JP2022100814A - 鉄骨梁部材のボルト接合構造 - Google Patents

鉄骨梁部材のボルト接合構造 Download PDF

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祐介 新谷
Yusuke Shintani
俊彦 西村
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Abstract

【課題】火災時に、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、鉄骨梁部材と接合プレートと接合するボルトに作用する応力を低減することを目的とする。【解決手段】鉄骨梁部材のボルト接合構造は、上下方向に間隔を空けて配置される複数の第一ボルト孔をウェブ部16に有し、上にスラブ20が設けられる鉄骨小梁10と、上下方向に間隔を空けて配置される複数の第二ボルト孔60を有し、ウェブ部に重ねられるガセットプレート40と、互いに通じる第一ボルト孔及び第二ボルト孔60に挿入される複数のボルト44と、を備え、複数の第二ボルト孔60は、鉄骨小梁10の材軸方向に延びる長孔とされ、下方の第二ボルト孔60は、上方の第二ボルト孔60よりも鉄骨小梁10の材軸方向の長さが長い。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄骨梁部材のボルト接合構造に関する。
鉄骨大梁に接合プレートを介してボルト接合される鉄骨小梁において、日射熱による鉄骨小梁の軸方向の伸縮を吸収するために、ボルトが挿入されるボルト孔が、鉄骨小梁の材軸方向に延びる長孔(ルーズホール)とされたボルト接合構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、接合プレートを介してボルト接合される鉄骨梁部材において、冷蔵倉庫の冷却に伴う鉄骨梁部材の軸方向の収縮を吸収するために、ボルトが挿入されるボルト孔が、鉄骨梁部材の材軸方向に延びる長孔(ルーズホール)とされたボルト接合構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008-133660号公報 特開2016-035157号公報
ところで、ウェブ部に接合プレートがボルト接合される鉄骨梁部材において、火災時に鉄骨梁部材が下から加熱されると、鉄骨梁部材の下端部が上端部よりも高温になる。特に、鉄骨梁部材の上にスラブが設けられている場合、スラブによって鉄骨梁部材の上端部の熱が吸収されるため、鉄骨梁部材の上端部及び下端部の温度差が大きくなる。
この鉄骨梁部材の上端部及び下端部の温度差によって、鉄骨梁部材の下端部の軸方向の伸び出し量が、鉄骨梁部材の上端部の軸方向の伸び出し量よりも大きくなる。この結果、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形し、鉄骨梁部材と接合プレートとを接合するボルトに応力が集中する可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、火災時に、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、鉄骨梁部材と接合プレートと接合するボルトに作用する応力を低減することを目的とする。
請求項1に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造は、上下方向に間隔を空けて配置される複数の第一ボルト孔をウェブ部に有し、上にスラブが設けられる鉄骨梁部材と、上下方向に間隔を空けて配置される複数の第二ボルト孔を有し、前記ウェブ部に重ねられる接合プレートと、互いに通じる前記第一ボルト孔及び前記第二ボルト孔に挿入される複数のボルトと、を備え、互いに通じる前記第一ボルト孔及び前記第二ボルト孔の少なくとも一方は、前記鉄骨梁部材の材軸方向又は前記材軸方向に対して前記鉄骨梁部材の中央側から端部側へ向かって上方へ傾斜する傾斜方向に延びる長孔とされ、複数の前記長孔のうち、下方の前記長孔は、上方の前記長孔よりも前記材軸方向又は前記傾斜方向の長さが長い。
請求項1に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造によれば、鉄骨梁部材の上には、スラブが設けられる。また、鉄骨梁部材のウェブ部は、上下方向に間隔を空けて配置される複数の第一ボルト孔を有する。このウェブ部には、接合プレートが重ねられる。接合プレートは、上下方向に間隔を空けて配置される複数の第二ボルト孔を有する。そして、互いに通じる第一ボルト孔及び第二ボルト孔には、ボルトが挿入される。
ここで、火災時に鉄骨梁部材が下から加熱されると、鉄骨梁部材の下端部が上端部よりも高温になる。特に、本発明では、前述したように、鉄骨梁部材の上にスラブが設けられる。これにより、スラブによって鉄骨梁部材の上端部の熱が吸収されるため、鉄骨梁部材の上端部及び下端部の温度差が大きくなる。
この鉄骨梁部材の上端部及び下端部の温度差によって、鉄骨梁部材の下端部の材軸方向の伸び出し量が、鉄骨梁部材の上端部の材軸方向の伸び出し量よりも大きくなる。この結果、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形し、鉄骨梁部材と接合プレートとを接合するボルトに応力が集中する可能性がある。
この対策として本発明では、互いに通じる第一ボルト孔及び第二ボルト孔の少なくとも一方が、鉄骨梁部材の材軸方向又は当該材軸方向に対して鉄骨梁部材の中央側から端部側へ向かって上方へ傾斜する傾斜方向に延びる長孔とされる。
これにより、火災時に、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、ボルトが長孔に沿って移動するため、ボルトに作用する応力が低減される。
さらに、複数の長孔のうち、下方の長孔は、上方の長孔よりも材軸方向又は傾斜方向の長さが長くされる。これにより、長孔の加工の手間や、鉄骨梁部材のウェブ部又は接合プレートの断面欠損を低減しつつ、火災時に、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、複数のボルトに作用する応力を低減することができる。
請求項2に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造は、請求項1に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造において、上下方向に間隔を空けて配置され3つ以上の前記長孔を有し、複数の前記長孔は、下方へ向かうに従って、前記材軸方向又は前記傾斜方向の長さが徐々に又は段階的に長くなる。
請求項2に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造によれば、上下方向に間隔を空けて配置され3つ以上の長孔を有する。これらの長孔は、下方へ向かうに従って、材軸方向又は傾斜方向の長さが徐々に又は段階的に長くなる。これにより、長孔の加工の手間や、鉄骨梁部材のウェブ部又は接合プレートの断面欠損をさらに低減しつつ、火災時に、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、複数のボルトに作用する応力を低減することができる。
請求項3に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造は、請求項1又は請求項2に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造において、前記鉄骨梁部材は、前記接合プレートを介して鉄骨大梁に接合される鉄骨小梁とされる。
請求項3に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造によれば、鉄骨梁部材は、接合プレートを介して鉄骨大梁に接合される鉄骨小梁とされる。これにより、火災時に、鉄骨小梁が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、複数のボルトに作用する応力を低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、火災時に、鉄骨梁部材が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、鉄骨梁部材と接合プレートと接合するボルトに作用する応力を低減することができる。
第一実施形態に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造が適用された鉄骨小梁を示す立面図である。 鉄骨小梁とガセットプレートとのボルト接合部を示す図1の拡大立面図である。 図2に示される鉄骨小梁とガセットプレートとを分解して示す分解立面図である。 火災時における鉄骨小梁の熱膨張状態を示す図1の拡大立面図である。 第二実施形態に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造が適用された鉄骨大梁を示す立面図である。 図5の6-6線断面図である。 第一実施形態に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造の変形例が適用された鉄骨小梁及びガセットプレートを示す図3に対応する分解立面図である。 第一実施形態に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造の変形例が適用された鉄骨小梁及びガセットプレートを示す図2に対応する拡大立面図である。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について説明する。
(鉄骨小梁)
図1には、第一実施形態に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造が適用された鉄骨小梁10が示されている。鉄骨小梁10は、H形鋼によって形成されている。この鉄骨小梁10は、上下方向に互いに対向する上フランジ部12及び下フランジ部14と、上フランジ部12及び下フランジ部14を接続するウェブ部16とを有している。なお、鉄骨小梁10は、鉄骨梁部材の一例である。
鉄骨小梁10の上フランジ部12の上面には、複数のスタッド18が設けられている。複数のスタッド18は、鉄骨小梁10の材軸方向及び梁幅方向に間隔を空けて配置されており、溶接等によって上フランジ部12の上面に溶接されている。また、鉄骨小梁10の上には、スラブ20が設けられている。
なお、本実施形態の鉄骨小梁10は、耐火被覆されておらず、無耐火被覆とされている。しかし、鉄骨小梁10は、必要に応じて耐火被覆されても良い。
(スラブ)
スラブ20は、鉄骨小梁10、及び後述する一対の鉄骨大梁30に亘って設けられている。また、スラブ20は、鉄筋コンクリート造とされており、内部に図示しない複数のスラブ筋が埋設されている。このスラブ20には、鉄骨小梁10の上フランジ部12の上面に設けられた複数のスタッド18が埋設されている。これらのスタッド18を介して、スラブ20と鉄骨小梁10とが接合されている。
(鉄骨大梁)
鉄骨小梁10は、一対の鉄骨大梁30に架設されている。一対の鉄骨大梁30は、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)の両側に配置されている。各鉄骨大梁30は、鉄骨小梁10と交差(略直交)する方向に沿って配置されており、図示しない一対の柱に架設されている。また、鉄骨大梁30は、図示しない耐火被覆材によって耐火被覆されている。
一対の鉄骨大梁30は、H形鋼によって形成されている。また、一対の鉄骨大梁30は、鉄骨小梁10よりも梁成が高くされている。各鉄骨大梁30は、上下方向に互いに対向する上フランジ部32及び下フランジ部34と、上フランジ部32及び下フランジ部34を接続するウェブ部36とを有している。鉄骨小梁10及び鉄骨大梁30は、各々の上フランジ部12,32が同じ又は略同じ高さになるように配置されている。
鉄骨大梁30の上フランジ部32の上面には、複数のスタッド38が設けられている。複数のスタッド38は、鉄骨大梁30の材軸方向及び梁幅方向に間隔を空けて配置されており、溶接等によって上フランジ部32の上面に接合されている。また、複数のスタッド38は、前述したスラブ20に埋設されている。これらのスタッド38を介して、鉄骨大梁30とスラブ20とが接合されている。
図2に示されるように、各鉄骨大梁30における鉄骨小梁10との接合部には、ガセットプレート40が設けられている。ガセットプレート40は、鋼板等によってL字形状に形成されている。また、ガセットプレート40は、鉄骨大梁30の上フランジ部32と下フランジ部34との間に配置されており、これらの上フランジ部32、下フランジ部34、及びウェブ部36に溶接等によって接合されている。なお、ガセットプレート40は、接合プレートの一例である。
鉄骨大梁30のウェブ部36に対するガセットプレート40と反対側には、スチフナ42が設けられている。スチフナ42は、鋼板等によって形成されている。また、スチフナ42は、鉄骨大梁30の上フランジ部32と下フランジ部34との間に配置されており、これらの上フランジ部32、下フランジ部34、及びウェブ部36に溶接等によって接合されている。
(鉄骨梁部材のボルト接合構造)
ガセットプレート40は、当該ガセットプレート40の上部から鉄骨小梁10側へ突出する突出部40Aを有している。突出部40Aは、鉄骨小梁10の端部のウェブ部16に重ねられている。この突出部40Aと鉄骨小梁10のウェブ部16とは、ボルト44及びナット(図示省略)によって接合(ピン接合)されている。
具体的には、図3に示されるように、鉄骨小梁10の端部のウェブ部16には、複数の第一ボルト孔50が形成されている。複数の第一ボルト孔50は、上下方向(鉄骨小梁10の梁成方向)に間隔を空けて配列されている。各第一ボルト孔50は、鉄骨小梁10のウェブ部16を厚み方向に貫通する円形状(真円状)の貫通孔とされている。これらの第一ボルト孔50には、ボルト44(図2参照)の軸部が挿入可能とされている。
一方、ガセットプレート40の突出部40Aには、複数の第二ボルト孔60が形成されている。複数の第二ボルト孔60は、複数の第一ボルト孔50に応じて、上下方向(鉄骨小梁10の梁成方向)に間隔を空けて配列されている。各第二ボルト孔60は、ガセットプレート40の突出部40Aを厚み方向に貫通する貫通孔とされている。
複数の第二ボルト孔60は、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)に延びる長孔(ルーズホール)とされている。また、複数の第二ボルト孔60の長手方向(鉄骨小梁10の材軸方向)の長さLは、上方から下方へ向かうに従って徐々に長くなっている。これらの第二ボルト孔60には、ボルト44の軸部が挿入可能とされている。また、各ボルト44の軸部は、各第二ボルト孔60に沿って、鉄骨小梁10の材軸方向に移動可能とされている。
複数の第二ボルト孔60の鉄骨小梁10側の一端(長手方向の一端)60E1は、上下方向に揃えられている。換言すると、複数の第二ボルト孔60の一端60E1は、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)において、同じ位置に配置されている。そして、複数の第二ボルト孔60の鉄骨大梁30側の他端(長手方向の他端)60E2は、上方から下方へ向かうに従って、鉄骨大梁30側(鉄骨小梁10と反対側)に配置されている。
複数の第一ボルト孔50と複数の第二ボルト孔60の一端60E1側とは、鉄骨小梁10のウェブ部16とガセットプレート40の突出部40Aとを重ね合わせた状態で互いに通じる。この状態で、互いに通じる第一ボルト孔50及び第二ボルト孔60の一端60E1側に、ボルト44(図2参照)の軸部が貫通されている。そして、図2に示されるように、ボルト44の軸部に図示しないナットを締め込むことにより、鉄骨小梁10のウェブ部16とガセットプレート40の突出部40Aとがボルト接合(ピン接合)されている。また、ボルト44の軸部は、第二ボルト孔60に沿って一端60E1側から他端60E2側へ移動可能とされている。
(作用)
次に、第一実施形態の作用について説明する。
図1に示されるように、一対の鉄骨大梁30は、図示しない耐火被覆材によって耐火被覆されている。これにより、一対の鉄骨大梁30の耐火性能が高められている。一方、一対の鉄骨大梁30に架設された鉄骨小梁10は、無耐火被覆とされている。これにより、鉄骨小梁10の耐火被覆材の材料コストや施工コスト等を削減することができる。
ここで、火災時に鉄骨小梁10が下から加熱されると、鉄骨小梁10の下フランジ部14が上フランジ部12よりも高温になる。特に、本実施形態では、鉄骨小梁10の上にスラブ20が設けられている。これにより、スラブ20によって鉄骨小梁10の上フランジ部12の熱が吸収されるため、鉄骨小梁10の上フランジ部12及び下フランジ部14の温度差が大きくなる。
この鉄骨小梁10の上フランジ部12及び下フランジ部14の温度差によって、鉄骨小梁10の下フランジ部14の材軸方向の伸び出し量が、鉄骨小梁10の上フランジ部12の材軸方向の伸び出し量よりも大きくなる。この結果、図1に二点鎖線で示されるように、鉄骨小梁10が下側へ向けて凸状に湾曲変形し、鉄骨小梁10のウェブ部16とガセットプレート40の突出部40Aとを接合するボルト44の軸部に応力が集中する可能性がある。
この対策として本実施形態では、ガセットプレート40の突出部40Aに形成された複数の第二ボルト孔60が、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)に延びる長孔(ルーズホール)とされている。また、火災時には、鉄骨小梁10のウェブ部16及びガセットプレート40の突出部40Aを接合するボルト44の軸部が軸方向に熱膨張し、鉄骨小梁10のウェブ部16及びガセットプレート40の突出部40Aの接合強度が低下する。
これにより、図1に二点鎖線で示されるように、火災時に、鉄骨小梁10が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、図4に二点鎖線で示されるように、ボルト44の軸部が第二ボルト孔60に沿って一端60E1側から他端60E2側へ移動する。したがって、ボルト44の軸部に作用する応力が低減される。
さらに、複数の第二ボルト孔60の長手方向の長さL(図3参照)は、上方から下方へ向かうに従って徐々に長くなっている。これにより、第二ボルト孔60の加工の手間や、ガセットプレート40の断面欠損を低減しつつ、火災時に、鉄骨小梁10が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、複数のボルト44の軸部に作用する応力を低減することができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。なお、第二実施形態において、第一実施形態と同じ構成の部材等には、同符号を付して説明を適宜省略する。
(柱)
図5には、第二実施形態に係る鉄骨梁部材のボルト接合構造が適用された鉄骨大梁78が示されている。鉄骨大梁78は、柱70と、図示しない柱との間に架設されている。柱70は、例えば、CFT(Concrete Filled Steel Tube)造とされている。この柱70は、柱鋼管72と、柱鋼管72の内部に充填されたコンクリート74とを有している。
なお、柱70は、CFT造に限らず、例えば、鉄骨造や鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造等であっても良い。また、柱70が鉄骨造の場合、柱70は、必要に応じて耐火被覆材によって耐火被覆されも良い。また、本実施形態の鉄骨大梁78は、耐火被覆されておらず、無耐火被覆とされている。しかし、鉄骨大梁78は、必要に応じて耐火被覆されても良い。
(鉄骨大梁)
鉄骨大梁78は、柱70から張り出すブラケット80と、ブラケット80を介して柱70に接合(剛接合)される梁本体90とを有している。ブラケット80は、H形鋼によって形成されている。このブラケット80は、上下方向に互いに対向する上フランジ部82及び下フランジ部84と、上フランジ部82及び下フランジ部84を接続するウェブ部86とを有している。
ブラケット80の材軸方向の一端部は、工場や現場において、柱70の柱鋼管72の側面に突き当てられた状態で、溶接等によって接合されている。このブラケット80の材軸方向の他端部には、梁本体90がボルト接合(剛接合)されている。なお、ブラケット80と梁本体90とのボルト接合構造については後述する。
梁本体90は、H形鋼によって形成されている。この梁本体90は、上下方向に互いに対向する上フランジ部92及び下フランジ部94と、上フランジ部92及び下フランジ部94を接続するウェブ部96とを有している。なお、梁本体90は、鉄骨梁部材の一例である。
ブラケット80及び梁本体90の梁成は、同じとされている。このブラケット80及び梁本体90は、各々の上フランジ部82,92同士を連続させるとともに、各々の下フランジ部84,94同士を連続させた状態で配置されている。さらに、ブラケット80及び梁本体90は、各々のウェブ部86,96を連続させた状態で配置されている。
ブラケット80及び梁本体90の上フランジ部82,92の上面には、複数のスタッド18が設けられている。複数のスタッド18は、鉄骨大梁78の材軸方向及び梁幅方向に間隔を空けて配置されており、溶接等によって上フランジ部82,92の上面に溶接されている。この鉄骨大梁78の上には、スラブ20が設けられている。
(スラブ)
スラブ20は、ブラケット80及び梁本体90に亘って設けられている。また、スラブ20は、鉄筋コンクリート造とされており、内部に図示しない複数のスラブ筋が埋設されている。このスラブ20には、ブラケット80及び梁本体90の上フランジ部82,92の上面に設けられた複数のスタッド18が埋設されている。これらのスタッド18を介して、スラブ20とブラケット80及び梁本体90とが接合されている。
(鉄骨梁部材のボルト接合構造)
ここで、ブラケット80と梁本体90とは、ボルト接合(剛接合)されている。具体的には、ブラケット80及び梁本体90のウェブ部86,96同士は、ウェブ用スプライスプレート100を介してボルト接合されている。
ウェブ用スプライスプレート(以下、「ウェブ用スプライス」ともいう)100は、ブラケット80及び梁本体90のウェブ部86,96に亘る矩形状の鋼板等によって形成されている。このウェブ用スプライス100は、ブラケット80及び梁本体90のウェブ部86,96にそれぞれ重ねられている。なお、ウェブ用スプライス100は、接合プレートの一例である。
ブラケット80のウェブ部86及びウェブ用スプライス100の一端側には、図示しない複数のボルト孔がそれぞれ形成されている。複数のボルト孔は、上下方向に間隔を空けて配置されている。そして、互いに通じるボルト孔には、ボルト102の軸部が貫通されている。このボルト102の軸部に図示しないナットを締め込むことにより、ブラケット80のウェブ部86及びウェブ用スプライス100の一端側がボルト接合されている。
梁本体90のウェブ部96及びウェブ用スプライス100の他端側には、上記第一実施形態における鉄骨小梁10のウェブ部16及びガセットプレート40の突出部40Aと同様のボルト接合構造によって接合されている。
すなわち、梁本体90のウェブ部96には、図示しない複数の第一ボルト孔が形成されている。複数の第一ボルト孔は、梁本体90のウェブ部96を厚み方向に貫通する円形状(真円状)の貫通孔とされており、上下方向に間隔を空けて配置されている。
ウェブ用スプライス100の他端側には、複数の第二ボルト孔104が形成されている。複数の第二ボルト孔104は、鉄骨大梁78の材軸方向(矢印X方向)に延びる長孔(ルーズホール)とされており、上下方向に間隔を空けて配置されている。また、複数の第二ボルト孔104の長手方向(鉄骨大梁78の材軸方向)の長さLは、上方から下方へ向かうに従って徐々に長くなっている。
互いに通じる第一ボルト孔及び第二ボルト孔104の一端104E1側には、ボルト106の軸部が貫通されている。このボルト106の軸部に図示しないナットを締め込むことにより、梁本体90のウェブ部96及びウェブ用スプライス100の他端側がボルト接合されている。また、ボルト106の軸部は、第二ボルト孔104に沿って一端104E1側から他端104E2側へ移動可能とされている。
ブラケット80及び梁本体90の上フランジ部82,92同士は、一対の上フランジ用スプライスプレート110を介してボルト接合されている。一対の上フランジ用スプライスプレート(以下、「上フランジ用スプライス」ともいう)110は、ブラケット80及び梁本体90の上フランジ部82,92に亘る鋼板等によって形成されている。また、一対の上フランジ用スプライス110は、平面視にて、ブラケット80及び梁本体90のウェブ部86,96の両側において、上フランジ部82,92の上面側及び下面側に配置されている。
一対の上フランジ用スプライス110の一端側及びブラケット80の上フランジ部82には、ボルト孔がそれぞれ形成されている。ボルト孔は、一対の上フランジ用スプライス110の一端側及び上フランジ部82を厚み方向に貫通する円形状(真円状)の貫通孔とされている。これらのボルト孔には、ボルト112の軸部が貫通されている。このボルト112の軸部にナット114を締め込むことにより、一対の上フランジ用スプライス110の一端側及びブラケット80の上フランジ部82がボルト接合されている。
一対の上フランジ用スプライス110の他端側及び梁本体90の上フランジ部92には、図示しないボルト孔がそれぞれ形成されている。ボルト孔は、一対の上フランジ用スプライス110の他端側及び上フランジ部92を厚み方向に貫通する円形状(真円状)の貫通孔とされている。これらのボルト孔には、ボルト112の軸部が貫通されている。このボルト112の軸部にナット114を締め込むことにより、一対の上フランジ用スプライス110の他端側及び梁本体90の上フランジ部92がボルト接合されている。
ブラケット80及び梁本体90の下フランジ部84,94同士は、一対の下フランジ用スプライスプレート120を介してボルト接合されている。一対の下フランジ用スプライスプレート(以下、「下フランジ用スプライス」ともいう)120は、ブラケット80及び梁本体90の下フランジ部84,94に亘る鋼板等によって形成されている。また、一対の下フランジ用スプライス120は、平面視にて、ブラケット80及び梁本体90のウェブ部86,96の両側において、下フランジ部84,94の上面側及び下面側に配置されている。
一対の下フランジ用スプライス120の一端側及びブラケット80の下フランジ部84には、図示しないボルト孔がそれぞれ形成されている。ボルト孔は、一対の下フランジ用スプライス120の一端側及び下フランジ部84を厚み方向に貫通する円形状(真円状)の貫通孔とされている。これらのボルト孔には、ボルト122の軸部が貫通されている。このボルト122の軸部にナット124を締め込むことにより、一対の下フランジ用スプライス120の一端側及びブラケット80の下フランジ部84がボルト接合されている。
梁本体90の下フランジ部94には、図示しない第三ボルト孔が形成されている。第三ボルト孔は、下フランジ部94を厚み方向に貫通する円形状(真円状)の貫通孔とされている。
図6に示されるように、一対の下フランジ用スプライス120の他端側には、第四ボルト孔126がそれぞれ形成されている。第四ボルト孔126は、一対の下フランジ用スプライス120を厚み方向に貫通する貫通孔とされている。
第四ボルト孔126は、鉄骨大梁78の材軸方向に延びる長孔とされている。互いに通じる第三ボルト孔及び第四ボルト孔126の一端126E1側には、ボルト128の軸部が貫通されている。このボルト128の軸部にナット130(図5参照)を締め込むことにより、一対の下フランジ用スプライス120の他端側及び梁本体90の下フランジ部94がボルト接合されている。また、ボルト128の軸部は、第四ボルト孔126の一端126E1側から他端126E2側へ移動可能とされている。
(作用)
次に、第二実施形態の作用について説明する。
図5に示されるように、鉄骨大梁78は、無耐火被覆とされている。これにより、鉄骨大梁78の耐火被覆材の材料コストや施工コスト等を削減することができる。
また、本実施形態では、ウェブ用スプライス100の他端側に形成された複数の第二ボルト孔104が、鉄骨大梁78の材軸方向に延びる長孔(ルーズホール)とされている。また、火災時には、ウェブ用スプライス100の他端側及び梁本体90のウェブ部96を接合するボルト106の軸部が軸方向に熱膨張し、ウェブ用スプライス100の他端側及び梁本体90のウェブ部96の接合強度が低下する。
これにより、火災時に、梁本体90が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、ボルト106の軸部が第二ボルト孔104に沿って一端104E1側から他端104E2側へ移動する。したがって、ボルト106の軸部に作用する応力が低減される。
さらに、図6に示されるように、一対の下フランジ用スプライス120の他端側に形成された複数の第四ボルト孔126が、鉄骨大梁78の材軸方向に延びる長孔(ルーズホール)とされている。また、火災時には、下フランジ用スプライス120の他端側及び梁本体90の下フランジ部94を接合するボルト128の軸部が軸方向に熱膨張し、下フランジ用スプライス120の他端側及び梁本体90の下フランジ部94の接合強度が低下する。
これにより、火災時に、梁本体90が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、ボルト128の軸部が第四ボルト孔126に沿って一端126E1側から他端126E2側へ移動する。したがって、ボルト128の軸部に作用する応力が低減される。
さらに、図5に示されるように、複数の第二ボルト孔104の長手方向の長さLは、上方から下方へ向かうに従って徐々に長くなっている。これにより、第二ボルト孔104の加工の手間や、ウェブ用スプライス100の断面欠損を低減しつつ、火災時に、梁本体90が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、複数のボルト106の軸部に作用する応力を低減することができる。
なお、本実施形態では、ウェブ用スプライス100の他端側にのみ、複数の第二ボルト孔(長孔)104が形成されている。しかし、複数の第二ボルト孔(長孔)104は、ウェブ用スプライス100の一端側にのみ形成されても良いし、ウェブ用スプライス100の一端側及び他端側の両側に形成されても良い。
また、本実施形態では、一対の下フランジ用スプライス120の他端側にのみ、第四ボルト孔(長孔)126が形成されている。しかし、第四ボルト孔(長孔)126は、一対の下フランジ用スプライス120の一端側にのみ形成されても良いし、一対の下フランジ用スプライス120の一端側及び他端側の両側に形成されても良い。
(変形例)
次に、上記第一実施形態及び第二実施形態の変形例について説明する。なお、以下では、上記第一実施形態を例に各種の変形例について説明するが、これらの変形例は、上記第二実施形態にも適宜適用可能である。
上記第一実施形態では、複数の第二ボルト孔60の長手方向の長さLが、上方から下方へ向かうに従って徐々に長くなっている。しかし、複数の第二ボルト孔60の長手方向の長さLは、上方から下方へ向かうに従って段階的に長くしても良い。
具体的には、図7に示される変形例では、上から1つ目及び2つ目の第二ボルト孔60Aの長さLが同じとされている。また、上から3つ目及び4つ目の第二ボルト孔60Bの長さLは、同じとされ、かつ、上から1つ目及び2つ目の第二ボルト孔60Aの長さLよりも長くなっている。さらに、上から5つ目及び6つ目の第二ボルト孔60Cの長さLは、同じとされ、かつ、上から3つ目及び4つ目の第二ボルト孔60Bの長さLよりも長くなっている。
このように、複数の第二ボルト孔60A,60B,60Cの長さLは、上方から下方へ向かうに従って、段階的に長くしても良い。
また、上記第一実施形態では、複数の第二ボルト孔60が、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)に延びる長孔とされている。しかし、複数の第二ボルト孔60は、鉄骨小梁10の材軸方向に対して傾斜する傾斜方向に延びる長孔とされても良い。
例えば、図8に示される変形例では、上から1つ目及び2つ目の第二ボルト孔60は、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)に延びる長孔とされている。一方、上から3~6つ目の第二ボルト孔62は、鉄骨小梁10の材軸方向に対して傾斜する傾斜方向(矢印G方向)に延びる長孔とされている。
各第二ボルト孔62の傾斜方向(矢印G方向)は、鉄骨小梁10の材軸方向(矢印X方向)に対し、鉄骨小梁10の材軸方向の中央部側から端部側に向かって上方に傾斜されている。この鉄骨小梁10の材軸方向に対する傾斜方向の傾斜角度θは、例えば、火災時に、鉄骨小梁10が下側へ向けて凸状に湾曲する湾曲率に応じて適宜設定される。なお、傾斜角度θは、鉄骨小梁10の設計上のたわみ角に応じて適宜変更しても良い。例えば、事前に熱応力解析を行い、想定される鉄骨小梁10の変形状態のたわみ角が10度であれば、第二ボルト孔62の傾斜角度θも10度にすれば良い。
また、複数の第二ボルト孔62の傾斜方向の長さKは、上方から下方へ向かうに従って徐々に長くなっている。これらの第二ボルト孔62には、ボルト44の軸部が挿入可能とされている。また、各ボルト44の軸部は、各第二ボルト孔62に沿って、鉄骨小梁10の傾斜方向に移動可能とされている。
これにより、火災時に、鉄骨小梁10が下側へ向けて凸状に湾曲変形した場合に、ボルト44の軸部が第二ボルト孔60に沿って鉄骨小梁10の材軸方向へ移動するとともに、ボルト44の軸部が第二ボルト孔62に沿って傾斜方向へ移動する。したがって、各ボルト44の軸部に作用する応力が低減される。
また、火災時に、鉄骨小梁10が下側へ向けて凸状に湾曲する湾曲率に応じて第二ボルト孔62の傾斜角度θを設定することにより、ボルト44の軸部に作用する応力をさらに低減することができる。
なお、本変形例では、複数の第二ボルト孔60,62のうち、第二ボルト孔60を鉄骨小梁10の材軸方向に延びる長孔とし、他の第二ボルト孔62を傾斜方向に延びる長孔とした。しかし、複数の第二ボルト孔の全てを傾斜方向に延びる長孔としても良い。また、第二ボルト孔62は、若干湾曲させることも可能である。
また、上記第一実施形態では、火災前の状態(初期状態)において、第二ボルト孔60の一端60E1側にボルト44の軸部が貫通されている。しかし、ボルト44は、火災時に、第二ボルト孔60に沿って移動可能であれば良く、第二ボルト孔60に対するボルト44の配置は適宜変更可能である。したがって、例えば、第二ボルト孔60の長さLを長くし、火災前の状態において、第二ボルト孔60の長手方向の中間部にボルト44の軸部を貫通させても良い。
また、上記実施形態では、ガセットプレート40の突出部40Aに、複数(6つ)の第二ボルト孔60が形成されている。しかし、ガセットプレート40の突出部40Aには、少なくとも2つの第二ボルト孔60を形成することができる。
また、上記第一実施形態では、第一ボルト孔50が円形状(真円状)の孔とされ、第二ボルト孔60が長孔とされている。しかし、第一ボルト孔50及び第二ボルト孔60の少なくとも一方を長孔にすることができる。
また、上記実施形態では、鉄骨小梁10がH形鋼によって形成されている。しかし、鉄骨小梁10は、H形鋼に限らず、例えば、I形鋼やC形鋼等によって形成されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 鉄骨小梁(鉄骨梁部材)
16 ウェブ部
20 スラブ
30 鉄骨大梁
40 ガセットプレート(接合プレート)
44 ボルト
50 第一ボルト孔
60 第二ボルト孔
60A 第二ボルト孔
60B 第二ボルト孔
60C 第二ボルト孔
62 第二ボルト孔
90 梁本体(鉄骨梁部材)
96 ウェブ部
100 ウェブ用スプライスプレート(接合プレート)
104 第二ボルト孔
106 ボルト
矢印X 鉄骨梁部材の材軸方向

Claims (3)

  1. 上下方向に間隔を空けて配置される複数の第一ボルト孔をウェブ部に有し、上にスラブが設けられる鉄骨梁部材と、
    上下方向に間隔を空けて配置される複数の第二ボルト孔を有し、前記ウェブ部に重ねられる接合プレートと、
    互いに通じる前記第一ボルト孔及び前記第二ボルト孔に挿入される複数のボルトと、
    を備え、
    互いに通じる前記第一ボルト孔及び前記第二ボルト孔の少なくとも一方は、前記鉄骨梁部材の材軸方向又は前記材軸方向に対して前記鉄骨梁部材の中央側から端部側へ向かって上方へ傾斜する傾斜方向に延びる長孔とされ、
    複数の前記長孔のうち、下方の前記長孔は、上方の前記長孔よりも前記材軸方向又は前記傾斜方向の長さが長い、
    鉄骨梁部材のボルト接合構造。
  2. 上下方向に間隔を空けて配置され3つ以上の前記長孔を有し、
    複数の前記長孔は、下方へ向かうに従って、前記材軸方向又は前記傾斜方向の長さが徐々に又は段階的に長くなる、
    請求項1に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造。
  3. 前記鉄骨梁部材は、前記接合プレートを介して鉄骨大梁に接合される鉄骨小梁とされる、
    請求項1又は請求項2に記載の鉄骨梁部材のボルト接合構造。
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