JP2022100990A - 回転電機、および駆動装置 - Google Patents

回転電機、および駆動装置 Download PDF

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Hiroki Akaishi
和志 山本
Kazuyuki Yamamoto
大介 小笠原
Daisuke Ogasawara
祐輔 牧野
Yusuke Makino
愛海 中川
Manami NAKAGAWA
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Abstract

【課題】騒音を低減できる構造を有する回転電機、および駆動装置を提供すること。【解決手段】回転電機は、ロータの径方向外側に位置するステータコアを有するステータと、ロータおよびステータを内部に収容するハウジング20と、ロータを回転可能に支持するベアリングと、を備える。ハウジングは、ステータの軸方向一方側に位置する蓋壁部22と、蓋壁部の径方向外周縁部から軸方向他方側に延び、ステータを囲む周壁部21と、蓋壁部に設けられ、ベアリングを内部に保持するベアリング保持部28と、蓋壁部における軸方向他方側の面に設けられ、ベアリング保持部と周壁部とを繋ぐリブ70と、を有する。周壁部は、ステータコアが固定されたステータ固定部27を有する。リブは、第1リブ71を含む。第1リブは、軸方向に見て、ベアリング保持部からステータ固定部に向かって、中心軸を中心とする径方向に対して傾いた方向に延びている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機、および駆動装置に関する。
従来から、種々の回転電機の振動対策が知られている。例えば、特許文献1には、振動を励起する加振力を低減する方法が開示されている。
特開2007-166710号公報
回転電機においては、ステータコアが中心軸回りにねじれる向きに振動するねじれ共振が生じる場合がある。このねじれ共振が生じると回転電機全体が振動しやすいため、回転電機から生じる騒音が大きくなりやすい問題があった。そのため、より騒音を低減できることが求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みて、騒音を低減できる構造を有する回転電機、および駆動装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の回転電機の一つの態様は、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータと、前記ロータの径方向外側に位置するステータコアを有するステータと、前記ロータおよび前記ステータを内部に収容するハウジングと、前記ロータを回転可能に支持するベアリングと、を備える。前記ハウジングは、前記ステータの軸方向一方側に位置する蓋壁部と、前記蓋壁部の径方向外周縁部から軸方向他方側に延び、前記ステータを囲む周壁部と、前記蓋壁部に設けられ、前記ベアリングを内部に保持するベアリング保持部と、前記蓋壁部における軸方向他方側の面に設けられ、前記ベアリング保持部と前記周壁部とを繋ぐリブと、を有する。前記周壁部は、前記ステータコアが固定されたステータ固定部を有する。前記リブは、第1リブを含む。前記第1リブは、軸方向に見て、前記ベアリング保持部から前記ステータ固定部に向かって、前記中心軸を中心とする径方向に対して傾いた方向に延びている。
本発明の駆動装置の一つの態様は、車両に搭載され、車軸を回転させる駆動装置であって、上記の回転電機と、前記回転電機に接続され、前記ロータの回転を前記車軸に伝達する伝達装置と、を備える。
本発明の一つの態様によれば、回転電機および駆動装置において、騒音を低減できる。
図1は、一実施形態の駆動装置を模式的に示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のステータを示す斜視図である。 図3は、一実施形態の駆動装置を示す断面図である。 図4は、一実施形態のモーハウジングの一部を示す断面斜視図である。 図5は、一実施形態の回転電機の一部を示す断面図である。
以下の説明では、実施形態の駆動装置が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合の位置関係を基に、鉛直方向を規定して説明する。つまり、以下の実施形態において説明する鉛直方向に関する相対位置関係は、駆動装置が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合に少なくとも満たしていればよい。
図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、鉛直方向である。+Z側は、鉛直方向上側であり、-Z側は、鉛直方向下側である。以下の説明では、鉛直方向上側を単に「上側」と呼び、鉛直方向下側を単に「下側」と呼ぶ。X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であって駆動装置が搭載される車両の前後方向である。以下の実施形態において、+X側は、車両における前側であり、-X側は、車両における後側である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、車両の左右方向、すなわち車幅方向である。以下の実施形態において、+Y側は、車両における左側であり、-Y側は、車両における右側である。前後方向および左右方向は、鉛直方向と直交する水平方向である。
なお、前後方向の位置関係は、以下の実施形態の位置関係に限られず、+X側が車両の後側であり、-X側が車両の前側であってもよい。この場合には、+Y側は、車両の右側であり、-Y側は、車両の左側である。また、本明細書において、「平行な方向」は略平行な方向も含み、「直交する方向」は略直交する方向も含む。
適宜図に示す中心軸Jは、鉛直方向と交差する方向に延びる仮想軸である。より詳細には、中心軸Jは、鉛直方向と直交するY軸方向、つまり車両の左右方向に延びている。以下の説明においては、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、つまり中心軸Jの軸回りを単に「周方向」と呼ぶ。本実施形態において、左側(+Y側)は「軸方向一方側」に相当し、右側(-Y側)は「軸方向他方側」に相当する。
適宜図に示す矢印θは、周方向を示している。以下の説明においては、周方向のうち右側から見て中心軸Jを中心として時計回りに進む側、すなわち矢印θが向く側(+θ側)を「周方向一方側」と呼び、周方向のうち右側から見て中心軸Jを中心として反時計回りに進む側、すなわち矢印θが向く側と逆側(-θ側)を「周方向他方側」と呼ぶ。
図1に示す本実施形態の駆動装置100は、車両に搭載され、車軸64を回転させる駆動装置である。駆動装置100が搭載される車両は、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)などのモータを動力源とする車両である。図1に示すように、駆動装置100は、回転電機10と、伝達装置60と、を備える。伝達装置60は、回転電機10に接続され、回転電機10の回転、つまり後述するロータ30の回転を車両の車軸64に伝達する。本実施形態の伝達装置60は、ギヤハウジング61と、回転電機10に接続される減速装置62と、減速装置62に接続される差動装置63と、を有する。
ギヤハウジング61は、減速装置62と差動装置63とオイルOとを内部に収容している。オイルOは、ギヤハウジング61内の下部領域に貯留されている。オイルOは、後述する冷媒流路90内を循環する。オイルOは、回転電機10を冷却する冷媒として使用される。また、オイルOは、減速装置62および差動装置63に対して潤滑油として使用される。オイルOとしては、例えば、冷媒および潤滑油の機能を奏するために、比較的粘度の低いオートマチックトランスミッション用潤滑油(ATF:Automatic Transmission Fluid)と同等のオイルを用いることが好ましい。
差動装置63は、リングギヤ63aを有する。リングギヤ63aには、回転電機10から出力されるトルクが減速装置62を介して伝えられる。リングギヤ63aの下側の端部は、ギヤハウジング61内に貯留されたオイルOに浸漬している。リングギヤ63aが回転することで、オイルOがかき上げられる。かき上げられたオイルOは、例えば、減速装置62および差動装置63に潤滑油として供給される。
回転電機10は、駆動装置100を駆動する部分である。回転電機10は、例えば、伝達装置60の右側に位置する。本実施形態において回転電機10は、モータである。回転電機10は、モータハウジング20と、軸方向に延びる中心軸Jを中心として回転可能なロータ30と、ステータ40と、冷媒供給部50と、ベアリング34,35と、ポンプ110と、冷却器120と、を備える。
ロータ30は、シャフト31と、ロータ本体32と、を有する。図示は省略するが、ロータ本体32は、ロータコアと、ロータコアに固定されたロータマグネットと、を有する。ロータ30のトルクは、伝達装置60に伝達される。
シャフト31は、中心軸Jを中心として回転可能である。シャフト31は、ベアリング34,35によって回転可能に支持されている。これにより、ベアリング34,35は、ロータ30を回転可能に支持している。ベアリング34,35は、例えば、ボールベアリングである。本実施形態においてシャフト31は、中空シャフトである。シャフト31は、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円筒状である。シャフト31には、シャフト31の内部とシャフト31の外部とを繋ぐ孔部33が設けられている。シャフト31は、モータハウジング20の内部とギヤハウジング61の内部とに跨って延びている。シャフト31の左側の端部は、ギヤハウジング61の内部に突出している。シャフト31の左側の端部には、減速装置62が接続されている。
ステータ40は、ロータ30と径方向に隙間を介して対向している。より詳細には、ステータ40は、ロータ30の径方向外側に位置する。ステータ40は、モータハウジング20の内部に固定されている。ステータ40は、ステータコア41と、コイルアセンブリ42と、を有する。
ステータコア41は、回転電機10の中心軸Jを囲む環状である。ステータコア41は、ロータ30の径方向外側に位置する。ステータコア41は、ロータ30を囲んでいる。ステータコア41は、例えば、電磁鋼板などの板部材が軸方向に複数積層されて構成されている。
図2に示すように、ステータコア41は、ステータコア本体43と、突出部49と、を有する。ステータコア本体43は、ロータ30を囲む環状である。より詳細には、ステータコア本体43は、中心軸Jを中心として軸方向両側に開口する円筒状である。ステータコア本体43は、ロータ30を囲む円筒状の外周面を有する。本実施形態においてステータコア本体43の外周面は、中心軸Jを中心とする円筒状である。図示は省略するが、ステータコア本体43は、軸方向に延びる円筒状のコアバックと、コアバックから径方向内側に延びる複数のティースと、を有する。
突出部49は、ステータコア本体43の外周面から径方向外側に突出している。突出部49は、モータハウジング20に固定された部分である。突出部49は、軸方向に延びている。突出部49は、例えば、ステータコア本体43の左側の端部からステータコア本体43の右側の端部まで延びている。突出部49の周方向の寸法は、径方向外側に向かうに従って小さくなっている。突出部49の径方向外端部の外形は、軸方向に見て、径方向外側に凸となる円弧状である。
各突出部49は、各突出部49を軸方向に貫通する貫通孔49aを有する。貫通孔49aは、例えば、円形状の孔である。貫通孔49aには、軸方向に延びるボルト29が通されている。ボルト29は、例えば、右側(-Y側)から貫通孔49aに通されて、モータハウジング20に設けられた雌ネジ穴27eに締め込まれている。これにより、突出部49は、ボルト29によってモータハウジング20に固定されている。
突出部49は、周方向に間隔を空けて複数設けられている。突出部49は、例えば、4つ設けられている。突出部49は、第1突出部44と、第2突出部45と、第3突出部46と、第4突出部47と、を含む。第1突出部44と第2突出部45と第3突出部46と第4突出部47とは、互いに周方向に間隔を空けて配置されている。本実施形態において第1突出部44および第2突出部45は、中心軸Jよりも上側に位置する。本実施形態において第3突出部46および第4突出部47は、中心軸Jよりも下側に位置する。第1突出部44と第2突出部45と第3突出部46と第4突出部47とは、例えば、周方向の一周に亘って等間隔に配置されている。第1突出部44と第2突出部45と第3突出部46と第4突出部47とは、例えば、互いに同じ形状である。
第1突出部44は、ステータコア本体43の前側部分の上側の端部に設けられている。第1突出部44は、ステータコア本体43から上側斜め前方に突出している。第2突出部45は、ステータコア本体43の後側部分の上側の端部に設けられている。第2突出部45は、ステータコア本体43から上側斜め後方に突出している。第3突出部46は、ステータコア本体43の後側部分の下側の端部に設けられている。第3突出部46は、ステータコア本体43から下側斜め後方に突出している。第4突出部47は、ステータコア本体43の前側部分の下側の端部に設けられている。第4突出部47は、ステータコア本体43から下側斜め前方に突出している。
第1突出部44と第2突出部45とは、前後方向(X軸方向)に対称に配置されている。第3突出部46と第4突出部47とは、前後方向(X軸方向)に対称に配置されている。第1突出部44と第4突出部47とは、鉛直方向(Z軸方向)に対称に配置されている。第2突出部45と第3突出部46とは、鉛直方向(Z軸方向)に対称に配置されている。
図1に示すように、コイルアセンブリ42は、周方向に沿ってステータコア41に取り付けられる複数のコイル42cを有する。複数のコイル42cは、図示しないインシュレータを介してステータコア41の各ティースにそれぞれ装着されている。複数のコイル42cは、周方向に沿って配置されている。より詳細には、複数のコイル42cは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。図示は省略するが、コイルアセンブリ42は、各コイル42cを結束する結束部材などを有してもよいし、各コイル42c同士を繋ぐ渡り線を有してもよい。
コイルアセンブリ42は、ステータコア41から軸方向に突出するコイルエンド42a,42bを有する。コイルエンド42aは、ステータコア41から左側に突出する部分である。コイルエンド42bは、ステータコア41から右側に突出する部分である。コイルエンド42aは、コイルアセンブリ42に含まれる各コイル42cのうちステータコア41よりも左側に突出する部分を含む。コイルエンド42bは、コイルアセンブリ42に含まれる各コイル42cのうちステータコア41よりも右側に突出する部分を含む。本実施形態においてコイルエンド42a,42bは、中心軸Jを中心とする円環状である。図示は省略するが、コイルエンド42a,42bは、各コイル42cを結束する結束部材などを含んでもよいし、各コイル42c同士を繋ぐ渡り線を含んでもよい。
モータハウジング20は、ロータ30およびステータ40を内部に収容するハウジングである。モータハウジング20は、ギヤハウジング61の右側に繋がっている。モータハウジング20は、周壁部21と、蓋壁部22と、蓋部材23と、を有する。周壁部21と蓋壁部22とは、例えば、同一の単一部材の一部である。蓋部材23は、例えば、周壁部21および蓋壁部22とは別体である。
蓋壁部22は、ステータ40の左側(+Y側)に位置する。蓋壁部22は、径方向に広がっている。蓋壁部22は、モータハウジング20の内部とギヤハウジング61の内部とを軸方向に隔てている。蓋壁部22は、シャフト31が通された貫通孔22bを有する。貫通孔22bは、モータハウジング20の内部とギヤハウジング61の内部とを繋いでいる。
蓋壁部22は、モータハウジング20の内部とギヤハウジング61の内部とを繋ぐ開口22aを有する。図3に示すように、開口22aは、軸方向に見て、略四角形状である。開口22aは、蓋壁部22のうち下側の端部に設けられている。本実施形態において開口22aは、中心軸Jよりも前側(+X側)に位置する。
図1に示すように、周壁部21は、中心軸Jを囲み、右側に開口する筒状である。周壁部21は、蓋壁部22の径方向外周縁部から右側(-Y側)に延びている。周壁部21は、ステータ40を囲んでいる。周壁部21の径方向内側には、ステータコア本体43が嵌め合わされている。
図3および図4に示すように、周壁部21は、ステータ固定部27を有する。本実施形態においてステータ固定部27は、右側(-Y側)を向く面である。ステータ固定部27は、例えば、軸方向と直交する平坦な面である。図4に示すように、ステータ固定部27は、周壁部21の内周面から径方向外側に窪む凹部21aが設けられることで作られている。凹部21aは、軸方向に延びている。凹部21aの右側の端部は、開口している。凹部21aの左側(+Y側)の端部は、蓋壁部22よりも右側に離れて配置されている。ステータ固定部27は、凹部21aの内面のうち左側に位置する面である。
本実施形態においてステータ固定部27は、周壁部21の内周面から径方向外側に突出している。ステータ固定部27の周方向の寸法は、径方向外側に向かうに従って小さくなっている。ステータ固定部27の径方向外端部の外形は、軸方向に見て、径方向外側に凸となる円弧状である。ステータ固定部27の形状は、突出部49の左側の端面の形状と同様である。ステータ固定部27には、突出部49の左側の端面が接触している。
ステータ固定部27には、ステータ固定部27から左側(+Y側)に窪む雌ネジ穴27eが設けられている。雌ネジ穴27eには、突出部49の貫通孔49aに通されたボルト29が締め込まれている。突出部49は、ボルト29によってステータ固定部27に固定されている。これにより、ステータコア41は、ボルト29によってステータ固定部27に固定されている。
図3に示すように、本実施形態においてステータ固定部27は、周方向に間隔を空けて複数設けられている。ステータ固定部27は、例えば、4つ設けられている。ステータ固定部27は、第1ステータ固定部27aと、第2ステータ固定部27bと、第3ステータ固定部27cと、第4ステータ固定部27dと、を含む。第1ステータ固定部27aと第2ステータ固定部27bと第3ステータ固定部27cと第4ステータ固定部27dとは、互いに周方向に間隔を空けて配置されている。本実施形態において第1ステータ固定部27aおよび第2ステータ固定部27bは、中心軸Jよりも上側に位置する。本実施形態において第3ステータ固定部27cおよび第4ステータ固定部27dは、中心軸Jよりも下側に位置する。第1ステータ固定部27aと第2ステータ固定部27bと第3ステータ固定部27cと第4ステータ固定部27dとは、例えば、周方向の一周に亘って等間隔に配置されている。第1ステータ固定部27aと第2ステータ固定部27bと第3ステータ固定部27cと第4ステータ固定部27dとは、例えば、互いに同じ形状である。
第1ステータ固定部27aは、周壁部21の内周面のうち前側部分の上側の端部に設けられている。第1ステータ固定部27aは、周壁部21の内周面から上側斜め前方に突出している。第2ステータ固定部27bは、周壁部21の内周面のうち後側部分の上側の端部に設けられている。第2ステータ固定部27bは、周壁部21の内周面から上側斜め後方に突出している。第3ステータ固定部27cは、周壁部21の内周面のうち後側部分の下側の端部に設けられている。第3ステータ固定部27cは、周壁部21の内周面から下側斜め後方に突出している。第4ステータ固定部27dは、周壁部21の内周面のうち前側部分の下側の端部に設けられている。第4ステータ固定部27dは、周壁部21の内周面から下側斜め前方に突出している。
第1ステータ固定部27aと第2ステータ固定部27bとは、前後方向(X軸方向)に対称に配置されている。第3ステータ固定部27cと第4ステータ固定部27dとは、前後方向(X軸方向)に対称に配置されている。第1ステータ固定部27aと第4ステータ固定部27dとは、鉛直方向(Z軸方向)に対称に配置されている。第2ステータ固定部27bと第3ステータ固定部27cとは、鉛直方向(Z軸方向)に対称に配置されている。
第1ステータ固定部27aには、第1突出部44が固定されている。第2ステータ固定部27bには、第2突出部45が固定されている。第3ステータ固定部27cには、第3突出部46が固定されている。第4ステータ固定部27dには、第4突出部47が固定されている。
図1に示すように、蓋部材23は、周壁部21の右側(-Y側)の端部に固定されている。蓋部材23は、周壁部21の右側の開口を塞いでいる。蓋部材23には、ベアリング35が保持されている。
図3に示すように、モータハウジング20は、ベアリング保持部28を有する。ベアリング保持部28は、蓋壁部22に設けられている。図4および図5に示すように、本実施形態においてベアリング保持部28は、蓋壁部22から右側(-Y側)に突出している。ベアリング保持部28は、中心軸Jを中心とする円筒状である。ベアリング保持部28の内部は、貫通孔22bの内部の一部を構成している。ベアリング保持部28は、ベアリング34を内部に保持している。図3に示すように、ベアリング保持部28は、孔部28aを有する。孔部28aは、ベアリング保持部28の上側の端部における壁部を鉛直方向に貫通している。孔部28aは、右側(-Y側)に開口している。
モータハウジング20は、リブ70を有する。リブ70は、蓋壁部22における右側(-Y側)の面に設けられている。リブ70は、ベアリング保持部28と周壁部21とを繋いでいる。より詳細には、図4に示すように、リブ70は、ベアリング保持部28の外周面と周壁部21の内周面のうちステータ固定部27よりも左側(+Y側)に離れて位置する部分とを繋いでいる。本実施形態においてリブ70は、蓋壁部22における右側の面から右側に突出する板状である。リブ70の板面は、例えば、軸方向と直交する方向を向いている。本実施形態においてリブ70は、軸方向に見て、直線状に延びている。リブ70と周壁部21と蓋壁部22とは、例えば、同一の単一部材の一部である。
図3に示すように、リブ70は、第1リブ71と、第2リブ72と、を含む。第1リブ71は、軸方向に見て、ベアリング保持部28からステータ固定部27に向かって、中心軸Jを中心とする径方向に対して傾いた方向に延びている。なお、本明細書において「第1リブが、軸方向に見て、ベアリング保持部からステータ固定部に向かって、径方向に対して傾いた方向に延びている」とは、第1リブが、軸方向に見て、第1リブのうちベアリング保持部に繋がる径方向内端部と中心軸Jとを結ぶ径方向に対して傾いた方向に延びていることを意味する。
本実施形態において第1リブ71は、複数設けられている。複数の第1リブ71は、2つ以上の第1リブ71からなりステータ固定部27ごとに設けられた第1リブ群71sを含む。本実施形態において第1リブ群71sは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に4つ設けられている。各第1リブ群71sは、軸方向に見て、各ステータ固定部27のそれぞれに向かって延びている。第1リブ群71sのそれぞれは、例えば、4つの第1リブ71からなる。本実施形態において各第1リブ群71sは、一対の第1リブ71a,71bと、一対の第1リブ71c,71dと、をそれぞれ含む。
一対の第1リブ71a,71bは、軸方向に見て互いに交差している。つまり、本実施形態において複数の第1リブ71は、互いに交差する第1リブ71a,71bを含む。一対の第1リブ71a,71bは、軸方向に見て、X字形状に配置されている。第1リブ71aは、ベアリング保持部28から径方向外側に向かうに従って周方向一方側(+θ側)に位置する。第1リブ71bは、ベアリング保持部28から径方向外側に向かうに従って周方向他方側(-θ側)に位置する。第1リブ71aの径方向外側の端部は、周壁部21の内周面のうち、ステータ固定部27の周方向一方側の端部における周方向位置と同じ周方向位置に位置する部分に繋がっている。第1リブ71bの径方向外側の端部は、周壁部21の内周面のうち、ステータ固定部27の周方向他方側の端部における周方向位置と同じ周方向位置に位置する部分に繋がっている。
一対の第1リブ71c,71dは、一対の第1リブ71a,71bを周方向に挟んでいる。第1リブ71cは、一対の第1リブ71a,71bの周方向一方側(+θ側)に位置する。第1リブ71dは、一対の第1リブ71a,71bの周方向他方側(-θ側)に位置する。各第1リブ群71sのそれぞれにおいて、第1リブ71cと第1リブ71dとは、互いに平行な方向に延びている。本実施形態において一対の第1リブ71c,71dは、第1リブ71aと第1リブ71bとが交差する部分と中心軸Jとを結ぶ径方向に延びている。
第1リブ71cは、ベアリング保持部28から径方向外側に向かうに従って周方向他方側(-θ側)に位置する。第1リブ71dは、ベアリング保持部28から径方向外側に向かうに従って周方向一方側(+θ側)に位置する。第1リブ71cの径方向外側の端部は、周壁部21の内周面のうち、ステータ固定部27の周方向一方側の端部における周方向位置と同じ周方向位置に位置する部分に繋がっている。第1リブ71dの径方向外側の端部は、周壁部21の内周面のうち、ステータ固定部27の周方向他方側の端部における周方向位置と同じ周方向位置に位置する部分に繋がっている。一対の第1リブ71c,71dの径方向両端部は、例えば、一対の第1リブ71a,71bの径方向両端部から僅かに周方向に離れて配置されている。なお、一対の第1リブ71c,71dの径方向外側の端部は、一対の第1リブ71a,71bの径方向外側の端部とそれぞれ繋がっていてもよい。一対の第1リブ71c,71dの径方向内側の端部は、一対の第1リブ71a,71bの径方向内側の端部とそれぞれ繋がっていてもよい。
本実施形態において第2リブ72は、複数設けられている。第2リブ72は、軸方向に見て、周方向に隣り合うステータ固定部27同士の間に少なくとも1つ配置されている。複数の第2リブ72は、周方向に隣り合う第1リブ群71s同士の間に少なくとも1つずつ配置されている。第2リブ72は、軸方向に見て、ベアリング保持部28から、周壁部21のうちステータ固定部27とは周方向位置が異なる部分に向かって延びている。本実施形態において第2リブ72は、ベアリング保持部28から周壁部21に向かって径方向に沿って延びている。
第2リブ72は、一対の第2リブ72a,72bを含む。一対の第2リブ72a,72bは、軸方向に見て第1ステータ固定部27aに向かって延びる第1リブ群71sと、軸方向に見て第2ステータ固定部27bに向かって延びる第1リブ群71sとの周方向の間に位置する。第2リブ72aは、第2リブ72bの周方向一方側(+θ側)に離れて位置する。一対の第2リブ72a,72bは、ベアリング保持部28のうち孔部28aの周方向両側に位置する部分から上側に延びている。一対の第2リブ72a,72bは、径方向外側(上側)に向かうに従って周方向に互いに離れる向きに延びている。
第2リブ72は、第2リブ72cと、第2リブ72dと、第2リブ72eと、を含む。第2リブ72cは、軸方向に見て第2ステータ固定部27bに向かって延びる第1リブ群71sと、軸方向に見て第3ステータ固定部27cに向かって延びる第1リブ群71sとの周方向の間に位置する。第2リブ72dは、軸方向に見て第3ステータ固定部27cに向かって延びる第1リブ群71sと、軸方向に見て第4ステータ固定部27dに向かって延びる第1リブ群71sとの周方向の間に位置する。第2リブ72eは、軸方向に見て第4ステータ固定部27dに向かって延びる第1リブ群71sと、軸方向に見て第1ステータ固定部27aに向かって延びる第1リブ群71sとの周方向の間に位置する。第2リブ72cおよび第2リブ72eは、前後方向(X軸方向)に延びている。第2リブ72dは、ベアリング保持部28から下側に延びている。
図5に示すように、本実施形態において各リブ70は、第1接続部74aと、第2接続部74bと、を有する。つまり、第1リブ71および第2リブ72は、第1接続部74aと、第2接続部74bと、をそれぞれ有する。
第1接続部74aは、ベアリング保持部28に繋がっている。より詳細には、第1接続部74aの径方向内側の端部は、ベアリング保持部28の外周面に繋がっている。第1接続部74aの右側(-Y側)の端部は、径方向外側に向かうに従って左側(+Y側)に位置する。第1接続部74aの右側の端部のうち径方向内側の端部は、ベアリング保持部28の右側の端部に繋がっている。第1接続部74aの右側の端部のうち径方向内側の端部は、ベアリング保持部28の右側の端部と軸方向位置が同じである。
第2接続部74bは、第1接続部74aよりも径方向外側に位置する。本実施形態において第2接続部74bは、第1接続部74aの径方向外側に繋がっている。第2接続部74bは、周壁部21に繋がっている。より詳細には、第2接続部74bの径方向外側の端部は、周壁部21の内周面に繋がっている。第2接続部74bにおける延びる方向の寸法は、第1接続部74aにおける延びる方向の寸法よりも大きい。第2接続部74bの右側(-Y側)の端部は、第1接続部74aの右側の端部よりも左側(+Y側)に位置する。第2接続部74bの右側の端部は、ベアリング保持部28の右側の端部よりも左側に位置する。
このように、本実施形態においてリブ70の右側(-Y側)の端部、つまり第1リブ71の右側の端部および第2リブ72の右側の端部は、ベアリング保持部28における右側の端部よりも左側(+Y側)に位置する、またはベアリング保持部28における右側の端部と軸方向位置が同じである。第2接続部74bの右側には、コイルエンド42aが対向して配置されている。コイルエンド42aの左側の端部は、第1接続部74aの右側の端部よりも左側に位置する。コイルエンド42aは、第1接続部74aの右側の端部およびベアリング保持部28の右側の端部を囲んでいる。
図3に示すように、モータハウジング20は、ハウジング流路部24と、ポンプ取付部25と、冷却器取付部26と、を有する。ハウジング流路部24は、内部に流体としてのオイルOが流れる部分である。本実施形態においてハウジング流路部24は、周壁部21から径方向外側に突出している。より詳細には、ハウジング流路部24は、周壁部21の前側部分から前側(+X側)に突出している。周壁部21のうちハウジング流路部24に繋がる前側部分には、第1ステータ固定部27aおよび第4ステータ固定部27dが設けられている。本実施形態においてハウジング流路部24は、鉛直方向に延びている。
なお、本明細書において「或るステータ固定部が周壁部のうち或る対象に繋がる部分に設けられている」とは、軸方向に見て、或るステータ固定部の少なくとも一部が、周壁部の内部と或る対象との間に位置することを含む。
ポンプ取付部25は、ポンプ110が取り付けられた部分である。本実施形態においてポンプ取付部25は、周壁部21の下側部分から下側に突出している。ポンプ取付部25は、取付穴部25aを有する。図1に示すように、取付穴部25aは、ポンプ取付部25の右側(-Y側)の面から左側(+Y側)に窪んでいる。取付穴部25aは、左側に底部を有する穴である。取付穴部25aの内部には、ポンプ110が右側から挿入されている。本実施形態においてポンプ取付部25の左側(+Y側)の端部は、ギヤハウジング61に繋がっている。図3に示すように、周壁部21のうちポンプ取付部25に繋がる下側部分には、第3ステータ固定部27cおよび第4ステータ固定部27dが設けられている。
冷却器取付部26は、冷却器120が取り付けられた部分である。本実施形態において冷却器取付部26は、周壁部21の上側部分から上側に突出している。冷却器取付部26の前側の端部は、ハウジング流路部24の上側の端部に繋がっている。周壁部21のうち冷却器取付部26に繋がる上側部分には、第1ステータ固定部27aおよび第2ステータ固定部27bが設けられている。
図1に示すように、本実施形態において冷媒供給部50は、軸方向に延びる管状である。言い換えれば、本実施形態において冷媒供給部50は、軸方向に延びるパイプである。冷媒供給部50の軸方向両端部は、モータハウジング20に支持されている。冷媒供給部50の左側の端部は、例えば、蓋壁部22に支持されている。冷媒供給部50の右側の端部は、例えば、蓋部材23に支持されている。冷媒供給部50は、ステータ40の径方向外側に位置する。本実施形態において冷媒供給部50は、ステータ40の上側に位置する。図3に示すように、冷媒供給部50は、孔部28aの真上に位置する。冷媒供給部50の周方向位置は、第2リブ72aの上側の端部における周方向位置と第2リブ72bの上側の端部における周方向位置との間である。
図1に示すように、冷媒供給部50は、ステータ40に冷媒としてのオイルOを供給する供給口50aを有する。本実施形態において供給口50aは、冷媒供給部50内に流入したオイルOの一部を冷媒供給部50の外部に噴射させる噴射口である。供給口50aは、複数設けられている。供給口50aは、ステータコア41にオイルOを供給する供給口50aと、コイルエンド42a,42bにオイルOを供給する供給口50aと、を含む。
図3に示すように、冷媒供給部50は、ベアリング34にオイルOを供給する供給口50bを有する。供給口50bは、孔部28aの上側に位置する。供給口50bから下側に吐出されたオイルOは、孔部28aからベアリング保持部28の内部に流入する。本実施形態では、供給口50bから吐出されたオイルOは、第2リブ72aと第2リブ72bとの周方向の間を通って孔部28aに流入する。一対の第2リブ72a,72bによって、供給口50bから吐出されたオイルOを孔部28a内に案内することができる。
ポンプ110は、ハウジング流路部24内を流れる流体としてのオイルOを送る。図1に示すように、ポンプ110は、取付穴部25a内に挿入されてポンプ取付部25に取り付けられている。本実施形態においてポンプ110は、取付穴部25aから右側(-Y側)に突出している。ポンプ110は、例えば、電動ポンプである。
冷却器120は、ハウジング流路部24内を流れる流体としてのオイルOを冷却する。本実施形態において冷却器120は、オイルクーラである。冷却器120は、モータハウジング20の上側に取り付けられている。図3に示すように、冷却器120は、冷却器取付部26の上側に取り付けられている。
本実施形態において回転電機10は、インバータユニット80を備える。インバータユニット80は、インバータケース81と、インバータ本体82と、を有する。インバータ本体82は、インバータ回路82aを有する。つまり、インバータユニット80は、インバータ回路82aを有する。本実施形態においてインバータケース81は、略直方体箱状である。インバータケース81は、インバータ本体82を内部に収容している。つまり、インバータケース81は、インバータ回路82aを内部に収容している。インバータケース81は、ケース本体部81dと、蓋部81eと、を有する。
ケース本体部81dは、上側に開口する略直方体箱状である。本実施形態においてケース本体部81dは、モータハウジング20に設けられている。ケース本体部81dとモータハウジング20のうち周壁部21および蓋壁部22とは、例えば、同一の単一部材の一部である。ケース本体部81dは、第1壁部81aと、第2壁部81bと、第3壁部81cと、を有する。つまり、インバータケース81は、モータハウジング20に設けられた第1壁部81aと、モータハウジング20に設けられた第2壁部81bと、モータハウジング20に設けられた第3壁部81cと、を有する。
第1壁部81aは、略直方体箱状のケース本体部81dを構成する壁部のうち前側(+X側)に位置する壁部である。第1壁部81aは、軸方向に見て、鉛直方向に延びている。第1壁部81aの下側部分は、周壁部21のうち後側(-X側)の端部における上側の端部を構成している。第1壁部81aには、第2ステータ固定部27bが設けられている。軸方向に見て、第1壁部81aに設けられた第2ステータ固定部27bが周壁部21の内周面から突出する方向は、第1壁部81aが延びる方向と交差する方向である。
なお、本明細書において「或るステータ固定部が周壁部の内周面から突出する方向」とは、例えば、軸方向に見て、或るステータ固定部における径方向外側の端部と中心軸Jとを結ぶ径方向である。本実施形態において第2ステータ固定部27bが周壁部21の内周面から突出する方向は、軸方向に見て第1壁部81aが延びる鉛直方向に対して後側(-X側)に斜めに傾いた方向である。
第2壁部81bは、略直方体箱状のケース本体部81dを構成する壁部のうち下側に位置する壁部である。第2壁部81bは、軸方向に見て、前後方向(X軸方向)に延びている。つまり、第2壁部81bは、軸方向に見て第1壁部81aと異なる方向に延びている。本実施形態において第2壁部81bは、軸方向に見て第1壁部81aと直交する方向に延びている。第2壁部81bの前側部分は、モータハウジング20に繋がっている。第2壁部81bの前側の端部は、周壁部21うち、第2ステータ固定部27bが設けられた部分と第3ステータ固定部27cが設けられた部分との周方向の間に位置する部分に繋がっている。第2壁部81bの前後方向の寸法は、第1壁部81aの鉛直方向の寸法よりも大きい。つまり、軸方向に見て、第1壁部81aにおける延びる方向の寸法は、第2壁部81bにおける延びる方向の寸法よりも小さい。
第3壁部81cは、略直方体箱状のケース本体部81dを構成する壁部のうち後側(-X側)に位置する壁部である。第3壁部81cは、軸方向に見て、鉛直方向に延びている。つまり、本実施形態において第3壁部81cは、軸方向に見て、第1壁部81aが延びる方向と同じ方向に延びている。
蓋部81eは、例えば、ケース本体部81dと別体である。蓋部81eは、ケース本体部81dの上側に固定されている。蓋部81eは、ケース本体部81dの上側の開口を塞いでいる。
インバータ本体82は、インバータケース81の内部に収容されている。本実施形態においてインバータ本体82は、蓋部81eの下側の面に固定されている。インバータ本体82のインバータ回路82aは、ステータ40に電気的に接続されている。図示は省略するが、インバータ回路82aは、例えば、複数のトランジスタによって構成されている。インバータ回路82aによって、ステータ40に供給される電力が調整される。
図1に示すように、本実施形態において駆動装置100には、冷媒としてのオイルOが循環する冷媒流路90が設けられている。冷媒流路90は、モータハウジング20の内部とギヤハウジング61の内部とに跨って設けられている。冷媒流路90は、ギヤハウジング61内に貯留されたオイルOが回転電機10に供給されて再びギヤハウジング61内に戻る経路である。冷媒流路90には、ポンプ110と、冷却器120と、冷媒供給部50と、が設けられている。冷媒流路90は、第1流路部91と、第2流路部92と、第3流路部93と、第4流路部94と、を有する。
第1流路部91は、第2流路部92、第3流路部93、および第4流路部94は、例えば、モータハウジング20に設けられている。第1流路部91は、ギヤハウジング61の内部のうちオイルOが貯留されている部分とポンプ110とを繋いでいる。第1流路部91は、例えば、ポンプ取付部25に設けられている。
第2流路部92は、ポンプ110と冷却器120とを繋いでいる。図3に示すように、第2流路部92は、第1部分92aと、第2部分92bと、第3部分92cと、を有する。第2部分92bは、鉛直方向に延びるハウジング流路部24によって構成されている。第1部分92aは、ポンプ110と第2部分92bの下側の端部とを繋いでいる。第3部分92cは、第2部分92bの上側の端部と冷却器120とを繋いでいる。
第3流路部93は、冷却器120と冷媒供給部50の内部とを繋いでいる。図1に示すように、本実施形態において第3流路部93は、冷媒供給部50の左側(+Y側)の端部に繋がっている。第4流路部94は、冷媒供給部50の内部とシャフト31の内部とを繋いでいる。第4流路部94は、例えば、蓋部材23に設けられている。本実施形態において第4流路部94は、冷媒供給部50の右側(-Y側)の端部とシャフト31の右側の端部とに繋がっている。
ポンプ110が駆動されると、ギヤハウジング61内に貯留されたオイルOが第1流路部91を通ってポンプ110内に吸引され、第2流路部92を通って冷却器120内に流入する。冷却器120内に流入したオイルOは、冷却器120内で冷却された後、第3流路部93を通って、冷媒供給部50の内部へと流れる。冷媒供給部50内に流入したオイルOの一部は、供給口50a,50bから噴射されて、ステータ40またはベアリング34に供給される。冷媒供給部50内に流入したオイルOの他の一部は、第4流路部94を通ってシャフト31の内部に流入する。シャフト31内に流入したオイルOの一部は、孔部33からロータ本体32の内部を通過して、ステータ40に飛散する。シャフト31内に流入したオイルOの他の一部は、シャフト31の左側の開口からギヤハウジング61の内部に排出され、再びギヤハウジング61内に貯留される。
供給口50aからステータ40に供給されたオイルOおよびシャフト31内からステータ40に供給されたオイルOは、ステータ40から熱を奪う。ステータ40を冷却したオイルOは、下側に落下して、モータハウジング20内の下部領域に溜まる。モータハウジング20内の下部領域に溜ったオイルOは、蓋壁部22に設けられた開口22aを介してギヤハウジング61内に戻る。以上のようにして、冷媒流路90は、ギヤハウジング61内に貯留されたオイルOをロータ30およびステータ40に供給する。
本実施形態によれば、ベアリング保持部28と周壁部21とを繋ぐリブ70は、第1リブ71を含む。第1リブ71は、軸方向に見て、ベアリング保持部28からステータ固定部27に向かって、中心軸Jを中心とする径方向に対して傾いた方向に延びている。そのため、第1リブ71によって、周壁部21のうちステータ固定部27が設けられた部分の剛性を向上させることができる。これにより、ステータコア41が中心軸J回りにねじれる向きに振動するねじれ共振が生じても、ステータコア41が固定されたステータ固定部27が中心軸J回りのねじれ方向に振動することを抑制できる。したがって、モータハウジング20全体がねじれ方向に振動することを抑制できる。また、第1リブ71は、軸方向に見て、径方向に対して傾いた方向に延びている。つまり、第1リブ71は、径方向に対して周方向に傾いた方向に延びている。そのため、第1リブ71が単に径方向に延びる場合よりも、中心軸J回りのねじれ方向において第1リブ71の剛性を大きくできる。これにより、第1リブ71が周壁部21のうちステータ固定部27が設けられた部分に繋がることで、周壁部21のうちステータ固定部27が設けられた部分の剛性をより向上できる。したがって、上述したねじれ共振が生じても、ステータ固定部27が中心軸J回りのねじれ方向に振動することをより抑制できる。そのため、モータハウジング20全体がねじれ方向に振動することをより抑制できる。以上により、上述したねじれ共振が生じても、回転電機10から生じる騒音が大きくなることを抑制できる。これにより、回転電機10から生じる騒音を低減できる。したがって、回転電機10が設けられた駆動装置100から生じる騒音も低減できる。
また、本実施形態によれば、複数の第1リブ71は、互いに交差する第1リブ71a,71bを含む。そのため、第1リブ71aの剛性と第1リブ71bの剛性とをより向上できる。これにより、第1リブ71a,71bによって、ステータ固定部27が中心軸J回りのねじれ方向に振動することをより抑制できる。したがって、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、複数の第1リブ71は、2つ以上の第1リブ71からなりステータ固定部27ごとに設けられた第1リブ群71sを含む。各第1リブ群71sは、軸方向に見て互いに交差する一対の第1リブ71a,71bと、一対の第1リブ71a,71bを周方向に挟む他の一対の第1リブ71c,71dと、をそれぞれ含む。そのため、第1リブ群71sによって、周壁部21のうち各ステータ固定部27が設けられた部分のそれぞれにおける剛性をより好適に向上させることができる。したがって、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、第1リブ71は、ベアリング保持部28に繋がる第1接続部74aと、第1接続部74aよりも径方向外側に位置し、周壁部21に繋がる第2接続部74bと、を有する。第2接続部74bの右側の端部は、第1接続部74aの右側の端部よりも左側に位置する。そのため、第1リブ71の径方向外側部分を左側、つまり蓋壁部22側に窪ませることができる。これにより、本実施形態のようにコイルエンド42aを第2接続部74bと軸方向に対向して配置する場合に、コイルエンド42aを蓋壁部22に近づけて配置することができる。したがって、第1リブ71を設けても、モータハウジング20が軸方向に大型化することを抑制できる。一方、第1接続部74aを設けることで、第1リブ71の剛性を確保できる。そのため、第1リブ71を設けることによって、上述した騒音低減効果を好適に得られる。
また、本実施形態によれば、第1リブ71の右側の端部は、ベアリング保持部28における右側の端部よりも左側に位置する、またはベアリング保持部28における右側の端部と軸方向位置が同じである。そのため、第1リブ71がベアリング保持部28よりも右側に突出することがない。これにより、第1リブ71が、ロータ30およびステータ40と干渉することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、リブ70は、第2リブ72を含む。第2リブ72は、軸方向に見て、周方向に隣り合うステータ固定部27の間に少なくとも1つ配置され、ベアリング保持部28から周壁部21のうちステータ固定部27とは周方向位置が異なる部分に向かって延びている。そのため、第2リブ72によって、周壁部21のねじれ方向に対する剛性をより向上できる。これにより、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、ステータ固定部27は、インバータケース81の第1壁部81aに設けられた第2ステータ固定部27bを含む。軸方向に見て、第1壁部81aに設けられた第2ステータ固定部27bが周壁部21の内周面から突出する方向は、第1壁部81aが延びる方向と交差する方向である。そのため、軸方向に見て第2ステータ固定部27bが周壁部21の内周面から突出する方向が、第1壁部81aが延びる方向である場合に比べて、第2ステータ固定部27bが中心軸J回りのねじれ方向に振動した場合であっても、第1壁部81aが倒れる方向(前後方向)に振動しにくくできる。これにより、上述したねじれ共振が生じた場合であっても、インバータケース81が振動することを抑制できる。したがって、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、インバータケース81は、軸方向に見て第1壁部81aと異なる方向に延びる第2壁部81bを有する。軸方向に見て、第1壁部81aにおける延びる方向の寸法は、第2壁部81bにおける延びる方向の寸法よりも小さい。そのため、軸方向に見た際における第1壁部81aの長さを比較的小さくできる。これにより、第2ステータ固定部27bから第1壁部81aに振動が伝えられても、第1壁部81aが振動しにくくできる。したがって、上述したねじれ共振が生じた場合であっても、インバータケース81が振動することをより抑制できる。したがって、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、ステータ固定部27は、周壁部21のうちハウジング流路部24に繋がる部分に設けられた第1ステータ固定部27aおよび第4ステータ固定部27dを含む。ハウジング流路部24によってモータハウジング20の壁部の厚さが大きくなるため、周壁部21のうちハウジング流路部24に繋がる部分の剛性は、周壁部21の他の部分の剛性に比べて大きくなりやすい。そのため、周壁部21のうちハウジング流路部24に繋がる部分に第1ステータ固定部27aおよび第4ステータ固定部27dを設けることで、第1ステータ固定部27aの剛性および第4ステータ固定部27dの剛性を向上させやすい。これにより、上述したねじれ共振が生じた場合であっても、第1ステータ固定部27aおよび第4ステータ固定部27dが振動することをより抑制できる。したがって、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、ハウジング流路部24は、周壁部21から径方向外側に突出している。そのため、ハウジング流路部24がリブとして機能して、周壁部21のうちハウジング流路部24に繋がる部分の剛性を向上させることができる。これにより、周壁部21のうちハウジング流路部24に繋がる部分に第1ステータ固定部27aおよび第4ステータ固定部27dを設けることで、第1ステータ固定部27aの剛性および第4ステータ固定部27dの剛性を好適に向上させることができる。したがって、上述したねじれ共振が生じた場合であっても、第1ステータ固定部27aおよび第4ステータ固定部27dが振動することをより抑制できる。そのため、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、ステータ固定部27は、周壁部21のうち冷却器取付部26に繋がる部分に設けられた第1ステータ固定部27aおよび第2ステータ固定部27bを含む。冷却器取付部26によってモータハウジング20の壁部の厚さが大きくなるため、周壁部21のうち冷却器取付部26に繋がる部分の剛性は、周壁部21の他の部分の剛性に比べて大きくなりやすい。また、冷却器120が取り付けられることで冷却器取付部26の剛性は大きくなりやすい。そのため、周壁部21のうち冷却器取付部26に繋がる部分の剛性は、より大きくなりやすい。これにより、周壁部21のうち冷却器取付部26に繋がる部分に第1ステータ固定部27aおよび第2ステータ固定部27bを設けることで、第1ステータ固定部27aの剛性および第2ステータ固定部27bの剛性を向上させやすい。したがって、上述したねじれ共振が生じた場合であっても、第1ステータ固定部27aおよび第2ステータ固定部27bが振動することをより抑制できる。そのため、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
また、本実施形態によれば、ステータ固定部27は、周壁部21のうちポンプ取付部25に繋がる部分に設けられた第3ステータ固定部27cおよび第4ステータ固定部27dを含む。ポンプ取付部25によってモータハウジング20の壁部の厚さが大きくなるため、周壁部21のうちポンプ取付部25に繋がる部分の剛性は、周壁部21の他の部分の剛性に比べて大きくなりやすい。また、ポンプ110が取り付けられることでポンプ取付部25の剛性は大きくなりやすい。そのため、周壁部21のうちポンプ取付部25に繋がる部分の剛性は、より大きくなりやすい。これにより、周壁部21のうちポンプ取付部25に繋がる部分に第3ステータ固定部27cおよび第4ステータ固定部27dを設けることで、第3ステータ固定部27cの剛性および第4ステータ固定部27dの剛性を向上させやすい。したがって、上述したねじれ共振が生じた場合であっても、第3ステータ固定部27cおよび第4ステータ固定部27dが振動することをより抑制できる。そのため、回転電機10から生じる騒音をより低減できる。
本発明は上述の実施形態に限られず、本発明の技術的思想の範囲内において、他の構成および他の方法を採用することもできる。リブは、少なくとも1つの第1リブを含むならば、どのようなリブを含んでいてもよい。第1リブの数は、1つ以上であれば、特に限定されない。第1リブは、軸方向に見て、ベアリング保持部からステータ固定部に向かって、中心軸を中心とする径方向に対して傾いた方向に延びているならば、どのような方向に延びていてもよい。第1リブは、互いに交差する第1リブを含まなくてもよい。ステータ固定部が複数設けられる場合、第1リブは、複数のステータ固定部のうちの一部のステータ固定部のみに対して設けられてもよい。第1リブの形状は、特に限定されない。第1リブは、軸方向に見て、曲線状に延びてもよい。第1リブの軸方向の寸法は、全体に亘って同じであってもよい。第1リブは、ベアリング保持部よりも軸方向他方側(右側)に突出していてもよい。第2リブは、設けられていなくてもよい。
ステータ固定部の数は、1つ以上であれば、特に限定されない。ステータ固定部の形状は、特に限定されない。ステータ固定部は、周壁部のいずれの部分に設けられてもよい。ハウジング流路部は、設けられていなくてもよい。ポンプ取付部は、設けられていなくてもよい。冷却器取付部は、設けられていなくてもよい。インバータユニットは、設けられていなくてもよい。ハウジング流路部内に流れる流体は、どのような流体であってもよい。流体は、例えば、絶縁液であってもよいし、水であってもよい。流体が水であり、かつ、ステータを冷却する冷媒である場合、ステータの表面には絶縁処理が施されてもよい。
なお、本明細書において「或る対象が他の対象に設けられている」とは、或る対象と他の対象の少なくとも一部とが同一の単一部材の一部であってもよいし、或る対象と他の対象とが別体であり、或る対象が他の対象に固定されていてもよい。具体的に、例えば、「第1壁部がハウジングに設けられている」とは、第1壁部とハウジングの少なくとも一部とが同一の単一部材の一部であってもよいし、第1壁部とハウジングとが別体で、第1壁部がハウジングに固定されていてもよい。
また、上述した実施形態では、インバータケース81のケース本体部81dとモータハウジング20の一部とが一体となった構成、つまりケース本体部81dとモータハウジング20の一部とが同一の単一部材の一部である構成を図示したが、これに限られない。上述した実施形態において、インバータケース81の全体は、モータハウジング20と別体となっていてもよい。
本発明が適用される回転電機は、モータに限られず、発電機であってもよい。回転電機の用途は、特に限定されない。回転電機は、例えば、車軸を回転させる用途以外の用途で車両に搭載されてもよいし、車両以外の機器に搭載されてもよい。回転電機が用いられる際の姿勢は、特に限定されない。回転電機の中心軸は、鉛直方向に延びてもよい。以上、本明細書において説明した構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…回転電機、20…モータハウジング(ハウジング)、21…周壁部、22…蓋壁部、24…ハウジング流路部、25…ポンプ取付部、26…冷却器取付部、27…ステータ固定部、28…ベアリング保持部、30…ロータ、34…ベアリング、40…ステータ、41…ステータコア、60…伝達装置、64…車軸、70…リブ、71,71a,71b,71c,71d…第1リブ、71s…第1リブ群、72,72a,72b,72c,72d,72e…第2リブ、74a…第1接続部、74b…第2接続部、80…インバータユニット、81…インバータケース、81a…第1壁部、81b…第2壁部、82a…インバータ回路、100…駆動装置、110…ポンプ、120…冷却器、J…中心軸、O…オイル(流体)

Claims (13)

  1. 軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能なロータと、
    前記ロータの径方向外側に位置するステータコアを有するステータと、
    前記ロータおよび前記ステータを内部に収容するハウジングと、
    前記ロータを回転可能に支持するベアリングと、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    前記ステータの軸方向一方側に位置する蓋壁部と、
    前記蓋壁部の径方向外周縁部から軸方向他方側に延び、前記ステータを囲む周壁部と、
    前記蓋壁部に設けられ、前記ベアリングを内部に保持するベアリング保持部と、
    前記蓋壁部における軸方向他方側の面に設けられ、前記ベアリング保持部と前記周壁部とを繋ぐリブと、
    を有し、
    前記周壁部は、前記ステータコアが固定されたステータ固定部を有し、
    前記リブは、第1リブを含み、
    前記第1リブは、軸方向に見て、前記ベアリング保持部から前記ステータ固定部に向かって、前記中心軸を中心とする径方向に対して傾いた方向に延びている、回転電機。
  2. 前記第1リブは、複数設けられ、
    前記複数の第1リブは、互いに交差する第1リブを含む、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ステータ固定部は、複数設けられ、
    前記複数の第1リブは、2つ以上の前記第1リブからなり前記ステータ固定部ごとに設けられた第1リブ群を含み、
    各前記第1リブ群は、
    軸方向に見て互いに交差する一対の第1リブと、
    前記一対の第1リブを周方向に挟む他の一対の第1リブと、
    をそれぞれ含む、請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記第1リブは、
    前記ベアリング保持部に繋がる第1接続部と、
    前記第1接続部よりも径方向外側に位置し、前記周壁部に繋がる第2接続部と、
    を有し、
    前記第2接続部の軸方向他方側の端部は、前記第1接続部の軸方向他方側の端部よりも軸方向一方側に位置する、請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 前記第1リブの軸方向他方側の端部は、前記ベアリング保持部における軸方向他方側の端部よりも軸方向一方側に位置する、または前記ベアリング保持部における軸方向他方側の端部と軸方向位置が同じである、請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記リブは、第2リブを含み、
    前記第2リブは、軸方向に見て、周方向に隣り合う前記ステータ固定部の間に少なくとも1つ配置され、前記ベアリング保持部から前記周壁部のうち前記ステータ固定部とは周方向位置が異なる部分に向かって延びている、請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記ステータに電気的に接続されたインバータ回路を有するインバータユニットをさらに備え、
    前記インバータユニットは、前記インバータ回路を内部に収容するインバータケースを有し、
    前記インバータケースは、前記ハウジングに設けられた第1壁部を有し、
    前記ステータ固定部は、前記第1壁部に設けられたステータ固定部を含み、かつ、前記周壁部の内周面から径方向外側に突出し、
    軸方向に見て、前記第1壁部に設けられた前記ステータ固定部が前記周壁部の内周面から突出する方向は、前記第1壁部が延びる方向と交差する方向である、請求項1から6のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 前記インバータケースは、軸方向に見て前記第1壁部と異なる方向に延びる第2壁部を有し、
    軸方向に見て、前記第1壁部における延びる方向の寸法は、前記第2壁部における延びる方向の寸法よりも小さい、請求項7に記載の回転電機。
  9. 前記ハウジングは、内部に流体が流れるハウジング流路部を有し、
    前記ステータ固定部は、前記周壁部のうち前記ハウジング流路部に繋がる部分に設けられたステータ固定部を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の回転電機。
  10. 前記ハウジング流路部は、前記周壁部から径方向外側に突出している、請求項9に記載の回転電機。
  11. 前記ハウジング流路部内を流れる流体を冷却する冷却器をさらに備え、
    前記ハウジングは、前記冷却器が取り付けられた冷却器取付部を有し、
    前記ステータ固定部は、前記周壁部のうち前記冷却器取付部に繋がる部分に設けられたステータ固定部を含む、請求項10に記載の回転電機。
  12. 前記ハウジング流路部内を流れる流体を送るポンプをさらに備え、
    前記ハウジングは、前記ポンプが取り付けられたポンプ取付部を有し、
    前記ステータ固定部は、前記周壁部のうち前記ポンプ取付部に繋がる部分に設けられたステータ固定部を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の回転電機。
  13. 車両に搭載され、車軸を回転させる駆動装置であって、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の回転電機と、
    前記回転電機に接続され、前記ロータの回転を前記車軸に伝達する伝達装置と、
    を備える、駆動装置。
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