JP2022106016A - 軌条車両及び軌条車両の製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022106016000001
【課題】製造工数を抑えつつ、断熱および耐火機能を確保した台枠を有する軌条車両及び軌条車両の製造方法を提供する。
【解決手段】軌条車両の台枠は、長手方向に沿って押出成形される中空押し出し形材であって、複数の第1のカーテンレール構造と、複数の第2のカーテンレール構造を有しており、前記台枠の車内側に構成される上床は、第1の断熱材と、前記第1の断熱材の上面に載置される床板と、前記床板の上面に載置される床敷物と、から構成されており、前記台枠の車外側に構成される遮熱部は、第2の断熱材と、前記第2の断熱材の上面に載置される遮熱板と、から構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、軌条車両及び軌条車両の製造方法に関する。
一般に、敷設された軌道に沿って運行される鉄道車両は、車両の床面をなす台枠に対し、外気温度が高い夏における大気中の熱や、床下に置かれた機器が発した熱が台枠を介して車内に侵入することを抑制する断熱性能と、床下での火災に対する耐火性能が要求される。
従来、鉄道車両では、台枠の車内側および車外側に断熱材が施工されるとともに、台枠の車外側には、さらに耐火性能を強化するために、板状の遮熱材が床板の下方に配設されている。
特許文献1に、床下のスペースが小さいリニアモータ車両において、床下に配置するケーブル、配管、機器等の配設スペースを圧迫することなく、従来と同様の耐火機能を持たせることが可能なリニアモータ車両の床構造が提案されている。この特許文献1においては、床板の下面が車両の前後方向に延びる複数の梁部材と車幅方向に延びる複数の梁部材とを組合わせた梁構造体より支持されているリニアモータ車両の床構造において、前記床板の下方に板状の膨張型断熱材が配設される技術が開示されている。
特開2009-196531号公報
一般的に、台枠の上面の車内側に断熱材を施工するとともに、台枠の下面の車外側の面に耐火性を備える鉄道車両は、熱の移動を抑制する断熱材や床下での火災に対する耐火性を高めるための遮熱板を施工するため、鉄道車両の製造工数が増加する傾向がある。
本発明は、従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、製造工数を抑えつつ、断熱および耐火機能を確保した台枠を有する軌条車両及び軌条車両の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の軌条車両の一つは、
台枠を有する軌条車両であって、
前記台枠は、車内側面板と、車外側面板と、前記車内側面板と前記車外側面板とを接続する接続部材と、からなるとともに、前記軌条車両の長手方向に沿って押出成形される中空押し出し形材により構成され、
前記車内側面板は、前記車内側面板に下端部が接続する垂直片と、前記垂直片の上端部から水平方向一方に延伸する水平片と、前記垂直片から水平方向他方に延伸する切片と、を含む複数の第1のカーテンレール構造を有しており、
前記車外側面板は、前記車外側面板に下端部が接続する垂直片と、前記垂直片の上端部から水平方向に延伸する水平片と、を含む複数の第2のカーテンレール構造を有しており、
前記台枠の車内側に構成される上床は、前記車内側面板の車内側の面に載置される第1の断熱材と、前記第1のカーテンレール構造を用いて前記第1の断熱材の上面に設置される床板と、前記床板の上面に載置される床敷物と、から構成されており、
前記台枠の車外側に構成される遮熱部は、前記車外側面板の車外側に載置される第2の断熱材と、前記第2のカーテンレール構造を用いて前記第2の断熱材の下面に設置される遮熱板と、から構成されることにより達成される。
本発明によれば、製造工数を抑えつつ、断熱および耐火機能を確保した台枠を有する軌条車両及び軌条車両の製造方法を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、鉄道車両の側面図である。 図2は、鉄道車両の床面をなす台枠の長手方向に交差する断面図(図1のA-A断面図)である。 図3は、断熱性能および耐火性能を有する台枠および台枠の車内側の上面に備えられる上床の断面図(図2のB部拡大図)である。 図4は、耐火断熱床構造を台枠に施工する過程を示すフローチャートである。
軌条車両とは、敷設された軌道に沿って運行される車両の総称であり、鉄道車両、路面電車、新交通システム車両、モノレール車両等を意味する。ここでは以下、図面を参照しながら、軌条車両の代表例として、鉄道車両を例示して本発明の実施の形態を説明する。
以下、本発明に係る発明を実施するための形態を、図を参照して説明する。まず、各方向を定義する。軌道(レール)に沿う鉄道車両の長手方向をX方向、枕木(水平面で軌道に交差する方向)に沿う鉄道車両の幅方向をY方向、X方向およびY方向に交差する鉄道車両の高さ方向をZ方向とする。以下、単に、X方向、Y方向、Z方向と記す場合がある。
図1は、鉄道車両の側面図である。鉄道車両1は、軌道7に沿って移動する一対の台車5と、この台車5に支持される車両構体3と、から構成される。車両構体3は、床面をなす台枠10と、台枠10のY方向の両端部にX方向に沿って立設される一対の側構体20と、台枠10のX方向の両端部にY方向に沿って立設される一対の妻構体(図示なし)と、側構体20と妻構体の上端部に載置される屋根構体40と、からなる六面体である。
側構体20は、乗客等の乗降に供される側引き戸24や、窓22などを備える。屋根構体40の上面には、客室内の温湿度を調整する空調装置6が搭載される。なお、空調装置6は、鉄道車両1の床下に搭載されることもあるが、屋根構体40の上面に固定されることが多い。
図2は、鉄道車両の床面をなす台枠の長手方向に交差する断面図(図1のA-A断面図)である。台枠10は、車内側面板11と、車外側面板12と、これら面板を接続する複数の接続リブ(接続部材)13と、からなる。一般に、台枠10は、面板11と面板12と接続リブ13をX方向に一体に押出し成形した中空押し出し形材で構成される。
車内側面板11には、上床50をなす床板52および座席脚70が固定される複数のカーテンレール構造(第1のカーテンレール構造ともいう)14が、押出成形により一体に形成される。同様に、車外側面板12には、床下機器(図示なし)や後述する遮熱部60をなす遮熱板62を固定するための複数のカーテンレール構造(第2のカーテンレール構造ともいう)15が、押出成形により一体に形成される。カーテンレール構造とは、C字断面を有するチャンネルを含む構造をいう。
台枠10をなす車内側面板11の上面には、車内側面板11の側から、断熱材(第1の断熱材ともいう)53(ゴム材55を含む)と、断熱材を拘束する床板52と、床板52の上面に備えられる床敷物51と、がこの順序で備えられる。台枠10をなす車外側面板12の下面には、車外側面板12の側から断熱材(第2の断熱材ともいう)61と、断熱材61を拘束する遮熱板62と、がこの順序で備えらえる。
図3は、断熱性能および耐火性能を有する台枠および台枠の車内側の上面に備えられる上床の断面図(図2のB部拡大図)である。
鉄道車両1が走行する軌道7には、道路車両等が軌道7を平面交差する踏切など設置される。このため、鉄道車両1は、踏切で道路車両等と衝突することが想定され、万が一、踏切で衝突して台枠10の下方に巻き込んだ道路車両が炎上した場合に備えて、鉄道車両1の台枠10には耐火性能が求められる。
さらに、鉄道車両1の床下に備えられる電気部品の排熱が台枠10を経由して、鉄道車両1の車内に侵入することを抑制する断熱性も求められる。
耐火性能とは、台枠10の下方を火点とする出火に対して、火炎の台枠10への延焼を抑制する性能である。一方、断熱性能とは、夏季の高温外気の熱や鉄道車両1の床下に備えられる電気部品からの排熱が鉄道車両1の車内に侵入することを抑制する性能である。以降、耐火性能と断熱性能を、耐火断熱性能と記述する場合がある。
鉄道車両1の床面をなす台枠10が備える耐火断熱性能は、台枠10と、台枠10の上面に敷設される上床50と、台枠10の下面に敷設される遮熱部60と、から構成される耐火断熱床構造18によってもたらされる。
上述したように、台枠10は、車内側面板11と、車内側面板11に略平行に隔置される車外側面板12と、車内側面板11と車外側面板12とを接続する接続リブ13と、を有する押し出し形材で構成される。車内側面板11には、座席脚70や床板52が固定されるカーテンレール構造14が一体に押出成形される。同様に、車外側面板12には、遮熱板62が固定されるカーテンレール構造15が一体に押出成形される。
カーテンレール構造14は、車内側面板11にその下端部が接続するとともに、X方向に延伸する一対の垂直片14bと、垂直片14bのZ方向の端部より対向する態様で水平方向に延伸する水平片14aと、垂直片14bのZ方向の中央部より水平片14aの延伸方向と反対方向に、略水平に延伸する切片14cと、を有する。車内側面板11と、垂直片14bと、水平片14aとにより、C字断面のチャンネル構造が形成される。
また、カーテンレール構造15は、車外側面板12にその上端部が接続するとともに、X方向に延伸する一対の垂直片15bと、垂直片15bのZ方向の下端部より対向する態様で水平方向に延伸する水平片15aと、を有する。車外側面板12と、垂直片15bと、水平片15aとにより、C字断面のチャンネル構造が形成される。
上床50は、車内側面板11の上面に載置される断熱材53と、断熱材53の上面に載置される床板52と、床板52の上面に載置される床敷物51と、から構成される。断熱材53は難燃性、断熱性を有する合成樹脂の発泡材からなる。床板52はそれ自身が耐火断熱性を有する木製合板からなる。
車内側面板11のカーテンレール構造14で区画される領域(隣接するカーテンレール構造14の間)に、断熱材53と、床板52を支持するゴム材55と、を配置する。ゴム材55は、車内側面板11の車内側の面上に、X方向およびY方向に沿って離散的に配置される。
床板52は、そのY方向の両端部がカーテンレール構造14の切片14cにより支持されるとともに、そのY方向の中央部がゴム材55により弾性的に支持される浮き床構造である。
拘束板54が、切片14cに載置された床板52のY方向の端部と、カーテンレール構造14の水平片14aとに跨る態様で備えられる。床板52のY方向の両端部と、拘束板54と、カーテンレール構造14の切片14cとは、機械締結部82によって一体に機械的に固定される。
なお、拘束板54は、X方向に沿うとともに座席脚70に対応する位置に離散的に備えられる。拘束板54は、床板52をカーテンレール構造14の切片14cに締結する機械締結部(例えばボルト)82が貫通しその頭部を保持する孔と、座席脚70をカーテンレール構造14の水平片14aに締結する機械締結部(例えばボルト)80が貫通する孔と、を有する。
床板52および拘束板54の車内側の面は、床敷物51によって覆われる(敷設される)。床敷物51の座席の座席脚70が締結される領域は、切り欠かれており、座席脚70は拘束板54に直に当接する。
この構成によれば、座席脚70の締結のために床敷物51をY方向に分割する必要がないため、床敷物51を施工する製作工数を小さくすることができる。カーテンレール構造14の水平片14aの上面に載置される拘束板54の上面に取り付けられる座席脚70は、拘束板54を共締めする態様で、カーテンレール構造14(水平片14a)に対して機械締結部80によって締結される。ここでは、座席脚70の支持板と拘束板54の孔を貫通させたボルトのネジ部を、水平片14aの対向縁間を通して、C字断面のチャンネル構造内に挿入されたナットに対して螺合させることで締結を行える。
カーテンレール構造14を用いた上床50の構造は、上床50のZ方向の厚さ寸法を小さくできるので、Z方向に広い車内空間を提供できる。
遮熱部60は、車外側面板12の下面に配置される断熱材61と、断熱材61を保持する遮熱板62と、から構成される。断熱材61は難燃性、断熱性を有する合成樹脂の発泡材からなる。遮熱板62は、不燃性であり、かつ軌道に敷設されるバラストの衝突に耐えられるように高い強度を備えるステンレス板からなり、台枠10に一体成型されるカーテンレール構造15にその頭部が挿入される機械締結部84のネジ部が貫通する孔を備える。遮熱板62は、遮熱板62の孔に機械締結部84を挿入した後、カーテンレール構造15の水平片15aに締結される。ここでは、C字断面のチャンネル構造内に頭部が保持されたボルトにおける、水平片15aの対向縁間を通して下方に突き出たネジ部を、遮熱板62の孔を通した後に、ナットに螺合させることで遮熱板62の締結を行える。なお、C字断面のチャンネル構造内にて、ボルトの多角形頭部やナットが内壁に当たって回転固定されると、片側の締め付けのみで締結が可能になるから作業性に優れる。
図4は、耐火断熱床構造を台枠に施工する過程を示すフローチャートである。フローチャートに記されるS10からS120のSは、ステップを意味する。図4のフローチャートを参照して、鉄道車両の製造方法を説明する。
S10で、耐火断熱床構造を台枠に施工する作業を開始する。
S20で、台枠10(鉄道車両構体)を準備する。基本的に、火断熱床構造は、台枠10と、側構体20と、妻構体と、屋根構体40とによって六面体に組み立てられた鉄道車両構体の台枠10に施工される。
<上床50の組付け>
S30で、台枠10の車内側面板11の上面(車内側の面)のカーテンレール構造14で区画される領域(車内側面板の車内側の面)に、断熱材53およびゴム材55を備える。
S40で、床板52を準備し、S30で載置した断熱材53およびゴム材55を覆う態様で、床板52の一方の幅方向端部をそれに対向する切片14cに載置するとともに、床板52の他方の幅方向端部をそれに対向する切片14cに載置する。
S50で、床板52の幅方向の端部およびカーテンレール構造14の水平片14aの上面に、拘束板54を備える。
S60で、機械締結部82で、拘束板54および床板52の幅方向の端部を、カーテンレール構造14の切片14cに締結する。ここでは、拘束板54に頭部が保持されたボルトを床板52の孔に挿通した後、切片14cのネジ孔に螺合させるため、ナットを用いる必要がない。
S70で、床板52の上面(車内側の面)を床敷物51で覆い、座席脚70を拘束板54の上面に配置する。
S80で、機械締結部80で、座席脚70および拘束板54をカーテンレール構造14の水平片14aに締結する。
以上の工程を経て、台枠10をなす車内側面板11と一体に押出し成形されるカーテンレール構造14を利用して、断熱材53と、床板52と、床敷物51と、これらを台枠10に固定する拘束板54と、からなるとともに断熱性を備える上床50を構成することができる。この構成によれば、カーテンレール構造14を台枠10とは別個に準備する必要がないので、製作工数を抑えつつ上床50を構成することができる。
<遮熱部60の組付け>
S90で、台枠10の車外側面板12の下面のカーテンレール構造15で区画される領域(車外側面板の車外側の面)に断熱材61を備える。
S100で、カーテンレール構造15内に、機械締結部84の頭部を挿入する。
S110で、機械締結部84のネジ部が重力により下方に突出するため、このネジ部を遮熱板62の孔に通して、断熱材61を覆う態様で遮熱板62を水平片15aに締結して台枠10の下面に設置する。
S120で、耐火断熱床構造を台枠に施工する過程が終了する。
上記の構成を鉄道車両によれば、床板52を台枠10に固定する固定具を別個に準備する必要がないので、部品コストを抑えることができる。また、仮に別個に固定具を用いる場合には、車内側面板11の上面に固定具を位置決めした後に固定する必要があるが、本実施形態によれば、そのための工数を省略できる。
さらに、床板52のY方向の両端部のみをカーテンレール構造14の切片14cに機械的に固定し、床板52のY方向の中央部を離散的にゴム材55で弾性支持することができる。これにより、台枠10の床下に備えられる床下機器(電気部品含む)の振動が台枠10を加振する場合であっても、台枠10の振動が上床に伝達されにくいので、床下機器の機械加振に伴う車内騒音の増大を抑制できる。
さらに、遮熱板62を台枠10に固定する固定具を別個に準備する必要がないので、部品コストを小さくできる。また、仮に別個に固定具を用いる場合には、車外側面板12の上面に固定具を位置決めした後に固定する必要があるが、本実施形態によれば、そのための工数を省略できる。
さらに本実施の形態によれば、台枠10の車内側に断熱性を高めた上床50を備えるとともに、台枠10の車外側に耐熱性を高めた遮熱部60を備える。このため、車外温度が高い夏期における床下機器の排熱に対しても、台枠10は高い断熱性を備えるため、台枠10により伝達される熱が車内に侵入することが抑制される。これにより、車内温度の上昇を抑制するとともに空調装置6の稼働率を低減するので、省エネルギを促進できる。
以上の構成を備える本実施形態によれば、製造工数を抑えつつ、断熱および耐火機能を強化した台枠を有する鉄道車両を提供することができる。
1…鉄道車両、 3…車両構体、
5…台車、 6…空調装置、
7…軌道、 10…台枠、
11…車内側面板、 12…車外側面板、
13…接続リブ(接続部材)、 14…カーテンレール構造、
14a…水平片、 14b…垂直片、
14c…切片、 15…カーテンレール構造、
15a…水平片、 15b…垂直片、
18…耐火断熱床構造、 20…側構体、
22…窓、 24…側引き戸、
40…屋根構体、 50…上床、
51…床敷物、 52…床板、
53…断熱材、 54…拘束板、
55…ゴム材、 60…遮熱部、
61…断熱材、 62…遮熱板、
70…座席脚、 80,82,84…機械締結部

Claims (5)

  1. 台枠を有する軌条車両であって、
    前記台枠は、車内側面板と、車外側面板と、前記車内側面板と前記車外側面板とを接続する接続部材と、からなるとともに、前記軌条車両の長手方向に沿って押出成形される中空押し出し形材により構成され、
    前記車内側面板は、前記車内側面板に下端部が接続する垂直片と、前記垂直片の上端部から水平方向一方に延伸する水平片と、前記垂直片から水平方向他方に延伸する切片と、を含む複数の第1のカーテンレール構造を有しており、
    前記車外側面板は、前記車外側面板に下端部が接続する垂直片と、前記垂直片の上端部から水平方向に延伸する水平片と、を含む複数の第2のカーテンレール構造を有しており、
    前記台枠の車内側に構成される上床は、前記車内側面板の車内側の面に載置される第1の断熱材と、前記第1のカーテンレール構造を用いて前記第1の断熱材の上面に設置される床板と、前記床板の上面に載置される床敷物と、から構成されており、
    前記台枠の車外側に構成される遮熱部は、前記車外側面板の車外側に載置される第2の断熱材と、前記第2のカーテンレール構造を用いて前記第2の断熱材の下面に設置される遮熱板と、から構成されること、を特徴とする軌条車両。
  2. 請求項1に記載の軌条車両において、
    前記床板は、前記車内側面板の車内側に離散的に備えられるゴム材によって支持されており、
    前記床板の前記軌条車両の幅方向の端部は、前記切片に載置されること、を特徴とする軌条車両。
  3. 請求項2に記載の軌条車両において、
    前記上床は、前記床板の前記幅方向の端部の上面に載置される拘束板を有しており、
    前記拘束板と、前記床板の前記幅方向の端部と、前記切片とが機械的締結部によって固定されること、を特徴とする軌条車両。
  4. 請求項3に記載の軌条車両を製造する製造方法において、
    前記第1のカーテンレール構造で区画される前記車内側面板に前記第1の断熱材と前記ゴム材とを配置し、
    前記第1の断熱材および前記ゴム材の上方に、前記床板を置き、
    前記第1のカーテンレール構造の前記水平片と、前記床板の前記幅方向の端部の上方に前記拘束板を配置し、
    前記拘束板と前記床板とを、機械的締結部を用いて前記切片に締結すること、を特徴とする軌条車両の製造方法。
  5. 請求項4に記載の軌条車両の製造方法において、
    前記第2のカーテンレール構造で区画される前記車外側面板に前記第2の断熱材を配置し、
    前記第2の断熱材と、前記第2のカーテンレール構造の前記水平片の下方に前記遮熱板を配置し、
    前記遮熱板を、機械的締結部を用いて前記第2のカーテンレール構造の前記水平片に締結すること、を特徴とする軌条車両の製造方法。
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