JP2009196531A - リニアモータ車両の床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、床下のスペースが小さいリニアモータ車両において、床下に配置するケーブル、配管、機器等の配設スペースを圧迫することなく、従来と同様の耐火機能を持たせることが可能なリニアモータ車両の床構造を提供することである。
【解決手段】床板5の下面5aが車両前後方向に延びる複数の梁部材9,10と車幅方向に延びる複数の梁部材7,8とを組合わせた梁構造体6より支持されているリニアモータ車両1の床構造において、床板5の下方には、板状の膨張型断熱材13が配設されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、軌道系交通システムの車両の耐火構造に関し、特に、リニアモータ車両の床面の耐火構造に関する。
一般に、軌道系交通システムの車両の床面には、床下での火災に対する耐火性能が要求される。従来、軌道系交通システムの車両では、要求された耐火性能を満たすために、板状の断熱材が床板の下方に配設されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
図27、図28、及び図29は、従来の軌道系交通システムの車両の床構造の一例を示している。
図27、図28、及び図29に示すように、床板50の下面50aは、梁構造体51により支持されている。梁構造体51は、車両前後方向に延びる複数の梁部材52と、車幅方向に延びる複数の梁部材53とを組合わせて構成されている。そして、床板50の下面50a及び梁部材52,53の表面は、板状の断熱材54で覆われている。この板状の断熱材54は、一般的には、グラスウール等からなり、80mm程度の板厚で形成されている。
特開平5−84345号公報 特開昭62−189251号公報
ところで、従来より、軌道系交通システムの車両として、常電導磁石を使用して移動するリニアモータ車両が実用化されている。
図1及び図2は、リニアモータ車両の断面図及び側面図を示している。図1に示すように、リニアモータ車両1は、モジュール3(一般的な鉄道車両では台車に相当)を備えており、このモジュール3が軌道30に設けられた案内レール31の上下を挟むような構成となっているため、一般的な鉄道車両と比べて、軌道30と車体2との間の距離が小さい。また、図2に示すように、モジュール3は車体2のほぼ全長にわたって車幅方向両側に配置されているため、軌道30及び案内レール31と車体2との間のスペースはかなり限られたものとなる。
このようなリニアモータ車両において、上述したような板状の断熱材を配置しようとすると、断熱材の板厚が80mmもあるため、床下に配置するケーブル、配管、機器等の配設スペースを圧迫してしまう。また、特に耐火性能の要求が厳しい国や都市では、板厚が80mmよりも大きいものを使用する場合も考えられるため、板状の断熱材を配置すること自体も困難となり、要求された耐火性能を満たすことができなくなる可能性もある。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、床下のスペースが小さいリニアモータ車両において、床下に配置するケーブル、配管、機器等の配設スペースを圧迫することなく、従来と同様の耐火機能を持たせることが可能なリニアモータ車両の床構造を提供することである。
上記従来技術の有する課題を解決するために、請求項1の本発明では、床板の下面が車両前後方向に延びる複数の梁部材と車幅方向に延びる複数の梁部材とを組合わせた梁構造体より支持されているリニアモータ車両の床構造において、前記床板の下方には、板状の膨張型断熱材が配設されている。
請求項2の本発明では、前記板状の膨張型断熱材が、前記床板の下面と前記梁構造体の表面とを覆うように配置されている。
請求項3の本発明では、前記床板の下方には、前記床板に対し間隔を置いて平行に延在する断熱材支持用板材が配設されており、前記板状の膨張型断熱材が、前記断熱材支持用板材の上面に配置されている。
請求項4の本発明では、前記床板と前記梁構造体とが接触して形成される継目部分には、膨張型断熱シール材が配置されている。
請求項5の本発明では、前記床板と前記梁構造体とは、連結部材を介して連結されており、該連結部分には、前記膨張型断熱シール材が配置されている。
請求項6の本発明では、前記床板の下面側及び上面側に突出する前記連結部材の端部には、前記膨張型断熱シール材が貼付けられている。
請求項7の本発明では、前記板状の膨張型断熱材が、水溶性の膨張型断熱材が固化することにより形成されている。
請求項8の本発明では、前記板状の膨張型断熱材には、該膨張型断熱材の表面を覆うように網状体が配置され、前記床板の前記下面及び前記梁構造体には、車両下方向に延出する複数のフック部材が設けられ、前記膨張型断熱材は、膨張時において前記網状体が前記フック部材に引っ掛かることにより前記膨張型断熱材の膨張量が調節されるように構成されている。
請求項9の本発明では、前記床板の上面には、断熱性敷材が配置されている。
上述の如く、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、床板の下面が車両前後方向に延びる複数の梁部材と車幅方向に延びる複数の梁部材とを組合わせた梁構造体より支持されているリニアモータ車両の床構造において、前記床板の下方には、板状の膨張型断熱材が配設されているため、火災発生時において、板状の膨張型断熱材が、炎の熱によって膨張して断熱層を形成することなり、床板の上面の温度上昇を抑えることができる。これにより、床下のスペースが小さいリニアモータ車両において、従来と同様の耐火機能を持たせることができる。また、板状の膨張型断熱材は、従来の板状の断熱材に比べて板厚が薄いため、ケーブル、配管、機器等の配設スペースを圧迫することもない。
さらに、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記板状の膨張型断熱材が、前記床板の下面と前記梁構造体の表面とを覆うように配置されているため、火災発生時において、床板の下面や梁構造体の表面から下方へ膨張して断熱層を形成することになり、熱が直接的に床板の上面へ伝わるのを防止することができる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記床板の下方には、前記床板に対し間隔を置いて平行に延在する断熱材支持用板材が配設されており、前記板状の膨張型断熱材が、前記断熱材支持用板材の上面に配置されているため、火災発生時において、膨張型断熱材が断熱材支持用板材の上面から上方へ膨張し、床板の下面及び梁構造体を覆って断熱層を形成することになり、その結果、熱が床板の上面へ伝わるのを防止することができる。また、床板の下面を直接膨張型断熱材で覆うような構成でないため、床板の直下にケーブルや配管を配置したい場合において配設スペースを容易に確保することができる。また、膨張型断熱材が断熱材支持用板材の上面から上方へ膨張するような構成であるため、断熱材支持用板材の下面側にもケーブルや配管等の配設スペースを確保することができる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記床板と前記梁構造体とが接触して形成される継目部分には、膨張型断熱シール材が配置されているため、乗客の荷重等によって生じる床板と梁構造体との間の隙間へ熱が伝わるのを防ぐことができる。加えて、火災発生時において、床板及び梁構造体が熱変形することによって生じる床板と梁構造体との間の隙間に対しても熱が伝わるのを防ぐことができる。
また、床板と梁構造体とが接触して形成される継目部分は、板状の膨張型断熱材が所望の膨張量になりにくく、結果として、板状の膨張型断熱材の膨張量に全体としてムラができる可能性があったが、板状の膨張型断熱材に比べて膨張性の高い膨張型断熱シール材を別途施行することで、全体として膨張量にムラがでないようにすることができる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記床板と前記梁構造体とは、連結部材を介して連結されており、該連結部分には、膨張型断熱シール材が配置されているため、通常、板状の膨張型断熱材を配置することができない連結部分にも耐火機能を持たせることができる。その結果、床板と梁構造体との連結部分から熱が床板の上面へ伝わるのを防止することができる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記床板の下面側及び上面側に突出する前記連結部材の端部には、前記膨張型断熱シール材が貼付けられているため、火災発生時において、熱が連結部材と介して床板の下面から上面に伝わるのを防ぐことができる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記板状の膨張型断熱材が、水溶性の膨張型断熱材が固化することにより形成されているため、膨張型断熱材をスプレー等で施行することができる。このように施行性が良いため、床板の下面及び梁構造体の表面の全てを覆うように膨張型断熱材を配置することが容易になる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記板状の膨張型断熱材には、該膨張型断熱材の表面を覆うように網状体が配置され、前記床板の前記下面及び前記梁構造体には、車両下方向に延出する複数のフック部材が設けられ、前記膨張型断熱材は、膨張時において前記網状体が前記フック部材に引っ掛かることにより前記膨張型断熱材の膨張量が調節されるように構成されているため、火災発生時において、膨張型断熱材の膨張方向及び膨張量を制御することができる。その結果、火災発生時おいて、所望の耐火機能を持たせることが容易になる。また、膨張後の膨張型断熱材の構造も網によって保持されるため、膨張型断熱材が脱落することも防止することができる。
また、本発明に係るリニアモータ車両の床構造によれば、前記床板の上面には、断熱性敷材が配置されているため、床板の下面から伝わる熱を断熱性敷材が吸熱することになり、床板の上面の温度上昇をより効果的に抑えることができる。
以下、本発明に係るリニアモータ車両の床構造を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るリニアモータ車両の断面図である。図2は、本発明の実施形態に係るリニアモータ車両の側面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るリニアモータ車両1は、磁力を使って車体2を軌道30から浮かせるとともに、リニアモータ(図示せず)で走行するように構成されている。
リニアモータ車両1は、浮上、案内、推進、ブレーキの機能をまとめたモジュール3を備えており、モジュール3は、車体2から下方に延出するように設けられている。モジュール3は、車体2の車幅方向両側に車体2の全長にわたって配置されており、モジュール3の下部には、車両進行方向に対して断面U字形に形成された吸引磁石4が設けられている。
一方、リニアモータ車両1の軌道30には、車幅方向外側に延出するように鉄製の案内レール31が設けられており、この案内レール31は、車両進行方向に対して断面U字形に形成されている。そして、案内レール31とモジュール3の吸引磁石4とのU字の頭は、互いに対向するように配置されている。
以上の構成から、リニアモータ車両1は、モジュール3に設けられた吸引磁石4が案内レール31を吸引する力により浮上力を得るように構成されている。また、モジュール3には、吸引磁石4と案内レール31との間の距離を測定するセンサー(図示せず)が設けられており、吸引磁石4は、センサーの測定結果を利用することにより吸引磁石4と案内レール31との間が一定距離に保たれるように制御される。
次に、本発明の第1実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を図3、図4及び図5を参照しながら説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を車両上方から見た平面図である。図4は、(a)が図3のA−A線断面図であり、(b)が図3のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図5は、(a)が図3のC−C線断面図であり、(b)が図3のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
図3、図4、及び図5に示すように、本発明の第1実施形態では、車体2の床板5の下面5aが梁構造体6により支持されている。この梁構造体6は、2本の側梁7と、5本のH形鋼の横梁8と、2本のH形鋼の中梁9と、2本の山型鋼の縦梁10とから構成されている。梁構造体6では、車両前後方向に延びる2本の側梁7と車幅方向に延びる2本の横梁8が矩形の枠体11を形成している。この枠体11内には3本の横梁8が所定の間隔を置いて車幅方向に延在するように支持され、また、枠体11内には、車両前後方向に延びるように2本の中梁9が所定の間隔を置いて支持されている。加えて、2本の中梁9の内側には、車両前後方向に延びるとともに床板5の下面5aに当接するように2本の縦梁10が所定の間隔を置いて支持されている。
一方、図4に示すように、床板5の下方には、車両前後方向あるいは車幅方向に延在する複数のケーブル12が配設されている。
また、床板5と縦梁10とは、図4(c)に示すように、ボルト11を挿通することにより連結されている。さらに、床板5と横梁8とは、図5(c)に示すように、ボルト11を挿通することにより連結されている。
図4に示すように、本発明の第1実施形態では、板状の膨張型断熱材13が、床板5の下面5aを覆うように配置されている。加えて、板状の膨張型断熱材13が、側梁7の表面と、横梁8の表面と、中梁9の表面とを覆うように配置されている。
また、床板5と縦梁10とは、板状の膨張型断熱材13を間に挟んでボルト11により連結されており、床板5と横梁8とは、板状の膨張型断熱材13を間に挟んでボルト11により連結されている。このように、板状の膨張型断熱材13は、床板5と梁構造体6との連結部分に用いられるため、高剛性のものが好ましい。
第1実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、板厚が20mm以下で形成されており、温度が100℃〜150℃に達した時点から膨張を開始するように構成されている。また、第1実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、膨張前の板厚と比較して、膨張後の板厚が約4倍まで膨張するように構成されている。
加えて、第1実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、アメリカの耐火基準であるASTM(American Standard Test Method)E−119を満たすように構成されている。以下に、ASTM E−119の試験要領について説明する。
図6は、ASTM E−119において使用する加熱炉の斜視図であり、図7は、ASTM E−119において試験体を加熱する際の加熱曲線を示している。
図6に示すように、ASTM E−119で使用する加熱炉40は、矩形の開口部41を有しており、加熱炉40内には、複数のガスバーナー42が設けられている。また、開口部41の近傍には、複数の熱電体(温度センサ)43が設けられている。
以下に、ASTM E−119の試験手順を説明する。
まず、加熱炉40に試験体を配置する。本実施形態のような交通車両では、床構造のみを加熱炉40に配置する。
次に、加熱炉40に配置した試験体(床構造)に、乗客満員時を想定して、設計最大荷重をかける。
そして、ASTM E−119の試験要領で定められているように、加熱面側(床板5の下面5a)と非加熱面側(床板5の上面5b)に熱電体43を配置する。
この状態で、図7で示されている加熱曲線に従って加熱面側(床板5の下面5a)を30分加熱し、下記(a)、(b)、(c)を満足する必要がある。
(a)試験体(床構造)を加熱する加熱温度を5分ごとに管理し,加熱温度の変動が±10%以内とすること
(b)非加熱面(床板5の上面5b)の熱電体43の温度上昇量が平均139℃以下、最高181℃以下であること
(c)試験中に試験体(床構造)に破壊、崩落等がないこと
第1実施形態に係る板状の膨張型断熱材13では、以上の基準を満たすものを使用している。
次に、火災発生時における第1実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の状態を説明する。
図8は、火災発生時における第1実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が図3のA−A線断面図であり、(b)が図3のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図9も同様に火災発生時における第1実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が図3のC−C線断面図であり、(b)が図3のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
第1実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、火災発生時において、約100℃〜150℃になった時点から膨張を開始し、1分程度で板厚が4倍程度になる。図8及び図9に示すように、板状の膨張型断熱材13は、膨張後は床板5の下面5a及び梁構造体6の周囲に断熱層を形成し、床板5の上面5bへ熱が伝わるのを防ぐようになっている。
このように、第1実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、板状の膨張型断熱材13が、床板5の下面5aと梁構造体6の表面とを覆うように配置されているため、火災発生時において、板状の膨張型断熱材13が、炎の熱によって膨張して断熱層を形成することなり、床板5の上面5bの温度上昇を抑えることができる。これにより、床下のスペースが小さいリニアモータ車両1において、従来と同様の耐火機能を持たせることができる。また、板状の膨張型断熱材13は、従来の板状の断熱材に比べて板厚が薄いため、ケーブル12等の配設スペースを圧迫することもない。
次に、本発明の第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を、図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を車両上方から見た平面図である。図11は、(a)が図10のA−A線断面図であり、(b)が図10のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図であり、(d)が(b)におけるYの拡大図である。また、図12は、(a)が図10のC−C線断面図であり、(b)が図10のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図であり、(d)が(b)におけるYの拡大図である。
なお、前述した第1実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図11及び図12に示すように、本発明の第2実施形態では、板状の膨張型断熱材13が、床板5の下面5aを覆うように配置されている。また、板状の膨張型断熱材13が、側梁7の表面と、横梁8の表面と、中梁9の表面と、縦梁10の表面とを覆うように配置されている。
また、図11(c),(d)及び図12(c),(d)に示すように、床板5と縦梁10とが接触して形成される継目部分14と、床板5と側梁7とが接触して形成される継目部分15と、床板5と横梁8とが接触して形成される継目部分16とには、膨張型断熱シール材17が配置されている。さらに、縦梁10から床板5の下面5a側へ突出するボルト11の端部には、膨張型断熱シール材17が貼付けられている。また、床板5の上面5b側に突出するボルト11の端部には、膨張型断熱シール材17が貼付けられている。
ここで、第2実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、第1実施形態で説明したものと同様のものを使用している。
また、膨張型断熱シール材17は、温度が100℃〜150℃に達した時点から膨張を始めるように構成されており、膨張前の厚さと比較して、膨張後の厚さが約20倍まで膨張するように構成されている。
さらに、第2実施形態に係る膨張型断熱シール材17は、アメリカの耐火基準であるASTM E−814を満たすように構成されている。ASTM E−814は、本実施形態におけるボルト11の挿通部分のような貫通部分のファイヤーストップシステム(FSS)の燃焼試験規格であり、以下について所定の条件を満たす必要がある。
・F−rating 試験時間中に貫通部(ボルト11の挿通部分)を炎が通らないこと(1−4時間)
・T−rating 非加熱面(床板5の上面5b)が180℃+常温(24℃)に達しない時間
・L−rating(オプション) FSSを通した空気の漏れ量(測定単位はCFM/sq)
第2実施形態に係る膨張型断熱シール材17は、以上の基準を満たすものを使用しており、例えば、3M(スリーエム)社のCP−25WB等を使用することができる。
次に、火災発生時における第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の状態を説明する。
図13は、火災発生時における第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の断面図を示しており、(a)が図10のA−A線断面図であり、(b)が図10のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図14も同様に火災発生時における第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の断面図を示しており、(a)が図10のC−C線断面図であり、(b)が図10のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
第2実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、火災発生時において、約100℃〜150℃になった時点から膨張し始めて、1分程度で板厚が4倍程度になる。図13及び図14に示すように、板状の膨張型断熱材13は、膨張後は床板5の下面5a及び梁構造体6の周囲に断熱層を形成し、床板5の上面5bへ熱が伝わるのを防ぐようになっている。
また、第2実施形態に係る膨張型断熱シール材17は、火災発生時において、約100℃〜150℃になった時点から膨張し始めて、最終的には厚さが膨張前と比較して約20倍程度になる。図13及び図14に示すように、膨張型断熱シール材17は、膨張後は床板5と梁構造体6とが接触して形成される継目部分14,15,16に断熱部を形成し、床板5と梁構造体6との間の隙間へ熱が伝わるのを防ぐようになっている。また、膨張型断熱シール材17は、ボルト11の端部に断熱部を形成し、熱がボルト11を介して床板5の下面5aから上面5bへ伝わるのを防ぐようになっている。
このように、第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、床板5と梁構造体6とが接触して形成される継目部分14,15,16には、膨張型断熱シール材17が配置されているため、乗客の荷重等によって生じる床板5と梁構造体6との間の隙間へ熱が伝わるのを防ぐことができる。加えて、火災発生時において、床板5及び梁構造体6が熱変形することによって生じる床板5と梁構造体6との間の隙間に対しても熱が伝わるのを防ぐことができる。
また、床板5と梁構造体6とが接触して形成される継目部分14,15,16は、膨張型断熱材が所望の膨張量になりにくく、結果として、膨張型断熱材の膨張量に全体としてムラができる可能性があったが、板状の膨張型断熱材13に比べて膨張性の高い膨張型断熱シール材17を別途施行することで、全体として膨張量にムラがでないようにすることができる。
また、第2実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、床板5の下面5a側及び上面5b側に突出するボルト11の端部には、膨張型断熱シール材17が貼付けられているため、火災発生時において、熱がボルト11と介して床板5の下面5aから上面5bに伝わるのを防ぐことができる。これにより、床板5の上面5bの温度上昇を抑えることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を、図面を参照しながら説明する。
図15は、本発明の第3実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を車両上方から見た平面図である。図16は、(a)が図15のA−A線断面図であり、(b)が図15のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図17は、(a)が図15のC−C線断面図であり、(b)が図15のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
なお、前述した第1実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本発明の第3実施形態では、床板5の下方には、床板5に対し間隔を置いて平行に延在する複数の断熱材支持用板材18が配設されている。断熱材支持用板材18は、横梁8及び縦梁10で区画された矩形形状の板材であり、例えば、ステンレス板材等で形成されている。加えて、断熱材支持用板材18の縁部には、横梁8あるいは縦梁10の形状に沿って湾曲したフランジ部18aが形成されている。
また、床板5と横梁8とは、断熱材支持用板材18のフランジ部18aを挟んでボルト11により連結されており、床板5と縦梁10とは、断熱材支持用板材18のフランジ部18aを挟んでボルト11により連結されている。
そして、本発明の第3実施形態では、断熱材支持用板材18の上面18aには、板状の膨張型断熱材13が配置されている。加えて、床板5と横梁8との連結部分及び床板5と縦梁10との連結部分には、膨張型断熱シール材17が横梁8あるいは縦梁10を覆うように配置されている。
ここで、板状の膨張型断熱材13は、第1実施形態で説明したものと同様のものを使用し、膨張型断熱シール材17は、第2実施形態で説明したものと同様のものを使用している。
次に、火災発生時における第3実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の状態を説明する。
図18は、火災発生時における第3実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の断面図を示しており、(a)が図15のA−A線断面図であり、(b)が図15のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図19も同様に火災発生時における第3実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の断面図を示しており、(a)が図15のC−C線断面図であり、(b)が図15のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
第3実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、火災発生時において、約100℃〜150℃になった時点から膨張し始めて、1分程度で板厚が4倍程度になる。図18及び図19に示すように、板状の膨張型断熱材13は、膨張後は断熱材支持用板材18の上面18bと床板5の下面5aとの間の空間を埋めるように断熱層を形成し、床板5の上面5bへ熱が伝わるのを防ぐようになっている。
また、第3実施形態に係る膨張型断熱シール材17は、火災発生時において、約100℃〜150℃になった時点から膨張し始めて、最終的には厚さが膨張前と比較して約20倍程度になる。図18(c)及び図19(c)に示すように、膨張型断熱シール材17は、床板5と横梁8との連結部分及び床板5と縦梁10との連結部分に断熱部を形成し、熱がボルト11を介して床板5の下面5aから上面5bへ伝わるのを防ぐようになっている。
このように、第3実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、床板5の下方には、床板5に対し間隔を置いて平行に延在する複数の断熱材支持用板材18が配設されており、板状の膨張型断熱材13が、断熱材支持用板材18の上面18bに配置されているため、火災発生時において、膨張型断熱材13が断熱材支持用板材18の上面18bから上方へ膨張し、床板5の下面5a及び梁構造体6を覆って断熱層を形成することになり、その結果、熱が床板5の上面5bへ伝わるのを防止することができる。また、床板5の下面5aを直接膨張型断熱材13で覆うような構成でないため、床板5の直下にケーブル12等を配置したい場合において配設スペースを容易に確保することができる。また、膨張型断熱材13が断熱材支持用板材18の上面18bから上方へ膨張するような構成であるため、断熱材支持用板材18の下面側にもケーブル12等の配設スペースを確保することができる。
また、床板5と横梁8との連結部分及び床板5と縦梁10との連結部分には、膨張型断熱シール材17が配置されているため、通常、板状の膨張型断熱材13を配置することができない連結部分にも耐火機能を持たせることができる。その結果、熱が床板5と横梁8との連結部分及び床板5と縦梁10との連結部分から床板5の上面5bへ伝わるのを防止することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を、図面を参照しながら説明する。
図20は、本発明の第4実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を車両上方から見た平面図である。図21は、(a)が図20のA−A線断面図であり、(b)が図20のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図22は、(a)が図20のC−C線断面図であり、(b)が図20のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
なお、前述した第1実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本発明の第4実施形態では、板状の膨張型断熱材13が、床板5の下面5aを覆うように配置されている。加えて、板状の膨張型断熱材13が、側梁7の表面と、横梁8の表面と、中梁9の表面と、縦梁10の表面とを覆うように配置されている。ここで、板状の膨張型断熱材13は、第1実施形態で説明したものと同様のものを使用している。
そして、本発明の第4実施形態では、板状の膨張型断熱材13には、膨張型断熱材13の表面を覆うように網19が配置され、床板5の下面5a及び中梁9には、車両下方向に延出する複数のフック部材20が設けられている。このフック部材20は、隣接するフック部材20と所定の間隔(300mm〜500mm)を置いて配置されている。これにより、膨張型断熱材13が、膨張時において網19がフック部材20に引っ掛かることにより所望の膨張量(80mm)に調節されるように構成されている。
次に、火災発生時における第4実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の状態を説明する。
図23は、火災発生時における第4実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の断面図を示しており、(a)が図20のA−A線断面図であり、(b)が図20のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。また、図24も同様に火災発生時における第4実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の断面図を示しており、(a)が図20のC−C線断面図であり、(b)が図20のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
第4実施形態に係る板状の膨張型断熱材13は、火災発生時において、約100℃〜150℃になった時点から膨張し始める。図23及び図24に示すように、板状の膨張型断熱材13は、所望の膨張量まで膨張すると、網19がフック部材20に引っ掛かることになり、その結果、板状の膨張型断熱材13がそれ以上膨張しないようになっている。膨張後は床板5の下面5a及び梁構造体6の周囲に断熱層を形成し、熱が床板5の上面5bへ伝わるのを防ぐようになっている。
このように、第4実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、板状の膨張型断熱材13には、膨張型断熱材13の表面を覆うように網19が配置され、床板5の下面5a及び中梁9には、車両下方向に延出する複数のフック部材20が設けられ、膨張型断熱材13は、膨張時において網19がフック部材20に引っ掛かることにより膨張型断熱材13の膨張量が調節されるように構成されているため、火災発生時において、膨張型断熱材13の膨張方向及び膨張量を制御することができる。その結果、火災発生時おいて、所望の耐火機能を持たせることが容易になる。また、膨張後の膨張型断熱材13の構造も網19によって保持されるため、膨張型断熱材13が脱落することも防止することができる。
次に、本発明の第5実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を、図面を参照しながら説明する。
図25は、(a)が本発明の第5実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の車幅方向における断面図であり、(b)が(a)におけるXの拡大図である。また、図26は、(a)が本発明の第5実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造の車両前後方向における断面図であり、(b)が(a)におけるYの拡大図である。
なお、前述した第1実施形態で説明したものと同様の部分については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本発明の第5実施形態では、床板5の上面5bには、断熱性敷材21が配置されている。この断熱性敷材21は、例えばゴム製のカーペット等である。
なお、火災発生時において、梁構造体6が炎に対してむき出しでは要求された耐火性能を満たすことが困難な可能性があるので、本実施形態は、他の実施形態(第1実施形態〜第4実施形態)と組合わせることが望ましい。
このように、第5実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、床板5の上面5bには、断熱性敷材21が配置されているため、床板5の下面5aから伝わる熱を断熱性敷材21が吸熱することになり、床板5の上面5bの温度上昇をより効果的に抑えることができる。
次に、本発明の第6実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造を説明する。
本発明の第6実施形態では、板状の膨張型断熱材13が、水溶性の膨張型断熱材が固化することにより形成されている。この水溶性の膨張型断熱材を使用して板状に形成する場合には、水溶性の膨張型断熱材を水に溶かし、スプレーで床板5の下面5a及び梁構造体6に吹付け、乾燥させる。この吹付けと乾燥とを繰返すことにより所望の厚さ(20mm以下)に形成することができる。
また、第6実施形態に係る水溶性の膨張型断熱材は、温度が100℃〜150℃に達した時点から膨張を始めるようになっており、膨張前の板厚と比較して、膨張後の板厚が約8〜20倍まで膨張するように構成されている。
なお、第6実施形態に係る水溶性の膨張型断熱材は、第1実施形態と同様にASTM E−119の基準を満たしており、例えば、オーソン(Auson)社のNoxudol N999等を使用することができる。
また、本実施形態では、水溶性の膨張型断熱材を水に溶かし、スプレーで床板5の下面5aに吹き付けているが、本実施形態は一例にすぎず、これに限定されない。すなわち、膨張型断熱材が一定の厚みで形成されればよく、塗布等の他の施工手段により形成してもよい。
このように、第6実施形態に係るリニアモータ車両1の床構造によれば、板状の膨張型断熱材13が、水溶性の膨張型断熱材を吹付けることにより形成されているため、膨張型断熱材13をスプレー等で施行することができる。このように施行性が良いため、床板5の下面5a及び梁構造体6の表面の全てを覆うように膨張型断熱材を配置することが容易になる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
上記実施形態では、板状の膨張型断熱材13は、リニアモータ車両1に用いられているが、リニアモータ車両1に限らず、床下にスペースがない他の交通車両にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るリニアモータ車両の断面図である。 本発明の実施形態に係るリニアモータ車両の側面図である。 本発明の第1実施形態に係るリニアモータ車両の床構造を車両上方から見た平面図である。 図4は、(a)が図3のA−A線断面図であり、(b)が図3のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 (a)が図3のC−C線断面図であり、(b)が図3のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 ASTM E−119において使用する加熱炉の斜視図である。 ASTM E−119において試験体を加熱する際の加熱曲線を示した図である。 火災発生時における第1実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図3のA−A線断面図であり、(b)が火災発生時における図3のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 火災発生時における第1実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図3のC−C線断面図であり、(b)が火災発生時における図3のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るリニアモータ車両の床構造を車両上方から見た平面図である。 (a)が図10のA−A線断面図であり、(b)が図10のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図であり、(d)が(a)におけるYの拡大図である。 (a)が図10のC−C線断面図であり、(b)が図10のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図であり、(d)が(b)におけるYの拡大図である。 火災発生時における第2実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図10のA−A線断面図であり、(b)が火災発生時における図10のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 火災発生時における第2実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図10のC−C線断面図であり、(b)が火災発生時における図10のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るリニアモータ車両の床構造を車両上方から見た平面図である。 (a)が図15のA−A線断面図であり、(b)が図15のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 (a)が図15のC−C線断面図であり、(b)が図15のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 火災発生時における第3実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図15のA−A線断面図であり、(b)が火災発生時における図15のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 火災発生時における第3実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図15のC−C線断面図であり、(b)が火災発生時における図15のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 本発明の第4実施形態に係るリニアモータ車両の床構造を車両上方から見た平面図である。 (a)が図20のA−A線断面図であり、(b)が図20のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 (a)が図20のC−C線断面図であり、(b)が図20のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 火災発生時における第4実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図20のA−A線断面図であり、(b)が火災発生時における図20のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 火災発生時における第4実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の断面図を示しており、(a)が火災発生時における図20のC−C線断面図であり、(b)が火災発生時における図20のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。 (a)が本発明の第5実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の車幅方向における断面図であり、(b)が(a)におけるXの拡大図である。 (a)が本発明の第5実施形態に係るリニアモータ車両の床構造の車両前後方向における断面図であり、(b)が(a)におけるYの拡大図である。 従来の軌道系交通システムの車両の床構造を車両上方から見た平面図である。 (a)が図27のA−A線断面図であり、(b)が図27のB−B線断面図であり、(c)が(a)におけるXの拡大図である。 (a)が図27のC−C線断面図であり、(b)が図27のD−D線断面図であり、(c)が(a)におけるYの拡大図である。
符号の説明
1 リニアモータ車両
2 車体
3 モジュール
4 吸引磁石
5 床板
5a 床板の下面
5b 床板の上面
6 梁構造体
7 側梁
8 横梁
9 中梁
10 縦梁
11 ボルト
12 ケーブル
13 膨張型断熱材
14,15,16 床板と梁構造体との継目部分
17 膨張型断熱シール材
18 断熱材支持用板材
18a フランジ部
18b 断熱材支持用板材の上面
19 網
20 フック部材
21 断熱性敷材

Claims (9)

  1. 床板の下面が車両前後方向に延びる複数の梁部材と車幅方向に延びる複数の梁部材とを組合わせた梁構造体より支持されているリニアモータ車両の床構造において、
    前記床板の下方には、板状の膨張型断熱材が配設されていることを特徴とするリニアモータ車両の床構造。
  2. 前記板状の膨張型断熱材が、前記床板の下面と前記梁構造体の表面とを覆うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ車両の床構造。
  3. 前記床板の下方には、前記床板に対し間隔を置いて平行に延在する断熱材支持用板材が配設されており、前記板状の膨張型断熱材が、前記断熱材支持用板材の上面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ車両の床構造。
  4. 前記床板と前記梁構造体とが接触して形成される継目部分には、膨張型断熱シール材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のリニアモータ車両の床構造。
  5. 前記床板と前記梁構造体とは、連結部材を介して連結されており、該連結部分には、前記膨張型断熱シール材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のリニアモータ車両の床構造。
  6. 前記床板の下面側及び上面側に突出する前記連結部材の端部には、前記膨張型断熱シール材が貼付けられていることを特徴とする請求項5に記載のリニアモータ車両の床構造。
  7. 前記板状の膨張型断熱材が、水溶性の膨張型断熱材が固化することにより形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のリニアモータ車両の床構造。
  8. 前記板状の膨張型断熱材には、該膨張型断熱材の表面を覆うように網状体が配置され、前記床板の前記下面及び前記梁構造体には、車両下方向に延出する複数のフック部材が設けられ、前記膨張型断熱材は、膨張時において前記網状体が前記フック部材に引っ掛かることにより前記膨張型断熱材の膨張量が調節されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のリニアモータ車両の床構造。
  9. 前記床板の上面には、断熱性敷材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載のリニアモータ車両の床構造。

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