JP2022102322A - 車両 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、車両10は、車両前後方向における前側に設けられたフロントフェンダパネル11を有している。フロントフェンダパネル11には、上方へ延びる第1ピラー12が接続されている。第1ピラー12の上端部にはルーフパネル13が接続されている。ルーフパネル13は車両後方に延びている。ルーフパネル13の後端部には、下方へ延びる第2ピラー20が接続されている。第2ピラー20の下端部には、リアフェンダパネル14が接続されている。
アウターパネル50は、例えば金属製である。アウターパネル50は、車両10の外面部を構成する表面50Aと、該表面50Aとは反対側、すなわちインナーパネル55側の裏面50Bとを有している。第1ドア30において、アウターパネル50が外板に対応する。
ドアトリム60は、例えば樹脂製である。ドアトリム60は、インナーパネル55の車両内側に設けられている。
図5に示すように、第1圧電振動マイク90は、第1ドア30の車両前後方向の中間位置Cよりも前側に配置されている。サービスホール57は、第1圧電振動マイク90と同様に、第1ドア30の車両前後方向の中間位置Cよりも前側に配置されている。そのため、第1圧電振動マイク90は、サービスホール57と近い位置に設けられている。
図6に示すように、第2ピラー20は、ピラーアウタ21と、ピラーインナ22とを有している。ピラーアウタ21は、例えば金属板材からなる。ピラーアウタ21は、車両10の外面部を構成する表面21Aと、該表面21Aとは反対側、すなわちピラーインナ22側の裏面21Bとを有している。第2ピラー20において、ピラーアウタ21が外板に対応する。ピラーインナ22は、例えば樹脂製である。ピラーインナ22は、ピラーアウタ21の車両内側に設けられている。ピラーインナ22は、ピラーアウタ21と部分的に接合されている。
(1)本実施形態では、第1ドア30において車両10の外面部を構成する金属製の外板であるアウターパネル50の裏面50Bに、第1圧電振動マイク90を接触した状態で取り付けた。また、第2ピラー20において同外板であるピラーアウタ21の裏面21Bに、第2圧電振動マイク95を接触した状態で取り付けた。そのため、第1圧電振動マイク90及び第2圧電振動マイク95が車両10の外部に露出した状態とはならず、各圧電振動マイク90,95から車両10の内部に設けられた電子制御装置85へ配線を引き回すための開口を車両10の外面部に形成する必要がない。
(2)第1ドア30のアウターパネル50は、車両10の外面部を構成する部材のうちで比較的広い面積を有しており、振動が伝達されやすい部位である。
(5)本実施形態では、バックドア75が開閉する開口部10Aを構成する第2ピラー20において、ピラーアウタ21の裏面21Bに第2圧電振動マイク95を取り付けている。そのため、バックドア75に第2圧電振動マイク95を取り付ける場合に比して、バックドア75の開閉時の衝撃が第2圧電振動マイク95に作用しにくくなる。したがって、第2圧電振動マイク95の耐久性を向上させることができる。
・上記実施形態では、車両10は、圧電振動マイクとして、第1圧電振動マイク90と第2圧電振動マイク95とを備えたが、何れか一方を省略してもよい。
・第1ドア30の構成においては、アウターパネル50の平坦部52と窓40との距離が第1圧電振動マイク90の厚さよりも短い場合がある。こうした場合には、例えば、第1ドア30に収容された窓40の下端よりも下方に位置する部分等(例えば湾曲部53)に取り付けることで、第1圧電振動マイク90を窓40と接触しない位置に配置することができる。このように、第1圧電振動マイク90を、第1ドア30のアウターパネル50において平坦部52以外の部分に設けてもよい。
Claims (5)
- 車両の外面部を構成する表面及び該表面とは反対側の裏面を有する金属製の外板と、
前記裏面に接触した状態で取り付けられていて前記外板の振動を電気信号に変換する圧電振動マイクと、
車両の内部に設けられていて前記圧電振動マイクから出力された出力信号が入力される電子制御装置とを備える車両。 - 金属製のアウターパネル、及び該アウターパネルの車両内側に設けられた金属製のインナーパネルを有するドアを備え、
前記外板は、前記アウターパネルであり、
前記圧電振動マイクは、前記アウターパネルの前記裏面に接触した状態で前記アウターパネルと前記インナーパネルとによって区画される空間に収容されている
請求項1に記載の車両。 - 前記ドアとして、助手席のドアである第1ドアと、前記助手席の後ろの席であって車両左側に位置する左後部座席のドアである第2ドアとを含み、
前記第1ドアの前記アウターパネルは、前記インナーパネルと接合される周縁部と、該周縁部よりも中央側に設けられて平坦板状に形成された平坦部とを含み、
前記第1ドアは、車両前後方向における前側の端部である前端部と、該前端部に設けられたヒンジとを有し、該ヒンジを中心として回転移動する片開きドアであり、
前記第2ドアは、アクチュエータの駆動によってスライド移動するスライドドアであり、
前記圧電振動マイクは、前記第1ドアにおける前記平坦部の裏面に取り付けられており、
前記車両は、前記圧電振動マイクと前記電子制御装置とを接続する配線を有し、
前記配線は、前記第1ドアの前記前端部を通って前記車両の内部に設けられている前記電子制御装置に接続されており、
前記電子制御装置は、前記圧電振動マイクから出力された前記出力信号に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御して前記第2ドアをスライド移動させる
請求項2に記載の車両。 - 前記第1ドアに組付けられた窓を備え、
前記第1ドアにおける前記インナーパネルには、前記アウターパネルと前記インナーパネルとによって区画される前記空間にアクセスするためのサービスホールが設けられ、
前記サービスホールは、前記第1ドアの車両前後方向の中間位置よりも前側に配置され、
前記圧電振動マイクは、前記第1ドアの車両前後方向の中間位置よりも前側に配置されているとともに、前記窓が該第1ドア内に収納された状態において該窓と接触しない位置に配置されている
請求項3に記載の車両。 - 車両後部に設けられたバックドアと、
前記バックドアが開閉する開口部を構成するピラーとを備え、
前記ピラーは、金属板材からなるピラーアウタ、及び該ピラーアウタの車両内側に設けられたピラーインナを有し、
前記外板は、前記ピラーアウタであり、
前記圧電振動マイクは、前記ピラーアウタの前記裏面に接触した状態で取り付けられている
請求項1に記載の車両。
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