JP2022104181A - 移植機 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に開示された移植機は、トラクタに連結されたロータリ耕耘機の後部に装着されたものである。移植機は、苗を収容する多数の供給カップを有する苗供給装置と、苗供給装置から供給された苗を圃場に植え付ける植付装置とを有する。苗供給装置の上方に苗置き台が設けられている。苗置き台に苗トレイが載せられて、苗トレイの苗が苗供給装置に供給され、植付装置により苗が圃場に移植される。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、移植作業を停止させることなく苗置き台に苗トレイを迅速に供給することができる移植機を提供することを目的とする。
また、前記案内部は、前記苗置き台の前記幅方向の一端部から他端部にわたって延びている。
また、前記苗置き台は、平面視にて四角形状の枠体を有し、前記案内部は、前記枠体の対向する二辺を接続している。
また、前記苗置き台は、上下方向に並んで配置された複数の苗置き台を含み、前記苗置き台の前記幅方向外側であって地面よりも高い位置には、前記苗置き台に前記苗トレイを置くときに作業者が上がることができるステップが設けられている。
図1は、走行しながら対地作業(耕耘等)と共に苗の植え付け(移植)を行うことができる作業機1を示している。作業機1は、走行体1Aと、走行体1Aの後部に装着された対地作業装置1Bを有する。対地作業装置1Bは、走行体1Aの後部に昇降可能に装着された第1対地作業機2と、第1対地作業機2の後部に昇降可能に装着された第2対地作業機3とを備えている。
なお、走行体1Aは、トラクタには限定されず、他の走行車両であってもよい。また、第1対地作業機2は、ロータリ耕耘機に限定されることはなく、圃場に対して作業をする機械であればよい。また、ロータリ耕耘機2は、センタードライブ式のロータリ耕耘機を例示しているが、サイドドライブ式のロータリ耕耘機であってもよい。
原動機E1は、例えば、ディーゼルエンジンである。また、原動機E1は、ガソリンエ
ンジン、LPGエンジン又は電動モータであってもよいし、エンジン及び電動モータを有するハイブリッド型であってもよい。
車体6の後部には、運転席5が搭載されていると共に、原動機E1の動力を取り出す動力取出軸(PTO軸)22が後方突出状に装備されている。即ち、走行体1Aは、原動機E1の動力を取り出す動力取出軸22を有する。運転席5の前方には、ステアリングホイール8が設けられている。また、トラクタ1Aは、前部にバッテリ(図示略)を搭載している。
図2及び図3は、対地作業装置1Bの詳細図である。
ロータリ耕耘機2はロータリ機枠11を有し、移植機3は移植機機枠37を有し、ロータリ機枠11と移植機機枠37は、平行リンク機構からなる連結機構41により上下動可能に連結されている。
作業機1は、対地作業装置1Bとして、圃場に成形された畝にマルチフィルムを敷設するマルチフィルム敷設装置300を備えている。マルチフィルム敷設装置300は、ロータリ耕耘機2に装着される。マルチフィルム敷設装置300は、ロータリ耕耘機2の後方且つ移植機3の前方に配置される。
図2に示すように、対地作業装置1Bを構成する移植機3は、移植機機枠37に設けられた移植ユニット36を有する。移植ユニット36は、苗供給装置38と、苗供給装置の
下方に設けられた植付装置39と、植付装置39の後方に設けられた覆土装置40とを有する。苗供給装置38の上方に苗置き台190が設けられている。苗置き台190は、移植機機枠37の上に立設されたスタンド132に設けられている。苗置き台190は、図8に示す苗トレイ189を載置するものである。苗トレイ189に、図19に示す苗Nが収容されている。
第1移植ユニット36Aと第2移植ユニット36Bは、連結フレーム130により連結されている。第1移植ユニット36A及び第2移植ユニット36Bは、畝形成装置Aにより形成された複数の畝のうちの各畝の上方に位置している。
苗供給装置38は、植付装置39に対して苗N(図19参照)(ソイルブロック苗等)を供給する装置である。植付装置39は、苗供給装置38から供給される苗Nを圃場に植え付ける装置であり、原動機E1の動力によって昇降し、苗Nを保持して下降すると共に圃場に突入して苗Nを植え付ける植付具64を有する。覆土装置40は、植え付けた苗Nの根本部分に土寄せして覆土すると共に、苗Nの根本部分を鎮圧する装置である。
なお、移植ユニットは、3つ以上であってもよい。また、移植ユニットは、複数設けられることが好ましいが、1つであってもよい。即ち、移植機3は、少なくとも、1つの移植ユニットを有していればよい。したがって、移植機3は、少なくとも1つの苗供給装置を有していればよい。また、植付装置は、1つの移植ユニットに対して少なくとも1つ設
けられていればよい。即ち、移植機3は、少なくとも1つの植付装置(植付具)を有していればよい。
図3に示すように、前方椅子187A,Bは、移植機機枠37に設けられている。前方椅子187A,Bは、ロータリ耕耘機2と移植機3との間に配置されている。
後方椅子取付体199は、車輪206で圃場に接地しており、ロータリ耕耘機2及び移植機3に対して圃場の凹凸に追従して上下動する。
図3に示すように、作業機1は、苗トレイ189を収容するコンテナ(図示省略)を載せるための予備苗台280L,280Rを備えている。予備苗台280L,280Rは、ロータリ耕耘機2の上方に配置されている。予備苗台280Lは、ロータリ耕耘機2の左部の上方であって、第1前方椅子187Aの前方に配置されている。予備苗台280Rは、ロータリ耕耘機2の右部の上方であって、第2前方椅子187Bの前方に配置されている。
図4において、トラクタ1Aの原動機E1からの動力は、動力伝達ケースT1のPTO軸22を介して、ロータリ耕耘機2の伝動ケース12の入力軸21に受け入れられる。
入力軸21の後部には、第1ギア(ベベルギア)G1が設けられている。第1ギアG1は、第2ギア(ベベルギア)G2に噛合している。第2ギアG2は、機幅方向K2の軸心を有する第1伝動軸S1に設けられている。第1伝動軸S1には、第3ギア(平歯車)G3が設けられている。第3ギアG3は、該第3ギアG3の下方に位置する第4ギア(平歯車)G4に噛合している。第4ギアG4は、該第4ギアG4の下方に位置する第5ギア(平歯車)G5に噛合している。第5ギアG5は、回転軸16に設けられている。
第1伝動軸S1は、ロータリ耕耘機2の幅方向の略中央から機幅外方の一方(左方)に向けて延びている。第1伝動軸S1の機幅外方側の一端部(左端部)には、第1スプロケットSP1が設けられている。第1伝動軸S1の前方には、機幅方向に延びる第2伝動軸S2が設けられている。第2伝動軸S2には、第2スプロケットSP2が設けられている。第1スプロケットSP1と第2スプロケットSP2には、チェーン26が掛け渡されている。これにより、第1伝動軸S1に伝達された動力は、第2伝動軸S2に伝達される。
第6ギアG6の近傍には、第6ギアG6の凹凸を検出することによりパルス状の信号を出力する(パルスを発生させる)パルスセンサ25が設けられている。パルスセンサ25は、例えば、磁気抵抗素子式の回転センサが採用される。パルスセンサ25は、制御装置(図示略)に接続されており、発生したパルスは制御装置に入力される。制御装置は、パルスセンサ25からの信号に基づいて(信号処理を行って)第2伝動軸S2の回転数を計測する。第2伝動軸S2の回転数を計測することで、原動機E1の回転数を算出することができ、原動機E1の回転数から作業機1の移動量を算出することができる。また、植付具64の位置(上限位置)を検出することもできる。制御装置は、CPUやEEPROMなどを備えたマイクロコンピュータを利用して構成してある。制御装置は、例えば、トラクタ1Aのバッテリに接続され、このバッテリから電力が供給される。
第3伝動軸S3にはウォーム30が設けられ、ウォーム30はウォームホイール31に噛合している。ウォームホイール31は、第4伝動軸S4に設けられている。第4伝動軸S4はブレーキ27を介して出力軸32に連結されている。第3伝動軸S3に伝達された動力は、ウォーム30、ウォームホイール31、第4伝動軸S4及びブレーキ27を介して出力軸32に伝達される。したがって、原動機E1からの動力は、ウォーム30等を介して出力軸32から移植機3に伝達される。
主軸107には、第1トルクリミッタ108、第2トルクリミッタ109が設けられている。第1トルクリミッタ108は、第1移植ユニット36Aに過負荷が加わったとき、主軸107から第1移植ユニット36Aへの動力の伝達(トルク伝達)を遮断する。第2トルクリミッタ109は、第2移植ユニット36Bに過負荷が加わったとき、主軸107から第2移植ユニット36Bへの動力の伝達(トルク伝達)を遮断する。
主軸107に伝達された動力は、第1伝動機構(チェーン巻掛伝動機構)115aを介して第1軸111に伝達される。また、主軸107に伝達された動力は、第2伝動機構(チェーン巻掛伝動機構)115bを介して第2軸112に伝達される。
索体180の外周側に索体180に沿って第1供給カップ171及び第2供給カップ172が配置されている。
第1植付装置39A及び第2植付装置39Bは、同様に構成されるので、図5、図6に図示した第1植付装置39Aの構造を説明し、第2植付装置39Bについての構造の説明は省略する。また、左の第1植付装置39ALと右の第1植付装置39ARとは、左右対称に構成されている他は、同様に構成されるので、共通部分の説明を省略して説明する。
第1植付装置39ALは、植付具64と、植付昇降機構139とを有する。第1植付装置39ARは、第1植付装置39ALと同様に、植付具64と、植付昇降機構139とを有する。
植付具64は、圃場(畝)に苗を植え付ける部材である。植付具64は先端が下方に向いたくちばし状を呈し(図5参照)、前構成体140と後構成体141を有している。植付具64は、前構成体140と後構成体141とが前後方向K1で離反及び近接することにより開閉自在とされている。なお、前構成体140と後構成体141とは引張りバネによって閉じる方向に付勢されている。
第12伝動機構115mは、第9伝動機構115iと同様に構成される。この第12伝動機構115mによって第4軸114から左の第2植付装置39BLの支軸118Lに動力が伝達され、第2植付装置39BLの支軸118Lが回転する。
植付昇降機構139は、第1ケース120と、第2ケース121と、取付部材122とを有する。植付昇降機構139Lの第1ケース120は、第1植付フレーム78Lに支軸118Lを介して回転自在に支持されている。植付昇降機構139Rの第1ケース120は、第2植付フレーム78Rに支軸118Rを介して回転自在に支持されている。第2ケース121は、第1ケース120の遊端側に回転自在に支持されている。取付部材122は、第2ケース121に支持されている。取付部材122に植付具64が支持されている。
植付具64には、上昇した位置(上死点位置)で苗が落下供給される。このとき植付具64は閉じた状態であって、該植付具64の内部に苗が収容され且つ保持される。その後、植付具64は、苗を保持して下降すると共に下部が圃場に突入する。また、植付具64は、圃場に突入した際に開き、圃場に植穴を形成すると共に開いた状態で苗を下方に落下して放出する。これにより、圃場に苗が植え付けられる。
4が上下に一往復する。
第1植付装置39ALと第1植付装置39ARとは、機幅方向K2に並んで、前後方向K1において異なる位置に配置されている。これによって、一つの移植ユニットによって、畝に苗を千鳥状に2条植えする(機幅方向K2で隣接する苗の一方を他方に対して前後一方に位置ずれして植え付ける)ようにしている。
図4に示すように、移植機3は、複数のアシスト装置123を有する。複数のアシスト装置123は、第1移植ユニット36Aに設けられた第1アシスト装置123Aと、第2移植ユニット36Bに設けられた第2アシスト装置123Bとを含む。アシスト装置123は、植付具64の昇降動作をアシストする装置である。アシスト装置123は、植付具64を上昇させる方向に付勢するアシストスプリングを有している。アシスト装置123を有することにより、上死点の手前で電磁クラッチ24を切断しても、植付具64が上死点まで惰性で動ききらずに逆転するという事態を防止することができる。
移植機3は、圃場に苗を植え付ける植付装置39と、植付装置39に苗を供給する苗供給装置38と、苗供給装置38に供給される苗N(図19参照)を収容した苗トレイ189を載置するための苗置き台190と、を備えている。苗トレイ189は、上面に苗Nを個別に収容可能な複数の収容凹部189aが縦横に並列して形成され、下面に隣り合う収容凹部189aの間に形成されて並列の方向に延びる溝部189bを有している。苗置き台190は、苗トレイ189が載置される載置部190aと、載置部190a上での苗トレイ189の移動を案内する案内部190bと、を有している。案内部190bは、載置部190aよりも上方に突出して設けられ、載置部190aに苗トレイ189を載置したときに溝部189bに入って溝部189bに沿って延びている。
図2、図3に示すように、苗置き台190は、前方椅子187A,Bと後方椅子187C,Dとの間に配置されている。苗置き台190は、第1移植ユニット36Aと第2移植ユニット36Bの上方に配置されている。苗置き台190は、移植機3の機幅方向K2の全長にわたって配置されている。
スタンド132の上部に前後一対の縦枠132aが立設され、縦枠132aの上端と中途部に、横枠132b、132bが架け渡されている。スタンド132の上、及び各段の横枠132bの上に、苗置き台190が3段にわたって取り付けられている。
図8は、苗置き台190に置かれる苗トレイ189の斜視図である。
載置部190aは、前後連結材190dと左右連結材190eにより構成されている。
案内部190bは、載置部190aよりも上方に突出して設けられ、載置部190aに苗トレイ189を載置したときに溝部189bに入って溝部189bに沿って延びる。
案内部190bは、苗置き台190の幅方向(機幅方向K2)に延びている。詳しくは。案内部190bは、苗置き台190の幅方向(機幅方向K2)の一端部(左端部)から他端部(右端部)にわたって延びている。
図9~図11に示すように、苗トレイ189は苗置き台190上に載置される。図11に示すように、苗トレイ189は、苗置き台190の側方(機体外方側)から矢印方向(機体内方側)にスライドさせて苗置き台190に載置することができる。
苗置き台190は、苗供給装置38の上方であって且つ前方椅子187A,Bと後方椅子187C,Dとの間に位置している。苗置き台190は、案内部190bが機幅方向に延びるように配置されている。
図2、図3に示すように、苗置き台190の幅方向外側(機幅外方側)であって地面よりも高い位置には、苗置き台190に苗トレイ189を置くときに作業者が上がることができるステップSが設けられている。図2に示すように、機幅方向K2において、ステッ
プSは、苗置き台190の機幅外方側の端部とオーバラップする位置にある。また、前後方向K1において、ステップSは、前方椅子187A,Bとオーバラップする位置にある。
作業者は、苗置き台190上の苗トレイ189から苗Nを、苗供給カップ171、172に供給することができる。苗置き台190は、第1苗供給装置38Aの上方と第2苗供給装置38Bの上方とに跨るように配置されているため、第1前方椅子187A、第2前方椅子187B、第1後方椅子187C、第2後方椅子187Dの各椅子に着座した作業者が、苗置き台190上の苗トレイ189から苗Nを取ることができる。即ち、苗置き台190は、各椅子187に着座した作業者が苗置き台190上の苗トレイ189から苗Nを取ることができる位置に配置されている。
移植機3を走行させながら移植作業を行っているとき、苗が収容された新しい苗トレイを積載した苗運搬伴走車が移植機3の側方を伴走している。従来は、苗置き台190上の苗が無くなると、トラクタを一旦停止させて、苗運搬伴走車に積載された苗トレイを移植機3の苗置き台190に積み替えていた。
移植機3は、圃場に苗を植え付ける植付装置39と、植付装置39に苗Nを供給する苗供給装置38と、を備えている。苗供給装置38は、苗Nを受け入れて植付装置39に向けて落下させる苗供給カップ171,172を有している。苗供給カップ171,172は、上部に苗Nの受入口181aを有し且つ下部に苗Nの落下口181bを有する筒状のカップ本体181と、落下口181bを閉鎖又は開放可能な底蓋183と、底蓋183をカップ本体181に対して開閉可能に接続するヒンジ部と、底蓋183を落下口181bを開放する方向に付勢する付勢部材と、底蓋183が開放したときの位置を規制する規制部Pと、を有している。
図12は、苗供給装置38の平面図である。
苗供給装置38は、当該苗供給装置38の下方に位置する植付装置39の植付具64に苗を落下させて供給する装置である。
図3に示す第1苗供給装置38Aと第2苗供給装置38Bとは、構成が同じであるので、図12に第1苗供給装置38Aの構造を図示して説明し、第2苗供給装置38Bの説明は省略し、また、図12以降の図及びその説明では、第1、第2の記載や符号のA,Bを省略する。
第1供給カップ171と第2供給カップ172は、移送機構177(図4参照)によって移送経路R1に沿って矢印Y1(図4参照)方向に間欠的に移送される。移送機構177は、第1回転体178(図4、図5参照)と、第2回転体179と、索体180とを有する。第1回転体178及び第2回転体179はスプロケットによって構成され、索体180は、第1回転体178と第2回転体179とにわたって巻掛けられた無端状(ループ状)のチェーンによって構成されている。第1供給カップ171及び第2供給カップ172は、索体180の外周側に索体180に沿って配置されている。
カップ本体181の外周面には、ヒンジ軸H1を支持する軸支部H2と、軸支部H2を補強する補強リブH3とが突設されている。補強リブH3は、ヒンジ軸H1の一端側に設けられた第1補強リブH3Rと、ヒンジ軸H1の他端側に設けられた第2補強リブH3L
とを含む。
図15、図16に示すように、第1供給カップ171は、底蓋183が開放したときの位置を規制する規制部Pを有する。
この構成によれば、付勢部材Fは、底蓋183を落下口181bを開放する方向に付勢しているので、開放時の底蓋183の当接部P2が、カップ本体181の外周面に形成された隆起部P1に当接する。これによって、底蓋18は、開放した状態(当接部P2が隆起部P1に当接した状態)で安定して保持される。これにより、底蓋183は、開放した状態で揺動する(ぶらぶらと揺れる)ことがなく、安定して開放状態が維持される。そのため、苗Nが落下するときに、底蓋183に接触することが防がれ、苗Nの落下が円滑に行える。
図12~図19に示すように、苗供給装置38は、苗供給カップ171,172を平面視にてループ状の移送経路R1に沿って移送する移送機構177と、移送経路R1に沿って移送経路R1の内側に配置された内側部材B1と、移送経路R1に沿って移送経路R1の外側に配置された外側部材B2と、を有している。苗供給カップ171,172は、当該苗供給カップ171,172の移送経路R1に沿った移送を案内するガイド部B3を有している。ガイド部B3は、内側部材B1に当接する内側ガイド部B3Rと、外側部材B2に当接する外側ガイド部B3Lと、を含む。
以下、詳細に説明する。
なお、以下において、底蓋183につき、第1供給カップ171の底蓋を符号183aとし、第2供給カップ172の底蓋を符号183bとして区別して説明する。
図13に示すように、第1開放位置D1と第2開放位置D2とは、前後方向K1におい
て異なる位置に設定されている。本実施形態では、第1開放位置D1が第2開放位置D2に対して前方に位置ずれしている。第1開放位置D1が第2開放位置D2に対して前方に位置ずれしているのに対応して、各移植ユニットにおける左の植付装置が右の植付装置に対して前方に位置ずれしている(図6参照)。
第1規制杆186aは、第1開放位置D1及び第2開放位置D2の前方側において、底蓋183a、183bの下面に当接する。したがって、第1規制杆186aは、第1開放位置D1及び第2開放位置D2の前方側において、底蓋183a、183bの開きを規制する。第2規制杆186bは、第1開放位置D1及び第2開放位置D2の後方側において、底蓋183a、183bの下面に当接する。したがって、第2規制杆186bは、第1開放位置D1及び第2開放位置D2の後方側において、底蓋183a、183bの開きを規制する。
図4に示すように、苗供給装置38は、移送機構177を有している。移送機構177は、移植機機枠37に設けられたアイドラスプロケット256(図14、図18参照)を有し、アイドラスプロケット256は索体180を支持する。移送機構177は、苗供給カップ171,172を平面視にてループ状の移送経路R1に沿って移送する(図4、図12、図14参照)。
3Lとを有する。
図15~図18に示すように、内側ガイド部B3Rは、内側部材B1の水平ガイド面B1bの下面に当接する第1部位B3R1と、内側部材B1の垂直ガイド面B1aに当接する第2部位B3R2とを有している。内側ガイド部B3Rに、索体180のチェーンリンクが取り付けられる取付部182が設けられている。
本実施形態の移植機3は、以下に記載する効果を奏する。
移植機3は、圃場に苗Nを植え付ける植付装置39と、植付装置39に苗Nを供給する苗供給装置38と、苗供給装置38に供給される苗Nを収容した苗トレイ189を載置するための苗置き台190と、を備え、苗トレイ189は、上面に苗を個別に収容可能な複数の収容凹部189aが縦横に並列して形成され、下面に隣り合う収容凹部189aの間に形成されて前記並列の方向に延びる溝部189bを有し、苗置き台190は、苗トレイ189が載置される載置部190aと、載置部190a上での苗トレイ189の移動を案内する案内部190bと、を有し、案内部190bは、載置部190aよりも上方に突出して設けられ、載置部190aに苗トレイ189を載置したときに溝部189bに入って溝部189bに沿って延びている。
また、案内部190bは、移植機3の前後方向と直交する幅方向に延びており、載置部190a上での苗トレイ189の幅方向の移動を案内する。
この構成によれば、移植機3の側方から苗トレイ189を載置部190a上に供給できるので、移植作業を停止せずに、移植機3に伴走する苗搬送伴走車等から苗トレイ189を苗置き台190に積み込むことができる。
この構成によれば、苗置き台190の幅方向の一端部から他端部まで苗トレイ189を確実にスライドさせて載せることができる。
また、苗置き台190は、平面視にて四角形状の枠体190cを有し、案内部190bは、枠体190cの対向する二辺を接続している。
また、苗供給装置38に苗Nを供給する作業者が着座可能な椅子187を備え、椅子187は、苗供給装置38の前方に配置された前方椅子187A,Bと、苗供給装置38の後方に配置された後方椅子187C,Dとを含み、苗置き台190は、苗供給装置38の上方であって且つ前方椅子187A,Bと後方椅子187C,Dとの間に位置し、案内部190bが幅方向に延びるように配置されている。
また、苗置き台190は、上下方向に並んで配置された複数の苗置き台190を含み、苗置き台190の幅方向外側であって地面よりも高い位置には、苗置き台190に苗トレイ189を置くときに作業者が上がることができるステップSが設けられている。
移植機3は、圃場に苗Nを植え付ける植付装置39と、植付装置39に苗Nを供給する苗供給装置38と、を備え、苗供給装置38は、苗Nを受け入れて植付装置39に向けて落下させる苗供給カップ171,172を有し、苗供給カップ171,172は、上部に苗Nの受入口181aを有し且つ下部に苗Nの落下口181bを有する筒状のカップ本体181と、落下口181bを閉鎖又は開放可能な底蓋183と、底蓋183をカップ本体181に対して開閉可能に接続するヒンジ部Hと、底蓋183を落下口181bを開放する方向に付勢する付勢部材Fと、底蓋183が開放したときの位置を規制する規制部Pと、を有している。
また、規制部Pは、カップ本体181の外周面に形成された隆起部P1と、底蓋183に形成され、底蓋183の開放時において隆起部P1に当接する当接部P2と、を有している。
また、付勢部材Fは、落下口181bの外側に配置されている。
この構成によれば、落下口181bから落下する苗Nの土が、付勢部材Fに付着することがなく、付勢部材Fの錆びの発生も防止される。
この構成によれば、底蓋183は、カップ本体181の落下口181bを全開状態で開くことができる。
また、カップ本体181の外周面には、ヒンジ部Hのヒンジ軸H1を支持する軸支部H2と、軸支部H2を補強する補強リブH3とが突設され、補強リブH3は、ヒンジ軸H1の一端側に設けられた第1補強リブH3Rと、ヒンジ軸H1の他端側に設けられた第2補強リブH3Lと、を含む。
また、苗供給装置38は、苗供給カップ171,172を平面視にてループ状の移送経路R1に沿って移送する移送機構177と、移送経路R1に沿って移送経路R1の内側に配置された内側部材B1と、移送経路R1に沿って移送経路R1の外側に配置された外側部材B2と、を有し、苗供給カップ171,172は、当該苗供給カップ171,172の移送経路R1に沿った移送を案内するガイド部B3を有し、ガイド部B3は、内側部材B1に当接する内側ガイド部B3Rと、外側部材B2に当接する外側ガイド部B3Lと、を含む。
また、内側ガイド部B3Rは、内側部材B1の下面に当接する第1部位B3R1と、内側部材B1の移送経路R1側の面に当接する第2部位B3R2とを有している。
この構成によれば、苗供給カップ171,172の上下動も防止でき、苗供給カップ171,172を移送経路R1に沿って安定して移送することができる。
38 苗供給装置
39 植付装置
187 椅子
187A 前方椅子
187B 前方椅子
187C 後方椅子
187D 後方椅子
189 苗トレイ
189a 収容凹部
189b 溝部
190 苗置き台
190a 載置部
190b 案内部
190c 枠体
N 苗
S ステップ
Claims (6)
- 圃場に苗を植え付ける植付装置と、
前記植付装置に苗を供給する苗供給装置と、
前記苗供給装置に供給される苗を収容した苗トレイを載置するための苗置き台と、
を備え、
前記苗トレイは、上面に苗を個別に収容可能な複数の収容凹部が縦横に並列して形成され、下面に隣り合う収容凹部の間に形成されて前記並列の方向に延びる溝部を有し、
前記苗置き台は、前記苗トレイが載置される載置部と、前記載置部上での前記苗トレイの移動を案内する案内部と、を有し、
前記案内部は、前記載置部よりも上方に突出して設けられ、前記載置部に前記苗トレイを載置したときに前記溝部に入って前記溝部に沿って延びる移植機。 - 前記案内部は、移植機の前後方向と直交する幅方向に延びており、前記載置部上での前記苗トレイの前記幅方向の移動を案内する請求項1に記載の移植機。
- 前記案内部は、前記苗置き台の前記幅方向の一端部から他端部にわたって延びている請求項2に記載の移植機。
- 前記苗置き台は、平面視にて四角形状の枠体を有し、
前記案内部は、前記枠体の対向する二辺を接続している請求項1~3のいずれか1項に記載の移植機。 - 前記苗供給装置に苗を供給する作業者が着座可能な椅子を備え、
前記椅子は、前記苗供給装置の前方に配置された前方椅子と、前記苗供給装置の後方に配置された後方椅子とを含み、
前記苗置き台は、前記苗供給装置の上方であって且つ前記前方椅子と前記後方椅子との間に位置し、前記案内部が前記幅方向に延びるように配置されている請求項2又は3に記載の移植機。 - 前記苗置き台は、上下方向に並んで配置された複数の苗置き台を含み、
前記苗置き台の前記幅方向外側であって地面よりも高い位置には、前記苗置き台に前記苗トレイを置くときに作業者が上がることができるステップが設けられている請求項1~5のいずれか1項に記載の移植機。
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