次転写される。
このような画像形成動作に並行して、装置本体1Aの下部に複数設けられた給送カセット71、又は装置本体1Aの側部に設けられた手差し給送部60から、画像形成部1Bへ向けてシートSが給送される。各給送カセット71に収納されたシートSは、ピックアップローラ72a、フィードローラ72b、及びリタードローラ72cを備える給送ユニット70により、1枚ずつ分離されて送り出される。給送カセット71から送り出されたシートSは、縦パス搬送ローラ対73やレジ前搬送ローラ対74を経由してレジストレーションローラ対76へと搬送される。なお、図中左上段の給送カセット71から送り出されたシートは、両面搬送パス85の一部を経由して搬送される。一方、手差し給送部60のトレイ110に載置されたシートSは、ピックアップローラ65a、フィードローラ65b、及びリタードローラ65cを有する給送ユニット65によって、1枚ずつ分離されてレジストレーションローラ対76へと搬送される。
レジストレーションローラ対76は、シートSの斜行を補正すると共に、画像形成部1Bによる画像形成動作の進行に合わせてシートSを二次転写部へ向けて搬送する。二次転写部においてトナー像を転写されたシートSは、定着前搬送部42を介して、シートSを挟持して搬送するローラ対と不図示の熱源とを有する定着器45へと搬送される。定着器45は、シートSを加熱及び加圧することで、トナー像をシートSに定着させる。定着器45を通過したシートSは、搬送ローラ対46によって分岐部82へ向けて搬送される。
片面印刷の場合、分岐部82において、シートSは不図示の切換部材によって排出ローラ対83へ案内され、排出ローラ対83によって装置外部の排出トレイ66に排出される。両面印刷の場合、定着器45を通過したシートSは、分岐部82において反転搬送部へと案内される。反転搬送部は、正転及び逆転可能な複数組のローラ対91,92,93を有し、反転パス84へ案内されたシートSをスイッチバックさせて両面搬送パス85へと送り込む。両面搬送パス85には複数組のローラ対が配置され、シートSをレジストレーションローラ対76へ向けて搬送する。そして、上述した第1面と同様の工程により第2面に画像を形成されたシートSは、分岐部82において排出ローラ対83へ向けて案内され、排出トレイ66に排出される。
(手差し給送部)
次に、シート搬送装置の例である手差し給送部60について説明する。手差し給送部60は、手差し給送ユニット65と、この手差し給送ユニット65を駆動する後述のモータユニットと、を含む。手差し給送ユニット65は、画像形成装置1を正面から見たときの右側(つまり図1の視点から見た場合の右側)に配置されている。以下、画像形成装置1の左右方向をX軸方向とし、画像形成装置1の前後方向をY軸方向とし、画像形成装置1の上下方向(装置を水平面に設置した場合の鉛直方向)をZ軸方向とする。
図2は手差し給送ユニット65をXZ平面で切断した断面図である。給送ユニット65は、上述のピックアップローラ65a、フィードローラ65b及びリタードローラ65cを有する。シートの給送方向におけるフィードローラ65bの下流には引抜ローラ対75が配置されている。ピックアップローラ65a、フィードローラ65b及び引抜ローラ対75は、いずれも駆動源の駆動力を用いてシートを搬送するシート搬送手段の一例である。
ピックアップローラ65aはピックアップアーム121に支持されている。ピックアップアーム121はフィードローラ65bの回転軸であるフィードローラ軸を中心にして上下に揺動可能である。トレイ110からシートを給送する場合、給送ユニット65の各ローラが回転駆動されると共に、カム機構によってピックアップアーム121を図2に示す位置から下方に移動させてピックアップローラ65aをシートに当接させるピックアップ動作が行われる。
ピックアップローラ65aによって給送方向に繰り出されたシートは、フィードローラ65bによって引抜ローラ対75へ向けて搬送される。このとき、フィードローラ65bとリタードローラ65cとの間の分離ニップ部においてリタードローラ65cはシートに摩擦力を加えてシートを分離する。即ち、リタードローラ65cにはトルクリミッタを介して給送方向に逆らう方向(図中時計回り方向)の駆動力が入力されており、分離ニップ部に複数枚のシートが進入したときは、摩擦力によって最上位シート以外のシートをトレイ110に押し戻す。シートが1枚だけ分離ニップ部に進入しているときは、トルクリミッタが滑ってリタードローラ65cがフィードローラ65bに従動回転する。引抜ローラ対75は、フィードローラ65bから受け取ったシートをレジストレーションローラ対76(図1)へ搬送する。なお、リタードローラ65cはシートを分離する分離部材の一例であり、回転しない軸部材にトルクリミッタを介して連結されたローラ部材や、パッド状の摩擦部材を用いてもよい。
トレイ110は、手差し給送ユニット65のフレーム130によって支持され、画像形成装置1の右側面から開いた姿勢と、右側面に沿って閉じた姿勢との間で回動可能である。図3に示すように、トレイ110にはシート位置を規制して給送動作の安定性向上及び印刷精度の向上を図るためのサイド規制板111,112が設けられている。ユーザは、所望のシートをトレイ110に載置した後、サイド規制板111,112を動かしてシートの端部に当接させることにより、シート位置を規制する。画像形成装置1は、サイド規制板111,112の間隔に応じた信号を出力するボリュームセンサ等を用いて(又は操作パネルを介してユーザが入力した情報に基づいて)、トレイ110に積載されているシートのサイズを把握する。本実施形態では、手差し給送ユニット65は封筒サイズ・ハガキサイズからA3サイズまでのシートに対応可能である。
(駆動伝達機構)
次に、手差し給送ユニット65に駆動力を伝達するための駆動伝達機構について、図3~図7を用いて説明する。図3は手差し給送ユニット65が画像形成装置1の装置本体に装着された状態を示す斜視図である。図4(a)は手差し給送ユニット65が画像形成装置1の駆動モジュールに連結される部分(駆動連結部)を示す斜視図であり、図4(b)は駆動連結部の側面図である。図5は駆動モジュールを示す斜視図であり、図6(a)は一部のフレームを取り除いた駆動モジュールを示す斜視図である。また、図7は手差し給送ユニット65を駆動するモータユニットの斜視図である。
図3に示すように、手差し給送ユニット65のフレーム130は、装置本体1Aの枠体である本体フレーム200に対してビス等の締結具で固定されている。フレーム130の内、Y軸方向の一方側(画像形成装置1の前側)に位置する前側フレーム131は装置本体1Aの右前フレーム201に固定され、Y軸方向の他方側に位置する後側フレーム132は装置本体1Aの右後フレーム202に固定される。
手差し給送ユニット65と画像形成装置1の駆動モジュールとが連結される駆動連結部は、図4(a)、(b)に示すように手差し給送ユニット65の後方側に位置している。即ち、手差し給送ユニット65の給送入力ギア133及び引抜入力ギア134は、いずれも後側フレーム132によって保持されている。給送入力ギア133は、後述する給送出力ギア143に噛み合い、給送出力ギア143の回転軸線(第1の軸線)に平行な回転軸線(第2の軸線)を中心にして回転する歯車である。また、引抜入力ギア134は、後述する引抜出力ギア144に噛み合い、引抜出力ギア144の回転軸線に平行な回転軸線を中心にして回転する歯車である。
給送入力ギア133は、ピックアップローラ65a、フィードローラ65b及びリタードローラ65c並びにピックアップアーム121を揺動させるカム機構に連結されている。引抜入力ギア134は、引抜ローラ対75に連結されている。本実施例の給送入力ギア133及び引抜入力ギア134は、同一仕様の歯車(モジュール0.8、歯数23、ねじれ方向が左のハスバ歯車)を使用している。
後側フレーム132の給送入力ギア133及び引抜入力ギア134の下方には、ガイド溝135が形成されている。ガイド溝135は、X軸方向に延びる溝形状であり、Y軸方向の一方(装置の後方)に向かって開いた矩形状の断面形状を有する。ガイド溝135は、後述する装置本体の突起部に係合することで、給送入力ギア133及び引抜入力ギア134を対応する出力ギアに対して位置決めする機能を有する。
図5に示すように、画像形成装置1の各部に駆動力を供給する駆動モジュール140は、画像形成装置1の後部に配置され、本体フレーム200に組み付けられている。図6(a)に示すように、駆動モジュール140は、本体フレーム200に固定される前支持板151及び後支持板152と、前支持板151及び後支持板152によって支持される複数のモータユニット141,241,341と、を備えている。つまり、本体フレーム200に固定された状態の前支持板151及び後支持板152は、駆動ユニットを着脱可能な装置本体1Aの一部を構成している。
各モータユニット141,241,341は、手差し給送ユニット65のような被駆動ユニットに駆動力を供給する駆動ユニットの例である。モータユニット141は、手差し給送ユニット65に駆動力を供給し、ピックアップローラ65a、フィードローラ65b及びリタードローラ65cを回転させると共に、ピックアップアーム121を揺動させるためのカムを回転させる。他のモータユニット241は、手差し給送ユニット65の引抜ローラ対75を回転させる。さらに他のモータユニット341は、給送カセット71からシートを給送する給送ユニット70(図1)に駆動力を供給する。
図7に示すように、手差し給送ユニット65に駆動力を供給するモータユニット141は、モータ142、モータ支板145、給送出力軸146、給送出力ギア143及びタイミングベルト149を備えている。本実施形態の駆動源であるモータ142は、モータ支板145に固定されている。モータ支板145は、後支持板152に対するビス止め等の方法で本体フレーム200に対して固定される。給送出力軸146も、モータ支板145に対して加締め等の方法で固定されており、給送入力ギア133に噛み合う出力部材である給送出力ギア143を回転可能に支持している。タイミングベルト149は、モータ出力軸に取り付けられた第1プーリ142aと、給送出力ギア143と一体の第2プーリ143aとを連結している。従って、モータ142の回転はタイミングベルト149を介して給送出力ギア143に伝達される。
手差し給送ユニット65の引抜ローラ対75に駆動力を供給するモータユニット241も、モータユニット141と同様の構成を備えている。即ち、モータユニット241は、モータ、モータ支板と、引抜出力軸、引抜出力ギア144及びタイミングベルトを備えている。本実施形態の他の駆動源であるモータは、本体フレームに対して固定されるモータ支板に固定されている。引抜出力軸もモータ支板に固定されており、引抜入力ギア134に噛み合う出力部材である引抜出力ギア144を回転可能に支持している。モータの回転はタイミングベルトを介して引抜出力ギア144に伝達される。
モータ出力軸と他の軸上に設けられた回転部材をベルト部材によって連結する構成(減速機構の初段をベルト駆動とする構成)により、稼働時の騒音レベルを低減することができる。また、このようなベルト部材をモータと一体化した駆動ユニットとすることにより、モータを着脱する際にベルト部材も着脱する必要がある構成に比べて組立が容易になり、メンテナンス性が向上する。駆動モジュール140の他のモータについても同様にユニット化されている。ただし、以下で説明する駆動ユニットの着脱構成は、ベルト駆動を備えていない駆動ユニット(例えば、プーリ142aに代えて、被駆動ユニットの入力ギアに噛合う出力ギアがモータ出力軸に直接取り付けられている構成)にも適用可能である。
ここで、図5及び図6(a)に示すように、前支持板151にはモータユニット141及び手差し給送ユニット65の位置決めを行うための突起156,157が形成されている。突起156,157は、樹脂材料によって前支持板151と共に一体成型されている。突起156,157のような立体形状を比較的容易に成型でき、かつ、機械的強度及び耐熱性を有する樹脂材料として、例えばポリカーボネート/アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン混合樹脂(PC+ABS)を用いることができる。なお、右後フレーム202に前支持板151が固定された状態において、突起156,157は右後フレーム202の開口部を通して突出する(図5)。本実施形態の右後フレーム202は、金属板を材料として穴あけ加工及び曲げ加工によって形成されている。
突起156は、Y軸方向に対して略垂直に広がる前支持板151に対して、Y軸の正の方向(画像形成装置1の後方から前方へ向かう方向、以下、第1Y軸方向Y1とする)に向かって突出している。第1Y軸方向Y1は、本実施形態の突起156が突出する第1方向である。図6(b)に示すように、突起156の第1Y軸方向Y1における下流側の面である外面156aは、第1Y軸方向Y1に向かって突出する凸形状である。一方、突起156の第1Y軸方向Y1における上流側の面である内面156bは、前支持板151から第1Y軸方向Y1に凹んだ凹形状である。
また、図6(c)に示すように、突起156の外面156aは、X軸方向に延びるガイド面a1,a2がZ軸方向における両側に設けられた、角丸長方形状の輪郭を有している。これに対し、突起156の内面156bは板状の仕切り156cによって仕切られ、円柱状の軸部材と嵌合するのに適した形状に形成されている。即ち、仕切り156cは、内面156bの一方の端部に位置する半円部を外挿した円c1に外接するような位置に設けられている。従って、内面156bに係合した軸部材は、仕切り156cによってX軸方向への移動を規制される。後述するように、突起156は外面156aにおいて手差し給送ユニット65に係合し、内面156bにおいてモータユニット141に係合する。
また、突起157は、突起156と同様に、第1Y軸方向Y1に向かって突出する凸形状の外面と、第1Y軸方向Y1に凹んだ凹形状の内面とを有し、前支持板151から第1Y軸方向Y1に突出している。ただし、突起157の外面はX軸方向に延びるガイド面を有しておらず、略円柱状に形成されている。後述するように、突起157は外面において手差し給送ユニット65に係合し、内面においてモータユニット241に係合する。
突起156,157は、いずれも、装置本体に設けられた突起部の例である。従って、本実施形態では、突起156を第1の突起部とするとき、第2の突起部としての突起157が設けられていることになる。
(手差し給送ユニットの着脱)
以上のような構成を備えた本実施形態において、手差し給送ユニット65を装置本体1Aに対して取り付け及び取り外しする際の動作について、図8~10を用いて説明する。図8~図10は、手差し給送ユニット65の取り付けに際して(a)、(b)、(c)の順で装置本体1Aに対して挿し込まれる様子を表している。図8の各図(a)~(c)は、手差し給送ユニット65のガイド溝135と突起156,157との係合を説明するための断面図である。図9の各図(a)~(c)は、出力ギアの回転軸と入力ギアの回転軸との位置関係を説明するための断面図である。図10の各図(a)~(c)は、出力ギアと入力ギアの噛み合いを説明するための断面図である。なお、図8の断面は図9の断面に比べて第1Y軸方向Y1の下流に位置し、図10の断面は図9の断面に比べて第1Y軸方向Y1の上流に位置する。また、各図の破線は、手差し給送ユニット65の装着が完了した状態における手差し給送ユニット65及び本体フレーム200の締結面の位置を表している。
本実施形態の手差し給送ユニット65は、突起156,157の突出方向(第1方向)に交差するX軸方向(第2方向)に動かされることで装置本体に対して着脱される。手差し給送ユニット65を装置本体1Aに取り付けるとき、まず、図8(a)のように作業者は手差し給送ユニット65を把持してX軸方向に(図中右方に)動かし、手差し給送ユニット65の取り付けスペースとなる装置本体の開口部に挿入する。このとき、手差し給送ユニット65はガイド溝135が略水平となる姿勢(つまり、突起156のガイド面a1,a2と同じ方向にガイド溝135が延びる姿勢)に合わせられる。また、図9(a)、図10(a)に示すように、この段階では手差し給送ユニット65の各入力ギア133,134は、出力ギア143,144のいずれにも接触していない。
挿入方向における下流側のギア(つまり引抜入力ギア134)が突起156に接近すると、引抜入力ギア134より挿入方向下流側に位置するガイド溝135の先端部135aが突起156にガイドされ始める。そして、図8(b)に示すように手差し給送ユニット65のガイド溝135が突起156に係合すると、ガイド溝135の上面及び下面が突起156のガイド面a1,a2に対向した状態となる。この状態では、突起156によって手差し給送ユニット65の上下方向への移動が規制され、手差し給送ユニット65は駆動モジュール140に駆動連結可能な高さに維持される。つまり、上下方向における入力ギア133,134の位置が、対応する出力ギア143,144と適切に噛合う位置に維持される。また、Y軸方向から視て手差し給送ユニット65が回転するような位置ずれも規制されるため、以降の挿入動作において手差し給送ユニット65の姿勢が維持される。
つまり、手差し給送ユニット65の挿入動作の比較的早い段階でガイド溝135と突起156が係合して手差し給送ユニット65の位置及び姿勢が規制される。このため、例えば入力ギア133,134が本体フレームに衝突して破損するような可能性が低減される。
なお、図9(b)、図10(b)に示すように、給送出力軸146が引抜入力ギア134の回転軸137の下方を通過するとき、給送出力ギア143は本来の係合相手である給送入力ギア133とは異なる引抜入力ギア134に接触する。ここで、本実施形態では、給送入力ギア133及び引抜入力ギア134として同一仕様の(つまり、モジュール、歯数、歯形状が等しい)ギアを用いている。そのため、給送出力ギア143と引抜入力ギア134が接触すると、給送出力ギア143より負荷が小さい引抜入力ギア134が図10(b)における時計回り方向に空転する。このため、手差し給送ユニット65の円滑な挿入は妨げられない。
手差し給送ユニット65をさらに挿し込むと、ガイド溝135はもう一つの突起157に係合する。そして、図8(c)に示すように、手差し給送ユニット65を最も奥まで押し込むと、手差し給送ユニット65の一部が装置本体1Aの本体フレーム200に当接して挿入が完了する。図10(c)に示すように、手差し給送ユニット65の後側フレーム132には座面132aが設けられ、座面132aが装置本体1Aの右後フレーム202に当接することで挿入が完了する。同様の座面は手差し給送ユニット65の前側フレーム131(図3)にも設けられている。ガイド溝135は、手差し給送ユニット65の挿入が完了する前に、突起156がX軸方向におけるガイド溝135の端部に接触しないように、余裕を持った長さで形成される。
手差し給送ユニット65の挿入が完了した状態では、図10(c)に示すように、給送出力ギア143と給送入力ギア133が噛合い、引抜出力ギア144と引抜入力ギア134とが噛合う。つまり、ガイド溝135と突起156,157とを係合させながら手差し給送ユニット65を挿し込む動作により、手差し給送ユニット65とモータユニット141,241とが駆動連結される。手差し給送ユニット65の挿入が完了した状態で、図3に示すように前側フレーム131及び後側フレーム132をビス等の締結具で本体フレーム200に締結すると、手差し給送ユニット65の取り付けが完了する。
なお、図10(b)の状態から図10(c)の状態に至る過程で、給送入力ギア133と給送出力ギア143が接触するが、給送入力ギア133より給送出力ギア143の方が負荷が小さいため、給送出力ギア143が図中時計回り方向に空転する。一方、引抜出力ギア144が引抜入力ギア134に接触すると、より負荷の小さい引抜入力ギア134が図中時計回り方向に空転する。
手差し給送ユニット65を装置本体から取り外す場合には、作業者は本体フレーム200に対する固定を解除した後、手差し給送ユニット65をX軸方向に(図8~図10における左方に)引き抜く。これにより、取り付けの場合の過程を逆にたどるようにして入力ギア133,134が出力ギア143,144から離脱し、手差し給送ユニット65とモータユニット141,241の駆動連結が解除される。
ここで、手差し給送ユニット65及びモータユニット141が装置本体に装着された状態において、突起156は、外面156aにおいてガイド溝135に係合し、内面156bにおいて給送出力軸146に係合する。このため、図9(c)に示すように給送出力軸146は給送入力ギア133の回転軸136から略鉛直方向下方に所定距離離れた位置に位置決めされる。
この所定距離は、給送入力ギア133の回転軸136からガイド溝135までの距離と、ガイド溝135に対する突起156の位置と、突起156に対する給送出力軸146の位置とによって定まる。この内、回転軸136からガイド溝135までの距離は、手差し給送ユニット65の構造によって定まるため、基本的に変動しない。また、ガイド溝135に対する突起156の位置の変動及び突起156に対する給送出力軸146の位置の変動は、突起156とガイド溝135及び給送出力軸146との遊びを小さく設定することで抑えられる。従って、突起156の作用により、図10(c)に示すように、給送入力ギア133と給送出力ギア143の軸間距離を所望の値で維持するように、手差し給送ユニット65及びモータユニット241を高い精度で位置決めすることができる。
上記の説明は突起157についても当てはまる。即ち、手差し給送ユニット65及びモータユニット241が装置本体に装着された状態において、突起157は、外面においてガイド溝135に係合し、内面において引抜出力軸147に係合する。このため、図9(c)及び図10(c)に示すように、引抜出力軸147は引抜入力ギア134の回転軸137から略鉛直方向下方に所定距離離れた位置に位置決めされ、引抜入力ギア134と引抜出力ギア144の軸間距離が高い精度で維持される。
(モータユニットの着脱)
次に、装置本体に対するモータユニット141の取り付け及び取り外しについて、図11を用いて説明する。図11は、モータユニット141が装置本体に取り付けられている状態(a)及び取り外された状態(b)の手差し給送部を、X軸方向に垂直な平面で切断した断面図である。
図11(a)に示すように、モータユニット141が装置本体に取り付けられている状態では、給送出力軸146の先端部が突起156の内面156bに係合し、手差し給送ユニット65のガイド溝135が突起156の外面156aに係合している。本実施形態では、給送出力軸146及び内面156bが係合しているY軸方向の範囲と、ガイド溝135及び外面156aが係合しているY軸方向の範囲とが、少なくとも部分的にオーバーラップするように構成されている。図11(a)には、本実施形態において2つの係合範囲がオーバーラップする領域Lを図示している。
この構成により、モータユニット141及び手差し給送ユニット65が装置本体に取り付けられている状態では、手差し給送ユニット65から突起156に加わる荷重の一部が給送出力軸146によって支持される。このため、手差し給送ユニット65の荷重を内面156bが支持されていない突起156で支える場合に比べて必要な強度を確保しやすくなる。言い換えると、突起156の肉厚を薄くしても、手差し給送ユニット65の荷重によって突起156が変形することを防ぐことができる。特に、本実施例では突起156を樹脂材料で構成し、給送出力軸146を金属材料で構成しているため、突起156のクリープ変形を抑制することができる。
なお、本実施形態における突起156の内面156bは、突起156の先端に近い領域の内径が、前支持板151における内面156bの開口部の内径より小さくなるように形成されている。つまり、給送出力軸146は、先端から一定の長さまでの範囲で突起156の内面156bに係合している。また、本実施形態におけるガイド溝135及び外面156aの係合範囲とは、突起156のガイド面a1,a2とガイド溝135の上面及び下面とが上下方向に見て重なる範囲を指す。
モータユニット141を装置本体から取り外す場合は、モータ支板145と後支持板152の締結を解除した後にモータユニット141をY軸方向に(第1Y軸方向Y1の上流側に)引き抜く。図11(b)は、モータユニット141が取り外された状態の手差し給送部を表している。モータユニット141を引き抜く動作により、給送出力ギア143が給送入力ギア133から離脱し、給送出力軸146が突起156の内面156bから離脱する。このとき、手差し給送ユニット65のガイド溝135と突起156の外面156aの係合状態は維持されているため、手差し給送ユニット65の位置ずれが防がれる。
(本実施形態のまとめ)
以上説明した本実施形態の利点を、図12に示す参考例と比較しながら説明する。この参考例の構成は、モータユニット141の給送出力軸146が、手差し給送ユニット65のガイド溝135に対して直接的に係合する点で本実施形態と異なっている。つまり、給送出力軸146の先端部は、前支持板151Aの開口部を通してY軸方向に突出している。
この参考例の構成でも、モータユニット141を第1Y軸方向Y1の上流側に引き抜くことにより、手差し給送ユニット65を装置本体に取り付けた状態のままでモータユニット141を取り外すことが可能である。しかしながら、この構成では、モータユニット141を取り外すことでガイド溝135と給送出力軸146との係合が失われる結果、手差し給送ユニット65が位置ずれする可能性がある。例えば、手差し給送ユニット65のフレームを本体フレームに固定しているビスと、ビスを通すためにフレームに設けられた穴との間の遊びの分、手差し給送ユニット65が下方に落ちることが考えられる。このような位置ずれがあると、モータユニット141を再び装置本体に取り付けようとする際に、給送出力軸146をガイド溝135に係合させるために強い力が必要となり、或いは給送出力軸146をガイド溝135に係合させることができない可能性がある。
これに対し、本実施形態によれば、給送出力軸146が突起156の内面156bに係合し、かつ、ガイド溝135が突起156の外面156aに係合している状態で、モータユニット141及び手差し給送ユニット65が装置本体に対して固定されている。言い換えると、駆動ユニットの凸部が突起部の凹形状に係合し、かつ、被駆動ユニットの凹部が突起部の凸形状に係合している状態で、駆動ユニット及び被駆動ユニットが装置本体に対して固定されている。
これにより、被駆動ユニットが装置本体に固定されている状態のままで駆動ユニットを装置本体から取り外したとしても、被駆動ユニットと突起部の係合状態が維持されるため、被駆動ユニットの位置ずれは抑制される。このような利点は、駆動ユニットが装置本体に固定されている状態のままで被駆動ユニットを装置本体から取り外す場合にも得られる。つまり、本実施形態の構成により、ユニットを容易に着脱することが可能とし、メンテナンス性を向上させた駆動伝達機構、シート搬送装置及び画像形成装置を提供することが可能となる。
(変形例)
上記実施形態において、給送入力ギア133及び引抜入力ギア134は仕様が等しいハスバ歯車を用いているが、これらを例えば歯数及びモジュールが等しい平歯車に置き換えてもよい。
また、上記実施形態における給送出力軸146及びガイド溝135は、それぞれ突起部の凸形状及び凹形状に係合する凸部、凹部の一例である。例えば、駆動ユニットの出力ギアを支持している給送出力軸146に代えて、モータ出力軸に取り付けられたギアと駆動ユニットの出力ギアとの間で駆動を伝達するアイドラギアを支持する軸部材を凸部として用いてもよい。また、例えば、給送入力ギア133の回転軸136を凸部として用いて、モータユニット141のモータ支板145に設けた凹形状に嵌合させる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、モータユニット141が画像形成装置1の後方に向かって装置本体から取り外され、手差し給送ユニット65が画像形成装置1の右方に向かって装置本体から取り外される構成を説明した。つまり、上記実施形態では、駆動ユニット及び被駆動ユニットの着脱方向が略垂直に交差していた。これに代えて、駆動ユニット及び被駆動ユニットが突起部を挟んで略反対方向に(突起部が突出している第1方向の上流側と下流側に)取り外される構成としてもよい。この場合、突起部の凸形状に係合する凹部は、ガイド溝135のような溝形状に代えて、例えば凸形状に嵌合する孔形状とすると好適である。
また、上記実施形態では、いずれも画像形成装置1の装置本体1Aに取り付けられるモータユニット141及び手差し給送ユニット65について説明したが、本実施形態で例示した技術は、他の駆動ユニット及び被駆動ユニットの組み合わせにも適用可能である。例えば、給送カセット用の給送ユニット70(図1)及びこれを駆動するモータユニット341(図6)を装置本体1Aに対して着脱可能とし、モータユニット341及び給送ユニット70を位置決めする突起部を装置本体に設けてもよい。また、画像形成装置に連結される付属装置の装置本体に取り付けられる駆動ユニット及び被駆動ユニットに対して本技術を適用してもよい。付属装置の例としては、装置本体にシートを給送するオプションフィーダ、画像形成後に装置本体から排出されるシートに綴じ処理等の処理を施すシート処理装置が挙げられる。
1…画像形成装置/1A,151,152,202…装置本体(前支持板、後支持板、右後フレーム)/1B…画像形成手段(画像形成部)/60…シート搬送装置(手差し給送部)/65…被駆動ユニット(手差し給送ユニット)/133,134…入力ギア(給送入力ギア、引抜入力ギア)/135…凹形状(ガイド溝)/141,241…駆動ユニット(モータユニット)/142…駆動源(モータ)/143,144…出力ギア(給送出力ギア、引抜出力ギア)/156…突起部、第1の突起部(突起)/156a…凸形状(外面)/156b…凹形状(内面)/157…突起部、第2の突起部(突起)/a1,a2…ガイド面

Claims (11)

  1. 駆動源及び前記駆動源に連結された出力ギアを有する駆動ユニットと、
    前記出力ギアに係合する入力ギアを有し、前記駆動源の駆動力によって駆動される被駆動ユニットと、
    前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットが装着される装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、第1方向における下流側の面が前記第1方向に突出した凸形状となり、前記第1方向における上流側の面が前記第1方向に向かって凹んだ凹形状となるように形成された突起部と、
    前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットのいずれか一方に設けられた凸部と、
    前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットの他方に設けられた凹部と、を備え、
    前記凸部が前記突起部の前記凹形状に係合し、かつ、前記凹部が前記突起部の前記凸形状に係合している状態で、前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットが前記装置本体に対して固定されている、
    ことを特徴とする駆動伝達機構。
  2. 前記出力ギアは第1の軸線を中心に回転する歯車であり、
    前記入力ギアは前記第1の軸線に平行な第2の軸線を中心に回転する歯車であり、
    前記凸部は、前記第1の軸線上又は前記第2の軸線上に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達機構。
  3. 前記凸部は、前記出力ギア又は前記入力ギアを回転可能に支持する軸部材の一部である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動伝達機構。
  4. 前記凸部及び前記凹形状が係合している前記第1方向の範囲と、前記凹部及び前記凸形状が係合している前記第1方向の範囲とが重なっている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動伝達機構。
  5. 前記突起部が樹脂材料で形成され、
    前記凸部が金属材料で形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の駆動伝達機構。
  6. 前記駆動ユニットは、前記被駆動ユニットが前記装置本体に対して固定されている状態で、前記第1方向に沿って前記装置本体に対して着脱可能であり、
    記被駆動ユニットは、前記駆動ユニットが前記装置本体に対して固定されている状態で、前記第1方向に交差する第2方向に沿って前記装置本体に対して着脱可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駆動伝達機構。
  7. 前記突起部は、前記第2方向に延びるガイド面を有し、
    前記凹部は、前記第2方向に延びる溝形状であり、前記ガイド面に係合している、
    ことを特徴とする請求項6に記載の駆動伝達機構。
  8. 前記突起部を第1の突起部として、前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットの前記一方に設けられた第2の突起部であって、前記第2方向において前記第1の突起部とは異なる位置に配置された第2の突起部をさらに備え、
    前記凹部は、前記第2方向に延びる溝形状であり、前記第1の突起部及び前記第2の突起部に係合している、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の駆動伝達機構。
  9. 前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットの前記一方は、前記駆動ユニットであり、
    前記駆動ユニット及び前記被駆動ユニットの前記他方は、前記被駆動ユニットである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の駆動伝達機構。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の駆動伝達機構と、
    前記駆動伝達機構から伝達される駆動力によって駆動され、シートを搬送するシート搬送手段と、を備える、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  11. 請求項10に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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