JP2022104097A - 予防衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】首元の少なくとも一部を必要に応じ覆うことができる予防衣を提供する。【解決手段】予防衣10は、襟ぐり23を含む前身頃20を有する予防衣本体11と、前身頃20の内面側に設けられた覆い布12と、前身頃20と覆い布12とを接合する接合部13とを備える。覆い布12は、表面54、裏面55、上縁56、及び下縁57を有し、上縁56が襟ぐり23よりも下方に配置され、裏面55が前身頃20の内面に対向し、57下縁を自由端とした状態で接合され、表面54に対し谷折りとなるように折り返すことによって、下縁57が襟ぐり23から上方へ露出するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、予防衣に関する。
医療業、看護業及び介護業のような医療現場において、細菌やウィルスに衣服や肌が直接接触することを防ぐため、医療従事者、看護士及び介護士は、感染防止用の予防衣を着用する。このような予防衣として、使用毎に清浄化し繰り返し使用するもの、及び使用毎に廃棄する使い捨てのものがある。
例えば、特許文献1に開示されているメディカルエプロンは、1枚のポリエチレンフィルムから切り抜きにより形成され、首紐部と、胸覆部と、首紐部と胸覆部の間に形成された首孔部とを備える。
特開平07-042780号公報
特許文献1の首孔部は、ポリエチレンフィルムを略楕円形状に切り抜いて形成されているので、着用者の首元が外部にさらされる。このため、外部にさらされた首元が細菌やウィルスに接触してしまう可能性がある。
本発明は、首元の少なくとも一部を必要に応じ覆うことができる予防衣を提供することを目的とする。
本発明の一態様の包装体は次の通りである。
襟ぐりを含む前身頃を有する予防衣本体と、前記前身頃の内面側に設けられた覆い布と、前記前身頃と前記覆い布とを接合する接合部とを備え、前記覆い布は、表面、裏面、上縁、及び下縁を有し、前記上縁が前記襟ぐりよりも下方に配置され、前記裏面が前記前身頃の内面に対向し、前記下縁を自由端とした状態で接合され、前記表面に対し谷折りとなるように折り返すことによって、前記下縁が前記襟ぐりから上方へ露出するように構成されている、予防衣。
本発明によれば、首元の少なくとも一部を必要に応じ覆うことができる予防衣を提供することができる。
本実施形態に係る予防衣を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。 本実施形態に係る予防衣の覆い布を示す、前身頃の内面側から見た図である。 本実施形態に係る予防衣の使用状態を示す、前身頃の内面側から見た図である。 本実施形態に係る予防衣の使用状態を示す、前身頃の外面側から見た図である。
具体的には、本開示は以下の態様に関する。
[態様1]
襟ぐりを含む前身頃を有する予防衣本体と、前記前身頃の内面側に設けられた覆い布と、前記前身頃と前記覆い布とを接合する接合部とを備え、前記覆い布は、表面、裏面、上縁、及び下縁を有し、前記上縁が前記襟ぐりよりも下方に配置され、前記裏面が前記前身頃の内面に対向し、前記下縁を自由端とした状態で接合され、前記表面に対し谷折りとなるように折り返すことによって、前記下縁が前記襟ぐりから上方へ露出するように構成されている、予防衣。
この予防衣は、覆い布の裏面が前身頃の内面に対向した状態(以下、「収納状態」と呼ぶ。)で、着用者に着用される。着用者によって覆い布は、表面に対し谷折りとなるように折り返されることによって、下縁が襟ぐりから上方へ露出した状態(以下、「展開状態」と呼ぶ。)となり、着用者の首元の少なくとも一部を覆うことができる。予防衣は、収納状態と展開状態の2通りの使い方が可能なので、利便性を向上することができる。
[態様2]
前記接合部は、前記襟ぐりの中心に対し左右両側であって前記襟ぐりの下端縁より下方において、前記前身頃と前記覆い布を接合する一対の止め部を有し、前記覆い布は、前記一対の止め部を結ぶ直線状の仮想線に沿って前記表面に対し谷折りとなるように折り返し可能である、態様1に記載の予防衣。
一対の止め部が襟ぐりの下端縁より下方に設けられているので、覆い布は襟ぐりの影響を受けずに一対の止め部を結ぶ直線状の仮想線に沿って折り返し可能である。これによって、覆い布は、表面に対し谷折りとなるように折り返して下縁が襟ぐりから上方へ露出するようにした場合に、皺になりにくい。したがって予防衣は、着用者に与える違和感を抑制することができると共に、外観上の美感を向上することができる。仮に、襟ぐりに沿って例えば湾曲状に覆い布を前身頃に接合した場合、湾曲状の接合部分を起点に折り返した覆い布は、湾曲状の接合部分の影響を受けるため、皺になりやすい。
[態様3]
前記接合部は、前記一対の止め部からそれぞれ前記覆い布の前記上縁に向かって前記覆い布と前記前身頃を接合する一対の延長部を有する、態様2に記載の予防衣。
覆い布は、一対の延長部によって接合されていることによって、襟ぐりに対する左右方向への位置ずれを防止することができる。したがって着用者が医療行為を行っている最中においても、覆い布は着用者の首元の少なくとも一部をより確実に覆うことができる。
[態様4]
前記一対の止め部同士の左右方向の間は、前記覆い布と前記前身頃の内面とが接合されていない、態様2又は3に記載の予防衣。
覆い布は、一対の止め部同士の左右方向の間において、前身頃に対し接合されていないので、折り返した覆い布の下縁を上方へ引き上げることができる。したがって着用者の体形に合わせ、折り返した覆い布の下縁の位置を変えることができるので、着用者の首元の少なくとも一部をより確実に覆うことができる。
[態様5]
前記接合部は、前記一対の止め部同士を結ぶ直線状の仮想線に沿って、前記覆い布と前記前身頃を接合する中間部を有する、態様2又は3に記載の予防衣。
覆い布は、中間部によって、一対の止め部を結ぶ直線状の仮想線に沿って前身頃に接合されているので、より確実に直線状に折り返すことができる。したがって覆い布が皺になることをより確実に防ぐことができる。
[態様6]
前記覆い布は、前記上縁に、前記襟ぐりに対応して前記覆い布の面方向に窪んだ凹部を有し、前記凹部は、前記襟ぐりに沿って前記前身頃に接合されている、態様1~5のいずれか1項に記載の予防衣。
覆い布が襟ぐりに沿って接合されていることによって、予防衣は覆い布と前身頃の間から予防衣本体の内側へ細菌やウィルスが侵入することを防ぐことができる。
以下、実施形態に係る医療用の予防衣について説明する。本発明の医療用の予防衣10の種類及び用途は特に限定されるものではなく、本発明の主題の範囲を逸脱しない限り、種々の医療関係の仕事(例示:医療業、看護業及び介護業)を行う際に使用される予防衣10に対して適用可能である
本実施形態の予防衣10は、互いに直交する丈方向L及び左右方向Hを有する。丈方向Lは、予防衣10を着用者が着用したときの、着用者の丈の方向を意味し、鉛直方向と同義である。左右方向Hは、丈方向Lと直交する方向であり、水平方向と同義である。予防衣10では、着用者の頭部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの上向き及び上側とし、着用者の足部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの下向き及び下側とする。また、着用者から見て右へ向かう向き及び側をそれぞれ左右方向Hの右向き及び右側とし、着用者から見て左へ向かう向き及び側をそれぞれ左右方向Hの左向き及び左側とする。また、予防衣10では、着用者の身体に近い側を内側とし、着用者の身体に遠い側を外側とする。また、前面及び腹(腹側)、並びに、背面及び背(背側)は、着用者を基準とする。
図1に示す予防衣10は、予防衣本体11と、覆い布12と、接合部13とを備える。予防衣10は、シート部材で形成されている。シート部材は特に限定されず、例えば、織物、編物、不織布、又は合成樹脂製のシートのいずれでもよい。予防衣本体11は、身頃部15と、左袖16と、右袖17とを有する。
身頃部15は、前身頃20と、後身頃21とを含む。前身頃20は、腹側に配置され、少なくとも着用者の肩から下の胴部、すなわち胸と腹とを覆う。前身頃20は、丈方向Lを長手方向とする長方形状の1枚のシート部材で形成されており、前身頃20の上端の短辺である上端辺は、左右方向Hの中央に襟ぐり23と、襟ぐり23の両側にそれぞれ前肩部24とを有する。襟ぐり23は、下方に窪んだU字状である。襟ぐり23は、首テープ25が接合されていてもよい。前身頃20の左側の長辺は、上から順に、左袖連結部26と、前左脇部27とを有する。前身頃20の右側の長辺は、上から順に、右袖連結部29と、前右脇部30とを有する。
後身頃21は、背側に配置され、少なくとも着用者の肩から下の胴部、すなわち背と腰とを覆う。後身頃21は、左半部32と、右半部33とを含む。
左半部32は、前身頃20の左側に配置され、前身頃20と略同じ丈方向Lの長さと、前身頃20の左右方向Hの長さの略半分の左右方向Hの長さを有する。左半部32の上側の短辺に後肩部35を有する。左半部32の左側の長辺は、上から順に、左袖連結部36と、後左脇部37とを有する。左半部32の右側の長辺は、背中心部38を有する。左半部32は、後肩部35において前身頃20の前肩部24に、後左脇部37において前身頃20の前左脇部27に、それぞれ接合されている。本明細書において接合とは、縫合による場合に限らず、接着剤を用いる場合、及び熱融着による場合を含み、シート部材の材料に合わせて適宜選択される。左半部32は、丈方向Lの上端近傍、すなわち着用者の首元に相当する上端部と、丈方向Lの中央近傍、すなわち着用者の腰位置に相当する中央部に、それぞれ連結紐40を有する。
右半部33は、前身頃20の右側に配置され、前身頃20と略同じ丈方向Lの長さと、前身頃20の左右方向Hの長さの略半分の左右方向Hの長さを有する。右半部33の上側の短辺に後肩部42を有する。右半部33の、右側の長辺は、上から順に、右袖連結部43と、後右脇部44を有する。右半部33の左側の長辺は、背中心部45を有する。右半部33は、後肩部42において前身頃20の前肩部24に、後右脇部44において前身頃20の前右脇部30に、それぞれ接合されている。右半部33は、丈方向Lの上端近傍、すなわち着用者の首元に相当する上端部と、丈方向Lの中央近傍、すなわち着用者の腰位置に相当する中央部に、それぞれ連結紐40を有する。
左袖16及び右袖17は、それぞれ筒状であって、一端に袖口46と、他端に袖連結部47とを有する。左袖16は、袖連結部47において、前身頃20と左半部32の左袖連結部26、36にそれぞれ接合されている。右袖17は、袖連結部47において、前身頃20と右半部33の右袖連結部29、43にそれぞれ接合されている。
予防衣本体11は、前肩部24に、それぞれ後肩部35,42を接合した肩合わせ部50を有する。予防衣本体11は、左袖連結部26に左袖16の袖連結部47を、右袖連結部29に右袖17の袖連結部47を、それぞれ接合した袖付け部51を有する。予防衣本体11は、前左脇部27と後左脇部37、前右脇部30と後右脇部44を、それぞれ接合した脇下部52を有する。上記のようにして、予防衣本体11は、肩合わせ部50、袖付け部51、及び脇下部52において、身頃部15と、左袖16と、右袖17とが一体化されている。
図2に示すように、覆い布12は、表面54、裏面55、上縁56、及び下縁57を有する。覆い布12は、上縁が襟ぐり23よりも下方であって、裏面55が前身頃20の内面に対向するように配置されている。覆い布12の上縁56は、襟ぐり23の窪みより外側に配置される。すなわち、覆い布12の上縁56は、襟ぐり23から露出していない。覆い布12の上縁56は、襟ぐり23に対応した凹部58と、凹部58の左右方向両側にそれぞれ肩接合部59とを有してもよい。凹部58は、上縁56から覆い布12の面方向の内側、すなわち下縁57へ向かって窪んでいる。凹部58は、首テープ25と共に襟ぐり23に接合されている。肩接合部59は、肩合わせ部50に沿った直線状の外縁を有する。肩接合部59は、肩合わせ部50において前身頃20と接合されている。
覆い布12の下縁57は、左右方向Hに沿った直線状である。覆い布12は、上縁56及び下縁57を接続する、左右方向Hに配置された一対の側縁61をさらに含む。覆い布12は、下縁57を自由端とした状態で、接合部13によって、前身頃20の内面に接合されている。接合部13は、一対の止め部63を有してもよい。一対の止め部63は、襟ぐり23の中心に対し左右両側であって襟ぐり23の下端縁より下方において、前身頃20と覆い布12を接合する。一対の止め部63を繋ぐ仮想線VLは、襟ぐり23を跨ぐことなく、襟ぐり23より下方に配置される。覆い布12は、仮想線VL上、及び仮想線VLから下縁57までの範囲において前身頃20に接合されていない。覆い布12の仮想線VLから下縁57までの長さL1は、仮想線VLから襟ぐり23の下端縁までの長さL2より長く、仮想線VLから肩合わせ部50と襟ぐり23の交点までの長さL3より短くてもよい。一対の止め部63は、点状、環状、多角形状でもよい。図2に示す止め部63は、三角形状のステッチである。
接合部13は、一対の止め部63からそれぞれ覆い布12の上縁56に向かって覆い布12と前身頃20を接合する一対の延長部65を有してもよい。延長部65は、止め部63を起点として覆い布12の側縁61に沿って肩合わせ部50まで延びている。図2に示す延長部65は、略直線状のステッチである。
着用者は、予防衣10の内側から左袖16及び右袖17にそれぞれ左手及び右手を通し、着用者の首に襟ぐり23を合わせる。次いで、着用者の背側において、左半部32と右半部33の背中心部38,45同士を合わせ、連結紐40を結びつけることによって、着用者は予防衣10を着用することができる。予防衣10において覆い布12は、下縁57が下方に垂れ下がった状態であり、襟ぐり23から露出していない。襟ぐり23から露出していない覆い布12の状態を、格納状態と呼ぶ。
襟ぐり23は、下方に窪んだU字状であるので、着用者の首元が外部にさらされているため、首元における通気性を確保することができる。したがって、特に夏場など気温が高い季節などにおいて、着用者の快適性を維持することができる。
図3に示すように、覆い布12は、表面に対し谷折りとなるように折り返されることによって、下縁57が襟ぐり23から上方へ露出する。襟ぐり23から露出した覆い布12の状態を、展開状態と呼ぶ。予防衣10は、図4に示すように、覆い布12を折り返すことによって、着用者の首元の少なくとも一部を覆うことができる。したがって、感染症患者に対し医療行為を行う場合において、覆い布12で着用者の首元の一部を覆うことによって、着用者の首元が細菌やウィルスに接触することを防止することができる。
このように予防衣10は、用途に応じて覆い布12を、格納状態のまま使用したり、又は展開状態で使用したりすることができる。したがって予防衣10は、2通りの方法で使用することができるので、汎用性を高めることができる。
覆い布12は、一対の止め部63によって前身頃20に接合されることによって、一対の止め部63を結ぶ直線状の仮想線VLに沿って表面54に対し谷折りとなるように折り返すことができる。覆い布12は、折り返すことによって、表面54に対し谷折りとなるように折り返して下縁57が襟ぐり23から上方へ露出するようにした場合に、折り目が直線状であるので、皺になりにくい。したがって予防衣10は、着用者に与える違和感を抑制することができると共に、外観上の美感を向上することができる。
覆い布12は、一対の延長部65によって接合されていることによって、襟ぐり23に対する左右方向への位置ずれを防止することができる。したがって着用者が医療行為を行っている最中においても、覆い布12は着用者の首元の少なくとも一部をより確実に覆うことができる。
覆い布12は、一対の止め部63同士の左右方向の間において、前身頃20に対し接合されていないので、折り返した覆い布12の下縁57を上方へ引き上げることができる。すなわち、覆い布12は、仮想線VL上において前身頃20に対し接合されていないので、仮想線VLに沿って折り返した後において仮想線VLと襟ぐり23の下端縁までの長さL2分だけ余分に上方へ引き延ばすことができる。したがって着用者の体形に合わせ、折り返した覆い布12の下縁57の位置を変えることができるので、着用者の首元の少なくとも一部をより確実に覆うことができる。
覆い布12は、首テープ25と共に襟ぐり23に沿って接合されている。これによって、予防衣10は、覆い布12と前身頃20の間から予防衣10本体の内側へ細菌やウィルスが侵入することを防ぐことができる。
(変形例)
本発明の予防衣は、上述した各実施形態に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組合せや変更等が可能である。
接合部は、前記一対の止め部同士を結ぶ直線状の仮想線VLに沿って、覆い布と前身頃を接合する中間部を有してもよい。中間部は、例えば、直線状のステッチである。覆い布は、中間部によって、一対の止め部を結ぶ直線状の仮想線VLに沿って前身頃に接合されているので、より確実に直線状に折り返すことができる。したがって覆い布が皺になることをより確実に防ぐことができる。
覆い布の下縁は、左右方向に沿った直線状である場合に限らず、覆い布の面方向の内側、すなわち上縁へ向かって窪んでいてもよい。覆い布の下縁が窪んでいることによって、折り返して下縁が襟ぐりから上方へ露出するようにした場合に、下縁が着用者の首元により密着するので、着用者に与える違和感を抑制することができる。
覆い布の下縁は、左右方向に沿った直線状である場合に限らず、覆い布の面方向の外側すなわち下方へ向かって突出していてもよい。覆い布の下縁が突出していることによって、折り返して下縁が襟ぐりから上方へ露出するようにした場合に、着用者の首元をより広い範囲で覆うことができる。
覆い布の上縁は、凹部を有している場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、覆い布の上縁は、襟ぐりと仮想線VLの間に配置され、直線状であってもよい。
予防衣本体は、肩合わせ部において前身頃と後身頃を接合する場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、予防衣本体は、矩形状の部材シートの長手方向中央に襟ぐりに相当する貫通孔を有し、当該長手方向の中央において短手方向を折れ線として二つ折りとし、前身頃と後身頃としてもよい。
10 予防衣
11 予防衣本体
12 覆い布
13 接合部
20 前身頃
23 襟ぐり
54 表面
55 裏面
56 上縁
57 下縁
58 凹部
63 止め部
65 延長部
VL 仮想線

Claims (6)

  1. 襟ぐりを含む前身頃
    を有する予防衣本体と、
    前記前身頃の内面側に設けられた覆い布と、
    前記前身頃と前記覆い布とを接合する接合部と
    を備え、
    前記覆い布は、
    表面、裏面、上縁、及び下縁を有し、
    前記上縁が前記襟ぐりよりも下方に配置され、
    前記裏面が前記前身頃の内面に対向し、前記下縁を自由端とした状態で接合され、
    前記表面に対し谷折りとなるように折り返すことによって、前記下縁が前記襟ぐりから上方へ露出するように構成されている、
    予防衣。
  2. 前記接合部は、前記襟ぐりの中心に対し左右両側であって前記襟ぐりの下端縁より下方において、前記前身頃と前記覆い布を接合する一対の止め部を有し、
    前記覆い布は、前記一対の止め部を結ぶ直線状の仮想線に沿って前記表面に対し谷折りとなるように折り返し可能である、
    請求項1に記載の予防衣。
  3. 前記接合部は、前記一対の止め部からそれぞれ前記覆い布の前記上縁に向かって前記覆い布と前記前身頃を接合する一対の延長部を有する、請求項2に記載の予防衣。
  4. 前記一対の止め部同士の左右方向の間は、前記覆い布と前記前身頃の内面とが接合されていない、請求項2又は3に記載の予防衣。
  5. 前記接合部は、前記一対の止め部同士を結ぶ直線状の仮想線に沿って、前記覆い布と前記前身頃を接合する中間部を有する、請求項2又は3に記載の予防衣。
  6. 前記覆い布は、前記上縁に、前記襟ぐりに対応して前記覆い布の面方向に窪んだ凹部を有し、
    前記凹部は、前記襟ぐりに沿って前記前身頃に接合されている、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の予防衣。
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